JP5691067B1 - 靴べら収納杖 - Google Patents
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Abstract
【課題】 靴べらを杖本体から出し入れする際にグリップを杖本体から着脱する必要がないようにし、また、杖本体よりも幅広の踵すべり部を有する靴べらを杖本体にスムーズに収納できるようにする。【解決手段】 杖本体2の上端のグリップ3に平面ほぼ半楕円形状をなす貫通孔31を設け、靴べら5の踵すべり部52の外寸を杖本体2の靴べら収納部21の内寸よりも幅広に形成する。靴べら5の踵すべり部52を下向きにしてグリップ3の上端から貫通孔31に挿入させ、貫通孔31内の一対のテーパー曲面33及び中央突部35により踵すべり部52を誘導して弾性に抗して幅方向に湾曲させながら杖本体2の靴べら収納部21に導入させることによって、靴べら5をグリップ3の上端から貫通孔31を通して杖本体2の靴べら収納部21まで収納させる。【選択図】 図1
Description
本発明は、歩行時の補助具として使用される杖に関し、特に靴べらを杖の内部に挿脱自在に収納するようにした靴べら収納杖に関する。
高齢者や足腰が悪い人にとって、杖は歩行時の補助具として必需品である。また、高齢者や足腰が悪い人は、足腰を深く曲げ難い場合が多いので、靴を履くために靴べらが必要になる。ところが、例えば外出先などでは靴べらが常備されてない場所もあり、高齢者や足腰が悪い人にとっては、脱いだ靴を再び履くことに困難や不便を感じることが少なからずあった。
このようなことから、特許文献1において、靴べらを杖の内部に挿脱自在に収納できるようにした靴べら仕込み杖が開示されている。この杖においては、杖本体の上端に持ち手部が着脱自在に取り付けられ、杖本体の上端から下端に向けて筒状軸部が形成され、杖本体の上端に大径椀状の靴べら受け部が形成されている。そして、持ち手部を杖本体から取り外し、靴べらの幅広のかかと受け部を上方にして靴べらを杖本体の筒状軸部に挿入すると、靴べらのかかと受け部が杖本体の靴べら受け部で受け止められて、靴べらが杖本体の筒状軸部に収納される。
しかしながら、特許文献1に記載された杖においては、靴べらを杖本体の筒状軸部から出し入れする際に、持ち手部(グリップ)を杖本体から着脱する必要がある。これによって、靴べらを杖本体から抜き出して靴を履いた後に靴べらを杖本体に収納するまでの間、持ち手部を握って身体を支えるという杖としての本来機能が損なわれるので、靴べらの使用時の安全性が低下して不安を感じてしまう、という問題があった。
また、特許文献1に記載された杖においては、靴べらを杖本体の筒状軸部に収納するので、杖本体の上端の靴べら受け部を大径化しても、靴べらのかかと受け部(踵すべり部)の幅寸を靴べら受け部の内径よりも幅広にすることができない。このため、靴べらのかかと受け部を使って靴を履く際に、その利便性を必ずしも十分に生かせない、という問題があった。
そこで本発明は、靴べらを杖本体から出し入れする際にグリップを杖本体から着脱する必要がないようにし、また、杖本体よりも幅広の踵すべり部を有する靴べらを杖本体にスムーズに収納できるようにした靴べら収納杖を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明は、杖本体と、この杖本体の上端に設けられたグリップと、前記杖本体の内部に挿脱自在に収納される靴べらとからなる靴べら収納杖であって、前記杖本体の内部には、その杖本体の上端から下向きに靴べら収納部を設け、前記グリップには、そのグリップの上端に開口して前記杖本体の靴べら収納部に連通する靴べら挿脱用の貫通孔を設け、この貫通孔内に靴べらガイド用のガイド部を設けており、前記靴べらは、長尺の軸部と、この軸部の下端に設けられた踵すべり部とからなり、この踵すべり部を幅方向に弾性変形可能にするとともに、この踵すべり部の幅方向外寸を前記杖本体の靴べら収納部の幅方向内寸よりも幅広に形成しており、前記靴べらの踵すべり部を下向きにして前記グリップの上端から前記貫通孔に挿入させるように構成し、この貫通孔の前記ガイド部により靴べらの踵すべり部を弾性に抗して幅方向に湾曲させながら前記杖本体の靴べら収納部に導入させることによって、その靴べらをグリップの上端から貫通孔を通して杖本体の靴べら収納部まで収納させるように構成したものである。
この構成によれば、靴べらをグリップの上端から貫通孔を通して杖本体の靴べら収納部に挿脱させるので、グリップを杖本体から着脱する必要がなくなる。そして、靴べらの踵すべり部を下向きにしてグリップの上端から挿脱させるので、一方の手でグリップを握ったまま他方の手で靴べらを挿脱すればよく、ごく自然な動作で長尺の靴べらを取り扱うことができる。
また、この構成によれば、グリップの貫通孔のガイド部によって、靴べらの踵すべり部を弾性に抗して幅方向に湾曲させながら杖本体の靴べら収納部に導入させるので、杖本体を大径化することなく、靴べら収納部の幅方向内寸よりも幅広の踵すべり部を有する靴べらを、杖本体の靴べら収納部に極めてスムーズに収納できる。その際に、ガイド部により踵すべり部を湾曲させることによって、その踵すべり部に無理な力を加えずに湾曲させているので、踵すべり部が不測に損傷するような惧れはない。そして、靴べらを杖本体及びグリップから抜き出していくと、靴べらの踵すべり部は弾性により幅広状態に復元するので、直ちに靴べらを使用できる。
また、前記の発明において、前記グリップにおける前記貫通孔が平面ほぼ半楕円形状をなす貫通孔であり、この貫通孔の長軸方向の両側に、前記ガイド部として下向きで幅狭となる一対のテーパー曲面を設け、これらのテーパー曲面によって前記靴べらの踵すべり部を誘導して一方向に湾曲させるように構成するとよい。
特に、この構成によれば、靴べらの踵すべり部の表面を貫通孔の長軸方向に沿わせると挿入が可能となり、逆向きでは挿入が不可能となるように設定できるので、踵すべり部を常に既定の向きで挿入できる。そして、貫通孔への踵すべり部の挿入に伴って、一対のテーパー曲面によって踵すべり部を確実に誘導して既定の一方向に湾曲させるので、踵すべり部を杖本体の靴べら収納部に極めてスムーズに導入できる。
また、前記の発明において、前記平面ほぼ半楕円形状をなす貫通孔の長軸方向に沿う壁面に、ほぼ半円錐形状をなす中央突部を設け、この中央突部と前記一対のテーパー曲面とによって前記靴べらの踵すべり部を誘導して一方向に湾曲させるように構成するとよい。
この構成によれば、貫通孔への踵すべり部の挿入に伴って、中央突部によって踵すべり部が内側から押圧されるので、踵すべり部の既定の一方向への湾曲を一対のテーパー曲面とともに的確に共助できる。
また、前記の発明において、前記グリップにおける前記貫通孔が平面ほぼ楕円形状をなす貫通孔であり、この貫通孔の長軸方向の両側に、前記ガイド部として下向きで幅狭となる一対のテーパー曲面を設け、これらのテーパー曲面によって前記靴べらの踵すべり部を誘導して湾曲させるように構成するとよい。
特に、この構成によれば、靴べらの踵すべり部の幅方向を貫通孔の長軸方向に適宜に合わせるだけで、踵すべり部の向きを考慮しないで挿入できる。そして、貫通孔への踵すべり部の挿入に伴って、一対のテーパー曲面によって踵すべり部を確実に誘導して湾曲させるので、踵すべり部を杖本体の靴べら収納部に極めてスムーズに導入できる。また、靴べら収納部の幅方向内寸に対して、最大限に幅広にした踵すべり部を導入させることが可能となる。
また、前記の発明において、前記靴べらにおける前記踵すべり部の裏面に、軸方向に沿った複数本の線状溝を設け、その踵すべり部の弾性変形を前記複数本の線状溝によって幅方向での弾性変形のみに限定させるように構成するとよい。
この構成によれば、靴べらの踵すべり部の弾性変形が幅方向のみに限定され、軸方向では変形不可に規制されるので、収納時には踵すべり部を効果的に湾曲させることができ、踵すべり部の不要な撓みや捩れも防止できる。また、使用時には踵すべり部による靴履き機能を良好にできる。
また、前記の発明において、前記靴べらにおける前記軸部の上端に、その靴べらを握り持つための握持部を設け、靴べらを前記杖本体の靴べら収納部に収納させた際に、前記握持部によって前記グリップの上端の開口を閉塞させるように構成するとよい。
この構成によれば、靴べらの握持部をグリップの開口を開閉するカバーとして兼用させることができるので、別個の開閉カバー等を設ける必要がなくなり、また、靴べら収納時にグリップの上端の外観体裁も良好になる。
本発明の靴べら収納杖によれば、靴べらを杖本体から出し入れする際に、グリップを杖本体から着脱する必要がなくなる。これによって、靴べらを杖本体から抜き出して靴を履いた後に靴べらを杖本体に収納するまでの間、グリップを握って身体を支えるという杖としての本来機能が全く損なわれないので、靴べらの使用時の安全性及び安心感を高めることができる。
また、本発明の靴べら収納杖によれば、杖本体を大径化することなく、杖本体よりも幅広の踵すべり部を有する靴べらを採用して、この靴べらを杖本体に極めてスムーズに収納することが可能となる。このため、靴べらの幅広の踵すべり部を使って靴を履く際に、その利便性を十分に生かすことができ、特に高齢者や足腰が悪い人にとって極めて有用である。
以下、本発明に係る靴べら収納杖の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1〜図7は第1実施形態を示すもので、まず、図1〜図3に示すように、この靴べら収納杖1は、杖本体2と、この杖本体2の上端に設けられたグリップ3と、その杖本体2の内部に挿脱自在に収納される靴べら5とからなる。
杖本体2は、横断面が円形状をなす長尺の中空パイプが用いられ、軽量強固なアルミニウム合金製やカーボンファイバー製が好適である。杖本体2の内部には、その杖本体2の上端から下向きに長尺で中空の靴べら収納部21が設けられている。本実施形態では、杖本体2が中空パイプなので、このパイプ内が靴べら収納部21に相当する。なお、杖本体2の下端には、すべり防止用のゴム足4が交換可能に嵌着されている。
図1及び図4に示すように、手で握るためのグリップ3は、いわゆるL字型やT字型のものであり、例えば合成樹脂材料によって成形され、杖本体2の上端に着脱不要に固定されている。そして、グリップ3には、特徴的な構成である靴べら挿脱用の貫通孔として、平面ほぼ半楕円形状をなす貫通孔31が形成されている。この貫通孔31は、グリップ3の上端で開口32となってグリップ3を貫通し、杖本体2の靴べら収納部21に連通している。なお、貫通孔31は、その長軸方向をグリップ3の握り長手方向と一致させており、杖本体2の靴べら収納部21の上方でその半円形部分を含む形状となっている。さらに、貫通孔31の長径は靴べら収納部21の直径よりも大きくなっているが、貫通孔31の短半径は靴べら収納部21の半径とほぼ等しくなっている。
そして、貫通孔31の長軸方向の両側には、靴べらガイド用のガイド部として、下向きで幅狭となる一対のテーパー曲面33が設けられている。これらのテーパー曲面33は、貫通孔31の長軸方向の内面で靴べら収納部21の半円形部分に連なる曲面である。また、貫通孔31の長軸方向に沿う垂直な壁面34には、上方が先鋭のほぼ半円錐形状をなす中央突部35が同心状に形成されている。この中央突部35の下方の最大半径部分は、靴べら収納部21の半径よりも小径になっている。なお、貫通孔31の開口32の片側周囲は、グリップ3の上端で段付きの凹部36となっている。
図5及び図6に示すように、靴べら5は、足腰を深く曲げずに靴を履けるように、長尺の軸部51と、この軸部51の下端に設けられた踵すべり部52と、その軸部51の上端に設けられた握持部61とからなる。軸部51と踵すべり部52とは、例えばポリプロピレン等の合成樹脂材料によって一体に成形されている。軸部51は、横断面を円弧形状にして剛性を持たせており、踵すべり部52との接続部分を含めて全体的に変形不可となっている。
靴べら5の踵すべり部52は、ほぼ長方形状で先端が円弧状をなし、その表面53が滑らかな踵すべり面となっている。踵すべり部52の裏面の中央部は、軸部51から連続して剛性を有する軸芯54となっており、この軸芯54の両側部分における踵すべり部52が弾性変形可能である。そして、踵すべり部52は全体的に同じ肉厚で形成され、その踵すべり部52の裏面で軸芯54の両側には、それぞれ例えば3本の線状溝55が軸方向に沿って形成されている。これらの線状溝55によって、踵すべり部52の弾性変形が幅方向(図6(d)の矢印方向)のみに限定され、軸方向では変形不可に規制されている。
なお、踵すべり部52は、図示のように弾性復元した通常状態で、表面53が緩やかな凹となるように予め成形されている。さらに特徴的な点として、図7(a)及び図7(b)に示すように、踵すべり部52の幅方向外寸Wは、杖本体2の靴べら収納部21の幅方向内寸Pよりも幅広に形成されている。すなわち、前記グリップ3の貫通孔31の長径≧W>Pとなっている。本実施形態では、例えば外寸Wが30mm程度、内寸Pが20mm程度である。また、踵すべり部52の長さLは70mm程度、靴べら5の全長は60cm程度である。
図1及び図5に示すように、靴べら5を握り持つための握持部61は、好適には前記グリップ3と同一材料によって成形され、軸部51の上端に取り付けられる。握持部61はグリップ3の上端の凹部36と対応し、握持部61の下部のボス62はグリップ3の上端の開口32と対応している。そして、軸部51の上端が握持部61のボス62の嵌合溝63に嵌合され、軸部51の一対の係合部56がボス62の一対の被係合孔64に弾性的に係合されることによって、握持部61が軸部51の上端に組み付けられる。このような構造にしたのは、軸部51または踵すべり部52が破損した場合に、これを握持部61から取り外して交換可能にするためである。そして、詳しくは後述するが、靴べら5を杖本体2の靴べら収納部21に収納させた際に、握持部61及びボス62はグリップ3の凹部36及び開口32に嵌合され、握持部61によって開口32が閉塞される。
次に、上述した靴べら収納杖1における靴べら5の収納について説明する。図1及び図4更に図7(a)において、靴べら5の踵すべり部52を下向きにしてグリップ3の上端から貫通孔31に挿入させる。本実施形態では、靴べら5の踵すべり部52は表面53が緩やかな凹となるように予め成形されているから、踵すべり部52の表面53を貫通孔31の長軸方向に沿わせると挿入が可能(図7(a)参照)となり、逆向きでは挿入が不可能となる。これによって、踵すべり部52を常に既定の向きで挿入することができる。
そして、貫通孔31への踵すべり部52の挿入に伴って、一対のテーパー曲面33によって踵すべり部52が確実に誘導されて、踵すべり部52は弾性に抗して幅方向で既定の一方向(表面53が更に凹となる方向)に湾曲していく。また、貫通孔31への踵すべり部52の挿入に伴って、中央突部35によって踵すべり部52が内側から押圧されることになるので、踵すべり部52の既定の一方向への湾曲を両テーパー曲面33とともに的確に共助できる。なお、踵すべり部52の表面53が予め緩やかな凹となっているので、挿入初期には両テーパー曲面33及び中央突部35による誘導湾曲がより円滑になる。
このようにして、図7(a)から図7(b)に示すように、杖本体2の靴べら収納部21の幅方向内寸Pよりも幅広の幅方向外寸Wを有する踵すべり部52が、杖本体2の靴べら収納部21に極めてスムーズに導入される。このとき、踵すべり部52は複数本の線状溝55によって効果的に湾曲するので、踵すべり部52は靴べら収納部21の内面に沿って円滑に摺接される。さらに、踵すべり部52の弾性変形が幅方向のみに限定され、軸方向では変形不可に規制されているので、靴べら収納部21への導入時には踵すべり部52の不要な撓みや捩れを防止できる。なお、貫通孔31が平面ほぼ半楕円形状であり、その長軸方向に沿って壁面34が存在するので、踵すべり部52は靴べら収納部21の内面のほぼ半周分に摺接されることになる。
この挿入を続けていくと、靴べら5がグリップ3の上端から貫通孔31を通して杖本体2の靴べら収納部21までスムーズに収納される。ここで、靴べら5の軸部51が円弧形状なので、貫通孔31内では軸部51が中央突部35によってガイドされ、靴べら収納部21内では軸部51が靴べら収納部21の内面に沿って摺接される。また、この軸部51の軸周り回転は貫通孔31の垂直な壁面34により阻止されることになる。したがって、靴べら5を靴べら収納部21に円滑かつ確実に収納させることができる。なお、本実施形態では、貫通孔31内に中央突部35を設けたが、この中央突部35を省略した構造にしてもよい。この場合には、靴べら5の軸部51の横断面形状を、ほぼ半円形状その他の適宜な形状に変更できる。
そして、図1〜図3において、靴べら5が杖本体2の靴べら収納部21に完全に収納された際には、靴べら5の握持部61及びボス62がグリップ3の凹部36及び開口32に嵌合され、握持部61によって開口32が閉塞される。これによって、靴べら5の握持部61をグリップ3の開口32を開閉するカバーとして兼用させることができる。このため、別個の開閉カバー等を設ける必要がなくなり、また、グリップ3の上端を面一状態にできて外観体裁も良好になる。なお、図5において65及び66は握持部61側の係合部であり、これに対応して、図1における37及び38が凹部36側の被係合部となっている。
次に、靴べら5を杖本体2の靴べら収納部21から抜き出す際は、グリップ3の凹部36に設けられた一対の指掛け39を利用して握持部61を凹部36から上方へ取り外す。そして上述の逆動作で、靴べら5の握持部61を持って靴べら5を杖本体2及びグリップ3から抜き出していくと、靴べら5の踵すべり部52は弾性により幅広状態に復元する。そして、この長尺の靴べら5を使用して靴を履くことができる。このとき、靴べら5の踵すべり部52の弾性変形が幅方向のみに限定され、軸方向では変形不可に規制されているので、踵すべり部52による靴履き機能を良好にできる。
上述のように、第1実施形態の靴べら収納杖1によれば、靴べら5をグリップ3の上端から貫通孔31を通して杖本体2の靴べら収納部21に挿脱させるので、グリップ3を杖本体2から着脱する必要がなくなる。そして、靴べら5の踵すべり部52を下向きにしてグリップ3の上端から挿脱させるので、一方の手でグリップ3を握ったまま他方の手で靴べら5を挿脱すればよく、ごく自然な動作で長尺の靴べら5を取り扱うことができる。
また、第1実施形態の靴べら収納杖1によれば、グリップ3の貫通孔31の両テーパー曲面33及び中央突部35によって、靴べら5の踵すべり部52を誘導して弾性に抗して幅方向に湾曲させながら杖本体2の靴べら収納部21に導入させる。これによって、杖本体2を大径化することなく、靴べら収納部21の幅方向内寸Pよりも幅広Wの踵すべり部52を有する靴べら5を、杖本体2の靴べら収納部21に極めてスムーズに収納できる。その際に、両テーパー曲面33及び中央突部35により踵すべり部52を誘導して湾曲させることによって、その踵すべり部52に無理な力を加えずに湾曲させているので、踵すべり部52が不測に損傷するような惧れはない。そして、靴べら5を杖本体2及びグリップ3から抜き出していくと、靴べら5の踵すべり部52は弾性により幅広状態に復元するので、直ちに靴べら5を使用できる。
さらに、第1実施形態の靴べら収納杖1によれば、グリップ3の貫通孔31を平面ほぼ半楕円形状にすることによって、靴べら5の踵すべり部52の表面53が緩やかな凹となるように設定してある場合に、この踵すべり部52の表面53を貫通孔31の長軸方向に沿わせると挿入が可能となり、逆向きでは挿入が不可能となる。このため、踵すべり部52の表裏を確認しなくても、踵すべり部52を常に既定の向きで挿入できる。また、靴べら5を杖本体2及びグリップ3から抜き出した際は、常に踵すべり部52の表面53が同じ向きにあるので、その表裏を確認せずに靴履きに使用できる。さらに、貫通孔31を平面ほぼ半楕円形状にすると、その長軸方向に沿った壁面34を利用して中央突部35を形成できる。これによって、前述したように、中央突部35による踵すべり部52の誘導及び軸部51のガイド、壁面34による軸部51の回転阻止などの利点がある。
次に、靴べら収納杖の第2実施形態を図8及び図9に基づいて説明する。この第2実施形態は、図1及び図4で説明したグリップ3の貫通孔について、基本的な構造を示すものである。すなわち、グリップ3には、特徴的な構成である靴べら挿脱用の貫通孔として、平面ほぼ楕円形状をなす貫通孔131が形成されている。この貫通孔131は、グリップ3の上端で開口132となってグリップ3を貫通し、杖本体2の靴べら収納部21に連通している。なお、貫通孔131は、その長軸方向をグリップ3の握り長手方向と一致させており、杖本体2の靴べら収納部21の上方でその円形部分を含む形状となっている。さらに、貫通孔131の長径は靴べら収納部21の直径よりも大きく(長径≧W>P)なっているが、貫通孔131の短径は靴べら収納部21の直径とほぼ等しくなっている。
そして、貫通孔131の長軸方向の両側には、靴べらガイド用のガイド部として、下向きで幅狭となる一対のテーパー曲面133が設けられている。これらのテーパー曲面133は、貫通孔131の長軸方向の内面で靴べら収納部21の円形部分に連なる曲面である。なお、貫通孔131の開口132の全周囲は、グリップ3の上端で段付きの凹部136となっている。
この第2実施形態の靴べら収納杖1によれば、靴べら5の踵すべり部52の幅方向を貫通孔131の長軸方向に適宜に合わせるだけで、踵すべり部52の向きを考慮しないで挿入することができる。そして、どちら向きでも貫通孔131への踵すべり部52の挿入に伴って、一対のテーパー曲面133によって踵すべり部52を確実に誘導して弾性に抗して幅方向に湾曲させるので、踵すべり部52を杖本体2の靴べら収納部21に極めてスムーズに導入できる。そして、靴べら5が杖本体2の靴べら収納部21に完全に収納された際には、靴べら5の握持部161及びボス162がグリップ3の凹部136及び開口132に嵌合され、握持部161によって開口132が閉塞される。その他の部分で前述と実質的に同一機能の部分には同一の符号を付す。
また、第2実施形態の靴べら収納杖1によれば、グリップ3の貫通孔131を平面ほぼ楕円形状にすることによって、靴べら5の踵すべり部52の幅方向を貫通孔131の長軸方向に適宜に合わせるだけでよい。このため、踵すべり部52の表裏の向きを考慮せずに、踵すべり部52を任意の向きで挿入できるので、靴べら5の取り扱いが楽になる。これに関連して、靴べら5の握持部161及びボス162とグリップ3の凹部136及び開口132とは、貫通孔131の軸交点を中心とする点対称に形成されている。つまり、グリップ3の握り長手方向を基準にして、踵すべり部52の表面53を左右どちらの向きで貫通孔131に挿入しても、握持部161及びボス162は凹部136及び開口132に確実に嵌合される。したがって、本実施形態では、グリップ3を右手で握って靴べら5を左手で扱っても、逆にグリップ3を左手で握って靴べら5を右手で扱っても、同様に使用できて互換性ならびに汎用性を高めることができる。
なお、この第2実施形態の貫通孔131は、前述した第1実施形態の貫通孔31と同様な大きさのものを例示し、同様な靴べら5を挿入させるので、靴べら5の踵すべり部52を杖本体2の靴べら収納部21に導入させた状態は、図7(b)と同様である。ところが、この貫通孔131は平面ほぼ楕円形状であり、前記貫通孔31のような長軸方向に沿った壁面34が存在しない。このため、踵すべり部52の幅方向外寸を更に幅広にしても、この踵すべり部52を靴べら収納部21にスムーズに導入させることができる。
そこで、この第2実施形態の変形例を図10に基づいて説明する。なお、前述と実質的に同一機能の部分には同一の符号を付し変形部分にはaを添える。また、図10は図7よりも少し小さく作図しているが本来は同一スケールである。この変形例では、杖本体2における靴べら収納部21の幅方向内寸Pは、前述のものから変更されていない。これに対して、靴べら5における踵すべり部52aの幅方向外寸Waは、前述の1.8倍程度で幅広に形成されている。グリップ3における貫通孔131aは、グリップ3の上端の開口132aから杖本体2の靴べら収納部21に連通し、その長径は幅広の踵すべり部52aに対応する長さである。つまり、貫通孔131aの長径≧Wa>Pとなっている。
この変形例では、図10(a)において、貫通孔131aへの踵すべり部52aの挿入に伴って、一対のテーパー曲面133aによって踵すべり部52aが確実に誘導され、弾性に抗して幅方向に湾曲して、踵すべり部52aが靴べら収納部21に極めてスムーズに導入される。そして、図10(b)に示すように、幅広の踵すべり部52aは複数本(前述より多数)の線状溝55によって効果的に湾曲するので、踵すべり部52aは靴べら収納部21の内面の大部分に沿って円滑に摺接される。このように、第2実施形態の変形例によれば、貫通孔131aが平面ほぼ楕円形状なので、この貫通孔131aの長径を必要な長さに設定することによって、靴べら収納部21の幅方向内寸Pに対して、最大限では全周に相当する幅広Waの踵すべり部52aを導入させることが可能となる。
ところで、グリップ3の靴べら挿脱用の貫通孔について、上述した第2実施形態よりも更に基本的な構造として、平面ほぼ円形状をなす貫通孔が考えられるが、この場合は、靴べら5の踵すべり部52を挿入させる位置が決定し難い上に、踵すべり部52を湾曲させる方向も不定となり易い。したがって、上述した第1または第2実施形態のような、平面ほぼ半楕円形状の貫通孔31または平面ほぼ楕円形状の貫通孔131が好ましい。また、これらに類似するものとして、平面ほぼ半長円形状の貫通孔や平面ほぼ長円形状の貫通孔なども採用し得る。なお、上述した第1及び第2実施形態では、横断面が円形状をなす杖本体2の内部を同形状の靴べら収納部21としたが、横断面が楕円形状または長円形状の杖本体を用いて、その内部を同形状の靴べら収納部にしてもよい。
さらに、上述した第1及び第2実施形態では、グリップ3において貫通孔31・131及びガイド部である一対のテーパー曲面33・133を例示したが、これら貫通孔及びガイド部の構成は、靴べらの踵すべり部や杖本体の靴べら収納部の構造に応じて、必要な変更がなされるものである。そこで、このような変更の態様を図11の概念図によって説明する。例えば、杖本体の外観は任意の形状でよいが、この杖本体の内部に、横断面がほぼ矩形状をなす靴べら収納部221を設けるものと想定する。この場合、グリップには、靴べら挿脱用の貫通孔として、平面ほぼ長方形状をなす貫通孔231を形成するのが好ましい。この貫通孔231の長辺及び短辺は靴べら収納部221の対応辺よりも大きくする。
そして、貫通孔231の短辺がある両側には、靴べらガイド用のガイド部として、下向きで幅狭となる一対のテーパー面(傾斜平面)233を設ける。ここで、靴べら5の踵すべり部52の幅方向外寸をW、貫通孔231の長辺の長さをAとすると、踵すべり部52を貫通孔231に挿入させるためには、A≧Wが条件である。また、踵すべり部52をスムーズに湾曲させるためには、テーパー面233の傾斜を45度以上にするのが好ましく、テーパー面233の傾斜成分として水平方向の長さ分をB、垂直方向の高さ分をCとすると、C≧Bが条件となる。
このような変更態様においても、靴べら5の踵すべり部52の幅方向を貫通孔231の長辺方向に合わせて挿入させると、一対のテーパー面233によって踵すべり部52を誘導して弾性に抗して幅方向に湾曲させることが可能となる。なお、踵すべり部52の表面53が緩やかな凹となるように予め成形しておくと、両テーパー面233が平面であっても、挿入初期の両テーパー面233による誘導湾曲がより円滑になる。このようにして、幅広の踵すべり部52を杖本体の靴べら収納部221にスムーズに導入できる。したがって、この変更態様のように、グリップにおける貫通孔及びガイド部の構成は、必要に応じて最適な構成に変更し得るものである。
次に、また別の実施形態に係る杖で靴べらの踵すべり部を図12に示す。(a)及び(b)では、全体的に同じ肉厚で形成された踵すべり部152の裏面で軸芯54の両側に、それぞれ例えば3本の線状溝155が軸方向に沿って形成されている。これらの線状溝155は、前述した線状溝55よりも広めで波形に形成されている。また、踵すべり部152の肉厚部分には、ここを横貫するように金属製の線状バネ157が埋設されている。これらの線状溝155及び線状バネ157によって、踵すべり部152の弾性変形が幅方向のみに限定され、軸方向では変形不可に規制されている。そして、線状バネ157の弾性効果によって、踵すべり部152の弾性復元力が劣化するのを防止できる。
図12の(c)〜(f)は、踵すべり部の基本的な構造を示すものである。(c)及び(d)では、踵すべり部252の軸芯54の両側部分が、その軸芯54よりも薄く形成され、踵すべり部252の外周縁に補強用のリブ257が一体に成形されている。また、(e)及び(f)では、踵すべり部352の軸芯54の両側部分が、その軸芯54よりも薄く形成されている。これらの構造でも、軸芯54の両側部分における踵すべり部252または踵すべり部352が幅方向に弾性変形可能である。
以上、本発明に係る靴べら収納杖の実施の形態について説明したが、この実施形態は各種の有効な変更や応用が可能である。例えば、杖本体は靴べらの収納を妨げない形で伸縮可能や分割可能にしてもよい。また、グリップは着脱不要なものだが必要に応じて交換可能にしてもよい。さらに、靴べらの踵すべり部は表裏を設定せずに通常状態で平坦な形状にしてもよい。
1 靴べら収納杖
2 杖本体
21 靴べら収納部
3 グリップ
31・131・131a 貫通孔
32・132・132a 開口
33・133・133a テーパー曲面(ガイド部)
34 壁面
35 中央突部
36・136 凹部
5 靴べら
51 軸部
52・52a・152 踵すべり部
53 表面
54 軸芯
55・155 線状溝
157 線状バネ
61・161 握持部
62・162 ボス
221 靴べら収納部
231 貫通孔
233 テーパー面(ガイド部)
W・Wa 踵すべり部の幅方向外寸
P 靴べら収納部の幅方向内寸
2 杖本体
21 靴べら収納部
3 グリップ
31・131・131a 貫通孔
32・132・132a 開口
33・133・133a テーパー曲面(ガイド部)
34 壁面
35 中央突部
36・136 凹部
5 靴べら
51 軸部
52・52a・152 踵すべり部
53 表面
54 軸芯
55・155 線状溝
157 線状バネ
61・161 握持部
62・162 ボス
221 靴べら収納部
231 貫通孔
233 テーパー面(ガイド部)
W・Wa 踵すべり部の幅方向外寸
P 靴べら収納部の幅方向内寸
Claims (6)
- 杖本体と、この杖本体の上端に設けられたグリップと、前記杖本体の内部に挿脱自在に収納される靴べらとからなる靴べら収納杖であって、
前記杖本体の内部には、その杖本体の上端から下向きに靴べら収納部を設け、
前記グリップには、そのグリップの上端に開口して前記杖本体の靴べら収納部に連通する靴べら挿脱用の貫通孔を設け、この貫通孔内に靴べらガイド用のガイド部を設けており、
前記靴べらは、長尺の軸部と、この軸部の下端に設けられた踵すべり部とからなり、この踵すべり部を幅方向に弾性変形可能にするとともに、この踵すべり部の幅方向外寸を前記杖本体の靴べら収納部の幅方向内寸よりも幅広に形成しており、
前記靴べらの踵すべり部を下向きにして前記グリップの上端から前記貫通孔に挿入させるように構成し、この貫通孔の前記ガイド部により靴べらの踵すべり部を弾性に抗して幅方向に湾曲させながら前記杖本体の靴べら収納部に導入させることによって、その靴べらをグリップの上端から貫通孔を通して杖本体の靴べら収納部まで収納させるように構成した靴べら収納杖。 - 前記グリップにおける前記貫通孔が平面ほぼ半楕円形状をなす貫通孔であり、この貫通孔の長軸方向の両側に、前記ガイド部として下向きで幅狭となる一対のテーパー曲面を設け、これらのテーパー曲面によって前記靴べらの踵すべり部を誘導して一方向に湾曲させるように構成した請求項1に記載の靴べら収納杖。
- 前記平面ほぼ半楕円形状をなす貫通孔の長軸方向に沿う壁面に、ほぼ半円錐形状をなす中央突部を設け、この中央突部と前記一対のテーパー曲面とによって前記靴べらの踵すべり部を誘導して一方向に湾曲させるように構成した請求項2に記載の靴べら収納杖。
- 前記グリップにおける前記貫通孔が平面ほぼ楕円形状をなす貫通孔であり、この貫通孔の長軸方向の両側に、前記ガイド部として下向きで幅狭となる一対のテーパー曲面を設け、これらのテーパー曲面によって前記靴べらの踵すべり部を誘導して湾曲させるように構成した請求項1に記載の靴べら収納杖。
- 前記靴べらにおける前記踵すべり部の裏面に、軸方向に沿った複数本の線状溝を設け、その踵すべり部の弾性変形を前記複数本の線状溝によって幅方向での弾性変形のみに限定させるように構成した請求項1〜4のいずれか1項に記載の靴べら収納杖。
- 前記靴べらにおける前記軸部の上端に、その靴べらを握り持つための握持部を設け、靴べらを前記杖本体の靴べら収納部に収納させた際に、前記握持部によって前記グリップの上端の開口を閉塞させるように構成した請求項1〜5のいずれか1項に記載の靴べら収納杖。
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JP2006081706A (ja) * | 2004-09-16 | 2006-03-30 | Koichi Watanabe | ワンタッチ靴べら |
JP5314808B1 (ja) * | 2013-02-22 | 2013-10-16 | 偕子 那須 | 仕込み杖 |
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