JP3180096U - タブレット型電子装置用のカバー - Google Patents

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Abstract

【課題】 タブレット型電子装置を保護することができ、かつタブレット型電子装置を複数の角度で自立させることができるカバーを提供する。
【解決手段】 タブレット型電子装置用30のカバーは、下殻体10と、下殻体10に枢接されている上カバー20とを備える。上カバー20は、スクリーンの保護に用いられ、複数の折痕H、折痕Q、折痕R、折痕S、折痕a、折痕bおよび折痕cを有する。上カバー20は、折痕に沿って折ることにより複数の立体形状を形成することができ、立てると異なる角度で下殻体を支えることができる。そのため、タブレット型電子装置30は、下殻体10の中に覆われ、複数の角度で立てることができ、使用者はよりよい角度からスクリーンを見たり、文字を入力することができる。上カバー20は、タブレット型電子装置30のスクリーンを保護するほか、タブレット型電子装置30を支える支えにもなる。
【選択図】図3

Description

本考案は、タブレット型電子装置用のカバーに関する。
(公序良俗違反につき、不掲載)
(公序良俗違反につき、不掲載)
本考案は、上述の点に鑑みて為されたものであり、その目的は、タブレット型電子装置を保護することができ、かつタブレット型電子装置を複数の角度で自立させることができるカバーを提供することである。
本考案は、タブレット型電子装置用のカバーであって、下殻体と、下殻体に枢接されている上カバーとを備える。上カバーは、スクリーンの保護に用いられ、複数の折痕を有する。上カバーは、折痕に沿って折ることにより複数の立体形状を形成することができ、立てると異なる角度で下殻体を支えることができる。
そのため、タブレット型電子装置は、下殻体の中に覆われ、複数の角度で立てることができ、使用者はよりよい角度からスクリーンを見たり、文字を入力することができる。上カバーは、タブレット型電子装置のスクリーンを保護するほか、タブレット型電子装置を支える支えにもなる。
本考案の第1実施形態によるカバー及びタブレット型PCの斜視図であり、上カバーの第一折痕組を示す。 本考案の第1実施形態によるカバー及びタブレット型PCの斜視図であり、上カバーの第二折痕組を示す。 本考案の第1実施形態によるカバー及びタブレット型PCの斜視図であり、上カバーの第一折痕組と第二折痕組とを重ねて示す。 本考案の第1実施形態によるカバーの応用例の斜視図を示す。 図4Aを異なる角度から見た斜視図である。 本考案の第1実施形態によるカバーの第2の応用例の斜視図である。 図5Aを異なる角度から見た斜視図である。 本考案の第1実施形態によるカバーの第3の応用例の斜視図である。 図6Aの正面図である。 図6Aの右側面図である。 図6Aの平面図である。 本考案の第2実施形態によるカバー及びタブレット型PCの斜視図である。 本考案の第2実施形態によるカバーの応用例の斜視図を示す。 本考案の第3実施形態によるカバー及びタブレット型PCの斜視図であり、上カバーの第一折痕組を示す。 本考案の第3実施形態によるカバー及びタブレット型PCの斜視図であり、上カバーの第二折痕組を示す。 本考案の第3実施形態によるカバー及びタブレット型PCの斜視図であり、上カバーの第一折痕組と第二折痕組とを重ねて示す。
(第1実施形態)
本考案の第1実施形態によるカバーは、タブレット型電子装置30、例えばタブレット型PC、タブレット型端末、PDA、ポータブル電子装置等に使用される。以下ではタブレット型PCを例に説明するが、それは本考案の範囲を制限するものではない。以下、図1、図2および図3に基づき第1実施形態によるカバーを詳しく説明する。
下殻体10は、タブレット型PC内部のハードウェアーの保護に用いられる。下殻体10の縁枠11の外形は、円弧形であり、タブレット型PCに完全に覆い被せることができ、タブレット型PCに対して損傷を起こしうる外在環境の因子、例えば粉塵、水気及び衝撃等を隔離する。下殻体10には数個の孔が開けられている。孔14は、外部接続用スロットの箇所に位置し、外部のハードウェアーとの連結動作を可能にする。孔12は、スピーカの箇所に位置し、タブレット型PCが作動するときにスピーカから発する音声を通す。また、下殻体10は、熱エネルギーがタブレット型PCに対する影響の低減を提供し、また他の機能を持った複数個の孔13が開けられている。
上カバー20は、枢接等により下殻体10と連接し、スクリーンが損傷しないように保護する。上カバー20は、二通りの折痕を有し、その折痕を折り込むことができる。上カバー20の折痕は必要によって設計される。必要であれば外膜を加えることもできる。本実施形態では、上カバー20は、内部に磁石が設置され、磁力によって下殻体10に結合される。
本実施形態の折痕は多数組に分けられる。その第一組は図1に示され、第二組は図2に示される。第一折痕組と第二折痕組とを重ね合わせれば図3の上カバー20の折痕が得られる。
図1に示すように、第一折痕組は、上カバー20の中心点下側に近い一点Pから上側の両辺角に近い箇所へそれぞれ折痕Qおよび折痕Rを画き出し、かつ概して上カバー20の下側辺縁と平行する折痕Hは点Pを通過し、上カバー20の上側に三角形部41、42、43を形成する。点Pから下へ折痕Sが延伸され、それによって下側辺縁と折痕Hとの間に構成される長筋の間の平面に二枚の長方形部44、45が形成される。三つの三角形部41、42、43は、直角に近い二つの三角形部41、43が二等辺に近い三角形部42を挟みつけ、かつ各三角形部41、43の底辺には長方形部45、44が位置するように配列される。三角形部41、42、43および長方形部45、44の間は、厚みの薄い方式をもって結合して折痕を形成する。
図2に示すように、第二折痕組は、第一折痕組中の折痕Q及び折痕Rの一点を通り上カバー20の両側辺に延伸する折痕aと、上カバー20の上縁と平行な折痕a両端の上カバー20の下縁の両隅に近い箇所から最も近い方式をもって延伸された二本の折痕bおよび折痕cと、を含む。このように、折痕aの上側および下側にそれぞれ梯形部が形成される。これら梯形部の間は、厚みの薄い方式で結合されて折痕を形成する。
図3に示すのは、第一折痕組と第二折痕組との組み合わせである。
本実施形態の下殻体10は、柔軟または堅い殻体から作られる。上カバー20は、軟質のPUシート、プラスチックシートまたはゴム等の材料から作られ、内部に硬い板材を包んで軟硬の結合を形成し、軟らかい溝の折り合わせを用いて立体的形状を構成し、それを用いてタブレット型PCを支える。
図4に示すのは、第一折痕組が折り曲げられたカバーである。それは上カバー20の二枚の三角形部41、43を後ろへ半折りして別の二枚の長方形部44、45と重ね合わせ、それによって錐体に近い立体構造を形成し、更に三角形部42を底座にし、並びに下殻体10を錐体構造に当て付け、図4のような形式に形成する。タブレット型PCは下殻体10の内部に設置される。図4は横置き状態を示す。
図5に示すのは、第一折痕組が折り曲げられたカバーである。図5では、タブレット型PCは縦置きされている。
図6に示すのは、第二折痕組が折り曲げられたカバーであり、二つの梯形部の両側辺の三角形部が内側に折り曲げられている。そのため、前記折痕aは上へ膨らみ、図6に示す立体の形状に形成され、前記下殻体10が立体形状の底辺に寄り付けられる。使用時は前記折痕a、折痕b、折痕c及び上カバー20の底縁から構成される梯形部を座体として支え面の上に置く。前記下殻体10は上カバー20に当て付けて立体形状を形成し、更にタブレット型PCを前記下殻体10の内部に置いてタブレット型PCの支え構造を形成する。
(第2実施形態)
図7は、本考案の第2実施形態によるカバーを説明するものである。第2実施形態によるカバーは、第1実施形態によりカバーに対し、折痕Hと折痕aとの間にそれら二本の折痕と平行する折痕Lが付け加えられている。折痕H、折痕aおよび折痕Lは、第三折痕組を構成する。折痕H、折痕aおよび折痕Lは、隣接する箇所に対し厚みが薄い方式で結合して折痕を形成する。図8には、上カバー20が折痕a、折痕Lおよび折痕Hに沿って順番に折り曲げられ、三角柱を形成し、下殻体10を三角柱の平面に寄り当て、タブレット型PCを下殻体10の内部に置き、タブレット型PCを支えることができる支え構造が形成される。本案は以上の説明の折り曲げ方式に限らず、本案が提供した折痕を応用すれば違った立体形状を組合すことができ、それはすべて本案の範囲に属するものである。
(第3実施形態)
図9及び図10は、本考案の第3実施形態によるカバーを説明するものである。図9に示す第一折痕組は、上カバー20の中心点下側に近い一点P’から上側の両辺角に近い箇所へそれぞれ折痕Q’、R’を画き出し、上カバー20の下側辺縁と平行する折痕H’は点P’を通過し、上カバー20の上側に三角形部41、42、43を形成し、点P’から下へ折痕S’が延伸され、それによって下側辺縁と折痕H’とから構成される長筋の間の平面に二枚の長方形部44、45が形成され、三つの三角形部41、42、43の排列方式は直角に近い二つの三角形部41、43が二等辺に近い三角形部42を挟みつけ、かつ各三角形部41、43の底辺には対応の長方形部45、44が隣接している。三角形部41、42、43および長方形部45、44の間は、厚みが薄い方式をもって結合して折痕を形成する。
図10に示す第二折痕組は、第一折痕組中の折痕H’の左右両端にそれぞれ一点e’、点f’を取り、この二点は概して点P’において対称になり、左の点e’から左側の二つの辺角へ二本の折痕e1’、折痕e2’が延伸し、右の点f’から右側の二つの辺角へ二本の折痕f1’、折痕f2’が延伸するので、図面に示すように、折痕H’の上側及び下側にそれぞれ二つの梯形部が分割され、かつ左右両側にそれぞれ一つの三角形部が分割され、このように本案の第二折痕組が構成される。各塊の間はやや薄い方式をもって結合して折痕を形成する。
図11には、上述の第一折痕組と第二折痕組とを重ね合わせたカバーを示す。
以上に述べたのは本考案の最適実施形態だけであり、それは本考案の実施範囲を限定するものではない。考案の趣旨を逸脱しない範囲で種々の形態で実施可能である。
10・・・下殻体
20・・・上カバー
30・・・タブレット型電子装置用
P・・・点P
Q・・・折痕Q
R・・・折痕R
a・・・折痕a
b・・・折痕b
c・・・折痕c
タブレット型電子装置に用いられる従来のカバー、スクリーンを保護するが、タブレット型電子装置の背部は覆わない。そのため、タブレット型電子装置の外観と感覚は依然タブレット型電子装置だけであり、額外の保護を増やしたに過ぎない。
カバーは、保護カバーとしての機能の他、もう一つの機能を有している。その機能は、動画観賞、ゲームプレー、インタネットへのアクセス等の多くの用途に役立つ機能である。カバーは、巧妙に折り畳まれ、快速に支えになり、タブレット型電子装置を自立させることができる。また、文字入力がやりやすいようにタブレット型電子装置を斜めに置くこともできる。タブレット型電子装置を手持ちしたい場合、カバーを後ろへ折り畳めば、雑誌の一ページを開いたようにもなる。内蔵のカメラで動画を撮るとき、カバーを半分折り畳み、カメラのレンズを露出させればよい。
現在のタブレット型電子装置の携帯性は極めて大きく、それを見る場合はある角度に立てて使用者の視角に合わせなければならない。ところが、現在のタブレット型電子装置は支えがない。また、従来のカバーは折り畳み可能であるが、単一の角度にしか自立させることができず、またタブレット型電子装置を緩やかな角度にしか置けないので、往々にして使用者の視角との差異が大きい。

Claims (10)

  1. タブレット型電子装置用のカバーであって、
    前記タブレット型電子装置の内部のハードウェアーの保護に用いられ、縁枠の外形が円弧形であり、前記タブレット型電子装置の背面に覆い被せることができる下殻体と、
    前記下殻体と連結され、前記タブレット型電子装置のスクリーンが損傷しないように保護することができ、折痕組に含まれる折痕によって折り畳むことができる上カバーと、
    を備え、
    前記上カバーの前記折痕組は、複数設けられ、
    前記折痕組のうち第1折痕組は、前記上カバーの中心箇所下側に近い点Pから上側の両辺角に近い箇所へそれぞれ延びる折痕Qおよび折痕Rと、前記折痕Q及び前記折痕Rと交差するとともに前記上カバーの両側辺まで延び、前記上カバーの上縁と平行な折痕aと、前記折痕aと前記折痕Qとの交点から前記上カバーの下縁の一方の角まで延びる折痕bと、前記折痕aと前記折痕Rとの交点から前記上カバーの下縁の他方の角まで延びる折痕cと、を含み、前記カバーのうち前記折痕aの上側と下側とにそれぞれ梯形部を形成し、
    前記タブレット型電子装置を前記下殻体の中に置き、前記上カバーにより前記スクリーンに蓋をすると、前記下殻体および前記上カバーは前記タブレット型電子装置を覆い包み、
    前記上カバーを開いて前記タブレット型電子装置の背面側に折り畳み、前記上カバーを前記折痕に沿って折り曲げて立体的形状にすると、前記上カバーは、前記下殻体と前記タブレット型電子装置とを支えることができ、複数の角度で前記タブレット型電子装置を支持することを特徴とするタブレット型電子装置用のカバー。
  2. 前記折痕Q、前記折痕R、前記折痕a、前記折痕bおよび前記折痕cは、前記カバーの厚みより薄いことを特徴とする請求項1記載のタブレット型電子装置用のカバー。
  3. 前記折痕組のうち第2折痕組は、前記折痕Qおよび前記折痕Rと、前記点Pを通り前記上カバーの下側辺縁と平行な折痕Hと、前記点Pから前記上カバーの下側辺縁まで延びる折痕Sと、を含み、前記上カバーの上側に三枚の三角形部(41、42、43)を形成し、前記上カバーの下側辺縁と前記折痕Hとの間に二枚の長方形部(44、45)を形成することを特徴とする請求項1記載のタブレット型電子装置用のカバー。
  4. 三枚の前記三角形部は、直角三角形の三角形部(41、43)が二等辺三角形の三角形部(42)を挟むように配置され、
    二枚の前記長方形部は、三角形部(41、43)の底辺に位置するように配置されていることを特徴とする請求項3記載のタブレット型電子装置用のカバー。
  5. 前記折痕Q、前記折痕R、前記折痕Hおよび前記折痕Sは、前記カバーの厚みよりも薄いことを特徴とする請求項3または4記載のタブレット型電子装置用のカバー。
  6. 前記下殻体は、前記タブレット形電子装置の外部接続スロットに対応する箇所に位置する孔と、前記タブレット形電子装置のスピーカに対応する箇所に位置する孔と、を有することを特徴とする請求項1記載のタブレット型電子装置用のカバー。
  7. 前記上カバーは、前記折痕Hと前記折痕aとの間に位置し、前記折痕Hおよび前記折痕aと平行な折痕Lを有することを特徴とする請求項3記載のタブレット型電子装置用のカバー。
  8. タブレット型電子装置用のカバーであって、
    前記タブレット型電子装置の内部のハードウェアーの保護に用いられ、縁枠の外形が円弧形であり、前記タブレット型電子装置の背面に覆い被せることができる下殻体と、
    前記下殻体と連結され、前記タブレット型電子装置のスクリーンが損傷しないように保護することができ、折痕組に含まれる折痕によって折り畳むことができる上カバーと、
    を備え、
    前記上カバーの前記折痕組は複数設けられ
    前記折痕組のうち第1折痕組は、前記上カバーの中心点下側に近い点P’を通り前記上カバーの下側辺縁と平行な折痕H’と、前記折痕H’の一端部の点e’から前記上カバーの下縁の一方の角および上縁の一方の角まで延びている折痕e1’および折痕e2’と、前記折痕H’の他端部の点f’から前記上カバーの下縁の他方の角および上縁の他方の角まで延びている折痕f1’および折痕f2’と、を含み、折痕H’の上側と下側とにそれぞれ二つの梯形部を形成し、折痕e1’および折痕e2’の外側と折痕f1’および折痕f2’の外側とに三角形部を形成し、
    前記タブレット型電子装置を前記下殻体の中に置き、前記上カバーにより前記スクリーンに蓋をすると、前記下殻体および前記上カバーは前記タブレット型電子装置を覆い包み、
    前記上カバーを開いて前記タブレット型電子装置の背面側に折り畳み、前記上カバーを前記折痕に沿って折り曲げて立体的形状にすると、前記上カバーは、前記下殻体と前記タブレット型電子装置とを支えることができ、複数の角度で前記タブレット型電子装置を支持することを特徴とするタブレット型電子装置用のカバー。
  9. 前記折痕H’、前記折痕e1’、前記折痕e2’、前記折痕f1’および前記折痕f2’は、前記上カバーの厚みよりも薄いことを特徴とする請求項8記載のタブレット型電子装置用のカバー。
  10. 前記折痕組のうち第2折痕組は、前記折痕Q’および前記折痕R’と、前記点P’を通り前記上カバーの下側辺縁と平行な折痕H’と、前記点P’から前記上カバーの下側辺縁まで延びる折痕S’と、を含み、前記上カバーの上側に三枚の三角形部(41、42、43)を形成し、前記上カバーの下側辺縁と前記折痕H’との間に二枚の長方形部(44、45)を形成することを特徴とする請求項8記載のタブレット型電子装置用のカバー。
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