JP2019182387A - フィンカバー - Google Patents
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Abstract
【課題】水上スポーツ用具ボードに取り付けられる着脱可能なフィンは、素手での取り付け、取り外しが痛みを伴い、大変であるという問題があった。これはフィンを取り付けるためのキャビティとの勘合が強いうえに、フィン本体は薄く鋭利な形状であるためである。【解決手段】フィン全体を弾性変形可能な素材のカバーで覆うことにより、フィンの取り付け、取り外し作業を行う場合、素手でこのカバーを叩いても痛みを伴わずに比較的容易にフィンの操作ができる。【選択図】図13
Description
本発明はフィンが取り付けられる水上スポーツ用具ボードに用いる着脱可能なフィンカバーに関する。
サーフィンボードなどの水上スポーツ用品には、方向制御や安定性の確保の観点からフィンが取り付けられて使用される。
このフィン20は例えば図4に示すようにボード等の取り付け面に設けられたキャビティ31、32に取り付け部である嵌合部21、22が挿入されて嵌合する。このフィン20の勘合部21の先端側に形成された凹部23は特許文献1の図7Dに示される凸部80に係合するものである。また、嵌合部22の先端側側面に形成されて溝24は特許文献1の図7Cに示される弾性バイアス作用ロッド30に設けられた突出部材35に係合する。更にこのフィン20をキャビティ31、32に嵌合させて後に所謂イモネジを植設して固定するためのものであり、このイモネジを植設することによりフィン20を強固に固定することができる。
また、特許文献2には上記フィン20の嵌合部21の構造を変更したものが示されている。このフィンではキャビティにおけるフィンの嵌合部に相当する突起部が収納されている穴にバネを設けて、このバネによりフィン20を後方に付勢する構成を有している。フィンの取り付け部には前方へ掘削された溝 124、130が形成されており、この溝124、130が突起片であるドエル116、118に係合する。そして係合した場合に上記バネの付勢力により溝124、130の最奥部にドエル116、118が位置付けられ、フィンがキャビティから抜け落ちないように固定される。
前記のようなフィンとキャビティの固定構造においては、特に特許文献1の構成においては、嵌合部21、22とキャビティ31、32とが極めて強く嵌合されているため、嵌合態からフィン20を素手で叩いて取り付け、取り外しする作業が煩雑である。
また、キャビティ31、32に対して嵌合部21、22を挿入した後に極めて強く嵌合されるように構成されているため、キャビティ31、32に対してフィン20を挿入する際に大きな力が必要であり、素手でフィン20を叩いて取り付け、取り外しをする作業が大変であるという問題点がある。
上記のフィンを有する水上スポーツ用具のボードの保管、運搬にはサーフボード全体をカバーするケースにフィンを装着したままの水上スポーツ用具のボードを入れることが多い。ケースの素材はニット、ビニールなどで成形されている用具が多く、フィンと干渉することでケースが損傷するという問題点がある。
以上の問題点を解決するための用具が必要とされている。
水上スポーツ用具ボードに取り付けられる着脱可能なフィンに装着するフィンカバーであって、弾性変形可能な素材であり、内部にフィンが挿通可能な穴が形成され、水上スポーツ用具ボードに取り付けられたフィンを外す場合に、フィンに装着された状態でフィンの先端側を引っ張ることでフィンが穴の内部に食い込むフィンカバー。
複数種類のフィンの形状に対応可能であり、片側に第一湾曲部を有し、反対側には第一湾曲部よりも小さい第二湾曲部を有し、二つの湾曲部を結ぶ第三湾曲部を有した波型の形状を有した偏平形状であり、第三湾曲部の反対側にフィンを挿入するための穴の開口を有し、フィンに装着した状態でフィン本体の外側に略2mmの肉厚を有した軟質の塩化ビニールで成形されたフィンカバー。
本発明は上記のような水上スポーツ用具のフィンの取り付け、取り外しの操作に関する問題点に鑑みなされたもので、その目的は水上スポーツ用具のフィンを取り付け、取り外しする作業を行う場合、フィン本体にカバーを装着することにより、このカバーを素手で叩いても痛みを伴わずに簡易に取付け、取り外しができるカバーであり、女性や子供でも比較的容易に水上スポーツ用具のフィンを操作することが可能とするフィンカバーを提供することである。
本発明に係るフィンカバーはフィンを取り付ける水上スポーツ用具のボードへのフィンの取り付け、取り外しにおいて、素手で安全に、かつ容易に作業ができる。また、女性や子供でも傷みを伴わず作業ができる。
本発明に係るフィンカバーはフィンを取り付ける水上スポーツ用具のボードの運搬、保管において外部からの異物の衝突があった場合に衝突物、及びフィンを保護し衝撃を緩和することができる。また、上記ボードをケースに入れて運搬、保管する際にフィンとケースの間に塩化ビニールの軟らかいカバーにより摩擦が緩和されケース、及びフィンが傷みにくい。
以下、添付図面を参照して本発明に係るフィンカバーの使用実施形態を説明する。各図において同一の符号を付して重複する説明は省略する。図1〜図3にフィンカバーの形状を示す。
図4、5は水上スポーツ用具ボード30にフィン20を装着する実施形態を示す。
フィンカバー11は、水上スポーツ用具ボード30に取り付けられる着脱可能なフィン20に装着するフィンカバー11であって弾性変形可能な素材であり、内部にフィンが挿通可能な穴12が形成され、水上スポーツ用具ボード30に取り付けられたフィン20を外す場合にフィン20に装着された状態でフィン20の先端側を引っ張ることでフィン20が穴の内部16に食い込む。
フィンカバー11は、複数種類のフィン20の形状に対応可能であり、片側に第一湾曲部12を有し、反対側には第一湾曲部よりも小さい第二湾曲部13を有し、前記二つの湾曲部を結ぶ第三湾曲部14を有した波型の形状を有した偏平形状であり、第三湾曲部の反対側にフィンを挿入するための穴の開口15を有し、フィン20に装着した状態でフィン本体の外側に2mm程度の肉厚を有した軟質の塩化ビニールで成形されている。
図3はフィンカバー11の正面中心を垂直に切断した断面図であり、断面に示す穴の形状は複数種類のフィンを重ねて形成された外形に基づく形状である。
図6はフィンカバー11を使用しない場合の操作を示す。手のひらで直接フィン20を叩いて水上スポーツ用具ボード30のキャビティ31、32に装着する。
図8はフィンカバー11を使用しないでフィン20を手のひらで叩いて水上スポーツ用具ボードのキャビティ31、32から取り外す従来の態様を示す。
図9、図10はフィン20にフィンカバー11の開口部16に挿通装着する実施形態を示す。
図11、図12はフィンカバー11を装着したフィン20を水上スポーツ用具ボード30のキャビティ31、32に手のひらで叩いて装着する実施形態を示す。
図13はフィンカバー11を装着したフィン20を水上スポーツ用具ボード30のキャビティ31、32から手のひらで叩いて取り外す実施形態を示す。
11 フィンカバー
12 第一湾曲部
13 第二湾曲部
14 第三湾曲部
15 フィン挿入穴
16 フィンカバー穴形状断面
20 フィン本体
21 嵌合部1
22 篏合部2
23 先端凹部
24 溝
30 水上スポーツ用具ボード
31 キャビティ1
32 キャビティ2
12 第一湾曲部
13 第二湾曲部
14 第三湾曲部
15 フィン挿入穴
16 フィンカバー穴形状断面
20 フィン本体
21 嵌合部1
22 篏合部2
23 先端凹部
24 溝
30 水上スポーツ用具ボード
31 キャビティ1
32 キャビティ2
Claims (2)
- 水上スポーツ用具ボードに取り付けられる着脱可能なフィンに装着するフィンカバーであって、弾性変形可能な素材であり、内部にフィンが挿通可能な穴が形成され、水上スポーツ用具ボードに取り付けられたフィンを外す場合に、フィンに装着された状態でフィンの先端側を引っ張ることでフィンが穴の内部に食い込むフィンカバー。
- 複数種類のフィンの形状に対応可能であり、片側に第一湾曲部を有し、反対側には第一湾曲部よりも小さい第二湾曲部を有し、二つの湾曲部を結ぶ第三湾曲部を有した波型の形状を有した偏平形状であり、第三湾曲部の反対側にフィンを挿入するための穴の開口を有し、フィンに装着した状態でフィン本体の外側に略2mmの肉厚を有した軟質の塩化ビニールで成形された請求項1に記載のフィンカバー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018082601A JP2019182387A (ja) | 2018-04-05 | 2018-04-05 | フィンカバー |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018082601A JP2019182387A (ja) | 2018-04-05 | 2018-04-05 | フィンカバー |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2019182387A true JP2019182387A (ja) | 2019-10-24 |
Family
ID=68339142
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2018082601A Pending JP2019182387A (ja) | 2018-04-05 | 2018-04-05 | フィンカバー |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2019182387A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR102576047B1 (ko) * | 2023-04-07 | 2023-09-07 | 인하공업전문대학산학협력단 | 서핑보드 핀 커버 |
-
2018
- 2018-04-05 JP JP2018082601A patent/JP2019182387A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR102576047B1 (ko) * | 2023-04-07 | 2023-09-07 | 인하공업전문대학산학협력단 | 서핑보드 핀 커버 |
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