JP3179866U - ネジ式クランプの受け金 - Google Patents

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初雄 津山
靖 宮本
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イーグルクランプ株式会社
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Abstract

【課題】受け金の歯山の破損を防止して耐用性を高めたネジ式クランプの受け金を提供する。
【解決手段】開口部14を挟んで対向する一対の脚部を有する概してU字形のクランプ本体11と、一方の脚部12に相対移動可能に取り付けられる受け金16と、他方の脚部13に螺着されて軸方向に進退可能な締付ボルトと19を有するネジ式クランプ10において、受け金の凸球面状先端面に四角錐からなる綾目状のローレット歯15が縦横に連続して多数形成されている。
【選択図】図1

Description

本考案はネジ式クランプの受け金に関する。
ネジ式クランプでは、下記特許文献1に記載されるように、略U字形に形成されたクランプ本体の一方の脚部に受け金が回動自在且つ着脱可能に支持されるとともに、他方の脚部には締付ボルトが脚部間のワーク挿入用開口部に対して進退可能に支持されている。締付ボルトの先端にはパッドが連結されており、このパッドと受け金との間にワークを挟んだ状態で、締付ボルトの後端に取り付けたハンドルを操作することにより締付ボルトを回転させてワークを圧接挟持し、クレーン等による吊り上げを可能にする。
受け金の開口部に臨む先端面には、パッドとの間にセットしたワークを確実に把持するために係合歯が形成される、従来のネジ式クランプにおいては、二山ないし数山からなる旋条歯が受け金先端面に同心状に形成されていた。図3には表面に旋条歯2が設けられた従来の受け金1の一例が示されている。旋条歯2の断面は略三角形であり、歯頂点(歯先)3をセンターとして内側および外側の傾斜角θがいずれも約45度であり、したがって歯山角度は2θ=約90度である。
特開2005−036972号公報
しかしながら、このような従来の受け金を備えたネジ式クランプでワークをパッドとの間に把持して吊り上げたときに、ワークに捩れや傾きが生ずると、受け金の表面にワークが均一に当接せず、特に最外周に位置する歯山に集中荷重が作用して破損する現象が頻繁に起こっている。また、各旋条歯において歯山が円周上を連続しているため、一点に荷重が集中的に作用するとその部分だけでなくその周りにも破損が波及してしまい、結果として大きな破損が生ずることになっていた。
したがって、本考案の課題は、ネジ式クランプにおける受け金の歯山の破損を防止して耐用性を高めることにある。
上記課題を解決するため、請求項1に係る考案は、開口部を挟んで対向する一対の脚部を有する概してU字形のクランプ本体と、一方の脚部に相対移動可能に取り付けられる受け金と、他方の脚部に螺着されて軸方向に進退可能な締付ボルトとを有するネジ式クランプにおいて、受け金の凸球面状先端面に四角錐からなる綾目状のローレット歯が縦横に連続して多数形成されてなることを特徴とするネジ式クランプの受け金である。
請求項1に係る本考案によれば、ネジ式クランプにおいて、ワーク当接面となる凸球状先端面に形成される歯が、従来の同心状に形成される旋条山ではなく、四角錐からなる綾目状のローレット歯として形成されている。四角錐からなる綾目状のローレット歯は一つ一つが独立しており、しかも各々の歯底面積が大きく形成されるので、受け金と締付ボルト先端(またはパッド)との間にワークを挟んで把持したときに一部の歯に集中荷重が作用しにくくなり、旋条山に比較して荷重の分散効果が大きい。さらに、該ローレット歯が凸球面状先端面に形成されるので、受け金と締付ボルト(またはパッド)との間にワークを挟んで把持したときに、まず内周側のローレット歯がワークに食い込んだ後に外周側のローレット歯が食い込むことになる。本考案によれば、これらの相乗効果により、破損可能性が高い外周側の歯山の破損を防止し、受け金の耐用性を高めることができる。
図1に示すネジ式クランプ10は略逆U字形のクランプ本体11を有し、その脚部12,13の間に鋼板などのワークWを挿入するための開口部14が形成されている。
一方の脚部12には、開口部14に臨む先端部に係合歯15が形成された受け金16が取り付けられている。受け金16はコーンスプリング17によって姿勢保持され且つ常に開口部14に向けて突出する方向に付勢されているが、そのバネ力に抗して軸方向に後退移動可能である。受け金16は脚部12内に配置されるベアリング18に支持されており、回動および揺動(傾動)自在且つ交換可能に脚部12に装着されている。
他方の脚部13には締付ボルト19が進退自在に取り付けられている。締付ボルト19は、脚部13を貫通して形成された雌ネジ(図示せず)と螺合する雄ネジ20を外周面に備えて、その先端には係合歯21が形成されている。
また、脚部13内に装着されるプレッシャナット22は脚部13に対して相対回転不能であり、且つ、プレッシャナット22の外周に配置されるコイルスプリング23のバネ力に抗して軸方向に後退移動可能である。
このネジ式クランプ10において、開口部14にワークWを挿入してハンドル27を回して締付ボルト19を開口部14に向けて突出させる方向に移動させ、締付ボルト19と受け金16との間でワークWを圧接挟持する。さらに締付ボルト19を締め付けてゆくと、まず受け金16がコーンスプリング17のバネ力に抗して脚部12の内部に埋没する方向に後退移動し、かくして受け金16の末端が底板24に当たる最奥位置まで移動した後になお締付ボルト19を締め付けると、プレッシャナット22がコイルスプリング23のバネ力に抗して脚部13の内部に埋没する方向に後退移動する。
このようにして、規定の締付トルクをワークWに与えた状態にして、吊穴25または26のいずれかにクレーンのフック(図示せず)などを架けてW1またはW2方向に吊り上げると、図1に示されるように、負荷を受けた受け金16が傾く。このとき、受け金16の末端が底板24と当接していることから、受け金16は傾きながらせり出していくことになり、クランプ力が増大してワークWを確実にクランプする。
図2を参照して、このクランプ10に用いられる受け金16の先端は略凸球面状に形成されるが、該凸球面状先端面(ワーク当接面)に形成される係合歯15は、正四角錐からなる綾目状のローレット歯が縦横に多数連続したものとされている。正四角錐からなる綾目状のローレット歯は一つ一つが独立しているので、従来の旋条山(図3)のように一点に荷重が集中することなく複数のローレット歯に荷重を分散させることができ、しかも、一つの歯14が破損してもそれが他の歯に波及することがない。
しかも、略同一の寸法および形状を有するローレット歯15が略凸球面状のワーク当接面上に縦横に連続して形成されることにより、ローレット歯15の頂点(歯先)15aがワーク当接面の形状に沿った略凸球面をなすように設けられる。言い換えれば、中心に最も近い位置のローレット歯15がワークW方向に最も突出しており、外周に向かうにつれてローレット歯15が徐々に低くなりし、最外周に位置するローレット歯15が最も低い。このようなローレット歯15は、たとえば、受け金16の先端面(ワーク当接面)を所定半径の凸球面状に形成した後に、この凸球面上にローレット歯15を内周側から外周側に向けてまたはその逆に同心円の一列ずつ形成していけば良い。
このように内周側から外周側に向けて徐々に歯先15aが低くなるように係合歯(ローレット歯)15が形成されることにより、図1に示すように開口部14に挿入されて受け金16と締付ボルト19(またはその先端に交換可能に装着されるパッド)との間で把持されたワークWに対して、最内周側のローレット歯15が最初にワークWに食い込み、徐々に外周側のローレット歯15が食い込んでいき、最後に最外周側のローレット歯15が食い込むことになる。このため、ローレット歯15が略均等に磨耗するので、耐用年数が向上する。
本考案によるネジ式クランプの一実施形態を示す正面図である。 図1のネジ式クランプにおける受け金の正面図(a)、平面図(b)およびA−A断面図(c)である。 従来技術による受け金の正面図(a)、平面図(b)およびB−B断面図(c)である。
10 ネジ式クランプ
11 クランプ本体
12,13 脚部
14 開口部
15 係合歯(ローレット歯)
15a 歯先
16 受け金
19 締付ボルト
W ワーク

Claims (1)

  1. 開口部を挟んで対向する一対の脚部を有する概してU字形のクランプ本体と、一方の脚部に相対移動可能に取り付けられる受け金と、他方の脚部に螺着されて軸方向に進退可能な締付ボルトとを有するネジ式クランプにおいて、受け金の凸球面状先端面に四角錐からなる綾目状のローレット歯が縦横に連続して多数形成されてなることを特徴とするネジ式クランプの受け金。
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