JP2865199B2 - 弾球遊技機 - Google Patents

弾球遊技機

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JP2865199B2 JP9328988A JP32898897A JP2865199B2 JP 2865199 B2 JP2865199 B2 JP 2865199B2 JP 9328988 A JP9328988 A JP 9328988A JP 32898897 A JP32898897 A JP 32898897A JP 2865199 B2 JP2865199 B2 JP 2865199B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、パチンコ遊技
機、アレパチ遊技機、雀球遊技機、パチコン遊技機等で
代表される弾球遊技機に関し、特に遊技盤の遊技領域に
可変表示ゲームを実行可能な可変表示装置と、該可変表
示装置の下方部の遊技領域に遊技球の入賞に基づき該可
変表示ゲームを始動可能な始動入賞装置とを配設し、該
可変表示ゲームの停止結果態様に関連して遊技者にとっ
て有利な特別遊技状態を発生可能な弾球遊技機に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、遊技盤の遊技領域に、可変表
示ゲームを実行可能な可変表示器を有する可変表示装置
と、遊技球の入賞に基づき該可変表示ゲームを始動可能
な始動入賞装置とを配設し、可変表示ゲームの結果に基
づいて、遊技者にとって有利な特別遊技状態(セブン機
と呼ばれる第1種遊技機や権利物と呼ばれる第3種遊技
機、或いは、一般電役機と呼ばれる他種遊技機等による
所定の終了条件が成立するまで変動入賞装置を開放する
遊技)を発生可能な弾球遊技機(例えば、パチンコ遊技
機、アレパチ遊技機、雀球遊技機、パチコン遊技機等)
が知られている。
【0003】この種の弾球遊技機においては、従来、遊
技領域に植設された釘により、遊技領域中に打ち込まれ
た打球が程良く始動入賞装置方向に流下するように調整
されていた。また、始動入賞装置への入賞は遊技者の遊
技上の利益に大きく影響して非常に興味深いものである
ため、遊技球が遊技領域を様々な方向に流下方向を変化
しながら流下する状態を長く見て楽しめるようにする等
の理由から、始動入賞装置は一般的に遊技領域における
下方部の左右方向中央の位置に配置することが多くなっ
ている。
【0004】また、可変表示装置は、上記のように特別
遊技状態を発生させる可変表示ゲームを行うものであ
り、遊技者の遊技上の利害に大きく影響して重要で興味
が集中するものであるため、遊技領域の略中心の位置に
配置されるものが殆どである。従って、可変表示装置を
遊技領域の略中心の位置に配置し、その下方部に始動入
賞装置を配置することが遊技領域における役物装置の配
置構成の主流になっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来、上記のような遊
技領域における役物装置の配置構成になっていたため、
遊技領域に弾発された遊技球は流下の過程で可変表示装
置に衝突して、その下方部にある始動入賞装置周辺に流
下し難くなっている。そのため、始動入賞装置への入賞
により行われる可変表示ゲームの作動回数が少なくな
り、特別遊技の発生の期待感が薄れて遊技者の遊技離れ
の原因にもなるため、遊技領域に始動入賞装置周辺に遊
技球を流下させるように余分に風車や釘を植設しなけれ
ばならなく、部品点数の増加や製造工程の複雑化などの
問題点があった。
【0006】また、近時においては、可変表示ゲームに
よる興趣を向上させるために、表示情報量の多い大型の
可変表示装置(可変表示器)を備えることが多くなって
いる。そのため、始動入賞装置の上方部を広範囲にわた
り可変表示装置が完全に覆う状態になってしまい、益
々、始動入賞装置周辺へ遊技球が流下しにくくなってい
る。そのため、始動入賞装置周辺へ遊技球を流下させる
ために、更に多くの風車や釘を植設しなければならなか
ったり、始動入賞装置周辺へ遊技球を流下させるように
釘を大幅に調整しなければならならなくなって、部品点
数の増加や製造工程の複雑化の他、遊技領域における遊
技球の流下に対する支障が生ずる可能性もあった。
【0007】また、更に可変表示装置の大型化が進む
と、可変表示装置による遊技球の流下の阻止、および、
その大型化に伴い障害釘を植設するスペースが限られて
しまう等の理由から、遊技球の流下に支障を来さずに始
動入賞装置周辺へまんべんなく遊技球を流下させること
自体が困難になってしまっている。
【0008】この発明は上記問題点を解決するためにな
されたもので、遊技領域に可変表示装置を配設しても、
必要以上の風車や釘を植設したり大幅な釘の調整をしな
くても、簡単な方法で可変表示装置の下方の始動入賞装
置の方向に遊技球を流下させて適度な可変表示ゲームを
確実に実行できる弾球遊技機を提供することを目的とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明に係る弾球遊技
機は、上記課題を解決するため、遊技盤(1)の遊技領
域(2)に複数の識別情報による可変表示ゲームを実行
可能な可変表示器(例えば、液晶表示ユニット330)
を有する可変表示装置(20)を配設するとともに、該
可変表示装置の下方部の前記遊技領域上に遊技球の入賞
に基づき前記可変表示ゲームを始動可能な始動入賞装置
(例えば、始動入賞口5)を配設し、前記可変表示ゲー
ムの停止結果態様に関連して遊技者にとって有利な特別
遊技状態を発生可能な弾球遊技機(例えば、パチンコ遊
技機)において、前記可変表示装置は、前記可変表示器
の表示部(21)が臨む開口窓部(例えば、表示用開口
部222)に関連して形成された包囲枠(221)と、
前記包囲枠の内側底面に設けられ、遊技球が転動可能で
あるとともに転動する遊技球を当該可変表示装置の下方
に流下可能な転動部(例えば、包囲枠221の内側下端
部)と、前記転動部の側部上流側に設けられ、前記遊技
領域を流下して球流入口から流入した遊技球を当該転動
部に流出可能な球流出口(例えば、ワープ出口224)
と、を含んで構成し、前記転動部には、転動する所定の
遊技球を、電気的な作用に基づき前記始動入賞装置に向
けて流下するように誘導可能な球誘導手段(例えば、球
誘導部材315)を設けた構成とした。
【0010】上記構成により、遊技盤の遊技領域に打ち
込まれた遊技球のうち、球流入口から流入した遊技球は
球流出口を経て可変表示装置の包囲枠の内側底面に設け
られた転動部に流出し、該流出した遊技球は転動部上を
転動した後、可変表示装置の下方に流下されるため、可
変表示装置の下方部に位置する始動入賞装置方向にまん
べんなく遊技球が集められ、適度な始動入賞装置への入
賞が維持される。そして、転動部で転動する遊技球のう
ち所定の遊技球は、球誘導手段により始動入賞装置に向
けて流下するように誘導されるため始動入賞装置に入賞
しやすくなる。
【0011】
【実施の形態】
[第1の実施の形態]図1は、この発明に係る弾球遊技
機として例示する第1の実施の形態に係るパチンコ遊技
機の遊技領域2部分の構成例を示す。このパチンコ遊技
機の遊技盤1の前面には、図示省略の操作ダイヤルによ
り駆動される遊技球発射装置によって発射された遊技球
を遊技盤の上方部まで案内するガイドレール3が配設さ
れ、遊技盤前面のガイドレール3とガラス板とによって
囲まれた空間内に遊技領域2が設けられている。
【0012】そして、この遊技領域2の中央には大当り
の遊技(特別遊技状態)の権利の発生のための可変表示
ゲームを複数の識別情報によって行なう可変表示部(表
示部)21を備えた可変表示ゲーム装置としての可変表
示装置20が設置されている。
【0013】前記可変表示部21は縦に3分割されて、
このように分割された各々の領域に、左から順に左図柄
表示部22、中図柄表示部23、右図柄表示部24が夫
々設けられている。
【0014】上記左図柄表示部22、中図柄表示部23
及び右図柄表示部24のそれぞれの表示部は図2(a)
に示すような第1層目パターン25と図2(b)で示す
第2層目パターン26の2枚のパネルによって作られた
液晶パネル(詳細は後述)により構成されている。
【0015】そして前記第1層目パターン25はトラン
プカカードをめくったような図柄を表示するカード表示
部22a,23a,24aからなっている。
【0016】また前記第2層目パターン26はカードを
めくる途中で未だ裏側しか見えない状態の図柄を表示す
る裏カード表示部22b,23b,24bと、めくる途
中で表側が現れ始めた状態の表カード表示部22c,2
3c,24cとから構成されている。
【0017】そして後述する本パチンコ遊技機の制御シ
ステムにより左図柄表示部22に「1,2,3,4,
5,6,7,8,9,0,J,Q,K,A,P,」の1
5個の図柄(識別情報)がこの順序で、遊技者がトラン
プのカードをめくるような変動の態様で表示が変化さ
れ、中図柄表示部23と右図柄表示部24も左図柄表示
部22と同様に変化されるようになっている。
【0018】この可変表示装置20の可変表示部21の
周囲には、その左肩部分に流入する遊技球を可変表示部
20直下の始動入賞装置としての始動入賞口5中に流入
し易くなるように導く球流入口211、球誘導路214
及び球誘導部材315が設けられている。
【0019】前記可変表示装置20の上部には始動入賞
口4,5,6に入賞して未だ可変表示ゲームが行われて
いない入賞記憶個数を表示する、複数(例えば、4個)
の入賞個数記憶表示ランプLED1〜4が設置されてい
て、該入賞個数記憶表示ランプLED1〜4の上方には
天入賞口と呼ばれる一般入賞口27が設けられている。
【0020】また前記可変表示装置20の上記入賞個数
記憶表示ランプLED1〜4の直下位置に当たり表示ラ
ンプL10が収容され、該当たり表示ランプL10の直
下には飾りランプLED6が収容されている。また、こ
の飾りランプLED6の左右位置には飾りランプLED
5が収容されている。
【0021】前記可変表示装置20中央の可変表示部2
1の左側位置には一般入賞口7が設置され、可変表示部
21の右側位置には一般入賞口として構成された特殊入
賞口8が設置されている。
【0022】該特殊入賞口8は遊技者が上記天入賞口2
7上を超えて遊技領域2の右側に入るように遊技球を右
打した場合に、その遊技球の入賞の機会を与えるもので
ある。
【0023】前記可変表示装置20の左右両側で、前記
ガイドレール3の内側隣接部には変動表示ランプL4が
それぞれ設置されている。
【0024】前記可変表示装置20の下方には、該可変
表示装置20による可変表示ゲームの結果として大当り
が発生したときに、遊技球を入賞させ易い状態に変換さ
れる変動入賞装置50が設置されている。
【0025】この実施の形態の場合、変動入賞装置50
は、扉51の上端側が遊技領域2の手前側に倒れて大入
賞口53中に遊技球を入賞させ得る状態に変換するアタ
ッカー形式のものとして構成されている。
【0026】そして、この大入賞口53中の中央部には
継続入賞口54(図1、図12(a),(b)参照)が
設けられ、その継続入賞口54に遊技球が入賞すること
を条件として前記扉51の開放のサイクル(大当り遊技
のサイクル)が継続して行われるようになっている。
【0027】変動入賞装置50の上部中央位置には継続
表示ランプL1が、また、中央部の左右位置には動作表
示ランプL2,L2が、さらに左右下部には飾りランプ
LED7がそれぞれ取り付けられている。
【0028】前記変動入賞装置50の左側斜め上方位置
には普通電動役物70が設置されている。
【0029】該普通電動役物70は、特定の条件のもと
に遊技球を入賞させ易い状態に電動式に変換されるもの
で、この実施の形態では普通電動役物70の直下に設置
された特定入賞口9に遊技球が入賞したことを条件に前
記普通電動役物の可動部710,710が逆「ハ」の字
状に回動変換されて遊技球を始動入賞口4中に入賞させ
易い状態にされるようになっている。
【0030】また前記普通電動役物70には普通電動役
物表示ランプL7が設けられている。
【0031】前記変動入賞装置50の右側位置には始動
入賞口6が設けられ、前記変動入賞装置50の右側斜め
上方位置には一般入賞口10が設置されている。
【0032】そして、特定入賞口9と始動入賞口6に
は、変動表示ランプL3が取付けられている。
【0033】また、遊技領域内には風車と呼ばれる遊技
球方向変換部材11が回転自在に複数設置されており、
遊技領域の中央下部にはアウト球回収口12が設けられ
ている。
【0034】つぎにこの実施の形態において、遊技球の
流下方向に影響を与える障害釘の特殊配置について説明
する。
【0035】まず前記遊技領域2の左側領域における釘
の配置は前記可変表示装置20の球誘導路214に遊技
球を導くための球流入口211、一般入賞口7、普通電
動役物70に設けられている始動入賞口4、特定入賞口
9のそれぞれに遊技球が流入し得る普通配置となってい
る。
【0036】一方前記遊技領域2の右側領域における釘
の配置は前記特殊入賞口8と前記変動入賞装置50の大
入賞口53にそれぞれ遊技球が入賞し易い配置で、か
つ、前記一般入賞口10、始動入賞口6、可変表示装置
20の右肩の球流入口211には遊技球が流入し難い配
置、即ち、特殊な障害釘の配置となっている。
【0037】そして、この特殊な障害釘の配置による効
果を高めるため、前記遊技領域2の右上には緩衝部材1
5が配置されている。
【0038】該緩衝部材15は遊技球発射装置により発
射された遊技球が衝突した場合にその遊技球を極めて跳
ね返りにくくするもので、極めて弾性係数の小さいも
の、例えばノーソレックス(商品名)によって作られて
いる。
【0039】前記緩衝部材15は遊技球が衝突する衝突
面15aが遊技領域2に臨むように、遊技領域2の右側
上部に取り付けられた飾りプレート16の裏側に設置さ
れている。
【0040】そして遊技球の飛距離が大きくなるよう
に、遊技者が遊技球発射装置を操作すると、遊技球はガ
ードレール3の内側に沿って飛び、前記緩衝部材15に
衝突する。が、遊技球は該緩衝部材15に運動エネルギ
ーを吸収されて、略鉛直下方向に流下するようになる。
【0041】つぎに特殊な障害釘の配置について、具体
的に説明すると、まず、前記緩衝部材15により鉛直方
向に流下した遊技球を左下方向に流下させる流下方向規
制釘群17が植設されている。
【0042】この流下方向規制釘群17により遊技球は
特殊入賞口8に入賞するか、さもなくば前記特殊入賞口
8の左側を流下することになる。
【0043】また前記変動入賞装置50の右斜め上方位
置の遊技領域2には、前記変動入賞装置50の大入賞口
53へ向かって遊技球を確実に流下させるための流下方
向規制釘群18a,18b,18c,18d,18eが
それぞれ植設されている。
【0044】なお、前記緩衝部材15の衝突面15aが
対向する位置には、衝突面15aに衝突して少し跳ね返
った遊技球を遊技領域2の左側領域に戻らないように規
制するための流下方向規制釘群19Aが植設されてい
る。
【0045】また前記可変表示装置20の右側上部に隣
接する位置には可変表示装置20の右肩の球流入口21
1への球の流入を防ぐ流入阻止障害釘群14が、可変表
示装置20の右側下部に隣接する位置には前記球誘導部
材315方向への球の流入を防ぐ流入阻止障害釘群19
が、また前記一般入賞口10の上方には該一般入賞口1
0への球の流入を妨げない配置で球誘導片10a,10
aが「ハ」の字状に設置されている。
【0046】前記流入阻止障害釘群14、流下阻止障害
釘群19は遊技領域2の右領域に流入する遊技球を前記
特殊入賞口8か変動入賞口の大入賞口53に効果的に入
賞させるとともに、通常時における右打ちによっては賞
球の球数がアウト球の数を上回らないように規制するも
のである。
【0047】遊技盤にはその裏面図として図3に示すよ
うに、貫通孔1A〜1Jが設けられている。
【0048】貫通孔1Aは可変表示装置20を、貫通孔
1Bは変動入賞装置50を、貫通孔1C,1Gは一般入
賞口7,10を、貫通孔1Dは特殊入賞口8を、貫通孔
1E,1Iは始動入賞口5,6を、貫通孔1Fは普通電
動役物70を、貫通孔1Hは特定入賞口9を、それぞれ
取り付けるために設けられている。また、貫通孔1J,
1Lはそれぞれ変動表示ランプL4,L4を取り付ける
ために設けられていて、貫通孔1Kはアウト球回収口1
2と連通させて設けられている。
【0049】そして、遊技盤前面の天入賞口27に流入
し貫通孔1Aを介して遊技盤の裏側に至った入賞球は、
遊技盤の裏側に突設された入賞球案内樋1a〜1bによ
って、また一般入賞口7に流入し貫通孔1Cを介して遊
技盤の裏側に至った入賞球は、遊技盤の裏側に突設され
た入賞球案内樋1g,1hによって、それぞれ点線の矢
印で示す方向に流下されて集められて後述の入賞球処理
装置850(図16)に導かれるようになっている。
【0050】また前記普通電動役物70に設けられた始
動入賞口4に流入して貫通孔1Fを介して遊技盤の裏側
に至った入賞球と、可変表示装置20の直下位置に設け
られた始動入賞口5に流入して貫通孔1Eを介して遊技
盤の裏側に至った入賞球とを集合させて流下案内する集
合案内樋1iの下端には、該集合案内樋1iを流下する
入賞球を検出する始動入賞検出スイッチSW1が設置さ
れている。
【0051】また前記特殊入賞口8に流入して貫通孔1
Dを介して遊技盤の裏側に至った入賞球は流下樋1lを
流下し、一般入賞口10に流入して貫通孔1Gを介して
遊技盤の裏側に至った入賞球と集合されて、集合案内樋
1nを流下し、後述の入賞球処理装置850(図16)
に導かれるようになっている。
【0052】前記始動入賞口6の裏面側には該始動入賞
口6に流入した遊技球を検出する始動入賞検出スイッチ
SW2が設けられていて、該始動入賞検出スイッチSW
2を通過した遊技球はその下端の流下樋により後述の入
賞球処理装置850(図16)に導かれるようになって
いる。
【0053】前記特定入賞口9の裏面側には該特定入賞
口9に流入して遊技盤の裏側に至った入賞球を検出する
普通電動役物作動スイッチSW6が設けられていて、該
普通電動役物作動スイッチSW6を通過した遊技球はそ
の下端の流下樋により後述の入賞球処理装置850(図
16)に導かれるようになっている。
【0054】また、貫通孔1Bの裏側に臨んだ変動入賞
装置50裏側には大入賞口53中の継続入賞口54に流
入した入賞球を検出する継続入賞スイッチSW3および
大入賞口53中の入賞口55,56に流入した入賞球を
検出する入賞個数検出スイッチSW4,SW5が設けら
れている。
【0055】なお、前記継続入賞スイッチSW3は大入
賞口53に流入した入賞球を検出する入賞個数検出スイ
ッチとしての機能も有するものである。
【0056】このパチンコ遊技機の発明に係る主要部分
は、後述する制御系統を除き概略上記のように構成され
ていて、該パチンコ遊技機に設置されたマイクロコンピ
ュータ等の制御手段によって概ね次のように作用動作す
る。
【0057】図外の電源スイッチ操作によりパチンコ遊
技機に電気が供給されると、先ず可変表示装置20の可
変表示部21の左図柄表示部22に「J」が、中図柄表
示部23に「Q」が、右図柄表示部24に「K」がそれ
ぞれ表示されて通常遊技が開始される。
【0058】その通常遊技状態(普段の状態)を示す表
示として、可変表示装置20に設けられている前記記憶
個数表示ランプLED1乃至4が内側から外側、外側か
ら内側へと交互に点灯を開始する。また飾りランプLE
D5と飾りランプLED7とがそれぞれ点滅表示状態に
される。
【0059】この通常遊技時には、遊技者は最も有利な
天5本釘の左端釘27aを狙い、打球発射装置によって
前記遊技領域2の左側領域中に遊技球を打ち込むように
する。
【0060】このように左打ちされた遊技球が可変表示
装置20の左側上方縁部に隣接して植設された釘と釘と
の空隙を通過して球流入口211に流入した場合には、
該遊技球は可変表示装置20の球誘導路214及び球誘
導部材315に誘導されて、始動入賞口5に入賞する可
能性が高まる(詳細は後述)。
【0061】遊技球が始動入賞口5に入賞すると、その
入賞が内部流路に設置された始動入賞検出スイッチSW
1によって検出され、その検出に基づいて可変表示装置
20の記憶個数表示ランプLED1〜4がその入賞した
個数分だけ点灯される。
【0062】前記球流入口211に流入せず、そのまま
流下した遊技球が特定入賞口9に入賞した場合にはその
入賞が内部流路に設置された前記普通電動役物作動スイ
ッチSW6によって検出され、その検出に基づいて前記
普通電動役物70の可動部710,710が遊技球を入
賞させ易い逆「ハ」の字状に開いた状態に変換される。
【0063】前記可動部710,710の開状態は所定
時間継続され、流下してくる打球が前記普通電動役物7
0に設けられている始動入賞口4に入賞し易い状態にさ
れる。
【0064】該始動入賞口4に入賞した遊技球は内部経
路に設置された始動入賞検出スイッチSW1により検出
されることになり、前述の始動入賞口5への入賞と同様
に可変表示装置の記憶個数表示ランプLED1〜4がそ
の入賞した個数分だけ点灯される。
【0065】そして所定時間経過後に、入賞個数記憶表
示ランプLED1〜4の点灯しているもののうちの1つ
が消灯されて、可変表示装置20による可変表示ゲーム
が開始される。
【0066】なお、遊技者は前記入賞個数記憶表示ラン
プLED1〜4の全てのランプが点灯されるまで、左打
ちを行いつつ補助ゲーム(可変表示ゲーム)を楽しむこ
とになる。
【0067】この可変表示ゲームは可変表示部21の3
つの図柄表示部22,23,24のトランプの図柄表示
がそれぞれ独立して次々にめくられるように変動されて
所定時間経過後にめくられた状態でその変動が停止され
るような図柄表示の変動ゲームとして行なわれる。
【0068】例えば、先ず可変表示部21の左図柄表示
部22がゲームの開始を遊技者に知らせるように、ゲー
ム開始前の停止図柄が1回転までゆっくり変動する。例
えばゲーム開始前の図柄が「1」の場合には、トランプ
がめくられながら「1」から「2」に図柄が変化され
る。
【0069】即ち、図2(c)に示すように第1層目パ
ターン25のカード表示部22aが完全にめくられた状
態の「1」が表示される。次に第2層目パターン26の
裏カード表示部22bがこれからめくられつつあるカー
ドの裏面図として表示され、その後表カード表示部22
cが途中までめくられた表面図として表示され、最後に
前記カード表示部22aが完全にめくられた状態の
「2」を表示することになる。
【0070】このようにカード表示部、裏カード表示
部、表カード表示部、カード表示部の順に表示される変
動サイクルが形成されトランプが次々とめくられながら
図柄が「1」から「2」、「2」から「3」、「3」か
ら「4」、‥‥、「A」から「P」、「P」から「1」
というように循環変動する。
【0071】その図柄の変動速度はその開始時はゆっく
りで途中(例えば、3回目のめくり)から高速で行なわ
れる。
【0072】その左図柄表示部22の変動開始後所定時
間が経過してから中図柄表示部23の図柄の変動が左図
柄表示部22の図柄の変動と同様、トランプをめくるよ
うにして行なわれる。
【0073】この中図柄表示部24の変動の開始後、所
定時間が経過してから右図柄表示部24の図柄の変動が
開始される。この右図柄表示部24の図柄の変動も前記
左図柄表示部22および中図柄表示部23の変動と同
様、トランプをめくるようにして行なわれる。
【0074】この可変表示ゲームの際には通常遊技の際
に作動していた飾りランプLED5とLED7に加え、
変動表示ランプL3,L4がそれぞれ点滅を開始する。
【0075】そして、左図柄表示部22の変化の開始後
所定時間経過するか、又はストップボタン(図外)が押
された後に、先ず左図柄表示部22がその変動を停止す
る。その変動の停止の態様はその停止のいつくか前の図
柄(例えば、2つ前の図柄)から変動がゆるやかになっ
てして停止されるようになっている。
【0076】例えば停止図柄が「0」である場合には、
「0」の2つ前の図柄である「8」を表示する前の変動
は速いサイクルで、「8」の表示以降はゆっくりしたサ
イクルで変動する。そして、カード表示部22aに
「0」を表示して左図柄表示部22の変動が停止する。
【0077】その左図柄表示部22の停止後に、その左
図柄表示部22の変動停止態様と同様にして中図柄表示
部23の図柄の変動が停止される。
【0078】この中図柄表示部23の図柄の変動が停止
した時点で、該中図柄表示部23の停止図柄が左図柄表
示部24の停止図柄と一致していなければ(特別遊技発
生の可能性のあるリーチ状態になっていなければ)、そ
の中図柄の停止の後、速やかに、右図柄表示部24の図
柄変動の停止が前記左図柄および中図柄の変動の停止と
同様にして行なわれる。
【0079】そして各ランプ(LED5,LED7,L
3,L4)が消灯され、外れ表示が行なわれる。
【0080】が、一致していれば(リーチ状態になって
いれば)、右図柄表示部24の表示がゆっくりとした速
度(例えば、1変動サイクル当り420m秒)でめくら
れるように変動して停止する。
【0081】なおリーチとなったときは飾りランプLE
D6,当たり表示ランプ10も点滅表示される。
【0082】右図柄が停止した時点で可変表示ゲームが
当たりの態様、例えば、停止時の図柄が3つとも一致し
た態様となっているときには“大当り”となって大当り
の遊技(特別遊技状態)が行われる。
【0083】ここに、“大当り”の遊技(特別遊技)と
は、遊技者に多くの賞品球獲得のチャンスを与える遊技
態様で、この実施の形態の場合、変動入賞装置50の扉
51の所定時間(例えば、29秒間)の開放を1サイク
ル(ただし、その所定時間が経過する前に変動入賞装置
50の大入賞口53中に遊技球が所定個数(例えば、1
0個)入賞したときにはその時点までの開放を1サイク
ル)とし、各サイクル中に変動入賞装置50の大入賞口
53中の継続入賞口54中に遊技球が流入してその中の
継続入賞検出スイッチSW3に検出されることを継続条
件(サイクルの更新条件)として、例えば最高16サイ
クルまで継続して行われる。
【0084】この特別遊技時には、上記のように遊技領
域2の右側の釘が特殊配置となっていることから、遊技
者は右打ちをした方が有利となる。
【0085】即ち、遊技者が遊技球をガードレール3の
内側にそって緩衝部材15に衝突させるように発射装置
を操作すれば、その発射された遊技球は前記緩衝部材1
5に非弾性衝突して、ほぼ垂直に遊技領域2を流下し、
流下方向規制釘群17,19A等に流下方向を規制され
ながら特殊入賞口8に導かれたり、或いは、さらに流下
方向規制釘群18a,18b,18c,18d,18d
等に流下方向を規制されながら、前記変動入賞装置50
の大入賞口53中に導かれたりする。
【0086】この右打ちによって、多くの遊技球を短時
間に効率よく大入賞口53、或いは、特殊入賞口8に入
賞させることができることになり、その結果、賞球数か
ら打込球数をマイナスした、手元に残る獲得球数が多く
なる。
【0087】特別遊技の第1サイクル目において、変動
入賞装置50の扉51の開状態が所定時間(例えば、2
9秒間)経過し、或いは前記所定時間が経過する前に変
動入賞装置50の大入賞口53中に遊技球が所定個数
(例えば、10個)入賞したときにはその時点で扉51
が閉鎖される。
【0088】そして前記第1サイクル目の特別遊技中に
継続入賞口54に遊技球が入賞した場合には、所定のイ
ンターバルの後に第2サイクル目の特別遊技が行われ、
最大16回までの特別遊技が行われるようになってい
る。
【0089】なお、大当りが発生して段階で、遊技領域
2に設置された各ランンプ(LED5,LED6,LE
D7,L1,L2,L3,L4,L5(図示せず),L
6(図示せず),L7,L10)の全てが点滅状態にさ
れて大当り表示を行う。また前記可変表示部21の左図
柄表示部22、中図柄表示部23、右図柄表示部24が
それぞれ大当り図柄を点滅表示するようになっている。
【0090】そして第1〜第15サイクル目までにおけ
る特別遊技中では、扉51の開放後所定時間(この実施
の形態では2秒間)各ランンプ(LED5,LED6,
L1,L2,L3,L4,L5,L6,L7,L10)
の全てが点滅状態にされて、前記可変表示部21の各表
示部(22,23,24)が当たり図柄の表示とその点
滅を行うようになっている。その後、表示ランプL6、
当たり表示ランプL10、変動表示ランプL4、変動表
示ランプL3、動作表示ランプL2の順序で移動点滅さ
れ、前記可変表示部21の左図柄表示部22が特別遊技
の継続回数を表示し、右図柄表示部24が大入賞口53
に入賞した入賞個数をそれぞれ表示するようになってい
る。
【0091】第1〜第15サイクル目までにおける各イ
ンターバルの間は、各ランンプ(LED5,LED6,
LED7,L1,L2,L3,L4,L5,L6,L
7,L10)の全てが点滅状態にされて、また前記可変
表示部21の左図柄表示部22、中図柄表示部23、右
図柄表示部24がそれぞれ大当り図柄を点滅表示するよ
うになっている。
【0092】そして第16サイクル目(最終サイクル
目)では表示ランプ16、当たり表示ランプL10、変
動表示ランプL4、変動表示ランプL3、動作表示ラン
プL2の順序で移動点滅され、前記可変表示部21の左
図柄表示部22が特別遊技の最終継続回数を表示し、右
図柄表示部24が大入賞口53に入賞した入賞個数をそ
れぞれ表示するようになっている。
【0093】図4〜図11には前記可変表示装置20の
詳しい構成例を示す。
【0094】それらのうち、図4にはその正面図を、図
5には前枠部200と本体部300とを分離させた可変
表示装置20の分解斜視図を、図6には遊技盤1に可変
表示装置20を設置した状態の縦断側面図を示す。
【0095】可変表示装置20は、図5に示すように、
前枠部200と該前枠部200の後端部を嵌装する本体
部300とから構成されている。
【0096】そして、その前枠部200前面側のフラン
ジ状取付板部213の背面部213aが遊技盤1中段の
貫通孔1Aの周縁部の前面部に密着するようにして取り
付けられている。
【0097】それによって、前記前枠部200の前面部
側が図6に示すように遊技盤1の前面側に突出する一
方、その後端部側が遊技盤1の背面側に突出した状態と
なる。
【0098】そして、遊技盤1の背面側に突出した前枠
部200の後端部に、図6に示すように本体部300が
取り付けられている。
【0099】図7には前記前枠部200の斜視図を示
す。
【0100】該前枠部200は、その前側にその前側外
形の主要部を構成する前枠210を具えている。
【0101】該前枠210の前面側周囲には前記取付板
部213がフランジ状に設けられ、中央部には開口窓部
としての表示用開口部222が設けられている。
【0102】該表示用開口部222はその周りが取付け
板部213の後方に突出する包囲枠221によって囲ま
れている。
【0103】前記前枠部200の後端部が前記本体部3
00に嵌装されている結果、前記表示用開口部222は
前記包囲枠221と前記本体部300とによって閉塞さ
れていて、この閉塞された空間が球交流空間222a
(図6)となっている。
【0104】該球交流空間222aは前記可変表示部2
1の前面において、遊技球の動きを遊技者に楽しませる
空間である。
【0105】そして、前記表示用開口部222の上方前
面側には鎧部216が前方に突出して設けられている。
【0106】前記鎧部216の上部左側は、遊技球を球
交流空間222aに導くための球流入口211となって
いる。
【0107】そして鎧部216の上側は前記球誘導路2
14となっていて、遊技球は前記取付け板部213に設
けられている誘導口212を介して前記球交流空間22
2aに流下されるようになっている。
【0108】前記包囲枠221の枠上部は前記誘導口2
12に入ってきた遊技球をワープ入口223に導くため
の通路となっている。そして前記ワープ入口223に入
った遊技球は遊技者の視界から消えて、包囲枠221の
後端の左右側部に設けられている球流出口としてのワー
プ出口224から出てくるようになっている。
【0109】また前記包囲枠221の内側下端部中央に
はワープ出口224からスクリュー状の送り部材315
を介して、前記包囲枠221内中央に至った遊技球を前
記始動入賞口5の上に導いて流下させる案内凹部225
が手前が低くなるように傾斜して設けられている。
【0110】また、鎧部216の上方には記憶個数表示
LED1乃至4を収容する入賞記憶個数表示ランプLE
D収容部28が設けられ、該入賞記憶個数表示ランプL
ED収容部28に入賞記憶個数表示ランプLEDを取り
付けた記憶個数表示ユニット29aが収容されている。
【0111】そして、入賞個数記憶表示ランプLED1
〜4の先端部が前記入賞記憶個数表示ランプLED収容
部28の開口孔中に臨んだ状態となっている。また前記
フランジ状取付け部213の裏面には飾りランプLED
L5用ユニット29bが取り付けられている(図5)。
【0112】図8には前記可変表示装置20の本体部3
00の斜視図を、図9には前記可変表示装置20の本体
部300の分解斜視図を、図10には前記の本体部30
0を構成する可変表示器としての液晶表示ユニット33
0の分解斜視図をそれぞれ示す。
【0113】本体部300は、図9に示すように前記前
枠部200の後端部を嵌装する本体前枠310と、該本
体前枠310の後側に取り付けられた液晶表示ユニット
330と、該液晶表示ユニット330を収容するケース
390とから構成されている。
【0114】前記本体前枠310は前枠部200の後端
部を収容する収容枠311が逆U形状に作られていて、
該収容枠311の枠内は前記可変表示部21となってお
り、透明窓材312を介して前記液晶表示ユニット33
0が臨まされている。
【0115】そして、前記透明窓材312の表面には取
付用突起313,313がそれぞれ突設されていて、該
取付用突起313,313のそれぞれの溝に前記前枠部
200の後端部に設けられた挿嵌用突起226,226
(図7)を差込むことにより、前記前枠部200が前記
本体前枠310に取り付けられている。
【0116】また前記収容枠311の前面側の左右両側
部には前記本体部300を前記遊技盤1に取付けるため
の取付け部311a,311aがフランジ状に設けられ
ている。前記収容枠311の左右の自由端にはモータ3
14の軸に連結されて回転する球誘導手段としての球誘
導部材315が取り付けられている。
【0117】該球誘導部材315は右側スクリュー31
6と左側スクリュー317とから構成されていて、左右
両スクリュー316,317の円筒部にはねじ山が右ね
じと同じ方向で設けられている。
【0118】前記左右の両スクリュー316,317の
それぞれの円筒部は連結部315bで連結されており該
連結部315bには磁石315aがはめ込まれている。
そしてこの実施の形態では前記左右の両スクリュー31
6,317は図面奥から手前に向かって回転するように
なっている。
【0119】前記収容枠311の上端部には天(一般)入
賞口27に入賞した遊技球を遊技盤1の裏側の側方に導
く入賞球案内樋318が設けられている。
【0120】この入賞球案内樋318によって導かれた
入賞球は遊技盤1の裏面に突設された案内樋1aによっ
て集合樋の1hの下端の流下樋に導かれる(図2)。
【0121】図10に示すように前記液晶表示ユニット
330は、前側に液晶表示パネル340と拡散板360
を、後部に冷陰極放電管372をそれぞれ取り付けたラ
ンプハウス370と、該ランプハウス370を載置する
配電盤ユニット380とから構成されている。
【0122】前記液晶表示パネル340は後述の可変表
示制御手段からの表示制御指令に基づいて可変表示ゲー
ム用の各種図柄(数字や文字、記号等を含む。)を液晶
表示するものである。
【0123】前記液晶表示パネル340は前面ガラス3
41と中ガラス342の間に第1層目パターン25(図
2(a))を表示する液晶表示(図面に現れていない)
を挾み、裏面ガラス344と中ガラス342の間に第2
層目パターン26(図2(b))を表示する液晶表示
(図面に現れていない)を挾んで組み立てられており、
中ガラス342の上端から第1層目パターン25を表示
する液晶表示の電極群346を取出し、中ガラスの下端
から第2層目パターン26の液晶表示の電極群347,
347を取出している。
【0124】前記拡散板360は前記冷陰極放電管37
2からの光を通過さて前記液晶表示パネル340上に拡
散させるものである。
【0125】前記ランプハウス370は長方形の枠体で
作られていて、該枠体の前側には前記液晶表示パネル3
40と前記拡散板360を設置する設置部371が、枠
体の後側には前記冷陰極放電管372を載置する放電管
載置部373がそれぞれ設けられている。また前記ラン
プハウス370の枠体上端には前記電極群346を接続
する電極群接続穴群374が設けられ、前記ランプハウ
ス370の下端には前記電極群347を接続する電極群
接続穴群375,375がそれぞれ設けられている。
【0126】また前記ランプハウス370の枠体の中央
部には楕円状の開口部377が設けられている。
【0127】前記冷陰極放電管372は前記開口部37
7を介して拡散板360、液晶表示パネル340のそれ
ぞれに光を与えるもので、冷陰極管372の左右両側端
子部分には前記ランプハウス370に対する絶縁用のゴ
ムキャップ372a,372aがそれぞれ嵌着されてい
る。
【0128】前記ランプハウス370は上記冷陰極管3
72のゴムキャップ372a,372aを前記冷陰極放
電管載置部373,373にそれぞれ嵌着し、前記液晶
表示パネル340と、拡散板360をそれぞれ前記載置
部371に載置し、フック376を配電盤380aの開
口部381に挿着させて配電盤380aに取り付けられ
ている。
【0129】前記配電盤ユニット380は前記液晶表示
パネル340への表示の制御を行なう可変表示制御手段
(後述)を構成する各種電子部品等を設置するもので、
配電盤380aの表側に前記ランプハウス370を取付
け、配電盤380aの裏側に前記冷陰極放電管372を
励起するインバータ382と該インバータ382をシー
ルドするシールドケース383と前記各種電子部品等を
シールドするシールドケース384がそれぞれ設置され
ている。
【0130】前記配電盤380aに取り付けられている
コネクタケーブル385は前記配電盤を後述するパチン
コ機制御装置に電気的に接続するものである。
【0131】上記のような前枠200と本体部300と
から概略構成されている可変表示装置20における遊技
球の流路を図11に基づいて詳細に説明する。
【0132】まず球流入口211に入った遊技球は前記
球誘導路214から、誘導口212に流入する。
【0133】該誘導口212に流入した遊技球はその奥
の透明窓材312に当たって左右にその流路をとり、左
右何れかのワープ入口223,223に入り、遊技者の
視界から消える。
【0134】その後、本体部300の収容枠311の内
側と、前枠200の包囲枠221の外側とで作られるワ
ープ通路223a,223aを流下し、ワープ出口22
4,224から球交流空間222a内の前記球誘導部材
315上に流下して、遊技者の視界に入ってくるように
されている。
【0135】該球誘導部材315上に流下した遊技球
は、手前が下がる方向に回転している球誘導部材315
のねじ山に当たって跳ねてそのまま遊技領域2の下方に
流下するか、ねじ山とねじ山との間で誘導されて透明窓
材312に摺接されつつ前記連結部315b側に送られ
る。
【0136】そして、その遊技球は該連結部315bに
当接した時点で、そのまま前枠200の前面側下部中央
に流下する。また遊技球が前記磁石315aに吸着した
場合には、遊技球は前記磁石315aに吸着されて、静
止した状態で、球誘導部材315の回転に従って応動
し、案内凹部225に流下し前記始動入賞口5に入賞し
やすいように流下される。
【0137】図12(a)には前記変動入賞装置50の
全体斜視図を示し、図12(b)には前記変動入賞装置
50の一部を切り欠いた斜視図を示す。
【0138】変動入賞装置50は構成基枠50Aを具
え、該構成基枠50Aの後背部には前記遊技盤1の貫通
孔1B(図2)の周縁部の前面部に密着状態に取り付け
られる取付板部50Bが設けられている。
【0139】前記取付板部50Bの中央開口部50Cに
は中央位置に取り付けた上下開口の通過型継続入賞口5
4と、その左右位置に取り付けた上下開口の通過型入賞
口55,56を臨ませた大入賞口53が設けられてい
る。
【0140】そして、その継続入賞口54中には通過型
の継続入賞スイッチSW3が設置され、また前記通過型
入賞口55,56には入賞カウントスイッチSW4,S
W5がそれぞれ設置されている。なお、前記継続入賞ス
イッチSW3は入賞カウントスイッチを兼用している。
【0141】図12(b)に示すように前記中央開口部
50Cの右側基端部には前記中央開口部50Cの開口部
分を開閉する扉51が該扉51の側部を軸支された状態
で回動自在に取り付けられている。
【0142】前記扉51の側部には扉開閉レバー部51
aが設けられていて、該扉開閉レバー部51aが変動入
賞装置50の後側に取り付けられたソレノイドSOLA
(図示省略)の連動機構51bの上下動を介して回動さ
れることにより、扉51が開閉動作されるようになって
いる。
【0143】図13〜図15には前記電動役物70の構
成例を示す。それらのうち、図13には電動役物70の
可動部710が閉じた状態の前側全体斜視図を、図14
にはその分解斜視図を、図15にはその可動部710が
開いた状態の前側全体斜視図をそれぞれ示す。
【0144】電動役物70は遊技盤1の前面に密着した
状態に取り付けられる構成基枠730を備えている。そ
して、この構成基枠730の前側に可動部710が開閉
自在に取り付けられ、その後側にこの可動部710を開
閉させる駆動装置750がスタッド733を介して取り
付けられている。この構成基枠730の裏側にはスタッ
ド735を介してランプ基板734が取り付けられてい
る。
【0145】前記構成基枠730は遊技盤1に電動役物
70を取り付けるためもので、その下部寄り中央部には
始動入賞口4と該始動入賞口4中に遊技球を案内する案
内片72が設けられている。
【0146】前記可動部710は左右一対の球誘導片7
11,711によって構成され、これら球誘導片71
1,711が前記構成基枠730の前面側で始動入賞口
4の左右両側位置に回動自在に設置されている。
【0147】これら球誘導片711,711は例えば外
向きに円弧状に反った形をし、それぞれの裏側に支軸7
12と案内ピン714とが取り付けられている。それら
支軸712,712が構成基枠730の始動入賞口4の
左右両側に設けられた軸受筒732,732中に、また
案内ピン714,714が軸受筒732,732の周り
に設けられた円弧状案内孔737,737中にそれぞれ
挿通されている。そして、前記案内ピン714,714
に案内されながら、支軸712,712を軸芯として、
球誘導片711,711が構成基枠730の前面に略摺
接した状態で回動自在となっている。球誘導片711,
711が図13に示すように「ハ」の字状に閉じたとき
にはそれらの間を流下する遊技球の多くは球誘導片71
1,711に当るか又は当らないでそのまま流下してし
まうが、図15に示すように逆「ハ」の字状に開いたと
きにはそれらの間を流下する遊技球は案内片72に案内
されて始動入賞口4中に流入することとなる。
【0148】前記駆動装置750は、ソレノイドA(S
OLA)を具え、該ソレノイドA(SOLA)の励磁時
に上昇し、消磁時に図示省略のばねおよび自重によって
下降復帰する作動ロッド758と、該作動ロッド758
の下端に取り付けられて該作動ロッド758と一緒に昇
降する作動部材752等を備え、前記作動部材752の
前面側には横長のピン受穴754が設けられている。
【0149】一方、球誘導片711,711の、軸受筒
732,732中を介して構成基枠730の後方に突出
した後端部にクランク部材713,713が取り付けら
れている。そして、これらクランク部材713,713
の自由端側後部に取り付けられたクランクピン715,
715が前記作動部材752のピン受穴754中に挿入
された状態となっている。
【0150】これらクランク部材713,713と作動
部材752とによって前記ソレノイドA(SOLA)の
作動ロッド758の昇降力が回動力に変換されて前記球
誘導片711,711に伝達されるようになっている。
【0151】前記ランプ基板734の前面側には電動役
物70の開放時に点滅する電動役物表示ランプL7が取
り付けられている。
【0152】図16にはこのパチンコ遊技機の背部に取
り付けられる2系統の賞球排出系の裏機構盤800を裏
側から見た構成例を示す。
【0153】この裏機構盤800は2系統の賞球排出
(例えば、5個と15個排出)の処理機構を構成するも
ので、裏機構盤800の裏面上部には、予備球(払出し
前の賞品球)を貯留する貯留タンク801が設定され、
この貯留タンク801の下端開口部801aに臨むよう
に誘導樋802が設置されている。
【0154】誘導樋802の始端には球補給用踏板レバ
ー803がピン803aを軸心として回動可能に設置さ
れ、上記貯留タンク801が空になると、この踏板レバ
ー803の自由端側が図示省略のばねの力で上昇してそ
れを球不足検出器804が検出し、図外の集中管理室へ
球補給要求を行なうようになっている。
【0155】上記誘導樋802は緩やかに下り傾斜しな
がらUターンし、その流下端部にこれと連続するような
形で、二系統賞球排出装置810を構成する球鞘ケース
811が回動軸811aを軸心として回動可能に配設さ
れている。
【0156】そして、上記誘導樋802のUターン部分
には、球抜き装置820が設けられており、この球抜き
装置820が作動されると、貯留タンク801内の予備
球が誘導樋802の途中から球抜き樋824を通って外
部へ抜き取られるようになっている。
【0157】また、前記誘導樋802のUターン部分よ
り若干下流側には賞球処理停止用の踏板レバー826
が、ピン827を軸心とし先端側が上昇する方向への復
帰力を他端側の重錘828によって与えられた状態で、
回動自在に設置されている。この踏板レバー826の下
端部に連結竿829の一端が連結されている。
【0158】連結竿829は、前記Uターン部分より下
流側の誘導樋802の下側に沿わせてスライド自在に設
置され、その他端部に係止爪831の先端側が連結され
ている。係止爪831はピン832を軸心として回動自
在に設置され、前記球鞘ケース811の上流側下端部に
設けられた係合片811bと係合可能な位置にある。
【0159】そして、前記誘導樋802中への予備球の
補給が充分なときにはその予備球の重みで前記踏板レバ
ー826の先端側が下降されることにより、連結竿82
9を介して係止爪831が球鞘ケース811の係合片8
11bと係合し得ない角度位置まで回動されていて、球
鞘ケース811の賞球排出動作が可能となっている。
【0160】反対に前記誘導樋802中への予備球の補
給が不充分となったときには、前記踏板レバー826の
先端側が重錘828の重みで上昇される方向へ回動し、
それに伴い、連結竿829を介して係止レバー831が
球鞘ケース811の係合片811bと係合し得る位置ま
で回動して球鞘ケース811の賞球排出処理動作を阻止
するようになっている。
【0161】前記流下樋15aの流下端部には、入賞球
処理装置850が揺動可能に配設されている。この入賞
球処理装置850は、その中に、入賞球が流下樋15a
を流下して入ってきたときに、ピン851を軸芯として
時計方向周りに一段階回動し、その入賞球を保持したま
まで一旦停止する。
【0162】その入賞球処理装置850の回動によりス
イッチセンサSWAがオンされて賞球排出モータ860
(後述)が駆動され、該モータ860により、駆動制御
機構を構成するクランクカム861および連チャンカム
862が駆動(回動)される。
【0163】そして、クランクカム861により作動レ
バー865、連結竿866、およびピン819aを軸心
とするリンク機構819を介して球鞘ケース811が傾
動されて賞球排出処理が行なわれる。
【0164】これと同時に、連チャンカム862によ
り、入賞球処理装置850がピン851を軸心として時
計方向へさらに回動(さらに回動)されて、その中に保
持していた入賞球を前記流下樋15aの下方に設置され
た下流側の流下樋15b上へ放出させる。その放出され
た入賞球はさらに入賞球導出樋871を介し流下して回
収される。
【0165】上記の如く、球鞘ケース811が傾動され
ることにより該ケース811から排出された賞品球は、
その流下のショックを吸収するクッションレバー872
上、および賞品球導出樋873の下流側、さらに流出口
873aを介して、パチンコ遊技機1の賞品球受皿87
4(図示省略)へ排出される。
【0166】その賞品球受皿874が一杯になると、オ
ーバーフロー樋875を通って別の賞品球受皿(図示省
略)へ排出される。
【0167】上記の如く球鞘ケース811が傾動されて
賞球排出を行なった時点で、上記傾動状態にあった入賞
球処理装置850が連チャンカム862により連チャン
レバー864を介して元の状態に回動復帰され、しかる
後、上記の如く傾動状態にあった球鞘ケース811が連
結竿866を介して前記クランクカム861によって元
の状態に回動復帰される。
【0168】センサSWBは連チャンカム862の回転
角度位置を検出するセンサ、センサMSWはクランクカ
ム861の回転角度位置を検出するセンサである。
【0169】そして、連チャンカム862は、入賞球処
理装置850が定位置に復帰しているときに、センサS
WBの出力がオンとなるようにその検出部862aが形
成され、一方、クランクカム861は、賞球排出装置8
10が賞球排出動作中のときにセンサMSWの出力がオ
ンとなるようにその検出部861aが形成されている。
【0170】図17は、上記球鞘ケース811を主体と
する賞球排出装置810の係止状態を示す説明図であ
る。
【0171】遊技盤の裏側に設置される裏機構盤800
(図16)の上部には第1賞球数設定手段812を構成
するホルダ812aが固定されている。このホルダ81
2aの下面には複数面のスリット812bが略鉛直向き
に形成されており、これらスリット812bのいずれか
2つには、一対の規制片812c,812dが挿入さ
れ、ねじ812eによって、着脱可能に取り付けられて
いる。
【0172】上記規制片812c,812dのいずれに
も誘導樋802に合わせて2条の収納部811b,81
1cを有するように形成された球鞘ケース811の内側
の収納部に突出するような爪を有するように形成されて
いる。このように構成することによって、上記一対の規
制片812c,812dを挿入するスリット812bを
選択して、球鞘ケース811の収納部811b,811
c内に流入される球の数、つまり一回に排出され得る賞
品球の数を、例えば、15個とすることができる。
【0173】なお、811aで示されているのが球鞘ケ
ース811の回動軸、811eで示されているのが球鞘
ケース811を同図中反時計方向に回動復帰させるウェ
イトが挿入されるウェイト収納部である。
【0174】また、この球鞘ケース811の先端には、
球鞘ケース811が排出のため同図中反時計方向に傾動
されてその上流側(同図中右側)が上昇された際に誘導
樋811内の後続の予備球が流出しないように阻止する
ための阻止片811fが設けられている。
【0175】また、この球鞘ケース811の先端(上流
側端)の両側には支持片811g,811g(一方のみ
図示)が立設され、これら支持片811g,811gに
より基部側支軸811hが支持されて、この状態で先端
側が昇降する方向に回動可能な流下阻止レバー813が
取り付けられている。この流下阻止レバー813は図示
省略の復帰用スプリングによりその自由端側が上昇する
方向への回動復帰力が与えられている。また、球鞘ケー
ス811の分離壁811dの中央には、上記流下阻止レ
バー813の先端の係止爪813aを嵌入させる切欠き
部811eが形成されている。また、上記流下阻止レバ
ー813は球鞘ケース811内の2つの収納部811
b,811cにまたがって配設されている。
【0176】そして、このように配設された流下阻止レ
バー813はその先端の係止爪813aが切欠き部81
1e中に嵌入するように下方へ回動されると、球鞘ケー
ス811が同図中反時計方向に回動されたときに、係止
片813aよりも上流側の2つの収納部811b,81
1c内の賞品球B1〜B5のみ排出されるようになって
いる(図18)。
【0177】また、上記流下阻止レバー813の上方に
は、ピン815を軸心として、裏機構盤800と一体の
支柱815先端の支軸815aに回動自在に取付けられ
た回動レバー814aと、その駆動源たるリミットソレ
ノイド814bが配設され、それらは相互に作動レバー
814cによってピン814f,814gを介して回動
自在に連結されている。一方、流下阻止レバー813の
上面には円弧状の突起813bが形成されている。
【0178】そして、リミットソレノイド814b(S
OLC)が消磁状態(OFF)にあるときには、ばね8
14dによりプランジャ814eが伸び、作動レバー8
14cを介して回動レバー814aがその先端側が下降
される方向に回動され、その先端部で突起813bが押
圧されて流下阻止レバー813の係止爪813aが切欠
き部811e中に嵌入し、球鞘ケース811中の下流側
の賞品球のみ流出可能な状態となる。
【0179】リミットソレノイド814b(SOLC)
が励磁(ON)されると、プランジャ814eが縮み、
作動レバー814cを介して回動レバー814aがその
先端側が上昇される向きに回動され、それに伴い、流下
阻止レバー813が図示省略の回動復帰ばねによる復帰
力によって先端側が上昇する方向に回動して、係止爪8
13aが切欠き部811eから脱した状態となって、球
鞘ケース811中の全ての賞品球の流出が可能な状態と
なる。
【0180】上記球鞘ケース811は、図19に示す如
く、下流側の一側に固設されたピン819aに前記リン
ク機構819が連結されており、前述の如く前記クラン
クカム861によって、作動レバー865、連結竿86
6、およびピン819aを軸心とするリンク機構819
を介して下流側が下がる方向へ傾動されて賞球排出を行
なうようになっている。
【0181】図20にはパチンコ遊技機1の背面図を示
す。
【0182】パチンコ遊技機1の裏側に前記裏機構盤8
00が設置されている。
【0183】裏機構盤800の裏面基盤900にはラン
プ情報に関与する外部接続端子901、球の補給情報に
関与する外部接続端子902、および発射装置制御に関
与する外部接続端子903等が配設され、電源端子90
4には一端に電源(図外)への差込みプラグ906を有
するコード907が接続されている。
【0184】また、裏機構盤800の裏面中断左側には
役物制御装置910が設置され、その下方には賞球排出
用モータ860、および打球発射装置920を構成する
打球発射用モータ921が設置されている。
【0185】また、パチンコ遊技機1の裏面の右側下部
にはスピーカ930が設置されている。
【0186】図21には、上記の如く構成されたパチン
コ遊技機の各種表示部、変動入賞装置50、可変表示装
置20及び普通電動役物70の制御を行なう制御システ
ムの制御ブロック図を示す。
【0187】本発明に係るパチンコ遊技機は制御システ
ムとして始動入賞口4,5,6への入賞を記憶する入賞
記憶手段401と、該入賞記憶手段401からの信号に
基づき前記可変表示部21の動作のタイミングを制御す
るとともに、判定手段409及び変動入賞装置制御手段
410のそれぞれの動作のタイミングを制御する動作タ
イミング制御手段402と、該動作タイミング制御手段
402からの信号に基づき可変表示部21の左図柄表示
部22、中図柄表示部23、右図柄表示部24のそれぞ
れの表示変動の開始と変動態様と停止の変動タイミング
を可変する変動タイミング可変手段403,404,4
05と、該変動タイミング可変手段403,404,4
05からのそれぞれの信号に基づき、左図柄表示部2
2、中図柄表示部23、右図柄表示部24のそれぞれの
表示変動の開始と変動態様と停止を制御する可変表示制
御手段406,407,408と、前記動作タイミング
制御手段402から信号を入力した段階で、前記可変表
示制御手段406,407,408からの信号に基づき
可変表示ゲームがリーチ状態にあるか否かの判定と大当
か否かの判定を行う判定手段409と、該判定手段40
9からの信号に基づき前記動作タイミング制御手段40
2、入賞数計数手段411又は継続制御手段412から
の信号に従って変動入賞装置50の制御を行う変動入賞
装置制御手段410と、普通電動役物70の制御を行う
普通電動役物制御手段413とを備えている。
【0188】そして始動入賞口4,5,6への入賞球を
検出する始動入賞検出スイッチSW1、SW2が前記入
賞記憶手段401に、ストップSWが動作タイミング制
御手段402に、継続入賞口54への入賞球を検出する
継続入賞検出スイッチSW3が前記継続制御手段412
に、大入賞口53への入賞球を検出する入賞個数検出ス
イッチSW4,SW5がそれぞれ前記入賞数計数手段4
11に、特定入賞口9への入賞球を検出する普通電動役
物作動スイッチSW6が前記普通電動役物制御手段41
3にそれぞれ接続されている。
【0189】また前記変動入賞装置制御手段410には
ソレノイドSOLAと当り表示ランプL5とが接続され
ていて、前記入賞数計数手段411には飾りLED7が
接続されていて、前記継続制御手段412には継続表示
ランプL1が接続されていて、前記普通電動役物制御手
段413にはソレノイドSOLBと電動役物作動ランプ
L7がそれぞれ接続されている。
【0190】次に、上述のように構成される制御システ
ムに基づき行なわれる各種制御のうち、始動入賞口4,
5に遊技球が入賞してから“大当り”が発生するまでの
制御を詳細に説明する。
【0191】上記構成の制御システムにおいて、電源が
投入され、遊技機が通常の作動状態となったときには、
先ず可変表示装置20の可変表示部21に初期の図柄表
示例えば左図柄表示部22に「J」が、中図柄表示部2
3に「Q」が、右図柄表示部24に「K」がそれぞれ表
示される。
【0192】この状態で遊技者が遊技領域2の左領域に
遊技球を流入させるように左打ちを行い、始動入賞口5
に遊技球が入賞すると、その入賞が始動入賞検出スイッ
チSW1により検出されてその入賞の始動検出信号が入
賞記憶手段401に送られる。
【0193】前記始動入賞口5に入賞せずして流下した
遊技球が特定入賞口9に入賞した場合にはその入賞が普
通電動役物作動SW6により検出される。そして、この
検出に基づく入賞検出信号が普通電動役物制御手段41
3に送られると、該普通電動役物制御手段413がソレ
ノイドSOLBにソレノイド開放信号を送る。該ソレノ
イド開放信号に基づき、ソレノイドSOLBが励磁状態
となって前記球誘導片711,711が所定時間(この
実施の形態では6秒間)、開状態に変換される。
【0194】このような状態の下に、前記始動入賞口4
に遊技球が入賞するとその入賞が始動入賞検出スイッチ
SW1により検出されてその入賞の始動検出信号が入賞
記憶手段401に送られる。
【0195】前記入賞記憶手段401は前記始動検出信
号に基づいて始動入賞口4,5に入賞した入賞球の個数
の加算値(総数)を算出し、その加算値を所定限度内
(例えば最大値を「4」として)で記憶する。このよう
に記憶された加算値は、前記動作タイミング制御手段4
02から送られてくるゲーム開始信号(該信号は可変表
示ゲームが1回行なわれる毎に発生する)が入力される
毎に1宛減算され、当該減算された値を表わす信号は前
記動作タイミング制御手段402に送られて、減算値が
「0」となるまで可変表示ゲームが繰り返し行なわれ
る。
【0196】前記減算値信号に基づいて、動作タイミン
グ制御手段402からまず変動タイミング可変手段40
3に可変開始信号が出力される。
【0197】該可変開始信号を受けた前記変動タイミン
グ可変手段403はゲーム開始前の停止図柄と、その次
の図柄を280m秒の変動サイクルで変動させる変動信
号を前記可変表示制御手段406に送る。
【0198】該可変表示制御手段406は前記変動信号
に基づき表示制御指令信号を左図柄表示部22に出力す
る。
【0199】その結果、可変表示部21の左図柄表示部
22が変動開始から最初の2図柄だけ280m秒サイク
ルで変動する。そして前記変動タイミング可変手段40
3は、変動開始から3駒目の図柄が表示された時点で、
まず図柄の変動タイミングを180m秒の変動サイクル
に変更するように変動信号を可変表示制御手段406に
出力する。
【0200】そして該可変表示制御手段406は前記変
動信号に基づき、左図柄表示部22に表示制御指令信号
を出力し、該表示制御指令信号に基づき最初の2図柄以
降の図柄を180m秒サイクルで変動させることにな
る。
【0201】前記左図柄表示部22が変動を開始してか
ら、所定の時間が経過したときに前記動作タイミング制
御手段402が前記変動タイミング可変手段404に可
変開始信号を送る。
【0202】そして前記左図柄表示部22に対する制御
と同様に前記可変開始信号を受けた前記可変表示制御手
段407が前記中図柄表示部23の最初の2図柄だけ2
80m秒サイクルの変動を開始させる。
【0203】その後前記変動タイミング可変手段404
の変動信号に基づき前記中図柄表示部23が180m秒
サイクルで変動を続行することになる。
【0204】前記中図柄表示部23が変動を開始してか
ら、所定の時間が経過したときに前記動作タイミング制
御手段402が前記変動タイミング可変手段405に可
変開始信号を送る。
【0205】そして前記左図柄表示部22に対する制御
と同様に前記可変開始信号を受けた前記可変表示制御手
段408が前記右図柄表示部24の最初の2図柄だけ2
80m秒サイクルの変動を開始させる。
【0206】その後前記変動タイミング可変手段405
の変動信号に基づき前記可変表示制御手段408が前記
右図柄表示部24を180m秒サイクルで変動を続行さ
せることになる。
【0207】そして前記左図柄表示部22が変動を開始
してから所定時間が経過した後(この実施の形態では約
4000m秒後)、前記動作タイミング制御手段402
が変動タイミング可変手段403に可変停止信号を出力
する。
【0208】該信号を受けた前記変動タイミング可変手
段403が180m秒サイクルで変動している左図柄表
示部22を停止図柄の直前の2図柄が280m秒サイク
ルで変動するように、前記可変表示制御手段406に変
動停止信号を出力する。
【0209】該変動停止信号に基づき前記可変表示制御
手段406が左図柄表示部22に表示停止指令信号を出
力することによって、停止図柄の直前の2図柄が280
m秒サイクルで変動した後前記左図柄手段22がその変
動を停止し、停止図柄を表示する。
【0210】つぎに前記左図柄が変動を停止してから所
定時間が経過した後(この実施の形態では約1100m
秒後)、前記動作タイミング制御手段402が変動タイ
ミング可変手段404に可変停止信号を出力する。
【0211】該信号を受けた前記変動タイミング可変手
段404が180m秒サイクルで変動している中図柄表
示部22を停止図柄の直前の2図柄が280m秒サイク
ルで変動するように、前記可変表示制御手段407に変
動停止信号を出力する。
【0212】該変動停止信号に基づき前記可変表示制御
手段407が中図柄表示部23に表示停止指令信号を出
力することによって、停止図柄の直前の2図柄が280
m秒サイクルで変動した後前記中図柄手段23がその変
動を停止し、停止図柄を表示する。
【0213】この中図柄表示部23が変動を停止する時
点で、前記可変表示制御手段406から判定手段409
に停止図柄信号が、前記可変表示制御手段407から判
定手段409に停止図柄信号がそれぞれ出力される。と
同時に前記動作タイミング制御手段402が前記判定手
段409に判定要求信号を出力する。
【0214】該判定要求信号に基づき判定手段409が
大当りの発生の可能性があるか否か、即ちリーチ状態に
あるか否かを判定する。
【0215】そして判定手段409がリーチではないと
判断した時は前記動作タイミング制御手段402にその
判定信号を送る。そして該動作タイミング制御手段40
2が前記変動タイミング可変手段405に可変停止信号
を送る。
【0216】該信号を受けた前記変動止タイミング可変
手段405が可変表示制御手段408に変動停止信号を
出力すると、該変動停止信号に基づき前記可変表示制御
手段408が右図柄表示部24に表示停止信号を出力す
る。
【0217】この結果中図柄表示部23が停止してから
所定時間後(この実施の形態では1120m秒経過
後)、180m秒サイクルで変動していた右図柄表示部
24が280m秒サイクルの変動に変更される。
【0218】そして停止図柄の直前の2図柄が280m
秒サイクルで変動した後右図柄表示部24が停止して停
止図柄を表示する。
【0219】一方前記判定手段409が「リーチ状態」
にあると判断した時はリーチの判定信号を前記動作タイ
ミング制御手段402に送る。そうすると該動作タイミ
ング制御手段402が変動タイミング可変手段405に
リーチの可変停止信号を送る。
【0220】該信号を受けた前記変動タイミング可変手
段405がまず可変表示制御手段408に180m秒サ
イクルから280m秒サイクルに変動のサイクルを変え
るように変動信号を出力する。つぎに停止図柄の3乃至
4駒前の図柄から420m秒サイクルで変動するように
前記可変表示制御手段408に変動信号を出力する。
【0221】この結果中図柄が停止した後、所定時間が
経過するまで(この実施の形態では3080m秒乃至1
1760m秒)の間、右図柄表示部24は280m秒サ
イクルで変動した後、その後420m秒サイクルで変動
して停止図柄で停止する。
【0222】この段階で可変表示制御手段408が前記
右図柄表示部24の停止図柄信号を判定手段409に送
り、また可変表示制御手段406が前記左図柄表示部2
2の停止図柄信号を判定手段409に送り、さらに可変
表示制御手段407が前記中図柄表示部23の停止図柄
信号を判定手段409に送る。と同時に前記動作タイミ
ング制御手段402が前記判定手段409に大当り判定
要求信号を出力する。
【0223】そして該大当り判定要求信号に基づき前記
判定手段409は可変表示部21の各表示部22,2
3,24のそれぞれの停止図柄が一致しているか否か、
即ち、当りか否かの判定を行う。
【0224】上記判定の結果、大当りの場合は前記判定
手段409が大当り信号を前記変動入賞装置制御手段4
10に出力するとともに、前記動作タイミング制御手段
402にも大当り信号を出力する。
【0225】この結果、前記動作タイミング制御手段4
02が変動入賞装置制御手段410に各種信号を送り、
特別遊技の制御を行うようになる。
【0226】まず前記動作タイミング制御手段402が
前記変動入賞装置制御手段410にランプ信号を出力す
ると、前記変動入賞装置制御手段410が当り表示ラン
プL5に表示信号を送り、当りランプL5を点滅させ
る。
【0227】また前記動作タイミング制御手段402は
特別遊技の第1サイクル前のインターバルが経過した時
点で、前記変動入賞装置制御手段410に動作制御信号
を出力する。その結果該動作制御信号に基づいて前記変
動入賞装置制御手段410がソレノイドSOLAにアタ
ッカー信号を出力し、該信号に基づき前記扉51が回動
して大入賞口53が開放される。
【0228】このように大入賞口53が開放されて、第
1サイクルの特別遊技が開始されると、遊技者は遊技球
を前記緩衝部材15に衝突するように右打ちを行う。そ
して前記釘群17,18a,18b,18c,18d,
18eの各釘群に沿って流下した遊技球が当該大入賞口
53内の前記入賞口55,56の何れかに入賞すると、
その入賞が入賞個数検出スイッチSW5,SW5により
検出される。
【0229】そして、入賞個数検出スイッチSW5,S
W5から入賞検出信号が前記入賞数計数手段411に送
られる。
【0230】また遊技球が継続入賞口54に入賞する
と、その入賞が継続入賞検出スイッチSW3により検出
される。そして、該継続入賞検出スイッチSW3から継
続入賞検出信号が前記継続制御手段412に送られる。
なお、継続入賞検出スイッチSW3は入賞個数検出スイ
ッチとしての役割も有しており、前記継続入賞検出信号
は前記入賞数計数手段411にも送られる。
【0231】そして該継続制御手段412は前記継続入
賞検出信号に基づき、継続表示ランプL1に表示信号を
送り、該ランプを点滅させる。と同時に前記継続制御手
段412は前記変動入賞装置制御手段410に継続制御
信号を送り、該継続制御信号に基づき変動入賞装置制御
手段410が継続特別遊技の制御を行うことになる。
【0232】具体的には前記変動入賞装置制御手段41
0は、前記入賞数計数手段411からの入賞個数が10
個であることを表わす計数信号を入力するか、或いは所
定時間が経過するか、何れか早い方の条件が成立したと
きに、前記大入賞口53を閉鎖するため、ソレノイドS
OLAに閉鎖信号を出力する。
【0233】このようにして第1サイクルの特別遊技が
終了する。
【0234】前記継続制御信号の前記変動入賞装置制御
手段410へ入力を前提に前記大入賞口53が再び開放
されるまで所定時間のインターバルをあけた後、次のサ
イクルの開放信号が、ソレノイドSOLAに出力される
ようになっている。
【0235】このように、特別遊技では上述した一連の
制御が、遊技球が変動入賞装置内の継続入賞口54に入
賞することを条件として、所定サイクル(例えば16サ
イクル)を限度として繰り返し行なわれる。
【0236】そして最終サイクル時に至って、継続制御
手段412から最終サイクルである旨を表わす継続終了
信号が変動入賞装置制御手段410に送られる。
【0237】前記継続終了信号に基づき、前記変動入賞
装置制御手段410はソレノイドSOLAにソレノイド
信号を送り、該ソレノイド信号に基づき、ソレノイドS
OLAがOFFし、前記扉51が閉状態となって特別遊
技が終了することになる。
【0238】次に、上記のように構成されたパチンコ遊
技機の各種表示ランプ、各種表示ランプLED、変動入
賞装置、可変表示装置(可変表示手段)等の制御は図2
2に示すようにコンピュータシステムによって行なわれ
ている。
【0239】該コンピュータシステムは、マイクロコン
ピュータ(MPU)610、読出し専用メモリたる外部
ROM620、随時読出しと書込みが可能なメモリたる
外部RAM630等を有している。
【0240】前記ROM620には、乱数テーブル、大
当り遊技(特別遊技)パターンおよび各種表示ランプの
表示パターン、スピーカ930からの音声の発生パター
ン等の固定データが記憶されている。
【0241】一方、RAM630には始動入賞口4,
5,6への入賞球を検出する始動入賞検出スイッチSW
1,SW2や変動入賞装置50の継続入賞検出スイッチ
SW3および入賞個数検出スイッチSW4,SW5によ
る検出信号、可変表示部21の左図柄表示部22,中図
柄表示部23,右図柄表示部24の各表示部の停止図柄
態様を定めるデータ等を一時的に記憶する記憶領域、ソ
フトタイマを構成するレジスタ領域およびコンピュータ
システム600の作業領域などが設けられている。
【0242】マイクロコンピュータ610には、該マイ
クロコンピュータ610に電気を供給する電源回路64
1や電源電圧が許容電圧値から外れたときにORゲート
645を介してリセット端子RSTにリセット信号を送
る電圧検出回路643、クロックパルスを発生させる発
信回路642、該発信回路642のクロックパルスを分
周しORゲート645を介してリセット端子RSTにリ
セット信号を送る分周器644等が接続されている。
【0243】マイクロコンピュータ610の入力側に
は、チャタリングを防止するための波形整形回路651
を介して始動入賞口4,5,6への入賞球を検出する始
動入賞検出スイッチSW1,SW2、継続入賞口54へ
の入賞球を検出する継続入賞検出スイッチSW3、大入
賞口53への入賞球の個数を検出する入賞個数検出スイ
ッチSW4,SW5、賞球排出装置810が賞球排出動
作中のときにオンとなるクランクカムSW(MSW)、
特定入賞口9への入賞球を検出する普通電動役物スイッ
チッチSW6が接続されている。
【0244】一方、このマイクロコンピュータ610の
出力側にはドライバー652が接続され、該ドライバー
652には可変表示装置20が接続されると共に、球誘
導部材モータ314、変動入賞装置50の扉51の開閉
用ソレノイドSOLA、普通電動役物70の球誘導片7
11,711開閉用ソレノイドSOLB、更に継続表示
ランプL1、動作表示ランプL2、変動表示ランプL
3、変動表示ランプL4、当たり表示ランプL5、動作
表示ランプL6、電動役物作動ランプL7、入賞個数記
憶表示ランプLED1〜4、飾りランプLED5、飾り
ランプLED6、飾りランプLED7および賞球排出装
置810のリミットソレノイドSOLC(814b)が
接続されている。また、MPU610にはサウンドジェ
ネレータ653,アンプ654を介してスピーカ930
が接続されている。
【0245】上記構成の制御システムにあっては、先
ず、図示省略の起動スイッチが投入されて電源回路64
1からマイクロコンピュータ610に電気が供給される
と、マイクロコンピュータ610からドライバー652
を介して表示指令信号が可変表示装置20に送られ、該
可変表示装置20により前記液晶表示パネル340によ
り作られた各図柄表示部22,23,24に初期の図柄
表示が停止した状態でなされる。
【0246】また、マイクロコンピュータ610からの
通常遊技状態を示す表示指令信号がドライバー652に
送られ、通常遊技状態を表わす通常遊技状態表示とし
て、入賞個数記憶表示ランプLED1〜4を内側から外
側、外側から内側へと交互に点滅移動させるとともに、
飾りランプLED5、飾りランプLED7を点滅させ
る。さらに、マイクロコンピュータ610から回転指令
信号がドライバー652に送られ、球誘導部材用モータ
315を回転させる。
【0247】なお、常時ROM620中の乱数テーブル
の乱数が分周器644からの分周信号が立ち上がってリ
セット端子RSTに入力されるごとに更新された状態で
発生されている。
【0248】この状態で遊技が行なわれて始動入賞口
5,6のいずれかに遊技球が入賞すると、その入賞ごと
に始動入賞検出スイッチSW1,SW2がオンされてそ
のオン信号が波形整形回路651により処理された後、
マイクロコンピュータ610に入力されその入力時のR
OM620から発生されている乱数を拾ってその乱数を
RAM630に順に記憶させる。そのRAM630に記
憶される乱数はこの実施の形態の場合可変表示ゲーム実
行中のものも含めて最高5個とする。そして、その記憶
された乱数のうち可変表示ゲーム実行中のものを1つ差
し引いた乱数の記憶個数分の入賞個数記憶表示ランプL
ED1〜4が点灯される。そして、そのRAM630に
最初に記憶された乱数に基づいて、左図柄表示部22、
中図柄表示部23、右図柄表示部24の各表示部の可変
表示の変動が行なわれる。その可変表示の変動の開始ご
とに、入賞記憶個数表示ランプLED1〜4の点灯して
いるもののうちの1つが消灯される。
【0249】可変表示ゲームと並行するようにして、遊
技球が特定入賞口9に入賞すると、その入賞により普通
電動役物作動スイッチSW6がオンされてそのオン信号
が波形整形回路651により処理された後、マイクロコ
ンピュータ610に入力される。
【0250】そしてマイクロコンピュータ610からの
開放指令信号に基づき、普通電動役物70のソレノイド
SOLBが励磁にされ、球誘導片711,711が開状
態に変換される。なお前記球誘導片711,711が開
状態に変換されて入賞し易くされた始動入賞口4に遊技
球が入賞した場合にはその入賞が始動入賞検出スイッチ
SW1に検出されるので、始動入賞口5に入賞した場合
と同様に処理される。
【0251】前記可変表示ゲームはそのゲームが行なわ
れる乱数に応じて、大当りを発生させ得ない(リーチ状
態が生じない)通常の可変表示ゲームと大当りを発生さ
せ得る(リーチ状態が生ずる)リーチの可変表示ゲーム
に分けられる。
【0252】そして、それが通常の可変表示ゲームのと
きには、カード表示部22a,23a,24a、裏カー
ド表示部22b,23b,24b、表カード表示部22
c,23c,24cの表示順で、各表示部の図柄「1,
2,3,4,5,6,7,8,9,0,J,Q,K,
A,P」がランダムに変動され、所定時間経過するか、
又は図示省略のストップボタンが押された後に所定時間
経過したところで左図柄、中図柄、右図柄の順に停止さ
れて、停止図柄が確定される。
【0253】この可変表示ゲーム中は、マイクロコンピ
ュータ610からの表示指令に基づき、図柄変動中表示
として、飾りランプLED5、飾りランプLED7およ
び変動表示ランプL3、変動表示ランプL4が点滅され
る。
【0254】一方、左図柄表示部22の停止図柄と中図
柄表示部23の停止図柄が揃って大当り発生の可能性が
生じたとき(リーチ状態になったとき)には右図柄表示
部24の表示の変動をゆっくりした速度で行なう。この
リーチ状態のときには、特に、マイクロコンピュータ6
10からの指令に基づき、リーチ表示として、可変表示
ゲーム中の各表示ランプに加えて、飾りLED6、当り
ランプL10が点滅を開始する。
【0255】そして、それら左図柄表示部22、中図柄
表示部23および右図柄表示部24の各表示が停止され
ると、その停止図柄の態様がマイクロコンピュータ61
0により当たりか否かが判断される。
【0256】その結果ハズレであると判定されたときに
は、マイクロコンピュータ610からの表示指令に基づ
き、ハズレ表示として、各ランプが消灯される。
【0257】上記停止図柄の態様が偶発的に大当りの態
様(例えばQ,Q,Q)となったとき、即ちマイクロコ
ンピュータ610により“大当り”であると判定された
ときには、該マイクロコンピュータ610からの表示指
令に基づいて、大当り発生の判定時から大当り遊技(特
別遊技)の終了時に至までるまでの間、次のような段階
的な大当り表示がなされる。
【0258】即ち、先ずその大当りの発生の判定時から
大当りの遊技が開始される(大入賞口53が最初に開放
される)までの間においては、大当り発生時ウェイトタ
イム状態表示として、各ランプ(L1〜7,LED1〜
4,LED5〜LED7)が点滅状態に変換される。ま
た、マイクロコンピュータ610からの表示指令に基づ
いて、可変表示部21の各表示部22,23,24が、
先ずその大当りを発生させた図柄の点滅がなされる。
【0259】そして、マイクロコンピュータ610から
の開放指令信号に基づいて、変動入賞装置のソレノイド
SOLAが励磁状態(オン)され、大入賞口53が開放
される。
【0260】そして、第1〜第15サイクルまでの大入
賞口53の開放時においては、上記左図柄表示部22に
継続サイクル回数を、中図柄表示部23にバー記号を、
右図柄表示部24に各サイクル中に大入賞口53中に入
賞した遊技球の個数をそれぞれ表示した状態と、その大
当りを発生させた図柄(文字部分−当たり文字のみ)を
表示した状態とに適宜交互に変換される。
【0261】この第1〜第15サイクルまでの大入賞口
53の開放時に継続入賞口54中に遊技球が入賞したと
きには、一時的に停止図柄の内の枠表示の部分と、当た
り文字とが交互に変換されて表示される。
【0262】その後左図柄表示部22の位置に継続サイ
クル数を、中図柄表示部23の位置にバーを右図柄表示
部24の位置に各サイクル中に大入賞口中に入賞した遊
技球の個数をそれぞれ表示した状態と、その大当りを発
生させた図柄を表示した状態とに適宜交互に変換される
表示に戻される。
【0263】また、継続条件成立開放状態表示として、
継続入賞口中に入賞した時点から一時的に各飾りランプ
(L1〜7,LED1〜4,LED5〜LED7)が点
滅状態に変換される。そしてその後そのサイクルの終了
時に大入賞口が閉じるまでの間、各飾りランプの内、表
示ランプL6、当たり表示ランプL10、変動表示ラン
ブL4,L3及び動作表示ランプL2がこの点灯順で移
動点滅を行う。
【0264】また、大当りの遊技の各サイクルのウェイ
トタイム中(このとき大入賞口51が閉じている)に
は、前記可変表示部21の各表示部22,23,24に
は大当りを発生させた表示図柄が点滅するとともに、各
飾りランプ(L1〜7,LED1〜4,LED5〜LE
D7)が同時点滅状態にされる。
【0265】第1〜第15サイクルまでの大入賞口53
の開放時において、継続入賞口54への入賞がないうち
に所定時間が経過するか、又は大入賞口53中への10
個入賞があった場合には、その時点で大入賞口53が閉
じられて大当りの遊技が終了される。
【0266】また、第16(最終)サイクル目の大入賞
口53の開放時には、第1〜第15サイクルにおけるの
と同様、可変表示部21では、その左図柄表示部22の
位置に継続サイクル数を、中図柄表示部23の位置にバ
ーを、右図柄表示部24の位置に各サイクル中に大入賞
口53中に入賞した遊技球の個数をそれぞれ表示した状
態と、その大当りを発生させた図柄を表示した状態とに
交互に変換される。そして各飾りランプの内、表示ラン
プL6、当たり表示ランプL10、変動表示ランブL
3,L4及び動作表示ランプL2がこの点灯順で移動点
滅を行う。
【0267】また賞球排出装置810のクランクカムS
W(MSW)からの検出信号が波形形成回路651を介
してマイクロコンピュータ610に入力されると、それ
がRAM630に記憶され、その記憶に基づいてマイク
ロコンピュータ610から排出切換信号がドライバ65
2に送られて賞球排出装置830のリミットソレノイド
SOLCが励磁され、それによって賞球排出装置810
の排出状態が変換され、排出(15個排出)がなされ
る。
【0268】また、パチンコ遊技機1に異常が発生した
ときには、飾りランプL1のみ点滅されて、その他のラ
ンプは全て消灯された状態となる。
【0269】図23には、図22のコンピュータシステ
ム600によって行われるメイン処理の制御処理手順を
示す。
【0270】このメイン処理は、パチンコ遊技機の各ス
イッチ(SW1乃至SW6,MSW)の状態を入力して
チャタリング除去を行なって他のフェーズで使用できる
形式に整える入力処理を行うフェーズ0(ステップS1
00)、電源投入による起動か否かの判定と特定RAM
630領域を検査してRAM630が正常であるか否か
の判定とを行なって、電源投入による起動であるかある
いはRAM630領域が異常である場合にRAM630
領域の初期化処理を行うフェーズ1(ステップS101
〜ステップS103)、液晶表示パネル340等への出
力処理と各ポートへの出力処理と共に、二系統賞球処理
を行うフェーズ2(ステップS104,ステップS10
5)、不正の検出を行い不正条件が発生した場合、これ
がなくなるまで不正動作を行う不正検出及び不正除去監
視処理、各スイッチの入力受付処理を行うとともに、ゲ
ームの実行順序に従い、ゲームの実行ステップの各処理
を行うフェーズ3(ステップS106,ステップS10
7)、ランプ,ソレノイド,LED等の出力編集の処
理、音の編集・出力等の処理を行うフェーズ4(ステッ
プS109〜ステップS110)及び乱数の更新を行う
フェーズ5(ステップS111)の6つのフェーズに区
分される。
【0271】前記メイン処理が開始されると、まずステ
ップS100で各スイッチ(SW1乃至SW6,MS
W)の状態の入力処理を行なってからステップS101
に移行する。
【0272】ステップS101においては、電源投入に
よる起動か処理の継続か否かを判定し、処理の継続であ
ると判定したときにはステップS102に移行してメモ
リ検査(特定RAM630領域の検査)を行なってRA
M630が正常であるか否かの判定を行なう。
【0273】その結果、電源投入による起動であると判
定するか、又はRAM630が正常でないと判定したと
きには、ステップS103でRAM630領域の初期化
処理を行なってからステップS111に移行して乱数更
新を行なう。
【0274】しかし電源投入による起動でなく、かつ、
メモリ(RAM630)が正常であると判定したときに
は、ステップS104で出力処理をし、次のステップS
105で二系統賞球処理を行なってからステップS10
6に移行する。
【0275】ステップS106においては不正の検出を
行い、不正条件が発生した場合には不正処理を行い、ス
テップS107で各スイッチの入力受付処理を行い、ス
テップS108でゲーム処理を行い、ステップS109
に移行する。
【0276】ステップS109乃至ステップS110で
はランプ等の出力編集と効果音の編集とその出力を行な
ってから、次のステップS111に移行して乱数更新を
行ない、HALT状態となる。そして分周器644から
のリセット信号がマイクロコンピュータ610のリセッ
ト端子RSTに入力されるごとにステップS100に戻
って前記メイン処理が開始される。
【0277】図24には、図23のメイン処理のうちの
入力処理(フェーズ0)の制御処理手順を示す。
【0278】このフェーズ0ではスタックポインタの設
定、リフレッシュレジスタの値の復帰処理とSWの読み
込み処理の2つの処理を行うようになっている。
【0279】ここでSWの読み込み処理とは各SW(S
W1乃至SW6,MSW)の状態を分解し、チャタリン
グの除去を行い、各処理で使用できる形式に整える処理
をいう。各処理で必要なSWの情報としてはSWのオン
(立上りエッジ)とSWの現状態(オンかオフかのSW
のレベル状態)とがある。
【0280】このフェーズ0の入力処理が開始される
と、先ず、ステップS120〜S121で、RAM63
0のスタックポインタの設定、リフリッシュレジスタの
値の復帰の各処理を行う。
【0281】その後ステップS122〜S127でスイ
ッチがオンしたか否かの物理状態の読込み、アクティブ
論理を負論理入力から正論理への変換、チャタリングの
除去処理、現在の論理状態の算出、現状態を(RAM6
30に)ストア、SWの立上りエッジを摘出してSWの
アクティブ状態をアクティブ状態メモリ(RAM63
0)にストアする処理を行なってから次のフェーズ1の
初期化処理に移行する。
【0282】図25には、図23のメイン処理のうちの
初期化処理(フェーズ1)の制御処理手順を示す。
【0283】このフェーズ1の初期化処理はパワーモニ
タを検査して電源投入時か処理の継続かを判定しその判
定の結果が電源投入時であったり、或いはRAM630
検査領域が異常であったりした場合にRAM630領域
を初期化する処理である。
【0284】このフェーズ1の処理が開始されると、先
ずステップS140で電源の投入時であるか否かを判定
し、電源の投入時でなければステップS141に移行
し、電源の投入時であればステップS142に移行す
る。
【0285】電源投入時ではないと判断されてステップ
S141に移行したときには、該ステップS141でR
AM630検査領域は正常であるか否かを判定し、正常
であれば次のフェーズ2の出力処理に移行し、正常でな
ければステップS142に移行する。
【0286】しかして、ステップS142に移行したと
きには、該ステップS142でRAM630領域152
バイトをクリアしてからステップS143に移行してデ
ジタルに初期表示値(初期表示図柄)を設定し、次のス
テップS144でRAM630の検査領域に検査データ
を設定してフェーズ5の乱数更新の処理を行うため図5
5のステップS616に移行する。
【0287】図26〜図28は、図23のメイン処理の
うちの出力処理(フェーズ2)等の制御処理手順を示
す。
【0288】この出力処理(フェーズ2)ではフェーズ
4で出力編集された出力データを各ポートへ出力する処
理と前記大入賞口53に入賞した時は、遊技球1個に対
して15個の遊技球を、それ以外に入賞した時は、遊技
球1個に対して5個の遊技球を賞球する2系統賞球処理
の2つの処理を行う。
【0289】このフェーズ2の処理が開始されると先
ず、ステップS150でランプ、LEDの出力データを
出力し、ステップS152に移行し、該ステップS15
2では、LCD(液晶表示パネル340)のスキャンポ
インタを更新し、ステップS154に進む。
【0290】ステップS154ではスキャンポインタは
上限値を超えたか否かを判定し、上限値を超えたと判断
したときはステップS156に進み、スキャンポインタ
をクリアしてステップS158に進むが、上限値を超え
ないと判断したときはそのままステップS158に移行
する。
【0291】ステップS158〜ステップS164では
順次スキャンポインタからLCD出力域を算出し、該当
アドレスからデータを取り出し、出力回数を設定し、M
PUにLCD等のデータを出力し、ステップS166に
進む。
【0292】ステップS166ではMPUに全データが
出力されたか否かが判定され、全データを出力していな
いと判断されたときはステップS164に戻るが、全デ
ータ出力と判断されたときはそのままステップS168
に進む。
【0293】ステップS168ではスキャンカウンタは
9か否かが判定され、Yesと判断されたときはステッ
プS170に進みラッチ信号を出力した後、図27に示
す2系統賞球処理を行うステップS172に進むが、N
oと判断されたときはそのままステップS172に進み
2系統賞球処理が行なわれる。
【0294】図27で示す2系統賞球処理では、入賞個
数検出スイッチ(SW3〜5、以下カウントSWとい
う)の入賞を監視し入賞個数を最大255まで記憶する
処理(ステップS172〜S180)と、2系統の制御
番号によって処理分岐を行い、各状態に合わせて行なわ
れるた処理(ステップS182〜S230)に区分され
る。
【0295】この2系統賞球処理に入るとステップS1
72で、入賞個数検出スイッチ(SW3〜5)に入力は
あるか否かが判定され、入賞がなかったと判断されたと
きにはそのままステップS180に移行し、入賞があっ
たと判断されたときにはステップS174で入賞個数検
出スイッチ(SW3〜5)の記憶数を更新(+1カウン
トアップ)してからステップS176に移行する。
【0296】ステップS176では入賞個数検出スイッ
チ(SW3〜5)の記憶数が“256”未満であるか否
かが判定され、入賞個数検出スイッチの記憶数が“25
6”未満であると判断されたときにはそのままステップ
S180に移行し、“256”未満でないと判断された
ときにはステップS178で入賞個数検出スイッチ(S
W3〜5)の記憶数を“256”未満に留めてからステ
ップS180に移行する。
【0297】ステップS180では全ての入賞個数検出
スイッチ(SW3〜5)を検査したか否かが判定され、
検査していないと判断されたときはステップS172に
戻って、ステップS172〜S178の処理が行なわれ
るが、検査したと判断されたときはステップS182に
進む。
【0298】そして、ステップS182〜S186で二
系統制御番号が“0”、“1”、“2”、“3”のいず
れに該当するかを判定する。
【0299】その結果、“0”と判断されたときには制
御番号“0”の賞球開始時の入賞個数検出スイッチ(S
W3〜5)の記憶のチェックとソレノイドSOLCの制
御を行なうべく図28のステップS188に移行し、
“1”と判断されたときには制御番号“1”のクラウン
カム861のMSW(図16)の立上りのチャタリング
除去を行なうべく図28のステップS200に移行す
る。
【0300】また、“2”と判断されたときには制御番
号“2”の入賞個数検出スイッチ(SW3〜5)の記憶
数の更新の制御を行なうべく図28のステップS212
に移行し、“3”と判断されたときには制御番号“3”
のMSWの立下がりチャタリング除去の制御を行なうべ
く図28のステップS220に移行する。
【0301】まず制御番号“0”の処理ではステップS
188でソレノイドSOLCのオン情報を設定してから
ステップS190に移行する。
【0302】ステップS190ではMSWが“H”レベ
ル(ハイレベル)になっているか(賞球排出動作中であ
る)否かを判定し、“H”レベル(ハイレベル)になっ
ていれば(賞球排出動作中であれば)ステップS192
に移行するが、“H”レベル(ハイレベル)になってい
なければ(賞球排出動作中でなければ)そのままステッ
プS230に移行する。
【0303】ステップS192では入賞個数検出スイッ
チ(SW3〜5)の記憶はあるか否かが判定され、“あ
る”と判断されたときはそのままステップS196に進
むが、“ない”と判断されたときにはステップS194
でソレノイドSOLCのオフ情報を設定する。
【0304】かくして、ステップS196に移行する
と、該ステップS196でチャタリング除去時間(30
0ms)を設定し、次のステップS198で二系統制御
番号を“1”に設定してからステップS230に移行す
る。
【0305】しかして、ステップS230に移行したと
きは、制御情報をRAM630のレジスタ内の制御領域
に格納してからフェーズ3の処理に移行する。
【0306】制御番号“1”と判断されてステップS2
00に移行したときには、該ステップS200で二系統
制御番号を“0”に設定してからステップS202に移
行する。
【0307】ステップS202ではMSWが“H”レベ
ル(ハイレベル)になっている(賞球排出動作中であ
る)か否かを判定する。その結果、“H”レベル(ハイ
レベル)になっていない(賞球排出動作中でない)と判
断されたときにはそのままステップS230に移行す
る。
【0308】しかし“H”レベル(ハイレベル)になっ
ている(賞球排出動作中である)と判断されたときに
は、ステップS204で二系統制御番号を“1”に設定
し、次のステップS206でチャタリング除去タイマを
更新してステップS208に移行する。
【0309】ステップS208ではチャタリング除去時
間が終了したか否かを判定し、終了したと判断されたと
きにはステップS210で二系統制御番号を“2”に設
定してからステップS230に移行し、終了していない
と判断されたときにはそのままステップS230に移行
する。
【0310】しかして、ステップS230に移行したと
きには、該ステップS230でRAM630のレジスタ
内の制御情報を制御領域に格納してからフェーズ3の処
理に移行する。
【0311】制御番号“2”と判断されてステップS2
12に移行したときには、ソレノイドSOLCがオンと
なっている(15個数の排出状態となっている)か否か
が判定され、オンとなっていると判定されたときにはス
テップS214で入賞個数検出スイッチ(SW3〜5)
の記憶数をデイクリメント(−1)してからステップS
216に移行するが、オンとなっていない(5個の排出
状態になっている)と判断されたときにはそのままステ
ップS216に移行する。
【0312】そして、ステップS216でチャタリング
除去時間150msに設定し次のステップS218で二
系統制御番号を“3”に設定してステップS230に移
行する。
【0313】しかして、ステップS230に移行したと
きには、該ステップS230でRAM630のレジスタ
内の制御情報を制御領域に格納してからフェーズ3の処
理に移行する。
【0314】制御番号“3”と判断されてステップS2
20に移行したときには、該ステップS220でMSW
(図16)が“H”レベル(ハイレベル)になっている
(賞球排出動作中である)か否かを判定する。その結
果、“H”レベル(ハイレベル)になっている(賞球排
出動作中である)と判定したときには、チャタリング除
去時間150m秒を設定するためステップS216に移
行し、ステップS218,S230の処理を順に行なっ
てからフェーズ3の処理に移行する。
【0315】が、“H”レベル(ハイレベル)になって
いない(賞球排出動作中でない)と判断したときには、
ステップS222,S224でソレノイドSOLCのオ
ン情報を設定する処理、チャタリング除去タイマを更新
する処理を順に行なってからステップS226に移行す
る。
【0316】ステップS226ではチャタリング除去時
間が終了したか否かを判定し、終了していないと判定し
たときにはそのままステップS230に移行し、終了し
たと判定したときには二系統制御番号を“0”に設定し
てからステップS230に移行する。
【0317】しかして、ステップS230に移行したと
きには、該ステップSでRAM630のレジスタ内の制
御情報を制御領域に格納してフェーズ3の処理に移行す
る。
【0318】図29〜図32には、図23のメイン処理
のうちのフェーズ3で行なわれる処理を示しており、ス
テップS250〜S280で不正監視処理及び不正処理
が行われ、ステップS282〜S292で始動入賞検出
スイッチSW1,SW2の入力監視処理が行われ、ステ
ップS294〜S318でカウンタSWの入力監視処理
が行われ、ステップS320〜S338で継続入賞検出
スイッチSW3の入力監視処理が行われ、ステップS3
40〜S348で、ゲーム処理の制御処理手順を示す。
【0319】前記不正監視処理ではカウンタSWの何れ
かが約3秒以上連続してオン/ショートした場合と、特
別遊技の大入賞口開放中とその後の一定時間中にカウン
タSW及び継続入賞検出スイッチの何れもオンしない場
合に不正と見做し、不正処理に移行するようになってい
る。
【0320】このフェーズ3の処理が開始されると、図
29に示す不正監視処理のルーチンに従い先ずステップ
S250でカウンタSWの入力があったか否かを判定
し、入力があればステップS252でノーカウント不正
監視要求をクリアしてからステップS254に移行し、
一方入力がなければそのままステップS254に移行す
る。そして、ステップS254で不正フラグを取り出
し、ステップS255に進み、不正の監視情報を取り出
してからステップS256に移行する。
【0321】ステップS256では不正を検出すべき該
当スイッチSWのステータスが“L”レベル(ローレベ
ル)となっているか否かを判定し、“L”レベル(ロー
レベル)となっていないと判断したときにはステップS
258に移行してSW3〜5のオン/ショート不正の監
視を行う。即ち、ステップS258で該当SWは不正中
か否かが判定され、不正中であればそのままステップS
266に移行し不正フラグがセットされるが、不正中で
なければステップS260で監視タイマを更新し、ステ
ップS264に進み、該当時間(約3秒)が経過したか
否かが判断され、経過していればステップS266で不
正フラグがセットされ、経過していなければステップS
268に進み、不正フラグがリセットされる。
【0322】一方ステップS256で不正を検出すべき
該当スイッチSWのステータスが“L”レベル(ローレ
ベル)となっていると判断されたときはステップS26
2に移行してノーカウント不正の監視を行う。即ち、ス
テップS262で監視タイマを初期化し、ステップS2
64に進み、該当時間(約29秒プラス1.9秒)が経
過したか否かが判断され、経過していればステップS2
66で不正フラグがセットされ、経過していなければス
テップS268に進み、不正フラグがリセットされる。
【0323】その後ステップS270に移行し、全不正
監視終了か否かが判定され、終了していればステップS
272に進むが、終了いていなければステップS256
に戻ってステップS256〜S270のループを繰返
し、終了したと判定した時点でステップS272に移行
して不正フラグを格納し、しかる後、ステップS274
に移行する。
【0324】ステップS274では不正があるか否かを
判定する。その結果、不正がないと判断したときには図
30のステップS282に移行する。
【0325】が、不正があると判定したときには不正処
理を行なうべくステップS276に移行する。
【0326】そして、ステップS276〜S280で不
正タイマを更新する処理、不正タイマよりL2を32m
s周期で点滅させる処理、ソレノイドSOLC、L2以
外の出力をオフする処理を順に行なってから音の出力制
御を行うため図54のS542に移行する。
【0327】図30のステップS282に移行すると、
始動入賞検出スイッチの入力監視処理が開始され、始動
入賞検出スイッチSW1,SW2がオンしているか否か
が判定される。オンしていればステップS284に進
み、貯留数は上限値(この実施の形態では最大4個)以
上であるか否かが判定され、上限値以上でなければステ
ップS286〜S290で貯留数の更新、RANDOM
(大当り確率生成用乱数)の値とリフレッシュレジスタ
の加算とその結果の記憶、始動口入賞音の出力要求のセ
ットの各処理を行い、ステップS292に進む。
【0328】が、ステップS282で始動口入賞検出ス
イッチがオンしていないと判定されたり、ステップS2
84で貯留数は上限値以上であると判定された場合はそ
のままステップS292に移行する。
【0329】ステップS292では全始動入賞検出スイ
ッチをチェックしたか否かが判定され、チェックされて
いないと判断されたときはステップS282に戻り、ス
テップS282〜S292の処理が再度行なわれる。
【0330】一方チェックしたと判断されたときはステ
ップS294で大当たり動作中か否かが判定され、動作
中でなければそのまま図32のステップS340に移行
し、可変表示ゲームが開始されることになる。
【0331】が、ステップS294で大当り動作中であ
ると判断されればステップS296に移行する。
【0332】ステップS296ではカウントSWに入力
が有るか否かが判定され、入力がなければ継続入賞検出
スイッチSW3の入力監視を行うためそのまま図31の
ステップS320に移行するが、入力があればステップ
S298に移行する。
【0333】ステップS298ではカウント音の出力要
求を設定し、ステップS300でカウントSWの内、S
W3に入力があるか否かが判定され、入力している場合
はステップS302に進み、カウントSWの入力数を更
新してステップS304に進み、入力していない場合は
そのままステップS304に進む。
【0334】ステップS304ではカウントSWの内、
SW4に入力したか否かが判定され、入力している場合
はステップS306に進み、カウントSWの入力数を更
新してステップS308に進み、入力していない場合は
そのままステップS308に進む。
【0335】ステップS308ではカウントSWの内、
SW5に入力はあるか否かが判定され、入力している場
合はステップS310に移行し、カウントSWの入力数
を更新してステップS312に進み、入力していない場
合はそのままステップS312に進む。
【0336】ステップS312では上記SW3,4,5
からなる入賞個数検出スイッチSWの入力が10カウン
ト未満であるか否かが判定され、10カウント未満であ
ればそのまま図31に示すステップS320に移行する
が、10カウント未満でなければステップS314に進
み10カウント情報を設定し、ステップS316に進
む。
【0337】ステップS316ではSW3乃至5の有効
時間中の入力であるか否かが判定され、有効時間中でな
ければステップS318に進みシーケンスタイマをクリ
アし、有効時間中であればそのまま図31に示すステッ
プS320に進む。
【0338】ステップS320〜S338では継続入賞
検出スイッチSW3の入力監視が行われ、まずステップ
S320で継続入賞検出スイッチSW3の入力はあるか
否かが判定され、入力がなければそのままステップS3
40に進み新たな可変表示ゲームが開始されるが、入力
があればステップS322に進む。
【0339】ステップS322では特別遊技の継続回数
が16回目か否かが判定され、16回目であればそのま
まステップS340に移行するが、16回目でなければ
ステップS324に進み、継続入賞検出スイッチSW3
への入賞に基づく継続前の大当り動作中か否かが判定さ
れる。
【0340】ステップS324で、大当り動作中である
と判定されたときはステップS334乃至ステップS3
38で大当り動作時の継続後の制御種別を切り換えるた
めの制御種別切り換えタイマの設定、継続入賞検出スイ
ッチ入球音の出力要求、制御種別“11”(継続後2秒
間の大当り動作)の設定を行いステップS332に移行
し、ゲーム処理の実行段階を示すステップ番号を更新す
る。
【0341】一方ステップS324で、大当り動作中で
はないと判定されたときはステップS326で継続前の
有効時間(大入賞口閉鎖後の1.9秒間)か否かが判定
され、有効時間であると判定されたときはステップS3
28乃至ステップS330でインターバル音の出力要
求、制御種別に“9”(ファンファーレ動作)の設定を
行い、ステップS332に移行するが、有効時間ではな
いと判定されたときはそのまま図32のステップS34
0に移行する。
【0342】ステップS340に移行すると、該ステッ
プS340で不正音の初期情報の設定を行い、ステップ
S342に移行してシーケンス時間は終了しているか否
かが判定され、終了していなければステップS344で
シーケンスタイマを更新してそのまま図49のフェーズ
4の処理のステップS400に移行するが、終了してい
ると判定したときはステップS346に移行する。
【0343】ステップS346では不適当なステップ番
号を初期化してからステップS348に移行する。
【0344】しかして、ステップS348に移行する
と、該ステップS348でステップ番号に対応したゲー
ム処理のステップS00(通常動作処理)、ステップS
01(左図柄回転開始処理)、ステップS02(中図柄
回転開始処理)、ステップS03(右図柄回転開始処
理)、ステップS04(自動停止時間の終了監視処
理)、ステップS05(左図柄の停止開始処理)、ステ
ップS06(中図柄の停止開始処理)、ステップS07
(右図柄の停止開始処理)、ステップS08(リーチ時
の動作の終了監視処理)、ステップS09(停止結果の
判定処理)、ステップS010(外れ動作の終了監視処
理)、ステップS011(大当り時のファンファーレの
移行処理)、ステップS012(ファンファーレ、イン
バータ動作の終了監視処理)、ステップS013(継続
前の大当り動作の終了監視処理)、ステップS014
(継続後の大当り動作の終了監視処理)、ステップS0
15(継続前の有効時間の終了監視処理)、ステップS
016(継続後の有効時間の終了監視処理)、ステップ
S017(大当り終了動作の終了監視処理)に移行して
そのゲーム処理を行なってから図49のフェーズ4の処
理のステップS400に移行する。
【0345】図33には上記ゲーム処理のステップS0
0〜S017の流れの制御処理手順の概要を示す。
【0346】ゲーム処理の流れとしては、先ず、始動入
賞口4,5,6への入賞があるまで、通常の動作処理
(ステップS00)を行なう。
【0347】このステップS00の通常動作処理は貯留
の有無を判定し、貯留のある場合は可変表示部21のデ
ジタル回転開始の情報を設定し、貯留のない場合は通常
動作の開始情報を設定する。このような処理は始動入賞
検出スイッチSW1,SW2への入力を検出するまで継
続して行なわれ、その入力があった時点で次の左図柄回
転開始処理(ステップS01)に移行する。
【0348】ステップS01の左図柄回転開始処理は左
図柄の回転を開始させる処理を行うものであり、左図柄
の回転が開始されるまで継続して行われ、回転が開始さ
れた時点で次の中図柄回転開始処理(ステップS02)
に移行する。
【0349】ステップS02の中図柄回転開始処理は中
図柄の回転を開始させる処理を行うものであり、中図柄
の回転が開始されるまで継続して行われ、回転が開始さ
れた時点で次の右図柄回転開始処理(ステップS03)
に移行する。
【0350】ステップS03の右図柄回転開始処理は右
図柄の回転を開始させる処理を行うものであり、右図柄
の回転が開始されるまで継続して行われ、回転が開始さ
れた時点で次の自動停止時間の終了監視処理(ステップ
S04)に移行する。
【0351】ステップS04の自動停止時間の終了監視
処理は可変表示部21の各表示部22,23,24の自
動停止時間終了後に停止図柄を確定するまでのランダム
時間の設定を行うものである。
【0352】この実施の形態では例えば左図柄表示部2
2の自動停止時間は変動開始後4000m秒後であり、
ランダム時間はその自動停止時間の経過時のRレジスタ
の値を利用して2m秒乃至64m秒の間で決められる。
そしてランダム時間が終了した時点で次の左図柄の停止
開始処理(ステップS05)に移行する。
【0353】ステップS05の左図柄の停止開始処理は
可変表示部21の停止図柄の組合せを確定し、左図柄の
停止情報の設定を行うものであり、左図柄が停止するま
で継続して行われ、停止した時点で次の中図柄の停止開
始処理(ステップS06)に移行する。
【0354】ステップS06の中図柄の停止開始処理は
中図柄の停止情報の設定を行うものであり、中図柄が停
止するまで継続して行われ、停止した時点で次の右図柄
の停止開始処理(ステップS07)に移行する。
【0355】ステップS07の右図柄の停止開始処理は
リーチ目の判定を行い、右図柄の停止情報の設定を行う
ものである。そしてリーチ表現が開始されるまで継続し
て行われ、リーチと判断されてリーチ表現が開始された
場合には次のリーチ時の終了監視処理(ステップS0
8)に移行し、リーチの場合以外では右図柄が停止する
まで継続して行われ、右図柄が停止した時点でステップ
09の停止結果の判定処理に移行する。
【0356】ステップS08のリーチ時の終了監視処理
処理はリーチの場合に行われるもので、右図柄の停止時
間の設定を行うものであり、右図柄が停止するまで継続
して行われ、右図柄が停止した時点で次の停止結果の判
定処理(ステップS09)に移行する。
【0357】このステップS09の停止結果の判定処理
は大当り/外れの判定を行い判定結果に応じた処理を行
うものである。そして停止結果が外れであれば外れ動作
終了監視処理(ステップS010)に移行する。そし
て、外れ動作(全ランプの消灯等)の終了が監視され、
外れ動作の終了した時点で貯留のない場合は最初の通常
動作処理(ステップS00)に戻って、再びステップS
00以下の処理がなされる。そして外れ動作の終了した
時点で貯留のある場合は左図柄回転開始処理(ステップ
S01)に戻って、再びステップS01以下の処理がな
される。
【0358】が、ステップS09の停止結果の判定処理
による判定の結果、大当りであれば大当り時のファンフ
ァーレ移行処理(ステップS011)に移行する。
【0359】このステップS011のファンファーレ移
行処理は大当りの可変表示部21の大当り表示時間(1
秒)の終了を監視後にファンファーレ動作の設定を行う
ものである。そしてこのファンファーレ移行処理が終了
されるまで継続して行われ、ファンファーレ移行処理が
終了した時点で、次のファンファーレ、インターバル動
作の終了監視処理(ステップS012)に移行する。
【0360】ステップS012のファンファーレ、イン
ターバル動作の終了監視処理は大当りファンファーレ動
作の終了を監視し、ファンファーレ動作の終了後大当り
動作の設定を行うものである。そしてファンファーレ処
理が行われるまで継続して行われ、ファンファーレ処理
の後、継続前の大当り動作の終了監視処理(ステップS
013)に移行する。
【0361】ステップS013の継続前の大当り動作の
終了監視処理は継続入賞口54への入賞前に変動入賞装
置50の扉51の開状態終了条件を監視するものであ
る。ここに開状態終了条件は大当り動作時間(29秒)
の経過或いはカウントSWのカウント数が10に達した
ことである。
【0362】なお、前記終了条件が満たされる前に遊技
球が継続入賞口に入賞した場合にはステップS014の
継続後の大当り動作の終了監視処理に移行する。
【0363】そしてこのステップS014で前記2つの
条件が監視される。
【0364】ステップS013において大当り時間が終
了するか、あるいは10カウントの時にステップS01
5に移行し、またステップS014においても大当り時
間が終了するか、あるいは10カウントの時にステップ
S016に移行する。
【0365】ステップ015とステップS016は共に
大当り動作の継続条件を監視するもので、まず継続条件
を判定する前にSW3乃至5の有効時間(29秒プラス
1.9秒)中のSW3乃至5への入力の有無を検査した
後、継続条件を判定する。
【0366】そしてステップS015とステップS01
6で継続条件が成立すると判断された場合には、SW3
乃至5の有効時間(29秒プラス1.9秒)が終了した
時点でステップ012に戻り、前記ステップ012以下
の処理が繰り返される。
【0367】一方ステップS015で継続条件が成立し
ないと判断された場合には、SW3乃至5の有効時間
(29秒プラス1.9秒)が終了した時点でステップS
017に移行する。
【0368】ステップS017は前記有効時間終了後の
動作の監視を行うもので、大当り動作が終了するまで継
続して行われる。そして大当り動作が終了した時点で、
貯留のない場合は最初の通常動作処理(ステップS0
0)に戻って、再びステップS00以下の処理がなされ
る。そして大当り動作が終了した時点で、貯留のある場
合は左図柄回転開始処理(ステップS01)に戻って、
再びステップS01以下の処理がなされる。
【0369】図34〜図48には上記ステップS00〜
S017のゲーム処理の詳しい制御処理手順を示す。
【0370】図34はステップS00の通常動作処理の
詳しい制御処理手順を示す。
【0371】ステップS00の通常動作処理は始動入賞
検出スイッチSW1,SW2への入力があるまで、常に
実行されている。そして先ずステップS1000で図柄
の表示情報をクリアし、ステップS1002で貯留があ
るか否かが判定され、貯留があると判断されたときはス
テップS1004〜ステップS1034で貯留情報の更
新、デジタル点滅領域のクリア、乱数の記憶の更新、デ
ジタル回転音の出力要求の設定、制御種別に“1”を設
定、ステップ番号を“1”に設定、シーケンスタイマに
0.5秒を設定、チャンネル2音の出力要求の格納、チ
ャンネル3音の出力要求の格納、制御種別番号を格納、
ステップ番号を格納、シーケンス時間の格納の各処理を
行い、フェーズ4に移行する。
【0372】一方ステップS1002で貯留がないと判
定された場合はステップS1018〜ステップS102
4でシーケンスタイマをクリアし、音の停止情報を設定
し、制御種別に“0”を設定し、ステップ番号に“0”
を設定する処理を行い、前記ステップS1026に移行
する。
【0373】なお、ステップS010の外れ動作終了監
視処理において、外れ動作が終了して時点で上記ステッ
プS1000に移行し、ステップS017の有効時間終
了後の動作監視処理においては大当り動作が終了した時
点で上記ステップS1000に移行することになる。そ
して始動入賞検出スイッチSW1,SW2への入力によ
り可変表示ゲームがそ再開されることになる。
【0374】図35には、前記ステップS01の左図柄
回転開始処理の制御手順を示す。
【0375】この処理が開始されると、ステップS10
50〜S1054の順で、左図柄の回転開始情報を設定
し、ステップ番号を“02”に変更し、シーケンスタイ
マに0.5秒を設定し、しかる後図34に示すステップ
S1032に移行しステップ番号を格納する。
【0376】図36には、ステップS02の中図柄の回
転開始処理を示す。
【0377】この処理が開始されると、ステップS11
00〜S1104の順で、中図柄の回転開始情報を設定
し、ステップ番号を“03”に変更し、シーケンスタイ
マに0.5秒を設定し、しかる後図34に示すステップ
S1032に移行しステップ番号を格納する。
【0378】図37には、ステップS03の右図柄の回
転開始処理を示す。
【0379】この処理が開始されると、ステップS11
50〜S1152で、順に、右図柄の回転開始情報を設
定し、ステップ番号を“04”に変更し、シーケンスタ
イマに0.5秒を設定し、しかる後図34に示すステッ
プS1032に移行しステップ番号を格納する。
【0380】図38には、ステップS04の自動停止時
間の終了監視処理を示す。
【0381】この処理が開始されると、ステップS12
00,S1202で、順に、ランダム時間を設定し、ス
テップ番号を“05”に変更し、しかる後図34に示す
ステップS1032に移行してステップ番号を格納す
る。
【0382】図39には、ステップS05の左図柄の停
止開始処理を示す。
【0383】この処理が開始されるとステップS125
0〜S1258で、順に、停止図柄を取り出す処理(F
ETCHの処理)、左図柄の停止制御情報を設定する処
理(STOPOOの処理)、制御種別を“2”に変更
し、ステップ番号を“06”に変更し、シーケンスタイ
マに1.12秒を設定した後、図34に示すステップS
1030に移行して制御種別番号を格納する。
【0384】図40には、ステップS06の中図柄の停
止開始処理を示す。
【0385】この処理が開始されるとステップS130
0〜S1308で、順に、中図柄の停止制御情報を設定
する処理(STOPOOの処理)、停止音の出力要求の
実行し、制御種別を“3”に変更し、ステップ番号を
“07”に変更し、シーケンスタイマに1.12秒を設
定した後図34に示すステップS1026に移行する。
【0386】図41には、ステップS07の右図柄の停
止監視処理を示す。
【0387】この処理が開始されると、先ず、ステップ
S1350で停止結果の判定処理(JUDGEOの処
理)を行い、ステップS1352に移行し、リーチ目か
否かを判断する。
【0388】このリーチ目ではないと判定したときは、
ステップS1354〜S1362の順に、右図柄の停止
制御情報を設定(STOPOO処理)し、停止音の出力
要求を行い、制御種別を“4”に変更し、ステップ番号
を“09”に変更し、シーケンスタイマに1.12秒を
設定して図34に示すステップS1026に移行する。
【0389】が、リーチ目であると判定したときはステ
ップS1364〜S1376の順に、右図柄の送り駒数
を設定し、右図柄の停止制御情報を設定(STOPOO
処理)し、停止図柄手前3駒又は4駒を設定し、リーチ
前半動作のシーケンス時間を設定し、リーチ動作音の出
力要求を行い、制御種別を“5”に変更し、ステップ番
号を“08”に変更し、図34に示すステップS102
6に移行する。
【0390】図42には、ステップS08のリーチ動作
の終了監視処理を示す。
【0391】この処理が開始されるとステップS140
0〜S1406の順に、左図柄の制御タイマをクリア
し、残りの送り駒数からシーケンス時間を設定し、制御
種別を“6”に変更し、ステップ番号を“09”に変更
して、図34に示すステップS1030に移行する。
【0392】図43には、ステップS09の停止結果の
判定処理を示す。
【0393】この処理が開始されると、先ずステップS
1450で右図柄の送り駒数は“0”か否かが判定さ
れ、“0”ではないと判断されたときはそのままフェー
ズ4に移行し、“0”であると判断されたときは停止結
果の判定処理(JUDGEOの処理)を行い、ステップ
S1454に移行し、大当りか否かが判断される。
【0394】この結果大当りであると判定されたときは
ステップS1456〜S1460で順に制御種別を
“8”に変更し、ステップ番号を“011”に変更し、
シーケンスタイマに1秒を設定して、しかる後図34に
示すステップS1030に移行して制御種別番号を格納
する。が、大当りではないと判定されたときはステップ
S1462〜S1468で順に停止音の出力要求を行
い、制御種別を“7”に変更し、ステップ番号を“01
0”に変更し、シーケンスタイマに1.5秒を設定して
図34に示すステップS1026に移行する。
【0395】図44には、ステップS011の大当り時
のファンファーレ移行処理を示す。
【0396】この処理が開始されると、ステップS15
00〜S1508で順に継続回数をクリアし、ファンフ
ァーレ動作音の出力要求を行い、制御種別を“9”に変
更し、ステップ番号を“012”に変更し、シーケンス
タイマに2秒を設定して図34に示すステップS102
6に移行する。
【0397】図45には、ステップS012のファンフ
ァーレ、インターバル動作の終了監視処理を示す。
【0398】この処理が開始されると先ず、ステップS
1550,ステップS1552で順にカウント数をクリ
アし、継続回数を更新し、ステップS1554に移行
し、特別遊技が継続16回目か否かが判定され、継続1
6回目であればステップS1556に進み、継続16回
目の動作音の出力要求を行った後にステップS1560
に移行するが、継続16回目ではないと判断されたとき
はステップS1558に進み、大当り動作音の出力要求
を行った後、ステップS1560に移行する。そしてス
テップS1560〜S1564の順で、制御種別を“1
0”に変更し、ステップ番号を“013”に変更し、シ
ーケンスタイマに29秒を設定して図34に示すステッ
プS1026に移行する。
【0399】図46には、ステップS013の継続前の
大当り動作の終了監視処理を示す。
【0400】この処理が開始されるとステップS160
0〜S1606で、順に音の停止情報を設定し、制御種
別を“13”に変更し、ステップ番号を“015”に変
更し、シーケンスタイマに有効時間1.9秒を設定して
図34に示すステップS1026に移行する。
【0401】図47には、ステップS014の継続後の
大当り動作の終了監視処理を示す。
【0402】この処理は先ず、ステップS1650で大
当り動作16回未満か否かが判定され、16回未満では
ないとされたときはステップS1652に進み音の停止
要求を行い、ステップS1656に移行するが、16回
未満であると判定されたときはステップS1654でイ
ンターバル音の出力要求を行いステップS1656に移
行する。
【0403】そしてステップS1656〜S1660の
順で、制御種別を“9”に変更し、ステップ番号を“0
16”に変更し、シーケンスタイマに有効時間1.9秒
を設定して図34に示すステップS1026に移行す
る。
【0404】図48には、ステップS015及びステッ
プS016の大当り動作の継続条件を監視する処理を示
す。
【0405】この処理が開始されると、先ずステップS
1700でカウントSWに入力かあるか否かが判定さ
れ、入力がないと判断されたときはステップS1702
でノーカウント不正監視要求を設定し、ステップS17
04に進むが、入力があると判断されたときはそのまま
ステップS1704に進む。
【0406】ステップS1704では継続SWに入力が
あるか否かが判定され、入力があると判断されたときは
ステップS1706,ステップS1708で順にステッ
プ番号を“012”に変更し、シーケンスタイマに1.
1秒を設定して図34に示すステップS1032に移行
する。
【0407】が、ステップS1704で入力がないと判
定されたときはステップS1710,ステップS171
2で順にステップ番号を“017”に変更し、シーケン
スタイマに3.1秒を設定して図34に示すステップS
1032に移行する。
【0408】図49〜図54は出力編集、音の編集出力
の処理を示すフローチャート図である。
【0409】具体的にはフェーズ4はゲーム内容にした
がって他の処理で設定された動作指示情報を解析して出
力デバイス(ソレノイドSOLA〜SOLC,LED1
〜7,L1〜7,LCD)に対する物理的な動作指示情
報に変更する処理を行うものである。
【0410】図49はそのフェーズ4の処理の内、最初
に行なわれる制御種別番号切り換え処理の手順を示す。
【0411】フェーズ4の処理が開始されると、ステッ
プS400で継続後の大当り動作か否かが判定され、継
続後の大当り動作ではないと判断されたときはそのまま
ステップS408に進む。
【0412】が、継続後の大当り動作であると判断され
た場合はステップS402で制御種別番号切り換えタイ
マを更新する処理を行い、ステップS404に進み、タ
イマは終了か否かが判断される。
【0413】そして終了していないと判断された場合は
そのままステップS408に移行するが、終了している
と判断された場合にはステップS406に進み、制御種
別を12に変更しステップS408に移行する。
【0414】そしてステップS408では表示タイマを
更新し、図50に示すステップS410に移行する。
【0415】図50はフェーズ4の処理の内の、左図
柄、中図柄、右図柄の各表示部の変動制御の手順を示
す。
【0416】まずステップS410ではデジタル回転処
理か否かが判定され、回転処理ではない場合にはそのま
ま図51に示すステップS454に移行する。が、回転
処理であると判断された場合にはステップS412〜S
416の順でデジタルの制御アドレスを設定し、処理回
数を設定し、図柄の制御時間テーブルを算出し、ステッ
プS418に移行する。
【0417】ステップS418では駒送りは有るか否か
が判定され、駒送りがない場合はそのままステップS4
50に移行するが、駒送りがある場合はステップS42
0に進み、連続回転か否かが判断される。
【0418】そして連続回転ではある場合はそのままス
テップS426に移行するが、連続回転ではないと判断
された場合はステップS422に進み、回転開始と終了
の2駒の処理か否かが判断され、2駒の処理ではない場
合は、そのままステップS426に進むが、2駒の処理
である場合は、ステップS424に進み、テーブルアド
レスを更新し、ステップS426に移行する。
【0419】ステップS426ではタイマが更新され、
ステップS428に進み、規定時間を超えたか否かが判
定され、規定時間を超えない場合はそのままステップS
450に移行するが、規定時間を超えた場合はステップ
S430に進み、タイマをクリアする処理が行われ、ス
テップS432に進む。
【0420】ステップS432では表示情報が“2”か
否かが判定される。
【0421】ここで、“2”ではないと判断された場合
は、そのままステップS440に移行するが、“2”で
あると判断された場合はステップS434進み、ポイン
タを更新し、ステップS436に進み、ポインタは上限
値を超えたか否かが判定される。
【0422】ここで、上限値を超えないと判断された場
合はそのままステップS440に進み、上限値を超えた
と判断された場合はステップS438に進み、ポインタ
をクリアし、ステップS440に進む。
【0423】ステップS440では表示情報を更新し、
ステップS442に進み、表示情報は上限値を超えたか
否かが判定され、超えないと判断されたときはそのまま
ステップS450に進むが、上限値を超えたと判断され
た場合はステップS444に進み、表示情報をクリア
し、ステップS446に進む。
【0424】ステップS446では、連続回転か否かが
判定され、連続回転であると判断されたときはそのまま
ステップS450に進み、連続回転ではない場合はステ
ップS448に進み、駒送りが更新され、ステップS4
50に進む。
【0425】ステップS450では次の制御領域を算出
し、ステップS452に進み、全図柄の処理終了か否か
が判定され、処理が終了していない場合はステップS4
16に戻り、ステップS418〜S452の処理が行な
われるが、処理が終了していれば、図51に示すステッ
プS454に進む。
【0426】図51はフェーズ4の処理の内の図柄制御
領域の内容を表示データとしてLCD制御領域に格納す
る図柄表示処理を示す。
【0427】この図51のステップS454に移行する
と、該ステップS454でデジタル回転中か否かが判定
され、回転中の場合はそのままステップS474に移行
するが、回転中ではない場合はステップS456,ステ
ップS458の順でタイマを更新し、制御種別から制御
データを算出し、ステップS460に進む。
【0428】ステップS460では、規定時間を超えた
か否かが判定され、規定時間を超えない場合はそのまま
ステップS474に移行するが、規定時間を超えた場合
は、ステップS462,ステップS464で順にタイマ
をクリアし、ポインタを更新し、ステップS466に進
む。
【0429】ステップS466ではポインタは上限値を
超えたか否かが判定され、ポインタが上限値を超えてい
ないと判断された場合はそのままステップS470に移
行するが、超えたと判断された場合はステップS468
に進みポインタをクリアし、ステップS470に進む。
【0430】ステップS470ではポインタからデータ
アドレスを算出し、ステップS472に進み、データを
表示領域にセットして、ステップS474に進む。
【0431】ステップS474では表示タイミングか否
かが判定され、表示タイミングではない場合はそのまま
図52に示すステップS488に移行するが、表示タイ
ミングである場合にはステップS476〜S486で、
順に左図柄の表示パラメータを設定し、表示データ展開
処理(LCDSUB)を行い、中図柄の表示パラメータ
を設定し、表示データ展開処理(LCDSUB)を行
い、右図柄の表示パラメータを設定し、表示データ展開
処理(LCDSUB)を行い、ステップS488に移行
する。
【0432】図52にはフェーズ4の処理のうちの表示
ランプ(L1〜6,LED1〜7)の点滅制御の手順を
示す。
【0433】この処理のステップS488に移行する
と、先ず、ランプのテーブルアドレスを設定し、ステッ
プS490〜S506で順にランプの表示ポインタの設
置、表示切り換えの処理(UPDATE処理)、データ
の取り出しと出力域への設定、ランプのテーブルアドレ
スの設定、LED5〜7の表示ポインタの設定、表示切
り換え処理(UPDATE処理)、データの取り出しと
出力域への設定、LED1〜4のテーブルアドレスの設
定、LED1〜4の表示ポインタの設定の各処理を行
い、ステップS508に移行する。
【0434】ステップS508では通常動作中であるか
否かが判定され、通常動作中ではないと判断された場合
はステップS510に進み、貯留数からテーブルアドレ
スを算出し、ステップS512に進むが通常動作中であ
ると判断された場合はそのままステップS512に進
む。
【0435】ステップS512ではデータを取り出し出
力域に設定した後、図53に示すステップS514に進
む。
【0436】図53はフェーズ4の処理のうちの普通電
動役物の球誘導片を開閉するソレノイドSOLBの処理
手順を示す。
【0437】この処理のステップS514に移行する
と、該ステップS514でソレノイドSOLBの出力域
をクリアし、ステップSOLBの制御においてステップ
は“1”(“1”はSOLBがオン状態)であるか否か
が判定され、“1”ではない場合、即ち、SOLBがオ
フの状態の場合にはステップS518に進み、SW6に
入力があるか否かが判定され、入力がない場合にはその
ままステップS532に進むが、入力がある場合にはス
テップS520に進み、ソレノイドSOLBのオン時間
を設定し、ステップS522に進み、ソレノイドSOL
Bの制御についてステップ“1”に変更し、ステップS
532に進む。
【0438】一方ステップS516でソレノイドSOL
Bの制御についてステップ“1”であると判断された場
合にはステップS524でソレノイドSOLBのオン情
報を出力域に設定し、ステップS526に進み、ソレノ
イドSOLBの制御タイマは終了か否かが判断され、終
了している場合ステップS530に進み、ソレノイドS
OLBの制御についてステップ“0”(“0”はSOL
Bがオフの状態を示す)に変更し、ステップS532に
進み、一方、制御タイマが終了していない場合にはステ
ップS528に進み、タイマを更新してステップS53
2に進む。
【0439】ステップS532ではL7の点灯情報を設
定し、ステップS534に移行する。
【0440】ステップS534では、ソレノイドSOL
Bの制御についてステップは“1”であるか否かが判定
され、ステップが“1”である場合にはステップS53
6に進み、L7の点灯タイミングか否かが判定され、点
灯タイミングであればそのまま図54のステップS54
2に進むが、点灯タイミングではない場合にはステップ
S538に進み、L7の消灯情報を設定し、図54のス
テップS542に進む。
【0441】一方ステップS534でステップ“1”で
はないと判断された場合には、ステップS540に進
み、L5は消灯したか否かが判定され、消灯の場合には
ステップS538に移行し、消灯していない場合には図
54のステップS542に移行する。
【0442】図54はフェーズ4の処理のうちの音の出
力制御処理手順を示している。
【0443】この音の出力制御処理ではゲーム処理(フ
ェーズ3)で出力要求された音列アドレスデータにより
音階データ(周波数データ)、発音時間、発音停止時間
及び音量データ(ATT,アッテネーション)を取り出
し、逐次サウンドジェネレータに出力する。
【0444】この処理のステップS542に移行する
と、該ステップS542でイベントカウンタを更新し、
ステップS544に進み、イベントカウンタより該当チ
ャンネルアドレスを取り出し、ステップS546に進
む。
【0445】ステップS546では不正中であるか否か
が判定され、不正中であればステップS550に進み、
不正時の音制御領域をセットしステップS552に進
み、一方不正中ではないならばステップS548に進
み、通常時の音制御領域をセットし、ステップS552
に進む。
【0446】ステップS552では音出力実行中である
か否かが判定され、音出力実行中であればステップS5
54に進みタイマを更新し、ステップS556に進み規
定時間経過しているか否かが判定され、経過していなけ
れば、そのままステップS604に進むが、規定時間を
経過していればステップS558でポインタを更新し、
ステップS564に進む。
【0447】一方、ステップS552で音出力実行中で
はないと判断された場合にはEXECBITをセット
し、ステップS562に進み、ポインタを初期化し、ス
テップS564に進む。
【0448】ステップS564では旋律コード番号によ
り旋律データの先頭アドレスを取り出し、ステップS5
66〜S570で順に、基準ATTデータを取り出し、
ポインタより旋律データテーブルのアドレスを算出し、
時間データを取り出し、ステップS572に進む。
【0449】ステップS572では終了コードか否かが
判定され、終了コードであればそのままステップS60
2に進み、次に出力する旋律コード番号をセットし、ス
テップS604に進む。一方終了コードでなければステ
ップ574に進み、タイマをセットし、ステップS57
6に進み、ATTタイマを初期化しステップS578に
進む。
【0450】ステップS578では、ATT制御有りか
否かが判定される。
【0451】そしてATT制御無しの場合にはそのまま
ステップS582に進むが、ATT制御有りの場合には
ステップS580に進み、ATT制御時間を取り出し、
ステップS582に進む。
【0452】ステップS582ではATT制御時間をセ
ットし、ステップS584に進み旋律データより音階デ
ータのアドレスを算出しステップS586に進む。
【0453】ステップS586ではATT制御中である
か否かを判定し、制御中であればそのままステップS6
04に移行するが、制御中でなければステップS592
に進みノイズチャンネルの制御か否かが判定される。
【0454】この結果、ノイズチャンネルの制御であれ
ばステップS594に進みノイズコントロールデータを
記憶し、ステップS596に進み周波数データを出力
し、ステップS604に進む。一方ノイズチャンネルの
制御でなければステップS598に進みチャンネルアド
レス及び周波数データを出力し、ステップS600に進
み周波数データを出力し、ステップS604に進む。
【0455】ステップS604ではATTタイマを更新
し、ステップS606に進み規定時間経過か否かが判定
され、規定時間経過していなければ、そのままステップ
S614に進むが経過していればステップS608に進
みATTタイマを初期化し、ステップS610に進みA
TT制御中か否かが判定される。
【0456】そして制御中ではなければそのままステッ
プS614に進むが、制御中であればステップS612
に進みATTデータを更新し、ステップS614に進
む。
【0457】ステップS614ではATTデータを出力
し図55に示すフェーズ5のステップS616に移行す
る。
【0458】図55にはフェーズ5の処理のうちのRA
NDOM(RAMの大当り乱数発生領域)の更新と停止
図柄組合せの更新をする処理の制御手順を示す。
【0459】この処理のステップS616に移行する
と、SWのアクティブ情報をクリアし、ステップS61
8に進み、ステップS618〜S626で順にリフレッ
シュレジスタの値をセーブする処理、RANDOMを更
新する処理、デジタル更新用スキャンカウンタを更新す
る処理、該当桁を更新する処理、表示図柄の更新結果判
定の処理(JUDGE1処理)、即ち更新後の図柄が当
たりに相当する図柄か否かを判定し、ステップS628
に移行する。
【0460】前記ステップS628では大当り図柄の組
合せか否かが判定され、大当り図柄の組合せの場合には
ステップS630に移行し、大当り図柄格納領域を設定
する処理を行い、大当り図柄の組合せでない場合にはス
テップS632に進み外れ図柄格納領域の設定を行い、
ステップS634に進み表示図柄更新結果を格納する処
理を行った後、HALT状態になる。
【0461】そして分周器644からのリセット信号が
マイクロコンピーター610のリセット端子RSTに入
力される毎に図23のステップS100に戻ることにな
る。
【0462】図56は、図43で示すステップS145
2のJUDGEO処理と図55で示すS626のJUD
GE1のそれぞれの制御処理手順を示す。
【0463】これらJUDGE0処理およびJUDGE
1処理は回転停止データの判定サブルーチンである。
【0464】JUDGE0処理が開始されると、先ずス
テップS700でデジタル制御領域のアドレスを設定す
る処理を行い、JUDGE1処理が開始されるとステッ
プS702で表示図柄領域のアドレスを設定する処理を
行い、それぞれステップS704に移行する。
【0465】ステップS704では判定用図柄を取り出
す処理を行い、ステップS706に進み判定用図柄テー
ブルのアドレスを算出し、ステップS708に進む。
【0466】ステップS708では左図柄と中図柄が一
致しているか否かを判定し、一致していなければそのま
ま図43で示すステップS1454、図55で示すS6
28にそれぞれ移行し、一致していればステップS71
0に移行する。
【0467】ステップS710ではリーチフラグを設定
し、ステップS712に進み、中図柄と右図柄は同じか
否かが判定され、一致していない場合にはそのまま図4
3で示すステップS1454、図55で示すS628に
それぞれ移行し、一致していればステップS714に移
行する。
【0468】そしてステップS714で大当りフラグを
設定し、図43で示すステップS1454、図55で示
すS628にそれぞれ移行する。
【0469】図57には図39のステップS1252、
図40のステップS1300及び図41のステップ13
54、ステップS1366のSTOPOOの制御処理手
順を示す。
【0470】この処理は停止制御設定のサブルーチンで
あり、この処理が開始されると先ずステップS720〜
S724で順にn個手前の表示図柄のポインタの算出、
表示図柄の切り換え処理、駒送り数の設定の各処理をお
こない、図39のステップS1254、図40のステッ
プS1302及び図41のステップ1356、ステップ
S1368に移行する。
【0471】図58には、図52のステップS492,
ステップS500のUPDATEの制御処理手順を示
す。
【0472】この処理は各種表示ランプの表示切り換え
サブルーチンを示すものであり、この処理が開始される
と、ステップS730〜S734の順で、テーブルアド
レスの設定、データテーブルから規定時間を取り出す処
理、データテーブルからポインタの上限値を取り出す処
理を行い、ステップS736に進む。
【0473】ステップS736では規定時間が経過した
か否かが判定され、経過していなければそのままステッ
プS740に移行し、経過していればステップS738
に移行する。
【0474】ステップS738ではポインタの更新を行
い、ステップS740に進む。
【0475】ステップS740ではポインタは上限値を
超えたか否かを判定し、上限値になっていなければその
ままステップS744に移行し、上限値になっていれば
ステップS742に移行しポインタを初期化してからス
テップS744に移行する。
【0476】そして、ステップS744ではポインタか
らテーブルアドレスを算出し、ステップS746に進
み、データのオフセット長を算出する処理を行ってから
図52のステップS494,S502にそれぞれ移行す
る。
【0477】図59には、図51のステップS478,
S482,S486のLCDSUBの制御処理手順を示
す。
【0478】この処理はLCDの表示データをLCDの
出力域に展開するLCDデータ展開のサブルーチンであ
る。
【0479】この処理が開始されると、まずステップS
750でポインタと表示情報を取り出し、ステップS7
52に進み、表示情報は1であるか否かを判定する。そ
して1であればそのままステップS762に進むが1で
なければステップS754に進む。
【0480】ステップS754では表示情報は7である
か否かを判定し、表示情報が7であればステップS75
8乃至ステップS760でカウント数、継続回数のカウ
ント領域を取り出し、カウント数又は継続回数を取り出
し、ステップS764に進むが、表示情報は7でなけれ
ばステップS756に進む。
【0481】ステップS756では表示情報は4未満で
あるか否かを判定し、表示情報が4未満であればそのま
まステップS764に進み、表示情報が4未満でなけれ
ばステップS762に進み、ポインタをクリアする処理
を行い、ステップS764に進む。
【0482】その後ステップS764乃至ステップS7
68で順に表示情報からテーブル先頭アドレスを算出
し、ポインタから該当アドレスを算出し、データをLC
Dの出力域に設定し、その後図51のステップS48
0,S484,図52のS488に進む。
【0483】図60には、図39のステップS1300
のFETCHの制御処理手順を示す。
【0484】この処理は可変表示部の各表示部22,2
3,24の停止図柄を作成するサブルーチンで、この処
理が開始されると、まずステップS780で大当り乱数
の記憶と判定値を加算し、ステップS782に進む。ス
テップS782では加算結果は大当りか否かを判定し、
大当りであればステップS784に進み、当たり図柄領
域を指示し、大当りでなければステップS786に進み
外れ図柄領域を指示し、それぞれステップS788に移
行する。
【0485】ステップS788では、該当図柄を停止図
柄領域に転送して、図39のステップS1252に移行
する。
【0486】可変表示装置についての変形例 なお、本実施の形態では可変表示部21を液晶表示パネ
ル340を用いて作っているが、本発明はこれに限ら
ず、ドラム状の可変表示部材を回転モーターにより回転
させるドラム方式でもよい。
【0487】また発光形表示デバイスとしての蛍光表示
管を用いて可変表示部としても良く、この場合セグメン
ト形蛍光表示管、ドットキャラクター形蛍光表示管、グ
ラフィクス形蛍光表示管を使用してもよい。さらに発光
ダイオードを用いたり、エレクトロルミネセンスを用い
ても良い。
【0488】球流入口211は前枠部200に一体的に
備えなくても遊技領域2の何れの部位に別体に備えても
良い。
【0489】変動入賞装置についての変形例 本実施の形態では大入賞口の開閉は扉51で行う扉式ア
タッカーの変動入賞装置50を用いていたが、可動部材
が逆ハの字状に変換する羽根式アタッカー、或いはスラ
イド式アタッカーによる変動入賞装置50でもよい。
【0490】また本実施の形態では大入賞口53の中央
に継続入賞口54を設け、その左右に入賞口55,56
をそれぞれ設けているが、特別遊技の流れに応じて上記
各入賞口54,55,56の役割を変えることもでき
る。
【0491】例えば、特別遊技が開始され、大入賞口5
3が開状態になって大入賞口53に初めて遊技球が入賞
するまで、前記各入賞口54,55,56が継続入賞口
として機能し、その1個目が入賞した後は上記各入賞口
を一般入賞口として機能させても良い。このように構成
することにより、特別遊技が確実に継続することにな
る。また、特別遊技の1サイクルを前半、中盤、後半の
3段階に分けて、前半では入賞口54を継続入賞口とし
て機能させ、中盤は入賞口55を継続入賞口として機能
させ、後半は入賞口56を継続入賞口として機能させて
もよい。また右打ちの場合は入賞口55を継続入賞口と
して機能させ、左打ちの場合には入賞口56を継続入賞
口として機能させてもよい。さらに時間の経過と共に継
続入賞口の大きさを変化させても良い。即ち、特別遊技
の1サイクルの前半では継続入賞口の幅を狭くして、後
半では継続入賞口の幅を拡張できるようにしても良い。
【0492】また図61の変動入賞装置50の要部縦断
面図に示すように、扉51の内側に球を一時的に貯留さ
せる球貯留部51aと球の流下を阻止する球流下阻止部
51bとを設けておけば、扉51の開状態のときに遊技
球が扉51の左右側端から流下することがなくなる。そ
して扉51が閉状態に変換するときに前記球貯留部51
aに貯留されている遊技球が確実に大入賞口に流下する
ことになる。
【0493】普通電動役物についての変形例 本実施の形態では普通電動役物70に始動入賞口4を併
設しているが、この始動入賞口の代わりに一般入賞口を
併設してもよい。
【0494】また前記普通電動役物70では一対の球誘
導片711,711を回動させることにより遊技球を入
賞し易い状態にしているが、このようなゲート切り換え
構造に換えて、電動式のチューリップ、前記変動入賞装
置50に用いられている扉式アタッカー或いは入賞口の
左右両側に一対の誘導部材を取り付けておき、この誘導
部材を上方に回動させることにより逆ハの字状になるよ
うにする誘導部材方式を用いても良い。
【0495】また特定入賞口9に遊技球が入賞した場合
には前記一対の球誘導片711,711が所定時間(約
6秒)継続して開状態にされるが、前記所定時間の間に
球誘導片711,711の開閉を繰り返するようにして
も良い。
【0496】例えば2秒間の開状態と6秒間の閉状態と
を繰り返すものでもよい。
【0497】このようにすれば2秒間の開状態の時に遊
技球が前記始動入賞口4に入賞した場合に、この入賞に
基づいて可変表示ゲームが開始され、6秒間でそのゲー
ムが終了した後に、再び開状態に変換される。
【0498】したがって始動入賞口4への入賞の記憶が
オーバーフローすることがなくなる。
【0499】特定入賞口についての変形例 本実施の形態では特定入賞口9はその入賞口に入賞すれ
ば賞球が得られる所謂入賞チャッカーとして構成されて
いるが、入賞チャッカーに代えて入賞口の上下を通過し
てアウト穴に流下する所謂通過チャッカー形でもよい。
【0500】また、始動入賞口5を通過チャッカー型に
してもよい。
【0501】[第2の実施の形態]次に第2の実施の形
態を図62〜図66に基づいて説明する。
【0502】なお、第2の実施の形態の図62〜図66
に付された参照符号の内、第1の実施の形態を図示した
図面(図1〜図22、図61)で付された参照符号と同
一の参照符号のものは、同一のものを示すため、その同
一のものについては説明を省略する。
【0503】図62は本発明に係る弾球遊技機として例
示する第2の実施の形態に係るパチンコ遊技機の遊技領
域2A部分の構成例を示す。
【0504】第2の実施の形態に係るパチンコ遊技機の
遊技領域2Aの構成と第1の実施の形態に係るパチンコ
遊技機の遊技領域2の構成の違いは、第2の実施の形態
が可変表示装置20の記憶個数表示ランプLED1〜4
と飾りランプLED6の中間に位置するところに普通図
柄表示装置100と該普通図柄表示装置100の周囲に
記憶表示部と100bを設けた点である。
【0505】該普通図柄表示装置100は普通図柄表示
部100aを備えており、該普通図柄表示部100aを
可変表示させて普通図柄可変表示ゲームを行うものであ
る。
【0506】普通図柄可変表示ゲームは任意の確率によ
って変動する前記普通図柄表示部100aの表示の停止
態様が当たりか否かを決定し、当たりとなったときに遊
技者に賞球獲得のチャンスを与えるものである。
【0507】前記普通図柄表示部100aは後述する第
2の実施の形態に係るパチンコ遊技機の制御システムに
より「1,2,3,4,5,6,7,8,9,0」の1
0個の図柄がこの順序で循環して変化されるようになな
っている。そして前記普通図柄表示部100aは液晶表
示パネルを用いて作られている。
【0508】前記記憶表示部100bは特定入賞口9に
入賞して未だ普通図柄可変表示ゲームが行われていない
入賞記憶個数を表示するもので、4個のLEDから構成
されている。
【0509】第2の実施の形態に係るパチンコ遊技機は
概略上記のように構成さていて、後述する制御システム
によって概ね次のように作動して普通図柄可変表示ゲー
ムを行う。
【0510】パチンコ遊技機に電力が供給されると、前
記普通図柄表示部100aに任意の図柄が表示される。
【0511】そして遊技球が前記特定入賞口9へ入賞す
るとその入賞が前記普通電動役物作動スイッチSW6に
より検出される。この検出にもとづいて、前記普通図柄
表示装置100の普通図柄表示部100aの図柄が変動
を開始する。この普通図柄可変表示ゲームは「1,2,
3,4,5,6,7,8,9,0」の10個の図柄がこ
の順序でその変動が目で追えない速度で循環される。
【0512】そして普通図柄表示部100aが変動を開
始してから所定時間経過するか又はストップボタン(図
外)が押された後に、普通図柄表示部100aがその変
動を停止する。
【0513】該普通図柄表示部100aが停止した時点
で停止した図柄が当たりか否かが判断され、例えば停止
図柄が「3」,「7」である場合に当たりとなるように
されている。
【0514】この場合、当たりが発生する確率は可変表
示ゲームの進行によって変化されるようになっており、
例えば可変表示ゲームで大当りとなって特別遊技が開始
された時点から高確率で当たりが発生するようになって
いる。
【0515】そして判定の結果、停止図柄が当たりの図
柄であるときには前記普通電動役物70の可動部710
が逆「ハ」の字状に回動変換されて遊技球が始動入賞口
4に入賞され易い状態となる。そしてこのような可動部
710の開状態が所定時間継続したのち、前記可動部7
10が「ハ」の字状に回動変換されて、普通図柄可変表
示ゲームが終了するようになっている。
【0516】なお、特定入賞口9に入賞して未だ普通図
柄可変表示ゲームが行われていない入賞の個数分が前記
記憶表示部100bに点灯個数となって表示される。
【0517】このように第2の実施の形態では遊技者は
可変表示ゲームに並行して普通図柄可変表示ゲームを楽
しむことができるようになっている。
【0518】図63は第2の実施の形態に係るパチンコ
遊技機の普通図柄表示部100普通電動役物70、各種
表示部、変動入賞装置50及び可変表示装置20の制御
を行う制御ブロック図である。
【0519】第2の実施の形態に係るパチンコ遊技機の
制御システムでは第1の実施の形態に係るパチンコ遊技
機の制御システムに、普通図柄可変表示ゲームの乱数に
関する制御、普通図柄表示装置100に対する制御、普
通図柄表示部100aの停止図柄が当たりか否かを判定
する判定に関する制御等を加えた構成となっている。
【0520】具体的には第2の実施の形態に係るパチン
コ遊技機は第1の実施の形態に係るパチンコ遊技機の制
御システムに、前記普通電動役物作動スイッチSW6か
らの信号に基づき遊技球が特定入賞口9に入賞したこと
を記憶する特定入賞記憶手段413と、該入賞記憶手段
413からの信号に基づき、点灯動作する記憶表示部1
00bと、普通図柄表示部100aの停止表示態様を決
定するとともに当たりの確率を生成する乱数Aと乱数B
とからなる乱数手段414と、前記判定手段409から
の信号に基づき乱数Aを用いるべきか、乱数Bを用いる
べきかを検出する乱数変更検出手段415と、前記乱数
変更検出手段415からの信号に基づき、前記特定入賞
記憶手段413からの信号を入力する毎に前記乱数手段
414の乱数Aによる乱数或いは乱数Bによる乱数を記
憶するととも乱数Aによる乱数或いは乱数Bによる乱数
に基づいて普通図柄表示部100aの停止図柄を選択す
る乱数変更制御手段416と、前記特定入賞記憶手段4
13からの信号に基づき前記普通図柄表示装置100の
動作のタイミングを制御するとともに普通図柄判定手段
417、前記乱数変更制御手段416のそれぞれの動作
のタイミングを制御する普通図柄表示動作タイミング制
御手段418と、該普通図柄表示動作タイミング制御手
段418からの信号に基づき普通図柄表示部100aの
可変表示の制御を行う普通図柄表示制御手段419と、
前記普通図柄表示動作タイミング制御手段418からの
信号を入力して時点で前記普通図柄表示制御手段419
からの信号と前記乱数変更制御手段416からの信号に
基づき前記乱数変更制御手段416で選択された乱数に
基づく停止図柄と普通図柄表示部100aで変動してい
る図柄とを比較し、その結果を前記普通図柄表示動作タ
イミング制御手段418に出力する図柄比較手段420
と、前記普通図柄表示制御手段419からの信号に基づ
き停止図柄が当たりか否かを判定し、その結果を前記普
通電動役物制御手段413に出力する普通図柄判定手段
417とを加えた構成とした。
【0521】次に上述のように構成された制御システム
に基づき行なわれる遊技に関する制御の内、普通図柄可
変表示ゲームの開始から当たりが発生するまでの制御を
詳述する。
【0522】まず電源が投入された時点では、前記普通
図柄表示部100aに任意の図柄が表示されており、こ
の時点で可変表示ゲームと、普通図柄可変表示ゲームと
が並行して進行するようになっている。
【0523】そして遊技球が特定入賞口9に入賞すると
その入賞が普通電動役物作動スイッチSW6により検出
される。
【0524】そしてこの検出に基づき、検出信号が前記
特定入賞記憶手段413に送られ、該特定入賞記憶手段
413は前記検出信号に基づいて特定入賞口9に入賞し
た入賞球の個数を加算し、その加算値を所定の限度内
(例えば最大値「4」)で記憶する。
【0525】そして前記特定入賞記憶手段413は前記
乱数変更制御手段416に入賞記憶信号を出力するとと
もに、前記記憶表示部100bにも入賞記憶信号を出力
し、前記入賞記憶信号に基づき、前記記憶表示部100
bの1つのLEDが点灯する。
【0526】ところで可変表示ゲームの通常遊技の状態
から大当りが発生するまでの間では前記乱数変更検出手
段415は判定手段409からの信号に基づいて可変表
示ゲーム中信号を前記乱数変更制御手段416に出力し
ている。
【0527】そして該乱数変更制御手段416は前記入
賞記憶信号を入力する毎に、前記可変表示ゲーム中信号
に基づいて前記乱数手段414の内の乱数Aから乱数を
拾い、前記入賞記憶信号に対応付けて記憶する。
【0528】そして可変表示ゲームにおいて前記判定手
段409がゲームの結果である前記可変表示部21の停
止図柄を大当りであると判定したときは、大当り信号が
前記乱数変更検出手段415に送られる。
【0529】そして該乱数変更検出手段415は前記乱
数変更制御手段416に特別遊技中信号を送る。該乱数
変更制御手段416は前記入賞記憶信号を入力する毎
に、前記特別遊技中信号に基づいて前記乱数手段414
の内の乱数Bから乱数を拾い、前記入賞記憶信号に対応
付けて記憶するようになっている。
【0530】そして前記乱数Bによる当たりの確率は前
記乱数Aによる当たり確率よりも高いものとして構成さ
れている。
【0531】前記特定入賞記憶手段413は前記普通図
柄表示動作タイミング制御手段418にも入賞記憶信号
を出力しており、該入賞記憶信号を入力した普通図柄表
示動作タイミング制御手段418は、前記普通図柄表示
制御手段419にゲーム開始信号を送る。そして該普通
図柄表示制御手段419が前記普通図柄表示部100a
に可変開始信号を送り、該可変開始信号に基づき前記普
通図柄表示部100aの表示が変動を開始する。
【0532】前記普通図柄表示部100aの図柄が変動
を開始してから所定時間が経過した時点で前記普通図柄
表示動作タイミング制御手段418が前記乱数変更手段
416にタイミング信号を出力する。そして、該タイミ
ング信号に基づき前記乱数変更手段416は入賞記憶信
号に対応させて記憶している乱数を抽出し、該乱数に基
づいて停止図柄を決定する。
【0533】そして前記乱数変更手段416は前記図柄
比較手段420に停止図柄信号を出力すると、前記図柄
比較手段420は前記停止図柄信号と普通図柄表示部1
00aの変動の制御をしている普通図柄表示制御手段4
19からの変動図柄信号に基づき、停止図柄と変動図柄
とを比較する。
【0534】そして比較の結果に基づき、前記図柄比較
手段420は停止図柄までの送り駒数を決定し、送り駒
数信号を前記普通図柄表示動作タイミング制御手段41
8に出力する。該普通図柄表示動作タイミング制御手段
418は前記送り駒数信号に基づき変動している図柄を
停止図柄で停止させるため、制御信号を前記普通図柄表
示制御手段419に出力する。
【0535】そして、前記停止信号に基づき前記普通図
柄表示制御手段419が変動している図柄を停止図柄で
停止させるべく、普通図柄表示部100aに可変停止信
号を出力し、該可変停止信号に基づき普通図柄可変表示
部100aが停止図柄で停止する。
【0536】また前記普通図柄表示制御手段419は前
記普通図柄判定手段417にも前記制御信号を送る。
【0537】前記制御信号に基づき普通図柄判定手段4
17は前記普通図柄表示動作タイミング制御手段418
から判定要求信号を入力した時点で、停止図柄が当たり
か否かを判定する。
【0538】この判定の結果、当たりの場合には前記普
通図柄判定手段417は当たり信号を前記普通電動役物
制御手段413に送り、前記当たり信号に基づき該普通
電動役物制御手段413は前記ソレノイドSOLBにソ
レノイド信号を送る。と同時に前記普通図柄判定手段4
17は前記普通図柄表示動作タイミング制御手段418
に判定終了信号を送る。
【0539】ソレノイドSOLBは前記ソレノイド信号
に基づき前記普通電動役物70の可動部710を所定時
間開状態に変換するように動作させる。
【0540】そして前記普通電動役物制御手段413は
前記可動部710が閉状態に変換した時点で、ゲーム終
了信号を前記普通図柄表示動作タイミング制御手段41
8に送る。該普通図柄表示動作タイミング制御手段41
8は該ゲーム終了信号に基づき、次の普通図柄可変表示
ゲームを開始するため、普通図柄表示装置100を制御
するようになっている。
【0541】このような構成のもとでは、可変表示ゲー
ムの特別遊技中に特定入賞口に遊技球が入賞すれば高確
率で当たりが発生するようになる。
【0542】この結果、特別遊技中ではプラスアルファ
の賞球を期待できるようになる。
【0543】[第2の実施の形態の変形例] 普通図柄可変表示装置の変動条件 第2の実施の形態では特定入賞口9に入賞することを条
件に普通図柄表示部100aが変動を開始することにな
っているが、特定入賞口9に代えて、上下開口の通過形
のチャッカーを用い、該通過形チャッカー(特定のゲー
ト)を遊技球が通過したことを条件に普通図柄表示部1
00aが変動を開始するようにしてもよい。
【0544】また始動入賞口が特定入賞口を兼用しても
良いし、始動入賞口の上方に前記特定のゲートを設けて
も良い。このようにすれば遊技者は可変表示ゲームと普
通図柄可変表示ゲームとを同時に遊技することができ
る。
【0545】また大入賞口53の継続入賞口54、入賞
口54,56或いは大入賞口53へ入賞したことを条件
に普通図柄表示部100aを変動させるようにしてもよ
い。
【0546】このようにすれば特別遊技中のみ普通図柄
表示部100aが変動し、大入賞口への入賞による賞球
のみならず、普通電動役物70への入賞による賞球も期
待できることになる。
【0547】また例えば遊技球発射装置に遊技球の発射
球数を検出する遊技球発射検出手段を設けて、発射球数
が一定個数に達したことを検出して、普通図柄表示部1
00aを変動させても良い。
【0548】このようにすればどの遊技者も平等に普通
図柄可変表示ゲームを楽しむことができる。
【0549】また打込球数から賞球数を差し引いた差数
が一定数に達したことを検出した場合に、普通図柄表示
部100aが変動を開始するようにしても良い。
【0550】さらにアウト球の集合樋にアウト球の個数
を検出するアウト球検出手段を設けて、該アウト球検出
器が一定個数を検出した段階で普通図柄表示部100a
を変動させるようにしても良い。
【0551】普通図柄可変表示装置等の変形例 普通図柄表示部はセグメント形蛍光表示管でもよく、ま
たドットキャラクター形蛍光表示管、グラフッィクス形
蛍光表示管でもよいし、発光ダイオードを用いても良い
し、エレクトロルミネセンスを用いても良い。
【0552】さらにドラム方式のようなメカニカル方式
を用いても良い。
【0553】普通図柄表示装置100は普通電動役物7
0に併設しても良いし、変動入賞装置に併設してもよ
し、遊技盤に別に配設してもよい。
【0554】前記第2の実施の形態では特定入賞口9を
前記変動入賞装置50の左側位置に設けていたが、図6
4で示すように可変表示装置20の右側に特定入賞口9
Aを設けても良い。
【0555】このような構成にすれば特別遊技が開始さ
れた時点で右打ちされた遊技球が前記特定入賞口9Aに
入賞することになる。
【0556】そしてその入賞に基づく普通図柄可変表示
ゲームが開始されると前記乱数Bに基づくゲームにより
高確率に当たりが発生するようになり、当たりが発生す
れば普通電動役物70が遊技球を入賞し易い状態に変換
され、より多くの賞球を期待できるようになる。
【0557】前記第2の実施の形態では普通電動役物7
0を変動入賞装置50の左側斜め上位置に設けたが、入
賞口を併設した普通電動役物70Aを図64で示すよう
に可変表示装置20と変動入賞装置50の中間位置に設
けても良い。
【0558】このようにすれば可変表示ゲームの通常遊
技時には始動入賞口として機能し、特別遊技中に前記普
通電動役物70Aが開状態に変換されれば遊技球は前記
普通電動役物70A或いは大入賞口53に入賞すること
になる。
【0559】前記第2の実施の形態では普通電動役物7
0を変動入賞装置50の左側斜め上位置に設けたが、図
65で示すように可変表示装置20の天入賞口部分に普
通電動役物70Bを設け、可変表示装置の左側位置に上
下開口の通過形の特定ゲート9Bを設けても良い。
【0560】また図66に示すように可変表示装置20
の右側位置に普通電動役物70Cを設け、該普通電動役
物70Cの直上位置に上下開口の通過形の特定ゲート9
Cを設けても良い。
【0561】このようにすれば特別遊技中に右打ちする
ことによって前記特定ゲートを通過させ、普通図柄表示
装置を数多く作動させる ことにより普通電動役物70
Cを開状態にさせるチャンスを増大させることができ
る。
【0562】普通図柄可変表示ゲームの当たり確率 上記第2の実施の形態では可変表示ゲームの通常遊技か
ら大当りが発生するまでの間は当たり確率が低い前記乱
数手段414の乱数Aを用い、大当りが発生した後は当
たり確率が高い乱数Bを用いたが、当たり確率は可変表
示ゲームの流れに関係なく常に一定でも良い。
【0563】また特別遊技が終了した後、一定時間若し
くは普通図柄可変表示部の一定作動回数まで、当たり確
率を高くするようにしても良い。
【0564】また遊技開始後一定時間が経過した時点か
ら所定時間の間、当たり確率を高くするように制御し、
その所定時間経過後に当たり確率を低くするような単時
間集中タイプでもよい。
【0565】さらに可変表示ゲームにおいて、特定の停
止図柄の組合せ(例えば1,1,1,)を中当たりと
し、大入賞口を所定時間開放するようなゲーム内容を加
えて、この中当たりが発生した段階で普通図柄可変表示
ゲームの当たり確率を高めるように制御しても良い。
【0566】その他また第2の実施の形態では特定入賞
口9への入賞個数が記憶できるようになっており、例え
ば4個まで記憶できるようにしていたが、記憶数は制限
しなくても良いし、記憶手段をもちいなくても良い。
【0567】なお、第1の実施の形態、第2の実施の形
態とも流下方向規制釘群18a等により釘群を構成した
が、大入賞口に遊技球が集中的に流下するような釘群の
配置であればどのような釘群の配置でもよい。
【0568】
【発明の効果】この発明によれば、遊技盤の遊技領域に
打ち込まれた遊技球のうち、球流入口から流入した遊技
球は球流出口を経て可変表示装置の包囲枠の内側底面に
設けられた転動部に流出し、該流出した遊技球は転動部
上を転動した後、可変表示装置の下方に流下するため、
可変表示装置の下方部に位置する始動入賞装置方向にま
んべんなく遊技球が集められ、適度な始動入賞装置への
入賞が維持されることとなる。従って、遊技の興趣を高
めるために大型の可変表示装置を備えた場合でも、可変
表示装置が邪魔となって始動入賞装置へ入賞し辛くなる
ことがなく、適度な可変表示ゲームが行われるような興
趣の高い弾球遊技機となる。また、転動部で転動する遊
技球のうち所定の遊技球は、球誘導手段により始動入賞
装置へ向けて流下するように誘導され、始動入賞装置に
入賞しやすくなるため、可変表示ゲームの始動の可能性
を高めることができるとともに、誘導部材により始動入
賞するか否かのゲームを楽しむことができ、興趣を一層
高められるような弾球遊技機となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施の形態に係るパチンコ遊
技機の遊技領域の正面図である。
【図2】可変表示部を示す図で、(a)は可変表示部の
第1層目パターンの正面図、(b)は可変表示部の第2
層目パターンの正面図、(c)は可変表示部の変動の推
移状態を示す図である。
【図3】遊技盤の裏面図である。
【図4】可変表示装置の正面図である。
【図5】可変表示装置を構成する前枠部と本体部との分
解斜視図である。
【図6】遊技盤に設置された可変表示装置の縦断側面図
である。
【図7】可変表示装置の前枠部の斜視図である。
【図8】可変表示装置の本体部の斜視図である。
【図9】可変表示装置の本体部の分解斜視図である。
【図10】可変表示装置の本体部を構成する液晶表示ユ
ニットの分解斜視図である。
【図11】遊技盤に設置された可変表示装置の直下位置
にある始動入賞口への遊技球の誘導状態を示す斜視図で
ある。
【図12】変動入賞装置を示す図で、(a)は変動入賞
装置の斜視図、(b)は変動入賞装置の一部を切り欠い
た斜視図である。
【図13】普通電動役物の可動部が閉じた状態を示す斜
視図である。
【図14】普通電動役物の分解斜視図である。
【図15】普通電動役物の可動部が開いた状態を示す斜
視図である。
【図16】裏機構盤の裏面図である。
【図17】賞球排出装置の斜視図である。
【図18】賞球排出装置の平面図である。
【図19】賞球排出装置の斜視図である。
【図20】パチンコ遊技機の裏面図である。
【図21】第1の実施の形態に係るパチンコ遊技機の制
御システムの制御ブロック図である。
【図22】第1の実施の形態に係るパチンコ遊技機に設
置されたコンピュータシステムによる制御ブロック図で
ある。
【図23】図22のコンピュータシステムによって行な
われるメイン処理の制御手順を示すフローチャートであ
る。
【図24】図23のメイン処理のうちの入力処理の制御
処理手順を示すフローチャートである。
【図25】図23のメイン処理のうちの初期化処理の制
御処理手順を示すフローチャートである。
【図26】図23のメイン処理のうちの出力処理の制御
処理手順を示すフローチャートの一部である。
【図27】図23のメイン処理のうちの出力処理の制御
処理手順を示すフローチャートの一部である。
【図28】図23のメイン処理のうちの出力処理の制御
処理手順を示すフローチャートの一部である。
【図29】図23のメイン処理のうちの不正監視処理、
スイッチの入力監視処理、およびゲーム動作処理の制御
処理手順を示すフローチャートの一部である。
【図30】図23のメイン処理のうちの不正監視処理、
スイッチの入力監視処理、およびゲーム動作処理の制御
処理手順を示すフローチャートの一部である。
【図31】図23のメイン処理のうちの不正監視処理、
スイッチの入力監視処理、およびゲーム動作処理の制御
処理手順を示すフローチャートの一部である。
【図32】図23のメイン処理のうちの不正監視処理、
スイッチの入力監視処理、およびゲーム動作処理の制御
処理手順を示すフローチャートの一部である。
【図33】ゲーム処理のステップS00〜S017の流
れの制御処理手順の概要を示すフローチャート、
【図34】図33のステップS00〜S017のゲーム
処理の詳しい制御処理手順の概要を示すフローチャート
の一部である。
【図35】図33のステップS00〜S017のゲーム
処理の詳しい制御処理手順の概要を示すフローチャート
の一部である。
【図36】図33のステップS00〜S017のゲーム
処理の詳しい制御処理手順の概要を示すフローチャート
の一部である。
【図37】図33のステップS00〜S017のゲーム
処理の詳しい制御処理手順の概要を示すフローチャート
の一部である。
【図38】図33のステップS00〜S017のゲーム
処理の詳しい制御処理手順の概要を示すフローチャート
の一部である。
【図39】図33のステップS00〜S017のゲーム
処理の詳しい制御処理手順の概要を示すフローチャート
の一部である。
【図40】図33のステップS00〜S017のゲーム
処理の詳しい制御処理手順の概要を示すフローチャート
の一部である。
【図41】図33のステップS00〜S017のゲーム
処理の詳しい制御処理手順の概要を示すフローチャート
の一部である。
【図42】図33のステップS00〜S017のゲーム
処理の詳しい制御処理手順の概要を示すフローチャート
の一部である。
【図43】図33のステップS00〜S017のゲーム
処理の詳しい制御処理手順の概要を示すフローチャート
の一部である。
【図44】図33のステップS00〜S017のゲーム
処理の詳しい制御処理手順の概要を示すフローチャート
の一部である。
【図45】図33のステップS00〜S017のゲーム
処理の詳しい制御処理手順の概要を示すフローチャート
の一部である。
【図46】図33のステップS00〜S017のゲーム
処理の詳しい制御処理手順の概要を示すフローチャート
の一部である。
【図47】図33のステップS00〜S017のゲーム
処理の詳しい制御処理手順の概要を示すフローチャート
の一部である。
【図48】図33のステップS00〜S017のゲーム
処理の詳しい制御処理手順の概要を示すフローチャート
の一部である。
【図49】出力編集、音の編集・出力の制御処理手順を
示すフローチャートの一部である。
【図50】出力編集、音の編集・出力の制御処理手順を
示すフローチャートの一部である。
【図51】出力編集、音の編集・出力の制御処理手順を
示すフローチャートの一部である。
【図52】出力編集、音の編集・出力の制御処理手順を
示すフローチャートの一部である。
【図53】出力編集、音の編集・出力の制御処理手順を
示すフローチャートの一部である。
【図54】出力編集、音の編集・出力の制御処理手順を
示すフローチャートの一部である。
【図55】フェーズ5の処理のうちのRANDON(R
AMの大当り乱数発生領域)の更新と停止図柄組合せの
更新をする処理の制御処理手順を示すフローチャートで
ある。
【図56】図43で示すステップS1452のJUDG
EOおよび図55で示すステップS626のJUDGE
1の制御処理手順を示すフローチャートである。
【図57】図39のステップS1252、図40のステ
ップS1300及び図41のステップS1354、13
66のSTOPOOの制御処理手順を示すフローチャー
トである。
【図58】図52のステップS492、ステップS50
0のUPDATEの制御処理手順を示すフローチャート
である。
【図59】図51のステップS478、ステップS48
2、ステップS486のLCDSUBの制御処理手順を
示すフローチャートである。
【図60】図39のステップS1250のFETCHの
制御処理手順を示すフローチャートである。
【図61】変動入賞装置の変形例を示す要部縦断面図で
ある。
【図62】第2の実施の形態に係るパチンコ遊技機の遊
技領域の正面図である。
【図63】第2の実施の形態に係るパチンコ遊技機の制
御システムの制御ブロック図である。
【図64】第2の実施の形態の変形例を示す遊技盤面の
概要図である。
【図65】第2の実施の形態の変形例を示す遊技盤面の
概要図である。
【図66】第2の実施の形態の変形例を示す遊技盤面の
概要図である。
【符号の説明】
1 遊技盤 2 遊技領域 5 始動入賞口(始動入賞装置) 20 可変表示装置 21 表示部 211 球流入口 221 包囲枠(転動部) 222 表示用開口部(開口窓部) 224 ワープ出口(球流出口) 315 球誘導部材(球誘導手段) 330 液晶表示ユニット(可変表示器)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】遊技盤の遊技領域に複数の識別情報による
    可変表示ゲームを実行可能な可変表示器を有する可変表
    示装置を配設するとともに、該可変表示装置の下方部の
    前記遊技領域上に遊技球の入賞に基づき前記可変表示ゲ
    ームを始動可能な始動入賞装置を配設し、前記可変表示
    ゲームの停止結果態様に関連して遊技者にとって有利な
    特別遊技状態を発生可能な弾球遊技機において、 前記可変表示装置は、 前記可変表示器の表示部が臨む開口窓部に関連して形成
    された包囲枠と、 前記包囲枠の内側底面に設けられ、遊技球が転動可能で
    あるとともに転動する遊技球を当該可変表示装置の下方
    に流下可能な転動部と、 前記転動部の側部上流側に設けられ、前記遊技領域を流
    下して球流入口から流入した遊技球を当該転動部に流出
    可能な球流出口と、 を含んで構成し、 前記転動部には、転動する所定の遊技球を、電気的な作
    用に基づき前記始動入賞装置に向けて流下するように誘
    導可能な球誘導手段を設けたことを特徴とする弾球遊技
    機。
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