JP3179750B2 - フレキシブル磁気ディスク - Google Patents

フレキシブル磁気ディスク

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JP3179750B2 JP34793397A JP34793397A JP3179750B2 JP 3179750 B2 JP3179750 B2 JP 3179750B2 JP 34793397 A JP34793397 A JP 34793397A JP 34793397 A JP34793397 A JP 34793397A JP 3179750 B2 JP3179750 B2 JP 3179750B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、フレキシブルな磁気デ
ィスクに係り、特にそれの磁気シートとそれの中央部に
固着されるセンターハブに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から常用されている3.5インチの
磁気ディスクカートリッジは、センターハブの半径が1
5.5mm、磁気ディスクの厚さが75μmで、最内周
記録トラックの半径が23.1875mmであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】剛性を有するセンター
ハブのフランジ部上に磁気シートの内周部を重ねて接着
・固定することにより、フランジ部に支持された磁気シ
ートの内周部付近に剛性が付与される。特に磁性粒子と
樹脂結合剤とを含む磁性塗膜からなる磁性層をベースフ
ィルムの両面に設けたものは、ベースフィルムの両面に
接着された磁性層の存在によりフレキシブル性が阻害さ
れて剛性を生じ、その剛性の影響で磁気ヘッドとディス
ク面とのペネットレーションのバラツキが大きくなり、
特に最大線記録密度が20Kbpi以上の高記録密度で
は出力変動が目立つ。
【0004】すなわち前述のような従来の寸法関係で
は、最大線記録密度を20Kbpi以上にすると、ペネ
トレーションマージンを±0.3mmに設定したときの
出力変動が±20%を越えてしまい、記録再生時におけ
る信頼性が低いという欠点を有していた。
【0005】本発明の目的は、このような従来技術の欠
点を解消し、出力変動の少ない信頼性に優れたフレキシ
ブル磁気ディスクを提供するにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】前述の目的を達成するた
め、本発明は、ベースフィルムの両面に磁性薄膜を形成
して、ドーナツ状の記録トラックを有するフレキシブル
な磁気シートと、外周部に設けられたフランジ部上に前
記磁気シートの内周部を重ねて接着・固定し、磁気ディ
スク駆動装置と係合して前記磁気シートを回転駆動する
ための例えば金属などからなる剛性を有するセンターハ
ブとを備えたフレキシブル磁気ディスクを対象とするも
のである。
【0007】そして前記磁性薄膜が例えば鉄などの磁性
体と例えば塩化ビニル−アクリル共重合体やポリウレタ
ン樹脂などの樹脂結合剤とを含む磁性塗膜から構成さ
れ、最大線記録密度が20Kbpi以上で、前記センタ
ーハブのフランジ部の外周半径を15mm以下にして、
前記記録トラックのうちの最内周記録トラックの半径を
21mm以上にすることにより、前記磁気シートのフラ
ンジ部との接着部の外周と前記最内周記録トラックとの
間に、径方向の幅が6mm以上で厚さが72μm以下の
フレキシブルなドーナツ状の領域を設けたことを特徴と
するものである。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明は前述のように、磁性薄膜
が磁性体と樹脂結合剤とを含む磁性塗膜から構成され、
ベースフィルムの両面にその磁性薄膜が形成されて、最
大線記録密度が20Kbpi以上の磁気ディスクであっ
て、センターハブのフランジ部の外周半径を15mm以
下にして、記録トラックのうちの最内周記録トラックの
半径を21mm以上にすることにより、磁気シートのフ
ランジ部との接着部の外周と最内周記録トラックとの間
に、径方向の幅が6mm以上で厚さが72μm以下のフ
レキシブルなドーナツ状の領域を設けることにより、最
内周記録トラック付近においても十分なフレキシブル性
を付与することができる。
【0009】そのため、ペネトレーションマージンを±
0.3mmに設定したとき、ディスクの剛性にともなう
出力変動を±20%以下に抑えることができ、信頼性の
向上が図れる。
【0010】次に本発明の実施の形態を図面とともに説
明する。図1は実施の形態に係る磁気ディスクカートリ
ッジの一部を切断した平面図、図2は磁気ディスクの断
面図である。
【0011】フレキシブルな磁気ディスク1が、カート
リッジケース2内に回転可能に収納されている。そして
その磁気ディスク1の中央部には軟磁性材料からなるセ
ンターハブ3が接着剤によって固着されている。図示し
ていないが、カートリッジケース2の内面には、不織布
からなるクリーニングシートが貼着されている。
【0012】前記磁気ディスク1は図2に示すように、
厚さ62μmの例えばポリエチレンテレフタレートやポ
リイミドなどからなるベースフィルム4の両面に厚さ2
μmの磁性層5、5を塗布、形成して、半径86mmの
円盤状に打ち抜いたシート状のものである。従ってこの
磁気ディスク1の厚さtは66μmであり、図中の7が
記録トラックとなり、最内周トラック半径d1は23.
1875mmである。
【0013】前記磁性層5を形成する磁性塗料の一例を
示せば、下記の通りである。
【0014】 ( 組 成 ) ( 重 量 部 ) α−Fe 100 塩化ビニル−アクリル共重合体 14 ポリウレタン樹脂 8.5 3官能性イソシアネート架橋剤 5.5 酸化アルミニウム(粒径0.4〜0.5μm) 20 2−ペプチルウンデシルオレート 8 シクロヘキサノン 180 トルエン 180 前記センターハブ3は、例えば磁性ステンレス鋼板など
の軟磁性材料からなり、それの外周に設けられたフラン
ジ部6に前記磁気ディスク1の内周部が重ねられて接着
されている。このセンターハブ3の半径d2は14.5
mmであり、従って磁気ディスク1(磁気シート)のフ
ランジ部6との接着部の外周と最内周トラックとの間
に、径方向の幅が(23.1875−14.5≒)8.
7mmで厚さが66μmのフレキシブルなドーナツ状の
領域が設けられる。またこの磁気ディスク1の最大線記
録密度は、36.3Kbpiである。このようにして構
成した磁気ディスクのペネトレーションマージンを±
0.3mmに設定したときの出力変動は、±20%以下
である。
【0015】この実施例では、磁気ディスク1の厚さt
を66μm、最内周トラック半径d1を23.1875
mm、センターハブ3の半径d2を14.5mmとした
が、各種の実験によって、磁気ディスク1の厚さtを7
2μm以下、最内周記録トラック半径d2を21mm以
上、センターハブ3の半径d2を15mm以下とするこ
とにより、磁気ディスクのペネトレーションマージンを
±0.3mmに設定したときの出力変動を±20%以下
に抑えられることが、確認されている。
【0016】
【発明の効果】本発明は前述したように、ベースフィル
ムの両面に磁性薄膜を形成して、ドーナツ状の記録トラ
ックを有するフレキシブルな磁気シートと、外周部に設
けられたフランジ部上に前記磁気シートの内周部を重ね
て接着・固定し、磁気ディスク駆動装置と係合して前記
磁気シートを回転駆動するための剛性を有するセンター
ハブとを備えたフレキシブル磁気ディスクにおいて、前
記磁性薄膜が磁性体と樹脂結合剤とを含む磁性塗膜から
構成され、最大線記録密度が20Kbpi以上で、前記
センターハブのフランジ部の外周半径を15mm以下に
して、前記記録トラックのうちの最内周記録トラックの
半径を21mm以上にすることにより、前記磁気シート
のフランジ部との接着部の外周と前記最内周記録トラッ
クとの間に、径方向の幅が6mm以上で厚さが72μm
以下のフレキシブルなドーナツ状の領域を設けることに
より、最内周記録トラック付近においても十分なフレキ
シブル性を付与することができる。
【0017】そのため、ペネトレーションマージンを±
0.3mmに設定しても、磁気ディスクの出力変動を±
20%以下に抑えることができ、したがって信頼性の高
い磁気ディスクを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る磁気ディスクカート
リッジの一部を切断した平面図である。
【図2】その磁気ディスクカートリッジに用いる磁気デ
ィスクの断面図である。
【符号の説明】
1 磁気ディスク 2 カートリッジケース 3 センターハブ 4 ベースフィルム 5 磁性層 6 フランジ部 7 記録トラック t 磁気ディスクの厚さ d1 最内周記録トラックの半径 d2 センターハブのフランジ部の外周半径
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11B 23/033 602 G11B 5/02

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】 フレキシブル磁気ディスク
  1. 【請求項1】 ベースフィルムの両面に磁性薄膜を形成
    して、ドーナツ状の記録トラックを有するフレキシブル
    な磁気シートと、 外周部に設けられたフランジ部上に前記磁気シートの内
    周部を重ねて接着・固定し、磁気ディスク駆動装置と係
    合して前記磁気シートを回転駆動するための剛性を有す
    るセンターハブとを備えたフレキシブル磁気ディスクに
    おいて、 前記磁性薄膜が磁性体と樹脂結合剤とを含む磁性塗膜か
    ら構成され、最大線記録密度が20Kbpi以上で、 前記センターハブのフランジ部の外周半径を15mm以
    下にして、前記記録トラックのうちの最内周記録トラッ
    クの半径を21mm以上にすることにより、前記磁気シ
    ートのフランジ部との接着部の外周と前記最内周記録ト
    ラックとの間に、径方向の幅が6mm以上で厚さが72
    μm以下のフレキシブルなドーナツ状の領域を設けたこ
    とを特徴とするフレキシブル磁気ディスク。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のフレキシブル磁気ディス
    クと、その磁気ディスクを回転可能に収納したカートリ
    ッジケースとを備えたことを特徴とする磁気ディスクカ
    ートリッジ。
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