JP3179454U - 棚受け具 - Google Patents

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浩二 今村
全啓 武田
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和光合成樹脂株式会社
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Abstract

【課題】ワンタッチで簡単に棚受けピンを筒体に着脱でき、かつ棚受けピンが脱落しにくい棚受け具を提供する。
【解決手段】棚受け具は、側板の孔内に埋設した筒体1と、該筒体1に着脱自在に嵌入される棚受けピンとを備え、筒体1には、該筒体1の内壁よりも内側に突出する弾性変形可能な係合突起1aが形成されており、棚受けピンには、係合突起1aに係合する係合溝が形成されている。
【選択図】図2

Description

本考案は、壁面などに設けられた孔内に埋設して、棚板などを固定する棚受け具に関する。
従来、食器棚、本棚、アパレル店舗のディスプレイ棚等で使われている棚板は、一般に棚受けピン上に載置され、使用される。この棚受けピンは、棚板のそれぞれ手前側と奥側の左右両側板に設けた合計4個の下孔内に埋設した筒体に差し込んで固定される。
このような棚受けピンと筒体とからなる棚受け具として、螺合タイプの棚受け具が汎用されている。しかしながら、特に、商品の陳列などのインストアプロポーションの工夫や取り組みが売上に直結するために頻繁に棚板の位置を変更する場合には、このような螺合タイプの棚受け具では、棚受けピンを他の筒体に取替える際に螺子を緩めたり、はめたりする必要があるため、作業性が悪いという問題があった。
作業性の良い棚受け具として、特許文献1には、固定材の取付孔に嵌合支持される支持体と、この支持体に挿入される挿入体とからなり、上記支持体は、径大の頭部とこれに連続する径小の嵌合部を有し、この嵌合部の外周には円周方向に突起条を形成するとともに、頭部と嵌合部を貫通する嵌合孔を形成し、この嵌合孔の先部に先端に向かって漸次径小のテーパ状部を形成し、さらに上記嵌合部の軸方向に端縁に開口する切溝を形成してなり、上記挿入体は、径大の保持部と径小の上記嵌合孔に嵌合し上記テーパ状部に圧入される軸を有してなり、上記挿入体を上記支持体に嵌合圧入し、この支持体のテーパ状部を拡径して上記固定材の取付孔に圧接し、この挿入体の保持部に棚板を支持する棚受け具が開示されている。
しかしながら、特許文献1に記載の棚受け具は、挿入体の着脱は容易であるが、挿入体が脱落しやすいおそれがある。
また、特許文献2には、縦板に埋設する軸受け筒と、該軸受け筒に着脱自在に連結して棚の端部を支持する棚受け駒とよりなり、上記軸受け筒の外周には突条を、後部内周には段部を設け、この段部に横方向へ伸縮するスプリングを嵌合してこれを軸受け筒内に僅かに突出させ、且つ軸受け筒の後端にはテーパ状のスプリング保持縁を形成し、前記棚受け駒には軸受け筒に嵌入する軸部を突設してこの軸部の先端部にスプリングの嵌合溝に周設した棚受け具が開示されている。
しかしながら、特許文献2に記載の棚受け具は棚受け駒の着脱を繰り返すと、スプリングが破損したり、スプリングが軸受け筒から離脱しやすく、棚受け駒が脱落しやすいおそれがある。
実開昭54−53914号公報 実開昭63−1444号公報
鈴木國朗著、「陳列技術入門」、株式会社商業界、2005年12月20日
そこで、本考案の課題は、ワンタッチで簡単に棚受けピンを筒体に着脱でき、かつ棚受けピンが脱落しにくい棚受け具を提供することにある。
本考案者は、上記課題を解決すべく鋭意検討を重ねた結果、本考案を完成するに至った。すなわち、本考案は、以下の構成からなる。
(1)側板の孔内に埋設した筒体と、該筒体に着脱自在に嵌入される棚受けピンとを備えた棚受け具であって、前記筒体には、該筒体の内壁よりも内側に突出する弾性変形可能な係合突起が形成されており、前記棚受けピンは、棚受け部と前記筒体に嵌入される軸部とを有し、この軸部には前記係合突起に係合する係合溝が形成されていることを特徴とする棚受け具。
(2)前記係合突起は、肉厚が筒体の他の部分に比べて薄い薄肉弾性部の内壁面から突設されている前記(1)に記載の棚受け具。
(3)前記薄肉弾性部は、筒体の軸方向両端が筒体と一体に接続され、筒体の周方向の両側に切欠部が並設されている前記(1)または(2)に記載の棚受け具。
(4)前記筒体は、ポリアセタール樹脂からなる前記(1)〜(3)のいずれかに記載の棚受け具。
(5)前記係合突起は、前記筒体の内壁において相互に離隔した位置に複数形成されている前記(1)〜(4)のいずれかに記載の棚受け具。
(6)前記軸部の先端部は面取りされている前記(1)〜(5)のいずれかに記載の棚受け具。
本考案によれば、ワンタッチで簡単に棚受けピンを筒体に着脱できる。さらに、筒体における係合突起が弾性変形可能であるため、すなわち筒体は応力負荷下における長期耐久性などに優れた樹脂からなるため、棚受けピンの着脱を繰り返しても棚受けピンが脱落しにくい。そのため、棚板の位置を変更する作業効率を高め、頻繁に棚板の位置を変更する場合には特に有効である。
本考案の一実施形態に係る棚受け具における筒体1の上面図である。 (a)は筒体1の側面図であり、(b)は筒体1の図1中のA−A線断面図である。 (a)は本考案の一実施形態に係る棚受け具における棚受けピン2の上面図であり、(b)は棚受けピン2の側面図である。 (a)は本考案の他の実施形態に係る棚受けピン2’の上面図であり、(b)は棚受けピン2’の側面図である。
以下、本考案の棚受け具の一実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。
本考案の一実施形態に係る棚受け具は、側板の孔内に埋設した筒体1と、該筒体1に着脱自在に嵌入される棚受けピン2とを備える。
側板としては、本考案の棚受け具が設置できるものであれば特に限定されず、木板、石板、コンクリート板などが挙げられる。
<筒体1>
筒体1は、図1、2に示すように、係合突起1aと、薄肉弾性部1bと、切欠部1cと、突条部1d、1d’とを有する。
筒体1は、射出成形などにより成形されたポリアセタール樹脂からなる一体成形体である。これにより、棚受けピンの着脱を1000回程度行っても係合突起1aの摩耗も微量でバネ特性も損なわれず、棚受けピンが脱落しない。また、側板の孔内に挿入される側の外周面の縁1eは面取りされ、棚受けピン2が挿入される側の内周面の縁1fも面取りされている。これにより、側板の孔内に筒体1を、筒体1に棚受けピン2を、それぞれスムーズに挿入できる。
なお、本実施形態に係る筒体1の材質は、ポリアセタール樹脂であるが、本考案における筒体の材質はこれに限定されず、耐疲労性、バネ特性、耐クリープ性等、応力下使用での長期耐久性などに優れた樹脂であればよい。
(係合突起1a)
係合突起1aは、図1に示すように、筒体1の上面からみると、筒体1の周方向に沿って筒体1の内壁よりも内側に所定高さhだけ突出し、対向するように2つ形成され、図2(b)に示すように、軸方向においては、薄肉弾性部1bの内壁に断面山形状となるように形成されている。係合突起1aが筒体1の周方向に沿って形成されることで、筒体1に棚受けピン2を着脱するに際し係合突起1aに掛かるストレスを係合突起1aの局所に集中させることなく全体に分散することができ、棚受けピン2の着脱を繰り返しても係合突起1aが破損しにくい。また筒体1に棚受けピン2が嵌入した後、筒体1から棚受けピン2が脱落しないように係合突起1aが係合溝2cに係合した状態で保持することができる。
係合突起1aの高さhは、係合突起1aが棚受けピン2における係合溝2cに係合できる高さであればよく、筒体1の内壁面に対して0.2〜0.4mm程度である。
なお、本実施形態では、筒体1の上面からみると、係合突起1aが対向するように2つ形成されているが、本考案ではこれに限定されず、後述する挿入抵抗や引抜抵抗を調整するなどの目的で、筒体の内壁において相互に離隔した位置に複数形成されていてもよい。
(薄肉弾性部1b、切欠部1c)
薄肉弾性部1bは、図2(b)に示すように、肉厚が筒体1の他の部位の肉厚に比べて薄く、薄肉弾性部1bの周方向の両側には切欠部1cが並設されている。これにより、薄肉弾性部1bは可撓性を有するため、後述するように、筒体1の内壁よりも内側に係合突起1aが突出していても、筒体1に棚受けピン2を押し込んで、棚受けピン2を筒体1に嵌入することができる。
薄肉弾性部1bの周方向の長さwは2〜4mm程度である。
(突条部1d、1d’)
突条部1d、1d’は、図2(b)に示すように、断面山形状となるように、筒体1の外周面に形成されている。これにより、筒体2を側板の孔内に埋設した状態を保持することができる。
<棚受けピン2>
棚受けピン2は、図3に示すように、棚受け部2aと、筒体1に嵌入される軸部2bとを有する。
棚受けピン2は、切削、冷間鍛造などにより成形された軟鋼材からなる円柱状体であり、棚受け部2aの軸部2b側には、棚受け部2aの先端側よりも直径の小さい段差部2dが形成されている。これにより、棚板として、棚ズレ防止のために裏面側端部に凸部が設けられた棚板を用いる場合、この棚板の凸部を段差部2dに挿入結合させることができる。
また、軸部2bの先端の縁2eは面取りされている。これにより、筒体1に棚受けピン2を挿入すると、係合突起1bが面取りされた縁2eと当接し、この状態から棚受けピン2を筒体1に押し込むと、縁2eの面取り勾配により、縁2eが面取りされていない棚受けピン2を筒体1に嵌入する場合に比べて、係合突起1bが破損しにくくなり、筒体1に棚受けピン2をスムーズに挿入できる。
さらに、軸部2bの直径は、係合溝2c、面取された部位を除いて、一定であり、筒体1の内径も一定であるので、筒体1に嵌入した棚受けピン2はがたつかない。
なお、本実施形態では、棚受けピン2は軟鋼材からなるが、本考案はこれに限定されず、例えば、棚受け部は剛性、靱性に優れた樹脂などからなり、軸部の材質は軟鋼材、剛性、靱性に優れた樹脂などからなってもよい。
また、本実施形態では、棚受けピン2を用いたが、本考案の他の実施形態として、棚受けピン2の代わりに、図4に示すように、棚受け部2’aに手掛け溝2’fが形成された棚受けピン2’;棚受けピンの先端がSR(球面状)にされた棚受けピン(図示せず)などを用いてもよい。なお、棚受けピン2’は、棚受けピン2の段差部2dの代わりに手掛け溝2’fが形成されている他は、棚受けピン2と同じである。
さらに、本考案における棚受け部の表面には、ローレット加工などが施されていてもよい。
(係合溝2c)
係合溝2cは、図3に示すように、軸部2bに形成され、棚受けピン2を筒体1に押し込んで、筒体1の係合突起1aと係合する部位である。
<使用方法>
以下、本考案に係る棚受け具の一使用態様について説明するが、本考案はこれに限定されるものではない。
本考案の一実施形態に係る棚受け具を取り付けるには、側板に下穴を開け、この下穴に筒体1を差し込んだ後、筒体1に棚受けピン2を押し込んで、嵌入すればよい。
この際、筒体1に棚受けピン2を挿入すると、軸部2bの面取りされた縁2eと、係合突起1bとが当接するため、挿入抵抗がある。この状態から棚受けピン2を筒体1に押し込むと、薄肉弾性部1bが筒体の外周方向に撓曲して、軸部2bの側面と、係合突起1bとが当接するようになるため挿入抵抗が小さくなる。さらに、棚受けピン2を筒体1に押し込むと、係合突起1aが係合溝2cに係合し、すなわち筒体1に棚受けピン2が嵌入する。このように、ワンタッチで簡単に筒体1に棚受けピン2を嵌入することができる。
筒体1から棚受けピン2を抜脱するには、単純に筒体1から棚受けピン2を引っ張ればよい。
この際、筒体1から棚受けピン2を引っ張ると、係合突起1bと、係合溝2cとが当接するため、引抜抵抗がある。この状態から棚受けピン2を引っ張ると、薄肉弾性部1bが筒体の外周方向に撓曲して、軸部2bの側面と、係合突起1bとが当接するようになるため引抜抵抗が小さくなる。さらに、棚受けピン2を引っ張ると、係合突起1aと筒体1の内壁とが当接しなくなり、筒体1から棚受けピン2を抜脱する。このように、ワンタッチで簡単に筒体1から棚受けピン2を抜脱することができる。
1 筒体
2、2’ 棚受けピン

Claims (6)

  1. 側板の孔内に埋設した筒体と、該筒体に着脱自在に嵌入される棚受けピンとを備えた棚受け具であって、
    前記筒体には、該筒体の内壁よりも内側に突出する弾性変形可能な係合突起が形成されており、
    前記棚受けピンは、棚受け部と前記筒体に嵌入される軸部とを有し、この軸部には前記係合突起に係合する係合溝が形成されていることを特徴とする棚受け具。
  2. 前記係合突起は、肉厚が筒体の他の部分に比べて薄い薄肉弾性部の内壁面から突設されている請求項1に記載の棚受け具。
  3. 前記薄肉弾性部は、筒体の軸方向両端が筒体と一体に接続され、筒体の周方向の両側に切欠部が並設されている請求項1または2に記載の棚受け具。
  4. 前記筒体は、ポリアセタール樹脂からなる請求項1〜3のいずれかに記載の棚受け具。
  5. 前記係合突起は、前記筒体の内壁において相互に離隔した位置に複数形成されている請求項1〜4のいずれかに記載の棚受け具。
  6. 前記軸部の先端部は面取りされている請求項1〜5のいずれかに記載の棚受け具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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