JP3240609U - 抜け止め部材 - Google Patents

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Abstract

【課題】本体部の大型化、及び、当該本体部を取り付けるためのブラケットの切欠部の大型化を防止する抜け止め部材を提供する。【解決手段】ブラケット200のための抜け止め部材100であって、ブラケット200の切欠部230に、スライド可能に取り付けられる本体部110と、本体部110の先端側から突出しており、ブラケット200を取り付ける支柱300の取付孔310に挿入される突起部120と、一端132がブラケット200に固定され、他端131が本体部110に固定される弾性変形部130と、を備え、弾性変形部130は、本体部110の外側に配置されており、さらに、突起部120が取付孔310に挿入される方向へ、本体部110を付勢することを特徴とする。【選択図】図2

Description

本考案は、陳列棚を保持するブラケットのための抜け止め部材に関する。
従来から、スーパーやコンビニ等の店舗で、商品を陳列するための陳列装置が利用されており、この陳列装置の陳列棚は、支柱に取り付けられたブラケットによって保持されている。そして、このブラケットは、支柱に設けられた取付孔に着脱可能に取り付けられており、さらに、ブラケットが簡単に抜けないように、抜け止め部材が利用されている。
この抜け止め部材は、ブラケットの切欠部に、スライド可能に取り付けられる本体部と、当該本体部の先端側から突出しており、ブラケットを取り付ける支柱の取付孔に挿入される突起部とを備えている。そして、抜け止め部材の突起部が、支柱の取付孔から不用意に抜けないように、本体部にはバネ等が内蔵されており、突起部を取付孔に付勢している。ただ、本体部の中に、バネ等の付勢部材を内蔵しているので、本体部が大型化し、当該本体部を取り付けるためのブラケットの切欠部も大きくなるという問題があった。
そこで、本考案は、上記問題に鑑み、本体部の大型化、及び、当該本体部を取り付けるためのブラケットの切欠部の大型化を防止する抜け止め部材を提供する。
上記課題を解決するために、本考案の抜け止め部材は、ブラケットのための抜け止め部材であって、前記ブラケットの切欠部に、スライド可能に取り付けられる本体部と、当該本体部の先端側から突出しており、前記ブラケットを取り付ける支柱の取付孔に挿入される突起部と、一端が前記ブラケットに固定され、他端が前記本体部に固定される弾性変形部と、を備え、当該弾性変形部は、前記本体部の外側に配置されており、さらに、前記突起部が前記取付孔に挿入される方向へ、前記本体部を付勢することを特徴とする。
上記特徴のように、突起部が取付孔に挿入される方向へ本体部を付勢する弾性変形部は、本体部の外側に配置されている。そのため、従来のように、付勢部材を本体部に内蔵する場合と比較して、本考案の抜け止め部材の本体部は、弾性変形部を外側に配置した分だけ、本体部全体を小型化できる。さらに、本体部を取り付けるブラケットの切欠部も、小さくできるのである。その結果、抜け止め部材の本体部の大型化、及び、ブラケットの切欠部の大型化を防止できる。
さらに、本考案の前記本体部は溝部を備え、当該溝部に、前記ブラケットの一部が、スライド可能に嵌ることを特徴とする。
上記特徴により、上記特徴によれば、本体部は溝部に沿って滑らかにスライド移動することができ、また、溝部にブラケットの一部を嵌めるだけなので、本体部のブラケットへの取り付け作業が簡単である。
上記の本考案によれば、本体部の大型化、及び、当該本体部を取り付けるためのブラケットの切欠部の大型化を防止する。
(a)は本考案の抜け止め部材の全体斜視図、(b)は抜け止め部材の平面図、(c)は抜け止め部材の側面図、(d)は抜け止め部材の底面図である。 本考案の抜け止め部材が取り付けられたブラケットを、支柱に取り付ける様子を側面側から示す概念図であって、支柱は縦断面として示し、ブラケットは側面から見た状態を示している。 本考案の抜け止め部材が取り付けられたブラケットを、支柱に取り付ける様子を側面側から示す概念図であって、支柱は縦断面として示し、ブラケットは側面から見た状態を示している。 本考案の抜け止め部材が取り付けられたブラケットを、支柱に取り付ける様子を側面側から示す概念図であって、支柱は縦断面として示し、ブラケットは側面から見た状態を示している。 本考案の抜け止め部材が取り付けられたブラケットを、支柱に取り付ける様子を側面側から示す概念図であって、支柱は縦断面として示し、ブラケットは側面から見た状態を示している。 本考案の抜け止め部材が取り付けられたブラケットを、支柱に取り付ける様子を側面側から示す概念図であって、支柱は縦断面として示し、ブラケットは側面から見た状態を示している。 本考案の抜け止め部材が取り付けられたブラケットを、支柱に取り付ける様子を側面側から示す概念図であって、支柱は縦断面として示し、ブラケットは側面から見た状態を示している。
100 抜け止め部材
110 本体部
120 突起部
121 幅狭部
130 弾性変形部
131 他端
132 一端
200 ブラケット
300 支柱
310 取付孔

以下に、本考案の一実施形態について図面を参照しつつ説明する。なお、以下の説明において参照する各図の形状は、好適な形状寸法を説明する上での概念図又は概略図であり、寸法比率等は実際の寸法比率とは必ずしも一致しない。つまり、本考案は、図面における寸法比率に限定されるものではない。
図1は、本考案の抜け止め部材100を示しており、図1(a)は抜け止め部材100の全体斜視図、図1(b)は抜け止め部材100の平面図、図1(c)は抜け止め部材100の側面図、図1(d)は抜け止め部材100の底面図である。
まず、抜け止め部材100は、全体が合成樹脂で出来ており、略直方体形状の本体部110と、当該本体部110の先端側から突出している突起部120と、本体部110の外側に配置された弾性変形部130とを備える。この本体部110は、突起部120よりも上下方向の長さが長い2つの側壁112及び側壁113によって、突起部120を両側から挟みこむような構成となっている。そのため、突起部120の上下には、側壁112と側壁113との間に、溝部114が形成されている。そして、側壁112及び側壁113は互いに平行となっているので、溝部114も直線状に延びる形状をしている。なお、抜け止め部材100は、全体が合成樹脂で形成されているが、これに限定されず、金属や木材等の任意の素材を適宜採用することができる。
また、突起部120は、略直方体形状であり、本体部110の先端側から突出している。さらに、突起部120は、後述する支柱300の取付孔310に挿入可能な形状となっている。また、突起部120の先端側には、末端側の幅広部122に比べて幅が狭い幅狭部121が段状に形成されている。具体的には、突起部120の先端側の幅狭部121の幅H1は、末端側の幅広部122の幅H2より狭くなっている(つまり、幅H2>幅H1)。
また、弾性変形部130は、半円状に湾曲した形状をしており、他端131は本体部110の外側表面に固定されている。また、弾性変形部130の一端132は、棒状の突起形状をしており、後述するブラケット200の固定孔240に挿入して固定できるようになっている。さらに、一端132の一部には、弾性変形可能な爪部133が形成されており、当該爪部133は固定孔240に係止するので、一端132が固定孔240から簡単には抜けないようになっている。また、弾性変形部130は、合成樹脂製であり、他端131と一端132が近づくように、言い換えると、湾曲部分が縮径するように弾性変形することができる。なお、弾性変形部130の一端132は、弾性変形部130の一部が突起状に延出したものであるが、これに限定されず、一端にネジのような突起部材を取り付けて、一端132全体の形状を突起形状としてもよい。
なお、弾性変形部130は合成樹脂で形成されているが、これに限定されず、弾性変形可能で、本体部110を支柱300の取付孔310に向けて付勢可能な素材であれば、任意の素材を採用することができ、例えば弾性変形部130を鉄等の金属で形成してもよい。また、弾性変形部130は半円状に湾曲した形状をしているが、これに限定されず、弾性変形可能で、本体部110を支柱300の取付孔310に向けて付勢可能な形状であれば、任意の形状を採用することができる。
では次に、図2から図7を参照して、本考案の抜け止め部材100の使用態様について説明する。なお、図2は、ブラケット200を支柱300に取り付ける様子を示す概念図であって、支柱300は縦断面として示し、ブラケット200は側面から見た状態を示している。
まず、図2に示すように、支柱300は中空状で長尺状の部材であり、壁面320に所定の間隔で、複数の取付孔310が上下方向に形成されている。
また、ブラケット200は、長尺状の板部材であり、上端に陳列棚の下面側に係合する係止部210と、末端に支柱300の取付孔310に係合する複数の係止片220を備える。この係止片220は、切り欠き状の複数の第一係止部225A及び第二係止部225Bを備え、この第一係止部225Aは、図2から図4を参照して説明するように、ブラケット200を支柱300に対して略直角に交わる姿勢で取り付ける場合に利用するものである。一方、第二係止部225Bは、図5から図7を参照して後述するように、ブラケット200を支柱300に対して斜めに交わる姿勢で取り付ける場合に利用するものである。なお、図2から図7に示すブラケット200の係止片220は、2つの第一係止部225A及び第二係止部225Bを備えているが、これに限定されず、ブラケット200の取り付け姿勢に応じて、3つ以上の係止部を備えてもよい。当然ながら、3つ以上の各係止部は、ブラケット200の複数の異なる取り付け姿勢に、それぞれ対応している。
さらに、係止片220に隣接する箇所には、抜け止め部材100を取り付けるための切欠部230が形成されている。この切欠部230の形状は、略直方体形状の突起部120が切欠部230内に配置された際に、突起部120が切欠部230の長尺方向へスライドできるように構成されている。
そして、切欠部230の上下の縁部231が、本体部110の上下の溝部114にそれぞれ嵌められており、本体部110は溝部114に沿って抜け落ちないようにスライドできるようになっている。なお、本体部110をブラケット200にスライド可能に取り付ける構成は、切欠部230の縁部231を溝部114に嵌める構成に限定されず、本体部110がブラケット200にスライド可能に取り付けられる構成であればよく、例えば、切欠部230の縁部231側に直線状の溝を形成しておき、当該溝に本体部110の一部を嵌め合わせて、当該溝に沿って本体部110をスライドできるような構成としてもよい。
また、ブラケット200の切欠部230に隣接する位置に、ブラケット200の表側から裏側に貫通する固定孔240が形成されており、この固定孔240に弾性変形部130の一端132が挿入されて固定されている。この弾性変形部130は、ブラケット200の裏側(図面上、ブラケット200の裏側)に位置しており、一端132が裏側から固定孔240へ挿入されている。また、爪部133が固定孔240の周縁に係止しており、一端132が固定孔240から脱落しないようになっている。なお、弾性変形部130をブラケット200に固定する構成は、ブラケット200の固定孔240に、一端132を挿入して固定する構成に限定されず、ブラケット200と弾性変形部130の一端132とを固定できる構成であればよく、例えば、ブラケット200の表面と一端132の接触箇所に接着剤を塗布して、両者を固定する構成や、一端132をネジ等の部材によってブラケット200に固定する構成としてもよい。
このように、突起部120が取付孔310に挿入される方向へ本体部110を付勢する弾性変形部130は、本体部110の外側に配置されている。そのため、従来のように、付勢部材を本体部に内蔵する場合と比較して、本考案の抜け止め部材100の本体部110は、弾性変形部130を外側に配置した分だけ、本体部110全体を小型化できる。さらに、本体部110を取り付けるブラケット200の切欠部230も、小さくできるのである。その結果、抜け止め部材100の本体部110の大型化、及び、ブラケット200の切欠部230の大型化を防止できる。
次に、図2から図3に示すように、ブラケット200を支柱300に対して略直角に交わる姿勢で取り付ける場合は、ブラケット200の係止片220を取付孔310に挿入し、第一係止部225Aを取付孔310の縁部に係止させる。この係止片220の先端221の上下方向の長さL1は、取付孔310の上下方向の長さL2よりも小さくなっているので、先端221は取付孔310を通過して挿入できる。なお、図3は、ブラケット200を支柱300に取り付ける様子を示す概念図であって、支柱300は縦断面として示し、ブラケット200は側面から見た状態を示している。
一方、抜け止め部材100の突起部120の先端は取付孔310を通過できず、図3に示すように、支柱300の壁面320に当接する。すると、抜け止め部材100の本体部110は、壁面320に押されるようにして壁面320とは反対方向へスライド移動していく。その際、本体部110は、溝部114に沿って滑らかにスライド移動している。
ここで、弾性変形部130の他端131は本体部110に固定され、一端132はブラケット200の固定孔240に固定されているので、図3に示すように、本体部110が固定孔240へ向けて移動すると、弾性変形部130は、他端131と一端132とが近接するように、湾曲部分の径を小さくしながら、弾性変形していく。
そして、図3に示すように、本体部110が後方へスライド移動したので、係止片220の末端222を取付孔310まで挿入することができる。この末端222は、係止片220の先端221の長さL1よりも短いので、末端222と取付孔310との間には隙間X1が出来ている。
そして、図3に示す状態からブラケット200を下方へ降ろすと、係止片220の末端222が取付孔310の下端側へ移動する。すると、図4に示すように、係止片220の第一係止部225Aが取付孔310に係止して、ブラケット200が支柱300に取り付けられることになる。なお、図4は、ブラケット200を支柱300に取り付ける様子を示す概念図であって、支柱300は縦断面として示し、ブラケット200は側面から見た状態を示している。
図4に示すように、係止片220の末端222の上端側と取付孔310の間には、隙間X1ができている。そして、弾性変形していた弾性変形部130には、変形前の元の状態へ復帰しようとする復元力が働いているので、本体部110は弾性変形部130によって、取付孔310へ向けて付勢されている。すると、本体部110は溝部114に沿って取付孔310側へスライドしていくので、図4に示すように、本体部110の突起部120が、幅広部122まで取付孔310へ挿入されるのである。なお、突起部120の幅広部122の大きさは、ブラケット200を支柱300に対して略直角に交わる姿勢で取り付ける場合において、末端222の上端側と取付孔310の間の隙間X1に挿入できるように設定されている。
したがって、抜け止め部材100の突起部120の幅広部122が取付孔310に挿入されるので、取付孔310と係止片220との間には隙間X1がなくなる。そのため、係止片220が取付孔310から不用意に抜け出て、ブラケット200が支柱300から外れてしまうことを防止できるのである。なお、ブラケット200を支柱300から取り外したい場合は、作業員が本体部110を後方へスライドさせて、取付孔310と係止片220との間に隙間X1を作り、ブラケット200の係止片220を取付孔310から外せばよい。
では、次に、図5から図7を参照して、ブラケット200を支柱300に対して斜めに交わる姿勢で取り付ける場合について説明する。まず、図5に示すように、ブラケット200の係止片220を取付孔310に挿入し、第二係止部225Bを取付孔310の縁部に係止させる。この係止片220の先端221の上下方向の長さL1は、取付孔310の上下方向の長さL2よりも小さくなっているので、先端221は取付孔310を通過して挿入できる。なお、図5は、ブラケット200を支柱300に取り付ける様子を示す概念図であって、支柱300は縦断面として示し、ブラケット200は側面から見た状態を示している。
一方、抜け止め部材100の突起部120の先端は取付孔310を通過できず、図6に示すように、支柱300の壁面320に当接する。すると、抜け止め部材100の本体部110は、壁面320に押されるようにして壁面320とは反対方向へスライド移動していく。その際、弾性変形部130は、他端131と一端132とが近接するように、湾曲部分の径を小さくしながら、弾性変形していく。
そして、図6に示すように、本体部110が後方へスライド移動したので、係止片220の末端222を取付孔310まで挿入することができる。なお、末端222と取付孔310との間には隙間X2が出来ている。
そして、図6に示す状態からブラケット200を下方へ降ろすと、係止片220の末端222が取付孔310の下端側へ移動する。すると、図7に示すように、係止片220の第二係止部225Bが取付孔310に係止して、ブラケット200が支柱300に取り付けられることになる。なお、図7は、ブラケット200を支柱300に取り付ける様子を示す概念図であって、支柱300は縦断面として示し、ブラケット200は側面から見た状態を示している。
図7に示すように、係止片220の末端222の上端側と取付孔310の間には、隙間X2ができている。ただ、ブラケット200は支柱300に対して斜めの姿勢で取り付けられているので、ブラケット200が支柱300に対して略直角の姿勢で取り付けられている図4の隙間X1と比較すると、隙間X2は隙間X1より狭くなっている。そして、仮に、本体部110の突起部120の幅狭部121が設けられておらず、突起部120の先端が幅広部122と同じ幅であると、突起部120の先端が壁面320に当接してしまい、突起部120は取付孔310に挿入出来なくなる。そして、突起部120が取付孔310に挿入出来ない場合は隙間X2が埋まらず、係止片220が取付孔310から不用意に抜け出て、ブラケット200が支柱300から外れてしまう可能性がある。
そこで、本考案の抜け止め部材100の突起部120の先端には、幅が狭い幅狭部121を設けたので、この幅狭部121は、壁面320に邪魔されることなく取付孔310内に挿入でき、隙間X2を埋めることが出来るのである。したがって、ブラケット200を支柱300に対して斜めに交わる姿勢で取り付ける場合においても、係止片220が取付孔310から不用意に抜け出て、ブラケット200が支柱300から外れてしまうことを防止できるのである。
なお、突起部120の幅狭部121の大きさは、ブラケット200を支柱300に対して斜めに交わる姿勢で取り付ける場合において、末端222の上端側と取付孔310の間の隙間X2に挿入できるように設定されている。
このように、本考案の抜け止め部材100によれば、突起部120の先端側に、突起部120の末端側よりも幅が狭い幅狭部121を備えているので、ブラケット200を支柱300に対して略直角又は斜めに交わるように、ブラケット200の取り付け姿勢を変えても、突起部120が支柱300の取付孔310に確実に挿入され、ブラケットの抜け止めを実現することができるのである。
また、本考案の抜け止め部材100によれば、弾性変形部130の他端131が本体部110に固定され、弾性変形部130の一端132がブラケット200に固定されているので、抜け止め部材100がブラケット200から飛び出して脱落することはない。さらに、弾性変形部130は本体部110の外側に配置されているので、本体部110がスライド移動することによって、弾性変形部130が本体部110やブラケット200と擦れて摩耗することを極力抑えることができる。つまり、抜け止め部材100をブラケット200につなぎ止めている弾性変形部130が摩耗し難く、損傷を受けにくいことから、抜け止め部材100を長期間使用しても、抜け止め部材100がブラケット200から脱落してしまうことを効果的に防止できるのである。
なお、図1に示す本考案の抜け止め部材100では、突起部120の幅狭部121は、幅H1が一定で略直方体形状であったが、これに限定されず、幅広部122に比べて幅が狭いのであれば、どのような形状でもよく、例えば、突起部120の先端に向かうにつれて幅H1が徐々に狭くなるような、略台形形状であってもよい。
さらに、本考案の抜け止め部材100によれば、弾性変形部130の突起状の一端132を、ブラケット200の固定孔240に挿入すれば、抜け止め部材100をブラケット200に固定できるので、抜け止め部材100の取り付け作業が極めて簡単となる。
また、一端132の挿入方向と、弾性変形部130が弾性変形する方向とは、互いに交差している。そのため、弾性変形部130が弾性変形しても、弾性変形部130の一端132が固定孔240から抜けてしまうことを効果的に防止することができる。特に、一端132の挿入方向と、弾性変形部130の弾性変形する方向とが、互いに直交する場合は、弾性変形部130が弾性変形しても、一端132が固定孔240から最も抜けにくくなる。なお、一端132の挿入方向とは、ブラケット200の固定孔240の軸方向であり、弾性変形部130が弾性変形する方向とは、弾性変形部130の他端131と一端132を含む平面又はブラケット200の表面に沿って、弾性変形部130の湾曲部分が変形する方向のことである。
さらに、本考案の抜け止め部材100によれば、本体部110が溝部114を備え、当該溝部114に、ブラケット200の一部(例えば切欠部230の縁部231)が嵌まる構成なので、本体部110は溝部114に沿って滑らかにスライド移動することが出来る。また、溝部114にブラケット200の一部を嵌めるだけなので、本体部110のブラケット200への取り付け作業が簡単である。
さらに、本考案の抜け止め部材100を備えたブラケット200は、当該ブラケットを支柱300に取り付ける際の複数の姿勢(例えば、略直角や斜め)に対応している、複数の係止部(第一係止部225A、第二係止部225B)を備えているので、ブラケット200の支柱300への取り付け姿勢を容易に変更できると共に、ブラケットの抜け止めを確実に実現できる。
なお、本考案の抜け止め部材及び、当該抜け止め部材を備えたブラケットは、上記の実施例に限定されず、特許請求の範囲に記載された範囲、実施形態の範囲で、種々の変形例、組み合わせが可能であり、これらの変形例、組み合わせもその権利範囲に含むものである。

Claims (2)

  1. ブラケットのための抜け止め部材であって、
    前記ブラケットの切欠部に、スライド可能に取り付けられる本体部と、
    当該本体部の先端側から突出しており、前記ブラケットを取り付ける支柱の取付孔に挿入される突起部と、
    一端が前記ブラケットに固定され、他端が前記本体部に固定される弾性変形部と、を備え、
    当該弾性変形部は、前記本体部の外側に配置されており、さらに、前記突起部が前記取付孔に挿入される方向へ、前記本体部を付勢することを特徴とする抜け止め部材。
  2. 前記本体部は溝部を備え、
    当該溝部に、前記ブラケットの一部が、スライド可能に嵌ることを特徴とする請求項1に記載の抜け止め部材。
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