JP2929554B2 - 弾球遊技機 - Google Patents

弾球遊技機

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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、複数の識別情報による可変表示ゲームを実
行可能な可変表示手段を遊技盤に配設するとともに、該
可変表示手段の直下方部に遊技球の入賞に基づき該可変
表示ゲームを始動可能な始動入賞口を配設し、該可変表
示ゲームの結果態様が特別の結果態様となったことに関
連して遊技者に所定の遊技利益を付与可能にした弾球遊
技機に関する。
[従来の技術] 従来より、複数の識別情報による可変表示ゲームを実
行可能な可変表示装置と、遊技球の入賞に基づき該可変
表示ゲームを始動可能な始動入賞口と、が配設される遊
技盤(遊技領域)に遊技球を打ち込んで遊技を行い、可
変表示ゲームの結果態様が予め定められた特別の結果態
様となった場合に、遊技者に所定の遊技利益の付与とし
て、例えば、変動入賞装置を開放させる等の特別遊技状
態を発生させるようにしたパチンコ遊技機等の弾球遊技
機が知られている。
この種の弾球遊技機においては、従来、遊技領域中に
打ち込まれた打球が、遊技領域中に植設された釘によ
り、程良く始動入賞口方向に流下するように調整されて
いた。
始動入賞口への遊技球の入賞は可変表示ゲームの始動
に関わる結果、遊技者にとって非常に興味深いものであ
るため、遊技球が遊技領域を様々に流下方向を変化しな
がら流下する状態を長く見て楽しめるようにする等の理
由から、始動入賞装置は一般的に遊技領域の下方部に配
置することが多くなっている。
[発明が解決しようとする課題] 従来より、可変表示装置は、上述したように特別遊技
状態の発生に関わる可変表示ゲームの実行といった非常
に重要な機能を有するため、遊技領域の中央に配置して
遊技者に注目しやすいように構成されるものがほとんど
である。したがって、可変表示装置を遊技領域の中央に
配置し、その下方部に始動入賞口を配置することが遊技
領域における役物装置の配置構成の主流になっている。
そのため遊技領域に弾発された遊技球は流下の過程で可
変表示装置に衝突して、その下方部にある始動入賞口周
辺に流下しにくくなっている。
始動入賞口周辺に遊技球が流下しにくくなると、始動
入賞口へ遊技球が入賞して行われる可変表示ゲームの作
動回数が少なくなり、特別遊技状態の発生に対する期待
感が薄れて遊技者の遊技離れを起こしてしまうという問
題点がある。
この問題点を解消する方法として、遊技盤に植設され
ている障害釘を調整して、始動入賞口から離れた位置を
流下する遊技球を始動入賞口方向に流下しやすくする方
法があるが、この方法だと障害釘を大幅に調整しなけれ
ばならず、その調整が難しいだけでなく、その調整作業
に大変手間取ってしまうという問題点があった。
また、近時においては、可変表示ゲームによる興趣を
向上させるために、可変表示装置を大型化することが行
われている。この様な大型の可変表示装置を配設する
と、始動入賞口の上方部を広範囲にわたり可変表示装置
が完全に覆う状態になってしまい、更に始動入賞口周辺
へ遊技球が流下しにくくなってしまう。そのため、始動
入賞口周辺へ遊技球を流下させるためには、更に大幅な
障害釘の調整をしなければならなかった。また、更に可
変表示装置の大型化が進むと、遊技領域自体が狭めら
れ、遊技球が流下する経路が限定されてしまう他、障害
釘を植設するスペースが限られてしまうため、始動入賞
口周辺へまんべんなく遊技球を流下させること自体が困
難になってしまう。
この発明は上記問題点を解決するためになされたもの
で、遊技盤に可変表示装置を配設しても、大幅な障害釘
の調整を必要としないで、簡単な方法で可変表示装置の
下方の始動入賞口の方向に遊技球を流下させることがで
きる弾球遊技機を提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 上記課題を解決するため、 複数の識別情報による可変表示ゲームを実行可能な可
変表示手段(例えば、前枠部200と液晶表示ユニット33
0)を遊技盤(1)に配設するとともに、該可変表示手
段の略直下方部に遊技球の入賞に基づき該可変表示ゲー
ムを始動可能な始動入賞口(5)を配設し、該可変表示
ゲームの結果態様が特別の結果態様となったことに関連
して遊技者に所定の遊技利益を付与可能にした弾球遊技
機(例えば、パチンコ遊技機)において、 前記可変表示手段は、 前記遊技盤に形成された開口部(例えば、貫通孔1A)
の裏側に配設され、該開口部に臨む所要の表示部(例え
ば、液晶表示パネル340)を前側に有する可変表示器
(例えば、液晶表示ユニット330)と、 前記遊技盤の開口部に対して該遊技盤の前方側から取
り付けられ、前記可変表示器の表示部に対応する表示用
開口枠部(例えば、包囲枠221)が形成された前面構成
部材(例えば、前枠部200)と、 を含んで構成されるとともに、前記表示用開口枠部の
前方側を開口させて前記表示部前面側が凹室状となるよ
うに構成し、 前記表示用開口枠部の下辺部に、遊技球が少なくとも
左右方向に転動可能であって、該転動する遊技球を前記
始動入賞口側へ流下可能な傾斜部(例えば、案内凹部22
5)を有する遊技球転動部(例えば、球交流空間222a)
を形成し、 前記可変表示器は、前記遊技盤の裏面側所定位置に、
遊技盤裏面部材(例えば、本体前枠310)を介して、該
可変表示器の表示部が前記前面構成部材の表示用開口枠
部に対応するように取り付け、 前記前面構成部材の上方部分周辺を流下する遊技球が
流入可能な流入口(例えば、球流入口211)を当該前面
構成部材に形成し、該流入口より流入した遊技球を遊技
球誘導路(例えば、ワープ通路223a,223a)を介して前
記遊技球転動部に導出させるワープ手段(例えば、球流
入口211、ワープ入口223,223、ワープ通路223a,223a、
ワープ出口224,224等)を具備させ、 前記遊技球誘導路を前記遊技盤裏面部材側に形成し
て、前記ワープ手段は、前記流入口より流入した遊技球
を前記遊技盤の裏面側で誘導するように構成した。
前記ワープ手段により導出された遊技球の転動状態を
電気的作用に基づき変換可能な変換手段(例えば、モー
タ314、球誘導部材315)を、前記遊技盤裏面部材に一体
的に形成してもよい。
[作用] 本発明によれば、該遊技球は遊技球誘導路を介してワ
ープ手段により、前面構成部材の表示用開口枠部の下辺
部に形成された遊技球転動部に導出される。該遊技球転
動部には傾斜部が形成されているため、該遊技球転動部
を転動した遊技球はこの傾斜部から流下すると、その下
部に配設された始動入賞口側に落下することとなり、始
動入賞口周辺に遊技球が集まるようになる。
また、前記遊技球誘導路は、遊技盤の裏面側に配設さ
れて可変表示器を取り付けることが可能な遊技盤裏面部
材に形成されているため、流入口から流入した遊技球は
遊技盤の裏面で誘導されることとなる。
[実施例] 第1実施例 第1図は、この発明に係る弾球遊技機の第1実施例と
して例示するパチンコ遊技機の遊技領域2部分の構成例
を示す。このパチンコ遊技機の遊技盤1の前面には、図
示省略の操作ダイヤルにより駆動される遊技球発射装置
によって発射された遊技球を遊技盤の上方部まで案内す
るガイドレール3が配設され、遊技盤前面のガイドレー
ル3とガラス板とによって囲まれた空間内に遊技領域2
が設けられている。
そして、この遊技領域2の中央には大当りの遊技(特
別遊技)の権利の発生のための可変表示ゲームを行なう
可変表示部21を備えた可変表示ゲーム装置としての可変
表示装置20が設置されている。
前記可変表示部21は縦に3分割されて、このように分
割された各々の領域に、左から順に左図柄表示部22、中
図柄表示部23、右図柄表示部24が夫々設けられている。
上記左図柄表示部22、中図柄表示部23及び右図柄表示
部24のそれぞれの表示部は第2図(a)に示すような第
1層目パターン25と第2図(b)で示す第2層目パター
ン26の2枚のパネルによって作られた液晶パネル(詳細
は後述)により構成されている。
そして前記第1層目パターン25はトランプカードをめ
くったような図柄を表示するカード表示部22a,23a,24a
からなっている。
また前記第2層目パターン26はカードをめくる途中で
未だ裏側しか見えない状態の図柄を表示する裏カード表
示部22b,23b,24bと、めくる途中で表側が現れ始めた状
態の表カード表示部22c,23c,24cとから構成されてい
る。
そして後述する本パチンコ遊技機の制御システムによ
り左図柄表示部22に「1,2,3,4,5,6,7,8,9,0,J,Q,K,A,
P,」の15個の図柄がこの順序で、遊技者がトランプのカ
ードをめくるような変動の態様で表示が変化され、中図
柄表示部23と右図柄表示部24も左図柄表示部22と同様に
変化されるようになっている。
この可変表示装置20の可変表示部21の周囲には、その
左肩部分に流入する遊技球を可変表示部20直下の始動入
賞口5中に流入し易くなるように導く球流入口211、球
誘導路214及び球誘導部材315が設けられている。
前記可変表示装置20の上部には始動入賞口4,5,6に入
賞して未だ可変表示ゲームが行われていない入賞記憶個
数を表示する、複数(例えば、4個)の入賞個数記憶表
示ランプLED1〜4が設置されていて、該入賞個数記憶表
示ランプLED1〜4の上方には天入賞口と呼ばれる一般入
賞口27が設けられている。
また前記可変表示装置20の上記入賞個数記憶表示ラン
プLED1〜4の直下位置に当たり表示ランプL10が収容さ
れ、該当たり表示ランプLI0の直下には飾りランプLED6
が収容されている。また、この飾りランプLED6の左右位
置には飾りランプLED5が収容されている。
前記可変表示装置20中央の可変表示部21の左側位置に
は一般入賞口7が設置され、可変表示部21の右側位置に
は一般入賞口として構成された補助入賞装置として例示
する特殊入賞口8が設置されている。
該特殊入賞口8は遊技者が上記天入賞口27上を超えて
遊技領域2の右側に入るように遊技球を右打した場合
に、その遊技球の入賞の機会を与えるものである。
前記可変表示装置20の左右両側で、前記ガイドレール
3の内側隣接部には変動表示ランプL4がそれぞれ設置さ
れている。
前記可変表示装置20の下方には、該可変表示装置20に
よる可変表示ゲームの結果として大当りが発生したとき
に、遊技球を入賞させ易い状態に変換される変動入賞装
置50が設置されている。
この実施例の場合、変動入賞装置50は、扉51の上端側
が遊技領域2の手前側に倒れて大入賞口(入賞口)53中
に遊技球を入賞させ得る状態に変換するアタッカー形式
のものとして構成されている。
そして、この大入賞口53中の中央部には継続入賞口54
(第1図、第12図(a),(b)参照)が設けられ、そ
の継続入賞口54に遊技球が入賞することを条件として前
記扉51に開放のサイクル(大当り遊技のサイクル)が継
続して行われるようになっている。
変動入賞装置50の上部中央位置には継続表示ランプL1
が、また、中央部の左右位置には動作表示ランプL2,L2
が、さらに左右下部には飾りランプLED7がそれぞれ取り
付けられている。
前記変動入賞装置50の左側斜め上方位置には普通電動
役物70が設置されている。
該普通電動役物70は、特定の条件のもとに遊技球を入
賞させ易い状態に電動式に変換されるもので、この実施
例では普通電動役物70の直下に設置された特定入賞口9
に遊技球が入賞したことを条件に前記普通電動役物の可
動部710,710が逆「ハ」の字状に回動変換されて遊技球
を始動入賞口4中に入賞させ易い状態にされるようにな
っている。
また前記普通電動役物70には普通電動役物表示ランプ
L7が設けられている。
前記変動入賞装置50の右側位置には始動入賞口6が設
けられ、前記変動入賞装置50の右側斜め上方位置には一
般入賞口10が設置されている。
そして、特定入賞口9と始動入賞口6には、変動表示
ランプL3が取付けられている。
また、遊技領域内には風車と呼ばれる遊技球方向変換
部材11が回転自在に複数設置されており、遊技領域の中
央下部にはアウト球回収口12が設けられている。
つぎにこの実施例において、遊技球の流下方向に影響
を与える障害釘の特殊配置について説明する。
まず前記遊技領域2の左側領域における釘の配置は前
記可変表示装置20の球誘導路214に遊技球を導くための
球流入口211、一般入賞口7、普通電動役物70に設けら
れている始動入賞口4、特定入賞口9のそれぞれに遊技
球が流入し得る普通配置となっている。
一方前記遊技領域2の右側領域における釘の配置は前
記特殊入賞口8と前記変動入賞装置50の大入賞口53にそ
れぞれ遊技球が入賞し易い配置で、かつ、前記一般入賞
口10、始動入賞口6、可変表示装置20の右肩の球流入口
211には遊技球が流入し難い配置、即ち、特殊な障害釘
の配置となっている。
そして、この特殊な障害釘の配置による効果を高める
ため、前記遊技領域2の右上には緩衝部材15が配置され
ている。
該緩衝部材15は遊技球発射装置により発射された遊技
球が衝突した場合にその遊技球を極めて跳ね返りにくく
するもので、極めて弾性係数の小さいもの、例えばノー
ソレックス(商品名)によって作られている。
前記緩衝部材15は遊技球が衝突する衝突面15aが遊技
領域2に臨むように、遊技領域2の右側上部に取り付け
られた飾りプレート16の裏側に設置されている。
そして遊技球の飛距離が大きくなるように、遊技者が
遊技球発射装置を操作すると、遊技球はガードレール3
の内側に沿って飛び、前記緩衝部材15に衝突する。が、
遊技球は該緩衝部材15に運動エネルギーを吸収されて、
略鉛直下方向に落下するようになる。
つぎに特殊な障害釘の配置について、具体的に説明す
ると、まず、前記緩衝部材15により鉛直方向に落下した
遊技球を左下方向に流下させる流下方向規制釘群17が植
設されている。
この流下方向規制釘群17により遊技球は特殊入賞口8
に入賞するか、さもなくば前記特殊入賞口8の左側を流
下することになる。
また前記変動入賞装置50の右斜め上方位置の遊技領域
2には、前記変動入賞装置50の大入賞口53へ向かって遊
技球を確実に流下させるための誘導部材および誘導釘群
としての流下方向規制釘群18a,18b,18c,18d,18eがそれ
ぞれ植設されている。
第1図に示すように、左下方向に傾斜した第1の誘導
釘群としての流下方向規制釘群18bが植設され、該流下
方向規制釘群18bの下方部に所定間隔を隔てて流下方向
規制釘群18bとほぼ同一の傾斜状態の第2の誘導釘群と
しての流下方向規制釘群18c,18d,18eが植設されてい
る。
なお、前記緩衝部材15の衝突面15aが対向する位置に
は、衝突面15aに衝突して少し跳ね返った遊技球を遊技
領域2の左側領域に戻らないように規制するための流下
方向規制釘群19Aが植設されている。
また前記可変表示装置20の右側上部に隣接する位置に
は可変表示装置20の右肩の球流入口211への球の流入を
防ぐ流入阻止障害釘群14が、可変表示装置20の右側下部
に隣接する位置には前記球誘導部材315方向への球の流
入を防ぐ流入阻止障害釘群19が、また前記一般入賞口10
の上方には該一般入賞口10への球の流入を妨げない配置
で球誘導片10a,10aが「ハ」の字状に設置されている。
前記流入阻止障害釘群14、流下阻止障害釘群19は遊技
領域2の右領域に流入する遊技球を前記特殊入賞口8か
変動入賞口の大入賞口53に効果的に入賞させるととも
に、通常時における右打ちによっては賞球の球数がアウ
ト球の数を上回らないように規制するものである。
遊技盤にはその裏面図として第3図に示すように、貫
通孔1A〜1Jが設けられている。
開口部としての貫通孔1Aは可変表示装置20を、貫通孔
1Bは変動入賞装置50を、貫通孔1C,1Gは一般入賞口7,10
を、貫通孔1Dは特殊入賞口8を、貫通孔1E,1Iは始動入
賞口5,6を、貫通孔1Fは普通電動役物70を、貫通孔1Hは
特定入賞口9を、それぞれ取り付けるために設けられて
いる。また、貫通孔1J,1Lはそれぞれ変動表示ランプL4,
L4を取り付けるために設けられていて、貫通孔1Kはアウ
ト球回収口12と連通させて設けられている。
そして、遊技盤前面の天入賞口27に流入し貫通孔1Aを
介して遊技盤の裏側に至った入賞球は、遊技盤の裏側に
突設された入賞球案内樋1a〜1bによって、また一般入賞
口7に流入し貫通孔1Cを介して遊技盤の裏側に至った入
賞球は、遊技盤の裏側に突設された入賞球案内樋1g,1h
によって、それぞれ点線の矢印で示す方向に流下されて
集められて後述の入賞球処理装置850(第16図)に導か
れるようになっている。
また前記普通電動役物70に設けられた始動入賞口4に
流入して貫通孔1Fを介して遊技盤の裏側に至った入賞球
と、可変表示装置20の直下位置に設けられた始動入賞口
5に流入して貫通孔1Eを介して遊技盤の裏側に至った入
賞球とを集合させて流下案内する集合案内樋1iの下端に
は、該集合案内樋1iを流下する入賞球を検出する始動入
賞検出スイッチSW1が設置されている。
また前記特殊入賞口8に流入して貫通孔1Dを介して遊
技盤の裏側に至った入賞球は流下樋11を流下し、一般入
賞口10に流入して貫通孔1Gを介して遊技盤の裏側に至っ
た入賞球と集合されて、集合案内樋1nを流下し、後述の
入賞球処理装置850(第16図)に導かれるようになって
いる。
前記始動入賞口6の裏面側には該始動入賞口6に流入
した遊技球を検出する始動入賞検出スイッチSW2が設け
られていて、該始動入賞検出スイッチSW2を通過した遊
技球はその下端の流下樋により後述の入賞球処理装置85
0(第16図)に導かれるようになっている。
前記特定入賞口9の裏面側には該特定入賞口9に流入
して遊技盤の裏側に至った入賞球を検出する普通電動役
物作動スイッチSW6が設けられていて、該普通電動役物
作動スイッチSW6を通過した遊技球はその下端の流下樋
により後述の入賞球処理装置850(第16図)に導かれる
ようになっている。
また、貫通孔1Bの裏側に臨んだ変動入賞装置50裏側に
は大入賞口53中の継続入賞口54に流入した入賞球を検出
する継続入賞スイッチSW3および大入賞口53中の入賞口5
5,56に流入した入賞球を検出する入賞個数検出スイッチ
SW4,SW5が設けられている。
なお、前記継続入賞スイッチSW3は大入賞口53に流入
した入賞球を検出する入賞個数検出スイッチとしての機
能も有するものである。
このパチンコ遊技機の発明に係る主要部分は、後述す
る制御系統を除き概略上記のように構成されていて、該
パチンコ遊技機に設置されたマイクロコンピュータ等の
制御手段によって概ね次のように作用動作する。
図外の電源スイッチ操作によりパチンコ遊技機の電気
が供給されると、先ず可変表示装置20の可変表示部21の
左図柄表示部22に「J」が、中図柄表示部23に「Q」
が、右図柄表示部24に「K」がそれぞれ表示されて通常
遊技が開始される。
その通常遊技状態(普段の状態)を示す表示として、
可変表示装置20に設けられている前記記憶個数表示ラン
プLED1乃至4が内側から外側、外側から内側へと交互に
点灯を開始する。また飾りランプLED5と飾りランプLED7
とがそれぞれ点滅表示状態にされる。
この通常遊技時には、遊技者は最も有利な天5本釘の
左端釘27aを狙い、打球発射装置によって前記遊技領域
2の左側領域中に遊技球を打ち込むようにする。
このように左打ちされた遊技球が可変表示装置20の左
側上方縁部に隣接して植設された釘と釘との空隙を通過
して球流入口211に流入した場合には、該遊技球は可変
表示装置20の球誘導路214及び球誘導部材315に誘導され
て、始動入賞口5に入賞する可能性が高まる(詳細は後
述)。
遊技球が始動入賞口5に入賞すると、その入賞が内部
流路に設置された始動入賞検出スイッチSW1によって検
出され、その検出に基づいて可変表示装置20の記憶個数
表示ランプLED1〜4がその入賞した個数分だけ点灯され
る。
前記球流入口211に流入せず、そのまま流下した遊技
球が特定入賞口9に入賞した場合にはその入賞が内部流
路に設置された前記普通電動役物作動スイッチSW6によ
って検出され、その検出に基づいて前記普通電動役物70
の可動部710,710が遊技球を入賞させ易い逆「ハ」の字
状に開いた状態に変換される。
前記可動部710,710の開状態は所定時間継続され、流
下してくる打球が前記普通電動役物70に設けられている
始動入賞口4に入賞し易い状態にされる。
該始動入賞口4に入賞した遊技球は内部経路に設置さ
れた始動入賞検出スイッチSW1により検出されることに
なり、前述の始動入賞口5への入賞と同様に可変表示装
置の記憶個数表示ランプLED1〜4がその入賞した個数分
だけ点灯される。
そして所定時間経過後に、入賞個数記憶表示ランプLE
D1〜4の点灯しているもののうちの1つが消灯されて、
可変表示装置20による可変表示ゲームが開始される。
なお、遊技者は前記入賞個数記憶表示ランプLED1〜4
の全てのランプが点灯されるまで、左打ちを行いつつ補
助ゲーム(可変表示ゲーム)を楽しむことになる。
この可変表示ゲームは可変表示部21の3つの図柄表示
部22,23,24のトランプの図柄表示がそれぞれ独立して次
々にめくられるように変動されて所定時間経過後にめく
られた状態でその変動が停止されるような図柄表示の変
動ゲームとして行なわれる。
例えば、先ず可変表示部21の左図柄表示部22がゲーム
の開始を遊技者に知らせるように、ゲーム開始前の停止
図柄が1回転までゆっくり変動する。例えばゲーム開始
前の図柄が「1」の場合には、トランプがめくられなが
ら「1」から「2」に図柄が変化される。
即ち、第2図(c)に示すように第1層目パターン25
のカード表示部22aが完全にめくられた状態の「1」が
表示される。次に第2層目パターン26の裏カード表示部
22bがこれからめくられつつあるカードの裏面図として
表示され、その後表カード表示部22cが途中までめくら
れた表面図として表示され、最後に前記カード表示部22
aが完全にめくられた状態の「2」を表示することにな
る。
このようにカード表示部、裏カード表示部、表カード
表示部、カード表示部の順に表示される変動サイクルが
形成されトランプが次々とめくられながら図柄が「1」
から「2」、「2」から「3」、「3」から「4」、…
…、「A」から「P」、「P」から「1」というように
循環変動する。
その図柄の変動速度はその開始時はゆっくりで途中
(例えば、3回目のめくり)から高速で行なわれる。
その左図柄表示部22の変動開始後所定時間が経過して
から中図柄表示部23の図柄の変動が左図柄表示部22の図
柄の変動と同様、トランプをめくるようにして行なわれ
る。
この中図柄表示部24の変動の開始後、所定時間が経過
してから右図柄表示部24の図柄の変動が開始される。こ
の右図柄表示部24の図柄の変動も前記左図柄表示部22お
よび中図柄表示部23の変動と同様、トランプをめくるよ
うにして行なわれる。
この可変表示ゲームの際には通常遊技の際に作動して
いた飾りランプLED5とLED7に加え、変動表示ランプL3,L
4がそれぞれ点滅を開始する。
そして、左図柄表示部22の変化の開始後所定時間経過
するか、又はストップボタン(図外)が押された後に、
先ず左図柄表示部22がその変動を停止する。その変動の
停止の態様はその停止のいつくか前の図柄(例えば、2
つ前の図柄)から変動がゆるやかになってして停止され
るようになっている。
例えば停止図柄が「0」である場合には、「0」の2
つ前の図柄である「8」を表示する前の変動は速いサイ
クルで、「8」の表示以降はゆっくりしたサイクルで変
動する。そして、カード表示部22aに「0」を表示して
左図柄表示部22の変動が停止する。
その左図柄表示部22の停止後に、その左図柄表示部22
の変動停止態様と同様にして中図柄表示部23の図柄の変
動が停止される。
この中図柄表示部23の図柄の変動が停止した時点で、
該中図柄表示部23の停止図柄が左図柄表示部24の停止図
柄と一致していなければ(特別遊技発生の可能性のある
リーチ状態になっていなければ)、その中図柄の停止の
後、速やかに、右図柄表示部24の図柄変動の停止が前記
左図柄および中図柄の変動の停止と同様にして行なわれ
る。
そして各ランプ(LED5,LED7,L3,L4)が消灯され、外
れ表示が行なわれる。
が、一致していれば(リーチ状態になっていれば)、
右図柄表示部24の表示がゆっくりとした速度(例えば、
1変動サイクル当り420m秒)でめくられるように変動し
て停止する。
なおリーチとなったときは飾りランプLED6,当たり表
示ランプ10も点滅表示される。
右図柄が停止した時点で可変表示ゲームが当たりの態
様、例えば、停止時の図柄が3つとも一致した態様とな
っているときには“大当り”となって大当りの遊技(特
別遊技状態)が行われる。
ここに、“大当り”の遊技(特別遊技状態)とは、遊
技者に多くの賞品球獲得のチャンスを与える遊技態様
で、この実施例の場合、変動入賞装置50の扉51の所定時
間(例えば、29秒間)の開放を1サイクル(ただし、そ
の所定時間が経過する前に変動入賞装置50の大入賞口53
中に遊技球が所定個数(例えば、10個)入賞したときに
はその時点までの開放を1サイクル)とし、各サイクル
中に変動入賞装置50の大入賞口53中の継続入賞口54中に
遊技球が流入してその中の継続入賞検出スイッチSW3に
検出されることを継続条件(サイクルの更新条件)とし
て、例えば最高16サイクルまで継続して行われる。
この特別遊技時には、上記のように遊技領域2の右側
の釘が特殊配置となっていることから、遊技者は右打ち
をした方が有利となる。
即ち、遊技者が遊技球をガードレール3の内側にそっ
て緩衝部材15に衝突させるように発射装置を操作すれ
ば、その発射された遊技球は前記緩衝部材15に非弾性衝
突して、ほぼ垂直に遊技領域2を落下し、流下方向規制
釘群17,19A等に流下方向を規制されながら特殊入賞口8
に導かれたり、或いは、さらに流下方向規制釘群18a,18
b,18c,18d,18d等に流下方向を規制されながら、前記変
動入賞装置50の大入賞口53中に導かれたりする。
この右打ちによって、多くの遊技球を短時間に効率よ
く大入賞口53、或いは、特殊入賞口8に入賞させること
ができることになり、その結果、賞球数から打込球数を
マイナスした、手元に残る獲得球数が多くなる。
特別遊技の第1サイクル目において、変動入賞装置50
の扉51の開状態が所定時間(例えば、29秒間)経過し、
或いは前記所定時間が経過する前に変動入賞装置50の大
入賞口53中に遊技球が所定個数(例えば、10個)入賞し
たときにはその時点で扉51が閉鎖れされる。
そして前記第1サイクル目の特別遊技中に継続入賞口
54に遊技球が入賞した場合には、所定のインターバルの
後に第2サイクル目の特別遊技が行われ、最大16回まで
の特別遊技が行われるようになっている。
なお、大当りが発生して段階で、遊技領域2に設置さ
れた各ランンプ(LED5,LED6,LED7,L1,L2,L3,L4,L5(図
示せず),L6(図示せず),L7,L10)の全てが点滅状態に
されて大当り表示を行う。また前記可変表示部21の左図
柄表示部22、中図柄表示部23、右図柄表示部24がそれぞ
れ大当り図柄を点滅表示するようになっている。
そして第1〜第15サイクル目までにおける特別遊技中
では、扉51の開放後所定時間(この実施例では2秒間)
各ランンプ(LED5,LED6,L1,L2,L3,L4,L5,L6,L7,L10)の
全てが点滅状態にされて、前記可変表示部21の各表示部
(22,23,24)が当たり図柄の表示とその点滅を行うよう
になっている。その後、表示ランプL6、当たり表示ラン
プL10、変動表示ランプL4、変動表示ランプL3、動作表
示ランプL2の順序で移動点滅され、前記可変表示部21の
左図柄表示部22が特別遊技の継続回数を表示し、右図柄
表示部24が大入賞口53に入賞した入賞個数をそれぞれ表
示するようになっている。
第1〜第15サイクル目までにおける各インターバルの
間は、各ランンプ(LED5,LED6,LED7,L1,L2,L3,L4,L5,L
6,L7,L10)の全てが点滅状態にされて、また前記可変表
示部21の左図柄表示部22、中図柄表示部23、右図柄表示
部24がそれぞれ大当り図柄を点滅表示するようになって
いる。
そして第16サイクル目(最終サイクル目)では表示ラ
ンプ16、当たり表示ランプL10、変動表示ランプL4、変
動表示ランプL3、動作表示ランプL2の順序で移動点滅さ
れ、前記可変表示部21の左図柄表示部22が特別遊技の最
終継続回数を表示し、右図柄表示部24が大入賞口53に入
賞した入賞個数をそれぞれ表示するようになっている。
第4図〜第11図には前記可変表示装置20の詳しい構成
例を示す。
それらのうち、第4図にはその正面図を、第5図には
前枠部200と本体部300とを分離させた可変表示装置20の
分解斜視図を、第6図には遊技盤1に可変表示装置20を
設置した状態の縦断側面図を示す。
可変表示装置20は、第5図に示すように、前面構成部
材としての前枠部200と各前枠部200の後端部を嵌装する
本体部300とから構成されている。
そして、その前枠部200前面側のフランジ状取付板部2
13の背面部213aが遊技盤1中段の開口部としての貫通孔
1Aの周縁部の前面部に密着するようにして取り付けられ
ている。
それによって、前記前枠部200の前面部側が第6図に
示すように遊技盤1の前面側に突出する一方、その後端
部側が遊技盤1の背面側に突出した状態となる。
そして、遊技盤1の背面側に突出した前枠部200の後
端部に、第6図に示すように本体部300が取り付けられ
ている。
第7図には前記前枠部200の斜視図を示す。
該前枠部200は、その前側にその前側外形の主要部を
構成する前枠210を具えている。
該前枠210の前面側周囲には前記取付板部213がフラン
ジ状に設けられ、中央部には表示用開口部222が設けら
れている。
該表示用開口部222はその周りが取付け板部213の後方
に突出する表示用開口枠部としての包囲枠221によって
囲まれている。
前記前枠部200の後端部が前記本体部300に嵌装されて
いる結果、前記表示用開口部222は前記包囲枠221と前記
本体部300とによって閉塞されていて、この閉塞された
空間が遊技球転動部として例示する球交流空間222a(第
6図)となっている。
該球交流空間222aは前記可変表示部21の前面におい
て、遊技球の動きを遊技者に楽しませる空間である。
そして、前記表示用開口部222の上方前面側には鎧部2
16が前方に突出して設けられている。
前記鎧部216の上部左側は、遊技球を球交流空間222a
に導くための球流入口(流入口)211となっている。
そして鎧部216の上側は前記球誘導路214となってい
て、遊技球は前記取付け板部213に設けられている誘導
口212を介して前記球交流空間222aに流下されるように
なっている。
前記包囲枠221の枠上部は前記誘導口212に入ってきた
遊技球をワープ入口223に導くための通路となってい
る。そして前記ワープ入口223に入った遊技球は遊技者
の視界から消えて、包囲枠221の後端の左右側部に設け
られているワープ出口224から出てくるようなってい
る。
また前記包囲枠221の内側下端部中央にはワープ出口2
24からスクリュー状の球誘導部材315を介して、前記包
囲枠221内中央に至った遊技球を前記始動入賞口5の上
に導いて落下させる傾斜部として例示する案内凹部225
が手前が低くなるように傾斜して設けられている。
また、鎧部216の上方には記憶個数表示LED1乃至4を
収容する入賞記憶個数表示ランプLED収容部28が設けら
れ、該入賞記憶個数表示ランプLED収容部28に入賞記憶
個数表示ランプLEDを取り付けた記憶個数表示ユニット2
9aが収容されている。
そして、入賞個数記憶表示ランプLED1〜4の先端部が
前記入賞記憶個数表示ランプLED収容部28の開口孔中に
臨んだ状態となっている。また前記フランジ状取付け部
213の裏面には飾りランプLEDL5用ユニット29bが取り付
けられている(第5図)。
第8図には前記可変表示装置20の本体部300の斜視図
を、第9図には前記可変表示装置20の本体部300の分解
斜視図を、第10図には前記の本体部300を構成する可変
表示器としての液晶表示ユニット330の分解斜視図をそ
れぞれ示す。
本体部300は、第9図に示すように前記前枠部200の後
端部を嵌装する遊技盤裏面部材として例示する本体前枠
310と、該本体前枠310の後側に取り付けられた液晶表示
ユニット330と、該液晶表示ユニット330を収容するケー
ス390とから構成されている。前面構成部材としての前
記前枠部200と可変表示器としての前記液晶表示ユニッ
ト330とにより可変表示手段が構成される。
前記本体前枠310は前枠部200の後端部を収容する収容
枠311が逆U形状に作られていて、該収容枠311の枠内は
前記可変表示部21となっており、透明窓材312を介して
前記液晶表示ユニット330が臨まされている。
そして、前記透明窓材312の表面には取付用突起313,3
13がそれぞれ突設されていて、該取付用突起313,313の
それぞれの溝に前記前枠部200の後端部に設けられた挿
嵌用突起226,226(第7図)を差込むことにより、前記
前枠部200が前記本体前枠310に取り付けられている。
また前記収容枠311の前面側の左右両側部には前記本
体部300を前記遊技盤1に取付けるための取付け部311a,
311aがフランジ状に設けられている。前記収容枠311の
左右の自由端にはモータ314の軸に連結されて回転する
球誘導部材315が取り付けられている。モータ314と球誘
導部材315により、変換手段が構成されている。
該球誘導部材315は右側スクリュー316と左側スクリュ
ー317とから構成されていて、左右両スクリュー316,317
の円筒部にはねじ山が右ねじと同じ方向で設けられてい
る。
前記左右の両スクリュー316,317のそれぞれの円筒部
は連結部315bで連結されており該連結部315bには磁石31
5aがはめ込まれている。そしてこの実施例では前記左右
の両スクリュー316,317は図面奥から手前に向かって回
転するようになっている。
前記収容枠311の上端部には天(一般)入賞口27に入
賞した遊技球を遊技盤1の裏側の側方に導く入賞球案内
樋318が設けられている。
この入賞球案内樋318によって導かれた入賞球は遊技
盤1の裏面に突設された案内樋1aによって集合樋の1hの
下端の流下樋に導かれる(第2図)。
第10図に示すように前記液晶表示ユニット330は、前
側に表示部を構成する液晶表示パネル340と拡散板360
を、後部に冷陰極放電管372をそれぞれ取り付けたラン
プハウス370と、該ランプハウス370を載置する配電盤ユ
ニット380とから構成されている。
前記液晶表示パネル340は後述の可変表示制御手段か
らの表示制御指令に基づいて可変表示ゲーム用の各種図
柄(数字や文字、記号等を含む。)を液晶表示するもの
である。
前記液晶表示パネル340は前面ガラス341と中ガラス34
2の間に第1層目パターン25(第2図(a))を表示す
る液晶表示(図面に現れていない)を挾み、裏面ガラス
344と中ガラス342の間に第2層目パターン26(第2図
(b))を表示する液晶表示(図面に現れていない)を
挾んで組み立てられており、中ガラス342の上端から第
1層目パターン25を表示する液晶表示の電極群346を取
出し、中ガラスの下端から第2層目パターン26の液晶表
示の電極群347,347を取出している。
前記拡散板360は前記冷陰極放電管372からの光を通過
さて前記液晶表示パネル340上に拡散させるものであ
る。
前記ランプハウス370は長方形の枠体で作られてい
て、該枠体の前側には前記液晶表示パネル340と前記拡
散板360を設置する設置部371が、枠体の後側には前記冷
陰極放電管372を載置する放電管載置部373がそれぞれ設
けられている。また前記ランプハウス370の枠体上端に
は前記電極群346を接続する電極群接続穴群374が設けら
れ、前記ランプハウス370の下端には前記電極群347を接
続する電極群接続穴群375,375がそれぞれ設けられてい
る。
また前記ランプハウス370の枠体の中央部には楕円状
の開口部377が設けられている。
前記冷陰極放電管372は前記開口部377を介して拡散板
360、液晶表示パネル340のそれぞれに光を与えるもの
で、冷陰極管372の左右両側端子部分には前記ランプハ
ウス370に対する絶縁用のゴムキャップ372a,372aがそれ
ぞれ嵌着されている。
前記ランプハウス370は上記冷陰極管372のゴムキャッ
プ372a,372aを前記冷陰極放電管載置部373,373にそれぞ
れ嵌着し、前記液晶表示パネル340と、拡散板360をそれ
ぞれ前記載置部371に載置し、フック376を配電盤380aの
開口部381に挿着させて配電盤380aに取り付けられてい
る。
前記配電盤ユニット380は前記液晶表示パネル340への
表示の制御を行なう可変表示制御手段(後述)を構成す
る各種電子部品等を設置するもので、配電盤380aの表側
に前記ランプハウス370を取付け、配電盤380aの裏側に
前記冷陰極放電管372を励起するインバータ382と該イン
バータ382をシールドするシールドケース383と前記各種
電子部品等をシールドするシールドケース384がそれぞ
れ設置されている。
前記配電盤380aに取り付けられているコネクタケーブ
ル385は前記配電盤を後述するパチンコ機制御装置に電
気的に接続するものである。
上記のような前枠200と本体部300とから概略構成され
ている可変表示装置20における遊技球の流路を第11図に
基づいて詳細に説明する。
まず球流入口(流入口)211に入った遊技球は前記球
誘導路214から、誘導口212に流入する。
該誘導口212に流入した遊技球はその奥の透明窓材312
に当たって左右にその流路をとり、左右何れかのワープ
入口223,223に入り、遊技者の視界から消える。
その後、本体部300の収容枠311の内側と、前枠200の
包囲枠221の外側とで作られる遊技球誘導路としてのワ
ープ通路223a,223aを流下し、ワープ出口224,224から球
交流空間222a内の前記球誘導部材315上に落下して、遊
技者の視界に入ってくるように球流入口211、ワープ入
口223,223、ワープ通路223a,223a、ワープ出口224,224
等によってワープ手段が構成されている。
該球誘導部材315上に落下した遊技球は、手前が下が
る方向に回転している球誘導部材315のねじ山に当たっ
て跳ねてそのまま遊技領域2の下方に落下するか、ねじ
山とねじ山との間で誘導されて透明窓材312に摺接され
つつ前記連結部315b側に送られる。
そして、その遊技球は該連結部315bに当接した時点
で、そのまま前枠200の前面側下部中央に流下する。ま
た遊技球が前記磁石315aに吸着した場合には、遊技球は
前記磁石315aに吸着されて、静止した状態で、球誘導部
材315の回転に従って応動し、案内凹部225に流下し前記
始動入賞口5に入賞しやすいように落下される。
第12図(a)には前記変動入賞装置50の全体斜視図を
示し、第12図(b)には前記変動入賞装置50の一部を切
り欠いた斜視図を示す。
変動入賞装置50は構成基枠50Aを具え、該構成基枠50A
の後背部には前記遊技盤1の貫通孔1B(第2図)の周縁
部の前面部に密着状態に取り付けられる取付板部50Bが
設けられている。
前記取付板部50Bの中央開口部50Cには中央位置に取り
付けた上下開口の通過型継続入賞口54と、その左右位置
に取り付けた上下開口の通過型入賞口55,56を臨ませた
大入賞口53が設けられている。
そして、その継続入賞口54中には通過型の継続入賞ス
イッチSW3が設置され、また前記通過型入賞口55,56には
入賞カウントスイッチSW4,SW5がそれぞれ設置されてい
る。なお、前記継続入賞スイッチSW3は入賞カウントス
イッチを兼用している。
第12図(b)に示すように前記中央開口部50Cの右側
基端部には前記中央開口部50Cの開口部分を開閉する扉5
1が該扉51の側部を軸支された状態で回動自在に取り付
けられている。
前記扉51の側部には扉開閉レバー部51aが設けられて
いて、該扉開閉レバー部51aが変動入賞装置50の後側に
取り付けられたソレノイドSOLA(図示省略)の連動機構
51bの上下動を介して回動されることにより、扉51が開
閉動作されるようになっている。
第13図〜第15図には前記電動役物70の構成例を示す。
それらのうち、第13図には電動役物70の可動部710が閉
じた状態の前側全体斜視図を、第14図にはその分解斜視
図を、第15図にはその可動部701が開いた状態の前側全
体斜視図をそれぞれ示す。
電動役物70は遊技盤1の前面に密着した状態に取り付
けられる構成基枠730を備えている。そして、この構成
基枠730の前側に可動部710が開閉自在に取り付けられ、
その後側にこの可動部710を開閉させる駆動装置750がス
タッド733を介して取り付けられている。この構成基枠7
30の裏側にはスタッド735を介してランプ基板734が取り
付けられている。
前記構成基枠730は遊技盤1に電動役物70を取り付け
るためもので、その下部寄り中央部には始動入賞口4と
該始動入賞口4中に遊技球を案内する案内片72が設けら
れている。
前記可動部710は左右一対の球誘導片711,711によって
構成され、これら球誘導片711,711が前記構成基枠730の
前面側で始動入賞口4の左右両側位置に回動自在に設置
されている。
これら球誘導片711,711は例えば外向きに円弧状に反
った形をし、それぞれの裏側に支軸712と案内ピン714と
が取り付けられている。それら支軸712,712が構成基枠7
30の始動入賞口4の左右両側に設けられた軸受筒732,73
2中に、また案内ピン714,714が軸受筒732,732の周りに
設けられた円弧状案内孔737,737中にそれぞれ挿通され
ている。そして、前記案内ピン714,714に案内されなが
ら、支軸712,712を軸芯として、球誘導片711,711が構成
基枠730の前面に略摺接した状態で回動自在となってい
る。球誘導片711,711が第13図に示すように「ハ」の字
状に閉じたときにはそれらの間を流下する遊技球の多く
は球誘導片711,711に当るか又は当らないでそのまま流
下してしまうが、第15図に示すように逆「ハ」の字状に
開いたときにはそれらの間を流下する遊技球は案内片72
に案内されて始動入賞口4中に流入することとなる。
前記駆動装置750は、ソレノイドA(SOLA)を具え、
該ソレノイドA(SOLA)の励磁時に上昇し、消磁時に図
示省略のばねおよび自重によって下降復帰する作動ロッ
ド758と、該作動ロッド758の下端に取り付けられて該作
動ロッド758と一緒に昇降する作動部材752等を備え、前
記作動部材752の前面側には横長のピン受穴754が設けら
れている。
一方、球誘導片711,711の、軸受筒732,732中を介して
構成基枠730の後方に突出した後端部にクランク部材71
3,713が取り付けられている。そして、これらクランク
部材713,713の自由端側後部に取り付けられたクランク
ピン715,715が前記作動部材752のピン受穴754中に挿入
された状態となっている。
これらクランク部材713,713と作動部材752とによって
前記ソレノイドA(SOLA)の作動ロッド758の昇降力が
回動力に変換されて前記球誘導片711,711に伝達される
ようになっている。
前記ランプ基板734の前面側には電動役物70の開放時
に点滅する電動役物表示ランプL7が取り付けられてい
る。
第16図にはこのパチンコ遊技機の背部に取り付けられ
る2系統の賞球排出系の裏機構盤800を裏側から見た構
成例を示す。
この裏機構盤800は2系統の賞球排出(例えば、5個
と15個排出)の処理機構を構成するもので、裏機構盤80
0の裏面上部には、予備球(払出し前の賞品球)を貯留
する貯留タンク801が設定され、この貯留タンク801の下
端開口部801aに臨むように誘導樋802が設置されてい
る。
誘導樋802の始端には球補給用踏板レバー803がピン80
3aを軸心として回動可能に設置され、上記貯留タンク80
1が空になると、この踏板レバー803の自由端側が図示省
略のばねの力で上昇してそれを球不足検出器804が検出
し、図外の集中管理室へ球補給要求を行なうようになっ
ている。
上記誘導樋802は緩やかに下り傾斜しながらUターン
し、その流下端部にこれと連続するような形で、二系統
賞球排出装置810を構成する球鞘ケース811が回動軸811a
を軸心として回動可能に配設されている。
そして、上記誘導樋802のUターン部分には、球抜き
装置820が設けられており、この球抜き装置820が作動さ
れると、貯留タンク801内の予備球が誘導樋802の途中か
ら球抜き樋824を通って外部へ抜き取られるようになっ
ている。
また、前記誘導樋802のUターン部分より若干下流側
には賞球処理停止用の踏板レバー826が、ピン827を軸心
とし先端側が上昇する方向への復帰力を他端側の重錐82
8によって与えられた状態で、回動自在に設置されてい
る。この踏板レバー826の下端部に連結竿829の一端が連
結されている。
連結竿829は、前記Uターン部分より下流側の誘導樋8
02の下側に沿わせてスライド自在に設置され、その他端
部に係止爪831の先端側が連結されている。係止爪831は
ピン832を軸心として回動自在に設置され、前記球鞘ケ
ース811の上流側下端部に設けられた係合片811bと係合
可能な位置にある。
そして、前記誘導樋802中への予備球の補給が充分な
ときにはその予備球の重みで前記踏板レバー826の先端
側が下降されることにより、連結竿829を介して係止爪8
31が球鞘ケース811の係合片811bと係合し得ない角度位
置まで回動されていて、球鞘ケース811の賞球排出動作
が可能となっている。
反対に前記誘導樋802中への予備球の補給が不充分と
なったときには、前記踏板レバー826の先端側が重錐828
の重みで上昇される方向へ回動し、それに伴い、連結竿
829を介して係止レバー831が球鞘ケース811の係合片811
bと係合し得る位置まで回動して球鞘ケース811の賞球排
出処理動作を阻止するようになっている。
前記流下樋15aの流下端部には、入賞球処理装置850が
揺動可能に配設されている。この入賞球処理装置850
は、その中に、入賞球が流下樋15aを流下して入ってき
たときに、ピン851を軸芯として時計方向周りに一段階
回動し、その入賞球を保持したままで一旦停止する。
その入賞球処理装置850の回動によりスイッチセンサS
WAがオンされて賞球排出モータ860(後述)が駆動さ
れ、該モータ860により、駆動制御機構を構成するクラ
ンクカム861および連チャンカム862が駆動(回動)され
る。
そして、クランクカム861により作動レバー865、連結
竿866、およびピン819aを軸心とするリンク機構819を介
して球鞘ケース811が傾動されて賞球排出処理が行なわ
れる。
これと同時に、連チャンカム862により、入賞球処理
装置850がピン851を軸心として時計方向へさらに回動
(さらに回動)されて、その中に保持していた入賞球を
前記流下樋15aの下方に設置された下流側の流下樋15b上
へ放出させる。その放出された入賞球はさらに入賞球導
出樋871を介し流下して回収される。
上記の如く、球鞘ケース811が傾動されることにより
該ケース811から排出された賞品球は、その落下のショ
ックを吸収するクッションレバー872上、および賞品球
導出樋873の下流側、さらに流出口873aを介して、パチ
ンコ遊技機1の賞品球受皿874(図示省略)へ排出され
る。
その賞品球受皿874が一杯になると、オーバーフロー
樋875を通って別の賞品球受皿(図示省略)へ排出され
る。
上記の如く球鞘ケース811が傾動されて賞球排出を行
なった時点で、上記傾動状態にあった入賞球処理装置85
0が連チャンカム862により連チャンレバー864を介して
元の状態に回動復帰され、しかる後、上記の如く傾動状
態にあった球鞘ケース811が連結竿866を介して前記クラ
ンクカム861によって元の状態に回動復帰される。
センサSWBは連チャンカム862の回転角度位置を検出す
るセンサ、センサMSWはクランクカム861の回転角度位置
を検出するセンサである。
そして、連チャンカム862は、入賞球処理装置850が定
位置に復帰しているときに、センサSWBの出力がオンと
なるようにその検出部862aが形成され、一方、クランク
カム861は、賞球排出装置810が賞球排出動作中のときに
センサMSWの出力がオンとなるようにその検出部861aが
形成されている。
第17図は、上記球鞘ケース811を主体とする賞球排出
装置810の係止状態を示す説明図である。
遊技盤の裏側に設置される裏機構盤800(第16図)の
上部には第1賞球数設定手段812を構成するホルダ812a
が固定されている。このホルダ812aの下面には複数面の
スリット812bが略鉛直向きに形成されており、これらス
リット812bのいずれか2つには、一対の規制片812c,812
dが挿入され、ねじ812eによって、着脱可能に取り付け
られている。
上記規制片812c,812dのいずれにも誘導樋802に合わせ
て2条の収納部811b,811cを有するように形成された球
鞘ケース811の内側の収納部に突出するような爪を有す
るように形成されている。このように構成することによ
って、上記一対の規制片812c,812dを挿入するスリット8
12bを選択して、球鞘ケース811の収納部811b,811c内に
流入される球の数、つまり一回に排出され得る賞品球の
数を、例えば、15個とすることができる。
なお、811aで示されているのが球鞘ケース811の回動
軸、811eで示されているのが球鞘ケース811を同図中反
時計方向に回動復帰させるウェイトが挿入されるウェイ
ト収納部である。
また、この球鞘ケース811の先端には、球鞘ケース811
が排出のため同図中反時計方向に傾動されてその上流側
(同図中右側)が上昇された際に誘導樋811内の後続の
予備球が流出しないように阻止するための阻止片811fが
設けられている。
また、この球鞘ケース811の先端(上流側端)の両側
には支持片811g,811g(一方のみ図示)が立設され、こ
れら支持片811g,811gにより基部側支軸811hが支持され
て、この状態で先端側が昇降する方向に回動可能な流下
阻止レバー813が取り付けられている。この流下阻止レ
バー813は図示省略の復帰用スプリングによりその自由
端側が上昇する方向への回動復帰力が与えられている。
また、球鞘ケース811の分離壁811dの中央には、上記流
下阻止レバー813の先端の係止爪813aを嵌入させる切欠
き部811eが形成されている。また、上記流下阻止レバー
813は球鞘ケース811内の2つの収納部811b,811cにまた
がって配設されている。
そして、このように配設された流下阻止レバー813は
その先端の係止爪813aが切欠き部811e中に嵌入するよう
に下方へ回動されると、球鞘ケース811が同図中反時計
方向に回動されたときに、係止片813aよりも上流側の2
つの収納部811b,811c内の賞品球B1〜B5のみ排出される
ようになっている(第18図)。
また、上記流下阻止レバー813の上方には、ピン815を
軸心として、裏機構盤800と一体の支柱815先端の支軸81
5aに回動自在に取付けられた回動レバー814aと、その駆
動源たるリミットソレノイド814bが配設され、それらは
相互に作動レバー814cによってピン814f,814gを介して
回動自在に連結されている。一方、流下阻止レバー813
の上面には円弧状の突起813bが形成されている。
そして、リミットソレノイド814b(SOLC)が消磁状態
(OFF)にあるときには、ばね814dによりプランジャ814
eが伸び、作動レバー814cを介して回動レバー814aがそ
の先端側が下降される方向に回動され、その先端部で突
起813bが押圧されて流下阻止レバー813の係止爪813aが
切欠き部811e中に嵌入し、球鞘ケース811中の下流側の
賞品球のみ流出可能な状態となる。
リミットソレノイド814b(SOLC)が励磁(ON)される
と、プランジャ814eが縮み、作動レバー814cを介して回
動レバー814aがその先端側が上昇される向きに回動さ
れ、それに伴い、流下阻止レバー813が図示省略の回動
復帰ばねによる復帰力によって先端側が上昇する方向に
回動して、係止爪813aが切欠き部811eから脱した状態と
なって、球鞘ケース811中の全ての賞品球の流出が可能
な状態となる。
上記球鞘ケース811は、第19図に示す如く、下流側の
一側に固設されたピン819aに前記リンク機構819が連結
されており、前述の如く前記クランクカム861によっ
て、作動レバー865、連結竿866、およびピン819aを軸心
とするリンク機構819を介して下流側が下がる方向へ傾
動されて賞球排出を行なうようになっている。
第20図にはパチンコ遊技機1の背面図を示す。
パチンコ遊技機1の裏側に前記裏機構盤800が設置さ
れている。
裏機構盤800の裏面基板900にはランプ情報に関与する
外部接続端子901、球の補給情報に関与する外部接続端
子902、および発射装置制御に関与する外部接続端子903
等が配設され、電源端子904には一端に電源(図外)へ
の差込みプラグ906を有するコード907が接続されてい
る。
また、裏機構盤800の裏面中断左側には役物制御装置9
10が設置され、その下方には賞球排出用モータ860、お
よび打球発射装置920を構成する打球発射用モータ921が
設置されている。
また、パチンコ遊技機1の裏面の右側下部にはスピー
カ930が設置されている。
第21図には、上記の如く構成されたパチンコ遊技機の
各種表示部、変動入賞装置50、可変表示装置20及び普通
電動役物70の制御を行なう制御システムの制御ブロック
図を示す。
本発明に係るパチンコ遊技機は制御システムとして始
動入賞口4,5,6への入賞を記憶する入賞記憶手段401と、
該入賞記憶手段401からの信号に基づき前記可変表示部2
1の動作のタイミングを制御するとともに、判定手段409
及び変動入賞装置制御手段410のそれぞれの動作のタイ
ミングを制御する動作タイミング制御手段402と、該動
作タイミング制御手段402からの信号に基づき可変表示
部21の左図柄表示部22、中図柄表示部23、右図柄表示部
24のそれぞれの表示変動の開始と変動態様と停止の変動
タイミングを可変する変動タイミング可変手段403,404,
405と、該変動タイミング可変手段403,404,405からのそ
れぞれの信号に基づき、左図柄表示部22、中図柄表示部
23、右図柄表示部24のそれぞれの表示変動の開始と変動
態様と停止を制御する可変表示制御手段406,407,408
と、前記動作タイミング制御手段402から信号を入力し
た段階で、前記可変表示制御手段406,407,408からの信
号に基づき可変表示ゲームがリーチ状態にあるか否かの
判定と大当か否かの判定を行う判定手段409と、該判定
手段409からの信号に基づき前記動作タイミング制御手
段402、入賞数計数手段411又は継続制御手段412からの
信号に従って変動入賞装置50の制御を行う変動入賞装置
制御手段410と、普通電動役物70の制御を行う普通電動
役物制御手段413とを備えている。
そして始動入賞口4,5,6への入賞球を検出する始動入
賞検出スイッチSW1、SW2が前記入賞記憶手段401に、ス
トップSWが動作タイミング制御手段402に、継続入賞口5
4への入賞球を検出する継続入賞検出スイッチSW3が前記
継続制御手段412に、大入賞口53への入賞球を検出する
入賞個数検出スイッチSW4,SW5がそれぞれ前記入賞数計
数手段411に、特定入賞口9への入賞球を検出する普通
電動役物作動スイッチSW6が前記普通電動役物制御手段4
13にそれぞれ接続されている。
また前記変動入賞装置制御手段410にはソレノイドSOL
Aと当り表示ランプL5とが接続されていて、前記入賞数
計数手段411には飾りLED7が接続されていて、前記継続
制御手段412には継続表示ランプL1が接続されていて、
前記普通電動役物制御手段413にはソレノイドSOLBと電
動役物作動ランプL7がそれぞれ接続されている。
次に、上述のように構成される制御システムに基づき
行なわれる各種制御のうち、始動入賞口4,5に遊技球が
入賞してから“大当り”が発生するまでの制御を詳細に
説明する。
上記構成の制御システムにおいて、電源が投入され、
遊技機が通常の作動状態となったときには、先ず可変表
示装置20の可変表示部21に初期の図柄表示例えば左図柄
表示部22に「J」が、中図柄表示部23に「Q」が、右図
柄表示部24に「K」がそれぞれ表示される。
この状態で遊技者が遊技領域2の左領域に遊技球を流
入させるように左打ちを行い、始動入賞口5に遊技球が
入賞すると、その入賞が始動入賞検出スイッチSW1によ
り検出されてその入賞の始動検出信号が入賞記憶手段40
1に送られる。
前記始動入賞口5に入賞せずして流下した遊技球が特
定入賞口9に入賞した場合にはその入賞が普通電動役物
SW6により検出される。そして、この検出に基づく入賞
検出信号が普通電動役物制御手段413に送られると、該
普通電動役物制御手段413がソレノイドSOLBにソレノイ
ド開放信号を送る。該ソレノイド開放信号に基づき、ソ
レノイドSOLBが励磁状態となって前記球誘導片711,711
が所定時間(この実施例では6秒間)、開状態に変換さ
れる。
このような状態の下に、前記始動入賞口4に遊技球が
入賞するとその入賞が始動入賞検出スイッチSW1により
検出されてその入賞の始動検出信号が入賞記憶手段401
に送られる。
前記入賞記憶手段401は前記始動検出信号に基づいて
始動入賞口4,5に入賞した入賞球の個数の加算値(総
数)を算出し、その加算値を所定限度内(例えば最大値
を「4」として)で記憶する。このように記憶された加
算値は、前記動作タイミング制御手段402から送られて
くるゲーム開始信号(該信号は可変表示ゲームが1回行
なわれる毎に発生する)が入力される毎に1宛減算さ
れ、当該減算された値を表わす信号は前記動作タイミン
グ制御手段402に送られて、減算値が「0」となるまで
可変表示ゲームが繰り返し行なわれる。
前記減算値信号に基づいて、動作タイミング制御手段
402からまず変動タイミング可変手段403に可変開始信号
が出力される。
該可変開始信号を受けた前記変動タイミング可変手段
403はゲーム開始前の停止図柄と、その次の図柄を280m
秒の変動サイクルで変動させる変動信号を前記可変表示
制御手段406に送る。
該可変表示制御手段406は前記変動信号に基づき表示
制御指令信号を左図柄表示部22に出力する。
その結果、可変表示部21の左図柄表示部22が変動開始
から最初の2図柄だけ280m秒サイクルで変動する。そし
て前記変動タイミング可変手段403は、変動開始から3
駒目の図柄が表示された時点で、まず図柄の変動タイミ
ングを180m秒の変動サイクルに変更するように変動信号
を可変表示制御手段406に出力する。
そして該可変表示制御手段406は前記変動信号に基づ
き、左図柄表示部22に表示制御指令信号を出力し、該表
示制御指令信号に基づき最初の2図柄以降の図柄を180m
秒サイクルで変動させることになる。
前記左図柄表示部22が変動を開始してから、所定の時
間が経過したときに前記動作タイミング制御手段402が
前記変動タイミング可変手段404に可変開始信号を送
る。
そして前記左図柄表示部22に対する制御と同様に前記
可変開始信号を受けた前記可変表示制御手段407が前記
中図柄表示部23の最初の2図柄だけ280m秒サイクルの変
動を開始させる。
その後前記変動タイミング可変手段404の変動信号に
基づき前記中図柄表示部23が180m秒サイクルで変動を続
行することになる。
前記中図柄表示部23が変動を開始してから、所定の時
間が経過したときに前記動作タイミング制御手段402が
前記変動タイミング可変手段405に可変開始信号を送
る。
そして前記左図柄表示部22に対する制御と同様に前記
可変開始信号を受けた前記可変表示制御手段408が前記
右図柄表示部24の最初の2図柄だけ280m秒サイクルの変
動を開始させる。
その後前記変動タイミング可変手段405の変動信号に
基づき前記可変表示制御手段408が前記右図柄表示部24
を180m秒サイクルで変動を続行させることになる。
そして前記左図柄表示部22が変動を開始してから所定
時間が経過した後(この実施例では約4000m秒後)、前
記動作タイミング制御手段402が変動タイミング可変手
段403に可変停止信号を出力する。
該信号を受けた前記変動タイミング可変手段403が180
m秒サイクルで変動している左図柄表示部22を停止図柄
の直前の2図柄が280m秒サイクルで変動するように、前
記可変表示制御手段406に変動停止信号を出力する。
該変動停止信号に基づき前記可変表示制御手段406が
左図柄表示部22に表示停止指令信号を出力することによ
って、停止図柄の直前の2図柄が280m秒サイクルで変動
した後前記左図柄手段22がその変動を停止し、停止図柄
を表示する。
つぎに前記左図柄が変動を停止してから所定時間が経
過した後(この実施例では約1100m秒後)、前記動作タ
イミング制御手段402が変動タイミング可変手段404に可
変停止信号を出力する。
該信号を受けた前記変動タイミング可変手段404が180
m秒サイクルで変動している中図柄表示部22を停止図柄
の直前の2図柄が280m秒サイクルで変動するように、前
記可変表示制御手段407に変動停止信号を出力する。
該変動停止信号に基づき前記可変表示制御手段407が
中図柄表示部23に表示停止指令信号を出力することによ
って、停止図柄の直前の2図柄が280m秒サイクルで変動
した後前記中図柄手段23がその変動を停止し、停止図柄
を表示する。
この中図柄表示部23が変動を停止する時点で、前記可
変表示制御手段406から判定手段409に停止図柄信号が、
前記可変表示制御手段407から判定手段409に停止図柄信
号がそれぞれ出力される。と同時に前記動作タイミング
制御手段402が前記判定手段409に判定要求信号を出力す
る。
該判定要求信号に基づき判定手段409が大当りの発生
の可能性があるか否か、即ちリーチ状態にあるか否かを
判定する。
そして判定手段409がリーチではないと判断した時は
前記動作タイミング制御手段402にその判定信号を送
る。そして該動作タイミング制御手段402が前記変動タ
イミング可変手段405に可変停止信号を送る。
該信号を受けた前記変動止タイミング可変手段405が
可変表示制御手段408に変動停止信号を出力すると、該
変動停止信号に基づき前記可変表示制御手段408が右図
柄表示部24に表示停止信号を出力する。
この結果中図柄表示部23が停止してから所定時間後
(この実施例では1120m秒経過後)、180m秒サイクルで
変動していた右図柄表示部24が280m秒サイクルの変動に
変更される。
そして停止図柄の直前の2図柄が280m秒サイクルで変
動した後右図柄表示部24が停止して停止図柄を表示す
る。
一方前記判定手段409が「リーチ状態」にあると判断
した時はリーチの判定信号を前記動作タイミング制御手
段402に送る。そうすると該動作タイミング制御手段402
が変動タイミング可変手段405にリーチの可変停止信号
を送る。
該信号を受けた前記変動タイミング可変手段405がま
ず可変表示制御手段408に180m秒サイクルから280m秒サ
イクルに変動のサイクルを変えるように変動信号を出力
する。つぎに停止図柄の3乃至4駒前の図柄から420m秒
サイクルで変動するように前記可変表示制御手段408に
変動信号を出力する。
この結果中図柄が停止した後、所定時間が経過するま
で(この実施例では3080m秒乃至11760m秒)の間、右図
柄表示部24は280m秒サイクルで変動した後、その後420m
秒サイクルで変動して停止図柄で停止する。
この段階で可変表示制御手段408が前記右図柄表示部2
4の停止図柄信号を判定手段409に送り、また可変表示制
御手段406が前記左図柄表示部22の停止図柄信号を判定
手段409に送り、さらに可変表示制御手段407が前記中図
柄表示部23の停止図柄信号を判定手段409に送る。と同
時に前記動作タイミング制御手段402が前記判定手段409
に大当り判定要求信号を出力する。
そして該大当り判定要求信号に基づき前記判定手段40
9は可変表示部21の各表示部22,23,24のそれぞれの停止
図柄が一致しているか否か、即ち、当りか否かの判定を
行う。
上記判定の結果、大当りの場合は前記判定手段409が
大当り信号を前記変動入賞装置制御手段410に出力する
とともに、前記動作タイミング制御手段402にも大当り
信号を出力する。
この結果、前記動作タイミング制御手段402が変動入
賞装置制御手段410に各種信号を送り、特別遊技の制御
を行うようになる。
まず前記動作タイミング制御手段402が前記変動入賞
装置制御手段410にランプ信号を出力すると、前記変動
入賞装置制御手段410が当り表示ランプL5に表示信号を
送り、当りランプL5を点滅させる。
また前記動作タイミング制御手段402は特別遊技の第
1サイクル前のインターバルが経過した時点で、前記変
動入賞装置制御手段410に動作制御信号を出力する。そ
の結果該動作制御信号に基づいて前記変動入賞装置制御
手段410がソレノイドSOLAにアタッカー信号を出力し、
該信号に基づき前記扉51が回動して大入賞口53が開放さ
れる。
このように大入賞口53が開放されて、第1サイクルの
特別遊技が開始されると、遊技者は遊技球を前記緩衝部
材15に衝突するように右打ちを行う。そして前記釘群1
7,18a,18b,18c,18d,18eの各釘群に沿って流下した遊技
球が当該大入賞口53内の前記入賞口55,56の何れかに入
賞すると、その入賞が入賞個数検出スイッチSW5,SW5に
より検出される。
そして、入賞個数検出スイッチSW5,SW5から入賞検出
信号が前記入賞数計数手段411に送られる。
また遊技球が継続入賞口54に入賞すると、その入賞が
継続入賞検出スイッチSW3により検出される。そして、
該継続入賞検出スイッチSW3から継続入賞検出信号が前
記継続制御手段412に送られる。なお、継続入賞検出ス
イッチSW3は入賞個数検出スイッチとしての役割も有し
ており、前記継続入賞検出信号は前記入賞数計数手段41
1にも送られる。
そして該継続制御手段412は前記継続入賞検出信号に
基づき、継続表示ランプL1に表示信号を送り、該ランプ
を点滅させる。と同時に前記継続制御手段412は前記変
動入賞装置制御手段410に継続制御信号を送り、該継続
制御信号に基づき変動入賞装置制御手段410が継続特別
遊技の制御を行うことになる。
具体的には前記変動入賞装置制御手段410は、前記入
賞数計数手段411からの入賞個数が10個であることを表
わす計数信号を入力するか、或いは所定時間が経過する
か、何れか早い方の条件が成立したときに、前記大入賞
口53を閉鎖するため、ソレノイドSOLAに閉鎖信号を出力
する。
このようにして第1サイクルの特別遊技が終了する。
前記継続制御信号の前記変動入賞装置制御手段410へ
入力を前提に前記大入賞口53が再び開放されるまで所定
時間のインターバルをあけた後、次のサイクルの開放信
号が、ソレノイドSOLAに出力されるようになっている。
このように、特別遊技では上述した一連の制御が、遊
技球が変動入賞装置内の継続入賞口54に入賞することを
条件として、所定サイクル(例えば16サイクル)を限度
として繰り返し行なわれる。
そして最終サイクル時に至って、継続制御手段412か
ら最終サイクルである旨を表わす継続終了信号が変動入
賞装置制御手段410に送られる。
前記継続終了信号に基づき、前記変動入賞装置制御手
段410はソレノイドSOLAにソレノイド信号を送り、該ソ
レノイド信号に基づき、ソレノイドSOLAがOFFし、前記
扉51が閉状態となって特別遊技が終了することになる。
次に、上記のように構成されたパチンコ遊技機の各種
表示ランプ、各種表示ランプLED、変動入賞装置、可変
表示装置(可変表示手段)等の制御は第22図に示すよう
にコンピュータシステムによって行なわれている。
該コンピュータシステムは、マイクロコンピュータ
(MPU)610、読出し専用メモリたる外部ROM620、随時読
出しと書込みが可能なメモリたる外部RAM630等を有して
いる。
前記ROM620には、乱数テーブル、大当り遊技(特別遊
技)パターンおよび各種表示ランプの表示パターン、ス
ピーカ930からの音声の発生パターン等の固定データが
記憶されている。
一方、RAM630には始動入賞口4,5,6への入賞球を検出
する始動入賞検出スイッチSW1,SW2や変動入賞装置50の
継続入賞検出スイッチSW3および入賞個数検出スイッチS
W4,SW5による検出信号、可変表示部21の左図柄表示部2
2,中図柄表示部23,右図柄表示部24の各表示部の停止図
柄態様を定めるデータ等を一時的に記憶する記憶領域、
ソフトタイマを構成するレジスタ領域およびコンピュー
タシステム600の作業領域などが設けられている。
マイクロコンピュータ610には、該マイクロコンピュ
ータ610に電気を供給する電源回路641や電源電圧が許容
電圧値から外れたときにORゲート645を介してリセット
端子RSTにリセット信号を送る電圧検出回路643、クロッ
クパルスを発生させる発信回路642、該発信回路642のク
ロックパルスを分周しORゲート645を介してリセット端
子RSTにリセット信号を送る分周器644等が接続されてい
る。
マイクロコンピュータ610の入力側には、チャタリン
グを防止するための波形整形回路651を介して始動入賞
口4,5,6への入賞球を検出する始動入賞検出スイッチSW
1,SW2、継続入賞口54への入賞球を検出する継続入賞検
出スイッチSW3、大入賞口53への入賞球の個数を検出す
る入賞個数検出スイッチSW4,SW5、賞球排出装置810が賞
球排出動作中のときにオンとなるクランクカムSW(MS
W)、特定入賞口9への入賞球を検出する普通電動役物
スイッチッチSW6が接続されている。
一方、このマイクロコンピュータ610の出力側にはド
ライバー652が接続され、該ドライバー652には可変表示
装置20が接続されると共に、球誘導部材モータ314、変
動入賞装置50の扉51の開閉用ソレノイドSOLA、普通電動
役物70の球誘導片711,711開閉用ソレノイドSOLB、更に
継続表示ランプL1、動作表示ランプL2、変動表示ランプ
L3、変動表示ランプL4、当たり表示ランプL5、動作表示
ランプL6、動作役物作動ランプL7、入賞個数記憶表示ラ
ンプLED1〜4、飾りランプLED5、飾りランプLED6、飾り
ランプLED7および賞球排出装置810のリミットソレノイ
ドSOLC(814b)が接続されている。また、MPU610にはサ
ウンドジェネレータ653,アンプ654を介してスピーカ930
が接続されている。
上記構成の制御システムにあっては、先ず、図示省略
の起動スイッチが投入されて電源回路641からマイクロ
コンピュータ610に電気が供給されると、マイクロコン
ピュータ610からドライバー652を介して表示指令信号が
可変表示装置20に送られ、該可変表示装置20により前記
液晶表示パネル340により作られた各図柄表示部22,23,2
4に初期の図柄表示が停止した状態でなされる。
また、マイクロコンピュータ610からの通常遊技状態
を示す表示指令信号がドライバー652に送られ、通常遊
技状態を表わす通常遊技状態表示として、入賞個数記憶
表示ランプLED1〜4を内側から外側、外側から内側へと
交互に点滅移動させるとともに、飾りランプLED5、飾り
ランプLED7を点滅させる。さらに、マイクロコンピュー
タ610から回転指令信号がドライバー652に送られ、球誘
導部材用モータ315を回転させる。
なお、常時ROM620中の乱数テーブルの乱数が分周器64
4からの分周信号が立ち上がってリセット端子RSTに入力
されるごとに更新された状態で発生されている。
この状態で遊技が行なわれて始動入賞口5,6のいずれ
かに遊技球が入賞すると、その入賞ごとに始動入賞検出
スイッチSW1,SW2がオンされてそのオン信号が波形整形
回路651により処理された後、マイクロコンピュータ610
に入力されその入力時のROM620から発生されている乱数
を拾ってその乱数をRAM630に順に記憶させる。そのRAM6
30に記憶される乱数はこの実施例の場合可変表示ゲーム
実行中のものも含めて最高5個とする。そして、その記
憶された乱数のうち可変表示ゲーム実行中のものを1つ
差し引いた乱数の記憶個数分の入賞個数記憶表示ランプ
LED1〜4が点灯される。そして、そのRAM630に最初に記
憶された乱数に基づいて、左図柄表示部22、中図柄表示
部23、右図柄表示部24の各表示部の可変表示の変動が行
なわれる。その可変表示の変動の開始ごとに、入賞記憶
個数表示ランプLED1〜4の点灯しているもののうちの1
つが消灯される。
可変表示ゲームと並行するようにして、遊技球が特定
入賞口9に入賞すると、その入賞により普通電動役物作
動スイッチSW6がオンされてそのオン信号が波形整形回
路561により処理された後、マイクロコンピュータ610に
入力される。
そしてマイクロコンピュータ610からの開放指令信号
に基づき、普通電動役物70のソレノイドSOLBが励磁にさ
れ、球誘導片711,711が開状態に変換される。なお前記
球誘導片711,711が開状態に変換されて入賞し易くされ
た始動入賞口4に遊技球が入賞した場合にはその入賞が
始動入賞検出スイッチSW1に検出されるので、始動入賞
口5に入賞した場合と同様に処理される。
前記可変表示ゲームはそのゲームが行なわれる乱数に
応じて、大当りを発生させ得ない(リーチ状態が生じな
い)通常の可変表示ゲームと大当りを発生させ得る(リ
ーチ状態が生ずる)リーチの可変表示ゲームに分けられ
る。
そして、それが通常の可変表示ゲームのときには、カ
ード表示部22a,23a,24a、裏カード表示部22b,23b,24b、
表カード表示部22c,23c,24cの表示順で、各表示部の図
柄「1,2,3,4,5,6,7,8,9,0,J,Q,K,A,P」がランダムに変
動され、所定時間経過するか、又は図示省略のストップ
ボタンが押された後に所定時間経過したところで左図
柄、中図柄、右図柄の順に停止されて、停止図柄が確定
される。
この可変表示ゲーム中は、マイクロコンピュータ610
からの表示指令に基づき、図柄変動中表示として、飾り
ランプLED5、飾りランプLED7および変動表示ランプL3、
変動表示ランプL4が点滅される。
一方、左図柄表示部22の停止図柄と中図柄表示部23の
停止図柄が揃って大当り発生の可能性が生じたとき(リ
ーチ状態になったとき)には右図柄表示部24の表示の変
動をゆっくりした速度で行なう。このリーチ状態のとき
には、特に、マイクロコンピュータ610からの指令に基
づき、リーチ表示として、可変表示ゲーム中の各表示ラ
ンプに加えて、飾りLED6、当りランプL10が点滅を開始
する。
そして、それら左図柄表示部22、中図柄表示部23およ
び右図柄表示部24の各表示が停止されると、その停止図
柄の態様がマイクロコンピュータ610により当たりか否
かが判断される。
その結果ハズレであると判定されたときには、マイク
ロコンピュータ610からの表示指令に基づき、ハズレ表
示として、各ランプが消灯される。
上記停止図柄の態様が偶発的に大当りの態様(例えば
Q,Q,Q)となったとき、即ちマイクロコンピュータ610に
より“大当り”であると判定されたときには、該マイク
ロコンピュータ610からの表示指令に基づいて、大当り
発生の判定時から大当り遊技(特別遊技)の終了時に至
までるまでの間、次のような段階的な大当り表示がなさ
れる。
即ち、先ずその大当りの発生の判定時から大当りの遊
技が開始される(大入賞口53が最初に開放される)まで
の間においては、大当り発生時ウェイトタイム状態表示
として、各ランプ(L1〜7,LED1〜4,LED5〜LED7)が点滅
状態に変換される。また、マイクロコンピュータ610か
らの表示指令に基づいて、可変表示部21の各表示部22,2
3,24が、先ずその大当りを発生させた図柄の点滅がなさ
れる。
そして、マイクロコンピュータ610からの開放指令信
号に基づいて、変動入賞装置のソレノイドSOLAが励磁状
態(オン)され、大入賞口53が開放される。
そして、第1〜第15サイクルまでの大入賞口53の開放
時においては、上記左図柄表示部22に継続サイクル回数
を、中図柄表示部23にバー記号を、右図柄表示部24に各
サイクル中に大入賞口53中に入賞した遊技球の個数をそ
れぞれ表示した状態と、その大当りを発生させた図柄
(文字部分−当たり文字のみ)を表示した状態とに適宜
交互に変換される。
この第1〜第15サイクルまでの大入賞口53の開放時に
継続入賞口54中に遊技球が入賞したときには、一時的に
停止図柄の内の枠表示の部分と、当たり文字とが交互に
変換されて表示される。
その後左図柄表示部22の位置に継続サイクル数を、中
図柄表示部23の位置にバーを右図柄表示部24の位置に各
サイクル中に大入賞口中に入賞した遊技球の個数をそれ
ぞれ表示した状態と、その大当りを発生させた図柄を表
示した状態とに適宜交互に変換される表示に戻される。
また、継続条件成立開放状態表示として、継続入賞口
中に入賞した時点から一時的に各飾りランプ(L1〜7,LE
D1〜4,LED5〜LED7)が点滅状態に変換される。そしてそ
の後そのサイクルの終了時に大入賞口が閉じるまでの
間、各飾りランプの内、表示ランプL6、当たり表示ラン
プL10、変動表示ランプL4,L3及び動作表示ランプL2がこ
の点灯順で移動点滅を行う。
また、大当りの遊技の各サイクルのウェイトタイム中
(このとき大入賞口51が閉じている)には、前記可変表
示部21の各表示部22,23,24には大当りを発生させた表示
図柄が点滅するとともに、各飾りランプ(L1〜7,LED1〜
4,LED5〜LED7)が同時点滅状態にされる。
第1〜第15サイクルまでの大入賞口53の開放時におい
て、継続入賞口54への入賞がないうちに所定時間が経過
するか、又は大入賞口53中への10個入賞があった場合に
は、その時点で大入賞口53が閉じられて大当りの遊技が
終了される。
また、第16(最終)サイクル目の大入賞口53の開放時
には、第1〜第15サイクルにおけるのと同時、可変表示
部21では、その左図柄表示部22の位置に継続サイクル数
を、中図柄表示部23の位置にバーを、右図柄表示部24の
位置に各サイクル中に大入賞口53中に入賞した遊技球の
個数をそれぞれ表示した状態と、その大当りを発生させ
た図柄を表示した状態とに交互に変換される。そして各
飾りランプの内、表示ランプL6、当たり表示ランプL1
0、変動表示ランプL3,L4及び動作表示ランプL2がこの点
灯順で移動点滅を行う。
また賞球排出装置810のクランクカムSW(MSW)からの
検出信号が波形形成回路561を介してマイクロコンピュ
ータ610に入力されると、それがRAM630に記憶され、そ
の記憶に基づいてマイクロコンピュータ610から排出切
換信号がドライバ652に送られて賞球排出装置830のリミ
ットソレノイドSOLCが励磁され、それによって賞球排出
装置810の排出状態が変換され、排出(15個排出)がな
される。
また、パチンコ遊技機1に異常が発生したときには、
飾りランプLIのみ点滅されて、その他のランプは全て消
灯された状態となる。
第23図には、第22図のコンピュータシステム600によ
って行われるメイン処理の制御処理手順を示す。
このメイン処理は、パチンコ遊技機の各スイッチ(SW
1乃至SW6,MSW)の状態を入力してチャタリング除去を行
なって他のフェーズで使用できる形式に整える入力処理
を行うフェーズ0(ステップS100)、電源投入による起
動か否かの判定と特定RAM630領域を検査してRAM630が正
常であるか否かの判定とを行なって、電源投入による起
動であるかあるいはRAM630領域が異常である場合にRAM6
30領域の初期化処理を行うフェーズ1(ステップS101〜
ステップS103)、液晶表示パネル340等への出力処理と
各ポートへの出力処理と共に、二系統賞球処理を行うフ
ェーズ2(ステップS104、ステップS105)、不正の検出
を行い不正条件が発生した場合、これがなくなるまで不
正動作を行う不正検出及び不正除去監視処理、各スイッ
チの入力受付処理を行うとともに、ゲームの実行順序に
従い、ゲームの実行ステップの各処理を行うフェーズ3
(ステップS106,ステップS107)、ランプ,ソレノイド,
LED等の出力編集の処理、音の編集・出力等の処理を行
うフェーズ4(ステップS109〜ステップS110)及び乱数
の更新を行うフェーズ5(ステップS111)の6つのフェ
ーズに区分される。
前記メイン処理が開始されると、まずステップS100の
各スイッチ(SW1乃至SW6,MSW)の状態の入力処理を行な
ってからステップS101に移行する。
ステップS101においては、電源投入による起動か処理
の継続か否かを判定し、処理の継続であると判定したと
きにはステップS102に移行してメモリ検査(特定RAM630
領域の検査)を行なってRAM630が正常であるか否かの判
定を行なう。
その結果、電源投入による起動であると判定するか、
又はRAM630が正常でないと判定したときには、ステップ
S103でRAM630領域の初期化処理を行なってからステップ
S111に移行して乱数更新を行なう。
しかし電源投入による起動でなく、かつ、メモリ(RA
M630)が正常であると判定したときには、ステップS104
で出力処理をし、次のステップS105で二系統賞球処理を
行なってからステップS106に移行する。
ステップS106においては不正の検出を行い、不正条件
が発生した場合には不正処理を行い、ステップS107で各
スイッチの入力受付処理を行い、ステップS108でゲーム
処理を行い、ステップS109に移行する。
ステップS109乃至ステップS110ではランプ等の出力編
集と効果音の編集とその出力を行なってから、次のステ
ップS111に移行して乱数更新を行ない、HALT状態とな
る。そして分周器644からのリセット信号がマイクロコ
ンピュータ610のリセット端子RSTに入力されるごとにス
テップS100に戻って前記メイン処理が開始される。
第24図には、第23図のメイン処理のうちの入力処理
(フェーズ0)の制御処理手順を示す。
このフェーズ0ではスタックポインタの設定、リフレ
ッシュレジスタの値の復帰処理とSWの読み込み処理の2
つの処理を行うようになっている。
ここでSWの読み込み処理とは各SW(SW1乃至SW6,MSW)
の状態を分解し、チャタリングの除去を行い、各処理で
使用できる形式に整える処理をいう。各処理で必要なSW
の情報としてはSWのオン(立上りエッジ)とSWの現状態
(オンかオフかのSWのレベル状態)とがある。
このフェーズ0の入力処理が開始されると、先ず、ス
テップS120〜S121で、RAM630のスタックポインタの設
定、リフリッシュレジスタの値の復帰の各処理を行う。
その後ステップS122〜S127でスイッチがオンしたか否
かの物理状態の読込み、アクティブ論理を負論理入力か
ら正論理への変換、チャタリングの除去処理、現在の論
理状態の算出、現状態を(RAM630に)ストア、SWの立上
りエッジを摘出してSWのアクティブ状態をアクティブ状
態メモリ(RAM630)にストアする処理を行なってから次
のフェーズ1の初期化処理に移行する。
第25図には、第23図のメイン処理のうちの初期化処理
(フェーズ1)の制御処理手順を示す。
このフェーズ1の初期化処理はパワーモニタを検査し
て電源投入時か処理の継続かを判定しその判定の結果が
電源投入時であったり、或いはRAM630検査領域が異常で
あったりした場合にRAM630領域を初期化する処理であ
る。
このフェーズ1の処理が開始されると、先ずステップ
S140で電源の投入時であるか否かを判定し、電源の投入
時でなければステップS141に移行し、電源の投入時であ
ればステップS142に移行する。
電源投入時ではないと判断されてステップS141に移行
したときには、該ステップS141でRAM630検査領域は正常
であるか否かを判定し、正常であれば次のフェーズ2の
出力処理に移行し、正常でなければステップS142に移行
する。
しかして、ステップS142に移行したときには、該ステ
ップS142でRAM630領域152バイトをクリアしてからステ
ップS143に移行してデジタルに初期表示値(初期表示図
柄)を設定し、次のステップS144でRAM630の検査領域に
検査データを設定してフェーズ5の乱数更新の処理を行
うため第31図のステップS616に移行する。
第26図(A)〜(C)は、第23図のメイン処理のうち
の出力処理(フェーズ2)等の制御処理手順を示す。
この出力処理(フェーズ2)ではフェーズ4で出力編
集された出力データを各ポートへ出力する処理と前記大
入賞口53に入賞した時は、遊技球1個に対して15個の遊
技球を、それ以外に入賞した時は、遊技球1個に対して
5個の遊技球を賞球する2系統賞球処理の2つの処理を
行う。
このフェーズ2の処理が開始されると先ず、ステップ
S150でランプ、LEDの出力データを出力し、ステップS15
2に移行し、該ステップS152では、LCD(液晶表示パネル
340)のスキャンポインタを更新し、ステップS154に進
む。
ステップS154ではスキャンポインタは上限値を超えた
か否かを判定し、上限値を超えたと判断したときはステ
ップS156に進み、スキャンポインタをクリアしてステッ
プS158に進むが、上限値を超えないと判断したときはそ
のままステップS158に移行する。
ステップS158〜ステップS164では順次スキャンポイン
タからLCD出力域を算出し、該当アドレスからデータを
取り出し、出力回数を設定し、MPUにLCD等のデータを出
力し、ステップS166に進む。
ステップS166ではMPUに全データが出力されたか否か
が判定され、全データを出力していないと判断されたと
きはステップS164に戻るが、全データ出力と判断された
ときはそのままステップS168に進む。
ステップS168ではスキャンカウンタは9か否かが判定
され、Yesと判断されたときはステップS170に進みラッ
チ信号を出力した後、第26図(B)に示す2系統賞球処
理を行うステップS172に進むが、Noと判断されたときは
そのままステップS172に進み2系統賞球処理が行なわれ
る。
第26図(B)で示す2系統賞球処理では、入賞個数検
出スイッチ(SW3〜5、以下カウントSWという)の入賞
を監視し入賞個数を最大255まで記憶する処理(ステッ
プS172〜S180)と、2系統の制御番号によって処理分岐
を行い、各状態に合わせて行なわれるた処理(ステップ
S182〜S230)に区分される。
この2系統賞球処理に入るとステップS172で、入賞個
数検出スイッチ(SW3〜5)に入力はあるか否かが判定
され、入賞がなかったと判断されたときにはそのままス
テップS180に移行し、入賞があったと判断されたときに
はステップS174で入賞個数検出スイッチ(SW3〜5)の
記憶数を更新(+1カウントアップ)してからステップ
S176に移行する。
ステップS176では入賞個数検出スイッチ(SW3〜5)
の記憶数が“256"未満であるか否かが判定され、入賞個
数検出スイッチの記憶数が“256"未満であると判断され
たときにはそのままステップS180に移行し、“256"未満
でないと判断されたときにはステップS178で入賞個数検
出スイッチ(SW3〜5)の記憶数を“256"未満に留めて
からステップS180に移行する。
ステップS180では全ての入賞個数検出スイッチ(SW3
〜5)を検査したか否かが判定され、検査していないと
判断されたときはステップS172に戻って、ステップS172
〜S178の処理が行なわれるが、検査したと判断されたと
きはステップS182に進む。
そして、ステップS182〜S186で二系統制御番号が
“0"、“1"、“2"、“3"のいずれに該当するかを判定す
る。
その結果、“0"と判断されたときには制御番号“0"の
賞球開始時の入賞個数検出スイッチ(SW3〜5)の記憶
のチェックとソレノイドSOLCの制御を行なうべく第26図
(C)のステップS188に移行し、“1"と判断されたとき
には制御番号“1"のクラウンカム861のMSW(第16図)の
立上りのチャタリング除去を行なうべく第26図(C)の
ステップS200に移行する。
また、“2"と判断されたときには制御番号“2"の入賞
個数検出スイッチ(SW3〜5)の記憶数の更新の制御を
行なうべく第26図(C)のステップS212に移行し、“3"
と判断されたときには制御番号“3"のMSWの立下がりチ
ャタリング除去の制御を行なうべく第26図(C)のステ
ップS220に移行する。
まず制御番号“0"の処理ではステップS188でソレノイ
ドSOLCのオン情報を設定してからステップS190に移行す
る。
ステップS190ではMSWが“H"レベル(ハイレベル)に
なっているか(賞球排出動作中である)否かを判定し、
“H"レベル(ハイレベル)になっていれば(賞球排出動
作中であれば)ステップS192に移行するが、“H"レベル
(ハイレベル)になっていなければ(賞球排出動作中で
なければ)そのままステップS230に移行する。
ステップS192では入賞個数検出スイッチ(SW3〜5)
の記憶はあるか否かが判定され、“ある”と判断された
ときはそのままステップS196に進むが、“ない”と判断
されたときにはステップS194でソレノイドSOLCのオフ情
報を設定する。
かくして、ステップS196に移行すると、該ステップS1
96でチャタリング除去時間(300ms)を設定し、次のス
テップS198で二系統制御番号を“1"に設定してからステ
ップS230に移行する。
しかして、ステップS230に移行したときは、制御情報
をRAM630のレジスタ内の制御領域に格納してからフェー
ズ3の処理に移行する。
制御番号“1"と判断されてステップS200に移行したと
きには、該ステップS200で二系統制御番号を“0"に設定
してからステップS202に移行する。
ステップS202ではMSWが“H"レベル(ハイレベル)に
なっている(賞球排出動作中である)か否かを判定す
る。その結果、“H"レベル(ハイレベル)になっていな
い(賞球排出動作中でない)と判断されたときにはその
ままステップS230に移行する。
しかし“H"レベル(ハイレベル)になっている(賞球
排出動作中である)と判断されたときには、ステップS2
04で二系統制御番号を“1"に設定し、次のステップS206
でチャタリング除去タイマを更新してステップS208に移
行する。
ステップS208ではチャタリング除去時間が終了したか
否かを判定し、終了したと判断されたときにはステップ
S210で二系統制御番号を“2"に設定してからステップS2
30に移行し、終了していないと判断されたときにはその
ままステップS230に移行する。
しかして、ステップS230に移行したときには、該ステ
ップS230でRAM630のレジスタ内の制御情報を制御領域に
格納してからフェーズ3の処理に移行する。
制御番号“2"と判断されてステップS212に移行したと
きには、ソレノイドSOLCがオンとなっている(15個数の
排出状態となっている)か否かが判定され、オンとなっ
ていると判定されたときにはステップS214で入賞個数検
出スイッチ(SW3〜5)の記憶数をデイクリメント(−
1)してからステップS216に移行するが、オンとなって
いない(5個の排出状態になっている)と判断されたと
きにはそのままステップS216に移行する。
そして、ステップS216でチャタリング除去時間150ms
に設定し次のステップS218で二系統制御番号を“3"に設
定してステップS230に移行する。
しかして、ステップS230に移行したときには、該ステ
ップS230でRAM630のレジスタ内の制御情報を制御領域に
格納してからフェーズ3の処理に移行する。
制御番号“3"と判断されてステップS220に移行したと
きには、該ステップS220でMSW(第16図)が“H"レベル
(ハイレベル)になっている(賞球排出動作中である)
か否かを判定する。その結果、“H"レベル(ハイレベ
ル)になっている(賞球排出動作中である)と判定した
ときには、チャタリング除去時間150m秒を設定するため
ステップS216に移行し、ステップS218,S230の処理を順
に行なってからフェーズ3の処理に移行する。
が、“H"レベル(ハイレベル)になっていない(賞球
排出動作中でない)と判断したときには、ステップS22
2,S224でソレノイドSOLCのオン情報を設定する処理、チ
ャタリング除去タイマを更新する処理を順に行なってか
らステップS226に移行する。
ステップS226ではチャタリング除去時間が終了したか
否かを判定し、終了していないと判定したときにはその
ままステップS230に移行し、終了したと判定したときに
は二系統制御番号を“0"に設定してからステップS230に
移行する。
しかして、ステップS230に移行したときには、該ステ
ップSでRAM630のレジスタ内の制御情報を制御領域に格
納してフェーズ3の処理に移行する。
第27図(A)〜(D)には、第23図のメイン処理のう
ちのフェーズ3で行なわれる処理を示しており、ステッ
プS250〜S280で不正監視処理及び不正処理が行われ、ス
テップS282〜S292で始動入賞検出スイッチSW1,SW2の入
力監視処理が行われ、ステップS294〜S318でカウンタSW
の入力監視処理が行われ、ステップS320〜S338で継続入
賞検出スイッチSW3の入力監視処理が行われ、ステップS
340〜S348で、ゲーム処理の制御処理手順を示す。
前記不正監視処理ではカウンタSWの何れかが約3秒以
上連続してオン/ショートした場合と、特別遊技の大入
賞口開放中とその後の一定時間中にカウンタSW及び継続
入賞検出スイッチの何れもオンしない場合に不正と見做
し、不正処理に移行するようになっている。
このフェーズ3の処理が開始されると、第27図(A)
に示す不正監視処理のルーチンに従い先ずステップS250
でカウンタSWの入力があったか否かを判定し、入力があ
ればステップS252でノーカウント不正監視要求をクリア
してからステップS254に移行し、一方入力がなければそ
のままステップS254に移行する。そして、ステップS254
で不正フラグを取り出し、ステップS255に進み、不正の
監視情報を取り出してからステップS256に移行する。
ステップS256では不正を検出すべき該当スイッチSWの
ステータスが“L"レベル(ローレベル)となっているか
否かを判定し、“L"レベル(ローレベル)となっていな
いと判断したときにはステップS258に移行してSW3〜5
のオン/ショート不正の監視を行う。即ち、ステップS2
58で該当SWは不正中か否かが判定され、不正中であれば
そのままステップS266に移行し不正フラグがセットされ
るが、不正中でなければステップS260で監視タイマを更
新し、ステップS264に進み、該当時間(約3秒)が経過
したか否かが判断され、経過していればステップS266で
不正フラグがセットされ、経過していなければステップ
S268に進み、不正フラグがリセットされる。
一方ステップS256で不正を検出すべき該当スイッチSW
のステータスが“L"レベル(ローレベル)となっている
と判断されたときはステップS262に移行してノーカウン
ト不正の監視を行う。即ち、ステップS262で監視タイマ
を初期化し、ステップS264に進み、該当時間(約29秒プ
ラス1.9秒)が経過したか否かが判断され、経過してい
ればステップS266で不正フラグがセットされ、経過して
いなければステップS268に進み、不正フラグがリセット
される。
その後ステップS270に移行し、全不正監視終了か否か
が判定され、終了していればステップS272に進むが、終
了していなければステップS256に戻ってステップS256〜
S270のループを繰返し、終了したと判定した時点でステ
ップS272に移行して不正フラグを格納し、しかる後、ス
テップS274に移行する。
ステップS274では不正があるか否かを判定する。その
結果、不正がないと判断したときには第27図(B)のス
テップS282に移行する。
が、不正があると判定したときには不正処理を行なう
べくステップS276に移行する。
そして、ステップS276〜S280で不正タイマを更新する
処理、不正タイマよりL2を32ms周期で点滅させる処理、
ソレノイドSOLC、L2以外の出力をオフする処理を順に行
なってから音の出力制御を行うため第30図(F)のS542
に移行する。
第27図(B)のステップS282に移行すると、始動入賞
検出スイッチの入力監視処理が開始され、始動入賞検出
スイッチSW1,SW2がオンしているか否かが判定される。
オンしていればステップS284に進み、貯留数は上限値
(この実施例では最大4個)以上であるか否かが判定さ
れ、上限値以上でなければステップS286〜S290で貯留数
の更新、RANDOM(大当り確率生成用乱数)の値と、リフ
レッシュレジスタの加算とその結果の記憶、始動口入賞
音の出力要求のセットの各処理を行い、ステップS292に
進む。
が、ステップS282で始動口入賞検出スイッチがオンし
ていないと判定されたり、ステップS284で貯留数は上限
値以上であると判定された場合はそのままステップS292
に移行する。
ステップS292では全始動入賞検出スイッチをチェック
したか否かが判定され、チェックされていないと判断さ
れたときはステップS282に戻り、ステップS282〜S292の
処理が再度行なわれる。
一方チェックしたと判断されたときはステップS294で
大当たり動作中か否かが判定され、動作中でなければそ
のまま第27図(D)のステップS340に移行し、可変表示
ゲームが開始されることになる。
が、ステップS294で大当り動作中であると判断されれ
ばステップS296に移行する。
ステップS296ではカウントSWに入力が有るか否かが判
定され、入力がなければ継続入賞検出スイッチSW3の入
力監視を行うためそのまま第27図(C)のステップS320
に移行するが、入力があればステップS298に移行する。
ステップS298ではカウント音の出力要求を設定し、ス
テップS300でカウントSWの内、SW3に入力があるか否か
が判定され、入力している場合はステップS302に進み、
カウントSWの入力数を更新してステップS304に進み、入
力していない場合はそのままステップS304に進む。
ステップS304ではカウントSWの内、SW4に入力したか
否かが判定され、入力している場合はステップS306に進
み、カウントSWの入力数を更新してステップS308に進
み、入力していない場合はそのままステップS308に進
む。
ステップS308ではカウントSWの内、SW5に入力はある
か否かが判定され、入力している場合はステップS310に
移行し、カウントSWの入力数を更新してステップS312に
進み、入力していない場合はそのままステップS312に進
む。
ステップS312では上記SW3,4,5からなる入賞個数検出
スイッチSWの入力が10カウント未満であるか否かが判定
され、10カウント未満であればそのまま第27図(C)に
示すステップS320に移行するが、10カウント未満でなけ
ればステップS314に進み10カウント情報を設定し、ステ
ップS316に進む。
ステップS316ではSW3乃至5の有効時間中の入力であ
るか否かが判定され、有効時間中でなければステップS3
18に進みシーケンスタイマをクリアし、有効時間中であ
ればそのまま第27図(C)に示すステップS320に進む。
ステップS320〜S338では継続入賞検出スイッチSW3の
入力監視が行われ、まずステップS320で継続入賞検出ス
イッチSW3の入力はあるか否かが判定され、入力がなけ
ればそのままステップS340に進み新たな可変表示ゲーム
が開始されるが、入力があればステップS322に進む。
ステップS322では特別遊技の継続回数が16回目か否か
が判定され、16回目であればそのままステップS340に移
行するが、16回目でなければステップS324に進み、継続
入賞検出スイッチSW3への入賞に基づく継続前の大当り
動作中か否かが判定される。
ステップS324で、大当り動作中であると判定されたと
きはステップS334乃至ステップS338で大当り動作時の継
続後の制御種別を切り換えるための制御種別切り換えタ
イマの設定、継続入賞検出スイッチ入球音の出力要求、
制御種別“11"(継続後2秒間の大当り動作)の設定を
行いステップS332に移行し、ゲーム処理の実行段階を示
すステップ番号を更新する。
一方ステップS324で、大当り動作中ではないと判定さ
れたときはステップS326で継続前の有効時間(大入賞口
閉鎖後の1.9秒間)か否かが判定され、有効時間である
と判定されたときはステップS328乃至ステップS330でイ
ンターバル音の出力要求、制御種別に“9"(ファンファ
ーレ動作)の設定を行い、ステップS332に移行するが、
有効時間ではないと判定されたときはそのまま第27図
(D)のステップS340に移行する。
ステップS340に移行すると、該ステップS340で不正音
の初期情報の設定を行い、ステップS342に移行してシー
ケンス時間は終了しているか否かが判定され、終了して
いなければステップS344でシーケンスタイマを更新して
そのまま第30図(A)のフェーズ4の処理のステップS4
00に移行するが、終了していると判定したときはステッ
プS346に移行する。
ステップS346では不適当なステップ番号を初期化して
からステップS348に移行する。
しかして、ステップS348に移行すると、該ステップS3
48でステップ番号に対応したゲーム処理のステップS00
(通常動作処理)、ステップS01(左図柄回転開始処
理)、ステップS02(中図柄回転開始処理)、ステップS
03(右図柄回転開始処理)、ステップS04(自動停止時
間の終了監視処理)、ステップS05(左図柄の停止開始
処理)、ステップS06(中図柄の停止開始処理)、ステ
ップS07(右図柄の停止開始処理)、ステップS08(リー
チ時の動作の終了監視処理)、ステップS09(停止結果
の判定処理)、ステップS010(外れ動作の終了監視処
理)、ステップS011(大当り時のファンファーレの移行
処理)、ステップS012(ファンファーレ、インバータ動
作の終了監視処理)、ステップS013(継続前の大当り動
作の終了監視処理)、ステップS014(継続後の大当り動
作の終了監視処理)、ステップS015(継続前の有効時間
の終了監視処理)、ステップS016(継続後の有効時間の
終了監視処理)、ステップS017(大当り終了動作の終了
監視処理)に移行してそのゲーム処理を行なってから第
30図(A)のフェーズ4の処理のステップS400に移行す
る。
第28図には上記ゲーム処理のステップS00〜S017の流
れの制御処理手順の概要を示す。
ゲーム処理の流れとしては、先ず、始動入賞口4,5,6
への入賞があるまで、通常の動作処理(ステップS00)
を行なう。
このステップS00の通常動作処理は貯留の有無を判定
し、貯留のある場合は可変表示部21のデジタル回転開始
の情報を設定し、貯留のない場合は通常動作の開始情報
を設定する。このような処理は始動入賞検出スイッチSW
1,SW2への入力を検出するまで継続して行なわれ、その
入力があった時点で次の左図柄回転開始処理(ステップ
S01)に移行する。
ステップS01の左図柄回転開始処理は左図柄の回転を
開始させる処理を行うものであり、左図柄の回転が開始
されるまで継続して行われ、回転が開始された時点で次
の中図柄回転開始処理(ステップS02)に移行する。
ステップS02の中図柄回転開始処理は中図柄の回転を
開始させる処理を行うものであり、中図柄の回転が開始
されるまで継続して行われ、回転が開始された時点で次
の右図柄回転開始処理(ステップS03)に移行する。
ステップS03の右図柄回転開始処理は右図柄の回転を
開始させる処理を行うものであり、右図柄の回転が開始
されるまで継続して行われ、回転が開始された時点で次
の自動停止時間の終了監視処理(ステップS04)に移行
する。
ステップS04の自動停止時間の終了監視処理は可変表
示部21の各表示部22,23,24の自動停止時間終了後に停止
図柄を確定するまでのランダム時間の設定を行うもので
ある。
この実施例では例えば左図柄表示部22の自動停止時間
は変動開始後4000m秒後であり、ランダム時間はその自
動停止時間の経過時のRレジスタの値を利用して2m秒乃
至64m秒の間で決められる。そしてランダム時間が終了
した時点で次の左図柄の停止開始処理(ステップS05)
に移行する。
ステップS05の左図柄の停止開始処理は可変表示部21
の停止図柄の組合せを確定し、左図柄の停止情報の設定
を行うものであり、左図柄が停止するまで継続して行わ
れ、停止した時点で次の中図柄の停止開始処理(ステッ
プS06)に移行する。
ステップS06の中図柄の停止開始処理は中図柄の停止
情報の設定を行うものであり、中図柄が停止するまで継
続して行われ、停止した時点で次の右図柄の停止開始処
理(ステップS07)に移行する。
ステップS07の右図柄の停止開始処理はリーチ目の判
定を行い、右図柄の停止情報の設定を行うものである。
そしてリーチ表現が開始されるまで継続して行われ、リ
ーチと判断されてリーチ表現が開始された場合には次の
リーチ時の終了監視処理(ステップS08)に移行し、リ
ーチの場合以外では右図柄が停止するまで継続して行わ
れ、右図柄が停止した時点でステップ09の停止結果の判
定処理に移行する。
ステップS08のリーチ時の終了監視処理処理はリーチ
の場合に行われるもので、右図柄の停止時間の設定を行
うものであり、右図柄が停止するまで継続して行われ、
右図柄が停止した時点で次の停止結果の判定処理(ステ
ップS09)に移行する。
このステップS09の停止結果の判定処理は大当り/外
れの判定を行い判定結果に応じた処理を行うものであ
る。そして停止結果が外れであれば外れ動作終了監視処
理(ステップS010)に移行する。そして、外れ動作(全
ランプの消灯等)の終了が監視され、外れ動作の終了し
た時点で貯留のない場合は最初の通常動作処理(ステッ
プS00)に戻って、再びステップS00以下の処理がなされ
る。そして外れ動作の終了した時点で貯留のある場合は
左図柄回転開始処理(ステップS01)に戻って、再びス
テップS01以下の処理がなされる。
が、ステップS09の停止結果の判定処理による判定の
結果、大当りであれば大当り時のファンファーレ移行処
理(ステップS011)に移行する。
このステップS011のファンファーレ移行処理は大当り
の可変表示部21の大当り表示時間(1秒)の終了を監視
後にファンファーレ動作の設定を行うものである。そし
てこのファンファーレ移行処理が終了されるまで継続し
て行われ、ファンファーレ移行処理が終了した時点で、
次のファンファーレ、インターバル動作の終了監視処理
(ステップS012)に移行する。
ステップS012のファンファーレ、インターバル動作の
終了監視処理は大当りファンファーレ動作の終了を監視
し、ファンファーレ動作の終了後大当り動作の設定を行
うものである。そしてファンファーレ処理が行われるま
で継続して行われ、ファンファーレ処理の後、継続前の
大当り動作の終了監視処理(ステップS013)に移行す
る。
ステップS013の継続前の大当り動作の終了監視処理は
継続入賞口54への入賞前に変動入賞装置50の扉51の開状
態終了条件を監視するものである。ここに開状態終了条
件は大当り動作時間(29秒)の経過或いはカウントSWの
カウント数が10に達したことである。
なお、前記終了条件が満たされる前に遊技球が継続入
賞口に入賞した場合にはステップS014の継続後の大当り
動作の終了監視処理に移行する。
そしてこのステップS014で前記2つの条件が監視され
る。
ステップS013において大当り時間が終了するか、ある
いは10カウントの時にステップS015に移行し、またステ
ップS014においても大当り時間が終了するか、あるいは
10カウントの時にステップS016に移行する。
ステップ015とステップS016は共に大当り動作の継続
条件を監視するもので、まず継続条件を判定する前にSW
3乃至5の有効時間(29秒プラス1.9秒)中のSW3乃至5
への入力の有無を検査した後、継続条件を判定する。
そしてステップS015とステップS016で継続条件が成立
すると判断された場合には、SW3乃至5の有効時間(29
秒プラス1.9秒)が終了した時点でステップ012に戻り、
前記ステップ012以下の処理が繰り返される。
一方ステップS015で継続条件が成立しないと判断され
た場合には、SW3乃至5の有効時間(29秒プラス1.9秒)
が終了した時点でステップS017に移行する。
ステップS017は前記有効時間終了後の動作の監視を行
うもので、大当り動作が終了するまで継続して行われ
る。そして大当り動作が終了した時点で、貯留のない場
合は最初の通常動作処理(ステップS00)に戻って、再
びステップS00以下の処理がなされる。そして大当り動
作が終了した時点で、貯留のある場合は左図柄回転開始
処理(ステップS01)に戻って、再びステップS01以下の
処理がなされる。
第29図(A)〜(O)には上記ステップS00〜S017の
ゲーム処理の詳しい制御処理手順を示す。
第29図(A)はステップS00の通常動作処理の詳しい
制御処理手順を示す。
ステップS00の通常動作処理は始動入賞検出スイッチS
W1,SW2への入力があるまで、常に実行されている。そし
て先ずステップS1000で図柄の表示情報をクリアし、ス
テップS1002で貯留があるか否かが判定され、貯留があ
ると判断されたときはステップS1004〜ステップS1034で
貯留情報の更新、デジタル点滅領域のクリア、乱数の記
憶の更新、デジタル回転音の出力要求の設定、制御種別
に“1"を設定、ステップ番号を“1"に設定、シーケンス
タイマに0.5秒を設定、チャンネル2音の出力要求の格
納、チャンネル3音の出力要求の格納、制御種別番号を
格納、ステップ番号を格納、シーケンス時間の格納の各
処理を行い、フェーズ4に移行する。
一方ステップS1002で貯留がないと判定された場合は
ステップS1018〜ステップS1024でシーケンスタイマをク
リアし、音の停止情報を設定し、制御種別に“0"を設定
し、ステップ番号に“0"を設定する処理を行い、前記ス
テップS1026に移行する。
なお、ステップS010の外れ動作終了監視処理におい
て、外れ動作が終了して時点で上記ステップS1000に移
行し、ステップS017の有効時間終了後の動作監視処理に
おいては大当り動作が終了した時点で上記ステップS100
0に移行することになる。そして始動入賞検出スイッチS
W1,SW2への入力により可変表示ゲームが再開されること
になる。
第29図(B)には、前記ステップS01の左図柄回転開
始処理の制御手順を示す。
この処理が開始されると、ステップS1050〜S1054の順
で、左図柄の回転開始情報を設定し、ステップ番号を
“02"に変更し、シーケンスタイマに0.5秒を設定し、し
かる後第29図(A)に示すステップS1032に移行しステ
ップ番号を格納する。
第29図(C)には、ステップS02の中図柄の回転開始
処理を示す。
この処理が開始されると、ステップS1100〜S1104の順
で、中図柄の回転開始情報を設定し、ステップ番号を
“03"に変更し、シーケンスタイマに0.5秒を設定し、し
かる後第29図(A)に示すステップS1032に移行しステ
ップ番号を格納する。
第29図(D)には、ステップS03の右図柄の回転開始
処理を示す。
この処理が開始されると、ステップS1150〜S1152で、
順に、右図柄の回転開始情報を設定し、ステップ番号を
“04"に変更し、シーケンスタイマに0.5秒を設定し、し
かる後第29図(A)に示すステップS1032に移行しステ
ップ番号を格納する。
第29図(E)には、ステップS04の自動停止時間の終
了監視処理を示す。
この処理が開始されると、ステップS1200,S1202で、
順に、ランダム時間を設定し、ステップ番号を“05"に
変更し、しかる後第29図(A)に示すステップS1032に
移行してステップ番号を格納する。
第29図(F)には、ステップS05の左図柄の停止開始
処理を示す。
この処理が開始されるとステップS1250〜S1258で、順
に、停止図柄を取り出す処理(FETCHの処理)、左図柄
の停止制御情報を設定する処理(STOPOOの処理)、制御
種別を“2"に変更し、ステップ番号を“06"に変更し、
シーケンスタイマに1.12秒を設定した後、第29図(A)
に示すステップS1030に移行して制御種別番号を格納す
る。
第29図(G)には、ステップS06の中図柄の停止開始
処理を示す。
この処理が開始されるとステップS1300〜S1308で、順
に、中図柄の停止制御情報を設定する処理(STOPOOの処
理)、停止音の出力要求の実行し、制御種別を“3"に変
更し、ステップ番号を“07"に変更し、シーケンスタイ
マに1.12秒を設定した後第29図(A)に示すステップS1
026に移行する。
第29図(H)には、ステップS07の右図柄の停止監視
処理を示す。
この処理が開始されると、先ず、ステップS1350で停
止結果の判定処理(JUDGEOの処理)を行い、ステップS1
352に移行し、リーチ目か否かを判断する。
このリーチ目ではないと判定したときは、ステップS1
354〜S1362の順に、右図柄の停止制御情報を設定(STOP
OO処理)し、停止音の出力要求を行い、制御種別を“4"
に変更し、ステップ番号を“09"に変更し、シーケンス
タイマに1.12秒を設定して第29図(A)に示すステップ
S1026に移行する。
が、リーチ目であると判定したときはステップS1364
〜S1376の順に、右図 柄の送り駒数を設定し、右図柄
の停止制御情報を設定(STOPOO処理)し、停止図柄手前
3駒又は4駒を設定し、リーチ前半動作のシーケンス時
間を設定し、リーチ動作音の出力要求を行い、制御種別
を“5"に変更し、ステップ番号を“08"に変更し、第29
図(A)に示すステップS1026に移行する。
第29図(I)には、ステップS08のリーチ動作の終了
監視処理を示す。
この処理が開始されるとステップS1400〜S1406の順
に、左図柄の制御タイマをクリアし、残りの送り駒数か
らシーケンス時間を設定し、制御種別を“6"に変更し、
ステップ番号を“09"に変更して、第29図(A)に示す
ステップS1030に移行する。
第29図(J)には、ステップS09の停止結果の判定処
理を示す。
この処理が開始されると、先ずステップS1450で右図
柄の送り駒数は“0"か否かが判定され、“0"ではないと
判断されたときはそのままフェーズ4に移行し、“0"で
あると判断されたときは停止結果の判定処理(JUDGEOの
処理)を行い、ステップS1454に移行し、大当りか否か
が判断される。
この結果大当りであると判定されたときはステップS1
456〜S1460で順に制御種別を“8"に変更し、ステップ番
号を“011"に変更し、シーケンスタイマに1秒を設定し
て、しかる後第29図(A)に示すステップS1030に移行
して制御種別番号を格納する。が、大当りではないと判
定されたときはステップS1462〜S1468で順に停止音の出
力要求を行い、制御種別を“7"に変更し、ステップ番号
を“010"に変更し、シーケンスタイマに1.5秒を設定し
て第29図(A)に示すステップS1026に移行する。
第29図(K)には、ステップS011の大当り時のファン
ファーレ移行処理を示す。
この処理が開始されると、ステップS1500〜S1508で順
に継続回数をクリアし、ファンファーレ動作音の出力要
求を行い、制御種別を“9"に変更し、ステップ番号を
“012"に変更し、シーケンスタイマに2秒を設定して第
29図(A)に示すステップS1026に移行する。
第29図(L)には、ステップS012のファンファーレ、
インターバル動作の終了監視処理を示す。
この処理が開始されると先ず、ステップS1550,ステッ
プS1552で順にカウント数をクリアし、継続回数を更新
し、ステップS1554に移行し、特別遊技が継続16回目か
否かが判定され、継続16回目であればステップS1556に
進み、継続16回目の動作音の出力要求を行った後にステ
ップS1560に移行するが、継続16回目ではないと判断さ
れたときはステップS1558に進み、大当り動作音の出力
要求を行った後、ステップS1560に移行する。そしてス
テップS1560〜S1564の順で、制御種別を“10"に変更
し、ステップ番号“013"に変更し、シーケンスタイマに
29秒を設定して第29図(A)に示すステップS1026に移
行する。
第29図(M)には、ステップS013の継続前の大当り動
作の終了監視処理を示す。
この処理が開始されるとステップS1600〜S1606で、順
に音の停止情報を設定し、制御種別を“13"に変更し、
ステップ番号を“015"に変更し、シーケンスタイマに有
効時間1.9秒を設定して第29図(A)に示すステップS10
26に移行する。
第29図(N)には、ステップS014の継続後の大当り動
作の終了監視処理を示す。
この処理は先ず、ステップS1650で大当り動作16回未
満か否かが判定され、16回未満ではないとされたときは
ステップS1652に進み音の停止要求を行い、ステップS16
56に移行するが、16回未満であると判定されたときはス
テップS1654でインターバル音の出力要求を行いステッ
プS1656に移行する。
そしてステップS1656〜S1660の順で、制御種別を“9"
に変更し、ステップ番号を“016"に変更し、シーケンス
タイマに有効時間1.9秒を設定して第29図(A)に示す
ステップS1026に移行する。
第29図(O)には、ステップS015及びステップS016の
大当り動作の継続条件を監視する処理を示す。
この処理が開始されると、先ずステップS1700でカウ
ントSWに入力かあるか否かが判定され、入力がないと判
断されたときはステップS1702でノーカウント不正監視
要求を設定し、ステップS1704に進むが、入力があると
判断されたときはそのままステップS1704に進む。
ステップS1704では継続SWに入力があるか否かが判定
され、入力があると判断されたときはステップS1706,ス
テップS1708で順にステップ番号“012"に変更し、シー
ケンスタイマに1.1秒を設定して第29図(A)に示すス
テップS1032に移行する。
が、ステップS1704で入力がないと判定されたときは
ステップS1710,ステップS1712で順にステップ番号を“0
17"に変更し、シーケンスタイマに3.1秒を設定して第29
図(A)に示すステップS1032に移行する。
第30図(A)〜(F)は出力編集、音の編集出力の処
理を示すフローチャート図である。
具体的にはフェーズ4はゲーム内容にしたがって他の
処理で設定された動作指示情報を解析して出力デバイス
(ソレノイドSOLA〜SOLC,LED1〜7,L1〜7,LCD)に対する
物理的な動作指示情報に変更する処理を行うものであ
る。
第30図(A)はそのフェーズ4の処理の内、最初に行
なわれる制御種別番号切り換え処理の手順を示す。
フェーズ4の処理が開始されると、ステップS400で継
続後の大当り動作か否かが判定され、継続後の大当り動
作ではないと判断されたときはそのままステップS408に
進む。
が、継続後の大当り動作であると判断された場合はス
テップS402で制御種別番号切り換えタイマを更新する処
理を行い、ステップS404に進み、タイマは終了か否かが
判断される。
そして終了していないと判断された場合はそのままス
テップS408に移行するが、終了していると判断された場
合にはステップS406に進み、制御種別を12に変更しステ
ップS408に移行する。
そしてステップS408では表示タイマを更新し、第30図
(B)に示すステップS410に移行する。
第30図(B)はフェーズ4の処理の内の、左図柄、中
図柄、右図柄の各表示部の変動制御の手順を示す。
まずステップS410ではデジタル回転処理か否かが判定
され、回転処理ではない場合にはそのまま第30図(C)
に示すステップS454に移行する。が、回転処理であると
判断された場合にはステップS412〜S416の順でデジタル
の制御アドレスを設定し、処理回数を設定し、図柄の制
御時間テーブルを算出し、ステップS418に移行する。
ステップS418では駒送りは有るか否かが判定され、駒
送りがない場合はそのままステップS450に移行するが、
駒送りがある場合はステップS420に進み、連続回転か否
かが判断される。
そして連続回転ではある場合はそのままステップS426
に移行するが、連続回転ではないと判断された場合はス
テップS422に進み、回転開始と終了の2駒の処理か否か
が判断され、2駒の処理ではない場合は、そのままステ
ップS426に進むが、2駒の処理である場合は、ステップ
S424に進み、テーブルアドレスを更新し、ステップS426
に移行する。
ステップS426ではタイマが更新され、ステップS428に
進み、規定時間を超えたか否かが判定され、規定時間を
超えない場合はそのままステップS450に移行するが、規
定時間を超えた場合はステップS430に進み、タイマをク
リアする処理が行われ、ステップS432に進む。
ステップS432では表示情報が“2"か否かが判定され
る。
ここで、“2"ではないと判断された場合は、そのまま
ステップS440に移行するが、“2"であると判断された場
合はステップS434進み、ポインタを更新し、ステップS4
36に進み、ポインタは上限値を超えたか否かが判定され
る。
ここで、上限値を超えないと判断された場合はそのま
まステップS440に進み、上限値を超えたと判断された場
合はステップS438に進み、ポインタをクリアし、ステッ
プS440に進む。
ステップS440では表示情報を更新し、ステップS442に
進み、表示情報は上限値を超えたか否かが判定され、超
えないと判断されたときはそのままステップS450に進む
が、上限値を超えたと判断された場合はステップS444に
進み、表示情報をクリアし、ステップS446に進む。
ステップS446では、連続回転か否かが判定され、連続
回転であると判断されたときはそのままステップS450に
進み、連続回転ではない場合はステップS448に進み、駒
送りが更新され、ステップS450に進む。
ステップS450では次の制御領域を算出し、ステップS4
52に進み、全図柄の処理終了か否かが判定され、処理が
終了していない場合はステップS416に戻り、ステップS4
18〜S452の処理が行なわれるが、処理が終了していれ
ば、第30図(C)に示すステップS454に進む。
第30図(C)はフェーズ4の処理の内の図柄制御領域
の内容を表示データとしてLCD制御領域に格納する図柄
表示処理を示す。
この第30図(C)のステップS454に移行すると、該ス
テップS454でデジタル回転中か否かが判定され、回転中
の場合はそのままステップS474に移行するが、回転中で
はない場合はステップS456,ステップS458の順でタイマ
を更新し、制御種別から制御データを算出し、ステップ
S460に進む。
ステップS460では、規定時間を超えたか否かが判定さ
れ、規定時間を超えない場合はそのままステップS474に
移行するが、規定時間を超えた場合は、ステップS462,
ステップS464で順にタイマをクリアし、ポインタを更新
し、ステップS466に進む。
ステップS466ではポインタは上限値を超えたか否かが
判定され、ポインタが上限値を超えていないと判断され
た場合はそのままステップS470に移行するが、超えたと
判断された場合はステップS468に進みポインタをクリア
し、ステップS470に進む。
ステップS470ではポインタからデータアドレスを算出
し、ステップS472に進み、データを表示領域にセットし
て、ステップS474に進む。
ステップS474では表示タイミングか否かが判定され、
表示タイミングではない場合はそのまま第30図(D)に
示すステップS488に移行するが、表示タイミングである
場合にはステップS476〜S486で、順に左図柄の表示パラ
メータを設定し、表示データ展開処理(LCDSUB)を行
い、中図柄の表示パラメータを設定し、表示データ展開
処理(LCDSUB)を行い、右図柄の表示パラメータを設定
し、表示データ展開処理(LCDSUB)を行い、ステップS4
88に移行する。
第30図(D)にはフェーズ4の処理のうちの表示ラン
プ(L1〜6,LED1〜7)の点滅制御の手順を示す。
この処理のステップS488に移行すると、先ず、ランプ
のテーブルアドレスを設定し、ステップS490〜S506で順
にランプの表示ポインタの設置、表示切り換えの処理
(UPDATE処理)、データの取り出しと出力域への設定、
ランプのテーブルアドレスの設定、LED5〜7の表示ポイ
ンタの設定、表示切り換え処理(UPDATE処理)、データ
の取り出しと出力域への設定、LED1〜4のテーブルアド
レスの設定、LED1〜4の表示ポインタの設定の各処理を
行い、ステップS508に移行する。
ステップS508では通常動作中であるか否かが判定さ
れ、通常動作中ではないと判断された場合はステップS5
10に進み、貯留数からテーブルアドレスを算出し、ステ
ップS512に進むが通常動作中であると判断された場合は
そのままステップS512に進む。
ステップS512では出力を取り出し出力域に設定した
後、第30図に示すステップS514に進む。
第30図(E)はフェーズ4の処理のうちの普通電動役
物の球誘導片を開閉するソレノイドSOLBの処理手順を示
す。
この処理のステップS514に移行すると、該ステップS5
14でソレノイドSOLBの出力域をクリアし、ステップSOLB
の制御においてステップは“1"(“1"はSOLBがオン状
態)であるか否かが判定され、“1"ではない場合、即
ち、SOLBがオフの状態の場合にはステップS518に進み、
SW6に入力があるか否かが判定され、入力がない場合に
はそのままステップS532に進むが、入力がある場合には
ステップS520に進み、ソレノイドSOLBのオン時間を設定
し、ステップS522に進み、ソレノイドSOLBの制御につい
てステップ“1"に変更し、ステップS532に進む。
一方ステップS516でソレノイドSOLBの制御についてス
テップ“1"であると判断された場合にはステップS524で
ソレノイドSOLBのオン情報を出力域に設定し、ステップ
S526に進み、ソレノイドSOLBの制御タイマは終了か否か
が判断され、終了している場合ステップS530に進み、ソ
レノイドSOLBの制御についてステップ“0"(“0"はSOLB
がオフの状態を示す)に変更し、ステップS532に進み、
一方、制御タイマが終了していない場合にはステップS5
28に進み、タイマを更新してステップS532に進む。
ステップS532ではL7の点灯情報を設定し、ステップS5
34に移行する。
ステップS534では、ソレノイドSOLBの制御についてス
テップは“1"であるか否かが判定され、ステップが“1"
である場合にはステップS536に進み、L7の点灯タイミン
グか否かが判定され、点灯タイミングであればそのまま
第30図(F)のステップS542に進むが、点灯タイミング
ではない場合にはステップS538に進み、L7の消灯情報を
設定し、第30図(F)のステップS542に進む。
一方ステップS534でステップ“1"ではないと判断され
た場合には、ステップS540に進み、L5は消灯したか否か
が判定され、消灯の場合にはステップS538に移行し、消
灯していない場合には第30図(F)のステップS542に移
行する。
第30図(F)はフェーズ4の処理のうちの音の出力制
御処理手順を示している。
この音の出力制御処理ではゲーム処理(フェーズ3)
で出力要求された音列アドレスデータにより音階データ
(周波数データ)、発音時間、発音停止時間及び音量デ
ータ(ATT,アッテネーション)を取り出し、逐次サウン
ドジェネレータに出力する。
この処理のステップS542に移行すると、該ステップS5
42でイベントカウンタを更新し、ステップS544に進み、
イベントカウンタより該当チャンネルアドレスを取り出
し、ステップS546に進む。
ステップS546では不正中であるか否かが判定され、不
正中であればステップS550に進み、不正時の音制御領域
をセットしステップS552に進み、一方不正中ではないな
らばステップS548に進み、通常時の音制御領域をセット
し、ステップS552に進む。
ステップS552では音出力実行中であるか否かが判定さ
れ、音出力実行中であればステップS554に進みタイマを
更新し、ステップS556に進み規定時間経過しているか否
かが判定され、経過していなければ、そのままステップ
S604に進むが、規定時間を経過していればステップS558
でポインタを更新し、ステップS564に進む。
一方、ステップS552で音出力実行中ではないと判断さ
れた場合にはEXECBITをセットし、ステップS562に進
み、ポインタを初期化し、ステップS564に進む。
ステップS564では旋律コード番号により旋律データの
先頭アドレスを取り出し、ステップS566〜S570で順に、
基準ATTデータを取り出し、ポインタより旋律データテ
ーブルのアドレスを算出し、時間データを取り出し、ス
テップS572に進む。
ステップS572では終了コードか否かが判定され、終了
コードであればそのままステップS602に進み、次に出力
する旋律コード番号をセットし、ステップS604に進む。
一方終了コードでなければステップ574に進み、タイマ
をセットし、ステップS576に進み、ATTタイマを初期化
しステップS578に進む。
ステップS578では、ATT制御有りか否かが判定され
る。
そしてATT制御無しの場合にはそのままステップS582
に進むが、ATT制御有りの場合にはステップS580に進
み、ATT制御時間を取り出し、ステップS582に進む。
ステップS582ではATT制御時間をセットし、ステップS
584に進み旋律データより音階データのアドレスを算出
しステップS586に進む。
ステップS586ではATT制御中であるか否かを判定し、
制御中であればそのままステップS604に移行するが、制
御中でなければステップS592に進みノイズチャンネルの
制御か否かが判定される。
この結果、ノイズチャンネルの制御であればステップ
S594に進みノイズコントロールデータを記憶し、ステッ
プS596に進み周波数データを出力し、ステップS604に進
む。一方ノイズチャンネルの制御でなければステップS5
98に進みチャンネルアドレス及び周波数データを出力
し、ステップS600に進み周波数データを出力し、ステッ
プS604に進む。
ステップS604ではATTタイマを更新し、ステップS606
に進み規定時間経過か否かが判定され、規定時間経過し
ていなければ、そのままステップS614に進むが経過して
いればステップS608に進みATTタイマを初期化し、ステ
ップS610に進みATT制御中か否かが判定される。
そして制御中ではなければそのままステップS614に進
むが、制御中であればステップS612に進みATTデータを
更新し、ステップS614に進む。
ステップS614ではATTデータを出力し第31図に示すフ
ェーズ5のステップS616に移行する。
第31図にはフェーズ5の処理のうちのRAMDOM(RAMの
大当り乱数発生領域)の更新と停止図柄組合せの更新を
する処理の制御手順を示す。
この処理のステップS616に移行すると、SWのアクティ
ブ情報をクリアし、ステップS618に進み、ステップS618
〜S626で順にリフレッシュレジスタの値をセーブする処
理、RANDOMを更新する処理、デジタル更新用スキャンカ
ウンタを更新する処理、該当桁を更新する処理、表示図
柄の更新結果判定の処理(JUDGE1処理)、即ち更新後の
図柄が当たりに相当する図柄か否かを判定し、ステップ
S628に移行する。
前記ステップS628では大当り図柄の組合せか否かが判
定され、大当り図柄の組合せの場合にはステップS630に
移行し、大当り図柄格納領域を設定する処理を行い、大
当り図柄の組合せでない場合にはステップS632に進み外
れ図柄格納領域の設定を行い、ステップS634に進み表示
図柄更新結果を格納する処理を行った後、HALT状態にな
る。
そして分周器644からのリセット信号がマイクロコン
ピューター610のリセット端子RSTに入力される毎に第23
図のステップS100に戻ることになる。
第32図は、第29図(J)で示すステップS1452のJUDGE
O処理と第31図で示すS626のJUDGE1のそれぞれの制御処
理手順を示す。
これらJUDGE0処理およびJUDGE1処理は回転停止データ
の判定サブルーチンである。
JUDGE0処理が開始されると、先ずステップS700でデジ
タル制御領域のアドレスを設定する処理を行い、JUDGE1
処理が開始されるとステップS702で表示図柄領域のアド
レスを設定する処理を行い、それぞれステップS704に移
行する。
ステップS704では判定用図柄を取り出す処理を行い、
ステップS706に進み判定用図柄テーブルのアドレスを導
出し、ステップS708に進む。
ステップS708では左図柄と中図柄が一致しているか否
かを判定し、一致していなければそのまま第29図(J)
で示すステップS1454、第31図で示すS628にそれぞれ移
行し、一致していればステップS710に移行する。
ステップS710ではリーチフラグを設定し、ステップS7
12に進み、中図柄と右図柄は同じか否かが判定され、一
致していない場合にはそのまま第29図(J)で示すステ
ップS1454、第31図で示すS628にそれぞれ移行し、一致
していればステップS714に移行する。
そしてステップS714で大当りフラグを設定し、第29図
(J)で示すステップS1454、第31図で示すS628にそれ
ぞれ移行する。
第33図には第29図(F)のステップS1252、第29図
(G)のステップS1300及び第29図(H)のステップ135
4、ステップS1366のSTOPOOの制御処理手順を示す。
この処理は停止制御設定のサブルーチンであり、この
処理が開始されると先ずステップS720〜S724で順にn個
手前の表示図柄のポインタの算出、表示図柄の切り換え
処理、駒送り数の設定の各処理をおこない、第29図
(F)のステップS1254、第29図(G)のステップS1302
及び第29図(H)のステップ1356、ステップS1368に移
行する。
第34図には、第30図(D)のステップS492,ステップS
500のUPDATEの制御処理手順を示す。
この処理は各種表示ランプの表示切り換えサブルーチ
ンを示すものであり、この処理が開始されると、ステッ
プS730〜S734の順で、テーブルアドレスの設定、データ
テーブルから規定時間を取り出す処理、データテーブル
からポインタの上限値を取り出す処理を行い、ステップ
S736に進む。
ステップS736では規定時間が経過したか否かが判定さ
れ、経過していなければそのままステップS740に移行
し、経過していればステップS738に移行する。
ステップS738ではポインタの更新を行い、ステップS7
40に進む。
ステップS740ではポインタは上限値を超えたか否かを
判定し、上限値になっていなければそのままステップS7
44に移行し、上限値になっていればステップS742に移行
しポインタを初期化してからステップS744に移行する。
そして、ステップS744ではポインタからテーブルアド
レスを算出し、ステップS746に進み、データのオフセッ
ト長を算出する処理を行ってから第30図(D)のステッ
プS494,S502にそれぞれ移行する。
第35図には、第30図(C)のステップS478,S482,S486
のLCDSUBの制御処理手順を示す。
この処理はLCDの表示データをLCDの出力域に展開する
LCDデータ展開のサブルーチンである。
この処理が開始されると、まずステップS750でポイン
タと表示情報を取り出し、ステップS752に進み、表示情
報は1であるか否かを判定する。そして1であればその
ままステップS762に進むが1でなければステップS754進
む。
ステップS754では表示情報は7であるか否かを判定
し、表示情報が7であればステップS758乃至ステップS7
60でカウント数、継続回数のカウント領域を取り出し、
カウント数又は継続回数を取り出し、ステップS764に進
むが、表示情報は7でなければステップS756に進む。
ステップS756では表示情報は4未満であるか否かを判
定し、表示情報が4未満であればそのままステップS764
に進み、表示情報が4未満でなければステップS762に進
み、ポインタをクリアする処理を行い、ステップS764に
進む。
その後ステップS764乃至ステップS768で順に表示情報
からテーブル先頭アドレスを算出し、ポインタから該当
アドレスを算出し、データをLCDの出力域に設定し、そ
の後第30図(C)のステップS480,S484,第30図(D)の
S488に進む。
第36図には、第29図(F)のステップS1300のFETCHの
制御処理手順を示す。
この処理は可変表示部の各表示部22,23,24の停止図柄
を作成するサブルーチンで、この処理が開始されると、
まずステップS780で大当り乱数の記憶と判定値を加算
し、ステップS782に進む。ステップS782では加算結果は
大当りか否かを判定し、大当りであればステップS784に
進み、当たり図柄領域を指示し、大当りでなければステ
ップS786に進み外れ図柄領域を指示し、それぞれステッ
プS788に移行する。
ステップS788では、当該図柄を停止図柄領域に転送し
て、第29図(F)のステップS1252に移行する。
可変表示装置についての変形例 なお、本実施例では可変表示部21を液晶表示パネル34
0を用いて作っているが、本発明はこれに限らず、ドラ
ム状の可変表示部材を回転モーターにより回転させるド
ラム方式でもよい。
また発光形表示デバイスとしての蛍光表示管を用いて
可変表示部としても良く、この場合セグメント形蛍光表
示管、ドットキャラクター形蛍光表示管、グラフィクス
形蛍光表示管を使用してもよい。さらに発光ダイオード
を用いたり、エレクトロルミネセンスを用いても良い。
変動入賞装置についての変形例 本実施例では大入賞口の開閉は扉51で行う扉式アタッ
カーの変動入賞装置50を用いていたが、可動部材が逆ハ
の字状に変換する羽根式アタッカー、或いはスライド式
アタッカーによる変動入賞装置50でもよい。
また本実施例では大入賞口53の中央に継続入賞口54を
設け、その左右に入賞口55,56をそれぞれ設けている
が、特別遊技の流れに応じて上記各入賞口54,55,56の役
割を変えることもできる。
例えば、特別遊技が開始され、大入賞口53が開状態に
なって大入賞口53に初めて遊技球が入賞するまで、前記
各入賞口54,55,56が継続入賞口として機能し、その1個
目が入賞した後は上記各入賞口を一般入賞口として機能
させても良い。このように構成することにより、特別遊
技が確実に継続することになる。また、特別遊技の1サ
イクルを前半、中盤、後半の3段階に分けて、前半では
入賞口54を継続入賞口として機能させ、中盤は入賞口55
を継続入賞口として機能させ、後半は入賞口56を継続入
賞口として機能させてもよい。また右打ちの場合は入賞
口55を継続入賞口として機能させ、左打ちの場合には入
賞口56を継続入賞口として機能させてもよい。さらに時
間の経過と共に継続入賞口の大きさを変化させても良
い。即ち、特別遊技の1サイクルの前半では継続入賞口
の幅を狭くして、後半では継続入賞口の幅を拡張できる
ようにしても良い。
また第37図の変動入賞装置50の要部縦断面図に示すよ
うに、扉51の内側に球を一時的に貯留させる球貯留部51
aと球の流下を阻止する球流下阻止部51bとを設けておけ
ば、扉51の開状態のときに遊技球が扉51の左右側端から
落下することがなくなる。そして扉51が閉状態に変換す
るときに前記球貯留部51aに貯留されている遊技球が確
実に大入賞口に流下することになる。
普通電動役物についての変形例 本実施例では普通電動役物70に始動入賞口4を併設し
ているが、この始動入賞口の代わりに一般入賞口を併設
してもよい。
また前記普通電動役物70では一対の球誘導片711,711
を回動させることにより遊技球を入賞し易い状態にして
いるが、このようなゲート切り換え構造に換えて、電動
式のチューリップ、前記変動入賞装置50に用いられてい
る扉式アタッカー或いは入賞口の左右両側に一対の誘導
部材を取り付けておき、この誘導部材を上方に回動させ
ることにより逆ハの字状になるようにする誘導部材方式
を用いても良い。
また特定入賞口9に遊技球が入賞した場合には前記一
対の球誘導片711,711が所定時間(約6秒)継続して開
状態にされるが、前記所定時間の間に球誘導片711,711
の開閉を繰り返するようにしても良い。
例えば2秒間の開状態と6秒間の閉状態とを繰り返す
ものでもよい。
このようにすれば2秒間の開状態の時に遊技球が前記
始動入賞口4に入賞した場合に、この入賞に基づいて可
変表示ゲームが開始され、6秒間でそのゲームが終了し
た後に、再び開状態に変換される。
したがって始動入賞口4への入賞の記憶がオーバーフ
ローすることがなくなる。
特別入賞口についての変形例 本実施例では特定入賞口9はその入賞口に入賞すれば
賞球が得られる所謂入賞チャッカーとして構成されてい
るが、入賞チャッカーに代えて入賞口の上下を通過して
アウト穴に落下する所謂通過チャッカー形でもよい。
第2実施例 次に第2の実施例を第38図〜第42図に基づいて説明す
る。
なお、第2実施例の第38図〜第42図に付された参照符
号の内、第1実施例を図示した図面(第1図〜第22図、
第37図)で付された参照符号と同一の参照符号のもの
は、同一のものを示すため、その同一のものについては
説明を省略する。
第38図は本発明に係る弾球遊技機の第2実施例として
例示するパチンコ遊技機の遊技領域2A部分の構成例を示
す。
第2実施例に係るパチンコ遊技機の遊技領域2Aの構成
と第1実施例に係るパチンコ遊技機の遊技領域2の構成
の違いは、第2実施例が可変表示装置20の記憶個数表示
ランプLED1〜4と飾りランプLED6の中間に位置するとこ
ろに普通図柄表示装置100と該普通図柄表示装置100の周
囲に記憶表示部100bを設けた点である。
該普通図柄表示装置100は普通図柄表示部100aを備え
ており、該普通図柄表示部100aを可変表示させて普通図
柄可変表示ゲームを行うものである。
普通図柄可変表示ゲームは任意の確率によって変動す
る前記普通図柄表示部100aの表示の停止態様が当たりか
否かを決定し、当たりとなったときに遊技者に賞球獲得
のチャンスを与えるものである。
前記普通図柄表示部100aは後述する第2実施例に係る
パチンコ遊技機の制御システムにより「1,2,3,4,5,6,7,
8,9,0」の10個の図柄がこの順序で循環して変化される
ようにななっている。そして前記普通図柄表示部100aは
液晶表示パネルを用いて作られている。
前記記憶表示部100bは特定入賞口9に入賞して未だ普
通図柄可変表示ゲームが行われていない入賞記憶個数を
表示するもので、4個のLEDから構成されている。
第2実施例に係るパチンコ遊技機は概略上記のように
構成さていて、後述する制御システムによって概ね次の
ように作動して普通図柄可変表示ゲームを行う。
パチンコ遊技機に電力が供給されると、前記普通図柄
表示部100aに任意の図柄が表示される。
そして遊技球が前記特定入賞口9へ入賞するとその入
賞が前記普通電動役物作動スイッチSW6により検出され
る。この検出にもとづいて、前記普通図柄表示装置100
の普通図柄表示部100aの図柄が変動を開始する。この普
通図柄可変表示ゲームは「「1,2,3,4,5,6,7,8,9,0」の1
0個の図柄がこの順序でその変動が目で追えない速度で
循環される。
そして普通図柄表示部100aが変動を開始してから所定
時間経過するか又はストップボタン(図外)が押された
後に、普通図柄表示部100aがその変動を停止する。
該普通図柄表示部100aが停止した時点で停止した図柄
が当たりか否かが判断され、例えば停止図柄が「3」,
「7」である場合に当たりとなるようにされている。
この場合、当たりが発生する確率は可変表示ゲームの
進行によって変化されるようになっており、例えば可変
表示ゲームで大当りとなって特別遊技が開始された時点
から高確率で当たりが発生するようになっている。
そして判定の結果、停示図柄が当たりの図柄であると
きには前記普通電動役物70の可動部710が逆「ハ」の字
状に回動変換されて遊技球が始動入賞口4に入賞され易
い状態となる。そしてこのような可動部710の開状態が
所定時間継続したのち、前記可動部710が「ハ」の字状
に回動変換されて、普通図柄可変表示ゲームが終了する
ようになっている。
なお、特定入賞口9に入賞して未だ普通図柄可変表示
ゲームが行われていない入賞の個数分が前記記憶表示部
100bに点灯個数となって表示される。
このように第2実施例では遊技者は可変表示ゲームに
並行して普通図柄可変表示ゲームを楽しむことができる
ようになっている。
第39図は第2実施例に係るパチンコ遊技機の普通図柄
表示部100、普通電動役物70、各種表示部、変動入賞装
置50及び可変表示装置20の制御を行う制御ブロック図で
ある。
第2実施例に係るパチンコ遊技機の制御システムでは
第1実施例に係るパチンコ遊技機の制御システムに、普
通図柄可変表示ゲームの乱数に関する制御、普通図柄表
示装置100に対する制御、普通図柄表示部100aの停止図
柄が当たりか否かを判定する判定に関する制御等を加え
た構成となっている。
具体的には第2実施例に係るパチンコ遊技機は第1実
施例に係るパチンコ遊技機の制御システムに、前記普通
電動役物作動スイッチSW6からの信号に基づき遊技球が
特定入賞口9に入賞したことを記憶する特定入賞記憶手
段413と、該特定入賞記憶手段413からの信号に基づき、
点灯動作する記憶表示部100bと、普通図柄表示部100aの
停止表示態様を決定するとともに当たりの確率を生成す
る乱数Aと乱数Bとからなる乱数手段414と、前記判定
手段409からの信号に基づき乱数Aを用いるべきか、乱
数Bを用いるべきかを検出する乱数変更検出手段415
と、前記乱数変更検出手段415からの信号に基づき、前
記特定入賞記憶手段413からの信号を入力する毎に前記
乱数手段414の乱数Aによる乱数或いは乱数Bによる乱
数を記憶するととも乱数Aによる乱数或いは乱数Bによ
る乱数に基づいて普通図柄表示部100aの停止図柄を選択
する乱数変更制御手段416と、前記特定入賞記憶手段413
からの信号に基づき前記普通図柄表示装置100の動作の
タイミングを制御するとともに普通図柄判定手段417、
前記乱数変更制御手段416のそれぞれの動作のタイミン
グを制御する普通図柄表示動作タイミング制御手段418
と、該普通図柄表示動作タイミング制御手段418からの
信号に基づき普通図柄表示部100aの可変表示の制御を行
う普通図柄表示制御手段419と、前記普通図柄表示動作
タイミング制御手段418からの信号を入力して時点で前
記普通図柄表示制御手段419からの信号と前記乱数変更
制御手段416からの信号に基づき前記乱数変更制御手段4
16で選択された乱数に基づく停止図柄と普通図柄表示部
100aで変動している図柄とを比較し、その結果を前記普
通図柄表示動作タイミング制御手段18に出力する図柄比
較手段420と、前記普通図柄表示制御手段419からの信号
に基づき停止図柄が当たりか否かを判定し、その結果を
前記普通電動役物制御手段413に出力する普通図柄判定
手段417とを加えた構成とした。
次に上述のように構成された制御システムに基づき行
なわれる遊技に関する制御の内、普通図柄可変表示ゲー
ムの開始から当たりが発生するまでの制御を詳述する。
まず電源が投入された時点では、前記普通図柄表示部
100aに任意の図柄が表示されており、この時点で可変表
示ゲームと、普通図柄可変表示ゲームとが並行して進行
するようになっている。
そして遊技球が特定入賞口9に入賞するとその入賞が
普通電動役物作動スイッチSW6により検出される。
そしてこの検出に基づき、検出信号が前記特定入賞記
憶手段413に送られ、該特定入賞記憶手段413は前記検出
信号に基づいて特定入賞口9に入賞した入賞球の個数を
加算し、その加算値を所定の限度内(例えば最大値
「4」)で記憶する。
そして前記特定入賞記憶手段413は前記乱数変更制御
手段416に入賞記憶信号を出力するとともに、前記記憶
表示部100bにも入賞記憶信号を出力し、前記入賞記憶信
号に基づき、前記記憶表示部100bの1つのLEDが点灯す
る。
ところで可変表示ゲームの通常遊技の状態から大当り
が発生するまでの間では前記乱数変更検出手段415は判
定手段409からの信号に基づいて可変表示ゲーム中信号
を前記乱数変更制御手段416に出力している。
そして該乱数変更制御手段416は前記入賞記憶信号を
入力する毎に、前記可変表示ゲーム中信号に基づいて前
記乱数手段414の内の乱数Aから乱数を拾い、前記入賞
記憶信号に対応付けて記憶する。
そして可変表示ゲームにおいて前記判定手段409がゲ
ームの結果である前記可変表示部21の停止図柄を大当り
であると判定したときは、大当り信号が前記乱数変更検
出手段415に送られる。
そして該乱数変更検出手段415は前記乱数変更制御手
段416に特別遊技中信号を送る。該乱数変更制御手段416
は前記入賞記憶信号を入力する毎に、前記特別遊技中信
号に基づいて前記乱数手段414の内の乱数Bから乱数を
拾い、前記入賞記憶信号に対応付けて記憶するようにな
っている。
そして前記乱数Bによる当たりの確率は前記乱数Aに
よる当たり確率よりも高いものとして構成されている。
前記特定入賞記憶手段413は前記普通図柄表示動作タ
イミング制御手段418にも入賞記憶信号を出力してお
り、該入賞記憶信号を入力した普通図柄表示動作タイミ
ング制御手段418は、前記普通図柄表示制御手段419にゲ
ーム開始信号を送る。そして該普通図柄表示制御手段41
9が前記普通図柄表示部100aに可変開始信号を送り、該
可変開始信号に基づき前記普通図柄表示部100aの表示が
変動を開始する。
前記普通図柄表示部100aの図柄が変動を開始してから
所定時間が経過した時点で前記普通図柄表示動作タイミ
ング制御手段418が前記乱数変更手段416にタイミング信
号を出力する。そして、該タイミング信号に基づき前記
乱数変更手段416は入賞記憶信号に対応させて記憶して
いる乱数を抽出し、該乱数に基づいて停止図柄を決定す
る。
そして前記乱数変更手段416は前記図柄比較手段420に
停止図柄信号を出力すると、前記図柄比較手段420は前
記停止図柄信号と普通図柄表示部100aの変動の制御をし
ている普通図柄表示制御手段419からの変動図柄信号に
基づき、停止図柄と変動図柄とを比較する。
そして比較の結果に基づき、前記図柄比較手段420は
停止図柄までの送り駒数を決定し、送り駒数信号を前記
普通図柄表示動作タイミング制御手段418に出力する。
該普通図柄表示動作タイミング制御手段418は前記送り
駒数信号に基づき変動している図柄を停止図柄で停止さ
せるため、制御信号を前記普通図柄表示制御手段419に
出力する。
そして、前記停止信号に基づき前記普通図柄表示制御
手段419が変動している図柄を停止図柄で停止させるべ
く、普通図柄表示部100aに可変停止信号を出力し、該可
変停止信号に基づき普通図柄可変表示部100aが停止図柄
で停止する。
また前記普通図柄表示制御手段419は前記普通図柄判
定手段417にも前記制御信号を送る。
前記制御信号に基づき普通図柄判定手段417は前記普
通図柄表示動作タイミング制御手段418から判定要求信
号を入力した時点で、停止図柄が当たりか否かを判定す
る。
この判定の結果、当たりの場合には前記普通図柄判定
手段417は当たり信号を前記普通電動役物制御手段413に
送り、前記当たり信号に基づき該普通電動役物制御手段
413は前記ソレノイドSOLBにソレノイド信号を送る。と
同時に前記普通図柄判定手段417は前記普通図柄表示動
作タイミング制御手段418に判定終了信号を送る。
ソレノイドSOLBは前記ソレノイド信号に基づき前記普
通電動役物70の可動部710を所定時間開状態に変換する
ように動作させる。
そして前記普通電動役物制御手段413は前記可動部710
が閉状態に変換した時点で、ゲーム終了信号を前記普通
図柄表示動作タイミング制御手段418に送る。該普通図
柄表示動作タイミング制御手段418は該ゲーム終了信号
に基づき、次の普通図柄可変表示ゲームを開始するた
め、普通図柄表示装置100を制御するようになってい
る。
このような構成のもとでは、可変表示ゲームの特別遊
技中に特定入賞口に遊技球が入賞すれば高確率で当たり
が発生するようになる。
この結果、特別遊技中ではプラスアルファの賞球を期
待できるようになる。
第2実施例の変形例 普通図柄可変表示装置の変動条件 第2実施例では特定入賞口9に入賞することを条件に
普通図柄表示部100aが変動を開始することになっている
が、特定入賞口9に代えて、上下開口の通過形のチャッ
カーを用い、該通過形チャッカー(特定のゲート)を遊
技球が通過したことを条件に普通図柄表示部100aが変動
を開始するようにしてもよい。
また始動入賞口が特定入賞口を兼用しても良いし、始
動入賞口の上方に前記特定のゲートを設けても良い。こ
のようにすれば遊技者は可変表示ゲームと普通図柄可変
表示ゲームとを同時に遊技することができる。
また大入賞口53の継続入賞口54、入賞口54,56或いは
大入賞口53へ入賞したことを条件に普通図柄表示部100a
を変動させるようにしてもよい。
このようにすれば特別遊技中のみ普通図柄表示部100a
が変動し、大入賞口への入賞による賞球のみならず、普
通電動役物70への入賞による賞球も期待できることにな
る。
また例えば遊技球発射装置に遊技球の発射球数を検出
する遊技球発射検出手段を設けて、発射球数が一定個数
に達したことを検出して、普通図柄表示部100aを変動さ
せても良い。
このようにすればどの遊技者も平等に普通図柄可変表
示ゲームを楽しむことができる。
また打込球数から賞球数を差し引いた差数が一定数に
達したことを検出した場合に、普通図柄表示部100aが変
動を開始するようにしても良い。
さらにアウト球の集合樋にアウト球の個数を検出する
アウト球検出手段を設けて、該アウト球検出器が一定個
数を検出した段階で普通図柄表示部100aを変動させるよ
うにしても良い。
普通図柄可変表示装置等の変形例 普通図柄表示部はセグメント形蛍光表示管でもよく、
またドットキャラクター形蛍光表示管、グラフッィクス
形蛍光表示管でもよいし、発光ダイオードを用いても良
いし、エレクトロルミネセンスを用いても良い。
さらにドラム方式のようなメカニカル方式を用いても
良い。
普通図柄表示装置100は普通電動役物70に併設しても
良いし、変動入賞装置に併設してもよし、遊技盤に別に
配設してもよい。
前記第2実施例では特定入賞口9を前記変動入賞装置
50の左側位置に設けていたが、第40図で示すように可変
表示装置20の右側に補助入賞装置として例示する特定入
賞口9Aを設けても良い。
このような構成にすれば特別遊技が開始された時点で
右打ちされた遊技球が前記特定入賞口9Aに入賞すること
になる。
そしてその入賞に基づく普通図柄可変表示ゲームが開
始されると前記乱数Bに基づくゲームにより高確率に当
たりが発生するようになり、当たりが発生すれば普通電
動役物70が遊技球を入賞し易い状態に変換され、より多
くの賞球を期待できるようになる。
前記第2実施例では普通電動役物70を変動入賞装置50
の左側斜め上位置に設けたが、入賞口を併設した普通電
動役物70Aを第40図で示すように可変表示装置20と変動
入賞装置50の中間位置に設けても良い。
このようにすれば可変表示ゲームの通常遊技時には始
動入賞口として機能し、特別遊技中に前記普通電動役物
70Aが開状態に変換されれば遊技球は前記普通電動役物7
0A或いは大入賞口53に入賞することになる。
前記第2実施例では普通電動役物70を変動入賞装置50
の左側斜め上位置に設けたが、第41図で示すように可変
表示装置20の天入賞口部分に普通電動役物70Bを設け、
可変表示装置の左側位置に上下開口の通過形の特定ゲー
ト9Bを設けても良い。
また第42図に示すように可変表示装置20の右側位置に
補助入賞装置として例示する普通電動役物70Cを設け、
該普通電動役物70Cの直上位置に上下開口の通過形の補
助入賞装置として例示する特定ゲート9Cを設けても良
い。
このようにすれば特別遊技中に右打ちすることによっ
て前記特定ゲートを通過させ、普通図柄表示装置を数多
く作動させることにより普通電動役物70Cを開状態にさ
せるチャンスを増大させることができる。
普通図柄可変表示ゲームの当たり確率 上記第2実施例では可変表示ゲームの通常遊技から大
当りが発生するまでの間は当たり確率が低い前記乱数手
段414の乱数Aを用い、大当りが発生した後は当たり確
率が高い乱数Bを用いたが、当たり確率は可変表示ゲー
ムの流れに関係なく常に一定でも良い。
また特別遊技が終了した後、一定時間若しくは普通図
柄可変表示部の一定作動回数まで、当たり確率を高くす
るようにしても良い。
また遊技開始後一定時間が経過した時点から所定時間
の間、当たり確率を高くするように制御し、その所定時
間経過後に当たり確率を低くするような単時間集中タイ
プでもよい。
さらに可変表示ゲームにおいて、特定の停止図柄の組
合せ(例えば1,1,1,)を中当たりとし、大入賞口を所定
時間開放するようなゲーム内容を加えて、この中当たり
が発生した段階で普通図柄可変表示ゲームの当たり確率
を高めるように制御しても良い。
その他 また第2実施例では特定入賞口9への入賞個数が記憶
できるようになっており、例えば4個まで記憶できるよ
うにしていたが、記憶数は制限しなくても良いし、記憶
手段をもちいなくても良い。
なお、第1実施例、第2実施例とも流下方向規制釘群
18a等により釘群を構成したが、大入賞口に遊技球が集
中的に流下するような釘群の配置であればどのような釘
群の配置でもよい。
[発明の効果] この発明に係る弾球遊技機は、ワープ手段を具備した
ことにより、前面構成部材の上方部分周辺を流下する遊
技球が流入口より流入して、前面構成部材の表示用開口
枠部の下辺部に形成された遊技球転動部に導出されるこ
ととなるため、本来ならば遊技球転動部へは到達し得な
いような遊技球も、この遊技球転動部へ導出して多数の
遊技球を転動させることが可能となり、遊技球転動部で
遊技球が転動する状態を十分に見て楽しむことができる
ようになる。そして、遊技球転動部には傾斜部が形成さ
れていて、転動した遊技球はこの傾斜部から落下する
と、その下方に配設された始動入賞口側に流下すること
となるため、始動入賞口の上方部に比較的大型の可変表
示手段を備えた場合にも、遊技球の流下が可変表示手段
に邪魔されて始動入賞口の周辺に球が集まらなくなって
しまうという不都合を防止でき、適度に始動入賞口へ遊
技球が入賞して可変表示ゲームが始動されるような弾球
遊技機となる。また、可変表示手段をより大型化するこ
とができるようになるため、より興趣の高い可変表示ゲ
ームを実行可能な弾球遊技機を提供できるようになる。
更に、前記ワープ手段は、前記遊技球誘導路を前記遊
技盤裏面部材側に形成して、前記流入口より流入した遊
技球を前記遊技盤の裏面側で誘導するように構成したこ
とにより、遊技盤前面側の限られたスペースを狭めるこ
とが無く遊技球を誘導することが可能となり、可変表示
手段の大型化に対応した効率の良い誘導を行うことがで
きるし、遊技盤の裏面側で自由な方向に誘導することが
できるようになる。
また、前記ワープ手段により導出された遊技球の転動
状態を電気的作用に基づき変換可能な変換手段を、前記
遊技盤裏面部材に一体的に形成することにより、ワープ
手段で転動された遊技球は変換手段により、様々に転動
状態が変換するようになり、より興趣の高い遊技球の転
動状態を可変表示器の前面側で長い時間見ることができ
るようになる。また、変換手段を取り付けるスペース的
な問題もなく遊技盤裏面側に効率良く取り付けることが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第37図はこの発明の第1実施例を示すもので、
それらのうち、 第1図はパチンコ遊技機の遊技領域の正面図、 第2図(a)は可変表示部の第1層目パターンの正面
図、第2図(b)は可変表示部の第2層目パターンの正
面図、第2図(c)は可変表示部の変動の推移状態を示
す図、 第3図は遊技盤の裏面図、 第4図は可変表示装置の正面図、 第5図は可変表示装置を構成する前枠部と本体部との分
解斜視図、 第6図は遊技盤に設置された可変表示装置の縦断側面
図、 第7図は可変表示装置の前枠部の斜視図、 第8図は可変表示装置の本体部の斜視図、 第9図は可変表示装置の本体部の分解斜視図、 第10図は可変表示装置の本体部を構成する液晶表示ユニ
ットの分解斜視図、 第11図は遊技盤に設置された可変表示装置の直下位置に
ある始動入賞口への遊技球の誘導状態を示す斜視図、 第12図(a)は変動入賞装置の斜視図、第12図(b)は
変動入賞装置の一部を切り欠いた斜視図、 第13図は普通電動役物の可動部が閉じた状態を示す斜視
図、 第14図は普通電動役物の分解斜視図、 第15図は普通電動役物の可動部が開いた状態を示す斜視
図、 第16図は裏機構盤の裏面図、 第17図は賞球排出装置の斜視図、 第18図は賞球排出装置の平面図、 第19図は賞球排出装置の斜視図、 第20図はパチンコ遊技機の裏面図、 第21図は第1実施例に係るパチンコ遊技機の制御システ
ムの制御ブロック図、 第22図は第1実施例に係るパチンコ遊技機に設置された
コンピュータシステムによる制御ブロック図、 第23図は第22図のコンピュータシステムによって行なわ
れるメイン処理の制御手順を示すフローチャート、 第24図の第23図のメイン処理のうちの入力処理の制御処
理手順を示すフローチャート、 第25図は第23図のメイン処理のうちの初期化処理の制御
処理手順を示すフローチャート、 第26図(A)〜(C)は第23図のメイン処理のうちの出
力処理の制御処理手順を示すフローチャート、 第27図(A)〜(D)は第23図のメイン処理のうちの不
正監視処理、スイッチの入力監視処理、ゲーム動作処理
の制御処理手順を示すフローチャート、 第28図はゲーム処理のステップS00〜S017の流れの制御
処理手順の概要を示すフローチャート、 第29図(A)〜(O)は第28図のステップS00〜S017の
ゲーム処理の詳しい制御処理手順の概要を示すフローチ
ャート、 第30図(A)〜(F)は出力編集、音の編集・出力の制
御処理手順を示すフローチャート、 第31図はフェーズ5の処理のうちのRANDON(RAMの大当
り乱数発生領域)の更新と停止図柄組合せの更新をする
処理の制御処理手順を示すフローチャート、 第32図は第29図(J)で示すステップS1452のJUDGEOお
よび第31図で示すステップS626のJUDGE 1の制御処理手
順を示すフローチャート、 第33図は第29図(F)のステップS1252、第29図(G)
のステップS1300及び第29図(H)のステップS1354、13
66のSTOPOOの制御処理手順を示すフローチャート、 第34図は第30図(D)のステップS492、ステップS500の
UPDATEの制御処理手順を示すフローチャート、 第35図は第30図(C)のステップS478、ステップS482、
ステップS486のLCDSUBの制御処理手順を示すフローチャ
ート、 第36図は第29図(F)のステップS1250のFETCHの制御処
理手順を示すフローチャート、 第37図は変動入賞装置の変形例を示す要部縦断面図であ
る。 第38図〜第42図はこの発明の第2実施例を示すもので、
それらのうち、 第38図は第2実施例に係るパチンコ遊技機の遊技領域の
正面図、 第39図は第2実施例に係るパチンコ遊技機の制御システ
ムの制御ブロック図、 第40図〜第42図は第2実施例の変形例を示す概要図であ
る。 1……遊技盤、1A……貫通孔(開口部)、5……始動入
賞口、200……前枠部(可変表示手段、前面構成部
材)、211……球流入口(流入口、ワープ手段)、221…
…包囲枠(表示用開口枠部)、222a……球交流空間(遊
技球転動部)、223……ワープ入口(ワープ手段)、223
a……ワープ通路(ワープ手段、遊技球誘導路)、224…
…ワープ出口(ワープ手段)、225……案内凹部(傾斜
部)、310……本体前枠(遊技盤裏面部材)、314……モ
ータ(変換手段)、315……球誘導部材(変換手段)、3
30……液晶表示ユニット(可変表示手段、可変表示
器)、340……液晶表示パネル(表示部)。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の識別情報による可変表示ゲームを実
    行可能な可変表示手段を遊技盤に配設するとともに、該
    可変表示手段の略直下方部に遊技球の入賞に基づき該可
    変表示ゲームを始動可能な始動入賞口を配設し、該可変
    表示ゲームの結果態様が特別の結果態様となったことに
    関連して遊技者に所定の遊技利益を付与可能にした弾球
    遊技機において、 前記可変表示手段は、 前記遊技盤に形成された開口部の裏側に配設され、該開
    口部に臨む所要の表示部を前側に有する可変表示器と、 前記遊技盤の開口部に対して該遊技盤の前方側から取り
    付けられ、前記可変表示器の表示部に対応する表示用開
    口枠部が形成された前面構成部材と、 を含んで構成されるとともに、前記表示用開口枠部の前
    方側を開口させて前記表示部前面側が凹室状となるよう
    に構成し、 前記表示用開口枠部の下辺部に、遊技球が少なくとも左
    右方向に転動可能であって、該転動する遊技球を前記始
    動入賞口側へ流下可能な傾斜部を有する遊技球転動部を
    形成し、 前記可変表示器は、前記遊技盤の裏面側所定位置に、遊
    技盤裏面部材を介して、該可変表示器の表示部が前記前
    面構成部材の表示用開口枠部に対応するように取り付
    け、 前記前面構成部材の上方部分周辺を流下する遊技球が流
    入可能な流入口を当該前面構成部材に形成し、該流入口
    より流入した遊技球を遊技球誘導路を介して前記遊技球
    転動部に導出させるワープ手段を具備させ、 前記遊技球誘導路を前記遊技盤裏面部材側に形成して、
    前記ワープ手段は、前記流入口より流入した遊技球を前
    記遊技盤の裏面側で誘導するように構成したことを特徴
    とする弾球遊技機。
  2. 【請求項2】前記ワープ手段により導出された遊技球の
    転動状態を電気的作用に基づき変換可能な変換手段を、
    前記遊技盤裏面部材に一体的に形成したことを特徴とす
    る特許請求の範囲第1項記載の弾球遊技機。
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