JP3182485U - 溶接用架台 - Google Patents

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Abstract

【課題】ボックス型のクレーンガーダ又はボックス型のサドルの上下フランジ材とウェブ材を溶接する際に、溶接ビード垂れが発生することがない溶接用架台を提供する。
【解決手段】ボックス型のクレーンガーダ19を構成する上下フランジ材10、13とウェブ材12との外面側溶接部を溶接する際に使用される溶接用架台20であって、水平方向に延在するクレーンガーダ19の上下フランジ材10、13及びウェブ材12を水平面に対して傾斜させた状態で支持する、逆ハの字状に配置された一対の受け部材21と、床面25に設置されるベース部材23と、ベース部材23上に立設され、一対の受け部材21を支持する柱部材22とを備えている。
【選択図】図3

Description

本考案は、天井クレーンのクレーンガーダ又はサドルを製造する際に使用する溶接用架台に関する。
工場や倉庫等の建屋内の高所に設置される天井クレーンは、並設された梁55にそれぞれ敷設された走行レール56上を移動する一対のサドル53と、一対のサドル53間に架設されたクレーンガーダ50と、クレーンガーダ50に敷設された横行レール51上を移動し、吊り荷の上げ下げを行うクラブトロリ52とから概略構成されている(図7参照)。
ボックス型(矩形断面を有する筒型)のクレーンガーダの製造手順は以下のようになる(例えば特許文献1参照)。
(1)所要幅長の上フランジ材10を定盤上に載置し、所定間隔をあけてダイヤフラム材11を1枚ずつ上フランジ材10上に立設させて仮溶接する(図6参照)。
(2)所定数のダイヤフラム材11の仮溶接が終わると、各ダイヤフラム材11の両側部にウェブ材12を押し当ててダイヤフラム材11を挟持するように密着させ、上フランジ材10とウェブ材12の内面側溶接部及びダイヤフラム材11とウェブ材12の内面側溶接部を仮溶接する。
(3)ウェブ材12と上フランジ材10の外面側溶接部を仮溶接する。
(4)各ダイヤフラム材11とウェブ材12及び各ダイヤフラム材11と上フランジ材10を内面側から本溶接した後、下フランジ材13をウェブ材12に仮溶接する。
(5)クレーンガーダを定盤上でクレーンガーダの中心軸回りに90°回転させ、上下フランジ材10、13と一方のウェブ材12の外面側溶接部を本溶接する。
(6)クレーンガーダをクレーンガーダの中心軸回りに180°回転させて、上下フランジ材10、13と他方のウェブ材12の外面側溶接部を本溶接する。
なお、サドルも上記クレーンガーダと同様、ボックス型であり、上記方法で製造されている。
特開平2−33090号公報
従来、ボックス型のクレーンガーダ及びサドルを製造する際、上下フランジ材10、13とウェブ材12の外面側溶接部は4箇所とも下向きの体勢で隅肉溶接される。そのため、図5に示すように、溶接ビード14の角度が理想的な45°にならず、ビード垂れが発生する。ビード垂れによって溶接部の機械的強度が低下した場合、その部位に応力が集中して亀裂や疲労割れの原因となるおそれがある。
本考案はかかる事情に鑑みてなされたもので、ボックス型のクレーンガーダ又はボックス型のサドルの上下フランジ材とウェブ材を溶接する際に、溶接ビード垂れが発生することがない溶接用架台を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、第1の考案は、ボックス型のクレーンガーダを構成する上下フランジ材とウェブ材との外面側溶接部を溶接する際に使用される溶接用架台であって、
水平方向に延在する前記クレーンガーダの上下フランジ材及びウェブ材を水平面に対して傾斜させた状態で支持する、逆ハの字状に配置された一対の受け部材と、
床面に設置されるベース部材と、
前記ベース部材上に立設され、前記一対の受け部材を支持する柱部材とを備えることを特徴としている。
また、第2の考案は、ボックス型のサドルを構成する上下フランジ材とウェブ材との外面側溶接部を溶接する際に使用される溶接用架台であって、
水平方向に延在する前記サドルの上下フランジ材及びウェブ材を水平面に対して傾斜させた状態で支持する、逆ハの字状に配置された一対の受け部材と、
床面に設置されるベース部材と、
前記ベース部材上に立設され、前記一対の受け部材を支持する柱部材とを備えることを特徴としている。
水平方向に延在するボックス型のクレーンガーダ又はサドルを、本考案に係る溶接用架台で支持した場合、クレーンガーダ又はサドルの上下フランジ材とウェブ材を支持する一対の受け部材が逆ハの字状に配置されているので、上下フランジ材及びウェブ材が水平面に対して傾斜した状態となる。この状態で、上下フランジ材とウェブ材の外面側溶接部を隅肉溶接すると、図4に示すように、溶接ビード15の表面が水平となるため、ビード垂れが発生することがない。
本考案に係る溶接用架台では、水平方向に延在するボックス型のクレーンガーダ又はサドルの上下フランジ材及びウェブ材を水平面に対して傾斜させた状態で支持するので、上下フランジ材とウェブ材の外面側溶接部を隅肉溶接した際に、溶接ビードの表面が水平となり、ビード垂れが発生することがない。その結果、溶接部の機械的強度が低下して亀裂や疲労割れが発生するおそれがない。
本考案の一実施の形態に係る溶接用架台の斜視図である。 (A)は同溶接用架台の正面図、(B)は平面図、(C)は側面図である。 (A)は同溶接用架台で支持されたクレーンガーダをその端面方向から見た模式図、(B)は同クレーンガーダをその側面方向から見た模式図である。 同溶接用架台で支持されたクレーンガーダを構成する上下フランジ材とウェブ材の外面側溶接部の模式図である。 従来のクレーンガーダを構成する上下フランジ材とウェブ材の外面側溶接部の模式図である。 従来のクレーンガーダの製造方法を説明するための模式図である。 天井クレーンの模式図である。
続いて、添付した図面を参照しつつ、本考案を具体化した実施の形態につき説明し、本考案の理解に供する。
本考案の一実施の形態に係る溶接用架台20の斜視図を図1に、溶接用架台20の正面図、平面図、及び側面図を図2(A)、(B)、(C)に示す。
本実施の形態に係る溶接用架台20は、ボックス型のクレーンガーダ又はボックス型のサドルを構成する上下フランジ材10、13とウェブ材12との外面側溶接部を溶接する際に使用され(図3参照)、水平方向に延在するクレーンガーダ又はサドルの上下フランジ材10、13及びウェブ材12を水平面に対して傾斜させた状態で支持する一対の受け部材21と、床面25に設置されるベース部材23と、ベース部材23上に立設され、一対の受け部材21を支持する柱部材22とから概略構成されている。
一対の受け部材21、柱部材22、及びベース部材23はH形鋼からなり、各部材は板状の補剛材30で補強されている。
ベース部材23は平面視してH字状とされ、柱部材22が立設される主ベース材28と、主ベース材28の両端部に配置され、主ベース材28に対して直交方向に延在する一対の副ベース材29とから構成されている。
柱部材22は2本の短柱26と2本の長柱27からなり、主ベース材28の中央部に2本の短柱26が配置され、主ベース材28の両端部にそれぞれ長柱27が1本ずつ配置されている。
一方側の短柱26及び長柱27が一方の受け部材21を支持し、他方側の短柱26及び長柱27が他方の受け部材21を支持することにより、一対の受け部材21は逆ハの字状の配置となる。各受け部材21の傾斜角度は、水平面に対して約45°とされている。
また、主ベース材28を含む鉛直面と直交する方向に長柱27が変形しないように、長柱27の頂部と副ベース材29の先端部は、溝形鋼からなる斜材24で連結されている。
次に、上記構成からなる溶接用架台20を用いて、ボックス型のクレーンガーダを製造する方法について説明する。なお、溶接用架台20を用いて、ボックス型のサドルを製造する場合も同様である。
(1)所要幅長の上フランジ材10を定盤上に載置し、所定間隔をあけてダイヤフラム材11を1枚ずつ上フランジ材10上に立設させて仮溶接する(図6参照)。
(2)所定数のダイヤフラム材11の仮溶接が終わると、各ダイヤフラム材11の両側部にウェブ材12を押し当ててダイヤフラム材11を挟持するように密着させ、上フランジ材10とウェブ材12の内面側溶接部及びダイヤフラム材11とウェブ材12の内面側溶接部を仮溶接する。
(3)ウェブ材12と上フランジ材10の外面側溶接部を仮溶接する。
(4)各ダイヤフラム材11とウェブ材12及び各ダイヤフラム材11と上フランジ材10を内面側から本溶接した後、下フランジ材13をウェブ材12に仮溶接する。
(5)クレーンガーダを定盤上でクレーンガーダ19の中心軸回りに180°回転させて下フランジ材13が定盤に接するようにする。そして、下フランジ材13とウェブ材12の内面側溶接部を本溶接する。
(6)クレーンガーダ19をクレーンで吊り上げ、並設された3基の溶接用架台20にクレーンガーダ19を載置する(図3(A)、(B)参照)。そして、下フランジ材13とウェブ材12の一方の外面側溶接部(図3(A)のア部参照)について長手方向全長に亘って本溶接を行う。
(7)クレーンガーダ19をクレーンで吊り上げてクレーンガーダ19の中心軸回りに90°回転させた後、並設された3基の溶接用架台20にクレーンガーダ19を載置する。そして、下フランジ材13とウェブ材12の他方の外面側溶接部について長手方向全長に亘って本溶接を行う。
(8)上記操作を2回繰り返して、上フランジ材10とウェブ材12の外面側溶接部2箇所について本溶接を行う。
以上、本考案の一実施の形態について説明してきたが、本考案は何ら上記した実施の形態に記載の構成に限定されるものではなく、実用新案登録請求の範囲に記載されている事項の範囲内で考えられるその他の実施の形態や変形例も含むものである。例えば、上記実施の形態では、受け部材をH形鋼としているが、板材でもよい。
10:上フランジ材、11:ダイヤフラム材、12:ウェブ材、13:下フランジ材、14、15:溶接ビード、19:クレーンガーダ、20:溶接用架台、21:受け部材、22:柱部材、23:ベース部材、24:斜材、25:床面、26:短柱、27:長柱、28:主ベース材、29:副ベース材、30:補剛材

Claims (2)

  1. ボックス型のクレーンガーダを構成する上下フランジ材とウェブ材との外面側溶接部を溶接する際に使用される溶接用架台であって、
    水平方向に延在する前記クレーンガーダの上下フランジ材及びウェブ材を水平面に対して傾斜させた状態で支持する、逆ハの字状に配置された一対の受け部材と、
    床面に設置されるベース部材と、
    前記ベース部材上に立設され、前記一対の受け部材を支持する柱部材とを備えることを特徴とする溶接用架台。
  2. ボックス型のサドルを構成する上下フランジ材とウェブ材との外面側溶接部を溶接する際に使用される溶接用架台であって、
    水平方向に延在する前記サドルの上下フランジ材及びウェブ材を水平面に対して傾斜させた状態で支持する、逆ハの字状に配置された一対の受け部材と、
    床面に設置されるベース部材と、
    前記ベース部材上に立設され、前記一対の受け部材を支持する柱部材とを備えることを特徴とする溶接用架台。
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CN114263096A (zh) * 2021-12-30 2022-04-01 武船重型工程股份有限公司 一种钢混组合梁栓接桁架式横梁支架及其制造方法

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