JP3183924B2 - プラスチック枚葉シートの加工装置 - Google Patents

プラスチック枚葉シートの加工装置

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JP3183924B2
JP3183924B2 JP34784791A JP34784791A JP3183924B2 JP 3183924 B2 JP3183924 B2 JP 3183924B2 JP 34784791 A JP34784791 A JP 34784791A JP 34784791 A JP34784791 A JP 34784791A JP 3183924 B2 JP3183924 B2 JP 3183924B2
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fold line
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plastic sheet
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繁男 高松
幸雄 福田
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Shin Etsu Polymer Co Ltd
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  • Shaping Of Tube Ends By Bending Or Straightening (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、熱可塑性のプラスチッ
ク枚葉シ−ト(以下シートという)から容器を製造する
工程において必要とされる、とくに曲げ強度の低い折り
目線熱加工と打抜き加工に適した装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来厚紙や段ボール紙を用いて製函する
場合、形成すべき大きさや形状に合わせてその各片を折
り曲げ、必要箇所を接着等にて一体化している。この各
片の折り曲げ部には正確に折り曲げできるように折り目
線を形成するが、これは型にて冷間押圧して形成してい
る。このような紙製函では単に折り目線を冷間押圧のみ
で容易に形成されるとともに、折り曲げ時にその折り曲
げ形状を保有することができるので、自動組み立てが可
能である。
【0003】シートを紙と同様にして折り目線を形成す
ると、製函時その折り目より曲げても保形が困難で、も
との状態に復元せんとする力が作用し、自動組み立てが
不可能であった。よってシートに折り目線を入れるの
に、加熱したプレスで容易に曲げ加工ができるようにす
る必要があった。そのため、一般にはまずシートを平盤
打抜機またはロータリーダイカッター等により、函の展
開形状に打ち抜き、別工程において加熱した成形治具を
打ち抜きずみのシート面上にプレス等により押しつけ、
折り目線の加工を行っていた。
【0004】また、木型を用いて折り目線熱加工と打ち
抜き加工を単一工程で行われているが、木型は温度が7
0〜80℃以上になると劣化するため、それ以下でない
と使用できないという制限がある。そのうえ本発明の目
的とする曲げ強度の低い折り目線を得ることができな
い。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の方法ではつぎの
問題があった。すなわち、 (1)一般の油圧または機械プレスを用い、別工程にお
ける折り目線加工プレスと打ち抜き加工プレスとへのシ
ートの供給、排出を自動化した場合でも、その速さは2
0spmが限界で生産能力が低く、そのうえ打ち抜き加
工と折り目線熱加工とがそれぞれ別の工程であるため、
中間製品として保管するストック面積が必要である。 (2)打ち抜き加工と折り目線熱加工とが分離されてい
るため、各工程ごとにシ−ト位置決め作業が必要であ
り、折り目線に対する打ち抜き精度(たとえば±0.5
mm程度)が悪く、不安定である。したがって、本発明
は、上述の点に鑑み、紙用の自動製函機にプラスチック
シートの使用を可能とし、生産能力の向上と人手による
中間製品の保管ならびに搬送作業を省略することを課題
とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
めに、本発明のプラスチック枚葉シ−トの加工装置は、
枚葉シートをクランプする把持部材を備えた間欠搬送ラ
イン上に、折り目線熱加工部と打ち抜き加工部とを連続
設置する。前記折り目線熱加工部のプレス温度が、70
〜300℃に保持されることが好ましい。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明は、まず4節リンク機構等
の間欠搬送ラインを利用する。そして該間欠搬送ライン
の上流部にシ−トの自動供給装置を、下流部に自動排
出、段積機構を設け、その間に折り目線熱加工プレスと
打ち抜き加工プレスとが隣接するように連続設置する。
【0008】折り目線熱加工プレスと打ち抜き加工プレ
スの双方とも装置中央に設置されたメインシャフトから
動力を供給されており、間欠搬送に用いている4節リン
ク機構などが停止しているときに前記プレスが作動する
ように機械的に同期がとられているが、電気的に同期を
とることもできる。
【0009】本発明の装置の代表的な説明図である図1
は、シ−ト供給部(A)から、4節リンク機構による間
欠搬送ライン(L)上の高温罫線部(折り目線熱加工
部)(B)とプレス打ち抜き部(C)をはさんで排出、
段積部(D)が連続配置された基本構成を示している。
【0010】高温罫線部(B)は、図2に示すように,
折り目線熱加工プレス1からなり、加工すべきシ−ト2
を上、下定盤3、4ではさむ。上定盤3は、加熱手段
5、型押え6、型枠7、罫線刃(トムソン刃)8を有
し、下定盤4には面盤9がある。加熱手段としては熱媒
やヒーターなどが用いられる。
【0011】折り目線熱加工プレスの温度は、シート2
の種類、厚さ、罫線刃8の形状、搬送速度等により一定
しないが、70〜300℃の範囲が好ましい。70℃未
満の場合は、満足する罫線が得られない傾向にあり、3
00℃を越えると、断熱材等が耐えられない傾向にあ
る。シート2はPVCシートの場合、折り目線熱加工プ
レス1の加熱手段5で175℃に加熱された罫線刃8に
よって折り目線が引かれる。本発明に用いられるプラス
チックシート2を構成する材料には、重合度が同一また
は異なる、ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン酢
酸ビニル共重合体、ポリスチレン、ポリ塩化ビニル、塩
素化ポリ塩化ビニル、ポリカーボネートなどの単独また
は2種以上のブレンド品が例示され、さらには、これら
の材料からなる異種または同種のプラスチックシートの
2層以上のラミネート品も包含される。
【0012】
【実施例】図3に示す装置を用いて、図4(a)に示す
箱型展開図形を打ち抜いた。まず、人手により段積みさ
れた硬質塩化ビニルのシ−ト2をその最上段から、1枚
ずつ分離した後、4節リンク機構による間欠搬送ライン
10上の供給口に送つた。そこでシ−ト2は位置決め装
置11により定位置に調整され、搬送方向と直角のバ−
12に取りつけられた把持部材13によりクランプされ
た後、間欠的に搬送され、折り目線熱加工プレス1に到
着したシ−ト2は、搬送停止時間内にプレスに固定され
た加熱手段(熱盤)5と《罫線刃8を含む》成形治具1
4により熱加工され、次の工程の打ち抜き加工プレス1
5に搬送された。打ち抜いたシ−ト2の形状は、図4の
(a)で、折り目線の断面は(b)のとおりであった。
【0013】打ち抜き加工プレス15に到着したシ−ト
2は、搬送の停止時間内に、打ち抜き加工プレス15に
固定された切断治具により打ち抜き加工(半抜き)さ
れ、ついでこのシ−ト2は、搬送の停止時間内に把持部
材13から離れ、パレット16上に段積みされ、所定量
段積みされた時点で人手によりパレット16が搬出され
た。ここで得られた折り目線入りプラスチックシートを
紙用の自動製函機にて製函したところ、紙と同様に製函
することができた。
【0014】この間欠搬送に用いられている手段として
は、4節リンク機構やサ−ボモ−タを用いたインデック
ス機構を採用することができる。また、打ち抜き工程は
通常半抜き、すなわち、製品の一部がシ−ト残材と未切
断の状態で排出されるが、打抜き工程と排出、段積工程
との間から製品のみを分離する、いわゆるブランキング
工程を設けることも可能である。
【0015】
【発明の効果】前記実施例で明らかなように、同搬送ラ
イン上で折り目線熱加工部と打ち抜き加工部とを連続設
置したことにより、 (1)位置決め精度の向上により品質が向上した。 (2)機械操作、中間製品の管理搬送に要した作業員の
コストが50%節約できた。 (3)製造能力が従来は20spmであったのが60s
pmに増進できた。 (4)中間製品(折り目線熱加工のみ)のストック面積
を従来より10%以上減少できた。 (5)紙用の自動製函機にプラスチックシートが使用で
きるようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の装置の代表的な説明図
【図2】本発明の装置の折り目線熱加工プレスの概略説
明図
【図3】本発明の実施例の装置の配置説明図
【図4】本発明の実施例で打ち抜いた箱型の説明図で、
(a)は平面図、(b)は折り目線の拡大断面図
【符号の説明】
1 折り目線熱加工プレス 2 シート 3 上定盤 4 下定盤 5 加熱手段 6 型押え 7 型枠 8 罫線刃 9 面盤 10 間欠搬送ライン 11 位置決め装置 12 バー 13 把持部材 14 成形治具 15 打ち抜き加工プレス 16 パレット

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 枚葉シートをクランプする把持部材を備
    えた間欠搬送ライン上に、折り目線熱加工部と打ち抜き
    加工部とを連続設置してなることを特徴とするプラスチ
    ック枚葉シ−トの加工装置。
  2. 【請求項2】 前記折り目線熱加工部のプレス温度が、
    70〜300℃に保持される請求項1に記載のプラスチ
    ック枚葉シ−トの加工装置。
JP34784791A 1991-12-03 1991-12-03 プラスチック枚葉シートの加工装置 Expired - Lifetime JP3183924B2 (ja)

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JPH05154901A JPH05154901A (ja) 1993-06-22
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JP2005254634A (ja) * 2004-03-12 2005-09-22 Kunitsugu Suzuki 折り曲げ罫線入りプラスチックシート作成装置
WO2020255473A1 (ja) * 2019-06-18 2020-12-24 株式会社ユポ・コーポレーション ヒンジ部を有する印刷用紙

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