JP3183926U - 美容ローラー - Google Patents

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Abstract

【課題】複数個の単位ローラーで広い範囲に刺激を与えることで体表面への作用効果を大きくできる美容ローラーを提供する。
【解決手段】把持部と、前記把持部と結合したローラー軸と、前記ローラー軸に回転可能に装着した複数の単位ローラーを有し、前記単位ローラーは、多面体の中心軸方向に垂直な二つの面で多面体を切断したものであって、前記ローラー軸の軸方向の中心部からの距離が大きくなるにしたがって外形が大きい単位ローラーを配置した美容ローラー。
【選択図】図2

Description

本考案は、顔面をはじめとする各部位を活性化し、美容効果を高める美容ローラーに関するものである。
顔面等の皮膚を美しく保つために、皮膚をマッサージして皮膚に刺激を与えることで血行を促進する各種の部材が販売されており、これらの部材には手指によるマッサージに代えて獣毛などを植毛したブラシやゴム、あるいは金属によるのローラーが用いられている。
例えば、複数個のローラーユニットを回転軸に装着した美容ローラー(例えば,特許文献1参照)が提案されている。
実用新案登録第3178741号公報
従来の美容ローラーは、図7に示すように、外径が同一の単位ローラー1の複数個を直線状に延びた軸に装着し、軸には把持部7に結合したものが知られている。
各単位ローラーは相互に結合していないので個別に回転をするが、人体表面のように曲面状の部位に接触した場合には、一部の単位ローラーのみが人体に対して作用するのみであって、複数個の単位ローラーを設けた場合で広い範囲に刺激を与えることは困難であった。
本考案の課題は、把持部と、前記把持部と結合したローラー軸と、前記ローラー軸に回転可能に装着した複数の単位ローラーを有し、前記単位ローラーは、多面体の中心軸方向に垂直な二つの面で多面体を切断したものであって、前記ローラー軸の軸方向の中心部からの距離が大きくなるにしたがって、外形が大きい単位ローラーを配置した美容ローラーによって解決することができる。
また、前記単位ローラーは、多面体の中心軸方向に垂直な二つの面で多面体を切断した二つの切断面を有し、前記二つの切断面の中間をとおる中間面に対して対称な前記の美容ローラーである。
前記ローラー軸の両端部にコ字状把持部と結合する把持部結合部を有し、一方の把持部結合部は、前記把持部と着脱自在である前記の美容ローラーである。
本考案の美容ローラーは、独立して回転する複数の単位ローラーを装着したローラー軸と、前記ローラー軸を結合した把持部とを備え、前記ローラー軸方向の長さ方向の中心部から両端部に向かうほど、外径が大きな単位ローラーを配置したので、把持部を握って皮膚に押し当ててローラーを回転した場合には、曲面状の体表面の広い範囲に効果的に刺激を与えることが可能となる。
図1は、本考案の一実施例の美容ローラーに装着する単位ローラーを説明する図であり、図1Aは、斜視図を示し、図1Bは、軸と直角方向から見た側面図を示し、図1Cは、ローラー軸方向から見た平面図である。 図2は、本考案の美容ローラーの正面図である。 図3は、本考案の美容ローラーのローラー軸の中心線を含む平面で切断した断面図である。 図4は、本考案の各単位ローラーの組み立てを説明する断面図である。 図5は、本考案の美容ローラーの他の実施態様を説明する図である。 図6は、本考案の美容ローラーの他の実施態様を説明する図である。 図7は、従来の美容ローラーを説明する図である。
以下に図面を参照して本発明を説明する。
図1は、単位ローラーを説明する図であり、図1Aは、斜視図、図1Bは、ローラー軸方向と直角方向から見た側面図を示し、図1Cは、ローラー軸方向から見た平面図に示す図である。
単位ローラー1は、ローラー軸に装着する装着穴3の中心を中心軸とする多面体を中心軸に垂直な二つの面で切断した構造を有しており、中心軸と直角の両端面5a、5bに接して面取部6を有している。面取部6の形成によって単位ローラー1の外周部の角部が過度の刺激を与えることがないようにすることができる。
また、本考案の単位ローラー1は、厚み方向の中心線9を、径が最も大きな部分である外径Rと一致させるとともに、前記中心線9をとおる軸に垂直な平面に対称とすることで、人体に接触して回転する場合には円滑な回転が可能となる。
また、本考案において単位ローラーの外径とは、単位ローラーの径が最も大きな部分を意味し、好ましくは、上記したように厚み方向の中心線9と一致する最も大きな径の部分である。
単位ローラー1には、各種の金属材料を用いることができる。一例を挙げると、シリコン、アルミニウム、チタンあるいはこれらの合金やステンレス等の熱伝導率、比熱が大きく、日常的な使用環境では腐食が生じにくい材料であって、人体に直接接触してもアレルギー反応が生じることがない安定な材料を用いることが好ましい。
図2は、本考案の美容ローラーを説明する図であり、図2Aは、軸方向から先端部を見た平面図であり、図2Bは側面図である。
図2で示した例では、外径が最も小さな単位ローラー1aを、軸方向の中心に配置して、その両側に、単位ローラー1aよりも外径が大きな単位ローラー1bを配置している。更に単位ローラー1bの外側には、単位ローラー1bよりも大きな外径を有する単位ローラー1cを配置している。
先端部には、固定ねじ11をローラー軸(図示しない)にねじ込むことで、各単位ローラーがローラー軸に対して独立して回転可能に取り付けている。また、ローラー軸の他端は、把持部7aに結合している。
本考案の美容ローラーでは、各単位ローラーの先端部は、接触曲面13上に位置しているので、本考案の美容ローラーを顔面をはじめとする人体の各部位に適用した場合には、人体の広い部位に対して円滑に接触して刺激を与えることができる。
更に、本考案の美容ローラーを、温水、あるいは冷水に浸漬した後に、マッサージするならば、温熱刺激、冷熱刺激を同時に与えることもできる。
図3は、本考案の美容ローラーの軸の中心線を含む平面で切断した断面図である。
把持部7aに、接続部材19を介して取り付けたローラー軸12には、各単位ローラー1a、1b、1cを装着している。各単位ローラーとローラー軸との接触面には、軸カバー13a、13b、13c、軸受15a、15b、15c、およびベアリング17a、17b、17cを装着している。
これによって、各単位ローラーの保持と、円滑な回転を実現している。
図4は、本考案の各単位ローラーの組み立て工程を説明する図である。
図4Aは、組み立てが完了した単位ローラーをローラー軸方向から見た図である。単位ローラー1は、軸受15を有しており、軸受15内部にはベアリング17を装着している。
単位ローラー1の組立工程では、図4Bに示すように、軸受15にベアリング17を装着する。次いで、ベアリング17を装着した軸受15を、単位ローラー1の軸に上部から挿入すると共に、下部からは軸カバー13を挿入する。
更に、上部から挿入した軸受15と下部から挿入した軸カバーとを一体化することで、図4Dに示すように単位ローラーが完成する。
このように各単位ローラーに、ベアリングを装着した軸受と軸カバーとを一体に結合したことで、長期間にわたり各単位ローラーの円滑な動作が可能となる。
これによって、各単位ローラーの保持と、円滑な回転が実現できる。
図5は、本考案の美容ローラーの他の実施態様を説明する図である。
図1から図3では、単位ローラーを装着したローラー軸と把持部の中心とを実質的に直線状に配置する例について説明した。これに対して、図5で示す美容ローラーは、把持部と単位ローラーを装着したローラー軸とを並列状に配置して、コの字状の把持部の両端部をローラー軸の両端部とを結合したものである。
すなわち、単位ローラー1a、1b、1cを、最も外径が小さな単位ローラー1aをローラー軸の中心に配置し、中心から両側に向かって径が小から大となるように単位ローラー1b、1cを装着したものである。
更に、単位ローラーのローラー軸結合部8a,8bを、それぞれコの字状の把持部7bの把持部結合部10a、10bと結合したものである。
本実施態様の美容ローラーは、コの字状の把持部7bを握ることで、所望の部位を美容ローラーによってマッサージを行うことができる。
図6は、本考案の美容ローラーの他の実施態様を説明する図である。
図6で示した美容ローラーは、ローラー軸結合部8bを結合部材を介して把持部結合部10bを結合し、把持部結合部10bとローラー軸結合部8bとを着脱自在としたものである。
このように、ローラー軸結合部と把持部7bとの結合部との一方を着脱自在とすることで、図6に示すように、各単位ローラー1a、1b、1cを、温水又は冷水20中に浸漬して、所望の温度に加熱、又は冷却することが可能となる。
各単位ローラー1a、1b、1cを加熱又は冷却した後に、温水又は冷水中から取り出して、把持部結合部10bを把持部7bと結合して、所望の部位に各単位ローラーを接触することで、温熱、あるいは冷熱による作用を利用することができる。
本考案の美容ローラーは、独立して回転する複数の単位ローラーを、ローラー軸方向の長さ方向の中心部から両端部に向かうほど、外径が大きな単位ローラーを配置したので、把持部を握って皮膚に押し当ててローラーを回転した場合に、曲面状の体表面の広い範囲に効果的に刺激を与えることが可能となる。
1,1a,1b,1c・・・単位ローラー、3・・・装着穴、5a,5b・・・両端面、6・・・面取部、7a,7b・・・把持部、8a,8b・・・ローラー軸結合部、9・・・厚み方向の中心線、10a,10b・・・把持部結合部、11・・・固定ねじ、12・・・ローラー軸、13・・・接触曲面、13,13a,13b,13c・・・軸カバー、19・・・接続部材、15,15a,15b,15c・・・軸受、17,17a,17b,17c・・・ベアリング、19・・・接続部材

Claims (3)

  1. 把持部と、前記把持部と結合したローラー軸と、前記ローラー軸に回転可能に装着した複数の単位ローラーを有し、前記単位ローラーは、多面体の中心軸方向に垂直な二つの面で多面体を切断したものであって、前記ローラー軸の軸方向の中心部からの距離が大きくなるにしたがって、外形が大きい単位ローラーを配置したことを特徴とする美容ローラー。
  2. 前記単位ローラーは、多面体の中心軸方向に垂直な二つの面で多面体を切断した二つの切断面を有し、前記二つの切断面の中間をとおる中間面に対して対称であることを特徴とする請求項1記載の美容ローラー。
  3. 前記ローラー軸の両端部にコ字状把持部と結合する把持部結合部を有し、一方の把持部結合部は、前記把持部と着脱自在であることを特徴とする請求項1または2記載の美容ローラー。
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