JP3181419B2 - プログラム開発成果物の管理方式 - Google Patents

プログラム開発成果物の管理方式

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JP3181419B2
JP3181419B2 JP03179893A JP3179893A JP3181419B2 JP 3181419 B2 JP3181419 B2 JP 3181419B2 JP 03179893 A JP03179893 A JP 03179893A JP 3179893 A JP3179893 A JP 3179893A JP 3181419 B2 JP3181419 B2 JP 3181419B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、プログラムの設計、
製造を支援するプログラム開発支援システムに係り、特
にプログラム開発過程で生成された成果物(設計成果
物)をデータベースを用いて管理するプログラム開発成
果物の管理方式に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、オンライン業務プログラムに代表
されるプログラムの開発支援システムは、プログラムの
設計、製造を支援するのみであった。
【0003】このため、生成済みの成果物を変更したり
削除したりした場合に、それが他のどの成果物に影響す
るか、また開発者の間でデータが重複していないかなど
を検出するのが困難であり、開発の効率が悪いという問
題があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記したように従来の
プログラム開発支援システムは、プログラムの設計、製
造を支援するのみであり、成果物相互の関係についての
情報等を提供していなかったため、成果物の変更影響や
データ重複を検出するのが困難であり、プログラム開発
効率が悪いという問題があった。
【0005】この発明は上記事情を考慮してなされたも
のでその目的は、プログラム開発過程で生成された成果
物の変更影響や開発者の間でのデータの重複が容易に検
出できるプログラム開発成果物の管理方式を提供するこ
とにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は、プログラム
開発の過程で生成された各種成果物の識別情報を含む第
1のレコードが登録される第1のテーブル(オブジェク
トテーブル)、および各種成果物の中で相互に影響を与
え合う成果物同士を関係付けるための、対応する各第1
のレコードの識別情報の組を含む第2のレコードが登録
される第2のテーブル(リレーションテーブル)を保持
するデータベースと、プログラム開発途上で成果物が生
成される毎に、その成果物に対応する第1のレコードを
生成して第1のテーブルに登録すると共に、その成果物
と関係する既存の成果物が存在する場合には、その成果
物同士を関係付けるための第2のレコードを生成して第
2のテーブルに登録する登録手段と、上記データベース
を検索する検索手段とを備えたことを特徴とするもので
ある。
【0007】また、この発明は、成果物の変更時に、同
成果物と関係する他の成果物を再生成する再生成手段を
更に備え、登録手段は、成果物変更時に第1のテーブル
内の対応する第1のレコードを第1の状態に更新すると
共に、同成果物に対応する新たな第1のレコードを生成
して第1のテーブルに登録し、再生成手段による成果物
再生成に応じて第2のテーブル内の対応する第2のレコ
ードを削除すると共に、対応する新たな第2のレコード
を生成して第2のテーブルに登録し、関係する成果物が
全て正常に再生成された場合には、第1のテーブル内で
第1の状態にある対応する第1のレコードを削除するこ
とをも特徴とする。
【0008】
【作用】上記の構成においては、プログラム開発過程で
生成された各種成果物について、それぞれ対応する成果
物を識別可能な第1のレコードがデータベース内の第1
のテーブルに登録される。また、相互に関係する成果物
同士について、対応する各第1のレコードを識別するた
めの情報の組を持つ第2のレコードがデータベース内の
第2のテーブルに登録される。このデータベース内に登
録される成果物の関係の一例を図1に示す。
【0009】図中、Dは設計データオブジェクト(設計
データに対応した第1のレコード)であり、画面、デー
タベース等の設計データが作成された場合に、第1のテ
ーブルに登録される。
【0010】Fは関数オブジェクト(ソースプログラム
に含まれる関数に対応した第1のレコード)であり、ソ
ースプログラムが作成された場合に、第1のテーブルに
登録される。Sはソースオブジェクト(ソースプログラ
ムに対応した第1のレコード)であり、ソースプログラ
ムが作成された場合に第1のテーブルに登録される。
【0011】Lはロードモジュールオブジェクト(ロー
ドモジュールに対応した第1のレコード)であり、ロー
ドモジュールが作成された場合に第1のテーブルに登録
される。Rは互いに影響を与え合う成果物同士を関係付
けるリレーション(を表す第2のレコード)であり、第
2のテーブルに登録される。
【0012】このようなオブジェクト(第1のレコー
ド)が登録された第1のテーブルおよびリレーション
(第2のレコード)が登録された第2のテーブルを保持
するデータベースを検索して、第1のテーブルに登録さ
れているオブジェクト(第1のレコード)群の中で、相
互に関係する各成果物に対応するオブジェクト(第1の
レコード)を見付けることにより、成果物変更時に影響
を受ける成果物を探すことが可能となる。
【0013】また、上記の構成においては、成果物の変
更時に対応する第1のテーブル内のオブジェクト(第1
のレコード)が第1の状態(Empty)に更新される
と共に、新たなオブジェクト(第1のレコード)が生成
されて第1のテーブルに登録される。また、変更された
成果物と関係する他の成果物が再生成され、その際に第
2のテーブル内の対応するリレーション(第2のレコー
ド)が削除されると共に、対応する新たなリレーション
(第2のレコード)が生成されて第2のテーブルに登録
される。ここで、上記関係する全ての成果物の再生成が
正常に終了したならば、第1のテーブル内で第1の状態
(Empty)に設定されている(変更成果物に対応す
る)オブジェクト(第1のレコード)が削除される。
【0014】したがって、成果物の再生成に失敗した場
合には、第1のテーブル内に第1の状態(Empty)
のオブジェクト(第1のレコード)が残るため、それの
示す成果物の変更によって、その成果物と関係する他の
成果物(再生成された成果物)が不完全な状態となって
いることを、上記のデータベース検索により知ることが
可能となる。同様に、開発者の間でのデータ重複(成果
物重複)についても、第1のテーブル内の検索により容
易に見付けることが可能となる。
【0015】
【実施例】図2はこの発明を適用するオンライン業務プ
ログラム開発支援システムの一実施例を示すブロック構
成図である。
【0016】図2において、1はシステム全体を制御す
る制御部、2は設計データを作成するための設計データ
作成部、3はソースプログラムを作成するためのソース
プログラム作成部である。4はソースプログラム作成部
3により作成されたソースプログラムをコンパイルする
コンパイル部、5はコンパイル部4によるコンパイルで
得られたオブジェクト(オブジェクトファイル)をリン
クしてロードモジュールを作成するためのリンク部であ
る。6はオブジェクトテーブル61とリレーションテー
ブル62から構成されるデータベースである。
【0017】オブジェクトテーブル61は、プログラム
開発過程で作成される各種成果物(設計成果物)を識別
するための情報を持つレコード(以下、オブジェクトレ
コードと称する)を登録(格納)するのに用いられる。
このオブジェクトレコードは、同レコードに固有のレコ
ード番号(レコード識別子)、成果物の種類、成果物名
およびエンプティ(Epmty)フラグF(初期値
“0”)からなる。エンプティフラグFは、“1”のと
き、対応するレコードが実体のないオブジェクト(エン
プティオブジェクト)であることを表す。
【0018】リレーションテーブル62は、オブジェク
トテーブル61に登録されているオブジェクトレコード
の示す成果物の中で、相互に影響を与え合う成果物同士
を関係付けるためのレコード(以下、リレーションレコ
ードと称する)を登録(格納)するのに用いられる。こ
のリレーションレコードは、対応する成果物についての
オブジェクトレコードのレコード番号の組からなる。
【0019】7は登録部、8は検索部である。登録部7
は、設計データ作成部2、ソースプログラム作成部3、
コンパイル部4およびリンク部5の成果物生成動作に応
じて、データベース6(内のオブジェクトテーブル6
1、リレーションテーブル62)へのレコード登録動作
を行う。登録部7は、成果物の変更時には、データベー
ス6へのレコード登録動作の他、レコード削除動作も行
う。検索部8は、データベース6の検索を行う。次に、
図2の構成の動作を説明する。
【0020】まずプログラム設計の段階では、図2のシ
ステム内の制御部1の制御のもと、設計データ作成部2
により画面設計データ、ファイル設計データ等の設計デ
ータが作成され、ソースプログラム作成部3によりソー
スプログラムが作成される。これら設計データ、ソース
プログラム等の成果物が正常に生成される毎に、制御部
1の制御により登録部7が起動される。
【0021】すると登録部7は、生成された成果物の種
類、成果物の名称およびエンプティフラグF(=0)を
持つオブジェクトレコードを生成し、そのレコードに固
有のレコード番号を付してデータベース6のオブジェク
トテーブル61に登録する。
【0022】ここでは、図2に示すように、成果物名が
“AAA.h”の設計データが作成されて、その設計デ
ータを示すレコード番号“1”のオブジェクトレコード
がオブジェクトテーブル61に登録されたものとする。
また、成果物名が“S1 ”,“S2 ”の各ソースプログ
ラムが作成されて、そのソースプログラムを示すレコー
ド番号“5”,“6”の各オブジェクトレコードがオブ
ジェクトテーブル61に登録されたものとする。次にコ
ンパイル部4によるコンパイルが行われ、このコンパイ
ルが正常終了すると、制御部1により登録部7が起動さ
れる。
【0023】すると登録部7は、コンパイルされたソー
スプログラムがどの設計データと関係を持っているかを
調べる。次に登録部7は、このソースプログラム、およ
び同プログラムと関係を持つ設計データ(ここでは同プ
ログラム中にコピーされる設計データ)の2つの成果物
に対応するオブジェクトテーブル61上のオブジェクト
レコードを探し、そのレコード番号の対からなるリレー
ションレコードを作成する。そして登録部7は、作成し
たリレーションレコードをリレーションテーブル62に
登録する。
【0024】ここでは、ソースプログラム“S1 ”,
“S2 ”がS1 より順にコンパイルされて、オブジェク
ト(オブジェクトファイル)“WORK.1”,“WO
RK.2”が作成され、しかも“S1 ”,“S2 ”がい
ずれも“AAA.h”という設計データをコピーしてい
るものとする。この場合、図2に示すように、設計デー
タ“AAA.h”のオブジェクトレコードのレコード番
号“1”とソースプログラム“S1 ”のオブジェクトレ
コードのレコード番号“5”との対からなるリレーショ
ンレコード、および設計データ“AAA.h”のオブジ
ェクトレコードのレコード番号“1”とソースプログラ
ム“S2 ”のオブジェクトレコードのレコード番号
“6”との対からなるリレーションレコードがリレーシ
ョンテーブル62に登録される。
【0025】コンパイル部4によるコンパイルが行われ
てオブジェクト“WORK.1”,“WORK.2”が
得られると、リンク部5によるリンク処理が行われる。
リンク部5は、オブジェクト“WORK.1”,“WO
RK.2”をそれぞれリンクして、例えば成果物名が
“WORK.11”,“WORK.12”のロードモジ
ュールを作成する。そして、ロードモジュールが正常に
作成される毎に、制御部1により登録部7が起動され
る。
【0026】すると登録部7は、リンク部5により作成
されたロードモジュールがどのソースプログラムをもと
にしているかを調べる。ここで、ロードモジュール“W
ORK.11”,“WORK.12”は、ソースプログ
ラム“S1 ”,“S2 ”をもとに作成されたものであ
る。
【0027】そこで登録部7は、“WORK11”が
“S1 ”から作成されたことを判別すると、まずロード
モジュール“WORK11”を示す例えばレコード番号
“10”のオブジェクトレコードを作成して、図2に示
すようにオブジェクトテーブル61に登録する。
【0028】続いて登録部7は、このロードモジュール
“WORK11”のもとになったソースプログラム“S
1 ”のオブジェクトレコードのレコード番号“5”と同
モジュール“WORK11”のオブジェクトレコードの
レコード番号“10”との対からなるリレーションレコ
ードを、図2に示すようにリレーションテーブル62に
登録する。
【0029】同様に登録部7は、ロードモジュール“W
ORK12”が“S2 ”から作成されたことを判別する
と、まず同モジュール“WORK12”を示す例えばレ
コード番号“11”のオブジェクトレコードを作成し
て、図2に示すようにオブジェクトテーブル61に登録
する。
【0030】続いて登録部7は、このロードモジュール
“WORK12”のもとになったソースプログラム“S
2 ”のオブジェクトレコードのレコード番号“6”と同
モジュール“WORK12”のオブジェクトレコードの
レコード番号“11”との対からなるリレーションレコ
ードを、図2に示すようにリレーションテーブル62に
登録する。次に、成果物の変更時の動作を、設計データ
“AAA.h”を変更した場合を例に、図3の動作説明
図を参照して説明する。
【0031】まず制御部1の制御のもとで設計データ作
成部2により設計データ“AAA.h”の内容が変更さ
れ、その変更処理が正常に終了したものとする(ステッ
プS31)。この場合、制御部1により登録部7が起動
される。
【0032】登録部7は、変更された設計データ“AA
A.h”とリレーションを持つ成果物(ここではソース
プログラム)があるか否かを、オブジェクトテーブル6
1に登録されている設計データ“AAA.h”のオブジ
ェクトレコードのレコード番号“1”をキーにして、リ
レーションテーブル62を検索することで調べる。
【0033】この例のように、リレーション(図2から
明らかなように、“AAA.h”とソースプログラムS
1 ,S2 とのリレーション)があったなら、登録部7
は、オブジェクトテーブル61に登録されているレコー
ド番号“1”の設計データ“AAA.h”のオブジェク
トレコードのエンプティフラグFを“1”にセットし
て、同オブジェクトレコードが、エンプティ(Empt
y)であること、即ち実体がないことを示す(ステップ
S32)。このとき、設計データ“AAA.h”とソー
スプログラムS1 ,S2 とのリレーションは、図3に示
す状態31から状態32に変化することになる。なお、
状態31は、実体のある“AAA.h”(実線の楕円枠
で表示)がS1 ,S2 とリレーションを持っている状態
を示し、状態32は、実体のない“AAA.h”(破線
の楕円枠で表示)がS1 ,S2 とリレーションを持って
いる状態を示す。
【0034】次に登録部7は、新たに設計データ“AA
A.h”のオブジェクトレコードを作成し、同レコード
をオブジェクトテーブル61に登録する(ステップS3
3)。ここでは、“AAA.h”についての例えばレコ
ード番号Nのオブジェクトレコードが作成されて、オブ
ジェクトテーブル61に登録されたものとする。この時
点では、オブジェクトテーブル61上に実体のない“A
AA.h”と実体のある“AAA.h”の2つが存在
し、ソースプログラムS1 ,S2 は実体のない方の“A
AA.h”とリレーションを持っているという、図3に
示す状態33となる。
【0035】次に制御部1の制御のもとで、コンパイル
部4により、“AAA.h”とリレーションを持つソー
スプログラムS1 ,S2 の再コンパイルが例えばS1 か
ら順に行われ、1つのコンパイルが正常終了する毎に、
そのソースプログラムとそのソースプログラムで使用し
ている(変更された実体のある)設計データ“AAA.
h”とのリレーションが、登録部7によってリレーショ
ンテーブル62に登録される(ステップS34,S3
5)。
【0036】したがって、例えばS1 の再コンパイルが
正常終了した場合には、実体のある“AAA.h”のオ
ブジェクトレコードのレコード番号NとS1 のオブジェ
クトレコードのレコード番号“5”との対からなる新た
なリレーションレコードが、リレーションテーブル62
に登録される。このリレーションの登録と同時に、登録
部7は、実体のない“AAA.h”とのリレーションを
示すレコード(図2の例では、レコード番号1とレコー
ド番号5の対からなる旧リレーションレコード)を削除
する。このため、S1 の再コンパイルが正常終了してス
テップS35の処理が実行された時点では、実体のない
“AAA.h”とリレーションを持つものはS2 だけと
なる。以上の処理は、次のソースプログラムS2 につい
ても同様に行われる。
【0037】このようにして、全ての再コンパイルが正
常終了したならば、実体のない“AAA.h”はいずれ
のソースプログラムともリレーションを持たず、不要と
なるために、登録部7はこの実体のない“AAA.h”
のオブジェクトレコードをオブジェクトテーブル61か
ら削除する。この場合、“AAA.h”については、オ
ブジェクトテーブル61上に実体のある“AAA.h”
が存在し、この実体のある“AAA.h”とソースプロ
グラムS1 ,S2 がリレーションを持っているという、
図3に示す状態34となる。
【0038】これに対して、上記の再コンパイルでエラ
ーが発生した場合には、新規リレーションの登録並びに
旧リレーションの削除処理(ステップS35)と、実体
のないオブジェクトの削除処理(ステップS36)は行
われず、したがってオブジェクトテーブル61には実体
のないオブジェクトが残る。
【0039】例えば、ソースプログラムS1 に続くソー
スプログラムS2 の再コンパイルでエラーが発生した場
合であれば、レコード番号が“1”の実体のない“AA
A.h”のオブジェクトがオブジェクトテーブル61に
残る。また、実体のない“AAA.h”のオブジェクト
のレコード番号“1”とS2 のオブジェクトのレコード
番号“6”との対からなるリレーションレコードがリレ
ーションテーブル62に残る。即ち、オブジェクトテー
ブル61上に実体のない“AAA.h”と実体のある
“AAA.h”の2つが存在し、ソースプログラムS1
は実体のある方の“AAA.h”とリレーションを持
ち、ソースプログラムS2 は実体のない方の“AAA.
h”とリレーションを持っているという、図3に示す状
態35となる。
【0040】このように、変更した設計データ“AA
A.h”と関係を持つソースプログラムの再コンパイル
でエラーが発生した場合には、実体のない“AAA.
h”(のオブジェクトレコード)がオブジェクトテーブ
ル61に残る。したがって、制御部1により検索部8を
起動して、オブジェクトテーブル61の検索を行わせ、
実体のない“AAA.h”を探すようにすることによ
り、“AAA.h”の変更に伴ってソースプログラムが
不完全な状態となっていることを知ることができる。
【0041】また、検索部8により、リレーションテー
ブル62に登録されているリレーションレコードに従っ
てオブジェクトテーブル61の検索を行わせ、オブジェ
クトテーブル61に登録されているオブジェクト群の中
で、リレーションレコードにより関係付けられているオ
ブジェクトを見付けることにより、成果物変更時に影響
を受ける成果物を探すこともできる。
【0042】更に、検索部8によりオブジェクトテーブ
ル61を検索させ、同一の成果物についてのオブジェク
トが複数登録されているか否かを調べることにより、開
発者の間でのデータ重複(成果物重複)を見付けること
もできる。なお、以上の説明では、再コンパイル後の再
リンク時における登録部7の動作については省略してい
るが、上記した再コンパイル時の動作と同様である。
【0043】また、成果物が削除された場合には、オブ
ジェクトテーブル61上の対応するオブジェクトレコー
ドを削除すればよい。但し、その成果物が他のオブジェ
クトとのリレーションを持っている場合には、オブジェ
クトを削除せずに、そのオブジェクトを実体のないオブ
ジェクト(エンプティオブジェクト)に書換える必要が
ある。
【0044】
【発明の効果】以上詳述したようにこの発明によれば、
プログラム開発途上で成果物が生成される毎に、その成
果物を示す第1のレコード(オブジェクトレコード)を
生成してデータベース内の第1のテーブルに登録すると
共に、その成果物と関係する既存の成果物が存在する場
合には、その成果物同士を関係付けるための第2のレコ
ード(リレーションレコード)を生成してデータベース
内の第2のテーブルに登録する構成としたので、第1お
よび第2のテーブルを検索して、相互に関係する各成果
物に対応するオブジェクト(第1のレコード)を見付け
ることにより、成果物変更時に影響を受ける成果物を簡
単に探すことができる。また、第1のテーブルを検索し
て、同一の成果物に対応するオブジェクトが複数登録さ
れているか否かを調べることにより、開発者の間でのデ
ータ重複(成果物重複)を容易に見付けることができ
る。
【0045】また、この発明によれば、成果物の変更時
には、第1のテーブル内の対応する第1のレコードを第
1の状態(Empty)に更新すると共に、同成果物に
対応する新たな第1のレコードを生成して第1のテーブ
ルに登録する他、成果物変更に伴い、その変更された成
果物と関係する他の成果物を再生成した際に、第2のテ
ーブル内の対応する第2のレコードを削除すると共に、
対応する新たな第2のレコードを生成して第2のテーブ
ルに登録し、上記関係する全ての成果物が正常に再生成
された場合には第1のテーブル内で第1の状態にある対
応する第1のレコードを削除する構成としたので、成果
物の再生成に失敗したならば、第1のテーブル内に第1
の状態(Empty)のオブジェクト(第1のレコー
ド)が残り、この残されたオブジェクトを見付けること
により、同オブジェクトの示す成果物の変更に伴い、そ
の成果物と関係する他の成果物(再生成された成果物)
が不完全な状態となっていることを簡単に知ることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明で適用されるデータベースに登録され
る成果物の関係の一例を示す図。
【図2】この発明を適用するオンライン業務プログラム
開発支援システムの一実施例を示すブロック構成図。
【図3】同実施例における成果物の変更時の動作を、設
計データ“AAA.h”を変更した場合を例に説明する
ための図。
【符号の説明】
1…制御部、2…設計データ作成部、3…ソースプログ
ラム作成部、4…コンパイル部、5…リンク部、6…デ
ータベース、7…登録部、8…検索部、61…オブジェ
クトテーブル(第1のテーブル)、62…リレーション
テーブル(第2のテーブル)。
フロントページの続き (56)参考文献 阿部弘彰,坂本康広,高橋幸子,深尾 至,西山好雄,”CASEツール統合化 へのアプローチ”,第42回(平成3年前 期)全国大会講演論文集(5), (1991),Vol.42,No.5,p p.311−314 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 9/06,12/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プログラム開発の過程で生成された各種
    成果物の識別情報を含む第1のレコードが登録される第
    1のテーブル、および前記各種成果物の中で相互に影響
    を与え合う成果物同士を関係付けるための、対応する前
    記各第1のレコードの識別情報の組を含む第2のレコー
    ドが登録される第2のテーブルを保持するデータベース
    と、成果物の変更時に、同成果物と関係する他の成果物を再
    生成する再生成手段と、 プログラム開発の過程で成果物が生成される毎に、その
    成果物に対応して生成される前記第1のレコードを前記
    第1のテーブルに登録すると共に、その成果物と関係す
    る既存の成果物が存在する場合には、前記第1のレコー
    ドに対応して生成され、成果物同士を関係付けるための
    前記第2のレコードを前記第2のテーブルに登録し、ま
    た、前記成果物の変更時に、同成果物に対応する前記第
    1のテーブルに登録済みの前記第1のレコードを第1の
    状態に更新すると共に、同成果物に対応し生成される新
    たな前記第1のレコードを前記第1のテーブルに登録
    し、前記再生成手段による成果物再生成に応じて前記第
    2のテーブルに登録済みの対応する前記第2のレコード
    を削除すると共に、前記第1のレコードに対応して生成
    される新たな前記第2のレコードを前記第2のテーブル
    に登録し、前記関係する成果物が全て正常に再生成され
    た場合には、前記第1のテーブル内で前記第1の状態に
    ある対応する前記第1のレコードを削除する登録手段
    と、 前記データベースを検索する検索手段とを具備すること
    を特徴とするプログラム開発成果物の管理方式。
  2. 【請求項2】 前記登録手段は、前記成果物の削除時
    に、前記第2のテーブルを参照して同成果物が他の成果
    物と関係しているか否かを調べ、同成果物と関係してい
    る他の成果物が存在する場合には、同成果物に対応する
    前記第1のテーブル内の前記第1のレコードを前記第1
    の状態に更新し、同成果物と関係している他の成果物が
    存在しない場合には、前記対応する第1のレコードを前
    記第1のテーブルから削除することを特徴とする請求項
    記載のプログラム開発成果物の管理方式。
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Title
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