JP3179763B2 - 遊技機 - Google Patents

遊技機

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JP3179763B2
JP3179763B2 JP00467299A JP467299A JP3179763B2 JP 3179763 B2 JP3179763 B2 JP 3179763B2 JP 00467299 A JP00467299 A JP 00467299A JP 467299 A JP467299 A JP 467299A JP 3179763 B2 JP3179763 B2 JP 3179763B2
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吉平 新山
広司 伊東
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株式会社ソフィア
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、所定の識別記号に
よる表示態様が種々変化し得る可変表示手段と、該可変
表示手段の前記所定の識別記号による表示態様を変化さ
せることによって可変表示ゲームを行わせる可変表示制
御手段と、を備え、該可変表示ゲームの結果態様が予め
定められた大当り表示態様となった場合に、変動入賞装
置が開状態に変換するように構成された遊技機に関す
る。
【0002】
【従来の技術】種々の識別記号(0〜9までの数字やア
ルファベット等)を可変表示し得る可変表示装置を備
え、該可変表示装置によって可変表示ゲームを行うよう
にした遊技機として、スリーセブンタイプのパチンコ遊
技機やパチスロが一般的に知られている。
【0003】これらの可変表示装置を備えた遊技機のう
ち特に、パチンコ遊技機にあっては、遊技領域に設けら
れている始動入賞口への遊技球の入賞に基づいて可変表
示装置に可変表示ゲームを行わせ、一定時間の経過後に
可変表示ゲームを停止させ、その表示の停止態様が大当
り表示態様となったとき(例えば、「7,7,7」等の
ぞろ目となったとき)に、変動入賞装置を開状態に変換
させる大当り状態が発生するようになっている。
【0004】この種のパチンコ遊技機においては、通
常、可変表示装置が可変表示ゲームを開始したときや、
大当りが発生したとき等、遊技状態に大きな変化が生じ
たときに、遊技盤の略中央に設置された可変表示装置の
表示の態様(表されている識別記号)や遊技盤に設置さ
れた各種ランプが点灯/点滅し、この表示態様の変化に
よって遊技者は遊技状態の変化を認識するようになって
いた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記可変表示
装置を備えたパチンコ遊技機にあっては、その遊技状態
は、大きく分けると、通常の遊技状態(普段の状態)、
補助遊技状態(可変表示ゲーム状態)、大当りの遊技状
態(特別遊技状態)の3つあり、更に細かく分けると、
前記補助遊技状態は、可変表示ゲームの作動状態、可
変表示ゲームが停止される状態、可変表示ゲームの結果
がハズレの状態、大当り表示態様が発生し得るリーチの
状態等、大当りの遊技状態は、大当り表示態様が発生
してから変動入賞装置が開放するまでの大当り遊技開始
ウエイトタイムの状態、大当り状態におけるサイクルの
継続条件が成立前の変動入賞装置の開放状態、大当り状
態におけるサイクルの継続条件が成立後の変動入賞装置
の開放状態、大当り状態の各サイクル間におけるインタ
ーバルウエイトタイムの状態、大当り状態の最終サイク
ルにおける変動入賞装置の開放状態、大当り状態の終了
時の終了ウエイトタイムの状態等に分けられる。また、
上記3つの状態以外の遊技状態として、不正状態なども
ある。
【0006】このようにパチンコ遊技機等の遊技機にあ
っては、遊技状態が様々に変化し、遊技者はそれらの状
態の変化を的確に認識しながら遊技を行わないと、遊技
を存分に楽しむことができないばかりか、得られるべき
利益を得られなくなってしまう虞もある。
【0007】しかるに従来の遊技機にあっては、遊技状
態の装飾や報知は、遊技盤の略中央に設置された可変表
示装置が表す識別記号によってのみ行われていた。即
ち、例えば、大当り状態が発生した場合には、可変表示
装置に表示されている大当り表示態様を形成した識別記
号を点滅させて、大当り状態の発生を装飾したり報知を
したりしていた。
【0008】したがって、例えば、大当り状態等の遊技
者の興味が集中するような遊技状態を十分に装飾したり
報知することができず、遊技者は遊技を存分に満喫する
ことができなかったり、遊技状態の変化を的確に認識す
ることができなかった。
【0009】本発明は上記問題点を解決するためになさ
れたもので、可変表示ゲームの結果等遊技機による遊技
状態の種々の変化の態様を、可変表示ゲームに用いられ
る識別記号以外の表示により容易に且つ的確に認識し得
るようにし、もって、遊技者の興趣を高めるようにした
遊技機を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1記載の発明は、所定の識別記号による表示
態様が種々変化し得る可変表示手段(可変表示装置2
0)と、該可変表示手段の前記所定の識別記号による表
示態様を変化させることによって可変表示ゲームを行わ
せる可変表示制御手段(第2の制御手段830、可変表
示制御基板500、第2のマイクロコンピュータシステ
ム660)と、を備え、該可変表示ゲームの結果態様が
予め定められた大当り表示態様となった場合に、変動入
賞装置(50)が開状態に変換するように構成された遊
技機(パチンコ遊技機1)において、前記可変表示手段
における下地の色彩及び/又は明るさを変化させること
が可能な補助表示手段(補助表示装置780、白熱蛍光
灯323、青色蛍光灯324)と、前記補助表示手段に
よる下地の色彩及び/又は明るさの変化を前記可変表示
ゲームに伴う表示態様の変化に応じて制御する補助表示
制御手段(750)と、を備え、前記可変表示手段に前
記大当り表示態様が表示された場合に、前記可変表示制
御手段が前記識別記号とは異なる人形のキャラクタを前
記可変表示手段に表示させ、かつ、前記補助表示制御手
段が前記補助表示手段を制御することで当該人形のキャ
ラクタが表示された可変表示手段における下地の色彩及
び/又は明るさを前記大当り表示態様が表示される前の
態様とは異なる態様に変化(白色蛍光灯323の点滅態
様を点灯態様に変化、白色蛍光灯1323の明るい点滅
態様を青色蛍光灯1324の明るい点滅態様に変化)さ
せるようにしたことを特徴とする。請求項2記載の発明
は、請求項1記載の遊技機において、前記可変表示ゲー
ムが前記大当り表示態様となる可能性を含んだリーチ状
態となった場合に、前記補助表示制御手段が前記補助表
示手段を制御することで当該リーチ状態の可変表示手段
における下地の色彩及び/又は明るさを前記リーチ状態
となる前の態様とは異なる態様に変化(白色蛍光灯32
3の点灯態様を点滅態様に変化、白色蛍光灯1323の
明るい点灯態様を白色蛍光灯1324の明るい点滅態様
に変化)させ るようにしたことを特徴とする。
【0011】請求項1の発明では、可変表示手段に大当
り表示態様が表示された場合に、可変表示制御手段が識
別記号とは異なる人形のキャラクタを前記可変表示手段
に表示させ、かつ、補助表示制御手段が補助表示手段を
制御することで当該人形のキャラクタが表示された可変
表示手段における下地の色彩及び/又は明るさを前記大
当り表示態様が表示される前の態様とは異なる態様に変
化させることから、可変表示手段に大当り表示態様が表
示されると、該大当り表示態様を形成した識別記号の表
示が変化して人形のキャラクタが表示される他、その下
地の表示態様も変化することとなり、大当り状態の発生
が的確に装飾および報知される。請求項2の発明では、
可変表示ゲームが大当り表示態様となる可能性を含んだ
リーチ状態となった場合に、補助表示制御手段が補助表
示手段を制御することで当該リーチ状態の可変表示手段
における下地の色彩及び/又は明るさを前記リーチ状態
となる前の態様とは異なる態様に変化させる。したがっ
て、リーチ状態の時点で下地の表示態様が変化し、その
後大当り状態が発生すると、大当り表示態様の識別記号
の表示が変化して人形のキャラクタが表示され、その下
地の表示態様もリーチ状態の時点から更に変化すること
となり、遊技状態が通常の可変表示ゲームからリーチ状
態に変化し更に大当り状態に変化する過程が的確に装飾
および報知される。
【0012】
【発明の実施の形態】図1は、本発明が適用された遊技
機として例示するパチンコ遊技機(ゲーム機)1の部分
前面の構成例を示すもので、その遊技盤13の前面に
は、図示省略の操作ダイヤルにより駆動される打球発射
装置(後述)によって発射された打球を遊技盤13の上
方部まで案内するガイドレール3が配設され、遊技盤1
3前面のガイドレール3とガラス板とによって囲まれた
空間内に遊技領域2が設けられている。
【0013】そして、この遊技領域2の中央には大当り
の遊技(特別遊技)の権利の発生のための補助遊技(可
変表示ゲーム)を行なう画像表示装置として例示する可
変表示装置(可変表示手段)20が設置されている。こ
の可変表示装置20の上方部には天入賞口と呼ばれる一
般入賞口22、および始動入賞口4,5,6に入賞して
未だ可変表示ゲームが行われていない入賞記憶個数を表
示する、複数(例えば、4個)の入賞個数記憶表示ランプ
LED1〜4が設置されている。
【0014】前記可変表示装置20中央の可変表示部
(表示部)21の左右両側寄り位置と入賞個数記憶表示
ランプLED1〜4の上方位置には、それぞれ飾りラン
プL1,L1,L1が設置されている。
【0015】また、前記入賞個数記憶表示ランプLED
1〜4の左右両側位置には飾りランプLED5〜9,1
0〜14が、また、それら飾りランプLED5〜9,1
0〜14の上方位置には飾りランプLED15〜18,
19〜22が、それぞれ設置されている。
【0016】前記可変表示装置20の下部側には、遊技
球を中央に集めて始動入賞口6中に流入し易くさせる案
内部23が手前側に突出した状態で設けられている(図
6参照)。そして、可変表示装置20の前面部の左右両
側にはその案内部23に遊技球を導く案内樋24,24
が設けられている。
【0017】可変表示装置20の左右両側で、前記ガイ
ドレール3の内側隣接部には飾りランプ(サイドラン
プ)L2,L2が、また、これら飾りランプL2,L2の斜
め上方で、前記ガイドレール3の外側隣接部には複数の
当たり表示ランプL3,L3‥‥が、それぞれ設置されて
いる。
【0018】また、パチンコ遊技機1の前面枠11の上
部前面側には大当り動作表示ランプL4,L4が取付けら
れている。
【0019】前記可変表示装置20の下方には、該可変
表示装置20による可変表示装置ゲームを行なった結果
大当りが発生したときに、遊技球を入賞させ易い状態に
変換される変動入賞装置50が設置されている。この変
動入賞装置50の上部には一対の可動部材51,51に
よつて開閉される大入賞口(入賞部)52が設けられて
いる。
【0020】そして、この大入賞部口52の中央部には
継続入賞口53が設けられ、その継続入賞口53に打球
が入賞することを条件として前記可動部材51,51の
開放のサイクル(大当り遊技のサイクル)が継続して行
われるようになっている。
【0021】変動入賞装置50の上部前面側には継続条
件成立表示ランプL5が、また、中央下部には飾りラン
プL1がそれぞれ取り付けられている。
【0022】前記可変表示装置20の下部寄りの左右両
側位置と直下位置には、それぞれ始動入賞口4,5,6
が配設されている。
【0023】前記変動入賞装置50の左右両側部とそれ
らの斜め上方位置にはそれぞれ一般入賞口55,55、
7,7が配設されている。そして、一般入賞口7,7に
は、飾りランプL6,L6が取付けられている。なお、遊
技盤13の上部には、パチンコ遊技機裏側の貯留タンク
(後述)中に貯留されている予備球(賞品球)が不足し
たときに点灯する球不足表示ランプ14が設置されてい
る。
【0024】また、可変表示装置20の周りには風車と
呼ばれる打球方向変換部材8a,8a,8b,8bが回
転自在に複数設置されており、遊技領域2の適宜位置に
は障害釘9が多数植設されている。遊技領域2の中央下
部にはアウト球回収口12が設けられている。
【0025】遊技盤13には、その裏面図として図2に
示すように、貫通孔1A〜1K等が設けられている。
【0026】これらのうち、中央上部の貫通孔1Aは可
変表示装置20を、中央下部の貫通孔1Bは変動入賞装
置50を、それぞれ取り付けるために設けられている。
貫通孔1C〜1Eは始動入賞口を、貫通孔1F,1Gは
一般入賞口7,7を、貫通孔1H,1Iは飾りランプ
(サイドランプ)L2,L2を、それぞれ取り付けるため
に設けられている。また、貫通孔1Jはアウト球回収口
12と連通させて設けられ、貫通孔1Kは球不足表示ラ
ンプ14を設置するために設けられている。
【0027】そして、遊技盤13前面の各入賞口4,
5,6,7,7,22,52,55,55等に流入し貫
通孔1A〜1Gを介して遊技盤13の裏側に至った入賞
球は、遊技盤13の裏側に突設された入賞球案内樋1a
〜1o、および遊技盤13の裏側に、遊技球がその内部
を通過できるように、少なくとも球1個分の間隔を開け
て設置された集合樋15とによって、それぞれ点線の矢
印で示す方向に流下されて集められ、その下端の流下樋
15aにより後述の入賞球処理装置850に導かれるよ
うになっている。そして、前記始動入賞口4,6に流入
して貫通孔1C,1Eを介して遊技盤13の裏側に至っ
た入賞球を集合させて流下案内する集合案内通路1rに
は、該集合案内通路1rを流下する入賞球を検出する始
動入賞検出スイッチ1s(SW1)が設置されている。
また、前記始動入賞口5に流入して貫通孔1Dを介して
遊技盤13の裏側に至った入賞球を所定の方向に流下案
内する流下案内通路1tには、該流下案内通路1tを流
下する入賞球を検出する始動入賞検出スイッチ1u(S
1)が設置されている。また、貫通孔1Bの裏側に臨
んだ変動入賞装置20裏側には大入賞口52中の継続入
賞口53に流入した入賞球を検出する継続入賞スイッチ
56(SW2)、および大入賞口52中に流入した入賞
球を全て検出する入賞個数検出スイッチ57(SW3
が設けられている。
【0028】このパチンコ遊技機1の発明に係る主要部
分は、後述する制御系統を除き概略上記のように構成さ
れていて、該パチンコ遊技機1に設置されたマイクロコ
ンピュータ等の制御手段によって概ね次のように作用動
作する。
【0029】図外の電源スイッチ操作によりパチンコ遊
技機1に電気が供給されると、先ず通常遊技が開始され
る。この通常遊技時には可変表示部21にはランダムに
抽出された図柄が停止した状態で表示されていて、該可
変表示部21のベースの色彩はこの実施の形態では桜色
で各図柄は白色になっている。ところで、上記可変表示
部21は縦に3分割、上下に2分割(上段、下段)され
て、全体として6分割されている。そしてこのように分
割された各々の領域に、即ち、左から順に左図柄、中図
柄、右図柄が夫々2段ずつ表示される。
【0030】このように可変表示部21の図柄が停止し
ているときには、その通常遊技状態(普段の状態)を示
す表示として、可変表示装置20の飾りランプLED5
〜14が内側から外側、外側から内側へと交互に、飾り
ランプLED15〜22が外側から内側にそれぞれ流れ
るような点滅表示状態にされるとともに、可変表示装置
20および変動入賞装置30の飾りランプL1,L1,L
1が点滅表示状態にされる。また、可変表示部21背後
の白色の蛍光灯(後述)が点灯されて可変表示部21の
ベースの色彩が桜色に見えるようにされている。
【0031】この通常遊技時に、打球発射装置(後述)
によって遊技領域2中に打ち込まれた遊技球が始動入賞
口4,5,6のうちのいずれかに入賞すると、その入賞
がそれらの内部流路に設置された始動入賞検出スイッチ
SW1,SW1によって検出され、その検出に基づいて可
変表示装置20の入賞個数記憶表示ランプLED1〜4
がその入賞した個数分だけ点灯される。これは、補助遊
技中や大当り遊技中においても同様である。
【0032】そして、通常遊技中であれば、所定時間経
過後に、入賞個数記憶表示ランプLED1〜4の点灯し
ているもののうちの1つが消灯されて、可変表示装置2
0による補助遊技(可変表示ゲーム)が開始される。
【0033】この補助ゲーム(可変表示ゲーム)は例え
ば次のようにして行われる。
【0034】即ち、先ず、可変表示部21の左図柄、中
図柄、右図柄がそれぞれランダムに変動される(図柄が
変動するに当たっては、上段に表示された図柄が順次下
段にて表示されるようになっている)。
【0035】そして、その変化の開始後所定時間経過し
たとき、或いは、ストップボタン(図外)が備えられて
いる場合はストップボタンが押された後に、それら左図
柄、中図柄および右図柄がダウンスクロール状態に変換
され、さらに所定時間経過した時点でそれぞれ停止され
る。
【0036】が、その補助遊技(可変表示ゲーム)が繰
り返して行われているうちに、左図柄、中図柄、および
右図柄が共にダウンスクロールに変換されて変動してそ
の通常の変動時間が終了したときに左図柄、中図柄およ
び右図柄の上段又は下段の図柄のうちのいずれか一方が
一致して大当りの発生の可能性が生じたとき、即ち、リ
ーチ状態となったときには、その補助遊技のダウンスク
ロールの継続時間が通常時に比べて延長される。その延
長時には左図柄、中図柄および右図柄の3つの図柄が一
緒にゆっくりしたダウンスクロールで変動される。
【0037】そして、その延長時間が経過した時点で補
助遊技(可変表示ゲーム)が終了して左図柄、中図柄お
よび右図柄の変動が同時に停止される。その停止時の上
段又は下段の図柄が3つとも一致した状態とならなかっ
たときには“外れ”となって、上記補助遊技(可変表示
ゲーム)が始動入賞口4,5,6への入賞又はその入賞
記憶に基づいて繰返し行われる。が、その停止時の上段
又は下段の図柄が3つとも一致したときには“大当り”
となって大当りの遊技(特別遊技状態)が行われる。
【0038】ここに、“大当り”の遊技(特別遊技状
態)とは、遊技者に多くの賞品球獲得のチャンスを与え
る遊技態様で、この実施の形態の場合、変動入賞装置5
0の可動部材51,51の所定時間(例えば、22秒
間)の開放を1サイクル(ただし、その所定時間が経過
する前に変動入賞装置50の大入賞口52中に遊技球が
所定個数(例えば、10個)入賞したときにはその時点
までの開放を1サイクル)とし、各サイクル中に変動入
賞装置50の大入賞口52中の継続入賞口53中に遊技
球が流入してその中の継続入賞検出スイッチ56(SW
2)に検出されることを継続条件(サイクルの更新条
件)として、最高10サイクルまで継続して行われる。
【0039】前記可変表示ゲームが行なわれるときに
は、可変表示の図柄の変動、リーチ、変動の停止、“外
れ”の各状態が上記各種表示ランプLED5〜22,L
1〜L6等の表示の変化とスピーカ(後述)のメロディ
音の変化とによって報知される。
【0040】また、前記大当りが発生したときには大当
り発生時の大当り遊技開始ウェイトタイマ(W1)、大
当り遊技の第1〜第9サイクル目までにおける継続条件
成立前の大入賞口52の開放、その継続条件成立後の開
放、各サイクル間のインタバルウェイトタイム
(W2)、第10サイクル目(最終サイクル目)の大入
賞52の開放、第10サイクルの終了の各状態等が、上
記各種表示ランプLED1〜22、L1〜L6等の表示
の変化とスピーカ(後述)のメロディ音の変化によって報
知される。
【0041】また、大当り遊技のサイクルの継続回数は
可変表示部21の左側画面部に表示され、各サイクル中
における大入賞口52への入賞個数は可変表示部21の
右側画面に、所定時間経過ごとに、前記図柄に代えて断
続的に表示される。
【0042】図3〜図8には前記可変表示装置20の詳
しい構成例を示す。
【0043】そして、それらのうち、図3にはその正面
図を、図4には前枠部200と本体部300とを分離さ
せた可変表示装置20の分解斜視図を、図5には遊技盤
13に可変表示装置20を設置した状態の縦断側面図を
示す。
【0044】可変表示装置20は、図4に示すように、
前枠部200と該前枠部200の後端部に一体的に取り
付けられる本体部300とから構成されている。そし
て、その前枠部200前面側のフランジ状取付板部21
1の背面部が遊技盤13中段の貫通孔1Aの周縁部の前
面部に密着するようにして取り付けられている。それに
よって、その前面部側が図5に示すように遊技盤13の
前面側に突出する一方、その後部側が遊技盤13の背面
側に突出した状態となる。そして、その背面側に突出し
た前枠200の後端部に、図5に示すように本体部30
0が取り付けられている。
【0045】図6には前記前枠部200の分解斜視図を
示す。
【0046】この前枠部200は、その前側にその前側
外形の主要部を構成する前枠210を具えている。
【0047】この前枠210の前面側周囲には前記取付
板部211がフランジ状に設けられ、中央部には表示用
開口部212が設けられている。そして、その表示用開
口部212の上段前面側には円弧状の鎧部213が前方
に突出して設けられている。この鎧部213によって上
下に分割された表示用開口部212の下側部分がメイン
表示用開口部212aとなり、上側部分がサブ表示用開
口部212bとなっている。
【0048】また、前記表示用開口部212はその周り
が、取付板部211の後方に突出する包囲枠214によ
って囲まれていて、該包囲枠214の内側下端部中央に
は同包囲枠214内に至った遊技球を前記遊技領域2中
央の始動入賞口6(図1,図7参照)上に導いて落下さ
せる案内棚23が手前が低くなるように傾斜して設けら
れている。
【0049】また、前枠210の前面側中段部の左右両
側位置には遊技領域2を流下する遊技球の一部を図7に
示すように前記包囲枠214中に導き入れる球導入樋2
4,24が設けられている。その包囲枠214中に導き
入れられた遊技球は図7に示すように包囲枠214の内
周に沿ってその下部の案内棚23上に流下する。そし
て、その案内棚23に案内されて遊技盤13中央の始動
入賞口6上に流下される。
【0050】前記サブ表示用開口部212b中には、表
示ユニット220がその前面側を半透光性の表示カバー
221によって覆われた状態でその裏側から設置されて
いる。そして、その表示ユニット220の前側の中央に
は飾りランプL1が取り付けられ、その左右両側には飾
りランプLED15〜18,19〜22が取り付けられ
ている。
【0051】一方、前記メイン表示用開口部212aの
後端部には窓枠230が窓カバー240によりその前面
側を覆われた状態で取り付けられている。そして、その
窓カバー240の中央部には透明(又は半透明)なメイ
ン表示窓部241が設けられ、上端部中央には半透光性
の記憶表示窓部242が設けられている。他方、前記窓
枠230の中央部にはメイン表示開口窓231が設けら
れている。また、その窓枠230の上枠部中央には記憶
表示用開口孔232が設けられ、その左右両側には飾り
表示用開口孔233が設けられている。
【0052】そして、その窓枠230の上枠部の裏側に
は表示ユニット250が取り付けられ、左右の側枠部の
裏側には表示ユニット260(一方のみ図示)がそれぞ
れ取り付けられている。そして、その表示ユニット25
0の前側中央には入賞個数記憶表示ランプLED1〜4
が取り付けられ、その左右両側には飾りランプLED5
〜9,10〜14が取り付けられている。そして、入賞
個数記憶表示ランプLED1〜4の先端部が前記窓枠2
30の記憶表示用開口孔232中に、飾りランプLED
5〜9,10〜14の先端部が飾り表示用開口孔233
中にそれぞれ臨んだ状態となっている。一方、前記表示
ユニット260の前側には飾りランプL 1が取り付けら
れている。そして、その飾りランプL1の点灯光が半透
光性の窓枠230の側枠部および窓カバー240の側枠
部を介して遊技者に視認し得るようになっている。
【0053】図8には前記可変表示装置20の本体部3
00の分解斜視図を示す。
【0054】本体部300は、前記前枠部200の後端
部に取り付けられる本体前枠310と、該本体前枠31
0の後端部に取り付けられた液晶表示ユニット400
と、前記液晶表示ユニット400をその後部側から覆っ
た状態で前記本体前枠310の後端に取付けられた本体
ケース330と、該本体ケース330の後方に臨んだ前
記液晶表示ユニット400の後端部に取付けられた蛍光
照明ユニット320と、該蛍光照明ユニット320をそ
の後側から覆う状態に取り付けられたノイズ防止枠34
0と、該ノイズ防止枠340の裏側に取り付けられた中
継基板350とを具えている。
【0055】前記本体前枠310は本体部300を前記
前枠部200に取り付けるためのもので、その前端部に
は前記前枠部200の前枠210の後端部に取り付けら
れる取付板部311がフランジ状に設けられている。こ
の本体前枠310の内側は包囲枠312によって囲まれ
た開口部313となり、その上端部には天(一般)入賞口
22に入賞した遊技球(入賞球)を遊技盤13の裏側の
側方に導く入賞球案内樋314が設けられている。この
入賞球案内樋314によって導かれた入賞球は遊技盤1
3の裏面に突設された案内樋1a〜1fによって集合樋
15の下端の流下樋15aに導かれる(図2)。
【0056】前記液晶表示ユニット400は、前記本体
前枠310の後部に取付けられた表示ケース410と、
該表示ケース410の前端部に取付けられた液晶パネル
420と、前記表示ケース410の上側に取り付けられ
た接続基盤430と、同表示ケース410の下側に取り
付けられた表示制御装置を構成する可変表示制御基盤5
00と、同表示ケース410の左右両側に配置されたコ
ネクタケーブル440,450と、同表示ケース410
の内側の左右両壁部に設置された反射板460,470
とを具えている。
【0057】前記表示ケース410は前記液晶パネル4
20を保持するもので、前端部および後端部が開口した
中空状の枠体として作られている。そして、その後端部
には、蛍光灯設置部411,411が設けられている。
【0058】この表示ケース410の前端開口部に液晶
パネル420が取付けられている。
【0059】前記液晶パネル420は後述の可変表示制
御手段たる第2の制御手段830からの表示制御指令に
基づいて可変表示ゲーム用の各種図柄(数字や文字、記
号等を含む。)を液晶表示するもので、前記表示ケース
410の前端開口部に取り付けられた状態で前記本体前
枠310の開口部313中に臨まされている。
【0060】前記接続基盤430は前記液晶パネル42
0を前記可変表示制御基盤500に電気的に接続するた
めの配線基盤で、前記表示ケース410の上側に取り付
けられている。この接続基盤430の前端部と左右両端
部にはそれぞれ端子接続穴群431,432,433が
設けられている。そして、その前端の端子接続穴群43
1中に前記液晶パネル420上端の端子群421が嵌挿
されてハンダ付けされている。
【0061】前記可変表示制御基盤500は前記液晶パ
ネル420への表示の制御を行なう可変表示制御手段
(後述)を構成する各種電子部品等が設置された配線基
盤で、前記表示ケース410の下端部に取り付けられて
いる。この可変表示基盤500の前端部と左右両端部に
はそれぞれ端子接続穴群501,502,503が設け
られている。そして、その前端の端子接続穴群501中
に前記液晶パネル420下端の接続端子群422が嵌挿
されてハンダ付けされている。
【0062】前記コネクタケーブル440,450は前
記液晶パネル420と可変表示制御基盤500に配設さ
れた可変表示制御手段(第2の制御手段)との相互を前
記接続基盤430および可変表示制御基盤500を介し
て電気的に接続するもので、前記表示ケース410の左
右両側部に配設されている。そして、それらコネクタケ
ーブル440,450の上端の接続端子群441,45
1が前記接続基盤430の左右の接続穴群432,43
3中に、また、それらの下端の接続端子群442,45
2が前記制御基盤500の左右の接続穴群502,50
3中にそれぞれ嵌挿されてハンダ付けされている。
【0063】前記反射板460,470は、表示ケース
410後端の蛍光灯設置部411,411に設置される
蛍光灯323,324の光を有効に反射させて表示ケー
ス410前端の液晶パネル420側に送ったり、蛍光灯
323,324のノイズを防止したりするもので、例え
ば、アルミ板等の反射効率の高い金属によって構成され
ている。
【0064】これら反射板460,470は反射板部4
61,471と取付板部462,472とから構成され
ていて、反射板部461,471が表示ケース410内
部の左右の側壁部にそれぞれ密着した状態で取り付けら
れ、取付板部462,472が表示ケース410後端の
蛍光灯設置部411,411の内周壁面に密着した状態
で取り付けられている。
【0065】前記本体ケース330は前記液晶表示ユニ
ット400を収容するもので、その収容した状態でその
前端開口部が前記本体前枠310の後端開口部に取り付
けられている。この本体ケース330は前後が開口した
中空状に作られている。
【0066】前記蛍光照明ユニット320は前記ノイズ
防止枠340に保持された状態で本体ケース330の後
端開口部に設置されている。この蛍光照明ユニット32
0は、インバータ321と、該インバータ321の隣に
一体に設けられた蛍光基盤322と該蛍光基盤322の
前面部に取り付けられた一対の冷陰極管(蛍光灯)32
3,324とを具えている。この冷陰極管323,32
4は、遊技者から見た液晶パネル420の色彩及び/又
は明るさを変化させるために設置されたものであり、本
実施の形態の場合、下側の冷陰極管323が白色(白色
蛍光灯)で、上側の冷陰極管324が青色(青色蛍光
灯)となっている。
【0067】上記冷陰極管(白色,青色蛍光灯)32
3,324の左右両側端子部分には前記反射板460,
470の取り付け板部462,472に対する絶縁用の
ゴムキャップ323a,324aがそれぞれ嵌着されて
いる。
【0068】蛍光照明ユニット320は上記のように構
成されていて、前記ノイズ防止枠340に保持されて本
体ケース330の後端開口部に設置された状態におい
て、その冷陰極管(白色,青色蛍光灯)323,324
のゴムキャップ323a,324aの嵌着された左右両
側端子部分が前記表示ケース410後端の蛍光灯設置部
411,411中に嵌合された状態となっている。
【0069】前記ノイズ防止枠340はその前側に前記
蛍光照明ユニット320を保持した状態で前記本体ケー
ス330の後端開口部に取り付けられるもので、その後
板部341の前面部の一端側には前記蛍光照明ユニット
320のインバータ321の取付部342が設けられて
いる。また、このノイズ防止枠340の他端部と上端部
にはそれぞれノイズ防止用板部343,344がそれぞ
れ前向きに設けられている。
【0070】このノイズ防止枠340は上記のように構
成されていて、その後板部341前面の取付部342に
前記蛍光ユニット320が設置された状態で、その前側
のノイズ防止用板部343,344が本体ケース330
内に入り込むように後板部341を本体ケース330の
後端開口部に押し付けてフック331,331で止着さ
せてある。
【0071】前記中継基盤350は前記制御基盤500
のリード線504や蛍光照明ユニット320のリード線
325およびアース線327を一旦中継接続させてから
パチンコ機制御装置(図示省略)やアース部に電気的に
接続させるもので、前記ノイズ防止枠340の後部に取
り付けられている。
【0072】この中継基盤350の背部には前記制御基
盤500のリード線504の接続コネクタ505を接続
させるコネクタ351や蛍光照明ユニット320のリー
ド線325の接続コネクタ326を接続させるコネクタ
352が設けられるとともに、蛍光照明ユニット320
のアース線327のコネクタ328を接続するコネクタ
(図示省略)等が一体に設けられている。また、同中継
基盤350の背面部には前記コネクタ326,505と
電気的に接続されたリード線353が取り付けられ、そ
のリード線353にはパチンコ機制御装置(図示省略)
のコネクタと接続される接続コネクタ354が取り付け
られている。
【0073】図9には前記変動入賞装置50の全体斜視
図を示す。
【0074】変動入賞装置50は構成基枠510を具
え、該構成基枠510の後背部には前記遊技盤13の貫
通孔1B(図2)の周縁部の前面部に密着状態に取り付
けられる取付板部511が設けられている。
【0075】前記構成基枠510の中央部には前記遊技
盤13の貫通孔1Bと連通する大入賞口52が設けら
れ、その上部中央には上下開口の通過型継続入賞口53
が設けられている。そして、その継続入賞53中には通
過型の継続入賞スイッチ56(SW2)が設置され、大
入賞口52の左右両端部上には前記大入賞口52および
継続入賞口53の上方空間を開閉する一対の可動部材5
1,51がそれぞれ基部51a,51aを軸支された状
態で回動自在に設置されている。それら可動部材51,
51は図示は省略するが、変動入賞装置50の後側に取
り付けられた左右一対のソレノイドにより連動機構(図
示省略)を介して開閉動作されるようになっている。
【0076】また、この変動入賞装置50の左右両側に
は一般入賞口55,55が設けられ、大入賞口52の集
合流路には該大入賞口52中に流入した全入賞球をカウ
ントする入賞個数検出スイッチ57(SW3)(図2に
示す)が設置されている。
【0077】図10にはこのパチンコ遊技機1の背部に
取り付けられる2系統の賞球排出系の裏機構盤800を
裏側から見た構成例を示す。
【0078】この裏機構盤800は2系統の賞球排出
(例えば、7個と13個排出)の処理機構を構成するも
ので、裏機構盤800の裏面上部には、予備球(払出し
前の賞品球)を貯留する貯留タンク801が設定され、
この貯留タンク801の下端開口部に臨むように誘導樋
802が設置されている。誘導樋802の始端には球補
給用踏板レバー803がピン803aを軸心として回動
可能に設置され、上記貯留タンク801が空になると、
この踏板レバー803の自由端側図示省略のばねの力で
上昇してそれを球不足検出器804が検出し、図外の集
中管理室へ球補給要求を行なうようになっている。
【0079】上記誘導樋802は緩やかに下り傾斜しな
がらUターンし、その流下端部にこれと連続するような
形で、二系統賞球排出装置810を構成する球鞘ケース
811が回動軸811aを軸心として回動可能に配設さ
れている。
【0080】そして、上記誘導樋802のUターン部分
には、球抜き装置820が設けられており、この球抜き
装置820が作動されると、貯留タンク801内の予備
球が誘導樋802の途中から球抜き樋824を通って外
部へ抜き取られるようになっている。
【0081】また、前記誘導樋802のUターン部分よ
り若干下流側には賞球処理停止用の踏板レバー826
が、ピン827を軸心とし先端側が上昇する方向への復
帰力を他端側の重錘828によって与えられた状態で、
回動自在に設置されている。この踏板レバー826の下
端部に連結竿829の一端が連結されている。
【0082】連結竿829は、前記Uターン部分より下
流側の誘導樋802の下側に沿わせてスライド自在に設
置され、その他端部に係止爪831の先端側が連結され
ている。係止爪831はピン832を軸心として回動自
在に設置され、前記球鞘ケース811の上流側下端部に
設けられた係合片811bと係合可能な位置にある。
【0083】そして、前記誘導樋802中への予備球の
補給が充分なときにはその予備球の重みで前記踏板レバ
ー826の先端側が下降されることにより、連結竿82
9を介して係止爪831が球鞘ケース811の係合片8
11bと係合し得ない角度位置まで回動されていて、球
鞘ケース811の賞球排出動作が可能となっている。
【0084】反対に前記誘導樋802中への予備球の補
給が不充分となったときには、前記踏板レバー826の
先端側が重錘828の重みで上昇される方向へ回動し、
それに伴い、連結竿829を介して係止レバー831が
球鞘ケース811の係合片811bと係合し得る位置ま
で回動して球鞘ケース811の賞球排出処理動作を阻止
するようになっている。
【0085】前記流下樋15aの流下端部には、入賞球
処理装置850が揺動可能に配設されている。この入賞
球処理装置850は、その中に、入賞球が流下樋15a
を流下して入ってきたときに、ピン851を軸芯として
時計方向周りに一段階回動し、その入賞球を保持したま
まで一旦停止する。
【0086】その入賞球処理装置850の回動によりス
イッチセンサSWAがオンされて賞球排出モータ860
(後述)が駆動され、該モータ860により、駆動制御
機構を構成するクランクカム861および連チャンカム
862が駆動(回動)される。そして、クランクカム8
61により作動レバー865、連結竿866、およびピ
ン819aを軸心とするリンク機構819を介して球鞘
ケース811が傾動されて賞球排出処理が行なわれる。
これと同時に、連チャンカム862により、入賞球処理
装置850がピン851を軸心として時計方向へさらに
回動(さらに回動)されて、その中に保持していた入賞
球を前記流下樋15aの下方に設置された下流側の流下
樋15b上へ放出させる。その放出された入賞球はさら
に入賞球導出樋871を介し流下して回収される。
【0087】上記の如く、球鞘ケース811が傾動され
ることにより該ケース811から排出された賞品球は、
その落下のショックを吸収するクッションレバー872
上、および賞品球導出樋873の下流側、さらに流出口
873aを介して、パチンコ遊技機1の賞品球受皿87
4(図1)へ排出される。その賞品球受皿874が一杯
になると、オーバーフロー樋875を通って別の賞品球
受皿(図示省略)へ排出される。
【0088】上記の如く球鞘ケース811が傾動されて
賞球排出を行なった時点で、上記傾動状態にあった入賞
球処理装置850が連チャンカム862により連チャン
レバー864を介して元の状態に回動復帰され、しかる
後、上記の如く傾動状態にあった球鞘ケース811が連
結竿866を介して前記クランクカム861によって元
の状態に回動復帰される。
【0089】センサSWвは連チャンカム862の回転
角度位置を検出するセンサ、センサSWсはクランクカ
ム861の回転角度位置を検出するセンサである。
【0090】そして、連チャンカム862は、入賞球処
理装置850が定位置に復帰しているときに、センサS
Wвの出力がオンとなるようにその検出部862aが形
成され、一方、クランクカム861は、賞球排出装置8
10が賞球排出動作中のときにセンサSWсの出力がオ
ンとなるようにその検出部861aが形成されている。
【0091】図11は、上記球鞘ケース811を主体と
する賞球排出装置810の係止状態を示す説明図であ
る。
【0092】遊技盤13の裏側に設置される裏機構盤8
00(図10)の上部には第1賞球数設定手段812を
構成するホルダ812aが固定されている。このホルダ
812aの下面には複数面のスリット812bが略鉛直
向きに形成されており、これらスリット812bのいず
れか2つには、一対の規制片812c,812dが挿入
され、ねじ812eによって、着脱可能に取り付けられ
ている。
【0093】上記規制片812c,812dのうちの一
方、(図では812c)は、誘導樋802に合わせて2
条の収納部811b,811cを有するように形成され
た球鞘ケース811の内側の収納部に突出するような爪
を有するように形成されている。このように構成するこ
とによって、上記一対の規制片812c,812dを挿
入するスリット812bを選択して、球鞘ケース811
の収納部811b,811c内に流入される球の数、つ
まり一回に排出され得る賞品球の数を、例えば、13個
とすることができる。
【0094】なお、811aで示されているのが球鞘ケ
ース811の回動軸、811eで示されているのが球鞘
ケース811を同図中反時計方向に回動復帰させるウェ
イトが挿入されるウェイト収納部である。また、この球
鞘ケース811の先端には、球鞘ケース811が排出の
ため同図中反時計方向に傾動されてその上流側(同図中
右側)が上昇された際に誘導樋811内の後続の予備球
が流出しないように阻止するための阻止片811fが設
けられている。
【0095】また、この球鞘ケース811の先端(上流
側端)の両側には支持片811g,811g(一方のみ
図示)が立設され、これら支持片811g,811gに
より基部側支軸811hが支持されて、この状態で先端
側が昇降する方向に回動可能な流下阻止レバー813が
取り付けられている。この流下阻止レバー813は図示
省略の復帰用スプリングによりその自由端側が上昇する
方向への回動復帰力が与えられている。また、球鞘ケー
ス811の分離壁811dの中央には、上記流下阻止レ
バー813の先端の係止爪813aを嵌入させる切欠き
部811eが形成されている。また、上記流下阻止レバ
ー813は球鞘ケース811内の2つの収納部811
b,811cにまたがって配設されている。
【0096】そして、このように配設された流下阻止レ
バー813はその先端の係止爪813aが切欠き部81
1e中に嵌入するように下方へ回動されると、球鞘ケー
ス811が同図中反時計方向に回動されたときに、係止
片813aよりも上流側の2つの収納部811b,81
1c内の賞品球B1〜B7のみ排出されるようになってい
る(図12)。また、上記流下阻止レバー813の上方
には、ピン815を軸心として、裏機構盤800と一体
の支柱815先端の支軸815aに回動自在に取付けら
れた回動レバー814aと、その駆動源たるリミットソ
レノイド814bが配設され、それらは相互に作動レバ
ー814cによってピン814f,814gを介して回
動自在に連結されている。一方、流下阻止レバー813
の上面には円弧状の突起813bが形成されている。
【0097】そして、リミットソレノイド814bが消
磁状態にあるときには、ばね814dによりプランジャ
814eが伸び、作動レバー814cを介して回動レバ
ー814aがその先端側が下降される方向に回動され、
その先端部で突起813bが押圧されて流下阻止レバー
813の係止爪813aが切欠き部811e中に嵌入
し、球鞘ケース811中の下流側の賞品球のみ流出可能
な状態となる。
【0098】リミットソレノイド814bが消磁される
と、プランジャ814eが縮み、作動レバー814cを
介して回動レバー814aがその先端側が上昇される向
きに回動され、それに伴い、流下阻止レバー813が図
示省略の回動復帰ばねによる復帰力によって先端側が上
昇する方向に回動して、係止爪813aが切欠き部81
1eから脱した状態となって、球鞘ケース811中の全
ての賞品球の流出が可能な状態となる。
【0099】上記球鞘ケース811は、図13に示す如
く、下流側の一側に固設されたピン819aに前記リン
ク機構819が連結されており、前述の如く前記クラン
クカム861によって、作動レバー865、連結竿86
6、およびピン819aを軸心とするリンク機構819
を介して下流側が下がる方向へ傾動されて賞球排出を行
なうようになっている。
【0100】図14にはパチンコ遊技機1の背面図を示
す。
【0101】パチンコ遊技機1の裏側に前記裏機構盤8
00が設置されている。
【0102】裏機構盤800の裏面基盤900にはラン
プ情報に関与する外部接続端子901、球の補給情報に
関与する外部接続端子902、および発射装置制御に関
与する外部接続端子903等が配設され、電源端子90
4には一端に電源(図外)への差込みプラグ906を有
するコード907が接続されている。
【0103】また、裏機構盤800の裏面中断左側には
遊技制御装置として例示する役物制御装置910が設置
され、その下方には賞球排出用モータ860、および打
球発射装置920を構成する打球発射用モータ921が
設置されている。
【0104】また、パチンコ遊技機1の裏面の右側下部
にはスピーカ930が設置されている。
【0105】図15には、上記の如く構成されたパチン
コ遊技機1の可変表示装置20に設置された2つの蛍光
灯(白色蛍光灯323,青色蛍光灯324)の点灯/消
灯、変動入賞装置50,可変表示装置20及び賞球排出
系統の制御を行なう第1の制御手段および第2の制御手
段による表示制御手段として例示する制御システムの制
御ブロック図が示されている。
【0106】遊技制御装置を構成する第1の制御手段7
00(役物制御装置910)は、主として、パチンコ遊
技機1の可変表示装置20に設置された白色蛍光灯32
3、青色蛍光灯324(図8)、変動入賞装置50およ
び賞球排出装置810の作動制御を行なうものである。
この第1の制御手段700は、始動入賞口4,5,6へ
の入賞の記憶と可変表示装置20の作動の開始と停止お
よび状態表示等の制御に関係する演算記憶手段701、
開始指令信号発生手段702、停止指令信号発生手段7
03、記憶表示制御手段704および賞球排出制御手段
761と、可変表示ゲームのリーチ状態やゲーム結果の
判定および状態表示等に関係するリーチ判定手段71
1、リーチ信号発生手段712、ハズレ信号発生手段7
14、大当り信号発生手段716および大当りウェイト
タイム終了信号発生手段717と、変動入賞装置50の
開閉制御や状態表示等に関係する開放開始信号発生手段
721、開放終了信号発生手段722、入賞個数加算手
段723、入賞個数判定手段724、継続入賞判定手段
725、インターバル開始信号発生手段726、インタ
ーバル終了信号発生手段727、継続回数判定手段72
8、最終サイクル信号発生手段729と、前述の白色蛍
光灯323,青色蛍光灯324のON/OFF制御によ
って、上記通常遊技、補助遊技(可変表示ゲーム)およ
び大当り等の各種遊技状態を表示するための制御信号を
出力する背景表示制御手段として例示する補助表示制御
手段750とを備えている。
【0107】そして、始動入賞口4,5,6に入賞した
遊技球を検出して始動入賞検出信号を発生する始動入賞
信号発生手段(例えば、始動入賞検出スイッチ)SW1
が前記演算記憶手段701に、継続入賞口53への入賞
球を検出して継続入賞検出信号を発生する継続入賞信号
発生手段(例えば、継続入賞検出スイッチ)56(SW
2)が補助表示制御手段746に、大入賞口52への入
賞球を検出して大入賞口入賞検出信号を発生する大入賞
口入賞信号発生手段(例えば、入賞個数検出スイッチ)
57(SW3)が前記入賞個数加算手段723にそれぞ
れ接続されている。
【0108】また、前記補助表示制御手段750には、
補助表示手段たる補助表示装置780(該装置780は
上述した白色蛍光灯323,青色蛍光灯324とを具備
している)が接続されている。また、前記開始指令信号
発生手段702、停止指令信号発生手段703および継
続入賞信号発生手段56(SW2)に可変表示制御手段
として例示する第2の制御手段830(可変表示制御基
板500)が接続され、該第2の制御手段830に可変
表示部21が接続されている。
【0109】また、前記記憶表示制御手段704には入
賞個数記憶表示手段770(例えば、LED1〜4)
が、前記賞球排出制御手段761には賞球排出装置81
0がそれぞれ接続されている。
【0110】次に、上述のように構成される制御システ
ムよる各種制御のうち、始動入賞口に遊技球が入賞して
から“大当り”が発生するまでに行なわれる制御につい
て、本発明に係る補助表示装置780の表示態様の変化
に沿って詳細に説明する。尚、本実施の形態では、白色
蛍光灯323,青色蛍光灯324は同時に点灯されるこ
とのないようになっている。
【0111】上記構成の制御システムにおいて、電源が
投入され、遊技機が通常の作動状態となったときには、
先ず、第2の制御手段830により可変表示装置20の
可変表示部21に初期の図柄表示(数字や記号等も含
む。)がなされる。
【0112】このとき、補助表示制御手段750から補
助表示装置780には、通常遊技状態(普段動作状態)
であることを知らせる信号が入力され、該補助表示制御
手段750は、補助表示装置780の白色蛍光灯323
を点灯させる。
【0113】また、電源が投入された直後の初期状態に
おいては、演算記憶手段701から小排出未処理個数が
ない旨を表わす信号が賞球排出制御手段761に送られ
る。ここで小排出未処理個数とは、7個排出が行なわれ
る入賞口(始動入賞口)に入賞した遊技球の総数のう
ち、未だ対応する排出処理(小排出処理)が完了してい
ない分の入賞球の個数である。従って小排出未処理個数
が残っているときには、賞球排出装置810による賞品
球の排出を、通常個数排出(13個排出)に優先させ
て、小排出(7個排出)とすべく、前述のリミットソレ
イド814b(図11)を励磁する処理が行なわれる。
【0114】従って、上記のように小排出未処理個数な
しを示す信号が送られてきているときには、反対に前記
リミットソレイド814bは消磁され、賞球排出装置8
10は1つの入賞球に対して通常個数(例えば13個)
の排出を行なう状態となる。
【0115】この状態で遊技が行われて始動入賞口4,
5,6のいずれかに遊技球が入賞すると、その入賞が始
動入賞信号発生手段SW1により検出されてその入賞の
検出信号が演算記憶手段701に送られる。
【0116】演算記憶手段701はその検出信号に基づ
いて始動入賞口に入賞した入賞球の個数の加算値(総
数)を算出すると共に、前記賞球排出制御手段761か
らの、1つの入賞球に対応した1回の賞品球排出処理が
完了したことを示す信号の入力毎に、前記加算値を1宛
減算する処理を行なって前記小排出未処理個数を演算す
る。
【0117】その演算結果により得られた、小排出未処
理個数が残っていることを示す信号(小排出未処理個数
有り信号)が賞球排出制御手段761に送られると、前
記リミットソレノイド814bが励磁されて、賞球排出
装置810が小排出(例えば、7個排出)を行なう状態
に切換えられる。
【0118】又、一方で演算記憶手段701は、始動入
賞口に入賞した入賞球の個数を別途加算しておき、その
加算値を所定限度内(例えば最大値を「4」として)で
記憶する。このように記憶された加算値は、前記開始指
令信号発生手段702から送られてくる信号(該信号は
可変表示ゲームが1回行なわれる毎に発生する)が入力
される毎に1宛減算され、当該減算された値を表わす信
号は前記指令信号発生手段702に送られて、減算値が
「0」となるまで可変表示ゲームが繰り返し行なわれる
と共に、該減算値を表わす信号(可変表示ゲーム未処理
個数信号)が記憶表示制御手段704に送られて、その
未処理個数が(入賞個数記憶)が入賞個数記憶表示手段
770に表示される。
【0119】前記可変表示ゲーム未処理個数信号に基づ
いて、開始指令信号発生手段702から第2の制御手段
830に開始指令信号が送られると、第2の制御手段8
30は表示制御指令信号を出力して、可変表示装置20
の可変表示部21に可変表示図柄の変動を行なわせる。
【0120】その一方で、開始指令信号が第2の制御手
段800に送られたことを示す信号が前述のように演算
記憶手段701に送られて、前記加算値より減算され、
その演算結果を示す信号が記憶表示制御手段704に送
られて入賞個数記憶表示手段770にその減算された個
数の表示がなされる。
【0121】又、開始指令信号発生手段702からの開
始指令信号は停止指令信号発生手段703に送られるよ
うになっている。
【0122】前記停止指令信号発生手段703は、可変
表示図柄の変動が開始されてから所定時間経過した時点
で、停止指令信号を第2の制御手段830に送り、この
とき第2の制御手段830による可変表示部21の可変
表示の図柄変動が停止される。
【0123】更に前記停止指令信号発生手段703から
の停止指令信号は可変表示図柄の変動が停止された旨を
示す信号として補助表示制御手段750に送られる。
【0124】該補助表示制御手段750は、該停止指令
信号を受けた状態で、更に、後述のリーチ信号発生手段
712からリーチ状態発生を示す信号(リーチ信号)を
受けたときに、可変表示ゲームのリーチ状態が発生した
ことを示すべく、補助表示装置780の白色蛍光灯32
3を所定時間に亘って点滅させる。
【0125】尚、上記リーチ信号は、前記可変表示の変
動中に第2の制御手段830から送られてくる可変表示
部21の表示の変動状況を示す信号が、“大当り”発生
の可能性を含んでいることを(リーチ状態となった)を
リーチ判定手段711が判定したときに後述のリーチ信
号発生手段712より出力されるようになっている。
【0126】即ち、リーチ判定手段711が、前記第2
の制御手段830からの信号に基いてリーチ状態である
と判定したときには、判定結果を示す信号がリーチ信号
発生手段712に送られ、該リーチ信号発生手段712
から補助表示制御手段750にリーチ信号が送られる。
補助表示制御手段750は前記停止指令信号とリーチ信
号とを同時に受けたとき初めて補助表示装置780の白
色蛍光灯323を所定時間に亘って点滅させてリーチ状
態の補助表示を行なう。
【0127】上記所定時間が経過してリーチ状態を表わ
す白色蛍光灯323の点滅が終了する時点までには、可
変表示装置20による可変表示ゲームが“大当り”であ
るか“ハズレ”であるかの結果が出ることとなり、その
結果に基づいて、当該リーチ状態を表わす白色蛍光灯3
23の点滅に引き続いて、後述の大当り発生時のウェイ
トタイムを表わす白色蛍光灯/青色蛍光灯の点灯(又は
消灯),ハズレを表わす白色蛍光灯の点灯(通常遊技時
の表示と同一)が行なわれることとなる。
【0128】一方、前記停止指令信号が発生したとき
に、前記リーチ信号発生手段712よりリーチ信号が発
生していなかったときには、リーチ状態を表わす白色蛍
光灯323の点滅表示は行なわれず、そのまま通常の遊
技状態時の白色蛍光灯323の点灯が行なわれる。
【0129】ところで、可変表示ゲームの結果、リーチ
状態すら発生しない場合には、補助表示制御手段750
は、そのまま補助表示装置780の白色蛍光灯323の
点灯を継続させる。
【0130】ところで前記可変表示装置20による可変
表示ゲームが“大当り”であるか“ハズレ”であるかの
判別は以下のようにして行なわれる。即ち、前記可変表
示装置20による可変表示ゲームが行なわれると、その
結果を表わす信号が第2の制御手段830から大当り判
定手段713に送られる。大当り判定手段713は前記
信号に基いて“大当り”/“ハズレ”の判定を行ない、
可変表示ゲームの結果が“大当り”となったときには、
大当り信号発生手段716に大当り信号を発生させるべ
く判定信号を出力し、一方、“ハズレ”となったときに
は、ハズレ信号発生手段714にハズレ信号を発生させ
るべく判定信号を出力するようになっている。尚、前述
の如く“大当り”発生の可能性があるときには、補助表
示制御手段750が補助表示装置780の白色蛍光灯3
23の点滅を行なわせてリーチ状態を表わすようにし、
反対にリーチ状態でないときには、必ず可変表示ゲーム
は“ハズレ”となるので補助表示制御手段750はその
まま白色蛍光灯323を点灯状態に維持する。
【0131】前記大当り判定手段713による判定の結
果、“大当り”であると判定されたときには、前述のよ
うに大当りを示す判定信号が大当り信号発生手段716
に送られる。
【0132】大当り信号発生手段716は前記判定信号
を受けて大当り信号を補助表示制御手段750に送り、
補助表示制御手段750は、大当り遊技開始のウェイト
タイム状態を知らせるべく補助表示装置780の白色蛍
光灯323,青色蛍光灯324を以下の手順にて点灯/
消灯させる。
【0133】ここで大当りウェイトタイム状態とは、可
変表示装置20による可変表示ゲームの結果、大当り遊
技状態が発生したときに、変動入賞装置50の大入賞口
52を開放する操作に先立って行なわれるものであっ
て、大入賞口52が開放することを遊技盤に設置された
各種表示器(可変表示装置20,ランプL1,L2…)を
用いて、遊技者に予め告知するためのものである。
【0134】上記大当りウェイトタイム状態が発生する
と、所定時間に亘って、可変表示装置20の液晶パネル
420に人形がバンザイをする表示(図20参照)及び
「ヨッ!日本一」の表示(図21参照)が行なわれるよ
うになっている。斯かる液晶パネル420による表示が
行なわれている間、液晶パネル420の背後に設置され
た前記白色蛍光灯323及び青色蛍光灯324は以下の
ように点灯/消灯される。
【0135】即ち、液晶パネル420にて人形がバンザ
イしている様子が表示されている間は、補助表示装置7
80の白色蛍光灯323が点灯される。この状態から前
記液晶パネル420の表示が「ヨッ!日本一」の表示に
切り替わると前記白色蛍光灯323が消灯され、引き続
いて青色蛍光灯324が点灯される。
【0136】このような可変表示装置20による大当り
ウェイトタイム状態時の表示態様は大当りウェイトタイ
ム終了信号が発生するまで所定時間に亘って行なわれ
る。
【0137】上記大当りウェイトタイム終了信号を発生
させるウェイトタイム終了信号発生手段717は、前記
大当り信号発生手段716からの大当り信号を受けて、
大当り信号を受けてから所定時間経過した時点で大当り
ウェイトタイムを終了させる信号を補助表示制御手段7
50に送り、該補助表示制御手段750は、補助表示装
置780による上記大当りウェイトタイム時の白色,青
色蛍光灯323,324の点灯/消灯を停止させて、通
常の表示状態(白色蛍光灯323の点灯)を行なうよう
になっている。
【0138】前記大当りウェイトタイム終了信号発生手
段717からの大当りウェイトタイム終了信号は同時に
開放開始信号発生手段721にも送られ、開放開始信号
発生手段721は該大当りウェイトタイム終了信号に基
いて開放開始信号を出力する。
【0139】このように出力された開放開始信号は変動
入賞装置50に送られて該変動入賞装置50の大入賞口
52が開放される。これによって実質的な“大当り”状
態が発生することとなる。
【0140】更に前記開放開始信号発生手段721から
の開放開始信号は、補助表示制御手段750にも送られ
て、補助表示装置780の白色蛍光灯323が消灯され
ると共に、大入賞口52が開放し且つ継続条件が未だ成
立していない状態であることを示すべく青色蛍光灯32
4の点灯が行なわれる。
【0141】前記開放開始信号は、同時に、詳細は後述
する開放終了信号発生手段722、更には継続回数判定
手段728にも送られて“大当り”発生後の各種制御に
用いられる。
【0142】次に、一旦“大当り”が発生した後の補助
表示制御手段750による補助表示装置780(白色蛍
光灯323、青色蛍光灯324)の点灯/消灯の様子に
ついて変動入賞装置50の作動状態の変化と併せて説明
する。
【0143】上述したように、“大当り”が発生して開
放開始信号発生手段721より開放開始信号が発生する
と、前記変動入賞装置50の大入賞口52が開放され
る。
【0144】このように大入賞口52が開放された状態
で遊技球が当該大入賞口52内の継続入賞口53に入賞
すると、入賞した遊技球が継続入賞信号発生手段56
(SW 2)により検出され、該継続入賞信号発生手段5
6(SW2)から継続入賞検出信号が前記補助表示制御
手段750に送られる。この継続入賞信号の入力によっ
て、補助表示制御手段750は、それまで行なわれてい
た補助表示装置780の青色蛍光灯324の点灯を終了
させ、これに代えて白色蛍光灯323の点灯を行なうよ
うになっている。
【0145】上述のように、継続条件が成立して補助表
示装置780の白色蛍光灯323が点灯しているとき、
或いは、未だ継続条件が成立せずに補助表示装置780
の青色蛍光灯324が点灯しているときに、開放終了信
号発生手段722から、前記大入賞口52の開放を終了
させる旨を指示する信号(開放終了信号)が前記補助表
示制御手段750に送られると、それまで行なわれてい
た補助表示装置780の表示態様(継続条件成立前の青
色蛍光灯324の点灯、或いは、継続条件成立後の白色
蛍光灯323の点灯)に拘らず、即ち、通常の遊技状態
を示すべく白色蛍光灯323の点灯が行なわれる。
【0146】ところで前記開放終了信号発生手段722
には、前記開放開始信号発生手段721からの信号の他
に、後述の入賞個数判定手段724からの信号(該信号
は大入賞口への入賞個数が所定個数(例えば10個)以
上となったか否かの判定結果を表わす)も入力されるよ
うになっている。そして開放終了信号発生手段722
は、前記入賞個数判定手段724からの信号を入力する
か、或いは、前記開放開始信号を入力してから所定時間
が経過するか、何れか早い方の条件が成立したときに、
前記大入賞口52の開放を終了させる旨を指示する信号
(開放終了信号)を変動入賞装置50に送ってその開放
を終了させるとともに、同時に前記開放終了信号を前述
の如く補助表示制御手段750に送って、上述のように
補助表示装置750の白色蛍光灯323を点灯して通常
遊技状態を表示する。
【0147】ところで前記入賞個数判定手段724は、
入賞個数が所定値以下であるか否かを表わす信号を、以
下の手順にて出力するようになっている。
【0148】即ち、上述の開放開始信号発生手段721
からの開放開始信号に基づいて変動入賞装置50の大入
賞口52が開放しているときに、遊技球が該大入賞口5
2中に入賞すると、その旨が大入賞口入賞信号発生手段
57(SW3)により検出され、その検出ごとに大入賞
口入賞検出信号が発生する。このように発生した大入賞
検出信号は入賞個数加算手段723により加算され、遊
技球の入賞個数を示すその加算値が所定値(10)以上
となったか否かが入賞個数判定手段724によって判定
される。
【0149】前記入賞個数判定手段724からの信号を
受けて発生する開放終了信号発生手段722からの開放
終了信号は、更にインターバル開始信号発生手段726
に送られる。
【0150】又、一方でインターバル開始信号発生手段
726には、継続入賞判定手段725からの継続入賞判
定信号が入力される。
【0151】継続入賞判定手段725は、第2の制御手
段830に入力された継続入賞信号発生手段56(SW
2)からの信号を前記第2の制御手段830より受け
て、継続条件が満たされたか否かを判定するように構成
されている。
【0152】上記継続入賞判定手段725からの入賞を
表わす判定信号が、開放終了信号発生時にインターバル
開始信号発生手段726に入力されていれば、該インタ
ーバル開始信号発生手段726からインターバル開始信
号が補助表示制御手段750に送られ、該補助表示制御
手段750の働きによってそれまで点灯されていた補助
表示装置780の青色蛍光灯324が消灯されると共に
白色蛍光灯323が所定時間(インターバルのウェイト
タイム中)に亘って点灯され、インターバルウェイトタ
イム状態が表示される。
【0153】ここでインターバルのウェイトタイムと
は、開放終了信号が発生して大入賞口52の開放が終了
してから、所定の継続条件が成立して再び大入賞口52
が開放されるまでインターバルをあけるためのものであ
り、インターバル終了信号発生手段727(該手段72
7には前記インターバル開始信号が入力される)からの
インターバル終了信号が発生した後(所定時間のインタ
ーバルが経過した後)初めて次のサイクルの開放開始信
号が出力されるようになっている。
【0154】このインターバルウェイトタイム状態は、
継続条件が成立されたときにのみ行なわれるものであ
る。
【0155】このように、一旦“大当り”が発生して大
入賞口52が開放されると、上述した一連の制御(補助
表示装置780、可変表示部21、変動入賞装置50の
夫々の制御)が、遊技球が変動入賞装置50内の継続入
賞口53に入賞することを条件として、所定サイクル
(例えば10サイクル)を限度として繰り返し行なわれ
る。
【0156】即ち、前記継続入賞判定手段725によっ
て継続条件が成立したとの判別がなされると、その旨
が、インターバル開始信号発生手段726、インターバ
ル終了信号発生手段727を介して(インターバル終了
信号の入力により)、開放開始信号発生手段721に伝
えられる。
【0157】開放開始信号発生手段721は、この継続
条件成立を示す信号(インターバル終了信号が用いられ
る)又は、“大当り”発生時に入力される大当り発生を
示す信号(大当りウェイトタイム終了信号が用いられ
る)に基づいて、開放開始信号を出力して前述の如く変
動入賞装置50の大入賞口の開放制御を行なうと共に、
一方で、大入賞口の開放回数を計数すべく当該開放開始
信号を継続回数判定手段728に送る。
【0158】継続回数判定手段728は、開放開始信号
の入力回数、即ち“大当り”発生後の大入賞口52の実
際の開放回数が、所定回数(例えば10回)に達したか
否かを判定するもので、該判定手段728によって、未
だ所定回数に達していないとされたとき、即ち、第1〜
第9サイクルまでは、各サイクル共、大入賞口52が開
放されたときの大入賞口開放状態表示(継続条件成立前
と成立後の双方を含む。)やそれが閉じられたインター
バルウェイトタイムのときのインターバルウェイトタイ
ム状態表示が上述の手順に従って行なわれる。
【0159】一方、最終サイクル時に至って、継続回数
判定手段728から最終サイクルである旨を表わす判定
信号が最終サイクル信号発生手段729に送られると、
該最終サイクル信号発生手段729は補助表示制御手段
750に最終サイクル信号を送信する。
【0160】最終サイクルであることを示す信号を受け
た、補助表示制御手段750は、継続入賞信号発生手段
56からの継続入賞信号の発生状態に拘らず、前記補助
表示装置780の白色蛍光灯323の点灯を保持する
(最終サイクルに於ける補助表示)。
【0161】尚、本実施の形態では、第2の制御手段8
30によって可変表示ゲーム手段が、補助表示装置78
0(白色,青色蛍光灯)によって補助可変表示手段が、
第1の制御手段の補助表示制御手段750によって補助
可変表示制御手段が夫々構成されている。
【0162】図16には図15に示した第1の制御手段
700によって行われる補助表示装置780の補助表示
制御処理の手順が示されている。
【0163】この補助表示制御処理は、前述したように
可変表示装置20の白色蛍光灯323、青色蛍光灯32
4の点灯/消灯を制御するものであり、この制御を行な
うことによって可変表示装置の液晶パネル420の見か
け上の色彩が変化するようになる(液晶パネルの色彩
は、白色蛍光灯323が点灯しているときには桜色に、
青色蛍光灯324が点灯しているときには空色に変化す
る)。
【0164】この補助表示制御処理が開始されると、先
ず、ステップS2で遊技機が通常遊技状態であることを
表示(液晶パネルを桜色にする)すべく補助表示装置78
0の白色蛍光灯323を点灯させる。
【0165】次のステップS4では、始動入賞口4,
5,6に入賞して未だ可変表示ゲームが行われていない
入賞未処理の記憶(入賞個数記憶)があるか否かが判定
され、入賞未処理記憶がないと判定されたとき、即ち可
変表示ゲームの開始条件が成立していないときにはステ
ップS2に戻って補助表示装置780の白色蛍光灯32
3の点灯状態を保持して、通常遊技状態表示を継続す
る。
【0166】一方、前記始動入賞口に遊技球が入賞し、
入賞未処理記憶があると判定されたときには、ステップ
S6で可変表示装置20の可変表示ゲームが実際に開始
されたか否かの判別が行なわる。可変表示ゲームが開始
されて可変表示部21の可変表示の変動が開始される
と、ステップS6の判別結果が“Yes”となって、ス
テップS8に進み、上記開始された可変表示ゲームに大
当り発生の可能性があるか否か(リーチ状態となったか
否か)が判別される。
【0167】この判別は、前述したように可変表示部2
1の表示態様の制御を行なう第2の制御手段830から
の出力信号に基いて第1の制御手段700内に設けられ
たリーチ判定手段711によって行なわれるようになっ
ている(図15参照)。
【0168】上記リーチ判定手段による判定の結果、リ
ーチ状態にならなかったと判定されたときには(ステッ
プS8の判別結果が“No”)、今回行なわれた可変表
示ゲームによって大当りが発生する可能性はもはやない
と判断して、以降の処理を実行することなく、ステップ
S2に戻って通常の補助表示を行なうべく補助表示装置
780の白色蛍光灯323の点灯を継続する。
【0169】可変表示ゲームが繰り返し行なわれて上記
ステップS2〜ステップS8が繰り返し実行されている
うちにリーチ状態が発生すると、前記ステップS8の判
別結果が“Yes”に転じ、当該リーチ状態の発生を遊
技者に知らせるための補助表示が行なわれる(ステップ
S10)。このリーチ状態での補助表示は、具体的に
は、それまで点灯状態に保持されていた前記白色蛍光灯
323を点滅状態に切換えることによって行なわれる。
このようなリーチ状態での白色蛍光灯323の点滅処理
が開始されると、続くステップS12で、前記可変表示
部21による可変表示ゲームが終了したか否か(可変表
示の変動終了)が判別され、この判別結果が“No”で
あるかぎり前記ステップS10で開始された白色蛍光灯
323の点滅が継続されることとなる。
【0170】可変表示の変動が終了して上記リーチ状態
が終了すると、前記ステップS12の判別結果が“Ye
s”に転じ、次いで、点滅状態にあった前記白色蛍光灯
323が再び点灯状態に戻される(ステップS14)。
【0171】次のステップS16では、リーチ状態が終
了してから所定時間が経過したか否かが判別される。こ
の判別結果が“No”であるうちは(所定時間が経過す
るまで)、上記ステップS14による白色蛍光灯323
の点灯状態が保持される。
【0172】上記所定時間が経過して前記ステップS1
6の判別結果が“Yes”に転じると、次いで可変表示
ゲームの結果“大当り”状態が発生したか否かが判別さ
れる(ステップS18)。
【0173】この判別結果が“No”のとき、即ちリー
チ状態が発生したにも拘らず可変表示ゲームの結果が
“ハズレ”となったときには、再び前記ステップS2に
戻って白色蛍光灯323を点灯状態に保持して通常遊技
状態表示を行なう。一方、可変表示ゲームの結果、大当
りが発生したと判断されたときにはステップS20以降
の処理が実行される。
【0174】先ず、ステップS20では、所定時間に亘
って、大当りウェイトタイム状態時の白色蛍光灯32
3,青色蛍光灯324の点灯/消灯の制御が行なわれ
る。
【0175】この大当りウェイトタイム状態は大当りが
発生したと判断されてから、実際に変動入賞装置50の
大入賞口52が開放されるまでの遊技状態を指し、“大
当り”発生による大入賞口52の開放が間もなく行なわ
れることが、この遊技状態の間に、遊技者に知らせるよ
うになっている。
【0176】即ち、大当りウェイトタイム中には前述し
たように、液晶パネル420の図柄表示人形がバンザイ
をする表示(図20)や、「ヨッ!日本一」と云うよう
なメッセージの表示(図21)が行なわれる。このとき
補助表示装置(白色蛍光灯,青色蛍光灯)側では、例え
ば、液晶パネル420にて人形がバンザイする表示が行
なわれている間は白色蛍光灯323を点灯状態に保持
し、液晶パネル420の表示が「ヨッ!日本一」のメッ
セージに切換わるのと同時に白色蛍光灯323を消灯す
ると共に青色蛍光灯324を点灯する等、液晶パネル4
20の表示内容に応じて、補助表示装置780の白色蛍
光灯323,青色蛍光灯324の点灯/消灯が行なわれ
る。
【0177】斯かる大当りウェイトタイム時の制御は続
くステップS22の判別結果が“Yes”に転じるま
で、即ち変動入賞装置50の大入賞口52が実際に開放
されるまでの所定時間に亘って行なわれる。
【0178】前記大入賞口52が開放されてステップS
22の判別結果が“Yes”に転じると、続くステップ
S24で前記大入賞口52の開放が最終サイクル(例え
ば第10サイクル)での開放であるか否かが判別され、
最終サイクルでない場合にのみ、即ち、大当りが発生し
てから第1〜第9サイクルまでの大入賞口52の開放動
作が行なわれたときにのみ、続くステップS26〜S3
8に於いて、補助表示装置780の2種類の蛍光灯の点
灯/消灯の制御が適宜行なわれる。
【0179】先ず、ステップS26では、開放動作が開
始された初期状態(後述の継続条件が未だ成立していな
い時点での開放動作)を表示すべく青色蛍光灯324の
点灯(このとき白色蛍光灯323は消灯される)が行な
われる。
【0180】次のステップS28では、大当り状態の継
続条件が成立したか否かが判別される。前述したように
大入賞口52内に設けられた継続入賞口53に遊技球が
入賞せず、継続条件が未だ成立してないうちは、前記ス
テップS28の判別結果は“No”となって、ステップ
S30の判別、即ち大入賞口52が開放されてから所定
時間が経過するか、或いは大入賞口52に10個以上の
遊技球が入賞するか(10カウント)の何れかの条件が
成立したか否かが判別される。
【0181】この判別結果が“No”であるうちは、前
記ステップS28,S30が繰り返し実行されることと
なり、このとき青色蛍光灯324の点灯状態が保持され
る。
【0182】継続条件が成立する前に上記所定時間の経
過又は10個以上の入賞球の検出があると、前記ステッ
プS30の判別結果が“Yes”に転じ(このとき大当
り遊技状態は終了する)、白色蛍光灯323の点灯によ
って(このとき青色蛍光灯323は消灯される)、通常
の遊技状態を表わす補助表示が再びなされ(ステップS
32)、その後、ステップS4より処理を繰り返す。
【0183】一方、上記ステップS30の判別結果が
“Yes”に転じる前に継続入賞口53に最初の遊技球
が入賞して上述の継続条件が成立すると(ステップS2
8の判別結果が“Yes”)、ステップS34に進んで
補助表示装置780の白色蛍光灯323が点灯されて該
装置780による補助表示が、継続条件成立後の開放状
態を表わす表示に変わる(このとき青色蛍光灯324は
消灯される)。
【0184】続くステップS36では、前述のステップ
S30と同様、大入賞口52が開放されてから所定時間
が経過するか、或いは大入賞口52に10個以上の遊技
球がするかの何れかの条件が成立したか否かが判別され
る。この判別結果が“Yes”に転じると、続いてイン
ターバルウェイトタイム中であるか否かが判別される
(ステップS38)。上記インターバルウェイトタイムが
未だ終了せず上記判別結果が“Yes”であるうちは
(当該サイクルが終了した後次回サイクルに移行するま
で)、白色蛍光灯323の点灯状態が保持される。
【0185】上記インターバルウェイトタイムが終了し
てステップS38の判別結果が“No”に転じると、次
回以降のサイクルに移行すべきであると判断して、再び
前記ステップS22からの処理が実行される。
【0186】このような一連の処理が繰り返されて、大
当りの開放動作が最終サイクル(第10サイクル)の動
作になると、ステップS24の判別結果が“Yes”に
転じてステップS40に進み、最終サイクル時に於ける
補助表示(継続条件の成立/不成立に拘らず白色蛍光灯
323が点灯状態に保持される)が行なわれ、更にステ
ップS42にて、前記ステップS30,S36と同様、
大入賞口52が開放されてから所定時間が経過するか、
或いは10個以上の遊技球が大入賞口52に入賞するか
の何れかの条件が成立したかを判別し、該判別結果が
“Yes”に転じるのを待って、前記ステップS4の処
理に戻るようになっている。
【0187】次に、図17に示す役物制御の手段による
制御ブロック図に基づいて、上記のように構成されたパ
チンコ遊技機1の入賞個数記憶表示手段770としての
入賞個数記憶表示ランプLED1〜4、状態変化表示手
段780としての各種表示ランプLED5〜22,L1
〜L6,323,324、変動入賞装置50、可変表示
装置20(可変表示手段)等の制御を行なう第1のコン
ピュータシステム(第1の制御手段700)600およ
び第2のコンピュータシステム(第2の制御手段83
0)660による制御システムの一実施の形態について
説明する。
【0188】この実施の形態では、役物としての入賞個
数表示ランプLED1〜4、各種表示ランプLED5〜
22,L1〜L6,323,324、可変表示装置20
および変動入賞装置50等の制御を制御手段としての第
1および第2のコンピュータシステム600,660が
行なうようになっている。
【0189】遊技制御装置を構成する第1のコンピュー
タシステム600は、マイクロコンピュータ(MPU)
610、読出し専用メモリたる外部ROM620、随時
読出しと書込みが可能なメモリたる外部RAM630等
を有している。
【0190】前記ROM620には、乱数テーブル、大
当り遊技(特別遊技)パターンおよび各種表示ランプの
表示パターン、スピーカ930からの音声の発生パター
ン等の固定データが記憶されている。
【0191】一方、RAM630には始動入賞口4,
5,6への入賞球を検出する始動入賞検出スイッチSW
1や変動入賞装置50の継続入賞検出スイッチ56(S
2)および入賞個数検出スイッチ57(SW3)による
検出信号、可変表示図柄の停止表示態様を定めるデータ
等を一時的に記憶する記憶領域、ソフトタイマを構成す
るレジスタ領域およびコンピュータシステム600の作
業領域などが設けられている。
【0192】マイクロコンピュータ610には、該マイ
クロコンピュータ610に電気を供給する電源回路64
1や電源電圧が許容電圧値から外れたときにORゲート
645を介してリセット端子RSTにリセット信号を送
る電圧検出回路643、クロックパルスを発生させる発
信回路642、該発信回路642のクロックパルスを分
周しORゲート645を介してリセット端子RSTにリ
セット信号を送る分周器644等が接続されている。
【0193】マイクロコンピュータ610の入力側に
は、チャタリングを防止するための波形整形回路651
を介して始動入賞口4,5,6への入賞球を検出する始
動入賞検出スイッチSW1、継続入賞口53への入賞球
を検出する継続入賞検出スイッチSW2、および大入賞
口52への入賞球の個数を検出する入賞個数検出スイッ
チSW3が接続されている。
【0194】一方、このマイクロコンピュータ610の
他の入出力側にはI/O回路652が接続され、該I/
O回路652には可変表示制御手段としての第2のコン
ピュータシステム660、一対の冷陰極管323(白
色),324(青色)がインバータ321を介して接続
されると共に、更に入賞個数記憶表示ランプLED1〜
4、飾りランプL1、飾りランプL2、当たり表示ラン
プL3、大当り動作表示ランプL4、継続条件成立表示
ランプL5、飾りランプL6、飾りランプLED5〜1
4、飾りランプLED15〜22、変動入賞装置50の
可動部材開閉用ソレノイドAおよび賞球排出装置810
のリミットソレノイドB(814b)が接続されてい
る。また、MPU610にはサウンドジェネレータ65
3,アンプ654を介してスピーカ930が接続されて
いる。
【0195】一方、I/O回路に接続された表示制御装
置を構成する前記第2のコンピュータシステム660
は、可変表示用マイクロコンピュータ661とコントロ
ーラドライバ663とを具えていて、そのコントローラ
ドライバ663に液晶パネル420が接続されている。
液晶表示用マイクロコンピュータ661のROM662
中には液晶パネル420への可変表示データ、その表示
パターンおよび大当りの表示態様等の固定データが記憶
されている。
【0196】前記ROM662中に記憶された可変表示
データの左図柄、中図柄、右図柄の例を図18の
(A)、(B)、(C)にそれぞれ20組の表示として
示す。また、大当りの表示態様の例を図19に(1)〜
(40)までの40通りの組み合わせを表示として示
す。
【0197】上記構成の制御システムにあっては、先
ず、図示省略の起動スイッチが投入されて電源回路64
1からマイクロコンピュータ610に電気が供給される
と、マイクロコンピュータ610からI/Oポート65
2を介して表示指令信号が可変表示用マイクロコンピュ
ータ661に送られ、該可変表示用マイクロコンピュー
タ661により液晶パネル420に初期の図柄表示が停
止した状態でなされる。
【0198】また、マイクロコンピュータ610からの
通常遊技状態を示す表示指令信号がI/O回路652に
送られ、通常遊技状態を表わす通常遊技状態表示とし
て、飾りランプLED5〜14を内側から外側、外側か
ら内側へと交互に、飾りランプLED15〜22を外側
から内側にそれぞれ流れるように点滅移動させるととも
に、飾りランプL1を点滅させ、かつ、白色の冷陰極管
323を点灯させる。
【0199】また、常時、ROM620中の乱数テーブ
ルの乱数が分周器644からの分周信号が立ち上がって
リセット端子RSTに入力されるごとに更新された状態
で発生されている。
【0200】この状態で遊技が行なわれて始動入賞口
4,5,6のいずれかに遊技球が入賞すると、その入賞
ごとに始動入賞検出スイッチSW1がオンされてそのオ
ン信号が波形整形回路651により処理された後、マイ
クロコンピュータ610に入力されその入力時のROM
620から発生されている乱数を拾ってその乱数をRA
M630に順に記憶させる。そのRAM630に記憶さ
れる乱数はこの実施の形態の場合可変表示ゲーム実行中
のものも含めて最高5個とする。そして、その記憶され
た乱数のうち可変表示ゲーム実行中のものを1つ差し引
いた乱数の記憶個数分の入賞個数記憶表示ランプLED
1〜4が点灯される。そして、そのRAM630に最初
に記憶された乱数に基づいて、可変表示用マイクロコン
ピュータ661により液晶パネル420の可変表示の変
動が行なわれる。その可変表示の変動の開始ごとに、入
賞記憶個数表示ランプLED1〜4の点灯しているもの
のうちの1つが消灯される。
【0201】可変表示ゲームはそのゲームが行なわれる
乱数に応じて、大当りを発生させ得ない(リーチ状態が
生じない)通常の可変表示ゲームと大当りを発生させ得
る(リーチ状態が生ずる)リーチの可変表示ゲームに分
けられる。
【0202】そして、それが通常の可変表示ゲームのと
きには、液晶パネル420に、図18の(A)、
(B)、(C)に示した20組ずつの左図柄、中図柄お
よび右図柄がそれぞれ1組ずつランダムに変動され、所
定時間経過するか、又は図示省略のストップボタンが備
えられている場合にはストップボタンが押された後にそ
れら3つの組図柄がダウンスクロール状態に変換され、
さらに所定時間経過したところで左図柄、中図柄、右図
柄の順に停止されて、停止図柄が確定される。
【0203】この通常可変表示ゲーム中は、マイクロコ
ンピュータ610からの表示指令に基づき、図柄変動中
表示として、飾りランプLED15〜22が外側から内
側に流れるようにそれぞれ点滅されるとともに、飾りラ
ンプL1およびL2が点滅される、通常遊技時と同様、
白色の冷陰極管323が点灯されて液晶パネル420の
画面が桜色に見える状態に保たれる。
【0204】一方、通常のダウンスクロールの終了時
に、左図柄、中図柄および右図柄3つの図柄が揃って
(上段、下段何れが揃っていても良い)大当り発生の可
能性が生じたとき(リーチ状態になったとき)にはその
通常のダウンスクロールを継続(延長)させつつディス
プレイ用ダウンスクロールをゆっくりした速度で行な
う。このリーチ状態のときには、特に、マイクロコンピ
ュータ610からの指令に基づき、リーチ表示として、
当りランプL3が点滅されるとともに、白色の冷陰極管
323が点滅される。
【0205】そして、それら左図柄、中図柄および右図
柄が停止されると、それがリーチ状態であったか否かに
拘らず、マイクロコンピュータ610からの指令に基づ
き、図柄変動停止表示として、飾りランプLED5〜1
4,15〜22、飾りランプL1,L2,L3,L6が
消灯されるとともに、白色の冷陰極管323が点灯した
状態に戻される。
【0206】そして、その停止図柄の態様がマイクロコ
ンピュータ660によりハズレであると判定されたとき
には、マイクロコンピュータ610からの表示指令に基
づき、ハズレ表示として、飾りランプLED5〜14が
同時点滅されるとともに飾りランプLED15〜22が
外側から内側に流れるように点滅される。
【0207】上記停止図柄の態様が偶発的に大当りの態
様可変表示装置20が図19の(1)〜(40)のうち
のいずれかの表示となる態様となったとき、即ちマイク
ロコンピュータ660により“大当り”であると判定さ
れたときには、マイクロコンピュータ610からの表示
指令に基づいて、大当り発生の判定時から大当り遊技
(特別遊技)の終了時に至までるまでの間、次のような
段階的な大当り表示がなされる。
【0208】即ち、先ずその大当りの発生の判定時から
大当りの遊技が開始される(大入賞口52が最初に開放
される)までの間においては、大当り発生時ウェイトタ
イム状態表示として、飾りランプLED5〜14が同時
点滅に、飾りランプL1,L2,L6,当り表示ランプ
L3、大当り動作表示ランプL4が点滅状態に変換され
る。また、可変表示用マイクロコンピュータ661から
の表示指令に基づいて、液晶パネル420に、先ず、そ
の大当りを発生させた図柄の点滅がなされ、次いで、図
20に示すように、人形がバンザイを繰り返す表示がな
され、その後、さらに、図21に示す“ヨッ!日本一”
のメッセージの表示がアップスクロールでなされる。そ
して、その間、そのメッセージに合わせて白色の冷陰極
管323と青色の冷陰極管324が交互に適宜点灯され
る。
【0209】そして、第1〜第9サイクルまでの大入賞
口52の開放時においては、上記液晶パネル420は左
図柄の位置に継続サイクル数を、中図柄の位置にバー記
号を、右図柄の位置に各サイクル中に大入賞口52中に
入賞した遊技球の個数をそれぞれ表示した状態と、その
大当りを発生させた図柄を表示した状態とに適宜交互に
変換される。
【0210】この第1〜第9サイクルまでの大入賞口5
2の開放時において継続入賞口53への入賞がないうち
は、継続条件成立前開放状態表示として、飾りランプL
ED5〜14が同時点滅状態に、また、飾りランプL
1,L2,L6、当り表示ランプL3、大当り動作表示
ランプL4が点滅状態に維持される他、白色の冷陰極管
323が消灯されて青色の冷陰極管324が点灯されて
液晶パネル420が藤色に見える状態となる。
【0211】この第1〜第9サイクルまでの大入賞口5
2の開放時に継続入賞口53中に遊技球が入賞したとき
には、液晶パネル420に継続条件が満たされた表示と
して、人形のキャラクタが3回バンザイをする表示(図
20)に一時的に変換され、その後、左図柄の位置に継
続サイクル数を、中図柄の位置にバーを右図柄の位置に
各サイクル中に大入賞口52中に入賞した遊技球の個数
をそれぞれ表示した状態と、その大当りを発生させた図
柄を表示した状態とに適宜交互に変換される表示に戻さ
れる。また、継続条件成立開放状態表示として、継続入
賞口53中に入賞した時点からそのサイクルの終了時に
大入賞口53が閉じるまでの間、飾りランプLED5〜
14が同時点滅状態でかつ飾りランプLED15〜22
が外側から内側に流れるように点滅する状態に維持され
る他、特に、ランプL1,L3とランプL2,L5,L
6とが交互に点滅されてからそれらランプL1〜L6が
全て点灯された状態に変換され、さらにその後、ランプ
L1,L3とランプL2,L5,L6との交互点滅と飾
りランプL4の点滅が行なわれる状態に変換される。ま
た、このときには、青色の冷陰極管324が消灯されて
白色の冷陰極管323が点灯される。
【0212】また、大当りの遊技の各サイクルのウェイ
トタイム中(このとき大入賞口51が閉じている)に
は、液晶パネル420には大当りを発生させた表示図柄
(図19)が表示され、このとき上段、下段のうちのぞ
ろ目となっている方の図柄が点滅するとともに、ぞろ目
でない方の図柄が点灯した状態に変換される。また、こ
のときには、インターバルウェイトタイム状態表示とし
て、飾りランプLED5〜14が同時点滅状態で、飾り
ランプL15〜L22が外側から内側に流れる状態にさ
れる他、ランプL1〜L6が点滅状態にされ、白色の冷
陰極管623が点灯した状態にされる。
【0213】また、第1〜第9サイクルまでの大入賞口
52の開放時において、継続入賞口52への入賞がない
うちに所定時間が経過するか、又は大入賞口52中への
10個入賞があった場合には、その時点で大入賞口52
が閉じられて大当りの遊技が終了される。
【0214】また、第10(最終)サイクル目の大入賞
口52の開放時には、第1〜第9サイクルにおけるのと
同様、液晶パネル420は、その左図柄の位置に継続サ
イクル数を、中図柄の位置にバーを、右図柄の位置に各
サイクル中に大入賞口52中に入賞した遊技球の個数を
それぞれ表示した状態と、その大当りを発生させた図柄
を表示した状態とに交互に変換される。また、飾りラン
プLED5〜14が同時点滅状態に、飾りランプLED
15〜22が外側から内側に流れるように点滅される状
態にされる。また、最終サイクル大入賞口開放状態表示
として、ランプL1,L3とランプL2,L5,L6と
が交互に点滅されてからランプL1〜L6が全て点灯さ
れた状態に変換され、さらにその後、ランプL1,L3
とランプL2,L5,L6との交互点滅とが繰り返して
なされ、大当り動作表示ランプL4の点滅される表示が
なされる。
【0215】そして、第10サイクル(最終サイクル)
が終了して大入賞口52が閉じたときには、その閉じた
ときから一定時間が経過するまでの期間、液晶パネル4
20に、最終サイクル迄継続したことを知らせる、図2
2に示す“大勝利”のメッセージが右から左に流れるよ
うにスクロール表示され、その後、人形のキャラクタが
現れて停止し、その人形のキャラクタが図23に示すよ
うなバンザイを6回する表示がなされる。また、この期
間中は、最終サイクル終了ウェイトタイム状態表示とし
てランプL1,L3とランプL2,L5,L6との交互
点滅がされた後に、それらランプL1〜L6の全ての点
灯がなされ、さらにその後、ランプL1,L3とランプ
L2,L5,L6との交互点滅が繰り返してなされ、ラ
ンプL4の点滅がなされる。そして、白色の冷陰極管3
23が点灯した状態に維持される一方で、飾りランプL
ED5〜14およびLED15〜22が消灯された状態
となる。
【0216】そして、その一定時間が経過した時点で、
上記投入時における通常遊技状態表示、即ち、飾りラン
プLED5〜14が内側から外側、外側から内側へと交
互に、飾りランプLED15〜22が外側から内側にそ
れぞれ流れるように点滅表示されるとともに、ランプL
1が点滅し、入賞個数記憶表示ランプLED1〜4およ
びランプL2〜L6が消灯しかつ白色の冷陰極管323
が点灯した表示に戻される。
【0217】また、始動入賞口4,5,6の始動入賞検
出スイッチSW1からの検出信号が波形形成回路651
を介してマイクロコンピュータ610に入力されると、
それがRAM630に記憶され、その記憶に基づいてマ
イクロコンピュータ610から小排出切換信号がI/O
ポートに送られて賞球排出装置830のリミットソレノ
イドBが消磁され、それによって賞球排出装置810が
小排出状態に変換され、小排出がなされる。
【0218】また、パチンコ遊技機1に異常が発生した
ときには、飾りランプL1のみ点滅されて、例えば液晶
パネル420の表示、およびランプLED1〜4、LE
D15〜22、L2〜L6、白色および青色の冷陰極管
323,324は全て消灯された状態となる。
【0219】図24には、図17のコンピュータシステ
ム600および660によって行われるメイン処理の制
御処理手順を示す。
【0220】このメイン処理は、パチンコ遊技機1の各
スイッチSW1,SW2,SW3等の状態を入力してチャ
タリング除去を行なって他のフェーズで使用できる形式
に整える入力処理(フェーズ0)、電源投入による起動
か否かの判定と特定RAM630領域を検査してRAM
630が正常であるか否かの判定とを行なって電源投入
による起動であるか又はRAM630領域が異常である
場合にRAM630領域の初期化を行なう初期化処理
(フェーズ1)、編集された出力情報をI/Oポート6
52に出力して二系統賞球処理を行なう出力処理(フェ
ーズ2)、ゲーム動作処理、不正監視処理およびスイッ
チSW1,SW2,SW3の入力監視処理等の処理(フェ
ーズ3)、出力編集、音の編集・出力及び乱数の生成等
の処理(フェーズ4)の5つのフェーズに区分される。
【0221】このメイン処理が開始されると、まず、ス
テップS100でスイッチ(SW1,SW2,SW3等)
の読み込みを行なってからステップS101に移行す
る。
【0222】ステップS101においては、電源投入に
よる起動か否かを判定し、否と判定したときにはステッ
プS101に移行してメモリ検査(特定RAM630領
域の検査)を行なってRAM630が正常であるか否か
の判定を行なう。
【0223】その結果、電源投入による起動であると判
定するか、又はRAM630が正常でないと判定したと
きには、ステップS110でRAM630領域の初期化
処理を行なってからステップS111に移行して乱数更
新を行なう。
【0224】が、電源投入による起動でなく、かつ、メ
モリ(RAM630)が正常であると判定したときに
は、ステップS103で出力処理をし、次のステップS
104で二系統賞球処理を行なってからステップS10
5に移行する。
【0225】ステップS105においては不正があるか
否かを判定し、不正がなければステップS106でゲー
ム処理をし次のステップS107で出力編集を行なって
からステップS109に移行するが、不正があればステ
ップS108で不正処理を行なってステップS109に
移行する。そして、いずれの場合も、ステップS109
で効果音の編集とその出力を行なってから、次のステッ
プS111に移行して乱数更新を行なう。
【0226】この一連のメイン処理は分周器644から
のリセット信号がマイクロコンピュータ610のリセッ
ト端子RSTに入力されるごとにステップS100に戻
って開始される。
【0227】図25には、図24のメイン処理のうちの
入力処理(フェーズ0)の制御処理手順を示す。
【0228】このフェーズ0の入力処理では各スイッチ
SW1,SW2,SW3等のチャタリングの除去を行な
い、現状態(論理レベル)、アクティブ状態(立上りエ
ッジ)の検出を行なう。
【0229】このフェーズ0の入力処理が開始される
と、先ず、ステップS120〜S122で、RAM63
0のスタックポインタの設定、スイッチ(SW1,S
2,SW 3等)の物理状態の読込み、アクティブ論理を
正論理に変換の各処理を行なう。
【0230】そして、その後、ステップS123〜S1
26で、チャタリングの除去処理、現在の論理状態の算
出、現状態をRAM630にストア、アクティブステー
タスのRAM630への記憶の各処理を行なってからス
テップS127に移行する。
【0231】ステップS127ではチャタリング時間は
終了したか否かの判定を行ない、終了していないと判定
したときにはそのまま次のフェーズ1の初期化処理に移
行し、終了したと判定したときにはステップS128〜
S130でチャタリング時間の初期化、RAM630の
アクティブステータス記憶領域のクリア、アクティブ状
態記憶領域の初期化の各処理を行なってから次のフェー
ズ1の初期化処理に移行する。
【0232】図26には、図24のメイン処理のうちの
初期化処理(フェーズ1)の制御処理手順を示す。
【0233】このフェーズ1の初期化処理はパワーモニ
タを検査して電源投入時か処理の継続かを判定しその判
定の結果が電源投入時であったり、或いはRAM630
検査領域が異常であったりした場合にRAM630領域
を初期化する処理である。
【0234】このフェーズ1の処理が開始されると、先
ず、ステップS140で電源の投入時であるか否かを判
定し、電源の投入時であればステップS141に移行
し、電源の投入時でなければステップS142に移行す
る。
【0235】その結果、ステップS141に移行したと
きには、該ステップS141でRAM630検査領域は
正常であるか否かを判定し、正常であれば次のフェーズ
2の出力処理に移行し、正常でなければステップS14
2に移行する。
【0236】しかして、ステップS142に移行したと
きには、該ステップS142でRAM630領域の初期
化をしてからステップS143に移行して該RAM63
0領域に乱数(RANDOM)の初期値を設定する。
【0237】その後、ステップS144で可変表示部
(420)に普段動作を設定し、次のステップS145
で可変表示部(420)の電源の投入の遅延時間を設定
してステップS146に移行する。
【0238】そして、ステップS146でディジタルの
初期表示値(初期表示図柄)を設定し、次のステップS
147でRAM630の検査領域に検査データを設定し
て図53のステップS800に移行する。
【0239】図27〜図29は、図24のメイン処理の
うちの出力処理(フェーズ2)の制御処理手順を示す。
【0240】このフェーズ2の出力処理は、余り時間で
更新された表示カウンタの判定に基づく該当図柄記憶領
域へのセット、編集された出力情報の該当ポートへの出
力、入力領域に合わせた二系統の賞球排出処理等を行な
う処理である。
【0241】このフェーズ2の処理が開始されると、先
ず、図27のステップS150で表示カウンタの判定処
理(JUDGE1処理)を行なって次のステップS15
2に移行する。
【0242】ステップS152では大当り図柄か否かを
判定し、大当り図柄であると判定したときにはステップ
S154で大当り図柄領域を指示してステップS158
に移行し、大当り図柄でないと判定したときにはステッ
プS156で外れ図柄領域を指示してステップS158
に移行する。
【0243】ステップS158に移行すると、該ステッ
プS158〜S164で、順に、表示カウンタを該当図
柄領域にセット、スキャンカウンタを更新、該当セグメ
ントデータの格納アドレスを算出、全表示ランプLED
1〜22を消灯等の処理を行なってからステップS16
6に移行する。
【0244】そして、ステップS166〜S172で、
順に、セグメントデータを出力、ソレノイドA,B等の
データを出力、ランプデータを出力、冷陰極管(LC
D)のコントロールデータを出力等の各処理を行なって
からステップS174に移行する。
【0245】ステップS174では不正中であるか否か
を判定し、不正中でないと判定したときにはステップS
176でスキャンカウンタのデジットデータを出力して
から図28のステップS178に移行し、不正中である
と判定したときにはそのまま図28のステップS178
に移行する。
【0246】図28のステップS178では始動入賞口
4,5,6への入賞があったか否かを判定し、なかった
と判定したときにはそのままステップS186に移行
し、あったと判定したときにはステップS180で小排
出未処理記憶回数を更新(+1カウントアップ)してか
らステップS182に移行する。
【0247】ステップS182で小排出未処理記憶回数
が“256”未満であると判定したときにはそのままス
テップS186に移行し、“256”未満でないと判定
したときにはステップS184で小排出未処理記憶回数
を“256”未満に留めてからステップS186に移行
する。
【0248】そして、ステップS186〜S190で二
系統制御番号が“0”、“1”、“2”、“3”のいず
れに該当するかを判定する。その結果、“0”と判定し
たときには賞球開始時の小排出未処理記憶回数のチェッ
クとソレノイドBの制御を行なうべく図29のステップ
S192に移行し、“1”と判定したときにはクランク
カム861(図10)の位置検出センサSWс(図1
0)の立上りのチャタリング除去を行なうべくステップ
S204に移行する。また、“2”と判定したときには
小排出未処理記憶回数のディクリメント処理を行なうべ
く図29のステップS216に移行し、“3”と判定し
たときにはクランクカム861(図10)の位置検出セ
ンサSWс(図10)の立上りチャタリング除去を行な
うべく図29のステップS224に移行する。
【0249】その結果、“0”と判定して図29のステ
ップS192に移行したときには、該ステップS192
でソレノイドBのオン情報を設定してからステップS1
94に移行する。
【0250】ステップS194ではクランクカム861
(図10)の位置検出センサSWс(図10)が“H”
レベル(ハイレベル)になっているか(賞球排出動作中
である)否かを判定し、“H”レベル(ハイレベル)に
なっていれば(賞球排出動作中であれば)ステップS1
96に移行するが、“H”レベル(ハイレベル)になっ
ていなければ(賞球排出動作中でなければ)そのままス
テップS234に移行する。
【0251】ステップS196では小排出未処理記憶回
数が“0”より大になっているか否かを判定し、“0”
より大になっていないと判定したときにはそのままステ
ップS200に移行し、“0”より大になっていると判
定したときにはソレノイドBのオフ情報を設定してから
ステップS200に移行する。 かくして、ステップS
200に移行すると、該ステップS200でチャタリン
グ除去時間(300ms)を設定し、次のステップS2
02で二系統制御番号を“1”に設定してからステップ
S234に移行する。
【0252】しかして、ステップS234に移行したと
きはに、該ステップS234でRAM630のレジスタ
内の制御情報を制御領域に格納してからフェーズ3の処
理に移行する。
【0253】“1”と判定して図29のステップS20
4に移行したときには、該ステップS204で二系統制
御番号を“0”に設定してからステップS206に移行
する。
【0254】ステップS206ではクランクカム861
(図10)の位置検出センサSWс(図10)が“H”
レベル(ハイレベル)になっている(賞球排出動作中で
ある)か否かを判定する。その結果、“H”レベル(ハ
イレベル)になっている(賞球排出動作中である)と判
定したときには、ステップS208に系統制御番号を
“1”に設定し、次のステップS210でチャタリング
除去タイマを更新してステップS212に移行する。
が、“H”レベル(ハイレベル)になっていない(賞球
排出動作中でない)と判定したときにはそのままステッ
プS234に移行する。
【0255】ステップS212ではチャタリング除去時
間が終了したか否かを判定し、終了したと判定したとき
にはステップS214で二系統制御番号を“2”に設定
してからステップS234に移行し、終了していないと
判定したときにはそのままステップS234に移行す
る。
【0256】しかして、ステップS234に移行したと
きには、該ステップS234でRAM630のレジスタ
内の制御情報を制御領域に格納してからフェーズ3の処
理に移行する。
【0257】“2”と判定して図29のステップS21
6に移行したときには、該ステップS216でソレノイ
ドBがオンとなっている(通常個数の排出状態となって
いる)か否かを判定し、オンとなっていない(小排出状
態になっている)と判定したときにはステップS218
で小排出未処理回数をデイクリメント(−1)してから
ステップS220に移行し、オンとなっている(通常個
数の排出状態になっている)と判定したときにはそのま
まステップS220に移行する。
【0258】そして、ステップS220でチャタリング
除去時間150msを設定し次のステップS222で二
系統制御番号を“3”に設定してステップS234に移
行する。
【0259】しかして、ステップS234に移行したと
きには、該ステップS234でRAM630のレジスタ
内の制御情報を制御領域に格納してからフェーズ3の処
理に移行する。
【0260】“3”と判定して図29のステップS22
4に移行したときには、該ステップS224でクランク
カム861(図10)の位置検出センサSWс(図1
0)が“H”レベル(ハイレベル)になっている(賞球
排出動作中である)か否かを判定する。その結果、
“H”レベル(ハイレベル)になっている(賞球排出動
作中である)と判定したときには、前記記憶数更新処理
のステップS220に移行し、ステップS220,S2
22,S234の処理を順に行なってからフェーズ3の
処理に移行する。が、“H”レベル(ハイレベル)にな
っていない(賞球排出動作中でない)と判定したときに
は、ステップS226,S228でソレノイドBのオン
情報を設定する処理、チャタリング除去タイマを更新す
る処理を順に行なってからステップS230に移行す
る。
【0261】ステップS230ではチャタリング除去時
間が終了したか否かを判定し、終了していないと判定し
たときにはそのままステップS234に移行し、終了し
たと判定したときには二系統制御番号を“0”に設定し
てからステップS234に移行する。
【0262】しかして、ステップS234に移行したと
きには、該ステップS234でRAM630のレジスタ
内の制御情報を制御領域に格納してフェーズ3の処理に
移行する。
【0263】図30〜図33には、図24のメイン処理
のうちの不正監視処理、スイッチSW2,SW3の入力監
視処理、ゲーム動作処理およびステップS分岐処理(フ
ェーズ3)の制御処理手順を示す。
【0264】このフェーズ3の処理が開始されると、先
ず、ステップS250で入賞個数検出スイッチSW3
入力があったか否かを検出し、入力があればステップS
252でノーカウント不正フラグをクリアしてからステ
ップS254に移行し、入力がなければそのままステッ
プS254に移行する。そして、ステップS254で不
正の監視情報を取り出してからステップS256に移行
する。
【0265】ステップS256では不正を検出すべき該
当スイッチSW(SW2,SW3)のステータスが“H”
レベル(ハイレベル)となっているか否かを判定し、
“H”レベル(ハイレベル)となっていると判定したと
きにはステップS258に移行するが、“H”レベル
(ハイレベル)になっていないと判定したときにはステ
ップS262で監視タイマをクリアしてそのままステッ
プS264に移行する。ステップS258では、2.9
秒経過したか否かを判定し、経過していないと判定した
ときにはステップS260で監視タイマを更新してステ
ップS264に移行し、経過したと判定したときにはス
テップS268で該当不正フラグをセットしてそのまま
ステップS270に移行する。
【0266】ステップS264に移行したときには、ス
テップS264,S266で監視タイマをセーブする処
理、該当フラグをクリアする処理を順に行なってステッ
プS270に移行する。
【0267】ステップS270では不正監視が終了した
か否かを判定し、終了していなければステップS256
に戻ってステップS256〜S270のループを繰返
し、終了したと判定した時点でステップS272に移行
して不正フラグをセーブし、しかる後、ステップS27
4に移行する。
【0268】ステップS274では不正があるか否かを
判定する。その結果、不正がないと判定したときには図
31のステップS282に移行する。が、不正があると
判定したときには不正除去監視処理を行なうべくステッ
プS276に移行する。そして、ステップS276〜S
280で不正タイマを更新する処理、表示ランプL1の
点滅情報とソレノイドBの出力データを出力域にセット
する処理、冷陰極管323,324の出力データの出力
要求をセットする処理を順に行なってから図50のS6
00に移行する。ステップS276〜S280の不正監
視処理は全ての不正が除去されるまで行われ、そのとき
にはゲーム処理が停止される。
【0269】図31のステップS282に移行すると、
ステップS282で不正音制御領域を初期化して不正除
去監視処理を終了する。
【0270】そして、入賞個数検出スイッチSW3の入
力監視を行なうべくステップS284に移行する。
【0271】かくして、ステップS284に移行する
と、該ステップS284でスイッチSW(SW1,S
2,SW3等)の入力情報の取出し処理を行なってステ
ップS286に移行する。
【0272】ステップS286では大当り遊技の動作中
か否かを判定し、動作中でなければそのまま図32のス
テップS328に移行し、動作中であればステップS2
88に移行する。
【0273】ステップS288では入賞個数検出スイッ
チSW3の入力か否かを判定し、入賞個数検出スイッチ
SW3の入力でなければそのままステップS304に移
行し、入賞個数検出スイッチSW3の入力であればステ
ップS290に移行する。
【0274】ステップS290では入賞個数検出スイッ
チSW3の入力が10カウント以上あるか否かを判定
し、10カウント以上の入力でなければステップS29
2,S294で順に入賞個数検出スイッチSW3の入賞
カウンタを更新する処理、カウント数の表示要求をセッ
トする処理を行なってからステップS296に移行する
が、10カウント以上の入賞があればそのままステップ
S304に移行する。
【0275】ステップS296では大入賞口53がクロ
ーズ(閉)中であるか否かを判定し、クローズ(閉)中
でないと判定したときにはステップS298で入賞個数
検出スイッチSW3の入力音を出力してステップS30
0に移行するが、クローズ(閉)中であると判定したと
きにはそのままステップS304に移行する。
【0276】ステップS300では入賞個数検出スイッ
チSW3からの10カウント目の入力であるか否かを判
定し、10カウント目の入力であると判定したときには
ステップS302で大当り遊技における大入賞口53の
開放時間を定めるシーケンスタイマを初期化してからス
テップS304に移行するが、10カウント目の入力で
ないと判定したときにはそのままステップS304に移
行する。
【0277】しかして、ステップS304に移行したと
きには継続入賞スイッチSW2の入力監視処理が行われ
る。
【0278】即ち、この継続入賞スイッチSW2の入力
監視処理が開始されると、先ず、ステップS304でス
イッチSW(SW1,SW2,SW3)の入力情報を取り
出す処理を行なってからステップS306に移行する。
【0279】ステップS306では継続入賞スイッチS
2の入力であるか否かを判定し、継続入賞スイッチS
2の入力であると判定したときにはステップS308
で通過不正監視要求をセットしてステップS310に移
行するが、継続入賞スイッチSW2の入力でない判定し
たときにはそのまま図32のステップS328に移行す
る。
【0280】ステップS310では継続条件成立後開放
状態表示の実行中であるか否かを判定し、実行中でない
と判定したときにはステップS312,S314で継続
条件開放状態成立後表示を開始する処理、2秒タイマを
起動する処理を順に行なってステップS316に移行す
るが、実行中であると判定したときにそのまま図32の
ステップS328に移行する。
【0281】ステップS316では有効時間中であるか
否かを判定し、有効時間中であると判定したときにはス
テップS318,S320でインターバルウェイトタイ
ム状態表示を開始する処理、インターバル音を出力する
処理を順に行なって図32のステップS328に移行す
るが、有効時間中でないと判定したときにはステップS
322〜S326で可変表示部(420)の交互表示禁
止情報セットの処理、継続条件成立後表示を開始する処
理、継続音を出力する処理を順に行なって図32のステ
ップS328に移行する。
【0282】しかして、図32のステップS328に移
行したときには始動入賞スイッチSW1の入力監視処理
が行われる。
【0283】即ち、この始動入賞スイッチSW1の入力
監視処理が開始されると、まず、ステップS328でス
イッチSW(SW1,SW2,SW3)の入力情報を取り
出す処理を行なってからステップS330に移行する。
【0284】ステップS328では始動入賞スイッチS
1の入力であるか否かを判定し、始動入賞スイッチS
1の入力であると判定したときにはステップS332
に移行するが、始動入賞スイッチSW1の入力でないと
判定したときにはそのまま図33のステップS340に
移行する。
【0285】ステップS332では始動入賞口4,5,
6への入賞記憶個数が“4”(ただし、可変表示ゲーム
実行中のものは除く。)以上か否かを判定し、“4”未
満であればステップS334,S336,S338で順
に入賞記憶個数を更新する処理、乱数(RANDOM)
の値を記憶する処理、始動入賞口4,5,6への入球音
の出力処理をして図33のステップS340に移行する
が、“4”以上であればそのまま図33のステップS3
40に移行する。
【0286】図33のステップS340に移行すると、
該ステップS340でシーケンス制御タイマが“0”か
否かを判定し、“0”でないと判定したときにはステッ
プS342でシーケンス制御タイマを更新してそのまま
図45のフェーズ4の処理のステップS400に移行す
るが、“0”であると判定したときにはステップS34
4に移行する。
【0287】ステップS344では不適当な実行ステッ
プ番号となっているか否かを判定し、適当であればその
ままステップS348に移行し、不適当な実行ステップ
番号であればステップS346で実行ステップ番号を初
期化してからステップS348に移行する。
【0288】しかして、ステップS348に移行する
と、該ステップS348でステップ番号に対応したゲー
ム処理のステップS00(貯留監視処理)、ステップS
01(可変表示変動処理)、ステップS02(ランダム
時間の終了監視)、ステップS03(リーチ判定処
理)、ステップS04(大当り/外れ判定処理)、ステ
ップS05(外れ動作処理)、ステップS06(ファン
ファーレ動作処理(1秒))、ステップS07(ファン
ファーレ動作処理(7.5秒))、(大入賞口52のク
ローズ監視処理)、ステップS09(有効時間の終了監
視)に移行してそのゲーム処理を行なってから第30図
のフェーズ4の処理のステップS400に移行する。
【0289】図34には上記ゲーム処理のステップS0
0〜S09の流れの制御処理手順の概要を示す。
【0290】ゲーム処理の流れとしては、先ず、始動入
賞口4,5,6への入賞記憶(始動入賞口4,5,6に
入賞して未だ可変表示ゲームが行われていないものの記
憶)があるか否かを監視する貯留監視処理(ステップS
00)を行なう。
【0291】この貯留監視処理(ステップS00)は始
動入賞口検出スイッチSW1の入力を検出するまで継続
して行なわれ、その入力があった時点で次の可変表示の
変動処理(ステップS01)に移行する。
【0292】可変表示の変動処理(ステップS01)は
所定時間継続され、所定の継続時間が終了した時点で次
のランダム時間の終了監視(ステップS02)に移行す
る。
【0293】ランダム時間の終了監視処理(ステップS
02)は所定の左図柄・中図柄停止時間が終了するまで
継続され、その時間が終了した時点で次のリーチ判定処
理(ステップS03)の処理に移行する。
【0294】リーチ判定処理(ステップS03)は所定
の右図柄停止時間が終了するまで継続され、その時間が
終了した時点で次の大当り/外れ判定処理(ステップS
04)に移行する。
【0295】この大当り/外れ判定処理(ステップS0
4)による判定の結果、外れであれば外れ動作処理(ス
テップS05)に移行する。そして、その外れ動作処理
(ステップS05)が所定の外れ動作時間が終了するま
で行なわれ、その時間が終了した時点で最初の貯留監視
処理(ステップS00)に戻って、再びステップS00
以下の処理がなされる。
【0296】が、その大当り/外れ判定処理(ステップ
S04)による判定の結果、大当りであればファンファ
ーレ動作(1秒)処理(ステップS06)に移行する。
このファンファーレ動作(1秒)処理(ステップS0
6)は所定のファンファーレ時間(1秒)が経過するま
で行なわれ、その時間が経過した時点で次のファンファ
ーレ動作(7.5秒)処理に移行する。
【0297】ファンファーレ動作(7.5秒)処理は所
定のファンファーレ時間(7.5秒)が経過するまで行
なわれ、その時間が経過した時点で次の大入賞口クロー
ズ監視処理(ステップS08)に移行する。
【0298】大入賞口クローズ監視処理(ステップS0
8)は大入賞口52のクローズ(閉)条件が成立するま
で行なわれ、そのクローズ(閉)条件が成立した時点で
次の有効時間の終了監視処理(ステップS09)に移行
する。
【0299】有効時間の終了監視処理(ステップS0
9)は入賞個数検出スイッチSW3の所定の有効時間が
終了するまで行なわれる。
【0300】そして、その有効時間が終了するまでの間
に継続入賞検出スイッチSW2の入力があった場合に
は、その有効時間が終了した時点で前記ファンファーレ
動作(7.5秒)処理(ステップS07)に戻って、ス
テップS07〜S09のループを繰り返す。この場合の
ファンファーレ動作(7.5秒)処理(ステップS0
7)から大入賞口クローズ(閉)監視処理(ステップS
08)への移行は所定のインターバル時間が終了したと
きに行なわれる。
【0301】が、その入賞個数検出スイッチSW3の所
定の有効時間が終了するまでの間に継続入賞検出スイッ
チSW2の入力がなかった場合には、その有効時間が終
了した時点で前記外れ動作処理(ステップS05)に移
行する。そして、大当り終了動作時間が終了してから最
初の貯留監視処理(ステップS00)に戻って、再びス
テップS00以下の処理がなされる。
【0302】図35〜図44には上記ステップS00〜
S09のゲーム処理の詳しい制御処理手順を示す。
【0303】図35に示すステップS00の貯留監視処
理は始動入賞口4,5,6への入賞記憶個数(始動入賞
口4,5,6に入賞して未だ可変表示ゲームが行われて
いない記憶個数)の有無を判定する処理で、この処理が
開始されると、先ず、ステップS1000,S1002
で、順に、各種表示ランプの普段動作表示(通常遊技状
態表示)を起動する処理、ステップ番号を“00”に変
更する処理を行なってステップS1004に移行する。
【0304】ステップS1004では貯留(始動入賞口
4,5,6に入賞して未だ可変表示ゲームが行われてい
ない入賞記憶)が有るか否かを判定する。その結果、有
りと判定したときにはステップS1006〜S1012
で、順に、貯留情報を更新する処理、大当り乱数の記憶
領域を更新する処理、可変表示の変動情報を可変表示部
(420)に転送する処理、および各種ランプ(LE
D、L)の変動動作を起動する処理を行なう。次いで、
ステップS1014〜S1018で、順に、変動音を出
力する処理、自動停止時間(4秒)をセットする処理、
およびステップS番号を“1”に変更する処理を行なっ
てから図45のフェーズ4の処理のステップS400に
移行する。が、無いと判定したときにはそのまま図45
のフェーズ4の処理のステップS400に移行する。図
36には、ステップS01の可変表示変動処理の制御手
順を示す。
【0305】このステップS01の可変表示変動処理は
可変表示変動時間のセットする処理で、この処理が開始
されると、先ず、ステップS1050でランダム時間
(可変表示の変動時間)をセットし、次のステップS1
052でステップ番号を“02”に変更する。
【0306】しかる後、図45のフェーズ4の処理のス
テップS400に移行する。
【0307】図37には、ステップS02のランダム時
間(変動時間)の終了監視処理を示す。
【0308】このステップS02のランダム時間の終了
監視処理は可変表示の停止図柄を確定したり、スクロー
ル情報を可変表示部(420)に送ったりする処理で、
この処理が開始されると、先ず、ステップS1100,
S1102で、順に、停止図柄を確定する処理(FET
CHの処理)、図柄の判定を行なう処理(JUDGEO
の処理)をしてステップS1104に移行する。
【0309】ステップS1104では可変表示の変動図
柄がリーチ図柄か否かを判定し、リーチ図柄であればス
テップS1106〜S1110でリーチの駒送り数を算
出する処理、駒送り数データを可変表示部(420)に
転送する処理、リーチのスクロール情報を可変表示部
(420)に転送する処理を行なってステップS111
4に移行し、リーチ図柄でなければステップS1112
で通常のスクロール情報を可変表示部(420)に転送
する処理を行なってからステップS1114に移行す
る。
【0310】しかして、ステップS1114に移行する
と、該ステップS1114で中図柄停止迄の時間をセッ
トする処理をし、次のステップS1116出ステップ番
号を“03”に変更する処理を行ない、しかる後、図4
5のフェーズ4の処理のステップS400に移行する。
【0311】第29図(D)にはステップS03のリー
チ判定処理の手順を示す。
【0312】ステップS03のリーチ判定処理はリーチ
状態を表現するための処理で、この処理が開始される
と、先ず、ステップS1150で可変表示の停止図柄判
定処理(JUDGEOの処理)をしてステップS115
2に移行する。
【0313】ステップS1152ではリーチか否かを判
定し、リーチであればステップS1154〜S1158
各種表示ランプ(LED、L)のリーチ表現を起動する
処理、リーチ音を出力する処理、駒送り数よりスクロー
ル時間を算出する処理を順に行なってからステップS1
162に移行し、リーチでなければステップS1160
で通常のスクロール時間をセットする処理を行なってか
らステップS1162に移行する。
【0314】しかして、ステップS1162に移行する
と、該ステップS1162でシーケンス時間をセット
し、次のステップS1164でステップ番号を“04”
に変更する処理を行なって、図45のフェーズ4の処理
のステップS400に移行する。
【0315】第29図(E)には、ステップS04の大
当り/外れ判定処理の制御処理手順を示す。
【0316】このステップS04の大当り/外れ判定処
理は大当り/外れの判定を行なって該当動作の開始情報
を設定する処理で、この処理が開始されると、先ず、ス
テップS1200,S1202で音の出力を停止する処
理、大当りの判定処理(JUDGEOの処理)を順に行
なってからステップS1204に移行する。
【0317】ステップS1204では大当りか否かを判
定する。その結果、大当りであれば、ステップS120
6,S1208,S1210で、順に、大当り図柄の表
示位置を記憶する処理、各種表示ランプ(LED、L)
のファンファーレ表現を起動する処理、継続回数をクリ
アする処理を行ない、次いで、ステップS1212〜S
1216で、順に、ファンファーレ音を出力する処理、
シーケンス時間(1秒)をセットする処理、ステップ番
号を“06”に変更する処理を行ない、しかる後、図4
5のフェーズ4の処理のステップS400に移行する。
が、外れであれば、ステップS1218〜S1222で
順にシーケンス時間(1秒)をセットする処理、ステッ
プ番号を“05”に変更する処理を行ない、しかる後、
図45のフェーズ4の処理のステップS400に移行す
る。
【0318】図40には、ステップS05の外れ動作処
理の制御処理手順を示す。
【0319】このステップS05の外れ動作処理は、可
変表示部(420)の表示を普段動作表示に変換した
り、音の出力を停止したりする処理で、この処理が開始
されると、ステップS1250,S1252で順に可変
表示部(420)の普段動作表示を起動する処理、音の
出力を停止する処理を行ない、次いで、ステップS12
54,S1256で順に継続入賞スイッチSW2の入力
カウンタをクリアする処理、表示ランプLED13〜2
2の普段動作表示(通常遊技状態表示)を起動する処理
を行なう。
【0320】そして、その後、第30図のフェーズ4の
ステップS400に移行する。
【0321】図41には、ステップS06のファンファ
ーレ動作(1秒)処理の制御処理手順を示す。
【0322】このファンファーレ動作(1秒)処理は液
晶表示部(420)がファンファーレ表現を開始するま
での時間(1秒)を監視する処理で、この処理が開始さ
れると、ステップS1300〜S1304で、順に、可
変表示のファンファーレ情報を可変表示部(420)に
転送する処理、シーケンス時間(7.5秒)をセットす
る処理、ステップ番号を“07”に変更する処理を行な
う。
【0323】そして、その後、図44のステップS14
70に移行する。
【0324】ステップS07のファンファーレ動作
(7.5秒)処理の制御処理手順を図42に示す。
【0325】このファンファーレ動作(7.5秒)処理
は大当り表現の開始情報を設定する処理である。
【0326】この処理が開始されると、先ず、ステップ
S1350〜S1354で、順に、継続回数を更新する
処理、継続回数の表示情報を可変表示部(420)に転
送する処理、カウント数の表示情報を可変表示部(42
0)に転送する処理を行なってからステップS1356
に移行する。
【0327】ステップS1356では大当りの遊技動作
のサイクルが10回目であるか否かを判定し、10回目
にならないうちはステップS1364,S1366で、
順に、大当りの遊技動作の第1〜第9サイクル目の表示
情報をセットする処理、第1〜第9サイクル目の動作音
をセットする処理を行なってステップS1368に移行
し、10回目になったときにはステップS1358〜S
1362で、順に、2秒タイマを起動する処理、大当り
10回目の表示情報をセットする処理、10回目の動作
音をセットする処理を行なってステップS1368に移
行する。
【0328】ステップS1368に移行すると、ステッ
プS1368〜S1372で順に各種表示ランプ(LE
D、L)の表示情報をセットする処理、可変表示の大当
り表現データを転送する処理、音の出力情報をセットす
る処理を行ない、次のステップS1374〜S1378
で順に可変表示部(420)の交互の表示領域のクリア
処理、シーケンス時間(22秒)をセットする処理、ス
テップ番号を“08”に変更する処理を行なう。
【0329】そして、その後、図44のステップS14
70に移行する。
【0330】図43には、ステップS08の大入賞口5
3のクローズ(閉)監視処理の制御手順を示す。
【0331】この大入賞口53のクローズ(閉)監視処
理は継続入賞スイッチSW2および入賞個数検出スイッ
チSW3の有効時間の開始情報を設定する処理である。
【0332】この処理が開始されると、先ず、ステップ
S1400で大当り動作音の出力を停止させる処理を行
なってからステップS1402に移行する。
【0333】ステップS1402では大当りの遊技動作
のサイクルが10回目か否かを判定する。その結果、1
0回目になっていないと判定したときには、ステップS
1406に移行して継続表現を行なっているか否かを判
定する。そして、この判定の結果、継続表現を行なって
いればステップS1408,S1410で順にインター
バル音を出力する処理、インターバル情報を可変表示部
(420)に転送する処理を行なってからステップS1
412に移行し、継続表現を行なっていなければそのま
まステップS1412に移行する。一方、ステップS1
402における判定の結果、10回目に達したときには
ステップS1404で10回目の終了情報を可変表示部
(420)に転送してステップS1412に移行する。
【0334】ステップS1412に移行すると、該ステ
ップS1412でシーケンス時間(1.9秒)をセット
する処理を行ない、次のステップS1414でステップ
番号を“09”に変更する処理を行なう。
【0335】そして、その後、図44のステップS14
70に移行する。
【0336】図44ステップS09の継続入賞スイッチ
SW2および入賞個数検出スイッチSW3の有効時間の終
了監視処理の制御処理手順を示す。
【0337】この有効時間の終了監視処理は大当り遊技
のサイクルの終了動作やインタバル動作の開始情報を設
定する処理である。
【0338】この処理が開始されると、先ず、ステップ
S1450で通過不正監視終了フラグをクリアする処理
を行なってからステップS1452に移行する。 ステ
ップS1452では入賞個数検出スイッチSW3の入力
があったか否かを判定し、あったと判定したときにはス
テップS1454でノーカウント不正フラグをクリアし
てからステップS1456に移行し、なかったと判定し
たときにはそのままステップS1456に移行する。
【0339】ステップS1456では継続表現を行なっ
ているか否かを判定する。その結果、行なっていると判
定したときにはステップS1462に移行して大当りの
遊技動作のサイクルが10回目であるか否かを判定し、
10回目に達しないうちにはステップS1464で第1
〜第9回目の大当り遊技のサイクルの終了情報を可変表
示部(420)に転送してからステップS1466に移
行し、10回目に達したときにはそのままステップS1
466に移行する。そして、ステップS1466,S1
468で順にシーケンス時間(4.1秒)をセットする
処理、ステップ番号を“05”に変更する処理を行なっ
てステップS1470に移行する。
【0340】しかして、ステップS1470に移行した
ときには該ステップS1470でシーケンス時間を制御
し、次のステップS1472でステップ番号をRAM6
30領域にセットする。
【0341】そして、その後、図45のフェーズ4の出
力編集、音の編集・出力及び乱数の生成処理に移行す
る。
【0342】図45〜図52にはフェーズ4の出力編
集、音の編集・出力および乱数の生成処理の制御処理手
順を示す。
【0343】図45はそのフェーズ4の処理の内、最初
に行なわれる表示ランプ(L1〜L6)の点滅制御の処理
手順である。
【0344】フェーズ4の処理が開始されると、ステッ
プS400,S402で表示タイマを更新する処理、表
示番号より点滅制御データのアドレスを算出する処理を
行ない、次いで、ステップS404,S406で表示ラ
ンプの点滅データの取出しの処理(DTGETOの処
理)、点滅データを出力域にセットする処理を行なって
からステップS408に移行する。
【0345】ステップS408では2秒タイマが起動さ
れているか否かを判定し、起動されていないと判定した
ときにはそのまま図46のステップS430に移行し、
起動されていると判定したときにはステップS410で
2秒タイマを更新してステップS412に移行する。
【0346】ステップS412では1024ms秒経過
したか否かを判定し、経過していないと判定したときに
はステップS414に移行し、経過したと判定したとき
にはステップS418で表示ランプL1,L2,L3,
L5,L6の点滅情報をセットする処理を行なってステ
ップS422に移行する。
【0347】ステップS414では64ms秒経過した
か否かを判定し、経過していないと判定したときにはス
テップS420で表示ランプL3,L5,L6の点灯情
報をセットしてステップS422に移行し、経過したと
判定したときには表示ランプL1,L2の点灯情報をセ
ットしてステップS422に移行し、経過していないと
判定したときには表示ランプL1,L2の点灯情報をセ
ットしてステップS422に移行する。
【0348】しかして、ステップS422に移行する
と、該ステップS422で点灯情報を出力域にセットす
る処理を行なって図46のステップS430に移行す
る。
【0349】図46はフェーズ4の処理の内、表示ラン
プLED1〜4の点灯制御と表示ランプLED5〜14
の点滅制御の処理手順である。
【0350】この図46のステップS430に移行する
と、ステップS430〜S434で順に、始動入賞口
4,5,6に入賞して未だ可変表示ゲームが行われてい
ない貯留数をLLCBにセットする処理、表示ランプL
ED1〜4の点灯データを取り出す処理、表示ランプL
ED1〜4のデータをダイナミック点灯領域にセットす
る処理を行なってステップS436に移行する。
【0351】ステップS436では普段動作(通常遊
技)中であるか否かを判定する。
【0352】その判定の結果、普段動作(通常遊技)中
であるときには、ステップS438,S440でタイマ
を更新する処理、タイマの2.5秒毎に変化するビット
を取り出す処理を順に行なってステップS442に移行
する。
【0353】次いで、該ステップS442で“6”以上
であるか否かを判定し、“6”以上でなければそのまま
ステップS446に移行し、“6”以上であればステッ
プS444でタイマの下位桁をクリアしてからステップ
S446に移行する。
【0354】そして、該ステップS446でタイマの上
位桁をポインタとして時間テーブルのアドレス算出を行
なってからステップS448に移行して規定時間が経過
したか否かを判定する。
【0355】その結果、規定時間を経過していなければ
そのままステップS452に移行するが、経過していれ
ばステップS450でポインタを更新してからステップ
S452に移行する。
【0356】そして、該ステップS452でポインタよ
り点滅データテーブルのアドレス算出を行ない、次のス
テップS454で表示ランプLED5〜14の点滅デー
タの取り出しを行なって図47のステップS470に移
行する。
【0357】一方、ステップS436の判定の結果、普
段動作中でないときにはステップS456で表示ランプ
LED5〜14の点滅データの取出し処理(DTGET
Oの処理)を行なって、図47のステップS470に移
行する。
【0358】図47にはフェーズ4の処理のうちの表示
ランプの点滅制御とソレノイドAのオン/オフ制御を行
なう処理手順を示す。
【0359】この処理のステップS470に移行する
と、先ず、ステップS470で表示ランプLED15〜
22の点滅データの取出し処理(DTGETOの処理)
を行ない、次のステップS472で点滅データをダイナ
ミック点灯域にセットする。
【0360】そして、次のステップS472に移行して
大当り遊技の動作中であるか否かを判定する。
【0361】その結果、大当り遊技の動作中であればソ
レノイドAのオン情報をセットする処理を行なってから
図48のステップS500に移行し、大当り遊技の動作
中でなければソレノイドAのオフ情報をセットする処理
を行なってから図48のステップS500に移行する。
【0362】図48はフェーズ4の処理のうちの大当り
時の交互表示制御の処理手順を示す。
【0363】この処理のステップS500に移行する
と、該ステップS500で大当り遊技の動作中であるか
否かを判定し、大当り遊技の動作中でなければ大当り時
の交互表示制御は行なわずにそのまま図49のステップ
S550に移行し、大当り遊技の動作中であれば大当り
時の交互表示制御を行なうべくステップS502で継続
条件成立および入力個数カウントの表示コマンドおよび
時間をセットする処理を行ってステップS504に移行
する。
【0364】ステップS504では表示切替え禁止中か
否かを判定する。その結果、表示切替え禁止中でなけれ
ばステップS506に移行し、表示切替え禁止中であれ
ばステップS512でタイマ更新だけ行ってステップS
514に移行する。
【0365】ステップS506では大当り図柄の表示か
否かを判定し、大当り図柄の表示でなければステップS
510,S512で表示コマンドを制御領域にセットす
る処理、タイマを更新する処理の2つだけを順に行って
ステップS514に移行し、大当り図柄の表示であれば
ステップS508〜S512で大当り図柄表示コマンド
及び時間をセットする処理、表示コマンドを制御領域に
セットする処理、タイマを更新する処理の3つを順に行
ってステップS514に移行する。
【0366】ステップS514では規定時間かを判定
し、規定時間であればステップS516〜S520で順
にタイマをクリアする処理、表示切替えフラグを更新す
る処理、表示切替え禁止フラグをクリアする処理を行っ
てから図49のステップS550に移行するが、規定時
間でなければそのまま図49ステップS550に移行す
る。
【0367】図49はフェーズ4の処理のうちの蛍光灯
の制御処理の手順である。
【0368】この処理のステップS550に移行する
と、該ステップS550で青の点灯情報をセットする処
理をしてからステップS552に移行する。
【0369】ステップS552ではリーチ動作中か否か
を判定し、リーチ動作中でなければステップS554に
移行し、リーチ動作中であればステップS562に移行
する。
【0370】その結果、ステップS554に移行したと
きには、該ステップS554で大当り動作中であるか否
かを判定し、大当り動作中であるか否かを判定し、大当
り動作中でなければステップS568で白の点灯情報を
セットして図50のステップS600に移行するが、大
当り動作中であけばステップS556に移行する。
【0371】ステップS556では大当り遊技の10サ
イクル目の動作中であるか否かを判定し、10サイクル
目の動作中でなければステップS558に移行し、10
サイクル目の動作中であればステップS568で白の冷
陰極管323の点灯情報をセットして図50のステップ
S600に移行する。
【0372】ステップS558では終了動作中であるか
否かを判定し、終了動作中でなければステップS560
に移行し、終了動作中であればステップS568で白の
冷陰極管323の点灯情報をセットして図50のステッ
プS600に移行する。
【0373】一方、前記ステップS552でリーチ動作
中であると判定されてステップS562に移行したとき
には、該ステップS562で起動から2秒経過したか否
かを判定し、2秒経過していなければステップS568
で白の冷陰極管323の点灯情報をセットして図50の
ステップS600に移行し、2秒経過していればステッ
プS564に移行する。
【0374】ステップS564では起動から3秒経過し
たか否かを判定し、3秒経過していないと判定したとき
にはそのまま図50のステップS600に移行し、3秒
経過したと判定したときにはステップS566に移行す
る。
【0375】ステップS566では128ms秒ごとに
変化するビットは“H”レベル(ハイレベル)であるか
否かを判定し、“H”レベル(ハイレベル)であればス
テップS568で白の点灯情報をセットしてから図50
のステップS600に移行し、“H”レベル(ハイレベ
ル)でなければそのまま図50のステップS600に移
行する。
【0376】図50にはフェーズ4の処理のうちの可変
表示データ転送制御の処理手順を示す。
【0377】図50のステップS600に移行すると、
該ステップS600で可変表示装置20の電源がオフ中
であるか否かを判定し、オフ中であると判定したときに
はこの可変表示データ転送制御の処理を行わずにそのま
ま図51のステップS700に移行し、オフ中でないと
判定したときにはステップS602に移行する。
【0378】ステップS602ではステータス信号は規
定レベルか否かを判定し、規定レベルであればステップ
S604に移行し、規定レベルでなければステップS6
42に移行する。
【0379】その結果、規定レベルであると判定されて
ステップS604に移行したときには、該ステップS6
04で監視タイマを初期化してステップS606に移行
する。
【0380】ステップS606ではデータ転送中である
か否かを判定し、転送中でないと判定したときにはステ
ップS608に移行し、転送中であると判定したときに
はそのままステップS624に移行する。
【0381】ステップS608では不正中であるか否か
を判定し、不正中でなければステップS610に移行
し、不正中であればステップS618で不正コマンドを
セットする処理を行ってそのままステップS620に移
行する。
【0382】ステップS610ではデータの転送要求が
有りか否かを判定し、なければステップS612に移行
し、あればそのままステップS620に移行する。
【0383】ステップS612では全データの監視を終
了したか否かを判定し、終了しなければステップS61
0に戻り、終了すればその時点でステップS614に移
行する。
【0384】ステップS614に移行すると、該ステッ
プS614でスキャンカウンタを更新する処理をし、次
のステップS616で該当転送データの取出し処理をし
てステップS620に移行する。
【0385】ステップS620に移行すると、該ステッ
プS620で転送データをセットする処理をし、次のス
テップS622で転送途中フラグをセットする処理を行
ってステップS624に移行する。
【0386】ステップS624に移行すると、該ステッ
プS624で転送データの取出し処理をし、次のステッ
プS626でタイマ更新の処理を行ってステップS62
8に移行する。
【0387】ステップS628では32ms秒経過した
か否かを判定し、経過していなければそのままステップ
S634に移行し、経過すればステップS630,S6
32で順にタイマをクリアする処理、データ転送途中フ
ラグをクリアする処理を行ってからステップS634に
移行する。
【0388】ステップS634では8ms秒経過したか
否かを判定し、経過していなければそのまま図51のス
テップS700に移行し、経過していればステップS6
36に移行する。
【0389】ステップS636では24ms秒経過した
か否かを判定し、経過していなければそのまま図51の
ステップS700に移行し、経過していればステップS
638,S640で順にストローブ信号をセットする処
理、出力域(可変表示部420)に転送データをセット
する処理を行ってから図51のステップS700に移行
する。
【0390】一方、前記ステップS602でステータス
信号が規定レベルでないと判定されてステップS642
に移行したときには、該ステップS642で監視タイマ
を更新する処理をしてステップS644に移行する。
【0391】ステップS644では4.5秒経過したか
否かを判定し、経過していなければ前記ステップS60
6に移行し、経過していればステップS646〜S65
0で順に監視タイマを初期化する処理の電源オフ時間を
セットする処理、全データの出力要求をセットする処理
を行って図51のステップS700に移行する。
【0392】図51にはフェーズ4の処理のうちの可変
表示装置電源の制御処理手順である。
【0393】この処理のステップS700に移行する
と、該ステップS700で可変表示装置20の電源オン
情報をセットする処理を行ってステップS702に移行
する。
【0394】ステップS702では電源オフタイマが有
るか否かを判定し、なければそのまま図52のステップ
S750に移行し、あれば、ステップS704で電源オ
フタイマを更新する処理をしてステップS706に移行
する。
【0395】ステップS706では100ms秒経過し
たか否かを判定し、経過していなければステップS70
8での電源オフ情報をセットしてから図52のステップ
S750に移行し、経過していればそのまま図52のス
テップS750に移行する。
【0396】図52はフェーズ4の処理のうちの音の出
力編集および音の出力を行う制御処理手順である。
【0397】この処理のステップS750に移行する
と、該ステップS750で不正中であるか否かを判定
し、不正中でなければステップS752で通常時の音制
御領域を設定してからステップS756に移行するが、
不正中であればステップS754で不正時の音制御領域
を設定してからステップS756に移行する。
【0398】ステップS756では音出力実行中である
か否かを判定し、実行中でなければステップS758,
S760でEXECBITのセット処理、タイマの初期
化処理を行ってステップS768に移行し、音出力実行
中であればステップS762でタイマの更新処理をして
ステップS764に移行する。
【0399】ステップS764ではタイマが終了したか
否かを判定し、終了していなければそのまま図53のス
テップS800に移行し、終了したと判定したときにス
テップS766でポインタを更新してステップS768
に移行する。
【0400】ステップS768に移行すると、ステップ
S768〜S774で、順に、音番号より音データテー
ブルの先頭アドレス取出し処理、アッテネーションデー
タの取出し処理、ポインタより楽音データテーブルのア
ドレス算出処理、タイマをセットする処理を行なってス
テップS776に移行する。
【0401】ステップS776では繰返しコードか否か
を判定し、繰返しコードであれば繰返しコードでなくな
るまでステップS758に戻ってステップS758〜S
776のループ処理を繰返し、繰返しコードでなくなっ
た時点でステップS776からステップS778に移行
する。
【0402】ステップS778では終了コードか否かを
判定し、終了コードでなければステップS782,S7
84で順に音データのアドレスを算出する処理、アッテ
ネーションデータを出力する処理を行なってステップS
786に移行するが、終了コードであればステップS7
80〜S784で、順に、音停止情報をセットする処
理、音データのアドレスを算出する処理、アッテネーシ
ョンデータを出力する処理を行なってステップS786
に移行する。
【0403】ステップS786ではノイズチャンネルの
制御か否かを判定し、ノイズチャンネルの制御でなけれ
ばステップS788でチャンネルアドレス及び周波数デ
ータを出力する処理、周波数データを出力する処理を行
なって図53のステップS800に移行し、ノイズチャ
ンネルの制御であればステップS792に移行する。
【0404】ステップS792ではノイズデータは変化
したか否かを判定し、変化していなければそのまま図5
3のステップS800に移行し、変化していればステッ
プS794,S796で、順に、ノイズコントロールデ
ータを記憶する処理、チャンネルアドレスおよびノイズ
コントロールデータを出力する処理を行なってから図5
3のステップS800に移行する。
【0405】図53にはフェーズ4の処理のうちのスイ
ッチアクティブ情報をクリアする処理、リフレッシュレ
ジスタの値をセーブする処理、大当り乱数の更新をする
処理および表示用カウンタの更新をする処理の制御処理
手順を示す。
【0406】この処理のステップS800に移行する
と、ステップS800〜S804でスイッチSW(SW
1,SW2,SW3等)のアクティブ情報をクリアする処
理、リフレッシュレジスタの値をセーブする処理、大当
り乱数の更新をする処理を行ってからステップS806
に移行して表示用乱数を更新する処理を行う。
【0407】前記ステップS806の表示用乱数を更新
する処理は図17に示したマイクロコンピュータ610
のリセット端子RSTに分周器644からのリセットパ
ルスが入るまで行われ、そのリセットパルスが入るごと
に図25のステップS120に戻ってフェーズ0〜フェ
ーズ4の処理を行う。
【0408】図54には、図37,図38,図39のス
テップS1102,S1150,S1202のJUDG
E0およびJUDGE1の制御処理手順をしめす。
【0409】これらJUDGE0およびJUDGE1の
処理は図柄データの判定サブルーチンである。
【0410】JUDGE0の処理ではステップS150
0のデジタル表示図柄領域をセットする処理を、JUD
GE0の処理ではステップS1502で表示カウンタ領
域をセットする処理をそれぞれ行ってからステップS1
504に移行する。
【0411】そして、ステップS1504〜S1508
で順に左図柄の表示図柄を取り出す処理、中図柄の表示
図柄を取り出す処理、右図柄の表示図柄を取り出す処理
を行ってステップS1510に移行する。
【0412】ステップS1510では左図柄と中図柄が
一致しているか否かを判定し、一致していなければそれ
ぞれ図37,図38,図39のステップS1104,S
1152,S1204に移行し、一致していればステッ
プS1512に移行する。
【0413】ステップS1512ではリーチか否かを判
定し、リーチでなければそれぞれ図37,図38,図3
9のステップS1104,S1152,S1204に移
行し、リーチであればステップS1514,S1516
で順にリーチフラグをセットする処理、大当りテーブル
のアドレスを算出する処理を行ってステップS1518
に移行する。
【0414】ステップS1518では上段の図柄が大当
りか否かを判定し、大当りであればステップS1520
で上段の大当りフラグをセットして図37,図38,図
39のステップS1104,S1152,S1204に
移行するが、大当りでなければステップS1522に移
行する。
【0415】ステップS1522では下段の図柄が大当
りか否かを判定し、大当りでなければそのまま第図3
7,図38,図39のステップS1104,S115
2,S1204に移行するが、大当りであればステップ
S1524で下段の大当りフラグをセットする処理をし
てから図37,図38,図39のステップS1104,
S1152,S1204に移行する。
【0416】図55には図37のステップS1100の
FETCHの制御処理手順を示す。
【0417】この処理は停止図柄取込みのサブルーチン
である。
【0418】この処理は先ずステップS1550で大当
りか否かを判定し、大当りであればステップS1552
で大当り図柄領域を指示する処理をしてステップS15
56に移行し、外れ(ハズレ)であればステップS15
54で外れ図柄領域を指示する処理をしてステップS1
556に移行する。
【0419】そして、ステップS1556で該当図柄を
可変表示部に転送してから図37のステップS1102
に移行する。
【0420】図56には、図45,図46,図47のス
テップS404,S432,S456,S470のDT
GETOの制御処理手順を示す。
【0421】この処理が開始されると、先ず、ステップ
S1600で規定時間が経過したか否かを判定し、経過
していなければそのままステップS1606に移行し、
経過していればステップS1602に移行する。
【0422】ステップS1602ではポインタ更新が禁
止となっているか否かを判定し、禁止となっていればそ
のままステップS1606に移行し、禁止となっていな
ければステップS1604でポインタを更新する処理を
行ってからステップS1606に移行する。
【0423】ステップS1606ではポインタの上限値
になっているか否かを判定し、上限値になっていなけれ
ばそのままステップS1610に移行し、上限値になっ
ていればステップS1608でポインタを初期化してか
らステップS1610に移行する。
【0424】そして、ステップS1610〜S1614
で順にポインタをデータ長さ倍する処理、点滅データの
アドレスを算出する処理、点滅データを取り出す処理を
行ってから図45,図46,図47のステップS40
6,S434,S458,S472に移行する。
【0425】図57は、本発明に係るパチンコ遊技機の
遊技状態に応じた補助表示制御の第2実施の形態の制御
システムを示すブロック図である。
【0426】この第2実施の形態にて示されている補助
表示装置1780は、上述の第1実施の形態の補助表示
装置780と異なり、パチンコ遊技機の複数の遊技状態
(本実施の形態では14種類)の各々の変化に合わせて
その補助表示の態様が逐次変化するように構成されてい
る。なお、この第2の実施の形態の補助表示装置178
0は、白色蛍光灯1323,青色蛍光灯1324共その
明るさが2段階(明/暗の2段階)に調節できるように
構成されている。
【0427】又、第2実施の形態にて用られている第1
の制御手段1700(役物制御装置910)は、第1実
施の形態のそれに比して、ハズレ状態が発生したときに
後述のハズレウェイトタイムを作成するためのハズレウ
ェイトタイム終了信号発生手段1715、ハズレ状態が
発生したときに後述のハズレウェイトタイムを作成する
ためのハズレウェイトタイム終了信号発生手段171
5、ハズレ状態が発生したときに後述のハズレウェイト
タイムを作成するためのハズレウェイトタイム終了信号
発生手段1715、更にはこれも後述する不正発生時に
不正信号を出力する不正信号発生手段1760が設けら
れていることが異なるものであり、従って、以下の説明
において、第1実施の形態の制御手段に対応させて同意
一の名称が付された制御手段に関する説明は簡略に行な
う。
【0428】以下、第2実施の形態に係る上記制御シス
テムよる各種制御について、始動入賞口に遊技球が入賞
してから“大当り”が発生するまでに行なわれる補助表
示制御手段1750による補助表示装置780の状態表
示の変化の様子と、一旦“大当り”が発生した後に行な
われる、背景表示制御手段として例示する補助表示制御
手段1750による補助表示装置780の状態表示の変
化の様子とに分けて詳細に説明する。
【0429】先ず、始動入賞口に遊技球が入賞してから
“大当り”が発生するまでに行なわれる補助表示装置7
80による補助表示について説明する。
【0430】斯かる制御システムにおいて、電源が投入
され、遊技機が通常の作動状態となると、第2の制御手
段830により可変表示装置20に初期の図柄表示(数
字や記号等も含む。)がなされる。
【0431】このとき、白色蛍光灯323,青色蛍光灯
324を具えた補助表示制御装置780には、遊技機が
通常遊技状態(普段動作状態)であることを知らせる信
号が、補助表示制御手段1750を介して入力され、こ
の信号を受けて補助表示制御装置780は、青色蛍光灯
1324を暗く点灯して遊技機が通常遊技状態である旨
を示す通常遊技状態補助表示(普段動作補助表示)を行
なう。
【0432】また、電源が投入された直後の初期状態に
おいては、演算記憶手段1701から小排出未処理個数
がない旨を表わす信号が賞球排出制御手段1761に送
られる。
【0433】この小排出未処理個数なしを示す信号が送
られているうちは、図11に示すリミットソレイド81
4bが消磁され、賞球排出装置810は通常個数(例え
ば13個)の排出を行なう状態に保持される。
【0434】遊技の結果始動入賞口4,5,6のいずれ
かに遊技球が入賞すると、その入賞が始動入賞信号発生
手段SW1により検出され、その検出信号が演算記憶手
段1701に送られる。
【0435】演算記憶手段1701は前述の実施の形態
(第1実施の形態)にて説明したように始動入賞口に入
賞した入賞球の個数の加算値を算出すると共に、前記賞
球排出制御手段1761からの検出信号の入力毎に、前
記加算値を1宛減算する処理を行なって小排出未処理個
数を演算する。
【0436】小排出未処理個数が残っていることを示す
信号が賞球排出制御手段1761に送られると、前述の
リミットソレイド814b(図11)を励磁する処理が
行なわれる。賞球排出装置810が小排出(7個排出)
を行なう状態に切換えられる。
【0437】又、一方で演算記憶手段1701は、始動
入賞口に入賞した入賞球の加算値を所定限度内(例えば
最大値を「4」として)で別途記憶する。このように記
憶された加算値は、前記開始指令信号発生手段1702
から送られてくる信号が入力される毎に1宛減算され、
減算値が「0」となるまで可変表示ゲームが繰り返し行
なわれると共に、該減算値を表わす信号に基づいて未処
理個数が入賞個数記憶表示手段770に表示される。
【0438】第2の制御手段830は開始指令信号発生
手段1702からの開始指令信号に基づいて、表示制御
指令信号を出力し、可変表示装置20の可変表示部21
に可変表示図柄を変動して表示させる。
【0439】又、補助表示制御手段1750は、前記開
始指令信号発生手段1702からの開始指令信号を受け
て、初期の図柄表示中であることを示す補助表示装置7
80による補助表示(通常遊技状態補助表示)を終了さ
せる信号を出力する。
【0440】これと同時に、補助表示制御手段1750
は、前記開始指令信号発生手段1702からの指令信号
を受けて、補助表示装置780に該回転中信号を出力し
て、図柄が回転中であることを示すべく青色蛍光灯13
24を明るく点灯させる(図柄変動補助表示)。
【0441】更に又、開始指令信号発生手段1702か
らの開始指令信号は停止指令信号発生手段1703に送
られ、停止指令信号発生手段1703は、可変表示図柄
の変動が開始されてから所定時間経過した時点で、停止
指令信号を第2の制御手段830に送って可変表示部2
1の可変表示の図柄変動を停止せしめる。
【0442】更に前記停止指令信号発生手段1703か
らの停止指令信号は可変表示図柄の変動が停止された旨
を示す信号として補助表示制御手段1750に送られ
る。
【0443】補助表示制御手段1750は、該停止指令
信号を受けて、補助表示装置780の前記図柄変動補助
表示を終了させ、一方で、前記停止指令信号とリーチ信
号発生手段1712からのリーチ信号を同時に受けたこ
とを条件としてリーチ状態が発生したことを示すべく、
補助表示装置780の白色蛍光灯1323を明るく点滅
させてリーチ状態補助表示を行なう。
【0444】このように白色蛍光灯1323を明るく点
滅することによって行なわれるリーチ状態補助表示は、
所定時間に亘って継続して行なわれ、該所定時間が経過
した時点までに決定される“大当り”/“ハズレ”の結
果に基づいて、後述するように当該リーチ状態補助表示
終了後の補助表示が行なわれることとなる。
【0445】一方、前記停止指令信号発生手段1703
から停止指令信号が発生したときに前記リーチ信号が発
生していない場合には、上記リーチ状態補助表示は行な
われず、補助表示手段1750が補助表示装置780の
青色蛍光灯1324を明るく点灯させたままの状態を保
持し、その後所定時間が経過するの待って(可変表示装
置による可変表示ゲームが終了するのを待って)その旨
を示すべく白色・青色蛍光灯1323,1324を共に
明るく点灯させる(可変表示停止補助表示)。
【0446】上記可変表示ゲームの結果、リーチ状態が
発生せず上記リーチ状態補助表示が行なわれない場合に
は、可変表示ゲームの結果は必ず“ハズレ”となるの
で、上記可変表示停止補助表示に引き続いて補助表示制
御手段1750が補助表示装置780の白色・青色蛍光
灯1323,1324を共に消灯させる(ハズレ補助表
示)。
【0447】ところで可変表示ゲームの結果は大当り判
定手段1713により判定されるが、該判定手段171
3によって“ハズレ”と判定されると、ハズレ信号発生
手段1714からハズレ信号が発生して、これがハズレ
ウェイトタイム終了信号発生手段1715に送られる。
更に所定時間経過後、該ハズレウェイトタイム終了信号
発生手段1715からハズレウエイトタイム終了信号が
発生し、これが補助表示制御手段1750に送られる。
このハズレウエイトタイム終了信号を受けて、補助表示
制御手段1750は、上記ハズレ補助表示を停止させる
と共に前記補助表示装置780の青色蛍光灯1323
を、再び点灯させる(点灯の明/暗は未処理記憶の有無
に応じて行なわれる)。
【0448】一方、大当り判定手段1713によって
“大当り”であると判定され、その判定信号が大当り信
号発生手段1716に送られると、大当り信号発生手段
1716は大当り信号を補助表示制御手段1750に送
る。この大当り信号を受けた補助表示制御手段1750
は、補助表示装置780の青色蛍光灯1324を明るく
点滅させて、大当り遊技開始のウェイトタイム状態を知
らせる(大当り発生時ウェイトタイム補助表示)。
【0449】又、大当りウェイトタイム終了信号発生手
段1717は前記大当り信号を受け、信号を受けた時点
から所定時間経過した時点で大当りウェイトタイム終了
信号を補助表示制御手段1750に送る。この信号を受
けた補助表示制御手段1750は、補助表示装置780
の青色蛍光灯1324の点滅を中止させ、もって大当り
発生時ウェイトタイム補助表示を停止させるようになっ
ている。
【0450】開放開始信号発生手段1721は前記大当
りウェイトタイム終了信号を入力し、該信号に基いて開
放開始信号を出力する。このように出力された開放開始
信号は変動入賞装置50に送られて該変動入賞装置50
の大入賞口52が開放され、これによって実質的な“大
当り”状態が発生することとなる。
【0451】更に前記開放開始信号発生手段1721か
らの開放開始信号は、補助表示制御手段1750にも送
られて、補助表示装置780の青色蛍光灯1324が明
るく点灯されて、大入賞口52が開放され且つ継続条件
が未だ成立していない遊技状態であることを示すように
なる(継続条件成立前開放状態補助表示)。
【0452】次に、一旦“大当り”が発生した後に行な
われる補助表示制御手段1750による補助表示装置7
80の作動の様子について変動入賞装置50の動作の変
化と併せて説明する。
【0453】上述した開放開始信号発生手段1721か
らの開放開始信号の発生により大入賞口52が開放さ
れ、この状態で遊技球が当該大入賞口52内の継続入賞
口53に入賞すると、遊技球の入賞が継続入賞信号発生
手段56(SW2)により検出される。該継続入賞信号
発生手段56(SW2)からの継続入賞検出信号は補助
表示制御手段1750に送られ、このとき補助表示制御
手段1750は前記補助表示装置780の白色蛍光灯1
324を明るく点灯させて継続条件が成立した後の開放
状態であることを表示する(継続条件成立後開放状態補
助表示)。
【0454】前記開放開始信号は更に開放終了信号発生
手段1722に入力され、該手段1722には更に後述
の入賞個数判定手段1742からの信号(該信号は大入
賞口への入賞個数が所定個数(例えば10個)以上とな
ったか否かの判定結果を表わす)が入力される。開放終
了信号発生手段1722は、前記入賞個数判定手段17
42からの信号を入力するか、或いは、前記開放開始信
号を入力してから所定時間が経過するか、何れか早い方
の条件が成立したときに、前記大入賞口52の開放を終
了させる開放終了信号を変動入賞装置50に送ってその
開放を終了させ、同時に前記開放終了信号を前記補助表
示制御手段1750に送る。この開放終了信号を受けた
補助表示制御手段1750はそれまで行なっていた補助
表示装置780の白色蛍光灯1323の点灯を終了させ
る制御(又は後述の最終サイクル時に大入賞口52が開
放されているときに行なわれる白色蛍光灯1323を明
るく点滅させる制御)を終了させる。
【0455】又、インターバル開始信号発生手段172
6及び大当り終了ウェイトタイム信号発生手段1730
には、開放終了信号発生手段1722からの開放終了信
号と継続入賞判定手段1725からの継続入賞判定信号
の双方が入力される。
【0456】このうち大当り終了ウェイトタイム信号発
生手段1730は、前記開放終了信号を入力した時点で
継続入賞判定手段1725から継続入賞判定信号が未だ
入力されていないときに、“大当り”状態が間もなく終
了してしまうことを所定時間に亘って表示すべく、補助
表示制御手段1750に大当り終了ウェイトタイム信号
を出力する。補助表示制御手段1750は、該大当り終
了ウェイトタイム信号を受けて、補助表示装置780の
白色蛍光灯1323を暗く点滅させ、前記大当り終了ウ
ェイトタイム状態を補助的に表示する。
【0457】一方、前記開放終了信号を入力した時点で
上記継続入賞判定手段1725からの判定信号が、イン
ターバル開始信号発生手段1726に入力されていれ
ば、該インターバル開始信号発生手段1726からイン
ターバル開始信号が補助表示制御手段1750に送ら
れ、該補助表示制御手段1750によって補助表示装置
780の青色蛍光灯1324が暗く点滅されてインター
バルのウェイトタイム中であることが補助的に表示され
る。
【0458】上記インターバル開始信号発生手段172
6からのインターバル開始信号は同時にインターバル終
了信号発生手段1727にも送られ、インターバル終了
信号発生手段1727は上記信号が送られてから所定時
間経過した時点で、インターバル終了信号を補助表示制
御手段1750に送り、インターバルウェイトタイム中
に行なわれていた補助表示装置780の青色蛍光灯13
24の(暗い)点滅が停止されるようになっている。
【0459】上述した一連の制御は、遊技球が変動入賞
装置50内の継続入賞口53に入賞することを条件とし
て、所定サイクル(例えば10サイクル)を限度として
繰り返し行なわれる。
【0460】このサイクル数(開放回数)は継続回数判
定手段1728によってカウントされ、開放回数が未だ
所定回数(10回)に達していないとき、即ち、第1〜
第9サイクルのときは、前述した如くその状態の変化に
応じて補助表示装置780の白色・青色蛍光灯の点灯/
消灯を行なう。
【0461】一方、継続回数判定手段1728から最終
サイクルである旨を表わす判定信号が最終サイクル信号
発生手段1729に送られると、該最終サイクル信号発
生手段1729は補助表示制御手段1750に最終サイ
クル信号を送るようになる。
【0462】補助表示制御手段1750は、最終サイク
ルであることを示す信号を受けて、補助表示装置780
の白色蛍光灯1323を明るく点滅させる(最終サイク
ル補助表示)。
【0463】又、前記最終サイクル信号発生手段172
9からの最終サイクル信号は最終サイクルウェイトタイ
ム信号発生手段1731に送られ、該手段1731は、
最終サイクル信号を受信してから所定時間経過後に補助
表示制御手段1750に、最終サイクル終了ウェイトタ
イム信号を発生する。前記補助表示制御手段1750は
該信号を受け、前記補助表示装置780の白色蛍光灯1
323を明るく点灯させて、最終サイクルが終了するこ
とを補助的に表示する(最終サイクル終了補助表示)。
【0464】又、前記最終サイクル終了ウェイトタイム
信号は同時に前述の大当り終了信号発生手段1732に
も送られるようになっている。
【0465】この大当り終了信号発生手段1732は、
大当り終了ウェイトタイム信号発生手段1730からの
大当り終了ウェイトタイム信号(該信号は最終サイクル
での開放終了信号発生時より所定時間経過後に発生す
る)と、上記最終サイクル終了ウェイトタイム信号とを
同時に入力したときに大当り終了信号を、補助表示制御
手段1750に送って、該補助表示制御手段1750に
より補助表示装置780の青色蛍光灯1324を暗く点
灯させ、もって遊技状態が通常のものである旨を補助的
に表示させるようになっている。
【0466】又、前記補助表示制御手段1750には、
始動入賞信号発生手段(SW1)及び記憶表示制御手段
1704からの信号が直接入力されるようになってお
り、補助表示制御手段1750は前記記憶表示制御手段
1704に記憶されている入賞個数記憶が4より小さい
という条件の下で始動入賞信号発生手段(SW1)から
の信号発生タイミングに合わせて、遊技球が特定の入賞
口(始動入賞口)に入賞した旨を示すべく補助表示装置
780の白色・青色蛍光灯1323,1324を共に暗
く点灯させるようになっている(始動入賞口入賞補助表
示)。
【0467】更にまた、前記補助表示制御手段1750
には、不正信号発生手段1760からの不正信号が入力
されるようになっており、補助表示制御手段1750は
前記不正信号発生手段1760からの不正信号に基い
て、前記補助表示装置750の白色・青色蛍光灯132
3,1324を共に暗く点滅させて不正が発生したこと
を補助的に表示するようになっている(不正補助表
示)。
【0468】図58には図57に示した第2実施の形態
に係る第1の制御手段(役物制御手段)700によって
行われる補助表示装置780(白色蛍光灯,青色蛍光灯
1323,1324)の補助表示制御処理手順を示し、
図59にはその補助表示制御処理中に行なわれる割込処
理の手順を示す。
【0469】この補助表示制御処理と割込処理は遊技状
態の変化を、補助表示装置780の白色蛍光灯,青色蛍
光灯の点灯/消灯によって遊技者に逐一わかり易く視認
させるものである。
【0470】この補助表示制御処理が開始されると、先
ず、ステップS2002で補助表示装置780の青色蛍
光灯1324を暗く点灯させ、もって遊技機が通常の遊
技状態であることを表示して(通常遊技状態補助表
示)、ステップS2004に移行する。
【0471】ステップS2004では、始動入賞口4,
5,6に入賞して未だ可変表示ゲームが行われていない
入賞未処理の記憶(入賞個数記憶)があるか否かが判別
され、入賞未処理記憶がないと判別されたときは(判別
結果が“No”)、前記ステップS2002に戻って補
助表示装置780の青色蛍光灯1324を暗く点灯する
処理(通常遊技状態補助表示)を継続して行ない、反対
に入賞未処理記憶があると判別されたときは(判別結果
が“Yes”)、次のステップS2006で可変表示部
21の可変表示の変動開始(可変表示ゲームの開始)を
待ってからステップS2008に進む。
【0472】ステップS2008では補助表示装置78
0によって、可変表示装置20の可変表示部21の図柄
が変動中(可変表示ゲーム中)であることを表示すべく
前記補助表示装置780の青色蛍光灯1324を明るく
点灯させて(図柄変動中補助表示)、ステップS2010
に進む。
【0473】ステップS2010では、上記可変表示ゲ
ームの結果が、大当り発生の可能性を含んでいるか否か
(リーチ状態となったか否か)が判別される。
【0474】この判別結果が“No”、即ち、大当り発
生の可能性が生じなかった(リーチ状態にならなかっ
た)ときには、続くステップS2012〜S2016の
処理が行なわれる。
【0475】先ずステップS2012では、可変表示ゲ
ームが終了したか否か(可変表示の変動終了)が判別さ
れ、この判別結果が“Yes”に転じるのを待ってから
ステップS2014に進む。ステップS2014では図
柄の変動が停止したことを補助表示装置780にて表示
すべく該補助表示装置780の白色蛍光灯13223を
所定時間に亘って明るく点灯させて、次のステップS2
016に進む。ステップS20161では、可変表示ゲ
ームの結果がハズレとなった(リーチ状態が生じないと
きは必ず“ハズレ”となる)ことを表示すべく補助表示
装置780の白色蛍光灯1323,青色蛍光灯1324
を共に所定時間に亘って消灯し(ハズレ補助表示)その
後前記ステップS2004に戻って、当該処理を繰り返
す。
【0476】一方、前記ステップS2010の判別結果
が“Yes”のとき、即ち、可変表示ゲームの結果、大
当り発生の可能性が生じた(リーチ状態になった)と判
定されたときには、ステップS2018に進んで、リー
チ状態が発生したことを表示すべく補助表示装置780
の白色蛍光灯1323を明るく点滅させてステップS2
020に進む。
【0477】ステップS2020では前記ステップS2
012と同様に可変表示ゲームが終了したか否かが判別
され、この判別結果が“Yes”に転じるのを待ってか
らステップS2022に進む(この間白色蛍光灯132
3は明るく点滅する)。
【0478】ステップS2022では、前記ステップS
2014と同様に、図柄の変動が停止したことを補助表
示装置780にて表示すべく該補助表示装置780の白
色蛍光灯1323を所定時間に亘って明るく点灯させ
て、次のステップS2024に進む。
【0479】ステップS2024では、リーチ状態が発
生した可変表示ゲームの最終結果、即ち、大当りが発生
したか否かが判別される。この判別の結果、今回行なわ
れた可変表示ゲームで大当りが発生しなかったと判定さ
れたときには(判別結果が“No")前記ステップS20
16に進んで、可変表示ゲームの結果がハズレとなった
ことを表示すべく補助表示装置780の白色蛍光灯13
23,青色蛍光灯1324を共に所定時間に亘って消灯
し(ハズレ補助表示)、前記ステップS2004に戻っ
て、当該処理を繰り返す。
【0480】一方、前記ステップS2024の判別結果
が“Yes”のときにはステップS2026〜S205
0による大当り発生時の補助表示制御が行なわれる。
【0481】先ず、ステップS2026では大当りが発
生したことを遊技者に知らせるべく補助表示装置780
の青色蛍光灯1324を所定時間に亘って明るく点滅さ
せ(大当りウェイトタイム状態補助表示)、次いでステ
ップS2030に進む。
【0482】ステップS2030では、この時点で継続
されている大当り状態が、最終サイクルでの大当り状態
であるか否かが判別される。この判別は、図15に示し
た継続回数判定手段1728によって、即ち、大入賞口
52の開放回数が所定回数(例えば10回)となったか
否かによって行なわれる。
【0483】この判別結果が“No”、即ち、未だ最終
サイクルに至ってないうちは、ステップS2032に進
んで、補助表示装置780の青色蛍光灯1324を明る
く点灯させることにより遊技状態が継続条件成立前の開
放状態であることを補助的に表示して、ステップS20
34に進む。
【0484】ステップS2034では、大当り遊技状態
の継続条件が成立したか否かが、例えば継続入賞口53
に遊技球が入賞(1回目の入賞)したか否かによって判
別される。この判別結果が“No”のとき、即ち、未だ
継続入賞口53に遊技球が入賞していないときには、ス
テップS2036に進んで、大入賞口52が開放されて
から所定時間が経過したか、或いは大入賞口52に遊技
球が所定個数(10個)入賞したか(10カウント)の
何れかの条件が成立したか否かが判別される。このステ
ップS2036の判別結果が“No”のときにはそのま
ま前記ステップS2032に戻ってステップS2032
〜ステップS2036の処理を繰り返す。
【0485】前記継続条件が成立する前(前記ステップ
S2034が“Yes”に転じる前)に前記ステップS
2036の判別結果が“Yes”に転じると、(このと
き大入賞口52は閉じられる)ステップS2038にて
補助表示装置780の白色蛍光灯1323を暗く点滅す
る処理が所定時間に亘って行なわれ、これにより、大当
り状態が終了することが遊技者に知られる(大当り終了
ウェイトタイム状態補助表示)。斯かる処理が終了する
と、その後、再びステップS2004より上記一連の処
理を繰り返す。
【0486】一方、前記ステップS2034の判別結果
が“Yes”となったとき、即ち、大入賞口52の開放
処理が終了する前に前記継続条件が成立したときには、
ステップS2040に進んで補助表示装置780の白色
蛍光灯1323を明るく点灯させ、もって、大入賞口5
2が開放されしかも継続条件が成立していることを補助
表示装置780にて表示する(継続条件成立後開放状態
補助表示)。
【0487】次のステップS2042では、前述のステ
ップS2036と同様に、大入賞口52が開放されてか
ら所定時間が経過したか、或いは大入賞口52に遊技球
が所定個数(10個)入賞したか(10カウント)の何
れかの条件が成立したか否かが判別される。この判別結
果が“No”のうちは前記ステップS2040に戻って
補助表示装置780の白色蛍光灯1323の明るい点灯
を継続させる。 前記ステップS2042の判別結果が
“Yes”に転じると(このとき大入賞口52は閉じら
れる)、今度は補助表示装置780の青色蛍光灯132
4が暗く点滅され、遊技状態がインターバルウェイトタ
イム状態(1つのサイクルから次のサイクルへの移行時
に設けられるインターバル状態)であることが遊技者に
知らされる(インターバルウェイトタイム状態補助表
示)。
【0488】上述のように大当りが発生して大入賞口5
2が開放され大当り遊技状態が成立すると、上記所定の
継続条件が成立するかぎり大入賞口52の開放動作が所
定回数(10回)を限度に継続される。
【0489】そして大入賞口52の開放動作が最終サイ
クル(10回目)に至ると、前記ステップS2030の
判別結果が“Yes”に転じて、ステップS2046以
降の処理が行なわれる。
【0490】まず、ステップS2046では補助表示装
置780の白色蛍光灯1323を明るく点滅させる処理
が行なわれ、これによってこの時点での遊技状態が最終
サイクルでの大当り状態であることが遊技者に知らされ
る(最終サイクル補助表示)。
【0491】次のステップS2048では、前述のステ
ップS2036,S2042と同様に、大入賞口52が
開放されてから所定時間が経過したか、或いは大入賞口
52に遊技球が所定個数(10個)入賞したか(10カ
ウント)の何れかの条件が成立したか否かが判別され
る。この判別結果が“No”のうちは前記ステップS2
046に戻って補助表示装置780の白色蛍光灯132
3を明るく点滅させる制御が継続される。
【0492】このステップS2048の判別結果が“Y
es”に転じると(このとき大入賞口52は閉じられ
る)、今度は補助表示装置780の白色蛍光灯1323
が明るく点灯され(ステップS2050)、これによっ
て、最終サイクルに至った後大当り遊技状態が終了する
ことが遊技者に知らされ、その後、再びステップS20
04より処理を繰り返す。
【0493】上述の補助表示制御処理が行なわれている
間に、適宜(例えば所定時間経過毎)、図59に示す割
込処理が行われる。
【0494】この割込処理は、始動入賞口4,5,6に
遊技球が入賞したとき、或いは、遊技者等による不正が
検知されたときに、可変表示ゲームの開始条件の成立、
不正発生を補助表示装置780によって表示させるため
の処理である。
【0495】この割込処理が開始されると、先ず、ステ
ップS2060で始動入賞口4,5,6への入賞があっ
たか否かが判別される。この判別結果が“No”即ち、
始動入賞口への遊技球の入賞が検出されていないときに
は、続くステップS2061,S2062をスキップし
て、ステップS2064に進む。
【0496】一方、前記ステップS2060の判別結果
が“Yes”のとき、即ち、遊技球の始動入賞口への入
賞が検出されたときには、この時点で記憶表示手段17
04(図57)に記憶されている入賞個数記憶が4より
小さいか否かが判別される(ステップS2061)。こ
の判別結果が“Yes”のときには、可変表示ゲームの
開始条件が成立したことを補助表示装置780により表
示すべく、該補助表示装置の白色蛍光灯1323,青色
蛍光灯1324を共に暗く点灯させて(ステップS20
62)、その後ステップS2064に進む。(始動入賞
口入賞補助表示)一方、前記ステップS2061の判別
結果が“No”のとき、即ち、この時点までに既に4個
以上の遊技球の始動入賞口への入賞が前記記憶表示制御
手段1704に記憶されているときには、遊技球が始動
入賞口に入賞した旨の補助表示を行なうことなく(該入
賞球による可変表示ゲームは行なわれない)そのままス
テップS2064に進む。
【0497】ステップS2064では遊技者等による不
正の発生が検出されたか否かが判別される。この判別結
果が“No”のときにはそのまま本割込処理を終了し
て、図図58の補助表示制御処理に戻る。一方、この判
別結果が“Yes”のとき、即ち、不正が検出されたと
きには、ステップS2066に進んで、不正が発生した
ことを補助表示装置780にて表示させるべく該補助表
示装置の白色蛍光灯1323,青色蛍光灯1324を共
に暗く点滅させて(ステップS2066)、当該不正発
生に対する処理が終了するまでその状態を維持(ホール
ド状態)するようになっている(不正補助表示)。
【0498】以上詳述したように本実施の形態に係るパ
チンコ遊技機(ゲーム機)は、可変表示装置20に可変
表示部21と補助表示装置(白色蛍光灯,青色蛍光灯)
780とが設けられ、前記可変表示部21にて可変表示
ゲームが行なわれ、前記補助表示装置によって前記可変
表示部21の識別信号が表示される液晶パネル420の
色彩(桜色/空色)及び/又は明るさ(明/暗)が変化
されるようになっており、第1の制御手段によって該補
助可変表示装置による可変表示部の液晶パネルの色彩及
び/又は明るさが前記可変表示ゲームに伴う可変表示部
の表示態様の変化に応じて変化するので、遊技者は液晶
パネルの色彩/明るさによって遊技盤に設置された変動
入賞装置50の変化態様を視認することができるように
なってパチンコ遊技の興趣が高められることとなる。
【0499】なお、本実施の形態では本発明を、可変表
示装置を具えたパチンコ遊技機(第1種遊技装置)に適
用した例を示したが、可変表示装置を具えたゲーム機で
あれば如何なる機種のゲーム機(例えばパチスロ)にも
本発明は適用可能である。
【0500】また、本実施の形態の可変表示装置におけ
る図柄表示は、液晶パネル420にて液晶表示されるよ
うになっているが、これに限ることなく、可変表示装置
として、例えば回転ドラムを用い、該回転ドラムに予め
図柄をプリントしておいてこれにより図柄表示してもよ
い。この場合、回転ドラムの材質を透明/半透明のもの
とすることによって、図柄が表示された下地の色を、上
記実施の形態にて示した構成の補助表示装置によって変
化させることが可能となる。
【0501】また、本実施の形態では、補助表示装置7
80に白色蛍光灯323及び青色蛍光灯324を具え、
これら2つの蛍光灯を点灯/点滅させることによって液
晶パネル420の下地の色彩/明るさを変化させるよう
にしたが、斯かる構成に限ることなく、可変表示部21
の下地の色彩/明るさを変化させ得るものであれば、電
球、LED等如何なるタイプの光源を用いてもよい。
【0502】また、本実施の形態では蛍光灯の種類を
白、青の2種類、その数も2本としているが、種類,本
数とも3以上として、色彩/明るさにバリエーションを
与えるようにしてもよい。又、蛍光灯を1本として明る
さのみを変えてもよい。
【0503】また、本実施の形態では可変表示部21の
下地(液晶パネル)の色彩/明るさを変化させるに当っ
て、該液晶パネルの後部に補助表示装置(白色蛍光灯,
青色蛍光灯)設置し、液晶パネル420を後部より照射
する構成としたが、液晶パネルの見かけ上の色彩/明る
さを変化させ得る配置であれば、補助表示装置を、例え
ば、液晶パネルの斜め前方に配置して光を反射させる
等、他の配置パターンを採用してもよい。
【0504】又、本実施の形態にて用いられた、液晶パ
ネル420をその後部より照射するタイプの補助表示装
置(白色蛍光灯323,青色蛍光灯324)に代えて、
液晶パネル自体の色彩を変化させるカラー液晶タイプの
補助表示装置を適用してもよい。
【0505】また、本実施の形態の可変表示装置20
は、表示図柄を0〜9までの数字及びアルファベットを
組合せて可変表示しているが、他と識別可能な図柄であ
れば、絵柄等如何なる図柄を可変表示してもよい。
【0506】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、可変表示手段
に大当り表示態様が表示された場合に、可変表示制御手
段が識別記号とは異なる人形のキャラクタを前記可変表
示手段に表示させ、かつ、補助表示制御手段が補助表示
手段を制御することで当該人形のキャラクタが表示され
た可変表示手段における下地の色彩及び/又は明るさを
前記大当り表示態様が表示される前の態様とは異なる態
様に変化させることから、可変表示手段に大当り表示態
様が表示されると、該大当り表示態様を形成した識別記
号の表示が変化して人形のキャラクタが表示される他、
その下地の表示態様も変化することとなり、大当り状態
の発生が従来にない斬新な方法で的確に装飾および報知
されるので、遊技者に対して遊技状態の変化、特に大当
り状態への変化を的確に認識させながら安心して遊技を
行わせることができるとともに、より興趣を高めた遊技
を行わせることができる。請求項2の発明によれば、
変表示ゲームが大当り表示態様となる可能性を含んだリ
ーチ状態となった場合に、補助表示制御手段が補助表示
手段を制御することで当該リーチ状態の可変表示手段に
おける下地の色彩及び/又は明るさを前記リーチ状態と
なる前の態様とは異なる態様に変化させることから、リ
ーチ状態の時点で下地の表示態様が変化し、その後、大
当り状態が発生すると、大当り表示態様の識別記号の表
示が変化して人形のキャラクタが表示され、その下地の
表示態様もリーチ状態の時点から更に変化することとな
り、遊技状態が通常の可変表示ゲームからリーチ状態に
変化し更に大当り状態に変化する過程が従来にない斬新
な方法で的確に装飾および報知されるので、遊技者に対
して種々の遊技状態の変化を的確に認識させながら安心
して遊技を行わせることができるとともに、より興趣を
高めた遊技を行わせることができる
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の遊技機に係る第1の実施の形態として
示すパチンコ遊技機の正面図である。
【図2】遊技盤の裏面図である。
【図3】可変表示装置の正面図である。
【図4】遊技盤への可変表示装置の取付け説明を示す可
変表示装置の前枠部と主体部との分離状態斜視図であ
る。
【図5】遊技盤に設置された可変表示装置の縦断側面図
である。
【図6】可変表示装置の前枠部の分解斜視図である。
【図7】遊技盤に設置された可変表示装置の前枠部によ
るその直下の始動入賞口への遊技球の誘導状態を示す斜
視図である。
【図8】可変表示装置の本体部の分解斜視図である。
【図9】変動入賞装置の斜視図である。
【図10】裏機構盤の裏面図である。
【図11】賞球排出装置の斜視図である。
【図12】賞球排出装置の平面図である。
【図13】賞球排出装置の斜視図である。
【図14】パチンコ遊技機の裏面図である。
【図15】図1の制御手段および図2の制御手段(可変
表示制御手段)による制御ブロック図である。
【図16】図15図に示した図1の制御手段によって行
なわれる補助表示制御処理手順を示すフローチャートで
ある。
【図17】役物制御手段の内部構成を示す制御ブロック
図である。
【図18】(A),(B),(C)はそれぞれ液晶パネ
ル420に表示される可変表示制御手段660のROM
662中に記憶された20組ずつの左図柄、中図柄およ
び右図柄を示す図である。
【図19】大当りの図柄の組合わせ態様を示す図であ
る。
【図20】大当りが発生したときに人形がバンザイを繰
り返す表示を示す図である。
【図21】大当りが発生したときの“ヨッ!日本一”の
メッセージの表示を示す図である。
【図22】大当りの遊技が完了したときの“大勝利”の
メッセージと人形のキャラクタを示す図である。
【図23】大当りの遊技が完了したときに人形がバンザ
イを繰り返する表示を示す図である。
【図24】図17のコンピュータシステムによって行な
われるメイン処理の制御処理手順を示すフローチャート
である。
【図25】図24のメイン処理のうちの入力処理の制御
処理手順を示すフローチャートである。
【図26】図24のメイン処理のうちの初期化処理(フ
ェーズ1)の制御処理手順を示すフローチャートであ
る。
【図27】図24のメイン処理のうちの出力処理(フェ
ーズ2)の制御処理手順を示すフローチャートの一部で
ある。
【図28】図24のメイン処理のうちの出力処理(フェ
ーズ2)の制御処理手順を示すフローチャートの一部で
ある。
【図29】図24のメイン処理のうちの出力処理(フェ
ーズ2)の制御処理手順を示すフローチャートの一部で
ある。
【図30】図24のメイン処理のうちの不正監視処理、
スイッチの入力監視処理、ゲーム動作処理(フェーズ
3)の制御処理手順を示すフローチャートの一部であ
る。
【図31】図24のメイン処理のうちの不正監視処理、
スイッチの入力監視処理、ゲーム動作処理(フェーズ
3)の制御処理手順を示すフローチャートの一部であ
る。
【図32】図24のメイン処理のうちの不正監視処理、
スイッチの入力監視処理、ゲーム動作処理(フェーズ
3)の制御処理手順を示すフローチャートの一部であ
る。
【図33】図24のメイン処理のうちの不正監視処理、
スイッチの入力監視処理、ゲーム動作処理(フェーズ
3)の制御処理手順を示すフローチャートの一部であ
る。
【図34】ゲーム処理のステップS00〜S09の流れ
の制御処理手順の概要を示すフローチャートである。
【図35】ステップS00〜S09ゲーム処理の詳しい
制御処理手順の概要を示すフローチャートの一部であ
る。
【図36】ステップS00〜S09ゲーム処理の詳しい
制御処理手順の概要を示すフローチャートの一部であ
る。ステップS00〜S09ゲーム処理の詳しい制御処
理手順の概要を示すフローチャートの一部である。
【図37】ステップS00〜S09ゲーム処理の詳しい
制御処理手順の概要を示すフローチャートの一部であ
る。
【図38】ステップS00〜S09ゲーム処理の詳しい
制御処理手順の概要を示すフローチャートの一部であ
る。
【図39】ステップS00〜S09ゲーム処理の詳しい
制御処理手順の概要を示すフローチャートの一部であ
る。
【図40】ステップS00〜S09ゲーム処理の詳しい
制御処理手順の概要を示すフローチャートの一部であ
る。
【図41】ステップS00〜S09ゲーム処理の詳しい
制御処理手順の概要を示すフローチャートの一部であ
る。
【図42】ステップS00〜S09ゲーム処理の詳しい
制御処理手順の概要を示すフローチャートの一部であ
る。
【図43】ステップS00〜S09ゲーム処理の詳しい
制御処理手順の概要を示すフローチャートの一部であ
る。
【図44】ステップS00〜S09ゲーム処理の詳しい
制御処理手順の概要を示すフローチャートの一部であ
る。
【図45】フェーズ4の出力編集、音の編集・出力およ
び乱数の生成処理の制御処理手順を示すフローチャート
の一部である。
【図46】フェーズ4の出力編集、音の編集・出力およ
び乱数の生成処理の制御処理手順を示すフローチャート
の一部である。
【図47】フェーズ4の出力編集、音の編集・出力およ
び乱数の生成処理の制御処理手順を示すフローチャート
の一部である。
【図48】フェーズ4の出力編集、音の編集・出力およ
び乱数の生成処理の制御処理手順を示すフローチャート
の一部である。
【図49】フェーズ4の出力編集、音の編集・出力およ
び乱数の生成処理の制御処理手順を示すフローチャート
の一部である。
【図50】フェーズ4の出力編集、音の編集・出力およ
び乱数の生成処理の制御処理手順を示すフローチャート
の一部である。
【図51】フェーズ4の出力編集、音の編集・出力およ
び乱数の生成処理の制御処理手順を示すフローチャート
の一部である。
【図52】フェーズ4の出力編集、音の編集・出力およ
び乱数の生成処理の制御処理手順を示すフローチャート
の一部である。
【図53】フェーズ4の出力編集、音の編集・出力およ
び乱数の生成処理の制御処理手順を示すフローチャート
の一部である。
【図54】JUDGE0およびJUDGE1の制御処理
手順を示すフローチャートである。
【図55】FETCHの制御処理手順を示すフローチャ
ートである。
【図56】DTGET0の制御処理手順を示すフローチ
ャートである。
【図57】本発明に係るパチンコ遊技機の遊技状態に応
じた補助表示制御の第2の実施の形態の制御システムを
示すブロック図である。
【図58】図57に示した第1の制御手段によって行な
われる補助表示制御処理のメインルーチンを示すフロー
チャートである。
【図59】上記補助表示制御処理のメインルーチンの実
行中に行なわれる割込処理のフローチャートである。
【符号の説明】
1 パチンコ遊技機(遊技機) 20 可変表示装置(可変表示手段) 50 変動入賞装置 323 白色蛍光灯(補助表示手段) 324 青色蛍光灯(補助表示手段) 500 可変表示制御基盤(可変表示制御手段) 660 第2のマイクロコンピュータ(可変表示制御
手段) 750 補助表示制御手段 780 補助表示装置(補助表示手段) 830 第2の制御手段(可変表示制御手段) 1323 白色蛍光灯 1324 青色蛍光灯
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−201286(JP,A) 特開 平1−297088(JP,A) 特開 昭63−11185(JP,A) 特開 平4−33673(JP,A) 特開 平4−17872(JP,A) 特開 平4−6519(JP,A) 実開 昭63−188077(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A63F 7/02

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定の識別記号による表示態様が種々変化
    し得る可変表示手段と、該可変表示手段の前記所定の識
    別記号による表示態様を変化させることによって可変表
    示ゲームを行わせる可変表示制御手段と、を備え、該可
    変表示ゲームの結果態様が予め定められた大当り表示態
    様となった場合に、変動入賞装置が開状態に変換するよ
    うに構成された遊技機において、 前記可変表示手段における下地の色彩及び/又は明るさ
    を変化させることが可能な補助表示手段と、 前記補助表示手段による下地の色彩及び/又は明るさの
    変化を前記可変表示ゲームに伴う表示態様の変化に応じ
    て制御する補助表示制御手段と、 を備え、 前記可変表示手段に前記大当り表示態様が表示された場
    合に、前記可変表示制御手段が前記識別記号とは異なる
    人形のキャラクタを前記可変表示手段に表示させ、か
    つ、前記補助表示制御手段が前記補助表示手段を制御す
    ることで当該人形のキャラクタが表示された可変表示手
    段における下地の色彩及び/又は明るさを前記大当り表
    示態様が表示される前の態様とは異なる態様に変化させ
    るようにした ことを特徴とする遊技機。
  2. 【請求項2】前記可変表示ゲームが前記大当り表示態様
    となる可能性を含んだリーチ状態となった場合に、前記
    補助表示制御手段が前記補助表示手段を制御することで
    当該リーチ状態の可変表示手段における下地の色彩及び
    /又は明るさを前記リーチ状態となる前の態様とは異な
    る態様に変化させるようにしたことを特徴とする請求項
    1記載の遊技機。
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