JP3181384U - 土留め壁用矢板補助体 - Google Patents

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Abstract

【課題】隣接する打ち込み矢板の側縁部どうしを離間しないようにして、矢板打ち込み時の案内と打ち込み後の水密性の向上とを図ることができるようにした矢板補助体を提供する。
【解決手段】平面視形状における幅方向の中間壁1に連なる両端部に、互いに相反する方向に向かってU字形に曲げられた屈曲部2,3が形成され、これら屈曲部2,3のそれぞれの遊端部4,5と中間壁1との間に、矢板における側縁部の少なくとも先端部を抱え込む縦溝空間6,7が形成され、これらの全体が合成樹脂素材によって長尺体に形成されている構成とする。
【選択図】図1

Description

本考案は、建築物の基礎工事や土木工事などにおける掘削予定地の周囲に打ち込む土留め用矢板とともに使用する矢板補助体に関するものである。
従来から、この種の矢板が、建築基礎用としてや土木工事用として掘削予定地の周りに打ち込まれて、土壌の崩壊防止と同時に作業者の安全確保のために使用されていることは周知の事項である。
この種の矢板には、多くの形態のものが存在するが、平面視形状を台形・波形・円弧波形状に形成されているものを含めて、土中への矢板打ち込み時に、先行打ち込み矢板の側縁部に後続打ち込み矢板の側縁部を密接させながら打ち込んでいる。このことは特許文献1に見られる通りである。
特開2005−139635号公報
ところで、従来からの土中への矢板の打ち込みは、先行打ち込み矢板の側縁部に後続打ち込み矢板の隣り合う側縁部を近接させながら打設しても、後続打ち込み矢板の隣り合う側縁部を先行打ち込み矢板の側縁部に密着させることは極めて困難である。このことは、単に隣り合う2つの矢板のみの問題ではなく、多数本の矢板を順次連続させて打設しなければならないことから、それぞれについて密着性を保持した状態とする打設は猶一層困難である。このことは、図4,6に例示した通りである。
また、打ち込んだ矢板間には大きな隙間でなくとも、金属どうしの接触であることから必ず隙間が生じ、このため矢板で囲繞された囲い地内に囲い地外の水が流れ入むことは避けられず、水の流れ込みが多い場合には、水の流れとともに土砂も入り込み易くなり、場合によっては、囲い地内での作業の妨げとなる場合がある。
そこで、本考案者は、このような従来の地中への打ち込み矢板が有していた課題を解決するために、隣接する打ち込み矢板の側縁部どうしを離間しないようにする手段について種々探求していたが、その極めて適切な手段として、矢板打ち込み時の案内と打ち込み後の水密性の向上とを図ることができるようにした手段を開発するに至り、その手段をここに提案しようとするものである。
該目的を達成するために講じた本考案にいうところの土留め壁用矢板補助体の構成を、実施例において使用した符号を用いて説明すると、平面視形状における幅方向の中間壁1に連なる両端部に、互いに相反する方向に向かってU字形に曲げられた屈曲部2,3が形成され、これら屈曲部2,3のそれぞれの遊端部4,5と前記中間壁1との間に、矢板における側縁部の少なくとも先端部を抱え込む縦溝空間6,7が形成され、これらの全体が合成樹脂素材によって長尺に形成されている構成としたものである。
また、請求項2に記載の構成は、請求項1に記載の土留め壁用矢板補助体に従属する構成であって、当該矢板補助体の幅方向中間壁1の長さlと、屈曲部2,3の何れか一方の肉厚tとの和が使用対象矢板の側縁部の長さと略等しい長さに形成されている構成としたものである。
本考案にいう土留め壁用矢板補助体は、上記のように、先行打ち込み矢板と後続打ち込み矢板との側縁部を、補助体における遊端部と中間壁との間に形成した縦溝空間内に抱え込ませるようにして、隣接する矢板の側縁部間に補助体の中間壁を介在させることによって、隣接する矢板の側縁部どうしを所定間隔に保持させて、両側縁部の離間を阻止することにより、打ち込み矢板の側縁部間から矢板で囲繞された囲繞地内に、囲い地外の水が無抵抗な状態で流れ込むことや、水と共に柔軟泥土が流れ込むことを阻止することができ、囲い地内での作業の妨げとなる事態の発生を大幅に改善できるという効果がある。
矢板補助体と矢板側縁部との配置関係を示す要部の平面図。 矢板補助体と矢板側縁部との配置関係を示す図1同様の斜視図。 使用手段を説明する平面図。 従来の矢板の使用状態を示す平面図。 本考案の矢板補助体を他の形状の矢板に使用した際の図1同様の平面図。 図5における従来例を示す平面図。
上記のような構成とした本考案にいう土留め壁用矢板補助体を形成する樹脂素材としては、耐候性と耐圧性に優れ、劣化が少なく、安価かつ入手容易である点で、ポリエチレン樹脂(PE)やポリプロピレン樹脂(PP)が好ましく、矢板の使用期間が建築または土木工事期間だけの短期間使用であるという観点から、塩化ビニール樹脂(PVC)も適正素材として使用することができる。また、成形手段としては、押し出し成形が好ましい。
以下、添付の図面に基づいて本考案の実施例を説明する。
本考案にいうところの土留め壁用矢板補助体は、合成樹脂素材によって長尺に形成した成型品であって、平面視形状における幅方向の中間壁1をほぼ直線形状とし、この中間壁1に連なる両端部分を、互いに相反する方向に向かってUの字形に折り曲げ形成した屈曲部2,3としてある。
換言すると、平面視形状の概形を略S字形としたもので、それぞれの屈曲部2,3のそれぞれの遊端部4,5と中間壁1部分との間に、矢板における側縁部の先端部を差し込んで抱え込ませるための縦溝空間6,7を形成してある。
而して、図1,2に示した実施例おいて、中間壁1部分の長さlと、一方の屈曲部2または他方の屈曲部3の肉厚tとの和が、同図に示した使用対象矢板10,11の側縁部12の長さbと実質的に等しい長さ、または略等しい長さに形成してある。
このようにした矢板補助体は、図3に、先行打ち込み矢板10と後続打ち込み矢板11との関係について示したように、使用に当たっては、まず、後続打ち込み矢板11における先行打ち込み矢板10に隣接する側の側縁部12に、強化肉厚部とした先端部13から縦溝空間7に差し込んで同図の状態のように取り付ける。この取り付け状態で、矢印aの方向に移動して、先行打ち込み矢板10における側縁部12を強化肉厚部とした先端部13から他方の縦溝空間6内に抱き込ませ状態に押し込み固定する。このようにして、必要に応じた長さだけ、矢板補助体と後続打ち込み矢板11とを共に地中へ打設すればよい。
本考案にいう矢板補助体は、前記図1乃至3に示した矢板のように、矢板側縁部12の先端部に強化肉厚部を形成してある矢板のみに使用可能なものではない。図5,6に示す実施例は、矢板側縁部12の先端部に強化肉厚部が形成されていない矢板について使用した場合の矢板補助体を示したものである。この実施例に示した矢板のように、矢板側縁部12がその中間部分から先端部に至るまで、ほぼ同一肉厚に形成してある矢板に使用する矢板補助体としては、図5のように、平面視形状概略S字形とした屈曲部2,3のそれぞれの遊端部4,5を、中間壁1部分に寄り添わせた形状のものとし、矢板10,11における側縁部12,12を差し込んで抱え込ませるための縦溝空間6,7を小さくした形状に形成してあるものとすればよい。
このような形状とすることによって、先行打ち込み矢板10と後続打ち込み矢板11との間に、矢板補助体の中間壁1部分を介在させてあるものとして使用することができる。このように、本考案にいう矢板補助体は、使用対象とする矢板の側縁部の形状に合わせて適宜に形状を変更して実施することができるものである。
以上本考案の代表的と思われる実施例について説明したが、本考案は必ずしもこれらの実施例に示した構造のみに限定されるものではなく、本考案にいう前記の構成要件を備えていて、本考案にいう目的を達成し、本考案にいう上記の効果を有する範囲内において、適宜に改変して実施することができるものである。
1 中間壁
2 屈曲部
3 屈曲部
4 遊端部
5 遊端部
6 縦溝空間
7 縦溝空間

Claims (2)

  1. 平面視形状における幅方向の中間壁(1)に連なる両端部に、互いに相反する方向に向かってU字形に曲げられた屈曲部(2,3)が形成され、これら屈曲部(2,3)のそれぞれの遊端部(4,5)と前記中間壁(1)との間に、矢板における側縁部の少なくとも先端部を抱え込む縦溝空間(6,7)が形成され、
    これらの全体が合成樹脂素材によって長尺に形成されている土留め壁用矢板補助体。
  2. 幅方向中間壁(1)の長さ(l)と、屈曲部(2,3)の何れか一方の肉厚(t)との和が使用対象矢板の側縁部の長さと略等しい長さに形成されている請求項1に記載の土留め壁用矢板補助体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN115142449A (zh) * 2022-08-18 2022-10-04 中铁五局集团第一工程有限责任公司 一种深覆盖卵石层的钢板桩围堰施工方法

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