JP3184807U - 自動車用内装部品 - Google Patents
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Abstract
【課題】従来にない斬新な外観のステッチラインが形成された装飾性に優れた自動車用内装部品を提供する。
【解決手段】芯材1の表面を、縫製された表皮材2により被覆した自動車用内装部品であって、表皮材2の縫製ライン5の側方に、色彩の異なる2本の表糸7、8を位相をずらせて同一線上に配置したステッチラインを形成したことを特徴とする。このようなステッチラインは、2本のミシン針は進行方向の同一線上に配置した縫製用ミシンにより形成することができる。
【選択図】図1
【解決手段】芯材1の表面を、縫製された表皮材2により被覆した自動車用内装部品であって、表皮材2の縫製ライン5の側方に、色彩の異なる2本の表糸7、8を位相をずらせて同一線上に配置したステッチラインを形成したことを特徴とする。このようなステッチラインは、2本のミシン針は進行方向の同一線上に配置した縫製用ミシンにより形成することができる。
【選択図】図1
Description
本考案は、装飾性に優れた自動車用内装部品に関するものである。
コンソールボックス、アームレスト、オーナメントなどの自動車用内装部品は、硬質樹脂製の芯材の表面を軟質の表皮材によって被覆したものである。一般的に表皮材は発泡ウレタン層を備えた樹脂シートを裁断したものであり、立体形状を得るために複数の裁断片がミシンによって縫製(特許文献1)されている。
従来、縫製ラインはできるだけ目立たないことが求められていたため、表皮材が黒色の場合には表糸を黒色としていた。しかし最近になって縫製ラインの側方にステッチラインを形成することにより、装飾性を高めた自動車用内装部品が増加している。
しかし、そのステッチラインは表皮材とは異なる色の糸をジグザグ縫いしたものが普通であり、さらに装飾性に優れた自動車用内装部品が求められていた。
従って本考案の目的は、従来にない斬新な外観のステッチラインが形成された装飾性に優れた自動車用内装部品を提供することである。
上記の課題を解決するためになされた本考案は、芯材の表面を、縫製された表皮材により被覆した自動車用内装部品であって、該表皮材の縫製ラインの側方に、色彩の異なる2本の表糸を位相をずらせて同一線上に配置したステッチラインを形成したことを特徴とするものである。なお請求項2のように、ステッチラインを縫製ラインの両側に形成することができる。
また請求項3のように、ステッチラインを色彩の異なる2本の表糸と、1本の裏糸とにより形成することができ、また請求項4のように、2本の表糸の位相を、半ピッチ分ずらせたステッチラインとすることができる。
本考案の自動車用内装部品は、表皮材の縫製ラインの側方に、色彩の異なる2本の表糸を位相をずらせて同一線上に配置したステッチラインを形成したものであるため、色彩の異なる2本の表糸が交互にステッチラインの表面に表われ、従来にない斬新で優れた装飾性を発揮することができる。また裏糸は1本でよいため、縫製用ミシンの内部構造は変更する必要はなく、上部の針を進行方向に2本配置するだけでよい。なお、2本の表糸の位相を半ピッチ分ずらせれば2本の表糸が交互に表面に表われるが、位相を変更すれば表面に表われる表糸の比率を変えることも可能である。
以下に本考案の好ましい実施形態を説明する。
図1は本考案の第1の実施形態を示す正面図であり、1は硬質樹脂製の芯材であり、その外側表面は表皮材2によって被覆されている。この実施形態では2枚の裁断片3,4が縫製ライン5によって縫い合わされて立体形状の表皮材2が形成されている。なお表皮材2は従来と同様、裏面に発泡ウレタン層を備えたものである。この第1の実施形態自動車用内装部品はオーナメントであり、自動車の運転席前のパネルの一部に取付けられる部材である。
図1は本考案の第1の実施形態を示す正面図であり、1は硬質樹脂製の芯材であり、その外側表面は表皮材2によって被覆されている。この実施形態では2枚の裁断片3,4が縫製ライン5によって縫い合わされて立体形状の表皮材2が形成されている。なお表皮材2は従来と同様、裏面に発泡ウレタン層を備えたものである。この第1の実施形態自動車用内装部品はオーナメントであり、自動車の運転席前のパネルの一部に取付けられる部材である。
6は縫製ライン5の側方に形成されたステッチラインである。拡大図に示すように、ステッチライン6は色彩の異なる2本の表糸7、8を位相をずらせて同一線上に配置したものである。その色彩は例えば、表皮材2が黒色の場合、表糸7、8は白色と赤色とすることができるが、その組み合わせはもちろん自由に変えることができる。
図2はステッチライン6を構成する2本の表糸7、8と裏糸9との関係を示す図であり、図3はステッチライン6の断面図である。これらの図に示されるように、表糸7と表糸8とは一定ピッチであるが位相をずらした関係にあり、これらの表糸7、8が形成するループ10、11に1本の裏糸9が潜っている。このため表皮材2の表明側には、色彩の異なる2本の表糸7と表糸8とが同一線上に交互に並んだ、従来にない斬新な外観のステッチライン6が形成される。
このようなステッチライン6は、図3に示すように針棒12の先端のブロック13に2本のミシン針14、15を取付けた縫製用ミシンによって形成することができる。なお2本のミシン針14、15は進行方向の同一線上に配置され、相互間の間隔によって位相のずれが決定される。
2本のミシン針14、15は同時に表皮材2の裏面に差し込まれて2つのループ10、11を形成し、1本の裏糸9がそれらのループ10、11を潜ることによって図3の通りのステッチライン6が形成される。裏糸9は従来と同様であるから、縫製用ミシンの上部構造のみを改造することによって、実施可能である。各ミシン針14、15にはそれぞれ異なる色彩の表糸7と表糸8を通しておくことはいうまでもない。
上記した第1の実施形態では、1本の縫製ライン5の側方に1本のステッチライン6を形成したが、図4に示す第2の実施形態のように、2本の縫製ライン5の両側に2本のステッチライン6を形成することもできる。なお、縫製ライン5とステッチライン6は同時に縫製される訳ではないから、縫製ライン5とステッチライン6は必ずしも平行でなくても差支えない。
本考案はオーナメントのほか、コンソールボックス、アームレストなどの種々の自動車用内装部品にも適用することができる。
1 芯材
2 表皮材
3 裁断片
4 裁断片
5 縫製ライン
6 ステッチライン
7 表糸
8 表糸
9 裏糸
10 ループ
11 ループ
12 針棒
13 ブロック
14 ミシン針
15 ミシン針
2 表皮材
3 裁断片
4 裁断片
5 縫製ライン
6 ステッチライン
7 表糸
8 表糸
9 裏糸
10 ループ
11 ループ
12 針棒
13 ブロック
14 ミシン針
15 ミシン針
Claims (4)
- 芯材の表面を、縫製された表皮材により被覆した自動車用内装部品であって、該表皮材の縫製ラインの側方に、色彩の異なる2本の表糸を位相をずらせて同一線上に配置したステッチラインを形成したことを特徴とする自動車用内装部品。
- ステッチラインを縫製ラインの両側に形成したことを特徴とする請求項1に記載の自動車用内装部品。
- ステッチラインが、色彩の異なる2本の表糸と、1本の裏糸とにより形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の自動車用内装部品。
- 2本の表糸の位相を、半ピッチ分ずらせたことを特徴とする請求項1又は2に記載の自動車用内装部品。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013002490U JP3184807U (ja) | 2013-05-07 | 2013-05-07 | 自動車用内装部品 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013002490U JP3184807U (ja) | 2013-05-07 | 2013-05-07 | 自動車用内装部品 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3184807U true JP3184807U (ja) | 2013-07-18 |
Family
ID=50428640
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2013002490U Expired - Lifetime JP3184807U (ja) | 2013-05-07 | 2013-05-07 | 自動車用内装部品 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3184807U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN109641559A (zh) * | 2016-09-05 | 2019-04-16 | 河西工业株式会社 | 汽车用内饰部件 |
-
2013
- 2013-05-07 JP JP2013002490U patent/JP3184807U/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN109641559A (zh) * | 2016-09-05 | 2019-04-16 | 河西工业株式会社 | 汽车用内饰部件 |
US10800349B2 (en) | 2016-09-05 | 2020-10-13 | Kasai Kogyo Co., Ltd. | Automobile interior trim |
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