JP3182916B2 - 円盤状記録媒体及びその製造方法 - Google Patents

円盤状記録媒体及びその製造方法

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JP3182916B2
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  • Manufacturing Optical Record Carriers (AREA)
  • Optical Record Carriers And Manufacture Thereof (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、サーボ信号検出領域と
データ領域とが空間的に分離されたサンプル・サーボ・
フォーマット方式の円盤状記録媒体及びその製造方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】近時、円盤状の記録媒体として、読出し
専用の光記録媒体(一般にCD−ROMと称されてい
る)や書換え型光記録媒体、その他、光変調あるいは磁
界変調によって書換えが可能な光磁気記録媒体などが提
案され、現在、CD−ROMと光磁気記録媒体が実用化
に至っている。
【0003】特に、上記光磁気記録媒体(以下、単に光
磁気ディスクと記す)は、そのフォーマット方式とし
て、現在、連続溝フォーマット方式とサンプル・サーボ
・フォーマット方式とがある。
【0004】これら2つのフォーマット方式の中でも、
後者のサンプル・サーボ・フォーマット方式は、図7に
示すように、光磁気ディスクが、サーボ信号検出領域
(サーボバイト)Zsとデータ領域Zdとで空間的に分
離されており、サーボバイトZsで検出したエラー信号
をサンプル・ホールドすることにより、制御信号を得る
ものである。このことから、このフォーマット方式にお
いては、トラッキングエラー信号とデータ信号とが時間
軸上で完全に分離されるかたちとなる。
【0005】トラッキングエラー信号の検出は、図示す
るように、トラック中心を基準として、トラックピッチ
の1/4だけ半径方向にずらした1対のピット(ウォブ
ルピット)Pwを用いる。それぞれのピットPwを通過
するときの戻り光量をサンプリングして得られた信号
は、例えば3スポット法のサイドスポットからの信号に
対応するため、それらの差をとることにより、トラッキ
ングエラー信号を得ることができる。
【0006】従って、プッシュプル法のようなアクセス
時や、光磁気ディスクの半径方向の傾きによるオフセッ
トは発生せず、また、1スポットであるため、3スポッ
ト法のような光磁気ディスクのトラック方向の傾きによ
るオフセットも発生しないという利点がある。
【0007】また、このサンプル・サーボ・フォーマッ
ト方式は、クロック信号を光磁気ディスクから得るとい
う方法を採用している。即ち、サーボバイトZsの後部
において、トラック中心Tc上に形成されたクロッキン
グピットPcを検出し、この検出信号をクロック信号と
して利用する。
【0008】実際には、再生ヘッドがクロッキングピッ
トPc上を通過するたびに得られる再生信号(パルス)
を、後段のピーク値検出回路にてクロッキングピット信
号を抽出し、更にこのクロッキングピット信号を後段の
逓倍手段(PLL)にて逓倍することにより、サーボ信
号の検出及びデータ信号の検出に必要なシステムクロッ
ク信号を得ることができる。なお、フォーカシング・エ
ラー信号は、上記ウォブルピットとこのクロッキングピ
ットの間にある鏡面部分を利用して検出される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記サンプ
ル・サーボ・フォーマット方式による光磁気ディスク
は、一般的にCAV(Constant Angular Velocity:回
転角一定)方式にて回転速度制御される。この場合、光
磁気ディスクの内周と外周とでは、サーボピット(ウォ
ブルピットPw及びクロッキングピットPc)の長さが
ディスクの半径の比の分だけ異なるように形成される。
これは、内周に比べて外周の回転が速くなることから、
上記ピットの長さを違えることにより、ピットに対する
再生ヘッドの通過時間を内周と外周とでほぼ同じにし、
再生ヘッドより得られる再生信号波形のパルス幅をほぼ
同等にするためである。
【0010】理論的には、上記ピットPw及びPcの断
面形状を矩形にすることにより、再生ヘッドにて検出さ
れるパルス信号も矩形となることが予想されるが、この
場合、再生ヘッドのS/Nの関係から、矩形状のパルス
信号を得ることはできない。従って、予め、ピットの形
状、特に側面形状をテーパ状に形成して、パルス信号の
波形をほぼ台形状にすることにより、パルス信号の高周
波部分をなくし、S/Nの向上を図るようにしている。
【0011】そして、後段の例えばピーク値検出回路に
て、上記パルス信号におけるそのピークレベルから60
%もしくは70%落ちた時点で、信号の立ち上げ及び降
下を行って、クロッキングピット信号を抽出するように
している。
【0012】しかし、従来のピットの形状は、図8に示
すように、内周側と外周側とで、その側面のテーパ形状
(側面の水平線に対する傾斜角θi及びθo)を同じに
設定している。このことから、回転速度の遅い内周側に
おいては、そのテーパ部分の通過時間が比較的長くなっ
て、再生ヘッド101からのパルス信号Siの波形とし
ては、図9Aに示すように、その立ち上がり時間tri及
び降下時間tfiが長い波形となる。
【0013】一方、回転速度の速い外周側においては、
そのテーパ部分の通過時間が比較的短くなって、再生ヘ
ッド101からのパルス信号Soの波形としては、図9
Bに示すように、その立ち上がり時間tro及び降下時間
tfoが短い波形となる。しかも、ピット長が長いため、
それに応じてパルス信号Soのピーク値が高くなる。な
お、全体のパルス幅τは内周側及び外周側でほぼ同等と
なる。
【0014】従って、ピーク値検出回路にて生成された
クロッキングピット信号CPi及びCPoの波形として
は、図9に示すように、内周側と外周側とでその出力タ
イミングが異なったものとなり、しかも、外周側のピー
ク値が内周側よりも大きくなる。
【0015】通常、サンプル・サーボ・フォーマット方
式においては、ピット変調度が内外周でMTF(Modula
tion Transfer Function)の分だけ差がでる。ここで、
ピット変調度とは、再生ヘッド101がトラック中心T
c上にあるときのオントラック時における信号出力と、
再生ヘッド101がトラック中心Tcにないときのオフ
トラック時における信号出力との比である。
【0016】しかし、従来においては、上述したよう
に、クロッキングピット信号CPi及びCPoが、内周
側と外周側とでその出力タイミングが異なったものとな
り、外周側のピーク値が内周側よりも大きくなることか
ら、ピット変調度の内外周での差が更に大きくなる。従
って、PLLの動作特性上、クロッキングピット信号C
Pi及びCPoに対するPLLのゲインの内外周での差
が大きくなり、PLLから生成されるシステムクロック
信号の周波数変動が大きくなるという問題があった。こ
のシステムクロック信号の周波数変動が大きくなると、
サーボ信号及びデータ信号にジッタ成分が大きくなり、
システム全体が不安定になるという問題が生じる。
【0017】本発明は、上記の課題に鑑みてなされたも
ので、その目的とするところは、サンプル・サーボ・フ
ォーマット方式において、内外周のピット変調度の差を
小さくすることができ、安定したクロック信号を得るこ
とができる円盤状記録媒体を提供することにある。
【0018】また、本発明は、サンプル・サーボ・フォ
ーマット方式において、内外周のピット変調度の差を小
さくすることができ、安定したクロック信号を得ること
ができる円盤状記録媒体を容易に作製することができる
円盤状記録媒体の製造方法を提供することにある。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明は、サーボ信号検
出領域Zsとデータ領域Zdとが空間的に分離されたサ
ンプル・サーボ・フォーマット方式の円盤状記録媒体に
おいて、ピット(Pi,Po)の側面における水平線と
のなす角(傾斜角θi,θo)を内外周で異なるように
して構成する。即ち、内周側ピットPiの側面における
傾斜角θiを、外周側ピットPoのそれよりも大にして
構成する。
【0020】また、本発明は、基板6上に塗布されたフ
ォトレジスト膜7に対し、レーザ光Lにより記録パター
ンを描画した後、現像処理を施して上記基板6上にフォ
トレジスト膜7によるマスクを形成し、その後、めっき
処理を施して金属製の円盤状記録媒体原盤を作製する円
盤状記録媒体の製造方法において、上記レーザ光Lの強
度を、上記基板6の内周側と上記基板6の外周側とで異
ならせる。即ち、上記基板6の内周側に照射される上記
レーザ光Lの強度を、上記基板6の外周側に照射される
上記レーザ光Lの強度よりも大にする。
【0021】
【作用】本発明に係る円盤状記録媒体において、再生ヘ
ッドHにてクロック信号を得る場合、回転速度の遅い内
周側においては、ピットPiの側面におけるテーパ形状
によって、そのパルス信号Siの波形は、その側面の傾
斜角θiに応じた立ち上がり時間triと降下時間tfiを
有する波形となる。
【0022】次に、回転速度の速い外周側においても、
ピットPoの側面におけるテーパ形状によって、そのパ
ルス信号Soの波形は、その側面の傾斜角θoに応じた
立ち上がり時間troと降下時間tfoを有する波形となる
が、この場合、その傾斜角θoが内周側の傾斜角θiよ
りも小さいため、再生ヘッドHからのパルス信号Soの
波形としては、従来の場合(図9参照)よりもその立ち
上がり時間tro及び降下時間tfoが長い波形となる。ま
た、外周側のピットPoの形状は、特にその底部の径方
向の幅は、側面の傾斜がなだらかであることから、内周
側のピットPiの底部の径方向の幅よりも小さくなる。
【0023】従来においては、図9に示すように、外周
側のパルス信号Soの波形が内周側のパルス信号Siの
波形よりも、その立ち上がり時間tro及び降下時間tfo
が短くなってしまったが、本発明に係る円盤状記録媒体
においては、外周側の立ち上がり時間tro及び降下時間
tfoが長くなるため、内周側と外周側とでほぼ同じパル
ス信号波形を得ることができ、再生ヘッドHからのオン
トラック時における信号出力とオフトラック時における
信号出力の比(ピット変調度)が内外周でほぼ同じにな
る。即ち、内外周のピット変調度の差を小さくすること
ができる。
【0024】しかも、オントラック時における再生ヘッ
ドからの信号出力(ピーク値)は、通常、ピット長が長
い外周側の方が大きくなるが、外周側のピットPoの底
部の径方向の幅が内周側のそれよりも小さくなり、また
ピット長も短くなることから、外周側のピーク値が抑え
られ、内周側のピーク値とほぼ同じになる。
【0025】従って、後段の例えばピーク値検出回路に
て、例えばピークレベルから60%又は70%落ちたレ
ベルで信号の立ち上げ及び降下を行って、クロッキング
ピット信号CPi及びCPoを生成する場合、内外周に
おいて出力タイミングが同じであるクロッキングピット
信号CPi及びCPoを得ることができ、後段の例えば
逓倍手段(PLL)にて、円盤状記録媒体全周に関し、
安定にクロック信号を生成することができる。
【0026】また、本発明の円盤状記録媒体の製造方法
において、スタンパーを作製する場合、まず、基板6上
に塗布されたフォトレジスト膜7に対し、レーザ光Lに
より記録パターンを描画してピット形成のためのマスク
を作製するが、このとき、基板6の内周側では、上記レ
ーザ光Lの強度を強くし、基板6の外周側では弱くす
る。これによって、内周側のフォトレジスト膜7には、
テーパ形状が急峻な記録パターンが描画され、外周側の
フォトレジスト膜7には、テーパ形状がなだらかな記録
パターンが描画される。
【0027】その後、フォトレジスト膜7に対して現像
処理を行って、例えば上記レーザ光Lによって描画され
た記録パターンの部分を溶解除去する。このとき、フォ
トレジスト膜7によるマスクが形成され、ガラス基板上
にフォトレジスト膜によるマスクが形成された円盤状記
録媒体原盤を得る。その後、例えば無電解めっきを施し
て、フォトレジスト膜7を導電化させた後、金属めっき
を施して、フォトレジスト膜7全面に金属めっき膜を形
成する。その後、この金属めっき膜を剥離することによ
り、金属製のスタンパーが完成する。このとき、記録パ
ターンは、突起状に形成され、内周側ではその記録パタ
ーンにおける側面のテーパが急峻であり、外周側ではな
だらかな形となる。
【0028】上記スタンパーを用いて、円盤状記録媒体
を作製するときは、上記工程以後、大量複製工程に移
り、スタンパーを型として、例えば射出成形法、圧縮成
形法あるいはフォトポリマリゼージョン(2p)法を用
いて、円盤状記録媒体を複製する。このとき、上記スタ
ンパーに形成されている記録パターンに対応した部分が
ピットとして形成され、内周側のピットPiの側面にお
ける傾斜角θiが外周側のそれよりも大きくなる。
【0029】
【実施例】以下、本発明に係る円盤状記録媒体を光磁気
ディスクに適用した実施例(以下、実施例に係る光磁気
ディスクと記す)を図面を参照しながら説明する。
【0030】この実施例に係る光磁気ディスクは、図7
に示すように、サーボ信号検出領域Zsとデータ領域Z
dとが空間的に分離されたサンプル・サーボ・フォーマ
ット方式となっており、その回転制御方式はCAV方式
である。
【0031】そして、本実施例に係る光磁気ディスクお
いては、図1Aに示すように、ピットの形状、特にその
側面における水平線とのなす角(傾斜角)が、内周側の
ピットPiと外周側のピットPoとで異なっている。即
ち、内周側のピットPiの側面における傾斜角θiが、
外周側のピットPoの側面における傾斜角θoよりも大
に設定されて、ピットPi及びPoが形成されている。
換言すれば、内周側のピットPiにおける側面のテーパ
は急峻になっており、外周側のピットPoにおける側面
のテーパは緩やかになっている。ここで、ピットの径方
向の幅(図示せず)及び深さhは内外周とも同じであ
る。従って、ピット底部の径方向の幅は、傾斜角の関係
から、内周側のピットPiの方が、外周側のそれよりも
大となっている。
【0032】次に、本実施例に係る光磁気ディスクから
クロック信号を得る場合の動作について図2を参照しな
がら説明する。
【0033】まず、回転速度の遅い内周側においては、
ピットPiの側面におけるテーパ形状によって、そのパ
ルス信号Siの波形は、その側面の傾斜角θiに応じた
立ち上がり時間triと降下時間tfiを有する波形とな
る。
【0034】次に、回転速度の速い外周側においても、
ピットPoの側面におけるテーパ形状によって、そのパ
ルス信号Soの波形は、その側面の傾斜角θoに応じた
立ち上がり時間troと降下時間tfoを有する波形となる
が、この場合、その傾斜角θoが内周側の傾斜角θiよ
りも小さいため、再生ヘッドHからのパルス信号波形と
しては、従来の場合(図9参照)よりもその立ち上がり
時間tro及び降下時間tfoが長い波形となる。また、外
周側のピットPoの形状は、特にその底部の径方向の幅
は、その側面の傾斜がなだらかであることから、内周側
のピットPiの底部の径方向の幅よりも小さくなる。
【0035】従来においては、図9に示すように、外周
側のパルス信号Soの波形が内周側のパルス信号Siの
波形よりも、その立ち上がり時間tro及び降下時間tfo
が短くなってしまったが、本実施例に係る光磁気ディス
クにおいては、外周側の立ち上がり時間tro及び降下時
間tfoが長くなるため、内周側と外周側とでほぼ同じパ
ルス信号波形を得ることができ、再生ヘッドHからのオ
ントラック時における信号出力とオフトラック時におけ
る信号出力の比(ピット変調度)が内外周でほぼ同じに
なる。即ち、内外周のピット変調度の差を小さくするこ
とができる。
【0036】しかも、オントラック時における再生ヘッ
ドHからの信号出力(ピーク値)は、通常、ピット長が
長い外周側の方が大きくなるが、外周側のピットPoの
底部の径方向の幅が内周側のそれよりも小さくなること
から、外周側のピーク値が抑えられ、内周側のピーク値
とほぼ同じになる。
【0037】従って、後段の例えばピーク値検出回路に
て、例えばピークレベルから60%又は70%落ちたレ
ベルで信号の立ち上げ及び降下を行って、クロッキング
ピット信号CPi及びCPoを生成する場合、内外周に
おいて出力タイミングが同じであるクロッキングピット
信号CPi及びCPoを得ることができる。その結果、
後段の逓倍手段(PLL)にてシステムクロック信号を
生成する場合、光磁気ディスクの全周において、安定に
システムクロック信号を生成することができる。
【0038】このように、本実施例に係る光磁気ディス
クによれば、内周側ピットPiの側面における傾斜角θ
iを、外周側ピットPoのそれよりも大にしたので、内
外周のピット変調度の差が小さくなり、これによって、
内外周でのPLLのゲインの差を小さくすることがで
き、クロッキングピットをトレースすることによって得
られるシステムクロック信号の周波数変動並びにタイミ
ングずれを小さく抑えることができる。
【0039】また、ピーク値検出方式にてクロッキング
ピット信号CPi及びCPoを得る場合において、得ら
れたクロッキングピット信号CPi及びCPoのピーク
値の内外周での差が少なくなるため、後段のPLLにて
より安定にクロック信号を生成することができる。従っ
て、サーボ信号及びデータ信号に含まれるジッタ成分が
低減され、システム全体が安定化する。
【0040】次に、上記本実施例に係る光磁気ディスク
の製造方法、特に光磁気ディスクのためのスタンパーを
作製する方法を図3〜図6を参照しながら説明する。こ
こで、図3で示す装置は、スタンパーの前段階である光
磁気ディスクの原盤作製に用いられる光学記録装置(レ
ーザカッティング装置)を構成を示すものである。
【0041】この装置は、図示するように、気体を増幅
媒質とするガスレーザ光源1と、このガスレーザ光源1
から出射されたレーザ光Lを、入力される信号電界に応
じて強度変調する横型電気光学変調器(Erectro Optic
Modulator;以下、単にEOMと記す)2と、記録信号
にて変調された超音波に基づいて、上記EOM2からの
レーザ光Lを強度変調する音響光学変調器(Acousto Op
tic Modulator ;以下、単にAOMと記す)3と、この
AOM3にて強度変調されたレーザ光Lを、カッティン
グヘッド4に導くミラー5とから構成されている。
【0042】カッティングヘッド4は、レーザ光Lを、
円形のガラス基板6上に形成されたフォトレジスト膜7
上に集光する対物レンズ8と、上記ミラー5によって導
かれたレーザ光Lを対物レンズ8側に反射させるミラー
9とから構成され、特に対物レンズ8は、上記フォトレ
ジスト膜7上に所定間隔をもって対向して配されてい
る。そして、このカッティングヘッド4は、ステッピン
グモータ10を主体とする既知の移動機構によって、ガ
ラス基板6の径方向に移動する。
【0043】カッティングヘッド4の位置は、このカッ
テングヘッド4に取り付けられたスリット板(レーザス
ケール)あるいは、ステッピングモータ10の軸に取り
付けられた符号板等から構成されたエンコーダ11によ
って検出されるようになっている。また、ガラス基板6
は、円形のステージ12上に例えば真空吸着によって固
定されており、このステージ12がスピンドルモータ1
3によって回転駆動されることによって、CAV方式で
回転するようになっている。
【0044】ここで、フォトレジスト膜7の感光材料が
ポジ型の場合、上記レーザ光Lとしては、Arレーザで
は458nm、He−Cdレーザでは442nmの発振
波長のものが選定される。また、最近では、400nm
付近の発振波長を有するKrレーザも使用される場合が
ある。また、これらのガスレーザは、ブリュースター窓
により直線偏光のレーザ光Lとして出射される。
【0045】上記EOM2は、例えばADPやKDPの
結晶で構成されており、このEOM2の電極間に可変直
流電源14のみが接続されている。通常、この可変直流
電源14からは、一定レベルの直流電圧Vが出力され
る。そして、EOM2に入射された直線偏光のレーザ光
L、特に媒質中における2つの直交偏光成分間の光学的
位相差Δφが、上記可変直流電源14からの直流電圧V
の供給によって制御され、この制御により、レーザ光L
の偏光状態が変化する。
【0046】このEOM2を透過したレーザ光Lは、楕
円偏光となるため、後段の1/4波長板及び検光子から
なるアナライザ15にて強度変調光に変換される。即
ち、EOM2から出力された楕円偏光のレーザ光Lは、
まず、1/4波長板にて直線偏光のレーザ光Lに戻され
るが、入射光に比べて電気ベクトルの振動面が直流電圧
Vに比例した角度Δφ/2だけ回転しているため、次に
検光子によって強度変調光に変換される。この場合、上
記EOM2から出力されたレーザ光Lは、図5で示す、
特性曲線sin2(V) に比例した光出力(光量)とな
る。
【0047】そして、本実施例においては、EOM2の
後段(正確には、アナライザ15の後段)にハーフミラ
ー又はビームスプリッタ(以下、ハーフミラー等と記
す)16を配置することによって、EOM2を透過した
レーザ光Lを2つに分け、この2つに分岐された光路
中、EOM2の透過光路に延長した第1の光路上に光検
出器17を配置し、その後段に電圧制御回路18を接続
する。そして、この電圧制御回路18と上記可変直流電
源14とを接続する。即ち、EOM2、光検出器17、
電圧制御回路18及び可変直流電源14にて1つのフィ
ードバック系19が構成される。光検出器17は、EO
M2を透過したレーザ光Lの光出力を信号電流(検出信
号)Ssに変換するもので、例えばフォトダイオードに
て構成することができる。
【0048】電圧制御回路18は、例えば図4に示すよ
うに、光検出器17からの検出信号Ssを電圧変換する
プリアンプ21と、このプリアンプ21からの電圧信号
Viとリファレンス電圧Vrとの差をとる差分アンプ2
2と、この差分アンプ22からの差信号Δvを所定のゲ
インにて増幅するドライブアンプ23とから構成されて
いる。ここで、上記リファレンス電圧Vrは、所望する
光出力(光量)対応した電圧に設定されている。また、
可変直流電源14は、基準電圧源24と、この基準電圧
源24からの基準電圧Vbとドライブアンプ23からの
増幅差信号ΔVとを加算する加算器25とで構成されて
いる。
【0049】このフィードバック系19の動作を説明す
ると、まず、EOM2を透過したレーザ光Lの一部がハ
ーフミラー等16を介して光検出器17に入射される。
この光検出器17からは、入射されたレーザ光Lの光量
に応じた信号電流(検出信号)Ssが出力される。光検
出器17からの検知信号Ssは、後段のプリアンプ21
にて検出信号Ssが電圧変換され、検出信号Ssの電流
レベルに応じた電圧レベルを有する電圧信号Viとして
出力される。
【0050】そして、次段の差分アンプ22から上記電
圧信号Viとリファレンス電圧Vrとのレベル差を示す
差信号Δvが出力される。電圧信号Viのレベルがリフ
ァレンス電圧Vrのレベルよりも大きい場合、負レベル
の差信号Δvが出力され、逆に電圧信号Viのレベルが
リファレンス電圧Vrのレベルよりも小さい場合、正レ
ベルの差信号Δvが出力される。
【0051】上記差分アンプ22からの差信号Δvは、
後段のドライブアンプ23において、所定のゲインにて
増幅される。このゲインは、例えば図5の特性図に示す
ように、予め可変直流電源14の基準電圧Vbと対応し
た動作点Pにおける光量を基準として、固定変化量ΔI
におけるポイントAでの位相差Δφaを割り出してお
き、このときの差分アンプ22から出力される差信号Δ
vと上記位相差Δφaに基づいて設定する。
【0052】そして、後段の加算器25にて、上記ドラ
イブアンプ23からの増幅差信号ΔVと、上記基準電圧
源24からの基準電圧Vbとが加算され、この加算電圧
信号VがEOM2の電極間に供給される。即ち、EOM
2を透過したレーザ光Lの光量がリファレンス電圧Vr
に対応した基準光量となるように基準電圧(EOM2に
印加される電圧V)が変化することになる。従って、E
OM2を透過するレーザ光Lの光出力(光量)が、例え
ば温度変化などによって変動する場合においても、この
フィードバック系19によって、その光量は一定とな
る。
【0053】一方、ハーフミラー等16によって2つに
分岐された光路中、このハーフミラー等16によって反
射されたレーザ光Lが通る第2の光路上に、ビーム縮小
レンズ31、AOM3及びビーム拡大レンズ32が順に
配置されている。上記AOM3には、超音波発生器33
が接続されており、この超音波発生器33は、発生した
超音波を、入力端子φinに供給される記録信号(フォ
トレジスト膜7に描画する記録パターンが電気的に変換
された信号)Swに基づいて変調するものである。この
超音波発生器33にて変調された超音波Wは、AOM3
に供給される。
【0054】このAOM3は、例えばTeO2 結晶から
構成されており、超音波発生器33からの超音波供給に
よりその結晶中に生じた屈折率変化による位相回折格子
を用いて、そのブラッグ回折の1次回折光を信号記録に
使用するものである。回折光の強度は、超音波パワーで
決まり、回折方向はキャリア周波数で決まる。従って、
原理的に上記EOM2のようなバイアス変動がない。ま
た、最近では、結晶デバイスと発生器の改善により、E
OM2と同等の変調帯域幅を得ることができる。しか
も、フィードバック制御を行わないため、どのようなデ
ューティの信号や低周波の信号に対しても安定な光変調
を行うことができる。
【0055】記録信号Swは、記録信号発生器34にて
作成される。この記録信号発生器34は、PLL35に
て生成されたクロック信号Scと制御部36からの記録
データDpに基づいて記録信号Swを作成する。PLL
35は、スピンドルモータ13からの回転タイミング信
号Stに基づいてクロック信号Scを生成する。
【0056】制御部36は、パターンメモリ37に登録
されている記録データ(ピットパターンデータ)を、P
LL35からのクロック信号Scに基づいて読み出し、
記録信号発生器34に順次供給する。そして、この記録
信号発生器34からは、上記制御部36からの記録デー
タDpに応じた記録信号Swが出力される。この記録信
号Swは、例えば記録データDpが論理的に「1」のと
き高レベル、「0」のとき低レベルの信号波形を有す
る。
【0057】更に本実施例においては、記録信号発生器
34の後段に振幅変調回路38を接続し、カッティング
ヘッド4の位置に応じて上記記録信号Swの振幅を変化
させる。この振幅変調回路38は、制御部36からD/
A変換器39を介して送られてくるパワー変調信号Sm
に基づいて、記録信号発生器34からの記録信号Swの
振幅を変調する。即ち、制御部36には、データバス4
0を介してパワー変調用メモリ41が接続されており、
このメモリ41には、図6で示すように、外周位置(ア
ドレス)に向かって連続的にパワー値が低下する特性を
有するパワー変調データDmがアドレス順次に登録され
ている。
【0058】制御部36は、PLL35からのクロック
信号Scに基づいて、エンコーダ11から位置データD
を読み出し、この位置データDをアドレスとして、メモ
リ41から対応するパワー変調データDmを読み出す。
読み出されたパワー変調データDmは、D/A変換器3
9にてアナログのパワー変調信号Smに変換されて振幅
変調回路38に供給される。そして、この振幅変調回路
38において、上記記録信号発生器34から送られてく
る記録信号Swの振幅を、パワー変調信号Smのレベル
に応じて変調する。
【0059】従って、カッティングヘッド4がガラス基
板6の内周側に位置しているとき、振幅変調回路38か
らの記録信号Swの波形は、記録データDpに応じた波
形パターンで、かつ振幅が比較的高い信号波形となり、
AOM3を透過するレーザ光Lは、比較的広いレンジで
変調され、その光強度は比較的高いものとなる。一方、
カッティングヘッド4がガラス基板6の外周側に位置し
ているとき、振幅変調回路38からの記録信号Swの波
形は、記録データDpに応じた波形パターンで、かつ振
幅が比較的低い信号波形となり、AOM3を透過するレ
ーザ光Lは、比較的狭いレンジで変調され、その光強度
は比較的低いものとなる。
【0060】そして、このAOM3にて強度変調された
レーザ光Lは、後段のビーム拡大レンズ32によって、
そのビーム径が復元され、更に後段のミラー5及び6に
よって対物レンズ8側に誘導され、最終的にこの対物レ
ンズ8によって集光されて、フォトレジスト膜7上に照
射される。このとき、ガラス基板6が、スピンドルモー
タ13によってCAV方式で一方向に回転しており、ま
た、カッティングヘッド4が移動機構によって、ガラス
基板6の径方向に移動することから、フォトレジスト膜
7に記録信号Swに基づいた記録パターンが描画され、
その描画された記録パターンに沿って感光される。
【0061】特に、本実施例の場合、フォトレジスト膜
7におけるガラス基板6の内周側に対応した部分に照射
されるレーザ光Lの光強度が比較的強いため、フォトレ
ジスト膜7の感光状態は、膜表面と膜底面とでその差は
ほとんどない。一方、ガラス基板6の外周側に対応した
フォトレジスト膜7の感光状態は、照射されるレーザ光
Lの光強度が比較的弱いため、膜表面と膜底面とでその
感光状態に差が生じ、膜底面の感光幅が膜表面よりも狭
いものとなる。
【0062】上記感光された部分は、その後の現像工程
における現像液にて溶解することになる。即ち、現像処
理において、その感光された部分が除去され、フォトレ
ジスト膜7によるマスクが形成され、この時点で光磁気
ディスクの原盤が得られる。この場合、上述したよう
に、ガラス基板6の内周側に対応した部分における感光
状態が膜表面と膜底面とでその差がほとんどないため、
その溶解した部分(記録パターンに対応した部分)にお
けるレジスト残査はほとんどなく、その側面形状は急峻
となり、その傾斜角(水平線とのなす角)は比較的大き
くなる。
【0063】一方、ガラス基板の外周側に対応した部分
においては、膜底面の感光幅が膜表面よりも狭いため、
その溶解した部分(記録パターンに対応した部分)にお
けるレジスト残査が多くなり、その結果、その側面形状
はなだらかとなり、その傾斜角(水平線とのなす角)は
比較的小さくなる。
【0064】その後は、例えば無電解めっきを施して、
フォトレジスト膜7を導電化させた後、金属めっきを施
して、フォトレジスト膜7全面に金属めっき膜を形成す
る。その後、この金属めっき膜を剥離することにより、
金属製のスタンパーが完成する。このとき、記録パター
ンは、突起状に形成され、内周側ではその記録パターン
における側面のテーパが急峻であり、外周側ではなだら
かな形となる。
【0065】上記スタンパーを用いて、光磁気ディスク
を作製するときは、上記工程以後、大量複製工程に移
り、スタンパーを型として、例えば射出成形法、圧縮成
形法あるいはフォトポリマリゼージョン(2p)法を用
いて、光磁気ディスクを複製する。このとき、上記スタ
ンパーに形成されている記録パターンに対応した部分が
ピットとして形成され、内周側のピットPiの側面にお
ける傾斜角θiが外周側のそれよりも大きくなる。
【0066】ここで、内周側に照射するレーザ光Lの強
度と外周側に照射するレーザ光Lの強度とを異にして作
製した光磁気ディスクにおけるレーザ光強度毎のピット
変調度の変化をみた実験結果を以下の表1に示す。作製
した光磁気ディスク(サンプル)は、3つであり、共に
内周径が24mm、外周径が40mmのディスクであ
る。
【0067】
【表1】
【0068】上記表1から、内周側と外周側とでレーザ
光Lの強度を変化させることにより、内周側のピット変
調度と外周側のピット変調度も変化することがわかる。
従って、作製する光磁気ディスクのサイズ等を考慮して
レーザ光Lの強度を適宜選定することにより、内外周に
おけるピット変調度の差をなくすことが可能になること
がわかる。即ち、内周径24mm、外周径40mmの光
磁気ディスクでは、上記表1からわかるように、サンプ
ル1で示すレーザ光Lの強度(又はその付近の強度)を
選定することにより、内外周におけるピット変調度の差
を効果的に低減させることができる。
【0069】そして、上記製造方法の場合、レーザ光源
1から出射されたレーザ光Lを、まず、EOM2におい
て、このEOM2に供給される直流電圧Vに基づいて強
度変調するが、このとき、フィードバック系19によっ
て、レーザ光Lの光出力(光量)が一定となるようにE
OM2をフィードバック制御するため、このEOM2を
透過するレーザ光Lの光出力は安定化し、しかも、レー
ザ光Lに含まれているノイズ、特に、フィードバックの
帯域内における高周波ノイズが低減され、ノイズ及び光
量変動の少ない良質で、かつビーム径が一定となった連
続光を得ることができる。
【0070】そして、上記EOM2を透過したレーザ光
Lは、後段のAOM3において、このAOM3に供給さ
れる超音波(記録信号によって変調された超音波)Wに
基づいて強度変調するが、この場合、原理的に上記EO
M2のような動作点変動はなく、また、フィードバック
制御を行わないため、どのようなデューティの信号や低
周波の信号に対しても安定に強度変調される。
【0071】従って、このレーザカッティング装置によ
れば、レーザ光源1の種類及び印加信号の種類に拘ら
ず、フォトレジスト膜7に記録パターンを高精度に描画
することができる。即ち、フィードバック系19によっ
て、EOM2を透過したレーザ光Lのノイズリダクショ
ン及びパワーコントロールを行うため、きわめて安定な
露光が可能となる。このことから、フォトレジスト膜7
に対して高感度であるが、ノイズが多いため使用が困難
であったHe−Cdレーザを、このレーザカッティング
装置のレーザ光源1として使用することができる。
【0072】しかも、超音波発生器33に供給される記
録信号発生器34からの記録信号Swを、エンコーダ1
1、制御部36、メモリ41及び振幅変調回路38から
なる振幅変調手段で変調するようにしたので、カッティ
ングヘッド4の位置に応じてAOM3にてレーザ光Lを
容易に強度変調することができ、内周側のピットPiに
おける側面の傾斜角θiが比較的大きく、外周側のピッ
トPoにおける側面の傾斜角θoが比較的小さい、本実
施例に係る光磁気ディスクを容易に作製することができ
る。
【0073】
【発明の効果】上述のように、本発明に係る円盤状記録
媒体によれば、サーボ信号検出領域とデータ領域とが空
間的に分離されたサンプル・サーボ・フォーマット方式
の円盤状記録媒体において、ピットの側面における水平
線とのなす角(傾斜角)を内外周で異なるようにして構
成し、例えば、内周側ピットの側面における傾斜角を、
外周側ピットのそれよりも大にしたので、サンプル・サ
ーボ・フォーマット方式において、内外周のピット変調
度の差を小さくすることができ、安定したクロック信号
を得ることができる。
【0074】また、本発明に係る円盤状記録媒体の製造
方法によれば、円形の基板上に塗布されたフォトレジス
ト膜に対し、レーザ光により記録パターンを描画した
後、現像処理を施して上記基板上にフォトレジスト膜に
よるマスクを形成し、その後、めっき処理を施して金属
製のスタンパーを作製する円盤状記録媒体の製造方法に
おいて、上記レーザ光の強度を、上記基板の内周側と上
記基板の外周側とで異ならせ、例えば、上記基板の内周
側に照射される上記レーザ光の強度を、上記基板の外周
側に照射される上記レーザ光の強度よりも大にしたの
で、サンプル・サーボ・フォーマット方式において、内
外周のピット変調度の差を小さくすることができ、安定
したクロック信号を得ることができる円盤状記録媒体を
容易に作製することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る円盤状記録媒体を光磁気ディスク
に適用した実施例(以下、単に実施例に係る光磁気ディ
スクと記す)のピット形状を示す模式図である。
【図2】本実施例に係る光磁気ディスクを再生ヘッドに
てピットをトレースすることにより得た再生信号と、こ
の再生信号をピーク値検出回路にてピーク値検出するこ
とにより得たクロッキングピット信号の内外周でのそれ
ぞれの波形を示す波形図である。
【図3】実施例に係る光磁気ディスクの製造方法に用い
られるレーザカッティング装置の光学系及び回路系の構
成を示すブロック線図である。
【図4】上記レーザカッティング装置に具備されるフィ
ードバック系の回路構成を示すブロック線図である。
【図5】上記レーザカッティング装置に使用されるEO
Mの入力−出力特性を示す特性図である。
【図6】上記レーザカッティング装置のパワー変調用の
メモリに登録されるパワー変調データのカッティングヘ
ッド位置(アドレス)に対するパワー値を示す特性図で
ある。
【図7】サンプル・サーボ・フォーマット方式のピット
パターン及びディスクへの割付けパターンを示す説明図
である。
【図8】従来例に係る光磁気ディスクのピット形状を示
す模式図である。
【図9】従来例に係る光磁気ディスクを再生ヘッドにて
ピットをトレースすることにより得た再生信号と、この
再生信号をピーク値検出回路にてピーク値検出すること
により得たクロッキングピット信号の内外周でのそれぞ
れの波形を示す波形図である。
【符号の説明】
H 再生ヘッド Zs サーボ信号検出領域 Zd データ領域 Pi 内周側のピット Po 外周側のピット 1 レーザ光源 2 EOM 3 AOM 4 カッティングヘッド 5,9 ミラー 6 ガラス基板 7 フォトレジスト膜 8 対物レンズ 11 エンコーダ 12 ステージ 13 スピンドルモータ 33 超音波発生器 34 記録信号発生器 35 PLL 36 制御部 37 パターンメモリ 38 振幅変調回路 41 パワー変調用メモリ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11B 7/24 G11B 7/26 G11B 11/105

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 サーボ信号検出領域とデータ領域とが空
    間的に分離されたサンプル・サーボ・フォーマット方式
    の円盤状記録媒体において、内周側ピットの側面における傾斜角が、外周側ピットの
    側面における傾斜角より大である ことを特徴とする円盤
    状記録媒体。
  2. 【請求項2】 上記内周側ピットの径方向の幅及び深さ
    が、上記外周側ピットの径方向の幅及び深さと同じであ
    る請求項1記載の円盤状記録媒体。
  3. 【請求項3】 基板上に塗布されたフォトレジスト膜に
    対し、レーザ光により記録パターンを描画した後、現像
    処理を施して上記基板上にフォトレジスト膜によるマス
    クを形成し、その後、めっき処理を施して金属製のスタ
    ンパーを作製する円盤状記録媒体の製造方法において、上記基板の内周側に照射される上記レーザ光の強度が、
    上記基板の外周側に照射される上記レーザ光の強度より
    も大にする ことを特徴とする円盤状記録媒体の製造方
    法。
  4. 【請求項4】 上記フォトレジスト膜は、内周側ピット
    の径方向の幅及び深さが、外周側ピットの径方向の幅及
    び深さと同じである請求項3記載の円盤状記録媒体の製
    造方法。
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