JP3183208U - 包装箱 - Google Patents

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Abstract

【課題】底面部と、内側スリーブ状部を有し、内側スリーブ状部の側面部の一部が分離部として他の部分と切目線を介して分離可能な内箱部と、内側スリーブ状部を構成する各内側側面部に対応して外側側面部を有する外側スリーブ状部と、蓋部とを有し、分離部が設けられた内側側面部に対応した外側側面部に分離部が接着された外箱部と、を有する包装箱であって、少ない工程で外箱部を内箱部に対して分離できるとともに、被収納物が軽量の場合でも内箱部に対する外箱部の分離に支障を来すことがない包装箱を提供する。
【解決手段】内箱部A1において、本体部22、32から切目線K26、K36を介して分離部24、34が連設され、外箱部A2において、切目線K126により形成された片部124が設けられるとともに切欠部128が形成され、側面部120と相対する側面部においても同様の構成とする。
【選択図】図3

Description

本考案は、包装箱に関するものであり、複数の商品を集合して包装するとともに、包装箱の一部を分離させて商品を店頭等に陳列する包装箱に関するものである。
従来より、出願人は、底面部と、内側スリーブ状部を有する内箱部で、内側スリーブ状部の内側側面部の一部が分離部として他の部分と切目線を介して分離可能な内箱部と、内箱部を覆う外箱部で、内側スリーブ状部を構成する各内側側面部に対応して外側側面部を有する外側スリーブ状部と、蓋部とを有し、分離部が設けられた内側側面部に対応した外側側面部には、切目線により形成された片部が分離部と接着されている外箱部と、を有し、外箱部の片部を外側に回動することにより分離部が片部に接着した状態のまま内箱部から分離し、その後、外箱部を上方に引き上げることにより、内箱部に収納された状態の商品を陳列することができるものとして特許文献1〜2に示す先行技術文献についての出願を行っている。
特許文献1に記載の包装箱においては、外箱部A2の右側面側に設けられた片部126を外側に回動することにより、分離部24が片部126に接着した状態のまま内箱部A1から分離し、外箱部A2の左側面側に設けられた片部136を外側に回動することにより、分離部34が片部136に接着した状態のまま内箱部A1から分離し、その後、外箱部A2を上方に引き上げる。
また、特許文献2に記載の包装箱においても、外箱部A2の右側面側に設けられた片部122を外側に回動することにより、分離部24が片部122に接着した状態のまま内箱部A1から分離し、外箱部A2の左側面側に設けられた片部132を外側に回動することにより、分離部34が片部132に接着した状態のまま内箱部A1から分離し、その後、外箱部A2を上方に引き上げる。
実用新案登録第3139948号公報 実用新案登録第3147173号公報
しかし、特許文献1及び特許文献2に記載の包装箱においては、分離部24、34を内箱部A1から分離するために片部126、136(122、132)を外側に回動させる動作を行ない、その後、外箱部を上方に引き上げる際には、外箱部の下端又は角部を把持して引き上げることとなり、片部126、136(122、132)を回動させる動作と外箱部を引き上げる動作の間で外箱部を持ち替える必要があり、また、特許文献1及び特許文献2の包装箱では、両側の片部を同時に回動させるのは容易ではなく、一方の片部を回動させた後に他方の片部を回動させることになり、より少ない工程で外箱部を内箱部に対して分離できることが要望されていた。
また、特許文献1及び特許文献2に記載の包装箱においては、内箱部に収納される被収納物が軽量の場合には、外箱部を上方に引き上げる際に内箱部も上方に引き上げられてしまい、内箱部に対する外箱部の分離に支障を来すという問題があった。
そこで、本考案が解決しようとする問題点は、底面部と、内側スリーブ状部を有する内箱部で、内側スリーブ状部の側面部の一部が分離部として他の部分と切断予定線(切目線)を介して分離可能な内箱部と、内箱部を覆う外箱部で、内側スリーブ状部を構成する各内側側面部に対応して外側側面部を有する外側スリーブ状部と、蓋部とを有し、分離部が設けられた内側側面部に対応した外側側面部に分離部が接着されている外箱部と、を有する包装箱であって、少ない工程で外箱部を内箱部に対して分離できるとともに、被収納物が軽量の場合でも内箱部に対する外箱部の分離に支障を来すことがない包装箱を提供することである。
本考案は上記問題点を解決するために創作されたものであって、第1には、包装箱(陳列用包装箱、陳列兼用包装箱としてもよい)であって、底面部(略方形状の外形を有する底面部としてもよい)と、底面部の各辺から立設し底面部に対して略直角をなす内側スリーブ状部で、内側正面部と、相対する一対の内側側面部と、内側背面部とからなる内側スリーブ状部とを有し、上部が開口した内箱部で、相対する一対の内側側面部において、内側側面部の一部が分離部として分離部以外の部分である内側側面部本体部と第1切目線を介して分離可能に形成され、内側側面部本体部の上側の辺部から該第1切目線を介して該分離部が連設された内箱部と、内箱部を覆う外箱部で、内箱部の内側スリーブ状部を構成する内側正面部と一対の内側側面部と内側背面部の各部に対応して該各部の外側の面に沿って設けられた外側スリーブ状部で、内側正面部の外側の面に沿って形成された外側正面部と、一対の内側側面部における各内側側面部の外側の面に沿ってそれぞれ形成された外側側面部と、内側背面部の外側の面に沿って形成された外側背面部とを有する外側スリーブ状部と、外側側面部の上辺から折れ線を介して連設された上面部とを有し、内箱部における分離部が設けられた内側側面部に対応した外側側面部に分離部が接着され、外側側面部における分離部が接着された領域を含む片部で外側側面部と上面部間の折れ線上に両側の端部が位置する第2切目線で間隔を介して形成された複数の切込み又は連続した切込みにより形成された第2切目線を介して形成された片部が上面部に対して回動可能に形成され、一対の外側側面部の下端に内箱部を露出するための切欠部が設けられた外箱部と、を有し、内箱部と外箱部とが、それぞれ1枚のシート状のブランクにより形成されていて、外側スリーブ状部の上部開口に対して上面部を閉じた状態として、一対の内側側面部における上記切欠部からの露出部分を一方の手でつかむとともに、外箱部における一対の片部の領域を他方の手でつかんだ状態で、外箱部をつかんだ手で一対の片部を内側に押し込むことにより一対の片部が外側側面部と上面部間の折れ線に沿った回動軸を中心に回動して第1切目線が破断し、一方の手で内箱部をつかんだ状態で他方の手で外箱部を内箱部から引き離すことにより外箱部が内箱部から分離することを特徴とする。
第1の構成の包装箱によれば、内箱部における上記切欠部からの露出部分を一方の手でつかむとともに、外箱部における一対の片部の領域を他方の手でつかんだ状態で、外箱部をつかんだ手で片部を押し込み、その後、一方の手で内箱部をつかんだ状態で他方の手で外箱部を内箱部から引き離すという動作のみで外箱部を内箱部から分離することができるので、内箱部と外箱部を持つ手を持ち替える必要がなく、少ない工程で外箱部を内箱部に対して分離することができる。
また、一方の手で内箱部をつかんだ状態で他方の手で外箱部を分離させるので、被収納物が軽量の場合でも内箱部に対する外箱部の分離に支障を来すことがない。
また、第2には、包装箱(陳列用包装箱、陳列兼用包装箱としてもよい)であって、底面部(略方形状の外形を有する底面部としてもよい)と、底面部の各辺から立設し底面部に対して略直角をなす内側スリーブ状部で、内側正面部と、相対する一対の内側側面部と、内側背面部とからなる内側スリーブ状部とを有し、上部が開口した内箱部で、相対する一対の内側側面部において、内側側面部の一部が分離部として分離部以外の部分である内側側面部本体部と第1切目線を介して分離可能に形成され、内側側面部本体部の上側の辺部から該第1切目線を介して該分離部が連設された内箱部と、内箱部を覆う外箱部で、内箱部の内側スリーブ状部を構成する内側正面部と一対の内側側面部と内側背面部の各部に対応して該各部の外側の面に沿って設けられた外側スリーブ状部で、内側正面部の外側の面に沿って形成された外側正面部と、一対の内側側面部における各内側側面部の外側の面に沿ってそれぞれ形成された外側側面部と、内側背面部の外側の面に沿って形成された外側背面部とを有する外側スリーブ状部と、外側側面部の上辺から折れ線を介して連設された上面部とを有し、内箱部における分離部が設けられた内側側面部に対応した外側側面部に分離部が接着され、外側側面部における分離部が接着された領域を含む片部で外側側面部の上端領域で外側側面部と上面部間の折れ線よりも下方に両側の端部が位置し両側の端部間の方向が外側側面部と上面部間の折れ線と平行である第2切目線で間隔を介して形成された複数の切込み又は連続した切込みにより形成された第2切目線を介して形成された片部が該外側側面部の他の部分に対して回動可能に形成され、一対の外側側面部の下端に内箱部を露出するための切欠部が設けられた外箱部と、を有し、内箱部と外箱部とが、それぞれ1枚のシート状のブランクにより形成されていて、外側スリーブ状部の上部開口に対して上面部を閉じた状態として、一対の内側側面部における上記切欠部からの露出部分を一方の手でつかむとともに、外箱部における一対の片部の領域を他方の手でつかんだ状態で、外箱部をつかんだ手で一対の片部を内側に押し込むことにより一対の片部が第2切目線の両側の端部間の回動軸を中心に回動して第1切目線が破断し、一方の手で内箱部をつかんだ状態で他方の手で外箱部を内箱部から引き離すことにより外箱部が内箱部から分離することを特徴とする。
第2の構成の包装箱によれば、内箱部における上記切欠部からの露出部分を一方の手でつかむとともに、外箱部における一対の片部の領域を他方の手でつかんだ状態で、外箱部をつかんだ手で片部を押し込み、その後、一方の手で内箱部をつかんだ状態で他方の手で外箱部を内箱部から引き離すという動作のみで外箱部を内箱部から分離することができるので、内箱部と外箱部を持つ手を持ち替える必要がなく、少ない工程で外箱部を内箱部に対して分離することができる。
また、一方の手で内箱部をつかんだ状態で他方の手で外箱部を分離させるので、被収納物が軽量の場合でも内箱部に対する外箱部の分離に支障を来すことがない。
また、第3には、上記第1又は第2の構成において、第2切目線は、略U字状を呈することを特徴とする。
また、第4には、上記第1から第3までのいずれかの構成において、内側背面部の上辺は水平方向に形成され、内側側面部本体部は、内側背面部の上辺の高さ方向の位置と同じ高さ位置において水平方向に形成された上辺を有し、さらに、分離部は、該分離部が第1切目線を介して連設された内側側面部本体部の上辺の延長線上に形成された水平方向の直線状の上辺を有することを特徴とする。よって、分離部を高さ方向になるべく高い位置に形成することができ、結果として、外箱部を把持した手で片部を押し込みやすくすることができる。
また、第5には、上記第1から第4までのいずれかの構成において、内側側面部において、外箱部における片部の領域における正面視左右方向には、内側側面部本体部が存在せず、片部を内側に押し込んだ際に片部が内側側面部本体部に接触しないことを特徴とする。よって、片部を内側に押し込んだ際に、片部が内側側面部本体部と接触して片部の回動に支障を来すことがない。
また、第6には、包装箱(略方形状の外形を有する底面部としてもよい)であって、底面部と、底面部の各辺から立設し底面部に対して略直角をなす内側スリーブ状部で、内側正面部と、相対する一対の内側側面部と、内側背面部とからなる内側スリーブ状部とを有し、上部が開口した内箱部で、相対する一対の内側側面部において、内側側面部の一部が分離部として分離部以外の部分である内側側面部本体部と第1切目線を介して分離可能に形成され、内側側面部本体部の上側の辺部から該第1切目線を介して該分離部が連設された内箱部と、内箱部を覆う外箱部で、内箱部の内側スリーブ状部を構成する内側正面部と一対の内側側面部と内側背面部の各部に対応して該各部の外側の面に沿って設けられた外側スリーブ状部で、内側正面部の外側の面に沿って形成された外側正面部と、一対の内側側面部における各内側側面部の外側の面に沿ってそれぞれ形成された外側側面部と、内側背面部の外側の面に沿って形成された外側背面部とを有する外側スリーブ状部と、外側側面部の上辺から折れ線を介して連設された上面部とを有し、内箱部における分離部が設けられた内側側面部に対応した外側側面部に分離部が接着され、外側側面部における分離部が接着された領域を含む片部で外側側面部と上面部間の折れ線上に両側の端部が位置する略U字状の第2切目線で間隔を介して形成された複数の切込み又は連続した切込みにより形成された第2切目線を介して形成された片部が上面部に対して回動可能に形成され、一対の外側側面部の下端に内箱部を露出するための切欠部が設けられた外箱部と、を有し、内箱部と外箱部とが、それぞれ1枚のシート状のブランクにより形成されていて、内側背面部の上辺は水平方向に形成され、内側側面部本体部は、内側背面部の上辺の高さ方向の位置と同じ高さ位置において水平方向に形成された上辺を有し、さらに、分離部は、分離部が第1切目線を介して連設された内側側面部本体部の上辺の延長線上に形成された水平方向の直線状の上辺を有するとともに、内側側面部において、外箱部における片部の領域における正面視左右方向には、内側側面部本体部が存在せず、外側スリーブ状部の上部開口に対して上面部を閉じた状態として、一対の内側側面部における上記切欠部からの露出部分を一方の手でつかむとともに、外箱部における一対の片部の領域を他方の手でつかんだ状態で、外箱部をつかんだ手で一対の片部を内側に押し込むことにより一対の片部が内側側面部本体部に接触せずに外側側面部と上面部間の折れ線に沿った回動軸を中心に回動して第1切目線が破断し、一方の手で内箱部をつかんだ状態で他方の手で外箱部を内箱部から引き離すことにより外箱部が内箱部から分離することを特徴とする。
第6の構成の包装箱によれば、内箱部における上記切欠部からの露出部分を一方の手でつかむとともに、外箱部における一対の片部の領域を他方の手でつかんだ状態で、外箱部をつかんだ手で片部を押し込み、その後、一方の手で内箱部をつかんだ状態で他方の手で外箱部を内箱部から引き離すという動作のみで外箱部を内箱部から分離することができるので、内箱部と外箱部を持つ手を持ち替える必要がなく、少ない工程で外箱部を内箱部に対して分離することができる。
また、一方の手で内箱部をつかんだ状態で他方の手で外箱部を分離させるので、被収納物が軽量の場合でも内箱部に対する外箱部の分離に支障を来すことがない。
また、分離部を高さ方向になるべく高い位置に形成することができ、結果として、外箱部を把持した手で片部を押し込みやすくすることができる。
また、第7には、上記第1から第6までのいずれかの構成において、底面部は、内側正面部の下辺から連設された第1片部と、一対の内側側面部の一方における下辺から連設された第2片部と、一対の内側側面部の他方における下辺から連設された第3片部と、内側背面部の下辺から連設された第4片部により形成され、内側スリーブ状部における隣接する各部を互いに直角にすることにより底面部が略方形状の外形を有することを特徴とする。
本考案に基づく包装箱によれば、内箱部における上記切欠部からの露出部分を一方の手でつかむとともに、外箱部における一対の片部の領域を他方の手でつかんだ状態で、外箱部をつかんだ手で片部を押し込み、その後、外箱部と内箱部とを引き離すという動作のみで外箱部を内箱部から分離することができるので、少ない工程で外箱部を内箱部に対して分離することができる。
また、一方の手で内箱部をつかんだ状態で他方の手で外箱部を分離させるので、被収納物が軽量の場合でも内箱部に対する外箱部の分離に支障を来すことがない。
本考案の実施例に基づく包装箱の前方斜視図である。 本考案の実施例に基づく包装箱の後方斜視図である。 本考案の実施例に基づく包装箱の分解斜視図である。 本考案の実施例に基づく包装箱の底面図である。 本考案の実施例に基づく包装箱の側面図である。 内箱部の展開図である。 外箱部の展開図である。 包装箱を折り畳んだ状態を示す平面図である。 包装箱の使用状態を示す斜視図である。 包装箱の使用状態を示す斜視図である。 包装箱の使用状態を示す斜視図である。 包装箱の使用状態を示す斜視図である。 包装箱の使用状態を示す斜視図である。 包装箱の使用状態を示す斜視図である。 外箱部の他の例を示す展開図である。
本考案においては、底面部と、内側スリーブ状部を有する内箱部で、内側スリーブ状部の側面部の一部が分離部として他の部分と切断予定線(切目線)を介して分離可能な内箱部と、内箱部を覆う外箱部で、内側スリーブ状部を構成する各内側側面部に対応して外側側面部を有する外側スリーブ状部と、蓋部とを有し、分離部が設けられた内側側面部に対応した外側側面部に分離部が接着されている外箱部と、を有する包装箱であって、少ない工程で外箱部を内箱部に対して分離できるとともに、被収納物が軽量の場合でも内箱部に対する外箱部の分離に支障を来すことがない包装箱を提供するという目的を以下のようにして実現した。
本考案に基づく包装箱(陳列用包装箱、陳列兼用包装箱としてもよい)Aは、図1〜図7等に示すように構成され、内箱部A1と、外箱部A2とを有していて、それぞれが1枚のシート状のブランク(具体的には、段ボール(例えば、薄型段ボール)、厚紙等)により形成されている。
内箱部A1は、全体に上部が開口した容器状を呈し、図3、図6等に示すように、スリーブ状部(内側スリーブ状部)5と、底面部50とを有している。スリーブ状部5は、組立て状態では、底面部50の周囲から立設して形成され、正面部(内側正面部)10と、側面部(内側側面部)20と、側面部(内側側面部)30と、背面部(内側背面部)40と、糊代部42とを有していて、その展開状態は、図6に示すように形成されている。
ここで、正面部10は、方形状(具体的には、横長長方形状)を呈している。また、側面部20は、正面部10の正面視における右端の辺部から折れ線C2を介して連設され、方形状における上側の一部を切り欠いた形状を呈し、その上端の縁部は、凹凸形状に形成され、背面側の端部においては、背面部40の上端の縁部の高さと同じに形成されている。この側面部20は、本体部(内側側面部本体部)22と、分離部24とを有している。つまり、側面部20の上端の領域の一部に切目線(第1切目線)K26で区画することにより分離部24が形成されている。切目線K26は、ミシン目状の切込み(間隔をおきながら形成された切込み)(切断予定線)である。側面部20における分離部24以外の部分が本体部22となっている。
本体部22は、長方形状における上側の一部を切り欠いた形状を呈し、本体部22の上側の辺部(上端の縁部)は、正面部10の上辺から連設された直線状の辺部22aと、辺部22aの背面側の端部から連設され背面側にいくほど上方に傾斜する直線状の辺部22bと、辺部22bの背面側の端部から連設され、背面側にいくほど水平方向に対する傾斜角度(本体部22の底面側の辺部22gに対する角度)が小さくなり、辺部22d側の端部では水平方向となる略円弧状の辺部22cと、辺部22cの背面側の端部から連設され、水平方向(辺部22fと平行な方向)の直線状の辺部22dと、辺部22dの背面側の辺部から連設され、背面側にいくほど水平方向に対する傾斜角度が大きくなる曲線状の辺部22eと、辺部22eの背面側の端部から連設され、水平方向の直線状の辺部22f(内側側面部本体部の上辺)とを有している。なお、辺部22eの辺部22f側の端部における水平方向に対する角度αは、90度よりも小さくなっていて、辺部22eの水平方向に対する角度はいずれの位置においても90度よりも小さくなっている。これにより、外箱部A2を内箱部A1に対して上方に移動させて外箱部A2を内箱部A1から分離する際に、分離部24が本体部22に対して上昇するが、本体部22が分離部24が上昇する際の支障となることがない。つまり、辺部22eの水平方向に対する角度が90度よりも大きくなると、分離部24が上昇する際の支障となるので、辺部22eの水平方向に対する角度は、少なくとも90度以下である必要がある。なお、辺部22aは、内箱部A1の展開状態では正面部10の上辺の延長線上に形成され、辺部22fは、内箱部A1の展開状態では背面部40の上辺の延長線上に形成されている。つまり、辺部22fは、背面部40の上辺の高さ方向の位置と同じ高さ位置に形成されている。
また、分離部24は、辺部22dの背面側の一部と辺部22eから切目線K26を介して連設され、辺部22dの横方向における途中位置(略中央位置)から上方に伸びた正面側の辺部24aと、辺部24aの上端から連設され背面側に水平方向に形成された辺部24bと、辺部24bの背面側の端部から連設され、辺部22eに沿って形成され辺部24cと、辺部24cの辺部24bとは反対側の端部から連設され、辺部22dの一部に沿って形成された辺部24dとにより囲まれて構成されている。辺部24bは、辺部22fの延長線上に形成されている。辺部24bは、分離部24の上辺を形成する。辺部24bが辺部22fの延長線上に形成されているので、分離部24を高さ方向になるべく高い位置に形成することができ、結果として、外箱部A2を把持した手で片部124を押し込みやすくすることができる。つまり、片部124を押し込む指の位置の丁度内側に分離部24が存在した方が片部124を押し込んだ際に容易に切目線K26を破断して分離部24を分離できるので、片手で外箱部A2をつかんで片部124を押し込むことからすると、分離部24が高い位置に設けられているので、片部124を押し込むことによる分離部24の分離を容易とすることができる。
切目線K26は、辺部22e及び辺部24cに沿って形成された切目線K26aと、切目線K26bから連設され、辺部22dの背面側の一部及び辺部24dに沿って形成された切目線K26bとから構成されている。つまり、分離部24の底面側と背面側が切目線K26を介して本体部22と接続している。切目線K26は、切込み(ブランクの一方の面から他方の面まで貫通した切込み)を間隔を介して形成することにより形成され、例えば、ミシン目状に形成される。
また、側面部30は、正面部10の正面視における左端の辺部から折れ線C3を介して連設され、本体部(内側側面部本体部)32と、本体部32と切目線(第1切目線)K36を介して連設された分離部34とを有している。なお、側面部20の場合と同様に、分離部34の辺部34bが本体部32の辺部32fの延長線上に形成されているので、分離部34を高さ方向になるべく高い位置に形成することができ、結果として、外箱部A2を把持した手で片部134を押し込みやすくすることができる
この側面部30は、側面部20と対称(内箱部A1の展開状態では線対称)に形成されている。すなわち、本体部32は、本体部22と対称に形成され、分離部34は、分離部24と対称に形成されている点以外は同様の構成であるので、詳しい説明を省略する。
また、背面部40は、側面部20の右側面視における右端の辺部から折れ線C1を介して連設され、方形状(長方形状)を呈している。これにより、背面部40の上辺は、水平方向に形成されている。この背面部40の横幅は、正面部10の横幅と同一に形成され、背面部40の縦幅は、側面部20、30の縦幅(最大縦幅)と同一に形成されている。つまり、糊代部42に接着剤が塗布され、背面部40に接着される。背面部40に接着剤を塗布して、糊代部42と接着してもよい。
また、糊代部42は、側面部30の左側面視における左端から折れ線C4を介して連設され、縦方向に細長の帯状台形形状を呈している。この糊代部42は、図3に示すように、その外側の面が背面部40の内側の面に接着されている。
また、底面部50は、第1片部60と、第2片部70と、第3片部80と、第4片部90とを有し、包装箱Aの組立て状態においては、図4に示すように、略方形状の外形を呈している。この底面部50は、いわゆるワンタッチ底と呼ばれるものである。
ここで、第1片部60は、正面部10の下端から折れ線を介して連設され、先端側にいくほど幅狭となる略台形形状に形成され、その上面の一部が内箱部A1の内底面の一部を形成している。この第1片部60は、底面部50の組立て状態においては、第4片部90と点対称に形成されている。
また、第2片部70は、側面部20の下端から折れ線を介して連設され、略長方形状に形成され、第2片部70の上面の一部が内箱部A1の内底面の一部を形成している。また、第2片部70の角部(側面部20と背面部40の境界位置の角部)からは第2片部70の側面部20との境界をなす辺部に対して斜めに折れ線70−1(この折れ線70−1は、上面側が山折れ線となっている)が形成され、内箱部A1を折り畳む際に、容易に折り畳むことができるようになっている。第2片部70は、折れ線70−1を介して本体部72と先端部74とに区画される。本体部72の先端の先端部74側には、他方の本体部82と互いに係止するように切欠部72aが形成されている。先端部74の上面は、第4片部90の下面に接着されている。すなわち、第4片部90に接着剤が塗布され、先端部74に接着されている。先端部74に接着剤を塗布して第4片部90と接着してもよい。
また、第3片部80は、側面部30の下端から折れ線を介して連設され、底面部50の組立て状態においては、第2片部70と点対称に形成されている。すなわち、第3片部80は、側面部30の下端から折れ線を介して連設され、略長方形状に形成され、第3片部80の上面の一部が内箱部A1の内底面の一部を形成している。また、第3片部80の角部(側面部30と正面部10の境界位置の角部)からは第3片部80の側面部30との境界をなす辺部に対して斜めに折れ線80−1(この折れ線80−1は、上面側が山折れ線となっている)が形成され、内箱部A1を折り畳む際に、容易に折り畳むことができるようになっている。第3片部80は、折れ線80−1を介して本体部82と先端部84とに区画される。本体部82の先端の先端部84側には、他方の本体部72と互いに係止するように切欠部82aが形成されている。先端部84の上面は、第1片部60の下面に接着されている。すなわち、第1片部60に接着剤が塗布され、先端部84に接着されている。先端部84に接着剤を塗布して第1片部60と接着してもよい。
また、第4片部90は、背面部40の下端から折れ線を介して連設され、先端側にいくほど幅狭となる略台形形状に形成され、その上面の一部が内箱部A1の内底面の一部を形成している。
底面部50は、ワンタッチ底であるとして説明したが、他の形状でもよく、例えば、地獄底の形状としてもよい。
内箱部A1を箱状に組み立てた状態では、正面部10と背面部40とが互いに平行になり、側面部20と側面部30とが互いに平行になり、底面部50を構成する各部材は、正面部10、側面部20、30、背面部40に対して略直角(直角でもよい)となる。また、スリーブ状部5を構成する各部材(正面部10、側面部20、30、背面部40)における隣接する部材は互いに直角となっている。また、内箱部A1は、平板状に折り畳むことができ、正面部10と側面部30との角度を小さくし、背面部40と側面部20との角度を小さくさせるとともに、第2片部70の本体部72を上方に回動させて側面部20に対して略平行にし、第3片部80の本体部82を上方に回動させて側面部30に対して略平行にすることにより、内箱部A1が全体に平板状に折り畳むことができる。また、内箱部A1を折り畳んだ状態では、底面部50を構成する各部は、スリーブ状部5内にスリーブ状部5を構成する正面部10、側面部20、30、背面部40に対して略平行な状態となる。
次に、外箱部A2は、内箱部A1を覆う箱体であり、図1〜図4、図7等に示すように、スリーブ状部(外側スリーブ状部)105と、上面部160、170、180、190とを有していて、その展開状態は、図7に示すように形成されている。
ここで、スリーブ状部105は、組み立てた状態では、四角形状の筒状を呈し、正面部(外側正面部)110と、側面部(外側側面部)120と、側面部(外側側面部)130と、背面部(外側背面部)140とを有している。なお、スリーブ状部105の縦方向の長さ(最大長さ、すなわち、側面部120、130の縦方向の最大長さ)は、スリーブ状部5の縦方向の長さ(最大長さ、側面部20、30の縦方向の最大長さや背面部40の縦方向の長さ)よりも長く形成されている。
ここで、正面部110は、略方形状(略長方形状)の板状を呈している。この正面部110の横幅(最大幅)は、内箱部A1を外箱部A2内に収納することができるように、正面部10の横幅よりも若干大きく形成されている。
また、側面部120は、正面部110の正面視における右端の辺部から折れ線C12を介して連設され、略方形状を呈している。
すなわち、側面部120は、方形状の下端に略半円状の切欠部128を形成した形状を有している。つまり、切欠部128は、側面部120の下辺における横方向の中央(略中央としてもよい)に設けられ、側面部120の下辺は、側面部120の正面側の端部から形成された直線状の辺部120aと、辺部120aの背面側の端部から連設された半円状の辺部120bと、辺部120bの背面側の端部から連設された直線状の辺部120cとを有している。
また、側面部120の上端には、略U字状の切目線(切断予定線としてもよい)(第2切目線)K126が形成されている。この切目線K126は、側面部120の横方向における中央(略中央としてもよい)に設けられている。つまり、切目線K126は、水平方向(折れ線C22や辺部120a、120cの方向)に対して直角に形成された切目線126aと、切目線126aの下端から連設された円弧状の切目線126bと、切目線126bの切目線126aとは反対側の端部から連設され、水平方向の直線状の切目線126cと、切目線126cの背面側の端部から連設された円弧状の切目線126dと、切目線126dの切目線126cとは反対側の端部から連設され、水平方向に対して直角方向の切目線126eとから形成されている。切目線K126は、複数の切込み(ブランクの一方の面から他方の面まで貫通した切込み)を間隔を介して形成することにより形成され、例えば、ミシン目状に形成される。
切目線126aと切目線126eの上端は、側面部120と上面部170間の折れ線C22上に位置している。つまり、切目線K126の両側の端部は、側面部120と上面部170間の折れ線C22上に位置している。
側面部120において、切目線K126と折れ線C22とで囲まれた領域が片部124となり、側面部120における片部124以外の領域が本体部122となる。つまり、本体部122自体の形状としては、上端領域に切欠部(片部124を配置するための切欠部)と、切欠部128と、開口部112による切欠部とを有した構成となっている。また、切目線K126の両側の端部は折れ線C22上に位置しているので、片部124は上面部170に対して回動可能に形成されている。
なお、側面部120の横方向の長さは、内箱部A1を外箱部A2内に収納することができるように、側面部20の横方向の長さよりも若干大きく形成されている。また、側面部120の縦方向の長さ(最大長さ)は、側面部20の縦方向の長さ(最大長さ)よりも長く形成されている。
また、側面部130は、正面部110の正面視における左端の辺部から折れ線C13を介して連設され、略方形状を呈している。すなわち、側面部130は、側面部120と対称(外箱部A2の展開状態では線対称)に形成されていて、方形状の下端に略半円状の切欠部138が形成され、また、側面部130の上端には、切目線(第2切目線)K136が形成されている。
側面部130は側面部120と対称である点以外は側面部120と同様の構成であるので、詳しい説明を省略する。なお、切目線K136は、切目線K126と同様に略U字状を呈し、水平方向(折れ線C24や辺部130a、130cの方向)に対して直角に形成された切目線136aと、切目線136aの下端から連設された円弧状の切目線136bと、切目線136bの切目線136aとは反対側の端部から連設され、水平方向の直線状の切目線136cと、切目線136cの背面側の端部から連設された円弧状の切目線136dと、切目線136dの切目線136cとは反対側の端部から連設され、水平方向に対して直角方向の切目線136eとから形成されている。また、切目線136aと切目線136eの上端は、側面部130と上面部180間の折れ線C24上に位置している。つまり、切目線K136の両側の端部は、側面部130と上面部180間の折れ線C24上に位置している。また、切目線K136の両側の端部は折れ線C24上に位置しているので、片部134は上面部180に対して回動可能に形成されている。
これにより、側面部130において、切目線K136と折れ線C24とで囲まれた領域が片部134となり、側面部130における片部134以外の領域が本体部132となる。
なお、片部124と片部134はともに片手で外箱部A2の上端をつかんだ状態で内側に押し込むことができる大きさに形成されている。
また、背面部140は、側面部120の右側面視における右端の辺部から折れ線C11を介して連設され、方形状を呈している。この背面部140の横方向の長さは、内箱部A1を外箱部A2内に収納することができるように、背面部40の横幅よりも若干大きく形成され、正面部110の横方向の長さと略同一に形成されている。
この背面部140の横幅は、正面部110の横幅(最大横幅)と同一に形成され(つまり、折れ線C10と折れ線C11間の長さは、折れ線C12と折れ線C13間の長さと同一に形成されている)、背面部140の縦幅は、側面部120、130の縦幅(最大縦幅)と同一に形成されている。
また、糊代部142は、背面部140の背面視における右端の辺部から折れ線C10を介して連設され、縦方向に細長の帯状台形形状を呈している。この糊代部142は、図2に示すように、その内側の面が側面部130の外側の面に接着されている。すなわち、糊代部142に接着剤が塗布され、側面部130に接着されている。側面部130に接着剤を塗布して、糊代部142と接着してもよい。
スリーブ状部105は上記のように形成されているので、正面部110の縦方向の長さと側面部120、130の縦方向の長さ(最大長さ)と背面部140の縦方向の長さは略同一に形成され、外箱部A2の展開状態において、正面部110の下辺と側面部120、130の下辺(切欠部128、138の領域を除く下辺)と背面部140の下辺とは直線状に形成され、折れ線C21と折れ線C22と折れ線C23と折れ線C24とは直線状に形成されている。
なお、折れ線C10と折れ線C11と折れ線C12と折れ線C13の各折れ線に沿って折曲げ容易とするために、各折れ線に沿って間隔を介して直線状の切込み(ブランクの一方の面から他方の面まで貫通した切込み)が形成されている。
また、正面部110と側面部120間の境界の下端位置には、縦長の開口部112が形成され、正面部110と側面部130間の境界の下端位置には、縦長の切欠部114が形成されている。開口部112や切欠部114が設けられているので、正面部110や側面部120、130の下端が外側と内側間を移動する余裕があり、外箱部A2を容易に引き上げることができる。
また、上面部160は、正面部110の上端から折れ線C23を介して連設され、方形状(長方形状)を呈している。また、上面部170は、側面部120の上端から折れ線C22を介して連設され、方形状(長方形状)を呈している。また、上面部180は、側面部130の上端から折れ線C24を介して連設され、方形状(長方形状)を呈している。また、上面部190は、背面部140の上端から折れ線C21を介して連設され、方形状(長方形状)を呈している。
外箱部A2の展開状態において、上面部170と上面部160との間には隙間が形成され、上面部180と上面部160との間には隙間が形成され、上面部190と上面部170との間には隙間が形成されている。これら4つの上面部160〜190は、外箱部A2の上面を開閉するものであり、特に、上面部170と上面部180を閉状態とすることにより外箱部A2の上面が塞がれる。すなわち、上面部170の折れ線C22から先端までの長さと上面部180の折れ線C24から先端までの長さは、ともに正面部110の横方向の長さや背面部140の横方向の長さの半分(略半分としてもよい)の長さに形成され、上面部170と上面部180により外箱部A2の上面が塞がれる。つまり、上面部160〜190は、蓋部を構成する。
なお、上面部160〜190は、予め上方に立設した状態になっていて、外箱部A2の上方が開口した状態になっている。なお、蓋部としての上面部160〜190はスリーブ状部105の上端の各辺から連設されているが、少なくとも1つの上面部から連設されていればよい。
外箱部A2を箱状に組み立てた状態では、正面部110と背面部140とが互いに平行になり、側面部120と側面部130とが互いに平行になる。また、スリーブ状部105を構成する各部材(正面部110、側面部120、130、背面部140)における隣接する部材は互いに直角となっている。
次に、内箱部A1と外箱部A2とは、分離部24、34の箇所で互いに接着されている。
つまり、分離部24の外側の面と側面部120の片部124の内側の面とが接着剤その他の接着手段により接着されるとともに、分離部34の外側の面と側面部130の片部134の内側の面とが接着剤その他の接着手段により接着されることにより、包装箱Aが全体に一体に形成される。つまり、分離部24の外側の面の全部又は一部の領域と片部124の内側の面の間には接着剤層(図示せず)が設けられていて、同様に、分離部34の外側の面の全部又は一部の領域と片部134の内側の面の間には接着剤層(図示せず)が設けられている。これにより、外箱部A2のスリーブ状部105は、内箱部A1におけるスリーブ状部5の外側の面に沿って設けられ、例えば、正面部10の外側の面に沿って正面部110が設けられ、側面部20の外側の面に沿って側面部120が設けられ、側面部30の外側の面に沿って側面部130が設けられ、背面部40の外側の面に沿って背面部140が設けられている。該接着剤層の接着力は、外箱部A2の片部124を内側に押し込んで折れ線C22を中心に回動させた際に、同時に切目線K26が破れて、分離部24が内箱部A1から分離し、回動させた片部124に接着した状態で片部124に従動するように設定されていて、同様に、外箱部A2の片部134を内側に押し込んで折れ線C24を中心に回動させた際に、同時に切目線K36が破れて、分離部34が内箱部A1から分離し、回動させた片部134に接着した状態で片部134に従動するように設定されている。
なお、分離部24と片部124とが接着した状態における片部124の位置は、図5に示すようになり、側面視において、切目線K126が、切目線K26や本体部22の上側の辺部よりも外側(分離部24側)となっていて、片部124が本体部22と重ならないようになっている。つまり、側面部20において、片部124の領域の側方(つまり、正面視左右方向)には、本体部22が存在せず(「本体部22の上側の辺部が存在せず」としてもよい)、本体部22の上側の辺部における片部124の横方向の領域Rに対応する部分22−1(辺部22dの一部と辺部22eの一部)は、片部124よりも下側に存在する。これにより、片部124を内側に押し込んだ際に、片部124が本体部22と接触して片部124の回動に支障を来すことがない。分離部34と片部134の位置関係も同様であり、側面視において、切目線K136が切目線K36よりも外側(分離部34側)となっていて、片部134が本体部32と重ならないようになっている。
なお、図5に示すように、分離部24は横方向に片部124の領域からはみ出ているが、片部124を内側に押し込むことにより分離部24が本体部22から分離されるので、支障はない。
また、内箱部A1と外箱部A2とが接着された状態では、内箱部A1の下端(つまり、底面部50の下面)と外箱部A2の下端(正面部110の下辺や側面部120の辺部120a、120cや側面部130の辺部130a、130cや背面部140の下辺)とが同じ高さになるように形成されている。なお、内箱部A1と外箱部A2とは、分離部24、34の箇所以外は互いに接着されていない。以上のように、内箱部A1は外箱部A2の内側に収納した状態となっていて、内箱部A1の底面部50以外は外箱部A2に被覆された状態となっている。つまり、外箱部A2の下端の高さ方向の位置は、内箱部A1の下端の高さ方向の位置と略同一であり、上面部160〜190を封止した状態では内箱部においては底面部50のみが露出している。
なお、上記構成の包装箱Aは、内箱部A1が上記のように折り畳むことができ、また、外箱部A2がスリーブ状部105を有し、全体に略スリーブ状を呈しているので、包装箱Aの状態においても平板状に折り畳むことができ、正面部110を側面部130に対して略平行になるようにし、かつ、側面部120を背面部140に対して略平行になるようにすることにより、図8に示すように平板状に折り畳むことができる。
なお、上記内箱部A1、外箱部A2において、各折れ線の箇所には、予め罫線が形成されている。
また、外箱部A2には、側面部120には切欠部128が形成され、側面部130には切欠部138が形成されているので、内箱部A1はこれらの切欠部から露出している。つまり、側面部20及び側面部30の下端の正面側の領域が露出しているので、側面部20と側面部30とをつかむことにより片手で内箱部A1をつかむことができる。なお、内箱部A1は片手でつかむことができる大きさに形成されている。すなわち、内箱部A1の正面部10の横方向の長さは、側面部20と側面部30とを片手でつかむことができる長さ(例えば、10cm以下)に形成され、また、外箱部A2の側面部120の切欠部128や側面部130の切欠部138の大きさも、切欠部128、138から露出した内箱部A1を片手でつかむことができる大きさに形成されている。
また、外箱部A2も片手でつかむことができる大きさに形成されている。すなわち、外箱部A2の正面部110の横方向の長さは、側面部120と側面部130とを片手でつかむことができる長さ(例えば、10cm以下)に形成され、これにより、外箱部A2を内箱部A1から分離する際に、側面部120と側面部130とを片手でつかむことができる。
上記構成の包装箱Aの使用状態について説明する。包装箱Aを使用しない状況では、上記のように包装箱Aは平板状に折り畳むことができるので、折り畳んで保管しておく。
そして、包装箱Aを使用する際に、包装箱Aを組み立てる。すなわち、外箱部A2における正面部110と背面部140とが互いに平行になり、側面部120と側面部130とが互いに平行になるようにするとともに、内箱部A1における正面部10と背面部40とが互いに平行になり、側面部20と側面部30とが互いに平行になるようにし、底面部50がスリーブ状部5、105に直角になるようにすることにより包装箱Aが立体状に組み立てられる。また、底面部50は、略平板状に組み立てられる。
そして、図9に示すように、包装箱Aの上方から複数の被収納物(商品)Gを内箱部A1内に収納する。なお、被収納物Gとしては、レトルトパウチ等のパウチ製品のように柔軟性のあるものとする。すなわち、片部124(134)を内側に押し込んで分離部24(34)を本体部22(32)から分離させることから、片部124(134)を押し込んだ際に片部124及び分離部24と片部134及び分離部34が内側に突出するので、被収納物Gとしては柔軟性のあるものとする。なお、上面部160〜190は、予め上方に立設した状態になっていて、外箱部A2の上方が開口した状態になっているので、被収納物Gはそのまま包装箱Aの上方から収納すればよい。また、外箱部A2の正面部110、側面部120、130、背面部140や内箱部A1の正面部10、側面部20、30、背面部40は、上方に立設した状態となっているので、被収納物の収納に支障はない。その後、上面部160〜190を閉状態にして、接着テープTを外箱部A2の正面部110から上面を経て背面部140側にまで接着させることにより、図10に示すように、上面部160〜190を封止する。つまり、スリーブ状部105の上部開口に対して上面部160〜190を閉じた状態とすることにより、上面部160〜190により(主として、上面部170、180により)該上部開口を閉状態にして固定する。
以上のようにして、被収納物を包装箱Aに包装したら、被収納物Gを収納した包装箱Aを被収納物Gを陳列する場所に搬送する。
その後、被収納物を陳列する場合には、外箱部A2を内箱部A1から分離する。実際の操作としては、例えば、一方の手で内箱部A1の露出部分(すなわち、側面部120における切欠部128から露出した部分と側面部130における切欠部138から露出した部分)をつかむとともに、他方の手で外箱部A2の側面部120の片部124の領域と側面部130の片部134の領域をつかんだ状態で(図11参照)、片部124、134を内側に押し込む(図12参照)。例えば、親指で片部124、134の一方を押し込むとともに、中指で片部124、134の他方を押し込む。すると、切目線K126と切目線K136が破断して、片部124がその上辺(折れ線C22に沿った辺部)に沿って回動し(つまり、片部124が折れ線C22に沿った回動軸を中心に上面部170に対して回動する)、これに伴い切目線K26が破断して分離部24が本体部22から分離し、片部134がその上辺(折れ線C24に沿った辺部)に沿って回動し(つまり、片部134が折れ線C24に沿った回動軸を中心に上面部180に対して回動する)、これに伴い切目線K36が破断して分離部34が本体部32から分離する。つまり、片部124は、その上辺が回動軸(前後方向の回動軸)となって回動し、片部134は、その上辺が回動軸(前後方向の回動軸)となって回動する。
その後、一方の手で内箱部A1の露出部分をつかんだ状態で、他方の手で外箱部A2を内箱部A1に対して引き離す(図13参照)。その際、内箱部A1の露出部分をつかむ一方の手と片部124、134を押し込んだ際の外箱部A2をつかむ他方の手は、そのままの状態でよく、内箱部A1や外箱部A2を持つ手を持ち替える必要がない。なお、外箱部A2を持つ手も、片部124、134を押し込んだ状態のまま外箱部A2を内箱部A1に対して引き上げればよい(図13参照)。
すると、内箱部A1においては、分離部24、34が分離した状態で、被収納物Gが収納されているので、被収納物Gが収納された内箱部A1を陳列する。以上のように、内箱部A1における切欠部128、138からの露出部分を一方の手でつかむとともに、外箱部A2における一対の片部124、134の領域を他方の手でつかんだ状態で、外箱部A2をつかんだ手で一対の片部124、134を内側に押し込むことにより一対の片部124、134が前後方向の回動軸を中心に回動して切目線K26、K36が破断し、一方の手で内箱部をつかんだ状態で他方の手で外箱部A2を内箱部A1から引き離すことにより外箱部A2が内箱部A1から分離する。
本実施例の包装箱によれば、包装箱Aを両手でつかんだ状態で外箱部A2をつかんだ手で片部124、134を押し込み、その後、外箱部A2と内箱部A1とを引き離すという動作のみで外箱部A2を内箱部A1から分離することができるので、少ない工程で外箱部A2を内箱部A1に対して分離することができる。
また、一方の手で内箱部A1をつかんだ状態で他方の手で外箱部A2を分離させるので、被収納物が軽量の場合でも内箱部A1に対する外箱部A2の分離に支障を来すことがない。つまり、上記従来例(実用新案登録第3139948号)の場合のように、内箱部に収納される被収納物が軽量の場合に、外箱部を分離する際に内箱部も上方に引き上げられてしまうことがない。
また、本実施例の包装箱Aによれば、図1や図2に示すように、上方が開口した包装箱Aに対して上方から被収納物である商品を収納して、上面部160〜190を閉じて1つの接着テープTにより封止するのみであるので、容易に被収納物(商品)の梱包作業を行うことができる。
また、本実施例の包装箱Aによれば、分離部24、34を内箱部A1から分離することにより、外箱部A2を内箱部A1から分離するのみで被収納物を陳列することができるので、陳列作業を容易に行なうことができる。
また、被収納物の陳列状態においては、内箱部A1における正面部10の高さ方向の長さは、背面部40の高さ方向の長さよりも小さく形成されているので、正面部10を正面側として陳列することにより被収納物をユーザから見やすくすることができる。
なお、上記の説明において、切目線K126、K136は、複数の切込みを間隔を介して形成したものであるとしたが、略U字状に連続した切込みにより形成してもよい。
また、上記の説明では、切目線K126(K136)の両側の端部は、折れ線C22(C24)上に位置しているとして説明したが、図15に示すように、切目線K126の両側の端部は、側面部120の上端領域に設けられるとともに、折れ線C22よりもやや下方に位置し、切目線K136の両側の端部は、側面部130の上端領域に設けられるとともに、折れ線C24よりもやや下方に位置する構成としてもよい。つまり、切目線K126の両側の端部と折れ線C22間には、縦方向に間隔が設けられ、切目線K136の両側の端部と折れ線C24間には、縦方向に間隔が設けられている。切目線K126の両側の端部間の方向(折れ線C126の方向)は、折れ線C22と平行であり、切目線K136の両側の端部間の方向(折れ線C136の方向)は、折れ線C24と平行となっている。また、図15の構成においても、片部124の領域の側方には、本体部22の上側の辺部が存在しないとともに、片部134の領域の側方には、本体部32の上側の辺部が存在せず、片部124を内側に押し込んだ際に、片部124が本体部22と接触することがなく、また、片部134を内側に押し込んだ際に、片部134が本体部32と接触することがない。
これにより、片部124は切目線K126の端部間の折れ線C126(前後方向の回動軸)を中心に本体部122に対して回動し、片部134は切目線K136の端部間の折れ線C136(前後方向の回動軸)を中心に本体部132に対して回動する。つまり、この場合の本体部122自体の形状としては、上端領域に開口部(片部124を配置するための開口部)と、切欠部128と、開口部112による切欠部とを有した構成となっている。
図15に示す構成においても、内箱部A1における切欠部128、138からの露出部分を一方の手でつかむとともに、外箱部A2における一対の片部124、134の領域を他方の手でつかんだ状態で、外箱部A2をつかんだ手で一対の片部124、134を内側に押し込むことにより一対の片部124、134が前後方向の回動軸を中心に回動して切目線K26、K36が破断し、外箱部A2を内箱部A1から引き離すことにより外箱部A2が内箱部A1から分離する
A 包装箱
A1 内箱部
A2 外箱部
5、105 スリーブ状部
10、110 正面部
20、30、120、130 側面部
22、32、122、132 本体部
24、34 分離部
40、140 背面部
42、142 糊代部
50 底面部
60 第1片部
70 第2片部
80 第3片部
90 第4片部
124、134 片部
160、170、180、190 上面部
K26、K36、K126、K136 切目線

Claims (7)

  1. 包装箱であって、
    底面部と、底面部の各辺から立設し底面部に対して略直角をなす内側スリーブ状部で、内側正面部と、相対する一対の内側側面部と、内側背面部とからなる内側スリーブ状部とを有し、上部が開口した内箱部で、相対する一対の内側側面部において、内側側面部の一部が分離部として分離部以外の部分である内側側面部本体部と第1切目線を介して分離可能に形成され、内側側面部本体部の上側の辺部から該第1切目線を介して該分離部が連設された内箱部と、
    内箱部を覆う外箱部で、内箱部の内側スリーブ状部を構成する内側正面部と一対の内側側面部と内側背面部の各部に対応して該各部の外側の面に沿って設けられた外側スリーブ状部で、内側正面部の外側の面に沿って形成された外側正面部と、一対の内側側面部における各内側側面部の外側の面に沿ってそれぞれ形成された外側側面部と、内側背面部の外側の面に沿って形成された外側背面部とを有する外側スリーブ状部と、外側側面部の上辺から折れ線を介して連設された上面部とを有し、内箱部における分離部が設けられた内側側面部に対応した外側側面部に分離部が接着され、外側側面部における分離部が接着された領域を含む片部で外側側面部と上面部間の折れ線上に両側の端部が位置する第2切目線で間隔を介して形成された複数の切込み又は連続した切込みにより形成された第2切目線を介して形成された片部が上面部に対して回動可能に形成され、一対の外側側面部の下端に内箱部を露出するための切欠部が設けられた外箱部と、
    を有し、
    内箱部と外箱部とが、それぞれ1枚のシート状のブランクにより形成されていて、
    外側スリーブ状部の上部開口に対して上面部を閉じた状態として、一対の内側側面部における上記切欠部からの露出部分を一方の手でつかむとともに、外箱部における一対の片部の領域を他方の手でつかんだ状態で、外箱部をつかんだ手で一対の片部を内側に押し込むことにより一対の片部が外側側面部と上面部間の折れ線に沿った回動軸を中心に回動して第1切目線が破断し、一方の手で内箱部をつかんだ状態で他方の手で外箱部を内箱部から引き離すことにより外箱部が内箱部から分離することを特徴とする包装箱。
  2. 包装箱であって、
    底面部と、底面部の各辺から立設し底面部に対して略直角をなす内側スリーブ状部で、内側正面部と、相対する一対の内側側面部と、内側背面部とからなる内側スリーブ状部とを有し、上部が開口した内箱部で、相対する一対の内側側面部において、内側側面部の一部が分離部として分離部以外の部分である内側側面部本体部と第1切目線を介して分離可能に形成され、内側側面部本体部の上側の辺部から該第1切目線を介して該分離部が連設された内箱部と、
    内箱部を覆う外箱部で、内箱部の内側スリーブ状部を構成する内側正面部と一対の内側側面部と内側背面部の各部に対応して該各部の外側の面に沿って設けられた外側スリーブ状部で、内側正面部の外側の面に沿って形成された外側正面部と、一対の内側側面部における各内側側面部の外側の面に沿ってそれぞれ形成された外側側面部と、内側背面部の外側の面に沿って形成された外側背面部とを有する外側スリーブ状部と、外側側面部の上辺から折れ線を介して連設された上面部とを有し、内箱部における分離部が設けられた内側側面部に対応した外側側面部に分離部が接着され、外側側面部における分離部が接着された領域を含む片部で外側側面部の上端領域で外側側面部と上面部間の折れ線よりも下方に両側の端部が位置し両側の端部間の方向が外側側面部と上面部間の折れ線と平行である第2切目線で間隔を介して形成された複数の切込み又は連続した切込みにより形成された第2切目線を介して形成された片部が該外側側面部の他の部分に対して回動可能に形成され、一対の外側側面部の下端に内箱部を露出するための切欠部が設けられた外箱部と、
    を有し、
    内箱部と外箱部とが、それぞれ1枚のシート状のブランクにより形成されていて、
    外側スリーブ状部の上部開口に対して上面部を閉じた状態として、一対の内側側面部における上記切欠部からの露出部分を一方の手でつかむとともに、外箱部における一対の片部の領域を他方の手でつかんだ状態で、外箱部をつかんだ手で一対の片部を内側に押し込むことにより一対の片部が第2切目線の両側の端部間の回動軸を中心に回動して第1切目線が破断し、一方の手で内箱部をつかんだ状態で他方の手で外箱部を内箱部から引き離すことにより外箱部が内箱部から分離することを特徴とする包装箱。
  3. 第2切目線は、略U字状を呈することを特徴とする請求項1又は2に記載の包装箱。
  4. 内側背面部の上辺は水平方向に形成され、内側側面部本体部は、内側背面部の上辺の高さ方向の位置と同じ高さ位置において水平方向に形成された上辺を有し、さらに、分離部は、該分離部が第1切目線を介して連設された内側側面部本体部の上辺の延長線上に形成された水平方向の直線状の上辺を有することを特徴とする請求項1又は2又は3に記載の包装箱。
  5. 内側側面部において、外箱部における片部の領域における正面視左右方向には、内側側面部本体部が存在せず、片部を内側に押し込んだ際に片部が内側側面部本体部に接触しないことを特徴とする請求項1又は2又は3又は4に記載の包装箱。
  6. 包装箱であって、
    底面部と、底面部の各辺から立設し底面部に対して略直角をなす内側スリーブ状部で、内側正面部と、相対する一対の内側側面部と、内側背面部とからなる内側スリーブ状部とを有し、上部が開口した内箱部で、相対する一対の内側側面部において、内側側面部の一部が分離部として分離部以外の部分である内側側面部本体部と第1切目線を介して分離可能に形成され、内側側面部本体部の上側の辺部から該第1切目線を介して該分離部が連設された内箱部と、
    内箱部を覆う外箱部で、内箱部の内側スリーブ状部を構成する内側正面部と一対の内側側面部と内側背面部の各部に対応して該各部の外側の面に沿って設けられた外側スリーブ状部で、内側正面部の外側の面に沿って形成された外側正面部と、一対の内側側面部における各内側側面部の外側の面に沿ってそれぞれ形成された外側側面部と、内側背面部の外側の面に沿って形成された外側背面部とを有する外側スリーブ状部と、外側側面部の上辺から折れ線を介して連設された上面部とを有し、内箱部における分離部が設けられた内側側面部に対応した外側側面部に分離部が接着され、外側側面部における分離部が接着された領域を含む片部で外側側面部と上面部間の折れ線上に両側の端部が位置する略U字状の第2切目線で間隔を介して形成された複数の切込み又は連続した切込みにより形成された第2切目線を介して形成された片部が上面部に対して回動可能に形成され、一対の外側側面部の下端に内箱部を露出するための切欠部が設けられた外箱部と、
    を有し、
    内箱部と外箱部とが、それぞれ1枚のシート状のブランクにより形成されていて、
    内側背面部の上辺は水平方向に形成され、内側側面部本体部は、内側背面部の上辺の高さ方向の位置と同じ高さ位置において水平方向に形成された上辺を有し、さらに、分離部は、分離部が第1切目線を介して連設された内側側面部本体部の上辺の延長線上に形成された水平方向の直線状の上辺を有するとともに、内側側面部において、外箱部における片部の領域における正面視左右方向には、内側側面部本体部が存在せず、
    外側スリーブ状部の上部開口に対して上面部を閉じた状態として、一対の内側側面部における上記切欠部からの露出部分を一方の手でつかむとともに、外箱部における一対の片部の領域を他方の手でつかんだ状態で、外箱部をつかんだ手で一対の片部を内側に押し込むことにより一対の片部が内側側面部本体部に接触せずに外側側面部と上面部間の折れ線に沿った回動軸を中心に回動して第1切目線が破断し、一方の手で内箱部をつかんだ状態で他方の手で外箱部を内箱部から引き離すことにより外箱部が内箱部から分離することを特徴とする包装箱。
  7. 底面部は、内側正面部の下辺から連設された第1片部と、一対の内側側面部の一方における下辺から連設された第2片部と、一対の内側側面部の他方における下辺から連設された第3片部と、内側背面部の下辺から連設された第4片部により形成され、内側スリーブ状部における隣接する各部を互いに直角にすることにより底面部が略方形状の外形を有することを特徴とする請求項1又は2又は3又は4又は5又は6に記載の包装箱。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2016179830A (ja) * 2015-03-23 2016-10-13 凸版印刷株式会社 包装箱
JP2019031309A (ja) * 2017-08-09 2019-02-28 大森機械工業株式会社 枠体の起函装置及び枠体

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