JP3182690U - 樋門システム - Google Patents

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JP3182690U
JP3182690U JP2013000353U JP2013000353U JP3182690U JP 3182690 U JP3182690 U JP 3182690U JP 2013000353 U JP2013000353 U JP 2013000353U JP 2013000353 U JP2013000353 U JP 2013000353U JP 3182690 U JP3182690 U JP 3182690U
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功 村上
仁 牧野
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株式会社 昭和土木設計
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Abstract

【課題】操作者による駆動装置の操作の安全性を損ねることなく、支持体を法面からできるだけ突出しないようにし且つ管理橋を廃止して、建設コストの大幅な削減短縮を図り、河川景観を良好にし、有効河積を広げて増水時の流れを良好にする樋門システムを提供する。
【解決手段】河川Kに沿い法面Sを有した堤防Tに設けられるとともに、堤防Tを横断して河川Kに水を流下させる水路Wの止水を行うもので、水路Wの通路を開閉する扉1と、堤防Tの途中に設けられ扉1を開閉可能に支持する支持体としての門柱2と、操作部20の操作により扉1を駆動する駆動装置10とを備え、門柱2を、門柱2の梁4の上面8が閉時の扉1の垂直方向中心線Pと法面Sとの交点Xから上方1mの所定高さ位置Yよりも下位に位置するように構築し、駆動装置10の操作部20を、門柱2よりも上側であって河川Kの計画高水位(HWL)より上側の堤防Tに設けた。
【選択図】図1

Description

本考案は、河川に沿い法面を有した堤防に設けられるとともに、この堤防を横断して河川に水を流下させる水路の止水を行う樋門システムに関する。
従来、図9に示すように、一般に樋門システム100は、例えば、河川Kに沿い法面Sを有した堤防Tに設けられるとともに堤防Tを横断して河川Kに水を流下させる水路Wの止水を行うもので、水路Wの通路の出口Waを上下動により開閉する扉101を備えている。堤防Tの途中には扉101を開閉可能に支持する支持体としての門柱102が設けられている。扉101は門柱102の開口103に上下動可能に支持されている。門柱102は、その上面104が河川Kの計画高水位(HWL)より上側に位置するように堤防Tの法面Sから突出して構築されており、門柱102の上面104と堤防Tの天端Taとの間には操作者が往来可能な管理橋105が設けられている。また、この樋門システム100は、操作部106の操作により扉101を機械的に上下駆動する駆動装置107を備えており、操作部106は門柱102の上面104に設けられている(例えば、特公平7−86217号公報,特開2005−264503号公報等参照)。
そして、常時は扉101を開にしておき、水路Wから河川Kに排水する。また、河川Kの水位が増加する洪水時等の際、河川Kからの水が水路Wを逆流する懸念が生じるような場合には、操作者が管理橋105を渡って門柱102の上部に行き、操作部106で駆動装置107を操作して扉101の開閉度を調整し、必要に応じ、全閉する。操作部106は河川Kの計画高水位(HWL)より上側に位置するので、操作者の安全が確保される。
特公平7−86217号公報 特開2005−264503号公報
ところで、この従来の樋門システム100においては、支持体としての門柱102が、その上面104が河川の計画高水位(HWL)より上側に位置するように法面Sから高く突出して構築されるので、操作者の安全性が確保されてはいるものの、門柱102が高く構築されしかも管理橋105も構築されることから、それだけ、建設コストが高く工事期間も長くなっているという問題があった。また、樋門構造体の重量が大きいので軟弱地盤等における構造体の沈下の問題も生じる。更にまた、門柱102や管理橋105を有すると河川景観に及ぼす影響が大きいという問題もある。
また、この従来の樋門システム100においては、門柱102が法面Sより高く突出して構築されるので、計画高水位(HWL)より下側の有効河積を狭めてしまい、河川Kの水位が増加した際に、河川Kの流れの抵抗になって悪影響を及ぼすという問題があった。特に、洪水時に流木等の漂流物が流れてくると、この漂流物が門柱102に衝突したり引っ掛かったりし、益々河川Kの流れを妨げ、また、門柱102や堤防Tを損傷することもあるという問題があった。
本考案は、このような問題点に鑑みてなされたもので、操作者による駆動装置の操作の安全性を損ねることなく、支持体を法面からできるだけ突出しないようにし且つ管理橋を廃止して、建設コストの大幅な削減及び工事期間の大幅な短縮を図るとともに、河川景観を良好にし、更には、有効河積を広げて増水時の流れを良好にすることができるようにした樋門システムを提供することを目的とする。
このような目的を達成するため、本考案の樋門システムは、河川に沿い法面を有した堤防に設けられるとともに該堤防を横断して該河川に水を流下させる水路の止水を行う樋門システムであって、上記水路の通路を開閉する扉と、上記堤防の途中に設けられ上記扉を開閉可能に支持する支持体と、操作部の操作により上記扉を駆動する駆動装置とを備えた樋門システムにおいて、
上記支持体の上面が上記閉時の扉の垂直方向中心線と上記法面との交点から上方1mの所定高さ位置よりも下位に位置するように構築し、
上記駆動装置の操作部を、上記支持体よりも上側であって上記河川の計画高水位より上側の堤防に設けた構成としている。
これにより、本樋門システムによれば、支持体は従来に比較して低くなり、操作部も河川の計画高水位より上側の堤防に設けるので管理橋が不要になる。そのため、従来に比較して現場施工である鉄筋コンクリート工事が大幅に減少し、管理橋工事もなくなるので、建設コストを大幅に削減することができるとともに工事期間の大幅な短縮が可能となる。また、維持管理費の削減にもつながる。更に、樋門構造体の重量が大きく軽減されることから、軟弱地盤等における構造体の不等沈下の抑制につながる。更に、現場施工分が少なくなり、大部分を工場によって製作することができるようになるので、品質の安定やコストの縮減につながる。更にまた、平成9年河川管理施設等構造令が改正され、河川管理の目的に治水・利水と並んで河川環境の整備と保全が新たに加えられた。従来型の門柱や管理橋を有する樋門の場合、河川景観に及ぼす影響が大きいが、本考案によれば、支持体が低くなるので、景観に対する影響を最小化することが可能となる。
そして、本樋門システムを使用するときは、常時は扉を開にしておき、水路から河川に排水する。また、河川の水位が増加する洪水時等の際、河川からの水が水路を逆流する懸念が生じるような場合には、操作部で駆動装置を操作して扉の開閉度を調整し、必要に応じ、全閉する。この際、操作部は、支持体よりも上側であって河川の計画高水位より上側の堤防に設けられているので、扉を遠隔操作することができ、水位が支持体を超えて計画高水位に近づいても、確実かつ安全に扉の開閉操作を行うことができる。
また、支持体の上面が閉時の扉の垂直方向中心線と法面との交点から上方1mの所定高さ位置よりも下位に位置するので、それだけ、有効河積を広げることができる。そのため、河川の水位が増加した際に、支持体が抵抗となって河川の流れを妨げる等の悪影響を防止することができる。特に、洪水時に流木等の漂流物が流れてきても、この漂流物が支持体に衝突したり引っ掛かったりすることがほとんどなくなり、支持体を損傷する事態を防止することができ、また、河川の流れを円滑にすることができる。
そして、必要に応じ、上記操作部を上記堤防に構築された操作台に設けた構成としている。操作者は操作台で作業を行うことができるので、より一層、安全性を確保することができる。
また、必要に応じ、上記駆動装置を、上記支持体に設けられ回転力が伝達されて上記扉を開閉する開閉機構と、上記操作部の操作により上記開閉機構に回転力を伝達する伝達機構とを備えて構成し、該伝達機構を、複数の回転シャフト単体をジョイントを介して連結したシャフト連結体と、上記法面に設けられ上記シャフト連結体の該法面に対向する略全部が該法面に沿うように該シャフト連結体の所要の回転シャフト単体を軸支する複数の軸受部とを備えて構成している。
これにより、シャフト連結体の法面に対向する略全部が、法面に沿うように軸受部に軸支されるので、法面から突出する部分が極めて少なくなり、そのため、河川の水位が増加した際に、シャフト連結体が抵抗となって河川の流れを妨げる等の悪影響を防止することができる。
また、伝達機構がジョイントを介したシャフト連結体を用いるので比較的単純な機構であり、多くを既製部品によって構成することができることから、製造コストを安く抑えることができ、メンテナンスも極めて容易になる。特に、ワイヤやチェーン伝動機構を用いる場合に比較して、定期的な注油の頻度が少なく、錆付きによる早期劣化が少なくなる等、この点でも、メンテナンスが極めて容易になる。また、ワイヤやチェーン伝動機構を用いる場合に比較して、動力伝達効率が良好で、積雪寒冷地における動作不良も低減でき、万一洪水等によって損傷を受けた場合でも機械的機構なので早期復旧が可能になる。
この場合、必要に応じ、上記法面に上記シャフト連結体の該法面に対向する略全部を覆うカバーを設けたことが有効である。カバーで覆われるので、より一層、損傷を防止することができ、維持管理を容易にすることができる。
また、必要に応じ、上記操作部を、入力軸を回転させるハンドホイールと、上記入力軸に連結されて回転させられる入力ギヤ及び上記シャフト連結体の始端の回転シャフト単体に連結されてこれを回転させる出力ギヤを有した減速ギヤ機構と、該減速ギヤ機構を収納する収納ケースと、該収納ケースを上記操作台に支持するスタンドとを備えて構成している。ハンドホイールを回転させるだけの簡単な操作で扉を開閉させることができ、容易に遠隔操作が可能となり、また、手動による機械的操作になるので、停電時においても扉の開閉を行うことができ、緊急時における安全性の確保を確実に行うことができる。
更に、必要に応じ、上記支持体を上記扉をスライド開閉可能に支持するレールを備えて構成し、上記開閉機構を、上記扉に突設され該扉のスライド方向に沿うネジシャフトと、上記シャフト連結体の終端の回転シャフト単体に連携して回転する入力ギヤ及び上記ネジシャフトが螺合する雌ネジを有し回転により該ネジシャフトを進退動させる出力ギヤを備えたギヤ機構と、該ギヤ機構を上記ネジシャフトが進退動可能になるように収納する収納ケースとを備えて構成している。機械的機構なので、扉の開閉を確実に行うことができ、緊急時における安全性の確保を確実に行うことができる。
更にまた、必要に応じ、上記支持体を上記扉を上下方向にスライド開閉可能に支持するレールを備えて構成し、上記開閉機構を、上記扉に連結され該扉を吊下する索体と、上記索体が巻回可能な回転リールと、上記シャフト連結体の終端の回転シャフト単体に連携して回転する入力ギヤ及び上記リールに連携して該リールを回転させる出力ギヤを備えたギヤ機構と、該ギヤ機構を収納する収納ケースとを備えて構成している。機械的機構なので、扉の開閉を確実に行うことができ、緊急時における安全性の確保を確実に行うことができる。
また、必要に応じ、上記支持体に上記扉の上端側を水平方向に軸線を有する回動軸を中心に回動可能に支持し、上記開閉機構を、上記扉の下端側に連結され該扉を牽引可能な索体と、上記索体が巻回可能な回転リールと、上記シャフト連結体の終端の回転シャフト単体に連携して回転する入力ギヤ及び上記リールに連携して該リールを回転させる出力ギヤを備えたギヤ機構と、該ギヤ機構を収納する収納ケースとを備えて構成している。機械的機構なので、扉の開閉を確実に行うことができ、緊急時における安全性の確保を確実に行うことができる。
そしてまた、必要に応じ、上記支持体を、上記水路の両側に立設される一対の側柱及び該側柱の上部間に架設される梁を有した門柱を備えて構成し、上記扉を上記門柱の開口に支持し、上記門柱を、該門柱の梁の上面が上記閉時の扉の垂直方向中心線と上記法面との交点から上方1mの所定高さ位置よりも下位に位置するように構築している。支持体を門柱にしたので、扉の支持を確実にすることができる。
また、必要に応じ、少なくとも上記扉が閉じたことを上記操作部の近傍で認知できる認知手段を備えた構成としている。扉が閉じたことを操作部近傍で認知できるので、緊急時における安全性の確保を確実に行うことができる。
この場合、上記認知手段を、上記操作部に設けられ上記扉の開度を示す開度計で構成したことが有効である。開度を見ることができるので、開度調整を容易に行うことができる。
本考案によれば、支持体は従来に比較して低くなり、操作部も河川の計画高水位より上側の堤防に設けるので管理橋が不要になる。そのため、従来に比較して現場施工である鉄筋コンクリート工事が大幅に減少し、管理橋工事もなくなるので、建設コストを大幅に削減することができるとともに工事期間の大幅な短縮が可能となる。また、樋門構造体の重量が大きく軽減されることから、軟弱地盤等における構造体の不等沈下を抑制することができる。更に、景観に対する影響を最小化することが可能となる。
また、河川の水位が増加する洪水時等の際、河川からの水が水路を逆流する懸念が生じるような場合には、操作部で駆動装置を操作して扉の開閉度を調整し、必要に応じ、全閉する。この際、操作部は、支持体よりも上側であって河川の計画高水位より上側の堤防に設けられているので、扉を遠隔操作することができ、水位が支持体を超えて計画高水位に近づいても、確実かつ安全に扉の開閉操作を行うことができる。
更に、支持体の上面が閉時の扉の垂直方向中心線と法面との交点から上方1mの所定高さ位置よりも下位に位置するので、それだけ、有効河積を広げることができる。そのため、河川の水位が増加した際に、支持体が抵抗となって河川の流れを妨げる等の悪影響を防止することができる。特に、洪水時に流木等の漂流物が流れてきても、この漂流物が支持体に衝突したり引っ掛かったりすることがほとんどなくなり、支持体を損傷する事態を防止することができ、また、河川の流れを円滑にすることができる。
本考案の実施の形態に係る樋門システムをその構築状態とともに示す断面図である。 本考案の実施の形態に係る樋門システムをその構築状態とともに示す正面図である。 本考案の実施の形態に係る樋門システムにおいて、駆動装置の操作部の設置状態を示す拡大図である。 本考案の実施の形態に係る樋門システムにおいて、駆動装置の伝達機構の一部を示す拡大図である。 本考案の実施の形態に係る樋門システムにおいて、伝達機構の軸受部を示す図4中A−A線相当断面図である。 本考案の実施の形態に係る樋門システムにおいて、駆動装置の開閉機構を示す図である。 本考案の実施の形態に係る樋門システムにおいて、駆動装置の操作部の構成を示す一部切欠き断面図である。 本考案の実施の形態に係る樋門システムにおいて、駆動装置の開閉機構の変形例を模式的に示す斜視図である。 従来の樋門システムの一例をその構築状態とともに示す断面図である。
以下、添付図面に基づいて本考案の実施の形態に係る樋門システムについて説明する。
図1乃至図7に示すように、実施の形態に係る樋門システムGは、河川Kに沿い法面Sを有した堤防Tに設けられるとともに、堤防Tを横断して河川Kに水を流下させる水路Wの止水を行うものである。水路Wは横断面が矩形あるいは円形のコンクリート製のものであり、堤防T内に埋設されている。堤防Tの縁部から水路Wの出口Waにかけては、切り込み部Tbが設けられている。この切り込み部Tbの表面及び法面Sの表面は、流れ方向に沿う所定の幅に亘り、被覆コンクリートCで覆われた所謂コンクリート護岸に形成されている。
実施の形態に係る樋門システムGは、水路Wの通路の出口Waを開閉する扉1と、堤防Tの途中(実施の形態では水路Wの出口Wa部分)に設けられ扉1を開閉可能に支持する支持体としての門柱2と、操作部20の操作により扉1を駆動する駆動装置10とを備えている。
支持体としての門柱2は、水路Wの両側に立設される一対の側柱3及び側柱3の上部間に架設される梁4を有して構成されている。そして、扉1は門柱2の開口5に支持されている。詳しくは、門柱2の側柱3内側には、扉1を上下方向にスライド開閉可能に支持する一対のレール6が設けられている。扉1の左右にはこのレール6を転動するローラ7が設けられている。
そして、門柱2は、門柱2の梁4の上面8が、閉時の扉1の垂直方向中心線Pと法面Sとの交点Xから上方1mの所定高さ位置Yよりも下位に位置するように構築されている。即ち、交点Xと門柱2の上面8との間の高さHがH≦1mに設定されている。
また、図1乃至図3に示すように、駆動装置10において、その操作部20は、門柱2よりも上側であって河川Kの計画高水位(HWL)より上側の堤防Tに設けられている。この操作部20は、堤防Tに構築され上面23が堤防Tの天端Taより上側に位置するコンクリート製の操作台22の当該上面23に設けられている。操作者は、操作台22の上面23に堤防Tの天端Taから図示外の階段を通して乗ることが可能になっている。操作台22の上面には、操作部20の周囲を囲繞し天端Ta側に開閉可能な柵24が設けられている。
駆動装置10は、門柱2に設けられ回転力が伝達されて扉1を開閉する開閉機構50と、操作部20の操作により開閉機構50に回転力を伝達する伝達機構30とを備えて構成されている。
伝達機構30は、複数のステンレス製の回転シャフト単体31を、ジョイント(33,34)を介して連結したシャフト連結体32と、法面Sの被覆コンクリートCに設けられシャフト連結体32の法面Sに対向する略全部が、法面Sに沿うようにシャフト連結体32の所要の回転シャフト単体31を軸支する複数の軸受部35とを備えて構成されている。
ジョイントとしては、図4に示すように、直線部に設けられる周知のチェーンカップリング33と、折れ曲がり部に設けられる周知のユニバーサルジョイント34の2種類が設けられている。図3に示すように、シャフト連結体32の始端の回転シャフト単体31及びこれに連結される始端側のいくつかの回転シャフト単体31は、その軸線が垂直になるように配置され、そのうちの一部の回転シャフト単体31が操作台22の前面に軸受部35により軸支されている。また、図6に示すように、シャフト連結体32の終端の回転シャフト単体31は、その軸線が水平になるように配置されている。
軸受部35は、図4乃至図6に示すように、回転シャフト単体31を軸支するベアリング35aと、ベアリング35aを支持する支持板35bとを備えて構成されている。そして、ベアリング35a及び支持板35bからなる単独のものの他に、2つの支持板35bを所定間隔で底板35cにより連結した軸受部35の組36を複数用い、法面Sの被覆コンクリートCあるいは操作台22の前面にアンカーボルト37で固定してある。
法面S及び操作台22の前面22aには、シャフト連結体32の法面S及び操作台22の前面22aに対向する略全部を覆うカバー38が設けられている。カバー38は、図5に示すように、ステンレス製で断面逆U状で樋状に形成され、アンカーボルト37で止着されている。
操作部20は、図3及び図7に示すように、入力軸41を回転させるハンドホイール40と、入力軸41に連結されて回転させられる入力ギヤ42及びシャフト連結体32の始端の回転シャフト単体31に連結されてこれを回転させる出力ギヤ43を有した減速ギヤ機構44と、減速ギヤ機構44を収納する収納ケース45と、収納ケース45を操作台22に支持するスタンド46とを備えて構成されている。減速ギヤ機構44は、例えば、ベベルギヤ機構で構成されている。
開閉機構50は、図1,図2及び図6に示すように、扉1の上端中央に突設され扉1のスライド方向に沿うネジシャフト51と、シャフト連結体32の終端の回転シャフト単体31に連携して回転する入力ギヤ52及びネジシャフト51が螺合する雌ネジ53を有し回転によりネジシャフト51を進退動させる出力ギヤ54を備えたギヤ機構55と、ギヤ機構55をネジシャフト51が進退動可能になるように収納する収納ケース56とを備えて構成されている。ギヤ機構55は例えばベベルギヤ機構で構成されている。収納ケース56は門柱2の上面8に取り付けられており、ネジシャフト51は門柱2の梁4に設けた貫通孔57に挿通されている。また、ネジシャフト51は、水路Wの出口Waの上部に固定されたガイド部材58に進退動可能にガイドされている。
また、本樋門システムGにおいては、少なくとも扉1が閉じたことを操作部20の近傍で認知できる認知手段を備えている。認知手段は、図3に示すように、操作部20の減速ギヤ機構44に連携して作動し、扉1の開度を示す開度計60で構成されている。
従って、この実施の形態に係る樋門システムGを構築すると、支持体としての門柱2は従来に比較して低くなり、操作部20も河川Kの計画高水位(HWL)より上側の堤防Tに設けるので管理橋が不要になる。そのため、従来に比較して現場施工である鉄筋コンクリート工事が大幅に減少し、管理橋工事もなくなるので、建設コストを大幅に削減することができるとともに工事期間の大幅な短縮が可能となる。また、維持管理費の削減にもつながる。更に、樋門構造体の重量が大きく軽減されることから、軟弱地盤等における構造体の不等沈下の抑制につながる。更に、現場施工分が少なくなり、大部分を工場によって製作することができるようになるので、品質の安定やコストの縮減につながる。更にまた、平成9年河川管理施設等構造令が改正され、河川管理の目的に治水・利水と並んで河川環境の整備と保全が新たに加えられた。従来型の門柱や管理橋を有する樋門の場合、河川景観に及ぼす影響が大きいが、本考案によれば、門柱が低くなるので、景観に対する影響を最小化することが可能となる。
そして、本樋門システムGを使用するときは、常時は扉1を開にしておき、水路Wから河川Kに排水する。また、河川Kの水位が増加する洪水時等の際、河川Kからの水が水路Wを逆流する懸念が生じるような場合には、操作者が操作台22の上面23に乗り、開度計60を見ながら操作部20のハンドホイール40を回転させ扉1の開閉度を調整し、必要に応じ、全閉する。この際、操作部20は、支持体としての門柱2よりも上側であって河川Kの計画高水位(HWL)より上側の堤防Tに設けられているので、扉1を遠隔操作することができ、水位が門柱2を超えて計画高水位(HWL)に近づいても、確実かつ安全に扉1の開閉操作を行うことができる。
また、操作部20においては、ハンドホイール40を回転させるだけの簡単な操作で扉1を開閉させることができ、容易に遠隔操作が可能となり、手動による機械的操作になるので、また、伝達機構30及び開閉機構50においても、機械的機構なので、扉1の開閉を確実に行うことができ、停電時においても扉1の開閉を行うことができ、緊急時における安全性の確保を確実に行うことができる。更に、開度計60で開度を見ることができるので、開度調整を容易に行うことができるとともに、扉1が閉じたことを操作部20近傍で認知できるので、より一層、緊急時における安全性の確保を確実に行うことができる。
また、門柱2の梁4の上面8が閉時の扉1の垂直方向中心線Pと法面Sとの交点Xから上方1mの所定高さ位置Yよりも下位に位置するので、それだけ、有効河積を広げることができる。そのため、河川Kの水位が増加した際に、門柱2が抵抗となって河川Kの流れを妨げる等の悪影響を防止することができる。特に、洪水時に流木等の漂流物が流れてきても、この漂流物が門柱2に衝突したり引っ掛かったりすることがほとんどなくなり、門柱2を損傷する事態を防止することができ、また、河川Kの流れを円滑にすることができる。
また、シャフト連結体32においても、その法面Sに対向する略全部が、法面Sに沿うように軸受部35に軸支されるので、法面Sから突出する部分が極めて少なくなり、そのため、河川Kの水位が増加した際に、シャフト連結体32が抵抗となって河川Kの流れを妨げる等の悪影響を防止することができる。
また、伝達機構30がシャフト連結体32を用いるので比較的単純な機構であり、多くを既製部品によって構成することができることから、製造コストを安く抑えることができ、メンテナンスも極めて容易になる。特に、ワイヤやチェーン伝動機構を用いる場合に比較して、定期的な注油の頻度が少なく、錆付きによる早期劣化が少なくなる等、この点でも、メンテナンスが極めて容易になる。また、ワイヤやチェーン伝動機構を用いる場合に比較して、動力伝達効率が良好で、積雪寒冷地における動作不良も低減でき、万一洪水等によって損傷を受けた場合でも機械的機構なので早期復旧が可能になる。更に、シャフト連結体32はカバー38で覆われるので、より一層、損傷を防止することができ、維持管理を容易にすることができる。
図8(a)には、開閉機構50の変形例を示している。これは、扉1に連結され扉1を吊下する索体70と、索体70が巻回可能な回転リール71と、シャフト連結体32の終端の回転シャフト単体31に連携して回転する入力ギヤ72及びリール71に連携してリール71を回転させる出力ギヤ73を備えたギヤ機構74と、門柱2の上面に設けられギヤ機構74を収納する収納ケース75とを備えて構成されている。これによっても、上記と同様の作用,効果を奏する。
図8(b)には、別の実施の形態に係る樋門システムGを示している。これは上記とほぼ同様に形成されるが、上記と異なって、扉1を、門柱2に対してその上端側を水平方向に軸線を有する回動軸80を中心に回動可能に支持している。そして、開閉機構50を、上記と同様に、扉1の下端側に連結され扉1を牽引可能な索体70と、索体70が巻回可能な回転リール71と、シャフト連結体32の終端の回転シャフト単体31に連携して回転する入力ギヤ72及びリール71に連携してリール71を回転させる出力ギヤ73を備えたギヤ機構74と、門柱2の上面に設けられギヤ機構74を収納する収納ケース75とを備えて構成している。これによっても、上記と同様の作用,効果を奏する。
尚、上記実施の形態において、認知手段を開度計60で構成したが、必ずしもこれに限定されるものではなく、例えば、認知手段を、支持体(門柱2)に設けられ少なくとも扉1が閉じたことを検知して検知信号を送出する検知器と、操作部20の近傍に設けられ検知器からの検知信号に基づいて点灯するランプとを備えて構成することができる。この場合、ランプの電源を操作部20の近傍に設けられソーラ発電機及びバッテリを備えて構成することができる。また、認知手段を、扉1を映す鏡で構成し、鏡を操作部20の近傍から視認可能に支持部(門柱2)に設けて構成することができる。更にまた、認知手段を、支持体(門柱2)に設けられ扉1の像が入力される入力部と、操作部20の近傍に設けられ扉1の像を出力する出力部と、入力部と出力部との間に設けられ扉1の像を伝達するファイバースコープとを備えて構成することができる等、適宜のものを用いることができる。
尚また、上記実施の形態において、扉1を支持体としての門柱2に支持したが、必ずしもこれに限定されるものではなく、特に門柱2を設けなくてもよい。この場合には、支持体を、例えば、水路Wの入口Waに設けられる上記と同様のレールと、水路Wの上部の堤防Tに設けられ開閉機構50を支持する支持台(門柱2の梁4に相当する部分のみ)とを備えて構成してよく、適宜変更して差し支えない。また、支持体の上面を法面Sよりも下位に位置するようにしてもよく、適宜変更して差し支えない。
また、上記実施の形態において、操作部20の減速ギヤ機構44や開閉機構50のギヤ機構55は、上述したベベルギヤ機構に限定されるものではなく、例えば、ウォームとウォームホイールで構成し、あるいは、複数のギヤ、例えば、2以上の平ギヤ列で構成する等適宜変更して差し支えない。また、上記駆動装置10の操作部20,伝達機構30及び開閉機構50は、上述した機構に限定されるものではなく、適宜変更して良いことは勿論である。
G 樋門システム
K 河川
S 法面
T 堤防
Ta 天端
Tb 切り込み部
C 被覆コンクリート
HWL 計画高水位
1 扉
2 門柱(支持体)
3 側柱
4 梁
6 レール
7 ローラ
8 上面
P 閉時の扉2の垂直方向中心線
X 垂直方向中心線Pと法面Sとの交点
Y 交点Xから上方1mの所定高さ位置
H 交点Xと門柱2の上面8との間の高さ
10 駆動装置
20 操作部
22 操作台
30 伝達機構
31 回転シャフト単体
32 シャフト連結体
33 チェーンカップリング(ジョイント)
34 ユニバーサルジョイント(ジョイント)
35 軸受部
38 カバー
40 ハンドホイール
41 入力軸
44 減速ギヤ機構
45 収納ケース
46 スタンド
50 開閉機構
51 ネジシャフト
53 雌ネジ
55 ギヤ機構
56 収納ケース
58 ガイド部材
60 開度計(認知手段)
70 索体
71 回転リール
74 ギヤ機構
75 収納ケース
80 回動軸

Claims (11)

  1. 河川に沿い法面を有した堤防に設けられるとともに該堤防を横断して該河川に水を流下させる水路の止水を行う樋門システムであって、
    上記水路の通路を開閉する扉と、上記堤防の途中に設けられ上記扉を開閉可能に支持する支持体と、操作部の操作により上記扉を駆動する駆動装置とを備えた樋門システムにおいて、
    上記支持体の上面が上記閉時の扉の垂直方向中心線と上記法面との交点から上方1mの所定高さ位置よりも下位に位置するように構築し、
    上記駆動装置の操作部を、上記支持体よりも上側であって上記河川の計画高水位より上側の堤防に設けたことを特徴とする樋門システム。
  2. 上記操作部を上記堤防に構築された操作台に設けたことを特徴とする請求項1記載の樋門システム。
  3. 上記駆動装置を、上記支持体に設けられ回転力が伝達されて上記扉を開閉する開閉機構と、上記操作部の操作により上記開閉機構に回転力を伝達する伝達機構とを備えて構成し、該伝達機構を、複数の回転シャフト単体をジョイントを介して連結したシャフト連結体と、上記法面に設けられ上記シャフト連結体の該法面に対向する略全部が該法面に沿うように該シャフト連結体の所要の回転シャフト単体を軸支する複数の軸受部とを備えて構成したことを特徴とする請求項2記載の樋門システム。
  4. 上記法面に上記シャフト連結体の該法面に対向する略全部を覆うカバーを設けたことを特徴とする請求項3記載の樋門システム。
  5. 上記操作部を、入力軸を回転させるハンドホイールと、上記入力軸に連結されて回転させられる入力ギヤ及び上記シャフト連結体の始端の回転シャフト単体に連結されてこれを回転させる出力ギヤを有した減速ギヤ機構と、該減速ギヤ機構を収納する収納ケースと、該収納ケースを上記操作台に支持するスタンドとを備えて構成したことを特徴とする請求項3または4記載の樋門システム。
  6. 上記支持体を上記扉をスライド開閉可能に支持するレールを備えて構成し、上記開閉機構を、上記扉に突設され該扉のスライド方向に沿うネジシャフトと、上記シャフト連結体の終端の回転シャフト単体に連携して回転する入力ギヤ及び上記ネジシャフトが螺合する雌ネジを有し回転により該ネジシャフトを進退動させる出力ギヤを備えたギヤ機構と、該ギヤ機構を上記ネジシャフトが進退動可能になるように収納する収納ケースとを備えて構成したことを特徴とする請求項3乃至5何れかに記載の樋門システム。
  7. 上記支持体を上記扉を上下方向にスライド開閉可能に支持するレールを備えて構成し、上記開閉機構を、上記扉に連結され該扉を吊下する索体と、上記索体が巻回可能な回転リールと、上記シャフト連結体の終端の回転シャフト単体に連携して回転する入力ギヤ及び上記リールに連携して該リールを回転させる出力ギヤを備えたギヤ機構と、該ギヤ機構を収納する収納ケースとを備えて構成したことを特徴とする請求項3乃至5何れかに記載の樋門システム。
  8. 上記支持体に上記扉の上端側を水平方向に軸線を有する回動軸を中心に回動可能に支持し、上記開閉機構を、上記扉の下端側に連結され該扉を牽引可能な索体と、上記索体が巻回可能な回転リールと、上記シャフト連結体の終端の回転シャフト単体に連携して回転する入力ギヤ及び上記リールに連携して該リールを回転させる出力ギヤを備えたギヤ機構と、該ギヤ機構を収納する収納ケースとを備えて構成したことを特徴とする請求項3乃至5何れかに記載の樋門システム。
  9. 上記支持体を、上記水路の両側に立設される一対の側柱及び該側柱の上部間に架設される梁を有した門柱を備えて構成し、上記扉を上記門柱の開口に支持し、上記門柱を、該門柱の梁の上面が上記閉時の扉の垂直方向中心線と上記法面との交点から上方1mの所定高さ位置よりも下位に位置するように構築したことを特徴とする請求項1乃至8何れかに記載の樋門システム。
  10. 少なくとも上記扉が閉じたことを上記操作部の近傍で認知できる認知手段を備えたことを特徴とする請求項1乃至9何れかに記載の樋門システム。
  11. 上記認知手段を、上記操作部に設けられ上記扉の開度を示す開度計で構成したことを特徴とする請求項10記載の樋門システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2016084580A (ja) * 2014-10-23 2016-05-19 株式会社清水鐵工所 緊急放流システム、及び、それに用いられる緊急開放弁
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CN113529517A (zh) * 2021-07-20 2021-10-22 中交路桥南方工程有限公司 一种便于阻水通风的路基边坡防护结构

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