JP3184184B2 - 折畳み籠の遠心脱水装置 - Google Patents

折畳み籠の遠心脱水装置

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JP3184184B2 JP16698799A JP16698799A JP3184184B2 JP 3184184 B2 JP3184184 B2 JP 3184184B2 JP 16698799 A JP16698799 A JP 16698799A JP 16698799 A JP16698799 A JP 16698799A JP 3184184 B2 JP3184184 B2 JP 3184184B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、野菜や果物、或い
は小型部品などの物品を搬送するときに使用する例えば
合成樹脂製の折畳み籠を洗浄する際の脱水工程で使用す
る折畳み籠の遠心脱水装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、野菜や果物、或いは小型部品等の
物品を、トラック等の貨物輸送車両で搬送する際には、
段ボール箱等の紙製の梱包箱を使用し、その内部に物品
を詰めて梱包し、それら物品の開梱後は、段ボール箱等
の紙製梱包箱を廃棄していた。昨今では、このような紙
製梱包箱を回収し、再使用することも行われているが、
こうした紙製梱包箱は、搬送中等に汚損したり壊れたす
ることも多く、したがってその廃棄率は依然として高
く、経済的にも資源節約の面からも極めて不利である。
【0003】そこで、こうした搬送容器をプラスチック
等の合成樹脂製とし、それを確実に再使用することが行
われつつある。但し、このような合成樹脂製搬送容器
を、例えば物品の搬出元に、内部が空なのに、容器の形
状のまま、つまり箱や籠等の形状のまま搬送したので
は、不要なスペースが大きくなり過ぎて、それを搬送す
る貨物輸送車両やそれを貯蔵しておくストッカヤード等
の面でやはり無駄が発生し易い。そこで、例えばこのよ
うな合成樹脂製搬送容器を、蓋のない籠形状とし、内部
が空のときには、その両側壁を内側に折畳んで薄い板形
状とし、例えば前述のような物品の搬出元への搬送時に
無駄なスペースが生じないものが考えられている。こう
した合成樹脂製で、折畳み可能な籠を、以後、単に折畳
み籠と称するが、こうした折畳み籠には、例えば「イフ
コ・ジャパン株式会社」製のものがある。
【0004】この折畳み籠の使用態様を図11に簡潔に
示す。この折畳み籠1では、同図(a)に示すように、
長方形の底部材1aに対して、その短辺に相当する側壁
(以下、短辺側壁とも称す)1b及びその長辺に相当す
る側壁(以下、長辺側壁とも称す)1cが垂直に立って
いる完全な開き状態(以下、完全開き状態とも称す)か
ら、先ず同図(b)に示すように、短辺側壁1bを内側
に折り倒し(以下、この状態、即ち長辺側壁1cのみが
開かれている状態を半開き状態とも称す)、次いで、同
図(c)に示すように、長辺側壁1cを内側に折り倒す
(以下、この状態を閉じ状態とも称す)と、籠1は完全
に折畳まれた状態となる。この閉じ状態、或いは折畳み
状態で、例えば搬送元に搬送すれば、無駄なスペースは
生じない。そして、籠1としての使用時には、上述とは
逆に、長辺側壁1c、端ぺ側壁1bの順に側壁を開い
て、完全開き状態の籠1を形成することができる。な
お、この折畳み籠1の底部材1aや短辺側壁1b、長辺
側壁1cにはスリット状の隙間が多数形成されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな合成樹脂製の折畳み籠1も、例えば前述のように野
菜や果物等の物品を搬送する際には、籠の内部も外部も
汚損してしまう。このように汚損した折畳み籠1は、そ
の再使用の前に洗浄する必要があるが、従前は、これら
の籠を一々作業者が完全開き状態としてから内部及び外
部を手作業によって洗浄していた。
【0006】しかし、これでは、洗浄作業が面倒である
上に、洗浄に要する所要時間も膨大なものとなってしま
う。そこで、本出願人は、折畳み状態で段積みされた合
成樹脂製の折畳み籠を洗浄装置に搬送し、当該潜像装置
内で折畳み籠の内外部に洗浄液を吹きつけて洗浄し、こ
の折畳み籠を反転水切り装置に搬送し、洗浄液が付着し
ている折畳み籠を反転しながら、折畳み籠に軽度の衝撃
を与えてそれに付着している洗浄液を振り落とし、この
折畳み籠を積上げ装置で所定段数だけ積み挙げてから遠
心脱水装置に搬送し、この遠心脱水装置で、ターンテー
ブル上に載置された段積み状態の折畳み籠をターンテー
ブルごと高速回転させて遠心脱水してから搬出する折畳
み籠の洗浄・乾燥装置を開発した。
【0007】このような折畳み籠の洗浄・乾燥装置で
は、折畳み籠に洗浄液を吹きつけて洗浄した後の乾燥工
程では、折畳み籠1が合成樹脂製であるため100℃以
上の熱風を吹きつけて乾燥させる所謂ブロワー乾燥を採
用することができない関係で、洗浄液を遠心脱水する遠
心脱水装置が必須の構成となるが、この遠心脱水装置の
効率を向上させるためには、ターンテーブルをより高速
回転させて遠心脱水時間を短縮する他に手段はない。
【0008】ところが、折畳み籠を段積み状態で遠心脱
水するので、これらの重量が嵩むことにより、段積み状
態の折畳み籠を位置決め保持する位置決め保持手段等の
機械的強度が問題となり、容易にターンテーブルの高速
化を図ることができないという未解決の課題があった。
そこで、本発明は、上記従来例の未解決の課題に着目し
てなされたものであり、重量が嵩む段積み状態の折畳み
籠の遠心力による外方への移動を確実に阻止することが
可能であると共に、遠心脱水時に風の抵抗を受けること
なく、ターンテーブルを高速回転させることができる折
畳み籠の遠心脱水装置を提供することを目的としてい
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に係る折畳み籠の遠心脱水装置は、洗浄後
の折畳み状態で段積み可能な合成樹脂製の折畳み籠を所
定段数だけ積み上げた段積み状態で遠心脱水する折畳み
籠の遠心脱水装置において、密閉ケース体内に回転自在
に配設された回転体と、該回転体を高速回転駆動する回
転駆動源と、前記回転体の底面板上に配設された前記段
積み状態の折畳み籠を搬送するチェーンコンベヤと、該
チェーンコンベヤで所定位置に搬送されて当該チェーン
コンベヤに載置されたままの前記段積み状態の折畳み籠
に対してその周囲に係合して位置決め保持するように前
記回転体に配設された位置決め保持手段とを備え、前記
位置決め保持手段は、前記段積み状態の折畳み籠の4隅
に対向する位置に配設された回動自在のクランプ機構を
有し、該クランプ機構は、垂直方向に延長し且つ回動機
構によって退避位置及びクランプ位置間で回動される回
動軸と、該回動軸に支持されたクランプ用回動アーム
先端側に取付けられた前記段積み状態の折畳み籠の搬送
方向の側部と係合する第1の係合部及び当該段積み状態
の折畳み籠の搬送方向と直交する側部に係合する第2の
係合部とを備えていることを特徴としている。
【0010】この請求項1に係る発明においては、位置
決め保持手段におけるクランプ機構の回動軸を退避位置
とした状態で、回転体の底面板上にチェーンコンベヤを
配置し、このチェーンコンベヤ上に所定段数例えば10
段に段積みした状態の折畳み籠を受け渡すことにより、
このチェーンコンベヤで段積み状態の折畳み籠を回転体
の回転中心位置に対応する保持位置まで自動搬送し、保
持位置に搬送されたチェーンコンベヤに載置されたまま
の段積み状態の折畳み籠を、クランプ機構の回動軸をク
ランプ位置に回動させてクランプ用回動アームで四隅か
ら係合することにより、搬送中に段積み状態が乱れた場
合でも整列状態で位置決め保持する。この状態で、回転
体を回転駆動源で高速回転駆動して遠心脱水を行う。こ
のとき、段積み状態の折畳み籠の最下段の折畳み籠とこ
れを支持するチェーンコンベヤとの接触面積が極めて少
ないことにより、折畳み籠に残留している洗浄液を全て
吹き飛ばし、短時間で残留推定を完全に除去することが
できる。遠心脱水完了後に、クランプ機構の回動軸を退
避位置に回動させてから再度チェーンコンベヤで段積み
状態の折畳み籠を搬出する。ここで、クランプ機構が回
動軸によって回動されるクランプ用回動アームの先端に
第1の係合部及び第2の係合部が設けられているので、
前述したチェーンコンベアによる段積み状態の折畳み籠
の搬送時には、その搬送経路から第1の係合部及び第2
の係合部を退避させておき、段積み状態の折畳み籠が所
定位置に停止されたときに、回動軸をクランプ位置に回
動させて、第1の係合部及び第2の係合部を段積み状態
の折畳み籠の4隅に係合させることにより、段積み状態
が乱れている場合でも整列されて位置決め保持される。
【0011】また、請求項2に係る折畳み籠の遠心脱水
装置は、請求項1に係る発明において、前記チェーン
ンベヤは、前記回転体が所定位置に停止された状態で、
ケース体内の固定部に進退自在に配設された回転駆動機
構に連結されて回転駆動され、該回転駆動機構前記段
積み状態の折畳み籠を前記位置決め保持手段に対応する
前記回転体の回転中心位置に停止させるように減速停止
制御されるように構成されていることを特徴としてい
る。
【0012】この請求項2に係る発明においては、回転
体が所定位置に停止している状態で、回転駆動機構を
ェーンコンベヤに連結することにより、チェーンコンベ
ヤを回転駆動するので、チェーンコンベヤ用の回転駆動
機構を回転体上に配置する必要がなく、回転体の質量を
小さくすることができると共に、回転駆動機構が段積み
状態の折畳み籠を減速停止制御によって所定位置に停止
させるので、停止位置を検出するセンサを設ける必要が
ない。
【0013】
【0014】
【0015】さらに、請求項に係る折畳み籠の遠心脱
水装置は、請求項1又は2に係る発明において、前記位
置決め保持手段は、前記回動軸に前記クランプ用回動ア
ームと逆方向に取付けられた当該クランプ用回動アーム
の遠心力による外方への移動を遠心力を利用して規制す
る規制手段を備えていることを特徴としている。
【0016】この請求項に係る発明においては、前記
請求項の発明に加えて、規制手段が付加され、この規
制手段によって第1の係合部及び第2の係合部を支持す
る回動アームが遠心力によって外方に移動されることを
阻止することができ、強固な保持機構を設ける必要がな
い。さらにまた、請求項4に係る折畳み籠の遠心脱水装
置は、請求項に係る発明において、前記規制手段は、
回動軸に固定された回動アームとその先端に配設された
棒状質量体とで構成されていることを特徴としている。
【0017】この請求項に係る発明においては、規制
手段を構成する先端に棒状質量体を配設した回動アーム
が第1の係合及び第2の係合部を支持するクランプ用
回動アームとは回動軸を挟んで反対側に取付けるだけ
で、棒状質量体に作用する遠心力によってクランプ用回
動アームの遠心力による外方への移動を確実に阻止する
ことができる。
【0018】なおさらに、請求項に係る折畳み籠の遠
心脱水装置は、請求項1乃至4の何れかに係る発明にお
いて、前記回動軸は、ロータリアクチュエータによって
回動駆動されると共に、その回動範囲を最小限とするス
トッパが設けられていることを特徴としている。この請
求項に係る発明においては、ロータリアクチュエータ
によって回動軸を回動させるが、その回動範囲をストッ
パで最小限に抑制するので、クランプ機構の解放状態か
ら保持状態に又はその逆への動作時間を短縮することが
できる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1は本発明の一実施形態を示す
正面図、図2はその側面図、図3は図1のA−A線上の
断面図であって、図中、1は床面に固定された角筒状の
ケース体であり、図2及び図3に示すように左右側面に
夫々例えば10段の段積み状態とした折畳み籠2を挿通
する挿通窓3L,3Rが設けられ、これら挿通窓3F,
3Rには夫々上下位置に設けたガイド枠(図示せず)に
よって前後方向に案内されて開閉する開閉扉4L,4R
が設けられ、これら開閉扉4L,4Rが上方位置に配設
されたロッドレスシリンダ5L,5Rによって開閉駆動
される。
【0020】このケース体1の中心部には、床面に固定
された出力軸6bを上方に突出させた減速機6が配設さ
れ、この減速機6の後方に突出する入力軸6aが図2に
示すように軸継手7を介してベクトルインバータモータ
8の回転軸8aに連結され、出力軸6bが軸継手9を介
して回転軸10に連結されている。ここで、回転軸10
は、下端側が減速機6の周りに配設された支持台11の
中心部に転がり軸受12で回転自在に支持され、上端側
が支持台11上に配設された支持台13の中心部に転が
り軸受14で回転自在に支持され、上端部に籠状の回転
体15が固定されている。
【0021】この回転体15は、図3に示すように略H
字状に形成された底面板16と、この底面板16に対し
て所定距離上方に離間した上面板17と、これら底面板
16及び上面板17との間に配設された4本の支柱18
a〜18dとで籠状に形成され、上面板17の上面中央
部に固定された回転軸19がケース体1の上面板1aに
転がり軸受20で回転自在に支持されている。
【0022】そして、回転体15は、図2及び図3に示
すように、底面板16の下面における回転中心点Oを通
る左右方向の水平線LH上に回転中心点Oを挟んで対称
位置に下方に突出して形成されたストッパ片21を有
し、このストッパ片21に支持台13に固定支持された
回転停止位置決め機構22が対向配設されている。この
回転停止位置決め機構22は、支持台13に固定された
エアシリンダ23のピストンロッド23aがストッパ片
21に対向配置され、ピストンロッド23aが収縮して
いる状態で、ピストンロッド23aの先端がストッパ片
21の回転軌跡の外側となる回避位置となり、この状態
からピストンロッド23aを伸長させたときに、ストッ
パ片21に当接してストッパ片21が回転体15の回転
中心を通る水平線LH上となるように位置決めして停止
させる。
【0023】また、底面板16の上面には、水平線LH
を挟んで対称位置に段積み状態の折畳み籠2を搬送する
チェーンコンベヤ25が配設されている。このチェーン
コンベヤ25は、底面板16の上面に水平線LHを挟ん
で対称位置に形成された支持板25a,25bの左右端
部間に夫々回転自在に支持された回転軸25c,25d
に夫々スプロケット25e,25f及び25g,25h
が取り付けられ、これらスプロケット25e,25f及
び25g,25h間に搬送用チェーン25i及び25j
が巻装された構成を有する。
【0024】そして、回転軸25c及び25dの底面板
16の回転中心点Oを挟んで点対称位置の端部に夫々連
結クラッチ25m,25nが取り付けられ、図3におけ
る連結クラッチ25mと対向する後方側のケース体1に
コンベヤ回転駆動機構25oが配設されている。このコ
ンベヤ回転駆動機構25oは、図2及び図3と共に参照
して明らかな如く、ケース体1に配設されたロッドレス
シリンダ25pの前後方向に進退する移動台25qに電
動モータ25rが配設され、この電動モータ25rの前
方に突出する回転軸25sの先端に連結クラッチ25
m,25nと連結する連結クラッチ25tが取り付けら
れている。ここで、移動台25qが後退している図3に
おける実線図示の状態で、連結クラッチ25tが連結ク
ラッチ25mの回転軌跡の外側に位置するように設定さ
れ、この状態から移動台25qを前方に移動させること
により、連結クラッチ25tが連結クラッチ25m又は
25nに連結して、回転軸25c又は25dを回転駆動
し、段積み状態の折畳み籠2を右方向から左方向に搬送
する。
【0025】また、回転体15には、段積み状態の折畳
み籠2をその中心位置が回転中心点Oと一致するように
位置決め保持する位置決め保持手段としてのクランプ機
構30が配設されている。このクランプ機構30は、図
1〜図3に示すように、底面板16及び上面板17間に
おける支柱18aの右斜め前方位置、支柱18bの左斜
め前方位置、支柱18cの右斜め後方位置及び支柱18
dの左斜め後方位置に夫々回動自在に配設された角柱状
の回動軸31a〜31dと、これら回動軸31a〜31
dの中間部に上下方向に所定間隔を保って配設された略
ε字状に形成された5本のクランプ用回動アーム32
と、これらクランプ用回動アーム32の先端部に配設さ
れた段積み状態の折畳み籠2の搬送方向の側面に係合す
る第1の係合部としての垂直係合板部33及び段積み状
態の折畳み籠2の搬送方向と直交する側面に係合する第
2の係合部としての垂直ロール部34と、回動軸31a
〜31dの上面板17を貫通して上方に延長する端部に
連結されてこれらを回動駆動するロータリアクチュエー
タ35a〜35dと、回動軸31a〜31dのクランプ
用回動軸31a〜31dとは回転中心点Oと回動軸31
a〜31dの各中心軸とを通る直線に対して線対称とな
る方向に延長する回動アーム36と、この回動アーム3
6の先端に配設された棒状質量体37とで構成されてい
る。なお、上端の回動アーム32の垂直係合板部33の
上方に対応する位置に段積み状態の折畳み籠2の最上段
の上方への飛び出しを防止する抑え板部32aが形成さ
れている。
【0026】ここで、ロータリアクチュエータ35a〜
35dの夫々は、90度用のダブルベーン形を適用し、
ロータリアクチュエータ35a及び35dについては例
えばBポートに加圧空気を供給することにより、回動軸
31a及び31dを反時計方向に回動してベーンが内部
のストッパに当接することにより回動が規制され、この
状態からAポートに加圧空気を供給すると回動軸31a
及び31dを時計方向に回動し、ロータリアクチュエー
タ35b及び35cについては例えばAポートに加圧空
気を供給することにより、回動軸31b及び31cを時
計方向に回動してベーンが内部のストッパに当接するこ
とにより回動が規制され、この状態からBポートに加圧
空気を供給することにより、回動軸31b及び31cを
反時計方向に回動させる。そして、回動軸31a及び3
1dの時計方向の回動位置と、回動軸31b及び31c
の反時計方向の回動位置とは、回動軸31a〜31dの
底面板16側に設けたストッパ片38が底面板16の側
面に当接することによりクランプ用回動アーム32が図
3で二点鎖線図示の退避位置から約30度回動した実線
図示のクランプ位置に規制される。
【0027】また、ロータリアクチュエータ35a〜3
5dの上面側に回動位置を表す回動アーム39が取付け
られ、この回動アーム39の先端に磁性体40が配設さ
れていると共に、ケース体1の上面板1aに回動軸31
a〜31dの退避位置及びクランプ位置で磁性体40を
検出する磁気センサ41a,41bが配設されている。
【0028】さらに、底面板16には、回動軸31a及
び31b間と31c及び31d間とに夫々外方に突出す
る一対の磁性体42が配設され、この磁性体42に対向
するケース体1側の固定部に磁気センサ43が配設さ
れ、この磁気センサ43で回転体15が所定停止位置に
停止していることを検出する。さらにまた、ケース体1
の開閉扉4Rの外側に段積み状態の折畳み籠2の通過を
検出する例えば所定間隔を保って対向配置された発光素
子と受光素子とで構成される受け渡し検出センサ44が
配設されている。
【0029】そして、開閉扉4L,4Rを開閉駆動する
ロッドレスシリンダ5L,5R、回転体15を回転駆動
するベクトルインバータモータ8、回転停止位置決め機
構22のエアシリンダ23、コンベヤ回転駆動機構25
oのロッドレスシリンダ25p及び電動モータ25rが
図4に示すように例えばプログラマブルコントローラ4
5によってシーケンス制御される。
【0030】このプログラマブルコントローラ45に
は、磁気センサ41a,41b及び43の検出信号と受
け渡し検出センサ44の検出信号とが入力され、これら
に基づいてロッドレスシリンダ5L,5R、ベクトルイ
ンバータモータ8、エアシリンダ23、ロッドレスシリ
ンダ25p及び電動モータ25rを駆動制御する。すな
わち、回転体15が停止している状態で、先ず、ロッド
レスシリンダ5L,5Rを作動させて開閉扉4L,4R
を開状態とし、この状態で、コンベヤ回転駆動機構25
oにおけるロッドレスシリンダ25pの移動体25qを
前進させて、連結クラッチ25tをチェーンコンベヤ2
5の連結クラッチ25m又は25nに連結する。これと
同時に、クランプ機構30のロータリアクチュエータ3
5a及び35dを反時計方向に、ロータリアクチュエー
タ35b及び35cを時計方向に夫々回転駆動して、回
動アーム32を図3で見て二点鎖線図示の退避位置に移
動させる。この状態で、ケース体1の右側に連接された
洗浄装置(図示せず)で洗浄された折畳み籠2を例えば
10段積み状態で搬送コンベヤ50によって搬送され
て、チェーンコンベヤ25上に受け渡されると、コンベ
ヤ回転駆動機構25oの電動モータ25rを回転駆動し
て、チェーンコンベヤ25を図1で見て反時計方向に例
えば10m/sec程度で定速駆動し、このチェーンコ
ンベヤ25に載置されている脱水を完了した段積み状態
の折畳み籠2を左側に連接する搬出用コンベヤ51に受
け渡すと共に、搬送コンベヤ50から受け渡された段積
み状態の折畳み籠2の搬送方向前端側が回転体15の回
転中心点Oに達する時間経過後に電動モータ25tの減
速制御を開始して段積み状態の折畳み籠2の中心が回転
中心点Oに略一致したときに電動モータ25tを停止さ
せる。これと同時にロッドレスシリンダ5L,5Rを作
動して、開閉扉5L,5Rを閉状態とし、次いで、クラ
ンプ機構30のロータリアクチュエータ35a及び35
dを時計方向に、ロータリアクチュエータ35b及び3
5cを反時計方向に夫々回転駆動し、回動アーム32を
図3で見て実線図示のクランプ位置に移動させる。そし
て、磁気センサ41aがオン状態となると、ベクトルイ
ンバータモータ8を図5のタイムチャートに示すように
例えば400rpmまで急増速した後定速回転状態を所
定時間維持し、次いで例えば定速回転状態の1/10程
度の低速回転まで急減速し、この低速回転状態を所定時
間維持した後、ベクトルインバータモータ8を停止さ
せ、これと同時に回転停止位置決め機構22のエアシリ
ンダ23のピストンロッド23aを伸長させて初期状態
に復帰する。
【0031】また、ケース体1の内周面側における回転
体15の底面板16に対向する下面側には遠心力で吹き
飛ばされた水滴を受ける水受け皿55が配設されてい
る。次に、上記実施形態の動作を説明する。今、段積み
状態の折畳み籠2の遠心脱水を終了して、図2及び図3
に示すように、回転停止位置決め機構22におけるエア
シリンダ23のシリンダロッド23aが伸長して、その
先端がストッパ21に当接して、回転体15がそのチェ
ーンコンベヤ25の搬送方向の延長線上に開閉扉4L,
4Rが位置する所定停止位置に停止された直後であるも
のとする。
【0032】この状態では、磁気センサ43の検出信号
がオン状態となることにより、プログラマブルコントロ
ーラ45でロッドレスシリンダ5L,5Rを作動させ
て、開閉扉5L,5Rを開状態とすると同時に、ロータ
リアクチュエータ35a〜35dを作動させて、回動ア
ーム32を図3で実線図示のクランプ状態から二点鎖線
図示のチェーンコンベヤ25による段積み状態の折畳み
籠2を搬送する搬送経路から外れる退避状態に回動させ
ると共に、ロッドレスシリンダ25pを作動させて、移
動体25gを前進させて、連結クラッチ25tをチェー
ンコンベヤ25の連結クラッチ25mに連結してから電
動モータ25rを回転駆動開始し、これによってチェー
ンコンベヤ25上に載置されている遠心脱水完了後の段
積み状態の折畳み籠2が搬出コンベヤ51側に搬送され
る。
【0033】これと同時に、搬送コンベヤ50によって
洗浄後の新たな段積み状態の折畳み籠2がチェーンコン
ベヤ25上に受け渡されて左方に搬送され、その左端が
受け渡し検出センサ44を通過した時点で、この受け渡
し検出センサ44の検出信号がオフ状態となることによ
り、この時点から経過時間が計測され、これが所定時間
となって、段積み状態の折畳み籠2の先端が回転体15
の回転中心点Oを通過する状態となるとプログラマブル
コントローラ45で電動モータ25rを減速制御して、
段積み状態の折畳み籠2の中心が回転中心点Oに達した
時点で電動モータ25rの回転駆動を停止する。
【0034】次いで又はその前に、プログラマブルコン
トローラ45によって、ロッドレスシリンダ5L,5R
が作動されて、開閉扉4L,4Rが閉状態となり、次い
で、クランプ機構30のロータリアクチュエータ35a
〜35bを作動させて、回動アーム32を図3の二点鎖
線図示の退避状態から実線図示のクランプ状態に回動さ
せる。このとき、回動アー32の回動に応じて、これに
取付けられた垂直係合板部33及び垂直ロール部34が
徐々に段積み折畳み籠2に接触することになり、この折
畳み籠2の段積み状態がチェーンコンベヤ25等による
搬送過程で乱れている場合には、これらの乱れを直しな
がらクランプ状態に達する。
【0035】このクランプ状態では、段積み状態の折畳
み籠2の四隅における垂直方向の全てがクランプ機構3
0によって保持されることになると共に、4隅の上端部
に抑え板部38が対向することにより、折畳み籠2の上
方への飛び上がりが防止される。このように、クランプ
機構30によって段積み状態の折畳み籠2が整列された
状態で、プログラマブルコントローラ45によって、ベ
クトルインバータモータ8が、回転駆動開始されて、所
定回転速度まで急増速される。これによって回転体15
が図5に示すように400rpmまで急増速されてから
定速回転状態に移行する。
【0036】この回転体15の回転状態では、段積み状
態の折畳み籠2には、急増速状態では、遠心力と円周方
向の加速度とが作用することにより、遠心脱水が開始さ
れると共に、折畳み籠2に対して半径方向及び円周方向
への押圧力が作用するが、この状態では、回動軸31a
〜31dに回動アーム36を介して取付けられた棒状質
量体37にも遠心力が作用することからこの棒状質量体
37に半径方向外方に向かう大きな押圧力が発生し、こ
れが回動アーム36及び回動軸31a〜31dを介して
回動アーム32に作用することから、垂直係合板部33
及び垂直ロール部34が段積み状態の折畳み籠2を押さ
え込むようになり、この折畳み籠2の移動が確実に抑制
される。
【0037】このように、回動アーム36及び棒状質量
体37とを設けるだけで、クランプ機構30を確実にク
ランプ状態に保持することができ、別途保持手段を必要
とせず、構成を簡略軽量化することができる上、回転体
15の高速回転が可能となる。その後、回転体15が定
速回転状態となると、段積み状態の折畳み籠2には遠心
力が作用するだけとなり、棒状質量体37にも依然とし
て遠心力が作用していることから、クランプ機構30の
クランプ状態が確実に維持される。
【0038】その後、所定時間が経過すると、ベクトル
インバータモータ8が減速制御されて、回転体15が図
5に示すように急減速状態となり、これに応じて段積み
状態の折畳み籠2に遠心力と減速度とが作用することに
なるが、棒状質量体37に遠心力が作用していることか
ら、クランプ機構30のクランプ状態が確実に維持さ
れ、その後ベクトルインバータモータ8が低速回転制御
状態となって、回転体15が例えば40rpm程度の低
速での定速回転状態となり、これが所定時間継続された
後にベクトルインバータモータ8が回転停止され、これ
と同時に回転停止位置決め機構22におけるエアシリン
ダ23のピストンロッド23aが伸長される。
【0039】このため、ピストンロッド23aの先端が
ストッパ片21の回転軌跡内に位置することになり、こ
れにストッパ片21が当接して、図3に示すように回転
体15の中心軸が水平線LHと一致した所定停止位置で
確実に停止される。そして、回転体15が所定停止位置
に達すると、磁気センサ43の検出信号がオン状態とな
ることにより、前述した初期状態に復帰する。
【0040】このように、上記実施形態によれば、チェ
ーンコンベヤ25をセンサレスで減速停止制御すると共
に、回転体15の高速回転が可能となることにより、遠
心脱水を確実に行うことができるうえ、段積み状態での
折畳み籠2の遠心脱水処理を1サイクル60秒程度で行
うことができ、遠心脱水効率を従来例に比較して大幅に
向上させることができた。
【0041】また、クランプ機構30に垂直係合板部3
3及び垂直ロール部34による整列機能を付加したの
で、チェーンコンベヤ25による段積み状態の折畳み籠
2の位置決め制御を厳密に行う必要がなく、チェーンコ
ンベヤ25をセンサレスによる減速制御だけの簡易な制
御方式とすることができる。なお、上記実施形態におい
ては、クランプ機構30に段積み状態の折畳み籠2の上
端を抑える抑え板部32aを設けた場合について説明し
たが、実験の結果、折畳み籠2の上方への飛び出しが全
くないことが確認されたので、抑え板部32aを省略す
るようにしてもよい。
【0042】また、上記実施形態においては、折畳み籠
2を10段積み重ねた状態とした場合について説明した
が、これに限定されるものではなく、積み重ね段数は諸
元に応じて任意に設定することができる。さらに、上記
実施形態においては、コンベヤとしてチェーンコンベヤ
25を適用した場合について説明したが、これに限定さ
れるものではなく、ベルトコンベヤ等の他のコンベヤを
適用することができる。
【0043】さらにまた、上記実施形態においては、段
積み状態の折畳み籠2の中心点を回転体15の回転中心
点Oに一致させるようにして位置決めする場合について
説明したが、これに限定されるものではなく、折畳み籠
2の中心点と回転体15の回転中心点Oとをずらして位
置決めするようにしてもよい。
【0044】以上説明したように、請求項1に係る発明
によれば、位置決め保持手段におけるクランプ機構の回
動軸を退避位置とした状態で、回転体の底面板上にチェ
ーンコンベヤを配置し、このチェーンコンベヤ上に所定
段数例えば10段に段積みした状態の折畳み籠を受け渡
すことにより、このチェーンコンベヤで段積み状態の折
畳み籠を回転体の回転中心位置に対応する保持位置まで
自動搬送し、保持位置に搬送されたチェーンコンベヤに
載置されたままの段積み状態の折畳み籠を、クランプ機
構の回動軸をクランプ位置に回動させてクランプ用回動
アームで四隅から係合することにより、搬送中に段積み
状態が乱れた場合でも整列状態で位置決め保持すること
ができ、この状態で、回転体を回転駆動源で高速回転駆
動して遠心脱水を行い、この際に位置決め保持状態で段
積み状態の折畳み籠の最下段の折畳み籠とこれを支持す
るチェーンコンベヤとの接触面積が極めて少ないことに
より、折畳み籠に残留している洗浄液を全て吹き飛ば
し、短時間で残留水滴を完全に除去することができると
いう効果が得られる。さらに、回動軸によって回動され
るクランプ用回動アームの先端に第1の係合部及び第2
の係合部が設けられているので、前述したチェーンコン
ベアによる段積み状態の折畳み籠の搬送時には、その搬
送経路から第1の係合部及び第2の係合部を退避させて
おき、段積み状態の折畳み籠が所定位置に停止されたと
きに、回動軸をクランプ位置に回動させて、第1の係合
部及び第2の係合部を段積み状態の折畳み籠の4隅に係
合させることにより、段積み状態が乱れている場合でも
両係合部で整列されて位置決め保持することができると
いう効果が得られる。
【0045】また、請求項2に係る発明によれば、回転
体が所定位置に停止している状態で、回転駆動機構を
ェーンコンベヤに連結することにより、チェーンコンベ
ヤを回転駆動するので、チェーンコンベヤ用の回転駆動
機構を回転体上に配置する必要がなく、回転体の質量を
小さくすることができると共に、回転駆動機構が段積み
状態の折畳み籠を減速停止制御によって所定位置に停止
させるので、停止位置を検出するセンサを設ける必要が
なく、制御系を簡易化することができるという効果が得
られる。
【0046】
【0047】さらに、請求項に係る発明によれば、前
記請求項の発明に加えて、規制手段が付加され、この
規制手段によって第1の係合部及び第2の係合部を支持
する回動アームが遠心力によって外方に移動されること
を阻止することができ、強固な保持機構を設ける必要が
ないという効果が得られる。さらにまた、請求項に係
る発明によれば、規制手段を構成する先端に棒状質量体
を配設した回動アーム第1の係合及び第2の係合部
を支持するクランプ用回動アームとは回動軸を挟んで反
対側に取付けるだけで、棒状質量体に作用する遠心力に
よってクランプ用回動アームの外方への移動を確実に阻
止することができるという効果が得られる。
【0048】なおさらに、請求項に係る発明によれ
ば、ロータリアクチュエータによって回動軸を回動させ
が、その回動範囲をストッパで最小限に抑制するの
で、クランプ機構の開放状態から保持状態に又はその逆
への動作時間を短縮することができるという効果が得ら
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示すケース体を断面とし
た正面図である。
【図2】図1の左側面図である。
【図3】図1のA−A線断面図である。
【図4】本発明の制御系を示すブロック図である。
【図5】本発明の動作の説明に供するタイムチャートで
ある。
【符号の説明】
1 ケース体 2 折畳み籠 6 減速機 8 ベクトルインバータモータ 10 回転軸 15 回転体 22 回転停止位置決め機構 25 チェーンコンベヤ 25oコンベヤ用回転駆動機構 30 クランプ機構 31a〜31d 回動軸 32 クランプ用回動アーム 33 垂直係合板部 34 垂直ロール部 35a〜35d ロータリアクチュエータ 36 回動アーム 37 棒状質量体 45 プログラマブルコントローラ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開2000−218194(JP,A) 特開 平9−323071(JP,A) 特開 平10−43637(JP,A) 特開 平10−80670(JP,A) 特開2000−18818(JP,A) 実公 平6−16591(JP,Y2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F26B 5/08 B04B 5/00

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 洗浄後の折畳み状態で段積み可能な合成
    樹脂製の折畳み籠を所定段数だけ積み上げた段積み状態
    で遠心脱水する折畳み籠の遠心脱水装置において、密閉
    ケース体内に回転自在に配設された回転体と、該回転体
    を高速回転駆動する回転駆動源と、前記回転体の底面板
    上に配設された前記段積み状態の折畳み籠を搬送するチ
    ェーンコンベヤと、該チェーンコンベヤで所定位置に搬
    送されて当該チェーンコンベヤに載置されたままの前記
    段積み状態の折畳み籠に対してその周囲に係合して位置
    決め保持するように前記回転体に配設された位置決め保
    持手段とを備え、前記位置決め保持手段は、前記段積み
    状態の折畳み籠の4隅に対向する位置に配設された回動
    自在のクランプ機構を有し、該クランプ機構は、垂直方
    向に延長し且つ回動機構によって退避位置及びクランプ
    位置間で回動される回動軸と、該回動軸に支持されたク
    ランプ用回動アームの先端側に取付けられた前記段積み
    状態の折畳み籠の搬送方向の側部と係合する第1の係合
    部及び当該段積み状態の折畳み籠の搬送方向と直交する
    側部に係合する第2の係合部とを備えていることを特徴
    とする折畳み籠の遠心脱水装置。
  2. 【請求項2】 前記チェーンコンベヤは、前記回転体が
    所定位置に停止された状態で、ケース体内の固定部に進
    退自在に配設された回転駆動機構に連結されて回転駆動
    され、該回転駆動機構は前記段積み状態の折畳み籠を前
    記位置決め保持手段に対応する前記回転体の回転中心位
    置に停止させるように減速停止制御されるように構成さ
    れていることを特徴とする請求項1記載の折畳み籠の遠
    心脱水装置。
  3. 【請求項3】 前記位置決め保持手段は、前記回動軸に
    前記クランプ用回動アームと逆方向に取付けられた当該
    クランプ用回動アームの遠心力による外方への移動を遠
    心力を利用して規制する規制手段を備えていることを特
    徴とする請求項1又は2に記載の折畳み籠の遠心脱水装
    置。
  4. 【請求項4】 前記規制手段は、回動軸に固定された回
    動アームとその先端に配設された棒状質量体とで構成さ
    れていることを特徴とする請求項記載の折畳み籠の遠
    心脱水装置。
  5. 【請求項5】 前記回動軸は、ロータリアクチュエータ
    によって回動駆動さ れると共に、その回動範囲を最小限
    とするストッパが設けられていることを特徴とする請求
    1乃至4の何れかに記載の折畳み籠の遠心脱水装置。
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