JP3182597B2 - 文書通信端末装置 - Google Patents

文書通信端末装置

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JP3182597B2
JP3182597B2 JP14040893A JP14040893A JP3182597B2 JP 3182597 B2 JP3182597 B2 JP 3182597B2 JP 14040893 A JP14040893 A JP 14040893A JP 14040893 A JP14040893 A JP 14040893A JP 3182597 B2 JP3182597 B2 JP 3182597B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はファクシミリ又は電子メ
ールの情報伝送方式に係り、特に受信側で行なう文書処
理を送信側から適切に指示できる制御情報を伝送する文
書通信端末装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の方式は、Thomas W.Malone et a
l. :Intelligent Information - Sharing Systems:Co
mmunications of the ACM, Vol.30, No.5, pp.390-402
(May 1987)に記載のように、電子メールの文書内容に
加えその属性情報を付与して送信していた。属性情報に
は、緊急度、送信者名、表題などの文書の内容を補足す
る情報が指定されているが、その属性情報を見てどのよ
うに文書の処理手続きを行なうかは全面的に受信者に任
せられていた。
【0003】また、特開平4-294655に記載の装
置は、送付した電子メールが受信側でどこまで処理され
たかを受信側端末装置が登録するテーブルを用意し、そ
の内容を送信側でも参照できるようにしていた。処理が
滞れば送信側から催促を出せる。送信者が受信側に処理
の催促を要求できるが、その後の処理は督促を受けたユ
ーザに任せられる。
【0004】そして、ファクシミリ手順を用いて上記属
性情報を伝送する方式には、低速だが極力誤りの少ない
フェーズBを用いる方式と、特開平1-151874に
記載のフェーズCを用いる方式とがある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】電子メールの文書内容
に加えその属性情報を付与して送信していた文書通信方
式では、送信者が受信側にして欲しい文書処理手続を希
望どうりに実行してくれないという問題点があった。例
えば、緊急度を至急処理としておいても、それを見た受
信者が至急処理してくれるかどうかは受信者任せだっ
た。
【0006】本発明の第1の目的は、送信者が受信側に
実行させうる文書処理手続を指定でき、且つ文書処理手
続項目の柔軟な拡張性を実現することができる文書通信
端末装置を提供することにある。
【0007】本発明の第2の目的は、G3ファクシミリ
の伝送手順に準拠した手順で文書処理手続を指定できる
文書通信端末装置を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】 本発明の文書通信端末装
置は、文書情報の処理順番を含む複数の文書処理手続情
報を与えるための入力手段と、文書情報及び前記複数の
文書処理手続情報を送信し、または他の文書端末装置よ
り送信された文書情報及び前記複数の文書処理手続情報
を受信する通信手段と、該通信手段により受信した前記
複数の文書処理手続情報に基づいて前記文書情報を処理
する情報処理手段とを有することを特徴とする。
【0009】本発明の文書通信端末装置は、前記通信手
段により受信された文書処理手続情報は、仕分け手続情
報であり、前記情報処理手段は、前記仕分け手続き情報
の示す手順に従い文書情報の仕分け処理を実行すること
を特徴とする。
【0010】本発明の文書通信端末装置は、前記通信手
段により受信された文書処理手続情報は、文書読了返信
手続情報であり、前記情報処理手段は、前記文書読了返
信手続情報の示す手順に従い文書読了返信を送信するよ
うに処理することを特徴とする。
【0011】本発明の文書通信端末装置は、前記通信手
段により受信された文書処理手続情報は、コメント返信
手続情報であり、前記情報処理手段は、前記コメント返
信手続情報の示す手順に従いコメント付き文書情報を返
信するように処理することを特徴とする。
【0012】本発明の文書通信端末装置は、前記通信手
段により受信された文書処理手続情報は、回覧手続情報
であり、前記情報処理手段は、前記回覧手続き情報の示
す手順に従い回覧すべき他の文書通信端末装置に対しコ
メント付き文書情報を返信するように処理することを特
徴とする。
【0013】本発明の文書通信端末装置は、前記情報処
理手段は、前記文書処理手続情報のコードデータをFAX
イメージデータとして送信するように前記通信手段に指
示することを特徴とする。
【0014】本発明の文書通信端末装置は、前記情報処
理手段は、受信したFAXイメージデータを文書処理手続
情報としてデコードし、そのデコード結果に基づいて画
像情報に文書処理手続情報が付加されているか否かを判
定することを特徴とする。
【0015】本発明の文書通信端末装置は、前記情報処
理手段は、通信対象である文書通信端末装置の相手機種
が文書処理手続情報を受信可能な装置か否かを識別し、
相手機種が文書処理手続情報を受信不能な装置である場
合に、前記文書処理手続情報を画像情報に展開し、該画
像情報を文書情報として送信するように前記通信手段に
指示することを特徴とする
【0016】本発明の第1の目的は、送信側が受信側に
実行して欲しい処理内容を指定した複数の文書処理手続
情報に順番を付与し、画像情報と共に一連の転送データ
として受信側へ送信することにより達成される。
【0017】更に、本発明の第2の目的は、フェーズC
の情報を文書処理手続情報と画像情報との両方を含む転
送データとすることにより達成される。
【0018】
【作用】受信側端末は一連の転送データから文書処理手
続情報と画像情報とを分離する。受信ユーザの応答にか
かわらず受信側端末は文書処理手続情報を順番に実行す
ることにより、送信側の指定内容が実行される。
【0019】また一連の転送データ伝送にファクシミリ
手順を用いる場合、受信側端末は下記の2方式のうちい
ずれかを用いて文書処理手続情報と画像情報とを分離す
る。第1の方式では、G3ファクシミリのフェーズBの
手順信号であるNSFとNSSで、フェーズCの転送データに
文書処理手続情報を含むかどうかの確認を行なう。第2
の方式では、フェーズCの転送データを画像伸張処理し
て正常に処理が完了するか否かにより、フェーズCの転
送データに文書処理手続情報を含むかどうかの確認を行
なう。
【0020】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照しながら
説明する。
【0021】図1には本発明に係る文書通信端末装置を
用いて実行される文書通信手順の一例が示されている。
【0022】同図において、文書送信側の文書通信端末
装置Aのユーザは、表示部及び操作部に対し手順(1)で
文書処理手続情報を指定し、手順(2)で発信指示を行
なう。 情報処理部は、手順(3)で発信指示を受け取
り、指定された文書処理手続情報とあらかじめ用意され
た画像情報を一連の転送データとして、文書受信側の文
書通信端末装置Bに対し手順(4)で文書送信する。
【0023】これに対して文書通信端末装置Bの情報処
理部は、手順(5)で文書処理手続情報の有無の判定を
行なう。
【0024】本実施例では2組の文書処理手続情報が送
信されているので、手順(6)、(8)の文書処理手続を
行なう。手順(6)は、たまたま表示部に対し通知を行
なう文書処理手続だったため、その結果を手順(7)で
通知する。
【0025】手順(8)は、たまたま文書送信側に対し
返信を行なう文書処理手続だったため、その結果を手順
(9)で返信する。ここで返信する内容は、送信された
画像情報に対し、受信者がコメントを加えたものである
場合もあるし、受信側端末の有する文書のいずれかを送
信側端末が指定して送付してもらう場合もある。
【0026】このように受信側で行なう文書処理手続を
送信側から指定でき、且つその指示を文書送信毎に別の
内容にできる。また、本実施例では、手順(6)、
(7)、(8)、(9)の順に行なっているが、例えば、
手順(8)、(9)、(6)、(7)と順番を入れ替えて実
行することも可能である。
【0027】図2は、本発明に係る文書通信端末装置の
文書通信手順にファクシミリ手順を用いた時の一例を示
している。
【0028】本実施例において、ファクシミリ手順のフ
ェーズCのメッセージ転送が一連の転送データ形式であ
ることを被呼局へ指示する方法には、少なくとも次の2
方式ある。1つは、フェーズBの手順を用いる方式であ
り、以下の説明に含まれる。もう1つは、一連の転送デ
ータ形式に復号できない情報を付加する方式であり、図
4と共に後から説明する。
【0029】発呼局はフェーズBの手順(11)で被呼局
が一連の転送データを受信する能力があること及びフェ
ーズC(メッセージ転送)で誤り再送能力があることを
確認し、手順(12)でこれから伝送するメッセージは一
連の転送データ形式であること及び誤り再送を行なうこ
とを被呼局に指示する。この後、メッセージ(15)で一
連の転送データを伝送する。
【0030】被呼局は手順(16)で誤りがあったかなか
ったかを発呼局に通知し、誤りがあった場合はメッセー
ジ(15)のどのブロックに誤りがあったかを通知する。
誤りがあった場合、発呼局はそのブロックを再送する。
実施例では誤りがなかった場合を示している。その後、
フェーズD(メッセージ後手順)を行ない転送を終了す
る。
【0031】図3は、本発明で伝送するフェーズCの一
連の転送データの一実施例である。同図において参照番
号3はフェーズCの一連の転送データ全体を示し、参照
番号3-1、3-2、3-3、3-4及び3-5はそれぞれ
第1、第2、第3、第4及び第5の一連の転送データを
示す。
【0032】また参照番号3-1-1は第1の一連の転送
データの属性を示し、実施例では文書処理手続情報の一
部である仕分け手続情報であることを示す。参照番号3
-1-2は第1の一連の転送データの内容の長さを示して
いる。これにより第1の一連の転送データの内容の範囲
及び第2の一連の転送データの開始位置を識別できる。
参照番号3-1-3は仕分け手続情報の内容で、情報処理
できるように例えば文字コードで表されている。参照番
号3-1-3の内容は、例えば格納フォールダ名指定、ユ
ーザ呼び出し指定の各情報から成る。参照番号3-2-1
は第2の一連の転送データの属性が文書処理手続情報の
一部である文書読了確認手続情報であることを示す。参
照番号3-2-2は第2の一連の転送データの内容の長さ
を示し、参照番号3-2-3は第2の一連の転送データの
内容である。参照番号3-3-1は第3の一連の転送デー
タの属性が文書処理手続情報の一部であるコメント返信
手続情報であることを示す。参照番号3-3-2は第3の
一連の転送データの内容の長さを示し、参照番号3-3-
3は第3の一連の転送データの内容である。参照番号3
-3-3の内容は、例えば期限付き処理指定の情報から成
る。参照番号3-4−1は第4の一連の転送データの属
性が文書処理手続情報の一部である回覧手続情報である
ことを示す。参照番号3−4-2は第4の一連の転送デ
ータの内容の長さを示し、参照番号3-4-3は第4の一
連の転送データの内容である。参照番号3-4-3の内容
は、例えば期限付き処理指定の情報から成る。
【0033】参照番号3-5-1は第5の一連の転送デー
タの属性が画像情報であることを示す。参照番号3-5-
2は第5の一連の転送データの内容の長さを示し、参照
番号3-5-3は第5の一連の転送データの内容である。
3-5-3の内容はその属性を示すデータ3-5-1より画
像情報であることが識別できるため、受信側端末ではこ
れを元の画像データに復号化して記録することができ
る。これにより、第1、第2、第3及び第4の一連の転
送データで示された、格納フォールダ名指定、ユーザ呼
び出し指定、期限付き処理指定の各情報がどの原稿に対
してであるかを容易に知ることができるという効果があ
る。
【0034】文書処理手続情報の指定する処理内容はそ
の順番も設定できる。例えば、第1、第2、第3及び第
4の一連の転送データ3-1、3-2、3-3及び3-4の
処理を先頭から並んだ順に行なうものとすれば、一連の
転送データ3-1、3-2、3-3及び3-4の内容を入れ
替えることにより処理順序を変えることができる。一連
の転送データの内容3-1-3、3-2-3、3-3-3及び
3-4-3についても、各々の処理項目の順番を入れ替え
ることにより各々の一連の転送データ内での処理順序を
変えることができる。
【0035】また、これとは別の順番指定方法として、
各々の処理項目に処理順番を番号として付与してもよ
い。
【0036】次に、一連の転送データの内容を用いた文
書の処理方法について説明する。参照番号3-1-3の項
目である格納フォールダ名指定は図5を用いて、同じく
参照番号3-1-3の項目であるユーザ呼び出し指定は図
6を用いて後から説明する。参照番号3-3-3及び3-
4-3の項目である期限付き処理指定を用いた文書の処
理方法を図1を用いて説明する。手順(8)の文書処理
手続がコメント返信手続の参照番号3-3-3の項目であ
る期限付き処理指定を受けた場合の処理内容を述べる。
【0037】通常の処理手続は、コメントの返信を受信
ユーザに通知し、コメント返信の発信をもって終了す
る。しかし、送信側の設定した期限になってもコメント
返信の発信がない場合、手順(9)の返信で強制的にコ
メント返信の処理を行なった旨を連絡する。以上の処理
を実行するかどうかは、3-3-3の項目を変えることに
より文書毎に設定できる。
【0038】次に、手順(8)の文書処理手続が回覧手
続の3-4-3の項目である期限付き処理指定を受けた場
合の処理内容を述べる。通常の処理手続は、回覧文書の
処理を受信ユーザに通知し、次の回覧者への回覧文書の
発信をもって終了する。しかし、送信側の設定した期限
になっても回覧文書の発信がない場合、手順(9)の返
信で強制的に回覧文書を転送する。この場合返信先は、
図示する送信者ではなく、次の回覧者になる。
【0039】図4は、文書処理手続情報の有無判定用情
報を持つフェーズCの一連の転送データの一実施例であ
る。3は図3に示したフェーズCの一連の転送データ全
体である。4はファクシミリ復号化において復号化誤り
を発生する転送データで、例えば図示するデータを復号
化すると1ライン当たりの画素数が足りないという誤り
が発生する。誤りが発生すれば、文書処理手続情報が有
ると判定することができる。これにより、図2にて説明
したような一連の転送データを伝送すると同時に文書処
理手続情報の有無判定を行なわなくとも、任意の時刻に
一連の転送データの内容から文書処理手続情報の有無判
定を行なえる効果がある。
【0040】図5は、文書の蓄積方式を説明する図であ
る。同図において80は蓄積部、d1は下記のフォール
ダの親ディレクトリ、d2はワードプロセッサなどの作
業ファイルを格納するフォールダ、d3は一般の受信文
書を格納するフォールダ、d4は文書格納先として送信
側が指定できるフォールダである。受信した一連の転送
データの参照番号3-1-3の項目に格納フォールダ名指
定の情報が含まれている場合、その中には文書の格納先
となるフォールダd4の名称を含んでいる。フォールダd
4は文書通信に先立って設定する場合、その名称を送受
信端末間で取り決めておけばよい。また、文書受信後に
設定する場合、参照番号3-1-3の内容に含まれるフォ
ールダ名の新規フォールダd4を作成し、受信した文書
を格納する。
【0041】図6は、文書到着の通知方法を説明する図
である。同図において20は表示部、21は到着メッセ
ージ、22は作業ウィンドウである。参照番号3-1-3
の項目にユーザ呼び出し指定の情報がある場合、到着メ
ッセージ21を表示する。受信者が到着メッセージ21
の表示を許可していなくとも、送信者の要求によりメッ
セージ21を強制的に表示できるという特徴がある。
【0042】図7には文書通信システムの全体構成が示
されている。同図において110は文書通信端末装置
A、120は文書通信端末装置B、130は従来のファク
シミリ、140は通信網である。
【0043】図8は、本発明に係る文書通信端末装置の
一実施例の構成が示されている。同図において10は操
作部で、キーボードやマウスなどの入力装置からなり、
文書処理手続情報の指定を行なう。
【0044】20は表示部で、液晶パネルなどの出力装
置からなり、画像情報、文書処理手続情報及び文書処理
状況などを出力する。
【0045】30は情報処理部で、マイクロコンピュー
タ等の情報処理プロセッサで構成され、画像情報と文書
処理手続情報を受け取り、一連の転送データを出力した
り、逆に、一連の転送データを受け取り、画像情報と文
書処理手続情報に分解し、出力したりする。
【0046】40は符号化部で、入力された画素信号を
圧縮符号化し、符号化された画像情報を出力する。符号
化方式としては、例えばMH (Modified Huffman) 符号が
ある。 50は復号化部で、圧縮された画像情報を取り
込み、これを元の画素信号に伸張する。60は読取部
で、例えばCCD (Charge Coupled Device) 等の撮像デバ
イスで原稿を読み取り、画素信号を出力する。
【0047】70は記録部で、画素信号を取り込み、記
録紙上にこれを印字する。80は蓄積部で、受信文書及
び送信文書の内容であるところの画素信号と画像情報と
文書処理手続情報などを記憶する。90は通信制御部
で、マイクロコンピュータとモデムなどからなり、図1
に示した、通信手順、一連の転送データの送受信及び誤
り再送制御などを実行する。また、操作部10と表示部
20と情報処理部30を合わせてパーソナルコンピュー
タ200とし、一方、符号化部40と復号化部50と読
取部60と記録部70と蓄積部80と通信制御部90と
を合わせて送受信アダプタ装置250という構成として
もよい。
【0048】図9は、従来のファクシミリに送信する画
像情報を示す説明図である。同図において第1ページは
文書処理手続情報を展開した画像情報であり、第2ペー
ジ以降は文書内容を示す本来の画像情報である。図2に
示す手順(11)によって、相手端末装置が本実施例の文
書通信端末か従来のファクシミリかを識別できる。
【0049】ここで相手端末装置が本実施例の文書通信
端末でない場合、文書処理手続情報を画像情報に展開
し、文書内容に付加して送信する。従来のファクシミリ
は文書処理手続情報を処理する手段を持たないが、ファ
クシミリが受信端末装置の場合でも文書処理手続情報を
展開した画像情報を受信し印字出力することにより、受
信者に文書処理手続情報を伝えることができる。
【0050】次に図8に示した情報処理部30の文書送
信時の手順を図10に示す。同図において、手順300
において送信する画像信号が蓄積部80に用意してある
か否かを判定する。あれば手順303に進む。ない場合
は、手順301において読み取り部60から画像情報を
蓄積部80へ入力し、手順302において画像情報を符
号化部40で圧縮し蓄積部80へ戻した後、手順303
に進む。そして、手順303において文書処理手続情報
を操作部10から入力する。
【0051】次に、手順304において相手が本発明の
端末か否かを図2の手順(11)を用いて判定する。相
手が本発明の端末の場合、手順305において文書処理
手続情報と蓄積部80の画像情報とを一連のデータにま
とめ、手順306において一連のデータの送信を通信制
御部90に指示し、文書送信の処理を終了する。
【0052】一方、相手が本発明の端末でない場合、手
順307において図9に示すように文書処理手続情報を
画像情報に展開し、手順308において画像情報に展開
した文書処理手続情報と蓄積部80の画像情報との送信
を通信制御部90に指示し、文書送信の処理を終了す
る。
【0053】次に文書受信時の情報処理部30の手順を
図11に示す。同図においてまず、手順400において
相手が本発明の端末か否かを図2の手順(12)を用い
て判定する。相手が本発明の端末の場合、手順401に
おいて通信制御部90が受信した一連のデータから文書
処理手続情報と画像情報とを分離し、手順402におい
て文書処理手続情報に従い画像情報を処理し、文書受信
の処理を終了する。
【0054】一方、相手が本発明の端末でない場合、手
順403において通信制御部90が受信した画像情報を
蓄積部80へ入力し、文書受信の処理を終了する。
【0055】図12は、文書受信時の情報処理部30の
手順を示すフローチャートであり、特に図4に示す文書
処理手続情報の有無判定用情報を送信側の文書通信端末
が一連のデータに付加した場合について示している。同
図において、手順500において通信制御部90が受信
したデータを復号化部50で伸長する。そして、手順5
01では、復号化した画像の1ライン当たりの画素数が
例えばファクシミリで多用される1728画素に不足し
ているか否かにより、相手が本発明の端末かどうか判定
する。相手が本発明の端末の場合、手順502において
通信制御部90が受信した一連のデータから文書処理手
続情報と画像情報とを分離し、手順503において文書
処理手続情報に従い画像情報を処理し、文書受信の処理
を終了する。
【0056】一方、相手が本発明の端末でない場合、手
順504において通信制御部90が受信した画像情報を
蓄積部80へ入力し、文書受信の処理を終了する。
【0057】
【発明の効果】本発明によれば、送信側が受信側端末に
処理して欲しい手順を文書処理手続情報として文書送信
毎に指定でき、送信側端末の要求を十分に反映すること
ができる。
【0058】また、本発明によれば、文書処理手続情報
と画像情報を1回のファクシミリ手順の中のフェーズC
で送信することができ、且つ、復号化時に文書処理手続
情報の有無を判定できるため、ファクシミリ通信手順に
何らの変更を加えることなく文書処理手続情報と画像情
報をまとめて高速に伝送できるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る文書通信端末装置により実行され
る文書通信手順の一例を示すシーケンス図である。
【図2】本発明に係る文書通信端末装置により実行され
る文書通信手順にファクシミリ手順を用いた時の一例を
示すシーケンス図である。
【図3】本発明に係る文書通信端末装置によりで伝送さ
れるフェーズCの一連のデータの一例を示す説明図であ
る。
【図4】文書処理手続情報の有無判定用情報を持つフェ
ーズCの一連のデータの内容の一例を示す説明図であ
る。
【図5】図8における蓄積部の機能示す説明図である。
【図6】図8における表示部の動作例を示す説明図であ
る。
【図7】文書通信システムの全体構成図、
【図8】本発明に係る文書通信端末装置を用いた通信シ
ステムの一例を示す構成図である。
【図9】従来のFAXに送信する画像情報を示す説明図で
ある。
【図10】図8に示した情報処理部の文書送信時の処理
内容を示すフローチャートである。
【図11】図8に示した情報処理部の文書受信時の処理
内容を示すフローチャートである。
【図12】図8に示した情報処理部の処理内容の他の例
を示すフローチャートである。
【符号の説明】
10 操作部 20 表示部 30 情報処理部 40 符号化部 50 復号化部 60 読取部 70 記録部 80 蓄積部 90 通信制御部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 塩田 茂雅 茨城県日立市大みか町七丁目1番1号 株式会社 日立製作所 日立研究所内 (56)参考文献 特開 平5−110874(JP,A) 特開 昭63−184464(JP,A) 特開 平2−308662(JP,A) 特開 昭64−73863(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 1/00 - 1/00 108

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 文書情報の処理順番を含む複数の文書処
    理手続情報を与えるための入力手段と、 文書情報及び前記複数の文書処理手続情報を送信し、ま
    たは他の文書端末装置より送信された文書情報及び前記
    複数の文書処理手続情報を受信する通信手段と、 該通信手段により受信した前記複数の文書処理手続情報
    に基づいて前記文書情報を処理する情報処理手段とを有
    することを特徴とする文書通信端末装置。
  2. 【請求項2】 前記通信手段により受信された文書処理
    手続情報は、仕分け手続情報であり、前記情報処理手段
    は、前記仕分け手続き情報の示す手順に従い文書情報の
    仕分け処理を実行することを特徴とする請求項1に記載
    の文書通信端末装置。
  3. 【請求項3】 前記通信手段により受信された文書処理
    手続情報は、文書読了返信手続情報であり、前記情報処
    理手段は、前記文書読了返信手続情報の示す手順に従い
    文書読了返信を送信するように処理することを特徴とす
    る請求項1に記載の文書通信端末装置。
  4. 【請求項4】 前記通信手段により受信された文書処理
    手続情報は、コメント返信手続情報であり、前記情報処
    理手段は、前記コメント返信手続情報の示す手順に従い
    コメント付き文書情報を返信するように処理することを
    特徴とする請求項1に記載の文書通信端末装置。
  5. 【請求項5】 前記通信手段により受信された文書処理
    手続情報は、回覧手続情報であり、前記情報処理手段
    は、前記回覧手続情報の示す手順に従い回覧すべき他の
    文書通信端末装置に対しコメント付き文書情報を返信す
    るように処理することを特徴とする請求項1に記載の文
    書通信端末装置。
  6. 【請求項6】 前記情報処理手段は、前記文書処理手続
    情報のコードデータをFAXイメージデータとして送信す
    るように前記通信手段に指示することを特徴とする請求
    項1に記載の文書通信端末装置。
  7. 【請求項7】 前記情報処理手段は、受信したFAXイメ
    ージデータを文書処理手続情報としてデコードし、その
    デコード結果に基づいて画像情報に文書処理手続情報が
    付加されているか否かを判定することを特徴とする請求
    項6に記載の文書通信端末装置。
  8. 【請求項8】 前記情報処理手段は、通信対象である文
    書通信端末装置の相手機種が文書処理手続情報を受信可
    能な装置か否かを識別し、相手機種が文書処理手続情報
    を受信不能な装置である場合に、前記文書処理手続情報
    を画像情報に展開し、該画像情報を文書情報として送信
    するように前記通信手段に指示することを特徴とする請
    求項1に記載の文書通信端末装置。
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