JP3184789U - 押圧加工機構 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】第一基盤8に構成された受基板3と、受基板3に対向する位置の第二基盤に構成され凹凸パターン部2aを有する押圧版2と、受基板3の少なくとも一方向側の第一基盤8に構成され、加えられた力に応じて変形すると共に力を取り去れば元の形に戻る性質を有する供給物固定用弾性部材6と、供給物固定用弾性部材6に対向する位置の第二基盤に構成された供給物固定用押圧部7と、押圧版2と受基板3の間に位置して供給される被加工物4とを備え、第一基盤8と第二基盤9のうちの少なくとも一つの押圧駆動により、凹凸パターン部2aに対応する転写パターンが被加工物に転写形成される押圧加工機構。
【選択図】図1
Description
箔押押圧版の凹凸パターン部の表面には、所定の文字・数字・模様・紋様・図柄・絵柄・画像・これらに類似する形状等の凹凸パターンが、凹凸により形成されている。その箔押押圧版を転写箔材料を介して被加工製品に押圧することにより、転写箔材料により形成された、凹凸パターンに合致する箔押転写凹凸パターンが、被加工製品の表面に転写形成される。被加工製品としては、紙、紙類、各種プラスチック材料、皮革、木材、布、金属などのほとんどあらゆる材料が使用可能であり、包装容器、包装紙、装飾用品、本、ラベル、プラスチック製品、皮革製品、布製品、金属製品、エンブレム等の各種製品に応用されている。
このような箔押転写加工機構は、略平面表面を有する箔押押圧版と、略平面表面を有する受基板とより構成され、箔押押圧版と受基板のうちの少なくとも一方が駆動することにより、箔押押圧版と受基板とが互いに押圧される機構である。一般に、箔押押圧版は鋼鉄、真鍮、銅、マグネシウム、樹脂等により作製され、受基板は金属より作製されている。箔押押圧版の表面は平面形状を有し、その平面形状の表面に、前述の凹凸パターンが凹凸形状で刻設されている。また、受基板は、平面形状の表面を有し、一般に、鋼鉄、真鍮、銅、マグネシウム、樹脂等により作製されている。
また、特開2002−99196号公報には、箔押押圧版としてのホットスタンプ版と、受基板としての受け部との間に、転写箔材料としてのホログラム転写箔と、被加工製品としての被加工材料を構成した箔押転写加工方法が開示されている。
押圧版の凹凸パターン部の表面には、所定の文字・数字・模様・紋様・図柄・絵柄・画像・これらに類似する形状等の凹凸パターンが、凹凸により形成されている。その押圧版を被加工製品に押圧することにより、凹凸パターンに合致する転写凹凸パターンが、被加工製品の表面に形成される。被加工製品としては、紙、紙類、各種プラスチック材料、皮革、木材、布、金属などのほとんどあらゆる材料が使用可能である。
このような押圧転写加工機構としては、実用新案登録第3130674号公報が開示されている。
切断切抜押圧版の凹凸パターン部の表面には、所定の文字・数字・模様・紋様・図柄・絵柄・画像・これらに類似する形状等の凹凸パターンが、鋭角の刃形状先端を形成した凹凸により形成されている。その切断切抜押圧版を被加工製品に押圧することにより、凹凸パターンに合致する凹凸パターンで、被加工製品が切断または切抜きされる。被加工製品としては、紙、紙類、各種プラスチック材料、皮革、木材、布、金属などの切断または切抜き可能な厚さを有する材料が使用可能である。
前記供給物固定用弾性部材の表面が前記受基板の上に載置された前記被加工製品の表面の位置よりも高さ方向に高くなるように設置固定され、前記(1)において、前記第一基盤が押圧駆動されていく時、前記転写箔材料が前記供給物固定用弾性部材と前記供給物固定用押圧部との間に挟まれた状態で保持されるとともに、前記供給物固定用弾性部材が押圧力に対応して変形して圧縮していき、その圧縮状態で、前記転写箔材料が前記供給物固定用弾性部材と前記供給物固定用押圧部とにより位置と形状を保って保持された位置形状保持固定状態となり、前記(II)において、続いて更に、前記第一基盤が押圧駆動されていく時、前記供給物固定用弾性部材が押圧力に対応して更に変形して圧縮していき、保持固定状態にある前記転写箔材料が前記被加工製品の表面に接触され、続いて更に、前記第一基盤が押圧駆動されて、前記供給物固定用弾性部材が押圧力に対応して更に変形して圧縮していき、前記被加工製品に接触しているとともに位置形状保持固定状態にある前記転写箔材料を介して、前記箔押押圧版の前記箔押用凹凸パターン部と前記被加工製品表面とが隙間なく合致して互いに押圧され、これにより、前記転写箔材料により形成されるとともに前記箔押用凹凸パターン部に一致対応した箔押転写凹凸パターンが前記被加工製品の表面に転写形成され、前記(III)において、その後、前記第一基盤の押圧力が解除されて駆動された時、前記供給物固定用弾性部材は、変形して縮んだ圧縮状態から元の形状の圧縮解除復元状態に戻るとともに、前記供給物固定用弾性部材と前記供給物固定用押圧部による前記転写箔材料の保持固定状態が解除され、このようにシステム化構成されてなることを特徴とする。
図1(A)は本考案の押圧加工機構の転写押圧加工機構の一例を説明するための模式的概略構成図、(B)は(A)に示される第二基盤とその第二基盤に設置固定されたエンボス押圧版と供給物固定用押圧部との模式的概略平面図、(C)は(A)に示される第一基盤とその第一基盤に設置固定された受基板と供給物固定用弾性部材の模式的概略平面図である。
図1において、押圧加工機構1としての転写押圧加工機構11は、互いに対向する位置に設置された第一基盤8と第二基盤9と、第一基盤8に設置固定された受基板3と、受基板3の少なくとも両側方向の第一基盤8に設置固定された供給物固定用弾性部材6と、受基板3に対向する位置であって第二基盤9に設置固定された押圧版2としてのエンボス押圧版21と、供給物固定用弾性部材6に対向する位置であって第二基盤9の側に形成された供給物固定用押圧部7と、エンボス押圧版21と受基板3との間に位置して供給される被加工物4としての薄厚状被加工製品4aと、を備える。エンボス押圧版21は転写用凹凸パターン部21aを有し、薄厚状被加工製品4aは屈曲柔軟性を有する程度の形状を有する。
図2(A)は本考案の押圧加工機構の切断切抜押圧加工機構の一例を説明するための模式的概略構成図、(B)は(A)に示される第二基盤とその第二基盤に設置固定された切断切抜押圧版と供給物固定用押圧部との模式的概略平面図、(C)は(A)に示される第一基盤とその第一基盤に設置固定された受基板と供給物固定用弾性部材の模式的概略平面図である。
図2において、押圧加工機構1としての切断切抜押圧加工機構12は、互いに対向する位置に設置された第一基盤8と第二基盤9と、第一基盤8に設置固定された受基板3と、受基板3の少なくとも両側方向の第一基盤8に設置固定された供給物固定用弾性部材6と、受基板3に対向する位置であって第二基盤9に設置固定された押圧版2としての切断切抜押圧版22と、供給物固定用弾性部材6に対向する位置であって第二基盤9の側に形成された供給物固定用押圧部7と、切断切抜押圧版22と受基板3との間に位置して供給される被加工物4としての薄厚状被加工製品4aと、を備える。
切断切抜押圧版22は金属材料により構成され、その表面に切断切抜用凹凸パターン部22aを有する。切断切抜用凹凸パターン部22aは、所望のパターンであって先端に切断切抜刃を有する刃型を凸形状で形成されている。
薄厚状被加工製品4aは屈曲柔軟性を有するとともに前記刃型によって切断切抜加工可能な程度の形状を有する。図2(A)においては、被加工物4としての薄厚状被加工製品4aは受基板3と供給物固定用弾性部材6の双方の表面側に位置するとともに、切断切抜押圧版22と供給物固定用押圧部7の双方の表面側に位置する状態で、切断切抜押圧版22と受基板3との間に位置して供給される。
切断切抜押圧版22は表面に切断切抜用凹凸パターン部22aを有する。第一基盤8と第二基盤9のうちの少なくともひとつが押圧駆動されることにより、切断切抜押圧版22の切断切抜用凹凸パターン部22aに対応する転写切断切抜凹凸パターンに切断切抜かれた薄厚状被加工製品4aが加工形成される。供給物固定用弾性部材6は加えられた力に応じて変形するとともに力を取り去れば元の形に戻る性質を有する。
また、押圧版22としては、図1で説明した転写用凹凸パターン部21aと図2の切断切抜用凹凸パターン部22aとの双方を形成し、転写用凹凸パターンが転写形成されるとともに所望の形状の切断切抜パターンに切断切抜くための押圧版22も実施可能である。
図3は本考案の押圧加工機構の転写押圧加工機構及び切断切抜押圧加工機構の押圧加工工程の一例を説明するための模式的概略構成図である。図3は転写用凹凸パターン部21aを有するエンボス押圧版21を備えた転写押圧加工機構11である押圧加工機構1、及び、切断切抜用凹凸パターン部22aを有する切断切抜押圧版22を備えた切断切抜押圧加工機構12である押圧加工機構1のそれぞれの押圧加工機構1に適用できる。
薄厚状被加工製品4aは、供給物固定用弾性部材6と受基板3の双方の表面側に位置するとともに、押圧版2(エンボス押圧版21又は切断切抜押圧版22)と供給物固定用押圧部7の双方の表面側に位置する状態で、押圧版2(エンボス押圧版21又は切断切抜押圧版22)と受基板3との間に位置して供給される。エンボス押圧版箔押押圧版21はその表面に転写用凹凸パターン部21aを有する。切断切抜押圧版22はその表面切断切抜用凹凸パターン部22aを有する。供給物固定用弾性部材6は加えられた力に応じて変形するとともに力を取り去れば元の形に戻る性質を有する。
供給物固定用押圧部7の表面が押圧版2(エンボス押圧版21又は切断切抜押圧版22)の表面の位置よりも高さ方向に高くなるように供給物固定用押圧部7が第二基盤9に設置固定され、供給物固定用弾性部材6の表面が受基板3の表面の位置よりも高さ方向に高くなるように供給物固定用弾性部材6が第一基盤8に設置固定されている。
この場合、押圧加工機構1が転写用凹凸パターン部21aを有するエンボス押圧版21を備えた転写押圧加工機構11である場合には、転写用凹凸パターン部21aに対応した転写凹凸パターンが薄厚状被加工製品4aの表面に転写形成される。また、押圧加工機構1が切断切抜用凹凸パターン部22aを有する切断切抜押圧版22を備えた切断切抜押圧加工機構12である場合には、薄厚状被加工製品4aに切断切抜用凹凸パターン部22aに対応した転写切断切抜パターンが薄厚状被加工製品4aに切断切抜きされて加工形成される。
図3に示されていないが、その後、押圧力を解除するように第一基盤8を下方向に駆動し、これにより、供給物固定用弾性部材6を、変形して縮んだ圧縮状態から元の形状の圧縮解除復元状態に戻すとともに、供給物固定用弾性部材6と供給物固定用押圧部7による転写箔材料5の保持固定状態を解除する。
図4(A)は本考案の押圧加工機構の箔押加工機構の一例を説明するための模式的概略構成図、(B)は(A)に示される第二基盤とその第二基盤に設置固定された箔押押圧版と供給物固定用押圧部との模式的概略平面図、(C)は(A)に示される第一基盤とその第一基盤に設置固定された受基板と供給物固定用弾性部材の模式的概略平面図である。
[図5]は、本考案の押圧加工機構1の箔押加工機構13の押圧加工工程の一例を説明するための模式的概略構成図である。
図5(A)において、箔押加工機構13は、互いに対向する位置に設置された第一基盤8と第二基盤9と、第一基盤8に設置固定された箔押受基板33と、箔押受基板33の少なくとも両側方向の第一基盤8に設置固定された供給物固定用弾性部材6と、箔押受基板33に対向する位置であって第二基盤9に設置固定された箔押押圧版23と、供給物固定用弾性部材6に対向する位置であって第二基盤9の側に形成された供給物固定用押圧部7と、箔押押圧版23と箔押受基板33との間に位置して供給される転写箔材料4b5と、転写箔材料4bと箔押受基板33との間に位置して供給される被加工製品4aと、を備える。転写箔材料4bは供給物固定用弾性部材6と被加工製品4aの双方の表面側に位置するとともに、箔押押圧版23と供給物固定用押圧部7の双方の表面側に位置する状態で、箔押押圧版23と被加工製品4aとの間に位置して供給される。箔押押圧版23は表面に箔押用凹凸パターン部23aを有する。供給物固定用弾性部材6は加えられた力に応じて変形するとともに力を取り去れば元の形に戻る性質を有する。
供給物固定用押圧部7の表面が箔押押圧版23の表面の位置よりも高さ方向に高くなるように設置固定され、供給物固定用弾性部材6の表面が箔押受基板33の上に載置された被加工製品4aの表面の位置よりも高さ方向に高くなるように設置固定されている。
図5(C)において、続いて更に、第一基盤8を上方向に押圧駆動して、供給物固定用弾性部材6を押圧力に対応して更に変形して圧縮していき、張力保持固定状態にある転写箔材料4bを被加工製品4の表面に接触した状態に形成する。
図5(D)において、続いて更に、第一基盤8を押圧駆動して、供給物固定用弾性部材6を押圧力に対応して更に変形して圧縮していき、被加工製品4に接触しているとともに張力保持固定状態にある転写箔材料4bを介して、箔押押圧版23と被加工製品4aとを互いに押圧し、これにより、転写箔材料4bにより形成されるとともに箔押用凹凸パターン部23aに一致対応した箔押転写凹凸パターンを被加工製品4aの表面に転写形成する。
図示しないが、その後、押圧力を解除するように第一基盤8を下方向に駆動し、これにより、供給物固定用弾性部材6を、変形して縮んだ圧縮状態から元の形状の圧縮解除復元状態に戻すとともに、供給物固定用弾性部材6と供給物固定用押圧部7による転写箔材料4bの保持固定状態を解除する。
図6(A)は本考案の押圧加工機構の箔押加工機構の他の一例を説明するための模式的概略構成図、(B)は(A)に示される第二基盤とその第二基盤に設置固定された箔押押圧版と供給物固定用押圧部との模式的概略平面図、(C)は(A)に示される第一基盤とその第一基盤に設置固定された受基板と供給物固定用弾性部材の模式的概略平面図である。
図6(A)において、被加工物4は転写箔材料4bと屈曲柔軟性を有する程度の薄厚状被加工製品4aを有し、転写箔材料4bは箔押押圧版23と箔押受基板33との間に位置して供給され、被加工製品4aは転写箔材料4bと箔押受基板33との間に位置して供給され、押圧版2は表面に箔押用凹凸パターン部23aを有する箔押押圧版23であり、(1)第一基盤8と第二基盤9のうちの少なくともひとつが押圧駆動されていく時、転写箔材料4bと薄厚状被加工製品4aが供給物固定用弾性部材6と供給物固定用押圧部7との間に挟まれた状態で保持されるとともに、供給物固定用弾性部材6が押圧力に対応して変形して圧縮していき、その圧縮状態で、転写箔材料4bと薄厚状被加工製品4aが供給物固定用弾性部材6と供給物固定用押圧部7とにより位置と形状を保って保持されるとともに張力を保って保持されて固定された張力位置形状保持固定状態となり、(II)続いて更に、8第一基盤と第二基盤9のうちの少なくともひとつが押圧駆動されていく時、供給物固定用弾性部材6が押圧力に対応して更に変形して圧縮していき、張力位置形状保持固定状態にある転写箔材料4bと薄厚状被加工製品4aを介して箔押押圧版23と箔押受基板33とが互いに押圧され、これにより、転写箔材料4bにより形成されるとともに箔押用凹凸パターン部23aに一致対応した箔押転写凹凸パターンが前記薄厚状被加工製品4aの表面に転写形成され、(III)その後、第一基盤8と第二基盤9のうちの少なくともひとつの押圧力が解除されて駆動された時、供給物固定用弾性部材6は、変形して縮んだ圧縮状態から元の形状の圧縮解除復元状態に戻るとともに、供給物固定用弾性部材6と供給物固定用押圧部7による転写箔材料4bの保持固定状態が解除され、このようにシステム化構成されてなる。
上記図1〜図6の説明において、押圧版2に使用される材質は、凹凸形状の凹凸パターン2aを形成加工が可能であるとともに、押圧時に凹凸パターン2aが変形しない程度の硬さを有する材質材料が使用され、その使用される目的に応じて、例えば、ラバー、ゴム、等のラバー・ゴム材料、鉄、銅、アルミニウム、マグネシウム、亜鉛、合金、その他の公知の金属、合金、または、熱硬化性樹脂、熱可塑性樹脂、添加物含有樹脂、その他の公知の樹脂、などが使用される。また、押圧版2を第二基盤9に固定する構成としては特に限定されることなく、例えば、図示していないが、接着手段による固定、または、凹凸パターンに影響を及ぼさない領域におけるボルト等の固定部材の使用による固定が実施される。または、別体の取付板を使用して第二基盤9に固定するとともに、その取付板に箔押押圧版2を固定する構成も使用できる。
また、第二基盤9に押圧版2を加熱するための加熱手段が設置された構成も実施可能である。
第一基盤8または第二基盤9に熱制御機構を設置して押圧版2または受基板3を加熱・冷却するシステム・方法も実施可能である。
このような押圧版2の表面の所定の領域に凹凸パターン部2aが形成され、その凹凸パターン部2aの表面に、文字・記号・模様・文様・図柄・絵柄等の所望の凹凸パターンが凹凸形状で形成されている。これらの文字・記号・模様・文様・図柄・絵柄等は凹による凹パターンまたは凸による凸パターンまたはこれらの凹凸の組み合わせによる凹凸パターンにより形成されている。
箔押加工機構13において供給される転写箔材料4bとしては公知の転写箔材料が使用され、一般の転写箔材料の材質としては、例えば、キャリアフィルム層・離型層・保護層・着色層・金属層・接着層とから構成された積層フィルム製転写箔材料が使用され、箔押転写時には、保護層・着色層・金属層・接着層が被加工製品4aの表面に転写接着されて、所望の箔押転写凹凸パターンが転写印刷形成されるとともに、キャリアフィルム層は転写されることなく残存する。一般には、このような積層フィルム製転写箔材料が使用され、この場合、前述の(II)工程において、積層フィルム製転写箔材料の保護層・着色層・金属層・接着層が被加工製品4aの表面に転写接着され、(III)工程において、キャリアフィルム層は転写されることなく残存し、従って、キャリアフィルム層と転写されなかった保護層・着色層・金属層・接着層との転写箔材料の保持固定状態が解除されることになる。
また、これに限定されることなく、例えば、金属蒸着フィルム、着色フィルム、金属箔積層フィルム、酸化金属薄膜付フィルム、金属箔、着色紙、これらの積層材料、等も使用可能である。
供給される転写箔材料4bの形状としては、例えば、図4、図6に示されるような、帯状転写箔材料4bとして供給される。この場合、転写箔材料4bは第一基盤8又は/及び第二基盤9の駆動に同期して断続的又は連続的に供給される。また、帯状転写箔材料4bに限定されることなく、任意形状の転写箔材料5も所定位置に供給されて実施可能である。
押圧版2と受基板3とのうちの少なくともひとつを互いに押圧駆動するために、第一基盤8と第二基盤9のうちの少なくともひとつを押圧駆動する機構としては、第一基盤8を静止した状態で第二基盤9を押圧駆動する機構、第二基盤9を静止した状態で第一基盤8を押圧駆動する機構、または、第一基盤8と第二基盤9の双方を押圧駆動する機構が実施可能である。
特に、被加工製品4aが立体形状を有する場合には、駆動可能な第一基盤8に固定された受基板3の上に被加工製品4aが載置され、受基板3が押圧版2に向けて押圧駆動していく機構が望ましい。この場合にも、押圧版2は加熱制御された第二基盤9に固定された構成が実施できる。
図7は本考案の押圧加工機構に構成される供給物固定用弾性部材6の構成の一例を示す模式的概略構成図である。
図7(A)において、供給物固定用弾性部材6は、成形体部6bと、成形体部6bの一端に固定された摩擦体部6cと、成形体部6bの他端に固定されたバネ部6aと、バネ部6aの下に固定されたバネ基台部6dを備える。成形体部6bの形状は略直方体であり、成形体部6bの底面に複数個のバネ部6aが構成され、成形体部6bの上面に摩擦体部6cが接着固定され、複数個のバネ部6aの下端はバネ基台部6dに固定されている。このバネ基台部6dが第一基盤8に設置固定される。
なお、1個の成形体部6bに2個のバネ部6aが設置された構成に限定されることなく、3個、4個、5個以上の所望の個数のバネ部6aを設置した構成も実施可能である。また、バネ基台部6dが構成されることなく、それぞれのバネ部6aが直接に第一基盤8に設置固定される構成も実施可能である。
供給物固定用弾性部材6に押圧力がかかった時に、摩擦体部6cが被加工物4を圧迫状態の摩擦力で保持するとともにバネ部6aが変形して圧縮状態となり、そして、押圧力が解除された時にバネ部6aが元の形状に戻る機能を有する。
また、摩擦体部6cが構成されることなく、成形体部6bの表面が被加工物4に摩擦接触する構成も実施可能である。
バネ部6aとしては、例えば、コイルばね、板ばね、スプリングばね、空気ばね、流体ばね、油圧ばね、ガスばね、その他のばね等の、押圧力がかかった時に変形して圧縮状態となり、押圧力が解除された時に元の形状に戻る機能を有する部材が使用できる。構成されるバネ部6aは2個に限定されることなく、1個、3個、4個以上等の所望する個数のバネ部6aを構成することができる。
摩擦体部6cとしては、例えば、ゴム材料、繊維集合体材料、微粉末含有プラスチック材料、その他の摩擦係数の大きい材料、または、摩擦体部6cの表面形状が、平面形状、万線形状または微細凹凸形状を有する形状も実施可能であり、これにより、押圧力がかかった時に、被加工物4を滑ることなく効果的に保持することができる。または、すべり度合いを所望に制御し、所望の張力保持状態に形成することができる。微細凹凸形状とは数ミクロンから約5mm程度までの間隔を有する点状または線状の凹凸形状を意味する。
摩擦体部6cとしては、特に別体として設置構成することなく、成形体部6bの表面を微細凹凸に形成した形状などの摩擦力を高めるような形状に加工形成した構成を有する摩擦体部6cも実施可能である。
バネ基台部6dとしては、金属、プラスチック、セラミック、その他の材料により所定の形状に形成されたものも使用できる。
なお、バネ基台部6dが構成されることなく、バネ部6aが直接に第一基盤8に設置固定される構成も実施可能である。供給物固定用弾性部材6に押圧力がかかった時に、摩擦体部6cが被加工物4を圧迫状態の摩擦力で保持するとともにバネ部6aが変形して圧縮状態となり、そして、押圧力が解除された時にバネ部6aが元の形状に戻る機能を有する。
バネ部6a、成形体部6b、バネ基台部6dとしては、図7(A)で説明したものと同じものが実施できる。これにより、押圧力がかかった時に、被加工物4の張力保持固定状態を所望状態に制御して効率的に保持して、張力保持状態に形成することができる効果が得られる。
また、図7(E)に示される供給物固定用弾性部材6は、弾性成形体6eの表面形状が、万線形状または微細凹凸形状を有する形状であり、これにより、押圧力がかかった時に、被加工物4の摩擦力を所望に制御することができ、被加工物4を効果的に保持して、張力保持状態に形成することができる効果が得られる。
図7の(A)〜(F)に示される供給物固定用弾性部材6が受基板3の両側、周囲、四隅などの所望の位置に、所望の個数で設置固定されて構成される。
図8は、本考案の押圧加工機構に構成される第一基盤8に固定された供給物固定用弾性部材6の設置板の一例を示す概略平面図である。供給物固定用弾性部材6の設置位置として、例えば、図8の(A)、(B)、(C)、(D)、(E)、(F)に示されるような位置に設置固定された構成が実施可能である。
図8(A)に示されるように、図7に示される供給物固定用弾性部材6が受基板3の平面外周方向の両側方向を含む互いに直交する四方向に設置されている。図8(B)に示されるように、図7に示される供給物固定用弾性部材6が受基板3の両側方向に設置されている。図8(C)に示されるように、図7に示される供給物固定用弾性部材6が受基板3を囲むように、受基板3の周囲方向に設置されている。図8(D)に示されるように、図7(C)に示される供給物固定用弾性部材6が受基板3の周囲方向に設置されている。図8(E)に示されるように、図7(F)に示される供給物固定用弾性部材6が受基板3の両側方向に設置されている。図8(F)に示されるように、図7に示される供給物固定用弾性部材6が受基板3の周囲方向に設置されている。
前述の図1〜図6の説明において、供給物固定用弾性部材6は第一基盤8に設置され、供給物固定用押圧部7は第二基盤9に設置された構成であるが、この構成に替えて、供給物固定用弾性部材6は第二基盤9に設置され、供給物固定用押圧部7は第一盤8に設置された構成も実施可能である。すなわち、(イ)受基板3の少なくとも一方向側の第一基盤8に構成された供給物固定用弾性部材6と供給物固定用弾性部材6に対向する位置の第二基盤9に構成された供給物固定用押圧部7、または、(ロ)第二基盤9の押圧版2の少なくとも一方向側に構成された供給物固定用弾性部材6と供給物固定用弾性部材6に対向する位置の第一基盤8に構成された供給物固定用押圧部7、の機構が実施可能である。このような構成においても、押圧加工機構の駆動工程において、薄厚状被加工製品4aまたは転写箔材料4bは供給物固定用弾性部材6と供給物固定用押圧部7により挟まれた状態で保持される。
上記の被加工物4として屈曲柔軟性を有する程度の薄厚状被加工製品4a又は/及び転写箔材料4bを使用した押圧加工機構の実施例において、受基板3が、凹凸パターン部3aに対応する凹凸形状により形成された受基板凹凸パターン部を表面に形成した受基板3である構成も実施可能である。なお、受基板凹凸パターン部は、図示されていないが、凹凸パターン部2aの凹凸形状に対応する凹凸形状で形成され、押圧版2と受基板3が押圧された時に、押圧版凹凸パターン部2aの凹凸と受基板凹凸パターン部の凹凸が互いに契合する形状で形成されている。
エンボス押圧版21を備えた転写押圧加工機構11の場合、受基板3はエンボス押圧版21に形成された転写用凹凸パターン部21aの凹凸形状に対応する受基板転写用凹凸パターン部を形成する。すなわち、エンボス押圧版21と受基板3が薄厚状被加工製品4aを介して互いに押圧された時、転写用凹凸パターン部21aの凸部が受基板転写用凹凸パターン部の凹部に契合し、又は、転写用凹凸パターン部21aの凹部が受基板転写用凹凸パターン部の凸部に契合して、転写用凹凸パターン部21aと受基板転写用凹凸パターン部のそれぞれの凹凸部が互いに契合するように、受基板転写用凹凸パターン部が形成されている。
このようにシステム化構成されてなる。
本考案の機構の構成において、下記のような変形構成が実施可能である。
(a)押圧版2が第二基盤9に設置されるとともに受基盤3が第一基盤8に設置された構成、又は、押圧版2が第一基盤8に設置され受基盤3が第二基盤9に設置された構成、
(b)供給物固定用弾性部材6が第一基盤8側に設置されるとともに供給物固定用押圧部7が第二基盤9側に設置された構成、又は、供給物固定用弾性部材6が第二基盤9側に設置されるとともに供給物固定用押圧部7が第一基盤8側に設置された構成、
(c)供給物固定用弾性部材6と供給物固定用押圧部7とが押圧版2(又は受基盤3)の一方向の一端側、一方向の両端側、互いに直行する方向の両端側、又は、全周側に設置された構成、
(d)第一基盤8が駆動する機構、第二基盤9が駆動する機構、又は、第一基盤8と第二基盤9の双方が駆動する機構、
(e)押圧版2が凹凸パターン部2aを有するが受基板3が受基板凹凸パターン部を有しない構成、又は、押圧版2が凹凸パターン部2aを有するとともに受基板3も受基板凹凸パターン部を有する構成、
などの変形構成も実施可能である。
図9は、本考案の押圧加工機構の一構成例の箔押加工機構の模式的概略構成図である。図9(A)は箔押加工機構の一構成例の模式的概略構成図であり、図9(B)は箔押加工機構に構成される第二基盤9と箔押押圧版23と供給物固定用押圧部7との構成を説明するための模式的概略平面図であり、図9(C)は箔押転写加工機構に構成される第一基盤8と箔押受基板333と供給物固定用弾性部材6と被加工製品4aとの構成を説明するための模式的概略平面図である。なお、図9(A)において、正面方向に設置される供給物固定用押圧部7と供給物固定用弾性部材6は図示を略している。
箔押加工機構13は、互いに対向する位置に設置された第一基盤8と第二基盤9と、第一基盤8に設置固定された箔押受基板333と、箔押受基板333の少なくとも両側方向の第一基盤8に設置固定された供給物固定用弾性部材6とを備える。箔押受基板333に対向する位置であって、第二基盤9に設置固定され、表面に箔押用凹凸パターン部23aを有する箔押押圧版23と、供給物固定用弾性部材6に対向する位置であって、第二基盤側9に形成された供給物固定用押圧部7とを備える。箔押押圧版23と箔押受基板33との間に位置して供給される被加工製品4aと、供給物固定用弾性部材6と被加工製品4aの双方の表面側に位置するとともに、箔押押圧版23と供給物固定用押圧部7の双方の表面側に位置する状態で、箔押押圧版23と被加工製品4aとの間に位置して供給される転写箔材料4bとを備える。
供給物固定用弾性部材6は箔押受基板33の平面外周方向の互いに直交する四方向に設置され、供給物固定用押圧部7は供給物固定用弾性部材6に対向する位置に設置される。供給物固定用弾性部材6は、成形体部6bと、成形体部6bの一端である上面に固定された摩擦体部6cと、成形体部6bの他端であるし多面に固定されたバネ部6aと、バネ部6aを固定したバネ基台部6dとを有する。バネ部6aとしては成形体部6bを攴えるように成形体部6bの下面の両端付近に2個のバネ部6aが設置されている。供給物固定用弾性部材6のバネ部6aは加えられた力に応じて変形するとともに力を取り去れば元の形に戻る性質を有する。成形体部6bは金属により作製された金属製成形体部6bである。バネ部6aとしては金属製のコイルばねが構成され、それぞれのバネ部6aの一端が金属製成形体部6bに溶接固定され、それぞれのバネ部6aの他端がバネ基台部6dに溶接固定されている。摩擦体部6cとしては表面硬度が軟らかく高い摩擦力を有するゴム材料製の摩擦体部6cが成形体部6bの表面に接着固定されている。バネ基台部6dの他端が溶接、接着、または、ボルト等の固定手段により第一基盤8に固定されている。
供給物固定用押圧部7としては、ゴム材料が使用され、その供給物固定用押圧部7の表面は万線状に形成された押圧摩擦部7aを形成する。供給物固定用押圧部7の表面が箔押押圧版2の表面の位置よりも高さ方向に高くなるように設置固定され、供給物固定用弾性部材6の表面が箔押受基板33の上に載置された被加工製品4aの表面の位置よりも高さ方向に高くなるように設置固定されている。
本構成例により、箔押転写凹凸パターンの欠けの発生が防止され、箔押転写凹凸パターンの被加工製品4からの浮き上がり状態が防止され、さらに、箔押転写凹凸パターンのしわや歪みの発生が防止される、等の、箔押押圧版23に形成されている箔押用凹凸パターン部23aに忠実な箔押転写凹凸パターンを立体被加工製品表面に転写形成することが可能となり、良品歩留まりが著しく向上し、量産効率が向上する、という効果が得られる。
図10は、本考案の押圧加工機構としての箔押加工機構の一構成例の模式的概略構成図である。図10(A)は箔押加工機構の一構成例の箔押加工機構の模式的概略構成図であり、図10(B)は箔押加工機構に構成される第二基盤9と箔押押圧版23と供給物固定用押圧部7との構成を説明するための模式的概略平面図であり、図10(C)は箔押加工機構に構成される第一基盤8と箔押受基板33と供給物固定用弾性部材6と被加工製品4aとの構成を説明するための模式的概略平面図である。なお、図10(A)において、正面方向に設置される供給物固定用押圧部7と供給物固定用弾性部材6は図示を略している。
図10において、特に、供給物固定用押圧部7は、箔押押圧版23の箔押用凹凸パターン部23aの外周領域の表面部の領域に相当して形成されている。すなわち、箔押押圧版23の箔押用凹凸パターン部23aの外周に形成された外周領域を有し、箔押用凹凸パターン部23aのその外周領域の表面部が供給物固定用押圧部7の機能を有する。また、供給物固定用弾性部材6は成形体部6bと、成形体部6bの一端に固定されたバネ部6aとを備え、バネ部6aの他端が第一基盤8に固定されている。また、第二基盤9が駆動可能に構成されている。さらに、被加工製品4aの表面は凹凸曲面の立体表面形状を有するが、その立体表面形状は構成例1と比べて異なる形状の立体表面形状を有する。その他の構成は前記構成例1の構成と同じである。
図11は、本考案の押圧加工機構としての箔押加工機構の一構成例の模式的概略構成図である。図11(A)は箔押加工機構の一構成例の模式的概略構成図であり、図11(B)は箔押加工機構に構成される第二基盤9と箔押押圧版23と供給物固定用押圧部7との構成を説明するための模式的概略平面図であり、図11(C)は箔押加工機構に構成される第一基盤8と箔押受基板33と供給物固定用弾性部材6と被加工製品4aとの構成を説明するための模式的概略平面図である。
特に、供給物固定用押圧部7は箔押押圧版23の設置領域を除く第二基盤9の表面部に相当して形成されている。すなわち、第二基盤9の表面部自体が供給物固定用押圧部7の機能を有する。また、被加工製品4aの表面は凹凸曲面の立体表面形状を有するが、被加工製品4aの裏面は平面形状を有する。そして、箔押受基板33の表面は平面形状を有し、被加工製品4aの裏面が箔押受基板33の表面に載置される。その他の構成は前記構成例1の構成と同じである。
このようにして、保護層・着色層・金属層・接着層とから構成された箔押転写凹凸パターンが立体被加工製品表面に転写形成された被加工製品4が得られる。
図12は、本考案の押圧加工機構としての箔押加工機構の一構成例の模式的概略構成図である。図12(A)は箔押加工機構の一構成例の模式的概略構成図であり、図12(B)は箔押加工機構に構成される第二基盤9と箔押押圧版2と供給物固定用押圧部7との構成を説明するための模式的概略平面図であり、図12(C)は箔押転写加工機構に構成される第一基盤8と箔押受基板33と供給物固定用弾性部材6と被加工製品4aとの構成を説明するための模式的概略平面図である。
特に、供給物固定用弾性部材6が弾性成形体6eにより形成されている。その弾性成形体6eとして、弾性を有する弾性ゴムまたは弾性プラスチック材料により形成され、その弾性成形体6eは加えられた力に応じて変形するとともに力を取り去れば元の形に戻る性質を有する。また、供給物固定用押圧部7として、ゴム材料、繊維集合体材料、微粉末含有プラスチック材料、その他の摩擦係数の大きい材料が設置構成され、構成例1で構成されている押圧摩擦部7aは構成されていない。その他の構成は前記構成例1の構成と同じである。
図13は、本考案の箔押加工機構の一構成例の模式的概略構成図であり、図13(A)は箔押加工機構の一構成例の模式的概略構成図であり、図13(B)は箔押加工機構に構成される第二基盤9と箔押押圧版23と供給物固定用押圧部7との構成を説明するための模式的概略平面図であり、図13(C)は箔押転写加工機構に構成される第一基盤8と箔押受基板33と供給物固定用弾性部材6との構成を説明するための模式的概略平面図である。なお、図13(A)において、正面方向に設置される供給物固定用押圧部7と供給物固定用弾性部材6は図示を略している。
特に、被加工物4は板状またはシート状の平面表面を有する薄厚状被加工製品4aであり、薄厚状被加工製品4aは箔押押圧版23と箔押受基板33との間に位置して供給される。転写箔材料4bは帯状転写箔材料4bであり、帯状転写箔材料4bは箔押押圧版23と薄厚状被加工製品4aとの間に位置して供給される。
図14は、本考案の押圧加工機構の一構成例の転写押圧加工機構の模式的概略構成図である。図14(A)は転写押圧加工機構の一構成例の模式的概略構成図であり、図14(B)は転写押圧加工機構に構成される第二基盤9とエンボス押圧版21と供給物固定用押圧部7との構成を説明するための模式的概略平面図であり、図14(C)は転写押圧加工機構に構成される第一基盤8と押圧受基板31と供給物固定用弾性部材6と被加工製品4aとの構成を説明するための模式的概略平面図である。なお、図14(A)において、正面方向に設置される供給物固定用押圧部7と供給物固定用弾性部材6は図示を略している。
転写押圧加工機構11は、互いに対向する位置に設置された第一基盤8と第二基盤9と、第一基盤8に設置固定された押圧受基板31と、押圧受基板31の少なくとも両側方向の第一基盤8に設置固定された供給物固定用弾性部材6とを備える。押圧受基板31に対向する位置であって、第二基盤9に設置固定され、表面に転写用凹凸パターン部21aを有するエンボス押圧版21と、供給物固定用弾性部材6に対向する位置であって、第二基盤側9に形成された供給物固定用押圧部7とを備える。被加工物4としての薄厚状被加工製品4aは、押圧受基板31と供給物固定用弾性部材6の双方の表面側に位置するとともに、エンボス押圧版21と供給物固定用押圧部7の双方の表面側に位置する状態で、エンボス押圧版21と押圧受基板31との間に供給される。被加工物4としての被加工製品4aは屈曲柔軟性を有する程度の薄厚状被加工製品4aが使用される。
供給物固定用弾性部材6は押圧受基板31の平面外周方向の互いに直交する四方向に設置され、供給物固定用押圧部7は供給物固定用弾性部材6に対向する位置に設置される。供給物固定用弾性部材6は、成形体部6bと、成形体部6bの一端である上面に固定された摩擦体部6cと、成形体部6bの他端であるし多面に固定されたバネ部6aと、バネ部6aを固定したバネ基台部6dとを有する。バネ部6aとしては成形体部6bを支えるように成形体部6bの下面の両端付近に2個のバネ部6aが設置されている。供給物固定用弾性部材6のバネ部6aは加えられた力に応じて変形するとともに力を取り去れば元の形に戻る性質を有する。成形体部6bは金属により作製された金属製成形体部6bである。バネ部6aとしては金属製のコイルばねが構成され、それぞれのバネ部6aの一端が金属製成形体部6bに溶接固定され、それぞれのバネ部6aの他端がバネ基台部6dに溶接固定されている。摩擦体部6cとしては表面硬度が軟らかく高い摩擦力を有するゴム材料製の摩擦体部6cが成形体部6bの表面に接着固定されている。バネ基台部6dの他端が溶接、接着、または、ボルト等の固定手段により第一基盤8に固定されている。
供給物固定用押圧部7としては、硬質ゴム材料が使用され、その供給物固定用押圧部7の表面は万線状に形成された押圧摩擦部7aを形成する。供給物固定用押圧部7の表面がエンボス押圧版21の表面の位置よりも高さ方向に高くなるように設置固定され、供給物固定用弾性部材6の表面が押圧受基板31の表面の位置よりも高さ方向に高くなるように設置固定されている。
エンボス押圧版21は金属材料により構成され、その表面に凹凸形状の転写用凹凸パターン部21aが形成されている。凹凸形状の転写用凹凸パターン部21aは化学的腐蝕エッチング、特殊光線等による物理的エッチング、機械的切削加工などにより所望の凹凸形状に形成される。なお、エンボス押圧版21としては金属材料の使用に限定されることなく、押圧により薄厚状被加工製品4aに所望の転写凹凸パターンを転写形成できる程度の硬さを有する樹脂材料、硬質ゴム材料、その他の材料も使用できる。
このような転写押圧加工機構11において、(1)第一基盤8が上方向に押圧駆動されていく時、その押圧駆動に同期して、薄厚状被加工製品4aが供給物固定用弾性部材6の摩擦体部6cと供給物固定用押圧部7の押圧摩擦部7aとの間に挟まれた状態で保持されるとともに、供給物固定用弾性部材6のバネ部6aが押圧力に対応して変形して圧縮していき、その圧縮状態で、薄厚状被加工製品4aが供給物固定用弾性部材6と供給物固定用押圧部7とにより張力を保って保持されて固定された張力保持固定状態となる。(II)続いて更に、第一基盤8が押圧駆動されていく時、バネ部6aが更に変形して圧縮していき、張力保持固定状態にある薄厚状被加工製品4aを介して、エンボス押圧版21の転写用凹凸パターン部21aと押圧受基板31とが隙間なく合致して押圧され、これにより、転写用凹凸パターン部21aに一致対応した転写凹凸パターンが薄厚状被加工製品4aの表面に転写形成される。(III)その後、第一基盤8の押圧力が解除されて下方向に駆動された時、供給物固定用弾性部材6のバネ部6aは、変形して縮んだ圧縮状態から元の形状の圧縮解除復元状態に戻るとともに、供給物固定用弾性部材6と供給物固定用押圧部7による薄厚状被加工製品4aの保持固定状態が解除される。このようにして、転写凹凸パターンが転写形成された薄厚状被加工製品4aが得られる。
図15は、本考案の押圧加工機構の一構成例の切断切抜押圧加工機構の模式的概略構成図である。図15(A)は切断切抜押圧加工機構の一構成例の模式的概略構成図であり、図15(B)は切断切抜押圧加工機構に構成される第二基盤9と切断切抜押圧押圧版22と供給物固定用押圧部7との構成を説明するための模式的概略平面図であり、図15(C)は切断切抜押圧加工機構に構成される第一基盤8と切断切抜受基板32と供給物固定用弾性部材6と被加工製品4aとの構成を説明するための模式的概略平面図である。なお、図15(A)において、正面方向に設置される供給物固定用押圧部7と供給物固定用弾性部材6は図示を略している。
切断切抜押圧加工機構11は、互いに対向する位置に設置された第一基盤8と第二基盤9と、第一基盤8に設置固定された切断切抜受基板32と、切断切抜受基板32の少なくとも両側方向の第一基盤8に設置固定された供給物固定用弾性部材6とを備える。切断切抜受基板32に対向する位置であって、第二基盤9に設置固定され、表面に切断切抜用凹凸パターン部22aを有する切断切抜押圧版22と、供給物固定用弾性部材6に対向する位置であって、第二基盤側9に形成された供給物固定用押圧部7とを備える。被加工物4としての薄厚状被加工製品4aは、切断切抜受基板32と供給物固定用弾性部材6の双方の表面側に位置するとともに、切断切抜押圧版22と供給物固定用押圧部7の双方の表面側に位置する状態で、切断切抜押圧版22と切断切抜受基板32との間に供給される。
被加工物4としての被加工製品4aは屈曲柔軟性を有するとともに切断切抜加工が可能な程度の薄厚状被加工製品4aが使用される。
供給物固定用弾性部材6は切断切抜受基板32の平面外周方向の互いに直交する四方向に設置され、供給物固定用押圧部7は供給物固定用弾性部材6に対向する位置に設置される。供給物固定用弾性部材6は、成形体部6bと、成形体部6bの一端である上面に固定された摩擦体部6cと、成形体部6bの他端であるし多面に固定されたバネ部6aと、バネ部6aを固定したバネ基台部6dとを有する。バネ部6aとしては成形体部6bを支えるように成形体部6bの下面の両端付近にバネ部6aが設置されている。供給物固定用弾性部材6のバネ部6aは加えられた力に応じて変形するとともに力を取り去れば元の形に戻る性質を有する。成形体部6bは金属により作製された金属製成形体部6bである。バネ部6aとしては金属製のコイルばねが構成され、バネ部6aの一端が金属製成形体部6bに溶接固定され、バネ部6aの他端がバネ基台部6dに溶接固定されている。摩擦体部6cとしては表面に微細万線を形成した高い摩擦力を有するゴム材料製の摩擦体部6cが成形体部6bの表面に接着固定されている。バネ基台部6dの他端が溶接、接着、または、ボルト等の固定手段により第一基盤8に固定されている。
供給物固定用押圧部7としては、金属製材料が使用され、その供給物固定用押圧部7の表面にゴム製の押圧摩擦部7aが接着固定されている。供給物固定用押圧部7の表面がエンボス押圧版21の表面の位置よりも高さ方向に高くなるように設置固定され、供給物固定用弾性部材6の表面が切断切抜受基板32の表面の位置よりも高さ方向に高くなるように設置固定されている。
切断切抜押圧版22は金属材料により構成され、その表面に凹凸形状の刃型を有する切断切抜用凹凸パターン部22aが形成されている。凹凸形状の切断切抜用凹凸パターン部22aは化学的腐蝕エッチング、特殊光線等による物理的エッチング、機械的切削加工などにより所望の凹凸形状の刃型に形成される。なお、切断切抜押圧版22としては金属材料の使用に限定されることなく、押圧により薄厚状被加工製品4aに所望の切断切抜凹凸パターンを切断切抜形成できる程度の硬さを有する樹脂材料、硬質ゴム材料、その他の材料も使用できる。
上記のそれぞれの構成例において、前述の「考案を実施するための形態」の項で説明したような変形例も実施可能である。例えば、(a)押圧版2が第一基盤8に設置され、受基盤3が第二基盤9に設置された構成、(b)供給物固定用弾性部材6が第二基盤9側に設置され、供給物固定用押圧部7が第一基盤8側に設置された構成、(c)供給物固定用弾性部材6と供給物固定用押圧部7が押圧版2(又は受基盤3)の一方向の一端側、一方向の両端側、互いに直行する方向の両端側、又は、全周側に設置された構成、(d)第一基盤8が駆動する機構、第二基盤9が駆動する機構、又は、第一基盤8と第二基盤9の双方が駆動する機構、などの変形構成も実施可能である。
前述の作用効果が得られるとともに、薄厚状被加工製品に、転写用凹凸パターン部に一致対応した転写切断切抜パターンで、しわの発生、歪みの発生、等の乱れの発生を防止して、切断切抜押圧版の表面に形成されている凹凸パターン部に忠実な転写凹凸パターンが切断又は切抜されて形成される切断切抜押圧加工機構が得られる。
11 転写押圧加工機構
12 切断切抜押圧加工機構
13 箔押加工機構
2 押圧版
2a 凹凸パターン部
21 エンボス押圧版
21a 転写用凹凸パターン部
22 切断切抜押圧版
22a 切断切抜用凹凸パターン部
23 箔押押圧版
23a 箔押用凹凸パターン部
3 受基板
31 エンボス受基板
32 切断切抜受基板
33 箔押受基板
4 被加工物、帯状被加工物
4a 被加工製品、薄厚状被加工製品
4b 転写箔材料
4s 立体被加工製品表面
6 供給物固定用弾性部材
6a バネ部
6b 成形体部
6c 摩擦体部
6d バネ基台部
6e 弾性成形体
6f 機械的弾性機構部
7 供給物固定用押圧部
8 第一基盤
9 第二基盤
Claims (18)
- 互いに対向する位置に設置された第一基盤と第二基盤と、
前記第一基盤に設置固定された受基板と、
前記受基板に対向する位置であって、前記第二基盤に設置固定され、表面に(a)転写用凹凸パターン部、(b)切断切抜用凹凸パターン部及び(c)箔押用凹凸パターン部からなる群から選ばれる少なくともひとつの凹凸パターン部を有する押圧版と、
(イ)前記受基板の少なくとも一方向側の前記第一基盤に構成された供給物固定用弾性部材と前記供給物固定用弾性部材に対向する位置の前記第二基盤に構成された供給物固定用押圧部、または、(ロ)前記第二基盤の前記押圧版の少なくとも一方向側に構成された供給物固定用弾性部材と前記供給物固定用弾性部材に対向する位置の前記第一基盤に構成された供給物固定用押圧部と、
前記押圧版と前記受基板との間に位置して供給される被加工物と、を備え、
前記第一基盤と前記第二基盤のうちの少なくともひとつが押圧駆動されることにより、前記押圧版の前記凹凸パターン部に対応する転写パターンが前記被加工物に転写形成される押圧加工機構であって、
前記供給物固定用弾性部材は加えられた力に応じて変形するとともに力を取り去れば元の形に戻る性質を有し、
(1)前記第一基盤と前記第二基盤のうちの少なくともひとつが押圧駆動されていく時、前記被加工物が前記供給物固定用弾性部材と前記供給物固定用押圧部との間に挟まれた状態で保持されるとともに、前記供給物固定用弾性部材が押圧力に対応して変形して圧縮していき、その圧縮状態で、前記被加工物が前記供給物固定用弾性部材と前記供給物固定用押圧部とにより位置と形状を保って保持されて固定された位置形状保持固定状態となり、
(II)続いて更に、前記第一基盤と前記第二基盤のうちの少なくともひとつが押圧駆動されていく時、前記供給物固定用弾性部材が押圧力に対応して更に変形して圧縮していき、位置形状保持固定状態にある前記被加工物と前記押圧版とが互いに押圧され、これにより、前記凹凸パターン部に一致対応した転写凹凸パターン及び転写切断切抜パターンのうちの少なくとも一つの転写パターンが前記被加工物に形成され、
(III)その後、前記第一基盤と前記第二基盤のうちの少なくともひとつの押圧力が解除されて駆動された時、前記供給物固定用弾性部材は、変形して縮んだ圧縮状態から元の形状の圧縮解除復元状態に戻るとともに、前記供給物固定用弾性部材と前記供給物固定用押圧部による前記被加工物の位置形状保持固定状態が解除され、
このようにシステム化構成されてなることを特徴とする押圧加工機構。 - 前記押圧版は転写用凹凸パターン部を有するエンボス押圧版であり、
前記被加工物は屈曲柔軟性を有する程度の薄厚状被加工製品であり、
(1)前記第一基盤と前記第二基盤のうちの少なくともひとつが押圧駆動されていく時、前記薄厚状被加工製品が前記供給物固定用弾性部材と前記供給物固定用押圧部との間に挟まれた状態で保持されるとともに、前記供給物固定用弾性部材が押圧力に対応して変形して圧縮していき、その圧縮状態で、前記薄厚状被加工製品が前記供給物固定用弾性部材と前記供給物固定用押圧部とにより位置と形状を保って保持された位置形状保持固定状態となり、
(II)続いて更に、前記第一基盤と前記第二基盤のうちの少なくともひとつが押圧駆動されていく時、前記供給物固定用弾性部材が押圧力に対応して更に変形して圧縮していき、位置形状保持固定状態にある前記薄厚状被加工製品を介して前記受基板と前記エンボス押圧版とが互いに押圧され、これにより、前記転写用凹凸パターン部に一致対応した転写凹凸パターンが前記薄厚状被加工製品に転写形成され、
(III)その後、前記第一基盤と前記第二基盤のうちの少なくともひとつの押圧力が解除されて駆動された時、前記供給物固定用弾性部材は、変形して縮んだ圧縮状態から元の形状の圧縮解除復元状態に戻るとともに、前記供給物固定用弾性部材と前記供給物固定用押圧部による前記薄厚状被加工製品の保持固定状態が解除され、
このようにシステム化構成されてなることを特徴とする請求項1に記載の押圧加工機構。 - 前記受基板は前記押圧版に形成された前記転写用凹凸パターン部に対応する受基板転写用凹凸パターン部を表面に形成したエンボス受基板であり、
(1)前記第一基盤と前記第二基盤のうちの少なくともひとつが押圧駆動されていく時、前記薄厚状被加工製品が前記供給物固定用弾性部材と前記供給物固定用押圧部との間に挟まれた状態で保持されるとともに、前記供給物固定用弾性部材が押圧力に対応して変形して圧縮していき、その圧縮状態で、前記薄厚状被加工製品が前記供給物固定用弾性部材と前記供給物固定用押圧部とにより位置と形状を保って保持された位置形状保持固定状態となり、
(II)続いて更に、前記第一基盤と前記第二基盤のうちの少なくともひとつが押圧駆動されていく時、前記供給物固定用弾性部材が押圧力に対応して更に変形して圧縮していき、位置形状保持固定状態にある前記薄厚状被加工製品を介して前記エンボス受基板と前記エンボス押圧版とが互いに押圧され、これにより、前記転写用凹凸パターン部と前記受基板転写用凹凸パターン部に一致対応した転写凹凸パターンが前記薄厚状被加工製品に転写形成され、
(III)その後、前記第一基盤と前記第二基盤のうちの少なくともひとつの押圧力が解除されて駆動された時、前記供給物固定用弾性部材は、変形して縮んだ圧縮状態から元の形状の圧縮解除復元状態に戻るとともに、前記供給物固定用弾性部材と前記供給物固定用押圧部による前記薄厚状被加工製品の保持固定状態が解除され、
このようにシステム化構成されてなることを特徴とする請求項2に記載の押圧加工機構。 - 前記押圧版は表面に切断切抜用凹凸パターン部を有する切断切抜押圧版であり、
前記被加工物は屈曲柔軟性を有する程度の薄厚状被加工製品であり、
(1)前記第一基盤と前記第二基盤のうちの少なくともひとつが押圧駆動されていく時、前記薄厚状被加工製品が前記供給物固定用弾性部材と前記供給物固定用押圧部との間に挟まれた状態で保持されるとともに、前記供給物固定用弾性部材が押圧力に対応して変形して圧縮していき、その圧縮状態で、前記薄厚状被加工製品が前記供給物固定用弾性部材と前記供給物固定用押圧部とにより位置と形状を保って保持された位置形状保持固定状態となり、
(II)続いて更に、前記第一基盤と前記第二基盤のうちの少なくともひとつが押圧駆動されていく時、前記供給物固定用弾性部材が押圧力に対応して更に変形して圧縮していき、位置形状保持固定状態にある前記薄厚状被加工製品を介して前記受基板と前記切断切抜押圧版とが互いに押圧され、これにより、前記切断切抜用凹凸パターン部に一致対応した転写切断切抜パターンが前記薄厚状被加工製品に切断又は切抜されて形成され、
(III)その後、前記第一基盤と前記第二基盤のうちの少なくともひとつの押圧力が解除されて駆動された時、前記供給物固定用弾性部材は、変形して縮んだ圧縮状態から元の形状の圧縮解除復元状態に戻るとともに、前記供給物固定用弾性部材と前記供給物固定用押圧部による前記薄厚状被加工製品の保持固定状態が解除され、
このようにシステム化構成されてなることを特徴とする請求項1に記載の押圧加工機構。 - 前記受基板は前記押圧版に形成された前記切断切抜用凹凸パターン部に対応する受基板切断切抜用凹凸パターン部を表面に形成した切断切抜受基板であり、
(1)前記第一基盤と前記第二基盤のうちの少なくともひとつが押圧駆動されていく時、前記薄厚状被加工製品が前記供給物固定用弾性部材と前記供給物固定用押圧部との間に挟まれた状態で保持されるとともに、前記供給物固定用弾性部材が押圧力に対応して変形して圧縮していき、その圧縮状態で、前記薄厚状被加工製品が前記供給物固定用弾性部材と前記供給物固定用押圧部とにより位置と形状を保って保持された位置形状保持固定状態となり、
(II)続いて更に、前記第一基盤と前記第二基盤のうちの少なくともひとつが押圧駆動されていく時、前記供給物固定用弾性部材が押圧力に対応して更に変形して圧縮していき、位置形状保持固定状態にある前記薄厚状被加工製品を介して前記切断切抜受基板と前記切断切抜押圧版とが互いに押圧され、これにより、前記切断切抜用凹凸パターン部と前記受基板切断切抜用凹凸パターン部に一致対応した転写切断切抜パターンが前記薄厚状被加工製品に切断又は切抜されて形成され、
(III)その後、前記第一基盤と前記第二基盤のうちの少なくともひとつの押圧力が解除されて駆動された時、前記供給物固定用弾性部材は、変形して縮んだ圧縮状態から元の形状の圧縮解除復元状態に戻るとともに、前記供給物固定用弾性部材と前記供給物固定用押圧部による前記薄厚状被加工製品の保持固定状態が解除され、
このようにシステム化構成されてなることを特徴とする請求項4に記載の押圧加工機構。 - 前記被加工物は連続した帯状状態で供給される帯状被加工物であり、
前記帯状被加工物の長手方向であるとともに前記受基板または前記押圧版の少なくとも両側方向に、前記供給物固定用弾性部材が設置され、
前記供給物固定用弾性部材に対向する位置に前記供給物固定用押圧部が設置され、
前記(1)において、
前記第一基盤と前記第二基盤のうちの少なくともひとつが押圧駆動されていく時、前記帯状被加工物が前記供給物固定用弾性部材と前記供給物固定用押圧部との間に挟まれた状態で保持されるとともに、前記供給物固定用弾性部材が押圧力に対応して変形して圧縮していき、その圧縮状態で、前記帯状被加工物が前記供給物固定用弾性部材と前記供給物固定用押圧部とにより位置と形状を保って保持されるとともに張力状態で固定された張力位置形状保持固定状態となり、
このようにシステム化構成されてなることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の押圧加工機構。 - 前記供給物固定用弾性部材は、少なくとも、成形体部とバネ部とを備え、
前記成形体部の表面は、平面形状、万線形状または微細凹凸形状の表面を有し、
前記バネ部の一端が前記成形体部に固定され、前記バネ部の他端が前記第一基盤に固定され、
前記箔固定用弾性部材に押圧力がかかった時に前記バネ部が変形して圧縮状態となり、そして、押圧力が解除された時に前記バネ部が元の形状に戻る機能を有し、
前記(1)において、前記第一基盤と前記第二基盤のうちの少なくともひとつが押圧駆動されていく時、前記被加工物が前記供給物固定用押圧部と前記供給物固定用弾性部材の前記成形体部との間に挟まれた状態で保持されるとともに、前記供給物固定用弾性部材の前記バネ部が押圧力に対応して変形して圧縮していき、その圧縮状態で、前記被加工物が前記供給物固定用押圧部と前記供給物固定用弾性部材の前記成形体部により位置と形状を保って保持されて固定された位置形状保持固定状態となり、
前記(II)において、続いて更に、前記第一基盤と前記第二基盤のうちの少なくともひとつが押圧駆動されていく時、前記供給物固定用弾性部材の前記バネ部が押圧力に対応して更に変形して圧縮していき、前記押圧版と前記受基板の少なくともひとつと位置形状保持固定状態にある前記被加工物とが互いに押圧され、これにより、前記凹凸パターン部に一致対応した転写パターンが前記被加工物に転写形成され、
前記(III)において、その後、前記第一基盤と前記第二基盤のうちの少なくともひとつの押圧力が解除されて駆動された時、前記供給物固定用弾性部材の前記バネ部は、変形して縮んだ圧縮状態がら元の形状の圧縮解除復元状態に戻るとともに、前記供給物固定用弾性部材と前記供給物固定用押圧部による前記被加工物の保持固定状態が解除され、
このように、システム化構成されてなることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の押圧加工機構。 - 前記押圧版は表面に箔押用凹凸パターン部を有する箔押押圧版であり、
前記被加工物は転写箔材料と被加工製品を有し、
前記転写箔材料は前記箔押押圧版と前記受基板との間に位置して供給され、
前記被加工製品は前記転写箔材料と前記受基板との間に位置して供給され、
(1)前記第一基盤と前記第二基盤のうちの少なくともひとつが押圧駆動されていく時、前記転写箔材料が前記供給物固定用弾性部材と前記供給物固定用押圧部との間に挟まれた状態で保持されるとともに、前記供給物固定用弾性部材が押圧力に対応して変形して圧縮していき、その圧縮状態で、前記転写箔材料が前記供給物固定用弾性部材と前記供給物固定用押圧部とにより位置と形状を保って保持された位置形状保持固定状態となり、
(II)続いて更に、前記第一基盤と前記第二基盤のうちの少なくともひとつが押圧駆動されていく時、前記供給物固定用弾性部材が押圧力に対応して更に変形して圧縮していき、位置形状保持固定状態にある前記転写箔材料を介して前記箔押押圧版と前記被加工製品とが互いに押圧され、これにより、前記転写箔材料により形成されるとともに前記箔押用凹凸パターン部に一致対応した箔押転写凹凸パターンが前記被加工製品の表面に転写形成され、
(III)その後、前記第一基盤と前記第二基盤のうちの少なくともひとつの押圧力が解除されて駆動された時、前記供給物固定用弾性部材は、変形して縮んだ圧縮状態から元の形状の圧縮解除復元状態に戻るとともに、前記供給物固定用弾性部材と前記供給物固定用押圧部による前記転写箔材料の保持固定状態が解除され、
このようにシステム化構成されてなることを特徴とする請求項1に記載の押圧加工機構。 - 前記被加工製品は立体的に形成された立体被加工製品表面を有し、前記被加工製品は前記受基板の上に載置して供給され、
前記転写箔材料は前記被加工製品と前記供給物固定用弾性部材との双方の表面側に位置するとともに、前記箔押押圧版と前記供給物固定用押圧部との双方の表面側に位置するように供給され、
前記箔押押圧版は、前記箔押押圧版と前記被加工製品とが前記転写箔材料を介して押圧して合わされた場合に、前記被加工製品の前記立体被加工製品表面に隙間なく合致して対応する立体箔押押圧版表面を有し、
前記箔押用凹凸パターン部は前記立体箔押押圧版表面に形成され、
前記(1)において、前記第一基盤と前記第二基盤のうちの少なくともひとつが押圧駆動されていく時、前記転写箔材料が前記供給物固定用弾性部材と前記供給物固定用押圧部との間に挟まれた状態で保持されるとともに、前記供給物固定用弾性部材が押圧力に対応して変形して圧縮していき、その圧縮状態で、前記転写箔材料が前記供給物固定用弾性部材と前記供給物固定用押圧部とにより位置と形状を保って保持された位置形状保持固定状態となり、
前記(II)において、続いて更に、前記第一基盤と前記第二基盤のうちの少なくともひとつが押圧駆動されていく時、前記供給物固定用弾性部材が押圧力に対応して更に変形して圧縮していき、位置形状保持固定状態にある前記転写箔材料が前記被加工製品の表面に接触され、
続いて更に、前記第一基盤と前記第二基盤のうちの少なくともひとつが押圧駆動されて、前記供給物固定用弾性部材が押圧力に対応して更に変形して圧縮していき、前記被加工製品に接触しているとともに位置形状保持固定状態にある前記転写箔材料を介して、前記箔押押圧版の前記箔押用凹凸パターン部と前記被加工製品の前記立体被加工製品表面とが隙間なく合致して互いに押圧され、これにより、前記転写箔材料により形成されるとともに前記箔押用凹凸パターン部に一致対応した箔押転写凹凸パターンが前記被加工製品の表面に転写形成され、
前記(III)において、その後、前記第一基盤と前記第二基盤のうちの少なくともひとつの押圧力が解除されて駆動された時、前記供給物固定用弾性部材は、変形して縮んだ圧縮状態から元の形状の圧縮解除復元状態に戻るとともに、前記供給物固定用弾性部材と前記供給物固定用押圧部による前記転写箔材料の保持固定状態が解除され、
このようにシステム化構成されてなることを特徴とする請求項8に記載の押圧加工機構。 - 前記被加工製品は前記受基板の上に載置して供給され、
前記転写箔材料は前記被加工製品と前記供給物固定用弾性部材との双方の表面側に位置するとともに、前記箔押押圧版と前記供給物固定用押圧部との双方の表面側に位置するように供給され、
前記供給物固定用押圧部の表面が前記箔押押圧版の表面の位置よりも高さ方向に高くなるように設置固定され、
前記供給物固定用弾性部材の表面が前記受基板の上に載置された前記被加工製品の表面の位置よりも高さ方向に高くなるように設置固定され、
前記(1)において、前記第一基盤が押圧駆動されていく時、前記転写箔材料が前記供給物固定用弾性部材と前記供給物固定用押圧部との間に挟まれた状態で保持されるとともに、前記供給物固定用弾性部材が押圧力に対応して変形して圧縮していき、その圧縮状態で、前記転写箔材料が前記供給物固定用弾性部材と前記供給物固定用押圧部とにより位置と形状を保って保持された位置形状保持固定状態となり、
前記(II)において、続いて更に、前記第一基盤が押圧駆動されていく時、前記供給物固定用弾性部材が押圧力に対応して更に変形して圧縮していき、保持固定状態にある前記転写箔材料が前記被加工製品の表面に接触され、
続いて更に、前記第一基盤が押圧駆動されて、前記供給物固定用弾性部材が押圧力に対応して更に変形して圧縮していき、前記被加工製品に接触しているとともに位置形状保持固定状態にある前記転写箔材料を介して、前記箔押押圧版の前記箔押用凹凸パターン部と前記被加工製品表面とが隙間なく合致して互いに押圧され、これにより、前記転写箔材料により形成されるとともに前記箔押用凹凸パターン部に一致対応した箔押転写凹凸パターンが前記被加工製品の表面に転写形成され、
前記(III)において、その後、前記第一基盤の押圧力が解除されて駆動された時、前記供給物固定用弾性部材は、変形して縮んだ圧縮状態から元の形状の圧縮解除復元状態に戻るとともに、前記供給物固定用弾性部材と前記供給物固定用押圧部による前記転写箔材料の保持固定状態が解除され、
このようにシステム化構成されてなることを特徴とする請求項9に記載の押圧加工機構。 - 前記供給物固定用弾性部材は、少なくとも、成形体部とバネ部とを備え、
前記成形体部の表面は、平面形状、万線形状または微細凹凸形状の表面を有し、
前記バネ部の一端が前記成形体部に固定され、前記バネ部の他端が前記第一基盤に固定され、
前記箔固定用弾性部材に押圧力がかかった時に前記バネ部が変形して圧縮状態となり、そして、押圧力が解除された時に前記バネ部が元の形状に戻る機能を有し、
前記(1)において、前記第一基盤と前記第二基盤のうちの少なくともひとつが押圧駆動されていく時、前記転写箔材料が前記供給物固定用押圧部と前記供給物固定用弾性部材の前記成形体部との間に挟まれた状態で保持されるとともに、前記供給物固定用弾性部材の前記バネ部が押圧力に対応して変形して圧縮していき、その圧縮状態で、前記転写箔材料が前記供給物固定用押圧部と前記供給物固定用弾性部材の前記成形体部により位置と形状を保って保持された位置形状保持固定状態となり、
前記(II)において、続いて更に、前記第一基盤と前記第二基盤のうちの少なくともひとつが押圧駆動されていく時、前記供給物固定用弾性部材の前記バネ部が押圧力に対応して更に変形して圧縮していき、位置形状保持固定状態にある前記転写箔材料と前記箔押押圧版とが互いに押圧され、これにより、前記箔押用凹凸パターン部に一致対応した箔押転写凹凸パターンが前記被加工製品に転写形成され、
前記(III)において、その後、前記第一基盤と前記第二基盤のうちの少なくともひとつの押圧力が解除されて駆動された時、前記供給物固定用弾性部材の前記バネ部は、変形して縮んだ圧縮状態から元の形状の圧縮解除復元状態に戻るとともに、前記供給物固定用弾性部材と前記供給物固定用押圧部による前記転写箔材料の保持固定状態が解除され、
このように、システム化構成されてなることを特徴とする請求項8乃至10のいずれか1項に記載の押圧加工機構。 - 前記被加工物は転写箔材料と屈曲柔軟性を有する程度の薄厚状被加工製品を有し、
前記転写箔材料は前記箔押押圧版と前記受基板との間に位置して供給され、
前記被加工製品は前記転写箔材料と前記受基板との間に位置して供給され、
前記押圧版は表面に箔押用凹凸パターン部を有する箔押押圧版であり、
(1)前記第一基盤と前記第二基盤のうちの少なくともひとつが押圧駆動されていく時、前記転写箔材料と前記薄厚状被加工製品が前記供給物固定用弾性部材と前記供給物固定用押圧部との間に挟まれた状態で保持されるとともに、前記供給物固定用弾性部材が押圧力に対応して変形して圧縮していき、その圧縮状態で、前記転写箔材料と前記薄厚状被加工製品が前記供給物固定用弾性部材と前記供給物固定用押圧部とにより位置と形状を保って保持された位置形状保持固定状態となり、
(II)続いて更に、前記第一基盤と前記第二基盤のうちの少なくともひとつが押圧駆動されていく時、前記供給物固定用弾性部材が押圧力に対応して更に変形して圧縮していき、位置形状保持固定状態にある前記転写箔材料と前記薄厚状被加工製品を介して前記箔押押圧版と前記箔押受基板とが互いに押圧され、これにより、前記転写箔材料により形成されるとともに前記箔押用凹凸パターン部に一致対応した箔押転写凹凸パターンが前記薄厚状被加工製品の表面に転写形成され、
(III)その後、前記第一基盤と前記第二基盤のうちの少なくともひとつの押圧力が解除されて駆動された時、前記供給物固定用弾性部材は、変形して縮んだ圧縮状態から元の形状の圧縮解除復元状態に戻るとともに、前記供給物固定用弾性部材と前記供給物固定用押圧部による前記転写箔材料の保持固定状態が解除され、
このようにシステム化構成されてなることを特徴とする請求項1に記載の押圧加工機構。 - 前記受基板は前記押圧版に形成された前記箔押用凹凸パターン部に対応する受基板箔押用凹凸パターン部を表面に形成した箔押受基板であり、
前記(II)において、続いて更に、前記第一基盤と前記第二基盤のうちの少なくともひとつが押圧駆動されていく時、前記供給物固定用弾性部材が押圧力に対応して更に変形して圧縮していき、位置形状保持固定状態にある前記転写箔材料と前記薄厚状被加工製品を介して前記箔押押圧版と前記箔押受基板とが互いに押圧され、これにより、前記転写箔材料により形成されるとともに前記箔押用凹凸パターン部と前記受基板箔押用凹凸パターン部に一致対応した箔押転写凹凸パターンが前記薄厚状被加工製品の表面に転写形成され、
このようにシステム化構成されてなることを特徴とする請求項12に記載の押圧加工機構。 - 前記転写箔材料および前記薄厚状被加工製品は連続した帯状状態で供給される帯状被加工物であり、
前記帯状被加工物の長手方向であるとともに前記受基板または前記押圧版の少なくとも両側方向に、前記供給物固定用弾性部材が設置され、
前記供給物固定用弾性部材に対向する位置に前記供給物固定用押圧部が設置され、
前記(1)において、
前記第一基盤と前記第二基盤のうちの少なくともひとつが押圧駆動されていく時、前記帯状被加工物が前記供給物固定用弾性部材と前記供給物固定用押圧部との間に挟まれた状態で保持されるとともに、前記供給物固定用弾性部材が押圧力に対応して変形して圧縮していき、その圧縮状態で、前記帯状被加工物が前記供給物固定用弾性部材と前記供給物固定用押圧部とにより位置と形状を保って保持されるとともに張力状態で固定された張力位置形状保持固定状態となり、
このようにシステム化構成されてなることを特徴とする請求項8乃至13のいずれか1項に記載の押圧加工機構。 - 前記供給物固定用弾性部材は、少なくとも、成形体部とバネ部とを備え、
前記成形体部の表面は、平面形状、万線形状または微細凹凸形状の表面を有し、
前記バネ部の一端が前記成形体部に固定され、前記バネ部の他端が前記第一基盤に固定され、
前記箔固定用弾性部材に押圧力がかかった時に前記バネ部が変形して圧縮状態となり、そして、押圧力が解除された時に前記バネ部が元の形状に戻る機能を有し、
前記(1)において、前記第一基盤と前記第二基盤のうちの少なくともひとつが押圧駆動されていく時、前記転写箔材料と前記薄厚状被加工製品が前記供給物固定用押圧部と前記供給物固定用弾性部材の前記成形体部との間に挟まれた状態で保持されるとともに、前記供給物固定用弾性部材の前記バネ部が押圧力に対応して変形して圧縮していき、その圧縮状態で、前記転写箔材料と前記薄厚状被加工製品が前記供給物固定用押圧部と前記供給物固定用弾性部材の前記成形体部により位置と形状を保って保持された位置形状保持固定状態となり、
前記(II)において、続いて更に、前記第一基盤と前記第二基盤のうちの少なくともひとつが押圧駆動されていく時、前記供給物固定用弾性部材の前記バネ部が押圧力に対応して更に変形して圧縮していき、位置形状保持固定状態にある前記転写箔材料と前記薄厚状被加工製品を介して前記箔押押圧版と前記箔押受基板が互いに押圧され、これにより、前記箔押用凹凸パターン部と前記受基板箔押用凹凸パターン部に一致対応した箔押転写凹凸パターンが前記薄厚状被加工製品に転写形成され、
前記(III)において、その後、前記第一基盤と前記第二基盤のうちの少なくともひとつの押圧力が解除されて駆動された時、前記供給物固定用弾性部材の前記バネ部は、変形して縮んだ圧縮状態から元の形状の圧縮解除復元状態に戻るとともに、前記供給物固定用弾性部材と前記供給物固定用押圧部による前記転写箔材料の保持固定状態が解除され、
このように、システム化構成されてなることを特徴とする請求項12または13に記載の押圧加工機構。 - 前記供給物固定用弾性部材は、前記成形体部と、前記成形体部の一端に固定されたバネ部に加えて、さらに、前記成形体部の他端に固定された摩擦体部を備え、
前記供給物固定用弾性部材に押圧力がかかった時に、前記摩擦体部が前記被加工物を圧迫状態の摩擦力で保持するとともに前記バネ部が変形して圧縮状態となり、そして、押圧力が解除された時に前記バネ部が元の形状に戻る機能を有することを特徴とする請求項7、11または15に記載の押圧加工機構。 - 前記供給物固定用押圧部は、(イ)前記押圧版の設置領域を除く前記第二基盤の第二基盤供給物固定用押圧表面部、または、(ロ)前記押圧版の前記凹凸パターン部の外周領域の押圧版供給物固定用押圧表面部、に相当することを特徴とする請求項1乃至16のいずれか1項に記載の押圧加工機構。
- 前記供給物固定用押圧部は、前記押圧版の設置領域を除く前記第二基盤の表面に別体に設置固定されてなることを特徴とする請求項1乃至16のいずれか1項に記載の押圧加工機構。
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KR102040274B1 (ko) * | 2019-07-26 | 2019-11-04 | 서용수 | 프레스 장치 |
JP7492101B2 (ja) | 2022-02-03 | 2024-05-29 | ツジカワ株式会社 | ロール装置、及び、被加工物の加工方法 |
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- 2013-04-24 JP JP2013002705U patent/JP3184789U/ja not_active Expired - Lifetime
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