JP3217916U - 装飾布帛 - Google Patents
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Abstract
【課題】二重編織地技術とインクジェット捺染技術により布帛表面に意匠性の優れた凹凸模様と見る角度により柄や字体が変化する外観を形成させた意匠性に優れた装飾布帛を提供する。
【解決手段】表地3と裏地2が重なり合った編織地であって、表地3は裏地2面の一部が視認可能な複数の空隙5を有し、裏地2面の少なくとも表地3の空隙5から視認可能な面には任意に着色された柄もしくは文字列が配置されている。
【選択図】図1
【解決手段】表地3と裏地2が重なり合った編織地であって、表地3は裏地2面の一部が視認可能な複数の空隙5を有し、裏地2面の少なくとも表地3の空隙5から視認可能な面には任意に着色された柄もしくは文字列が配置されている。
【選択図】図1
Description
本考案は、装飾布帛の改良、さらに詳しくは表面模様と見る角度により変化する外観を有した意匠性に優れた装飾布帛に関するものである。
近年、消費者のニーズが多様化傾向にある状況において、これまでにない機能性や意匠性を有した衣服や身装品用の布帛の開発および供給が急がれている。
その様な状況下において、特開2017−014676号では、ダルラッセル地の表面に凸状部形成し、その凸部側面の片側面と反対側面に異なる色を配置した編地が提案され、観察者が編地を見る際の位置に応じて視認される色が変化するという色彩効果を発揮させる技術が提案されている。
しかしながら、同技術は凸状の側面を形成する編糸の色を違えることによる色彩変化を発揮するものであるから、複雑な柄や字体などによる意匠効果と組み合わせることが難しく、より高度な付加価値を持たせるには限界があった。
本考案は、従来の装飾布帛の意匠性付与に上記のような限界があったことに鑑みて為されたものであり、その目的とするところは、二重編織地技術とインクジェット捺染技術により布帛表面に意匠性の優れた凹凸模様と見る角度により柄や字体が変化する外観を形成させた意匠性に優れた装飾布帛を提供することにある。
本考案者が上記技術的課題を解決するために採用した手段を、添付図面を参照して説明すれば、次のとおりである。
即ち、本考案は、表地と裏地が重なり合った編織地であって、表地は裏地面の一部が視認可能な複数の空隙を有し、前記裏地面の少なくとも表地の空隙から視認可能な面には任意に着色された柄もしくは文字列が配置されている装飾布帛を完成させた。
また、本考案は、前記裏地面に着色された文字列もしくは柄が装飾布帛の表側からインクジェット捺染により着色する技術的手段を採用することができる。
更にまた、前記表地と裏地の少なくとも一部が連結組織で接合されているという技術的手段を採用することができる。
更にまた、 前記表地の空隙が線状であるという技術的手段を採用することができる。
更にまた、前記表地の空隙が略多角形であるという技術的手段を採用することができる。
更にまた、前記裏地がメッシュ組織であるという技術的手段を採用することができる。
更にまた、前記装飾布帛の少なくとも一部に弾性糸を含むという技術的手段を採用することができる。
更にまた、前記表地が黒色または濃色であるという技術的手段を採用することができる。
更にまた、裏地面に配置された柄もしくは文字列の色と前記表地が同色、または同系色であるという技術的手段を採用することができる。
更にまた、本考案の装飾布帛はダブルラッセル機により表地と裏地が連結糸により一体化された経編地であるという技術的手段を採用することができる。
本考案にあっては、表地と裏地が重なり合った編織地であって、表地は裏地面の一部が視認可能な複数の空隙を有し、前記裏地面の少なくとも表地の空隙から視認可能な面には任意に着色された柄もしくは文字列が配置されていることにより、編織地表面において、見る角度により任意に着色された柄もしくは文字列がホログラム風の動きと、見え隠れするという意匠性に優れた装飾布帛である。
また、裏地面に着色された文字列もしくは柄が装飾布帛の表側からインクジェット捺染により着色されたものであるから、特に熟練を要せずに、複雑な文字列や絵柄を精密に配置させた装飾布帛を得ることが出来る。
また、装飾布帛の少なくとも一部に弾性糸を含むことにより伸縮性が得られ、その伸縮により、文字列や柄が変化するという意匠効果も得られる。
また、装飾布帛生地をダルラッセル機により表地と裏地が連結糸により一体化された経編地とすることで高い生産性で得られ、低コストで市場に供給することが出来る。
本考案を実施するための形態を、具体的に図示した図面に基づいて、更に詳細に説明すると、次のとおりである。
本考案の実施形態を図1から図4に基づいて説明する。図1はダブルラッセル経編機による本考案の装飾布帛1の編構造を示す斜視図で、符号2は裏地であって、その上面に略6角形をしたメッシュ状の表地3が重なり、表地3と裏地2は連結糸4で一体化されている。
また、符号5は表地3のメッシュの空隙部で、上面から見ると表地3の空隙部5から裏地2面が見え、符号6で示した塗り潰しは空隙部5から見える裏地2面に、任意に着色された柄もしくは文字列が配置されている箇所を示したものである。
図1では、ダブルラッセル経編地での実施態様を示したが、経編地に限定されることなく、織物であっても構わず、また、表地と裏地が連結糸で一体化された二重編織物構造に限定されず、表地と裏地が接着により一体化された布帛も含まれる。
なお、表地と裏地が連結糸で一体化された二重編織物構造の場合には十分な厚みがあって、本考案の目的である見る角度により裏地面に配置された字体や柄が見合隠れする意匠効果が発揮され易いが、接着により一体化の場合は連結糸4の長さ分の厚みが得られず、薄くなりがちであるため、表地の厚みを1mmとすることが好ましい。
また、図1では、表地3を6角形のメッシュ地の実施態様を示したが、その他の多角形であっても良く、線状、あるいは格子状であっても構わない。なかでもダブルラッセル経編地であると、種々のメッシュ地が容易に得られる点から好ましい布帛である。
表地3と裏地2が接着のケースでは、裏地2の全面に文字列や柄を着色しておいて、その上からメッシュ状の表地3を接着させれば、メッシュの糸部分だけが隠された状態で、表地3の空隙部5から裏地2の色柄を目視することが出来る。
一方、連結糸4で一体化された布帛においては、インクジェット捺染技術を用いれば、表地3の空隙部が占める裏地2面にだけを選択的に文字列や絵柄を繊細に捺染することが出来る。
また、表地3はメッシュ状であることが好ましいが、裏地2もメッシュ地を用いることが出来、そうした構造であっても見る方向によって裏地2の着色が見え隠れする意匠効果が得られる。
本考案の装飾布帛1の少なくとも一部に弾性糸を含ませることが出来、そうすることによって装飾布帛1に伸縮性が付与され、伸縮に伴う文字列や柄の変化が見られ、一層の意匠性が増大する効果がある。
表地3の色は、裏地2の着色の反対色とすることで裏地2に描かれた文字列や柄が浮かび上がり易い点から好ましく、なかでも図2、図3に示すように表地3の色を黒、または濃色とすることで、裏地2に描かれた文字列や柄が鮮明に浮かび上がり易いので好ましい態様である。
また、図4に示すように裏地面に配置された柄もしくは文字列の色と前記表地が同色、または同系色とすることもでき、そうすることで図2に示す態様とは異なった見え方を呈した意匠効果を発揮させることが出来る。なお、文字列の背景色は柄もしくは文字列の色に対して反対色である柄や文字列が鮮明に浮かび上がることからが好ましいが、僅かな色違いであっても構わない。
24ゲージのダブルラッセル経編機を用い、表地の編糸と連結糸に黒色先染めのポリエステル167dtexの加工糸を用い、裏地の編糸に白色先染めのポリエステル167dtexの加工糸を用いて、図5に示すダブルラッセル組織により表地3面に、編立て方向に複数の凸状が並行する編地を得た。
次いで、得られた編地の表側から見える裏地2面にのみ(凸部と凸部の間の凹部)にインクジェット捺染により文字列を捺染し、本考案の装飾布帛1を得た。
得られた本考案の装飾布帛1の正面から見て、装飾布帛1を凸状線に対して垂直方向に軽く往復移動させると、目視できる文字列がホログラム風に揺れ動くような変化が観察され、また視線を一方向にずらしていくことで文字列が徐々に変化して、最終的には消えて真っ黒な状態に変化するという意匠効果が確認できた。
1:本考案の装飾布帛
2:裏地
3:表地
4:連結糸
5:上地の空隙部
6:裏地面の捺染部
2:裏地
3:表地
4:連結糸
5:上地の空隙部
6:裏地面の捺染部
Claims (10)
- 表地と裏地が重なり合った編織地であって、表地は裏地面の一部が視認可能な複数の空隙を有し、前記裏地面の少なくとも表地の空隙から視認可能な面には任意に着色された柄もしくは文字列が配置されていることを特徴とする装飾布帛。
- 前記裏地面に着色された文字列もしくは柄が装飾布帛の表側からインクジェット捺染により着色されたことを特徴とする請求項1記載の装飾布帛。
- 前記表地と裏地の少なくとも一部が連結組織で接合されていることを特徴とする請求項1または2記載の装飾布帛。
- 前記表地の空隙が線状であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項記載の装飾布帛。
- 前記表地の空隙が略多角形であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項記載の装飾布帛。
- 前記裏地がメッシュ組織であることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項記載の装飾布帛。
- 前記装飾布帛の少なくとも一部に弾性糸を含むことを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項記載の装飾布帛。
- 前記表地が黒色または濃色であることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項記載の装飾布帛。
- 前記裏地面に配置された柄もしくは文字列の色と前記表地が同色、または同系色であることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項記載の装飾布帛。
- 請求項1〜9項記載の装飾布帛はダブルラッセル機により表地と裏地が連結糸により一体化された経編地であることを特徴とする装飾布帛。
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CN109667052A (zh) * | 2019-02-13 | 2019-04-23 | 信泰(福建)科技有限公司 | 一种形变变色织物及其制作工艺 |
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