JP3183229B2 - 基板の前処理システム - Google Patents

基板の前処理システム

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JP3183229B2 JP27887997A JP27887997A JP3183229B2 JP 3183229 B2 JP3183229 B2 JP 3183229B2 JP 27887997 A JP27887997 A JP 27887997A JP 27887997 A JP27887997 A JP 27887997A JP 3183229 B2 JP3183229 B2 JP 3183229B2
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重敏 北村
利春 皆見
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皆見電子工業株式会社
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    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K3/00Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
    • H05K3/0011Working of insulating substrates or insulating layers
    • H05K3/0044Mechanical working of the substrate, e.g. drilling or punching

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  • Details Of Cutting Devices (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プリント基板に対
して部品実装するための貫通孔を形成する前に行う基板
の前処理システムに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、電子機器等で用いられるプリン
ト配線基板は、その外縁部に不良箇所が発生し易いの
で、予め要求サイズよりも多少大きなサイズの基板に製
作され、配線に応じて部品実装用の貫通孔を形成すると
ともにプリント配線を形成する前に、基板を所定サイズ
にカットするなどの前処理加工を施している。従来の前
処理加工は、図16に示すように、先ず、マーキング工
程において、予め基板100に対して形成されたマーキ
ングに基づいて、銅箔の外面に位置決め用のマーキング
101を施し、次の座ぐり工程において、マーキング1
01部分に座ぐり加工を施して、予め基板100に形成
したマーク103を露出させ、次の穴あけ工程におい
て、穴あけ装置によりマーキング部分に位置決め孔10
4を形成する。次に、スタック工程において、位置決め
孔104にスタックピン105を装着して、複数の基板
100を積層状に位置決め固定し、次の外周加工工程に
おいて、基板100が所定サイズになるようにその外周
部をルーター106により研磨して除去する。次に、当
板捨板テープ貼り工程において、積層状にスタッキング
した複数の基板100の上面側に、ドリルの先端のズレ
を防止するためのアルミニウム板107を、また下面側
にバリの発生を防止するための捨板108を夫々積層状
に配置させて、これらをテープ109で貼着して固定す
る。こうして、前処理加工を施した後、NC工作機械を
用いて部品実装位置に応じて部品実装用の穴を形成する
ことになる。
【0003】ところで、前記前処理加工においては、基
板100の外周加工工程での作業時間が、他の工程の作
業時間よりも格段に長くなるので、処理能力を十分に高
めることができなかった。また、処理能力の差を吸収す
るため、外周加工工程の直前で複数の基板100を重ね
て一時的にストックさせる必要があったので、基板10
0の表面が傷ついたりするという問題もあった。
【0004】そこで、本出願人は、実開平6−8059
1号において、基板の外周の耳部を切除する基板の耳落
とし装置を、また実開平6−80519号において、耳
部を切除した基板の外周部のバリを除去する基板のバリ
取り装置を夫々提案し、この装置を用いて、基板の外周
加工を行い、その後に複数の基板を積層状にスタッキン
グする基板の前処理システムを構築した。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前記のよう
な前処理システムにおいても、スタック組と外周加工の
処理速度が早くなったことから、今度はマーキング工程
〜穴あけ工程までの作業時間が、スタック組及び外周加
工に追従できなくなり、ラインバランスが崩れるという
問題が発生した。また、マーキング工程〜穴あけ工程ま
での作業を行うため、数人の作業者が必要となり、人的
な面での省力化という点においても問題があった。
【0006】本発明の目的は、自動化を推進して作業人
員を極力少なくし、しかもラインバランスを良くして処
理能力を増大し得る基板の前処理システムを提供するこ
とである。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る基板の前
処理システムは、テーブル上にセットした基板を吸着保
持した状態で、X方向とY方向と鉛直軸周りの回転方向
とに位置決めして穴あけする位置決め兼穴あけ装置を用
いて、基板に対して位置決め孔を形成する穴あけ工程
と、位置決め孔を基準に第1テーブル上に基板を位置決
めセットして、第1テーブルとともに基板を移送しなが
ら、基板の一方の対向辺の耳をそれぞれ、剪断刃を外周
に有する上下1対の円板状の回転刃間へ送給して切断す
る第1切断工程と、位置決め孔を基準に第2テーブル上
に基板を位置決めセットして、第2テーブルとともに基
板を移送しながら、基板の他方の対向辺の耳をそれぞ
れ、剪断刃を外周に有する上下1対の円板状の回転刃間
へ送給して切断する第2切断工程と、位置決め孔を基準
に基板を位置決めして移送しながら基板の一方の対向辺
のバリをそれぞれ切削により除去する第1バリ取り工程
と、位置決め孔を基準に基板を位置決めして移送しなが
ら基板の他方の対向辺のバリをそれぞれ切削により除去
する第2バリ取り工程とを備え、前記位置決め兼穴あけ
装置として、テーブル上に基板を目視にて仮位置決めす
るために、テーブルの適正な位置に基板をセットした状
態で、基板の位置決め孔の形成位置に予め形成した位置
決めマークを、照射面における直径が0.8〜0.5m
mのレーザービームで照射するビーム照射手段を有する
ものを用い、第1テーブルから第2テーブルへ基板を移
載するための移載装置として、第1テーブル上の基板を
吸着保持して上方へ持ち上げ、第2テーブルの上方へ9
0°回転させながら移送し、その後下降させて第2テー
ブル上に移載する移載装置を設けたものである。
【0008】この基板の前処理システムにおいては、従
来におけるマーキング工程から穴あけ工程までを、位置
決め兼穴あけ装置を用いて行うことになるので、位置決
め孔を形成するまでの処理能力が大幅に改善されること
になる。また、基板の外周加工として、第1切断工程及
び第2切断工程において、剪断刃を外周に有する上下1
対の円板状の回転刃を用いて基板の耳部を切断し、第1
バリ取り工程及び第2バリ取り工程において、切削によ
り基板の側縁のバリを除去するので、効率的な外周加工
が可能となり、前処理システム全体のラインバランスが
改善されることになる。しかも、第1、第2切断工程に
おいては、移載装置により、基板を吸着保持した状態で
移送しながら90°回転させて、第1テーブルから第2
テーブルへ基板を移載するので、人手を使わない効率的
な移載が可能となる。また、基板に対するレーザービー
ムの照射面の直径を0.8〜0.5mmに設定している
ので、人手による仮位置決めの作業時間を殆ど変化させ
ることなく、仮位置決めの位置決め精度を向上させ、位
置決め兼穴あけ装置による自動位置決めを従来の約 1/
2の時間で行うことが可能となり、前処理システムのラ
インバランスが大幅に改善されることになる。
【0009】請求項2記載のように、移載装置では、電
動モータにより基板を90°回転させるように構成する
ことが好ましい。つまり、エアシリンダ等のアクチュエ
ータでも、リンクを用いるなどして90°回転させるこ
とは可能であるが、スムーズな回転が得られず、しかも
騒音や振動が大きくなるので、電動モータにより回転さ
せることが好ましい。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照しながら説明する。先ず、基板の構成につ
いて簡単に説明する。図1、図2に示すように、この基
板1は、プリント配線基板で、多層の熱硬化性積層板2
の上下両面に銅箔3を貼着したもので、外縁部における
プリント不良を防止するため、要求のサイズよりも多少
大きなサイズに形成されている。但し、図例以外の構成
の基板に対しても本発明を同様に適用できる。熱硬化性
積層板2の中間板2aの上面には基板1を位置決めする
ための左右1対の位置決めマーク4と、基板1の左右を
識別するための1つの位置決めマーク5とが印刷にて形
成され、この位置決めマーク4、5は銅箔3を通して目
視できるように構成されている。
【0012】次に、基板1に対して部品実装用の貫通孔
を形成する前に施す前処理の全体システムについて説明
する。図3に示すように、基板1の前処理システムは、
基本的には、位置決めマーク4、5の位置に位置決め孔
6、7を形成するための穴あけ工程と、基板1の耳部8
を切除するための切断工程と、基板1の側縁を切削して
バリ取りするバリ取り工程と、図3、図4に示すよう
に、複数の基板1を積層状に重ねてその位置決め孔6に
スタッキングピン10を装着して位置決め固定するスタ
ッキング工程と、積層された複数の基板1の上面と下面
とにアルミニウム板11と捨板12とを夫々積層状に配
した状態で、これらをテープ13で固定するテーピング
工程とから構成されている。
【0013】穴あけ工程では、図5に示すように、位置
決め兼穴あけ装置20を用いて、テーブル21上にセッ
トした基板1を吸着保持した状態で、位置決めマーク4
を左右1対のカメラ22で撮影しながら、テーブル21
とともに基板1を微小移動させて、基板1をX方向とY
方向と鉛直軸周りのθ方向とに自動位置決めし、3つの
ドリル23により位置決めマーク4、5の形成位置に位
置決め孔6、7を夫々形成する。テーブル21上には手
作業で基板1をセットすることになるが、このとき作業
者は、位置決め兼穴あけ装置20に付設された1対のビ
ーム照射手段24からのレーザービームで左右の位置決
めマーク4が照射されるように、基板1をテーブル21
上に仮位置決めしてセットすることになる。ビーム照射
手段24としては、基板1に対するレーザービームの照
射面における直径が0.8mmよりも大きいと、手作業
で行う基板1の仮位置決めがラフになりすぎて、位置決
め兼穴あけ装置20による基板1の自動位置決めのため
の所要時間が長くなり、0.5mmよりも小さいと、手
作業で行う基板1の仮位置決めのための所要時間が長く
なるので、0.8〜0.5mmのものを用いている。
【0014】切断工程は、第1切断工程と第2切断工程
とに別れており、両工程では同様の構成の切断装置30
を用いて、先ず第1切断工程では、基板1の幅方向を送
給方向に向けて第1の切断装置30に基板1を送給し
て、基板1の幅方向の両側の耳部8を切断し、次に第2
切断工程では、基板1の長手方向を送給方向に向けて第
2の切断装置30に基板1を送給して、基板1の長手方
向の両側の耳部8を切断することになる。但し、基板1
の長手方向の両側の耳部8を切断した後、幅方向の両側
の耳部8を切断してもよい。
【0015】両切断装置30は、図6、図7に示すよう
に、上下1対の回転刃31を有する左右1組の切断手段
32を備えており、左右の切断手段32は相互に接近離
間可能に設けられ、上下の回転刃31は3つの歯車34
を介して同期回転され、左右の回転刃31は図示外の電
動モータ等に接続されたスプライン軸33を介して同期
回転される。回転刃31は、略円板状のカッターホルダ
35と、カッターホルダ35に固定した略環状のカッタ
ー36とを有しており、上下のカッター36の周面間に
は基板1の厚さよりも小さい所定の隙間Hが形成され、
上下のカッター36の対向する端面の外周部には切断し
た基板1の切断端面を逃がすための環状の逃げ部37が
形成されている。この切断装置30では、左右の切断手
段32間の距離を適正な基板1のサイズに予め調整した
状態で、2つの位置決め孔6に図示外の位置決めピンを
それぞれ嵌め込んで、基板1をテーブル38上に位置決
めセットし、テーブル38とともに基板1を左右の切断
手段32間へ送給することで、同期回転する上下の回転
刃31間における剪断力で左右の耳部8を同時に切断す
る。
【0016】両切断工程でそれぞれ用いる切断装置30
は、基板1の移送方向を同方向に向けて並設され、両切
断装置30間には、第1切断工程で用いる第1テーブル
38A上から第2切断工程で用いる第2テーブル38B
上へ基板1を移載するための移載装置50が設けられて
いる。移載装置50について説明すると、図8〜図11
に示すように、両切断装置30の後方にわたって上下1
対のガイドレール51が設けられ、ガイドレール51の
前側には可動ベース52がガイドレール51に沿って移
動自在に設けられている。
【0017】可動ベース52の前側には昇降用シリンダ
53にて昇降される昇降台54が設けられ、昇降台54
の下側には基板1を吸着保持するための吸着パッド55
を複数の有する保持ユニット56が設けられ、この保持
ユニット56は昇降台54に設けられた電動モータ57
及び減速機58を介して軸部材59を中心に90°回転
駆動可能に構成されている。但し、電動モータ57に代
えてエアシリンダなどのアクチュエータにより保持ユニ
ット56を90°回転させてもよい。複数の吸着パッド
55はエアシリンダ60により昇降可能に構成され、吸
着パッド55に吸着保持された基板1は、吸着パッド5
5を上昇させることで、その両側部が規制板61に当接
して、吸着パッド55から確実に離脱できるように構成
されている。
【0018】この移載装置50では、先ず、図9に示す
ように、昇降用シリンダ53にて昇降台54とともに保
持ユニット56を下降させることで、第1切断工程にお
ける処理を完了した第1テーブル38A上の基板1に吸
着パッド55を押し当てて、吸着パッド55で基板1を
吸着保持する。次に、図10に示すように、吸着パッド
55で基板1を保持した状態で、昇降用シリンダ53に
て昇降台54とともに保持ユニット56を上昇させ、第
1テーブル38A上の基板1を保持ユニット56側に受
け渡す。次に、図11に示すように、ガイドレール51
に沿って可動ベース52とともに昇降台54及び保持ユ
ニット56を第2テーブル38Bの上方位置へ移動させ
るとともに、移送途中において電動モータ57により保
持ユニット56を90°回転させる。そして、昇降用シ
リンダ53にて昇降台54とともに保持ユニット56を
下降させ、保持ユニット56に保持された基板1を第2
テーブル38B上に位置決めセットすることで、第1テ
ーブル38A上の基板1を第2テーブル38B上に移載
することになる。この移載装置50では、基板1を第1
テーブル38Aの上方位置から第2テーブル38Bの上
方位置へ移送しながら、保持ユニット56を90°回転
させるので、効率的に基板1を移載することが可能とな
る。
【0019】バリ取り工程は、第1バリ取り工程と第2
バリ取り工程とに別れており、両工程では同様の構成の
切削装置40を用いて、先ず第1バリ取り工程では、基
板1の長手方向を送給方向に向けて第1の切削装置40
に基板1を送給して、基板1の長手方向の両側縁のバリ
を除去し、次に第2バリ取り工程では、基板1の幅方向
を送給方向に向けて第2の切断装置30に基板1を送給
し、基板1の幅方向の両側縁のバリを除去することにな
る。但し、基板1の幅方向の両側縁のバリを除去した
後、長手方向の両側縁のバリを除去してもよい。また、
基板1の長手方向或いは幅方向の両側縁のバリを除去し
た後、同じ切削装置40に基板1を還流させて、幅方向
或いは長手方向の両側縁のバリを除去させるようにして
もよい。切削装置40は、図12に示すように、図示外
の電動モータにより回転駆動される3つの切削ホイール
41、42、43を有する左右1組の切削手段44を備
えており、左右の切削手段44は相互に接近離間可能に
支持されている。
【0020】この切削装置40では、左右の切削手段4
4間の距離を適正な基板1のサイズに予め調整した状態
で、位置決め孔6を介して位置決めしながら左右の切削
手段44間へ基板1を送給することで、先ず、図13に
示すように、第1の切削ホイール41により基板1の側
縁の上端部が斜めに切削され、次に、図14に示すよう
に、第2の切削ホイール42により基板1の側縁の下端
部が斜めに切削され、次に、図15に示すように、第3
の切削ホイール43により基板1の厚さ方向の途中部が
鉛直方向に切削され、基板1の側縁が台形状に切削され
てバリが除去されることになる。尚、前述の移載装置5
0と同様の構成の移載装置を用いて、第1バリ取り工程
における研削装置40から、第2バリ取り工程における
研削装置40へ基板1を移載してもよい。
【0021】スタッキング工程及びテーピング工程は、
基板1に対する前処理加工の後工程において、NC加工
機により複数枚の基板1に対して同時に、部品実装用の
貫通孔を形成できるようにするためのもので、周知の構
成なので簡単に説明すると、スタッキング工程では、3
枚の基板1を積層状に重ねてその位置決め孔6にスタッ
キングピン10を装着し、3枚の基板1を積層状に位置
決め固定し、テーピング工程では、積層状に位置決め固
定された3枚の基板1の上面と下面とに、ドリルのスベ
リ止め用のアルミニウム板11とバリ防止用の捨板12
とを夫々積層状に配した状態で、これらをテープ13で
固定する。但し、3枚以外の複数枚の基板1を積層状に
重ねてテーピングしてもよい。
【0022】この前処理システムに必要な作業者は、穴
あけ工程で1名、切断工程で2名、バリ取り工程で2
名、スタッキング工程及びテーピング工程で1名、計6
名の作業者で良く、従来の前処理システムと比較して約
半分程度の人員で効率良く前処理を施すことが可能とな
る。また、全工程において1枚の基板1の加工に要する
時間が約9秒となり、ラインバランスが良くなって、能
率的に基板1を加工できるとともに、複数の基板1を積
層状にストックすることによる基板表面の損傷等の発生
を防止することが可能となる。
【0023】
【発明の効果】本発明に係る基板の前処理システムによ
れば、従来におけるマーキング工程から穴あけ工程まで
を、位置決め兼穴あけ装置を用いて行うので、位置決め
孔を形成するまでの処理能力が大幅に改善されるととに
も、それに従事する作業要員も一人で済むことになる。
また、位置決め孔を形成するための穴あけ工程と、基板
の耳部を切除してバリ取りする外周加工工程とのライン
バランスが良くなり、全体的な処理能力を改善できると
ともに、基板を積み重ねてストックすることによる傷等
の発生を防止できる。しかも、第1、第2切断工程にお
いては、移載装置により、基板を吸着保持した状態で移
送しながら90°回転させて、第1テーブルから第2テ
ーブルへ基板を移載するので、人手を使わない効率的な
移載が可能となる。また、位置決め兼穴あけ装置として
ビーム照射手段を有するものを用いると、テーブルに対
する基板の仮位置決めの位置決め精度を向上させ、位置
決め兼穴あけ装置による自動位置決めを従来の約1/2
の時間で行うことが可能となる。そして、位置決め孔を
形成するための穴あけ工程と、基板の耳部を切除してバ
リ取りする外周加工工程とのラインバランスを略完全に
合致させることが可能となる。
【0024】請求項2記載のように構成すると、スムー
ズに基板を90°回転させることが可能となり、騒音や
振動が発生を極力少なくできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 基板の平面図
【図2】 図1のII−II線断面図
【図3】 前処理システムの工程説明図
【図4】 テーピングされた基板の位置決め穴付近の縦
断面図
【図5】 位置決め兼穴あけ装置の全体構成図
【図6】 切断装置の正面図
【図7】 上下のカッター付近の要部縦断面図
【図8】 移載装置の側面図
【図9】 移載装置の正面図
【図10】 移載装置の作動説明図
【図11】 移載装置の作動説明図
【図12】 切削装置の斜視図
【図13】 第1の切削ホイールの要部縦断面図
【図14】 第2の切削ホイールの要部縦断面図
【図15】 第3の切削ホイールの要部縦断面図
【図16】 従来の前処理加工の工程説明図
【符号の説明】
1 基板 2 熱硬化性積
層板 2a 中間板 3 銅箔 4 位置決めマ
ーク 5 位置決めマーク 6 位置決め孔 7 位置決め孔 8 耳部 10 スタッキングピン 11 アルミニウ
ム板 12 捨板 13 テープ 20 位置決め兼穴あけ装置 21 テーブル 22 カメラ 23 ドリル 24 ビーム照射手段 30 切断装置 31 回転刃 32 切断手段 33 スプライン
軸 34 歯車 35 カッターホ
ルダ 36 カッター 37 逃げ部 38 テーブル 38A 第1テーブ
ル 38B 第2テーブル 40 切削装置 41 切削ホイー
ル 42 切削ホイール 43 切削ホイー
ル 44 切削手段 50 移載装置 51 ガイドレール 52 可動ベース 53 昇降用シリンダ 54 昇降台 55 吸着パッド 56 保持ユニッ
ト 57 電動モータ 58 減速機 59 軸部材 60 エアシリン
ダ 61 規制板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B26D 7/06 B26D 1/24

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 テーブル上にセットした基板を吸着保持
    した状態で、X方向とY方向と鉛直軸周りの回転方向と
    に位置決めして穴あけする位置決め兼穴あけ装置を用い
    て、基板に対して位置決め孔を形成する穴あけ工程と、 前記位置決め孔を基準に第1テーブル上に基板を位置決
    めセットして、第1テーブルとともに基板を移送しなが
    ら、基板の一方の対向辺の耳をそれぞれ、剪断刃を外周
    に有する上下1対の円板状の回転刃間へ送給して切断す
    る第1切断工程と、 前記位置決め孔を基準に第2テーブル上に基板を位置決
    めセットして、第2テーブルとともに基板を移送しなが
    ら、基板の他方の対向辺の耳をそれぞれ、剪断刃を外周
    に有する上下1対の円板状の回転刃間へ送給して切断す
    る第2切断工程と、 前記位置決め孔を基準に基板を位置決めして移送しなが
    ら基板の一方の対向辺のバリをそれぞれ切削により除去
    する第1バリ取り工程と、 前記位置決め孔を基準に基板を位置決めして移送しなが
    ら基板の他方の対向辺のバリをそれぞれ切削により除去
    する第2バリ取り工程と、 を備え、前記位置決め兼穴あけ装置として、テーブル上に基板を
    目視にて仮位置決めするために、テーブルの適正な位置
    に基板をセットした状態で、基板の位置決め孔の形成位
    置に予め形成した位置決めマークを、照射面における直
    径が0.8〜0.5mmのレーザービームで照射するビ
    ーム照射手段を有するものを用い、 前記第1テーブルから第2テーブルへ基板を移載するた
    めの移載装置として、第1テーブル上の基板を吸着保持
    して上方へ持ち上げ、第2テーブルの上方へ90°回転
    させながら移送し、その後下降させて第2テーブル上に
    移載する移載装置を設けた基板の前処理システム。
  2. 【請求項2】 前記移載装置では、電動モータにより基
    板を90°回転させる請求項1記載の基板の前処理シス
    テム。
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