JP6564164B2 - 歯ブラシ - Google Patents

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Description

本発明は、ペングリップおよびパームグリップの双方の握り方にて保持される歯ブラシに関する。
従来、ペングリップおよびパームグリップの双方の握り方にて使用者が保持しやすい歯ブラシが提案されている。このような歯ブラシの一例として、特許文献1には、毛束および当該毛束が植えつけられる毛束台を有する植毛部と、使用者が保持するハンドル部と、毛束台とハンドル部とを繋ぐ首部と、を備えた歯ブラシが記載されている。前記ハンドル部は、合成樹脂材料からなるハンドル基台と、ハンドル基台の表面上に設けられるとともに当該ハンドル基台の表面に滑らかに連なるエラストマー部と、を含んでおり、歯ブラシの軸方向に亘って一定の幅を有している。また、前記ハンドル部は、先端側腹部と、当該先端側腹部の反対側に位置する先端側背部と、ハンドル部の周方向において先端側腹部の左右に位置する傾斜面である一対の先端側腹側面と、前記周方向において先端側背面の左右に位置する傾斜面である一対の先端側背側面と、を含んでいる。すなわち、前記ハンドル部は、歯ブラシの径方向における断面形状が略六角形となるように構成されている。そして、前記エラストマー部は、先端側腹部、各先端側腹側面、および各先端側背側面に設けられている。
特許文献1の歯ブラシをペングリップにて保持する場合、親指および人差し指を一対の先端側腹側面上にそれぞれ配置するとともに、中指を先端側背部上に配置する。これにより、ハンドル部を強く握らなくとも各指に対するハンドル部の接触面積を十分に確保することができ、当該ハンドル部を安定して保持することができる。
一方、特許文献1の歯ブラシをパームグリップにて保持する場合、親指を先端側腹部上に配置するとともに、人差し指を一対の先端側背側面上に配置する。ここで、先端側腹部および各先端側背側面のそれぞれには、エラストマー部が設けられている。このため、各指がハンドル部から滑り落ちることを抑止でき、これにより当該ハンドル部を安定して保持することができる。
特開2012−100806号公報
特許文献1では、上記のとおりハンドル部の断面形状を略六角形とするとともに、当該ハンドル部における所定の面にエラストマー部を設けることによって、ペングリップおよびパームグリップの双方の握り方にて使用者が保持しやすい歯ブラシを提案している。しかしながら、特許文献1の歯ブラシでは、例えばハンドル部が当該歯ブラシの軸方向に亘って一定の幅を有しているため、ペングリップおよびパームグリップの双方の握り方にて、前記軸方向において各指とハンドル部との相対位置にずれが生じやすい。このため、特許文献1の歯ブラシは、当該歯ブラシをペングリップおよびパームグリップの双方の握り方にて使用者が保持する場合に、当該使用者の手中において安定し難いものであった。
本発明は、上記の観点からなされたものであり、その目的は、ペングリップおよびパームグリップの双方の握り方にて安定して保持することができる歯ブラシを提供することにある。
本発明に係る歯ブラシは、複数本の毛材を有する毛束と、前記毛束が植え付けられる植毛部、使用者によって保持されるハンドル部、および前記植毛部と前記ハンドル部とを連結する連結部を有する基材と、を備える歯ブラシであって、前記基材は、前記植毛部に対して前記毛束が植え付けられる側に位置する腹面と、前記腹面の反対側に位置する背面と、を有し、前記ハンドル部は、前記基材の径方向における当該ハンドル部の断面積が前記基材の長さ方向において増減するように構成されるとともに、前記断面積が極大値となる第1極大部を含む第1領域と、前記第1極大部よりも前記植毛部から遠い側において前記断面積が極大値となる第2極大部を含む第2領域と、前記第1極大部と前記第2極大部との間において前記断面積が極小値となる極小部を含むとともに前記第1領域と前記第2領域との間であって前記極小部を挟んで前記基材の長さ方向の両側に位置する第3領域と、を有し、前記背面は、前記基材の幅方向における中間に位置する中間背面と、当該幅方向において前記中間背面の左右にそれぞれ位置する左側背面および右側背面と、を有し、前記第1領域の前記径方向における断面において、前記中間背面が前記基材の厚み方向において前記腹面の反対側に突出し且つ前記左側背面および前記右側背面の曲率が前記中間背面の曲率よりも小さく、前記第2領域の前記径方向の断面における前記背面の曲率は、前記第1領域の前記径方向の断面における前記中間背面の曲率よりも小さい円弧状をなし、前記第3領域の前記径方向における断面において、前記中間背面が前記基材の厚み方向において前記腹面の反対側に突出し且つ前記中間背面の曲率が前記左側背面および前記右側背面の曲率よりも大きい。
上記の歯ブラシは、ハンドル部が第1領域、第2領域、および第3領域を有しており、基材の径方向における第1領域の断面において中間背面が腹面の反対側に突出し且つ左側背面および右側背面の曲率が中間背面の曲率よりも小さいため、以下のとおりペングリップおよびパームグリップの双方の握り方にて安定して保持することができる。なお、以下において説明する上記の歯ブラシの保持方法に関する全ての記載では、当該歯ブラシを右手で保持した場合について説明しているが、当該歯ブラシを左手で保持する場合であっても、同様の効果を奏するものである。上記の歯ブラシを左手で保持する場合における各指の配置は、当該歯ブラシを右手で保持する場合における各指の配置と左右対称となる。
まず、上記の歯ブラシをペングリップにて保持する場合、人差し指の末節を第1領域における右側背面上に配置するとともに、中指の末節あるいは中指の第1関節を第1領域における左側背面上に配置し、人差し指と親指との間の指間膜上に第2領域を乗せることにより、当該歯ブラシを安定して保持することができる。具体的には、上記の歯ブラシでは、基材の径方向における第1領域の断面において、左側背面および右側背面の曲率が中間背面の曲率よりも小さいため、人差し指および中指に対する第1領域の接触面積を大きくすることができ、これにより人差し指および中指と第1領域との相対位置がずれることを抑止できる。また、第2領域は、第3領域に含まれる極小部よりも断面積が大きい第2極大部を含んでいるため、第2領域と前記指間膜との接触面積を大きくすることができ、これにより前記指間膜と第2領域との相対位置がずれることを抑止できる。このため、上記の歯ブラシは、ペングリップにて安定して保持することができる。
一方、上記の歯ブラシをパームグリップにて保持する場合、人差し指の末節を第1領域における左側背面上に配置するとともに、人差し指の中節を第1領域における右側背面上に配置し、第3領域を周方向に取り囲むように中指あるいは薬指を配置することにより、当該歯ブラシを安定して保持することができる。具体的には、上記の歯ブラシでは、基材の径方向における第1領域の断面において、中間背面の曲率が左側背面および右側背面の曲率よりも大きいため、当該中間背面が人差し指の末節と中節とを繋ぐ第1関節に沿うように位置し、これにより人差し指と第1領域との相対位置がずれることを抑止できる。また、第3領域は、第1領域に含まれる第1極大部および第2領域に含まれる第2極大部よりも断面積が小さい極小部を含んでいるため、基材の長さ方向において中指または薬指が第1領域側または第2領域側にずれることを抑止できる。このため、上記の歯ブラシは、パームグリップにて安定して保持することができる。
なお、上記の歯ブラシをパームグリップにて保持する場合、人差し指の中節を左側背面上に配置するとともに、人差し指の基節を右側背面上に配置してもよい。この場合、中間背面は、人差し指の中節と基節とを繋ぐ第2関節に沿うように位置することになる。
前記第2領域の前記径方向の断面における前記背面の曲率は、前記第1領域の前記径方向の断面における前記中間背面の曲率よりも小さい。
上記の歯ブラシは、以下のとおりペングリップおよびパームグリップの双方の握り方にてより安定して保持することができる。
まず、上記の歯ブラシをペングリップにて保持する場合、人差し指と親指との間の指間膜上に第2領域における基材の背面を乗せることにより、当該歯ブラシを安定して保持することができる。具体的には、上記の歯ブラシでは、第2領域の径方向の断面における背面の曲率が第1領域の径方向の断面における中間背面の曲率よりも小さいため、当該第2領域の背面を人差し指と親指との間において緩やかな円弧を描く指間膜に沿うように配置することができる。これにより、上記の歯ブラシをペングリップにてより安定して保持することができる。
一方、上記の歯ブラシをパームグリップにて保持する場合、第2領域を周方向に取り囲むように中指あるいは薬指を配置することにより、当該歯ブラシを安定して保持することができる。具体的には、上記の歯ブラシでは、第2領域の径方向の断面における背面の曲率が第1領域の径方向の断面における中間背面の曲率よりも小さいため、中指あるいは薬指を第2領域における背面に緩やかに沿うように配置することができる。これにより、上記の歯ブラシをパームグリップにてより安定して保持することができる。
前記第3領域の前記径方向における断面において、前記中間背面が前記基材の厚み方向において前記腹面の反対側に突出し且つ前記中間背面の曲率が前記左側背面および前記右側背面の曲率よりも大きい。
上記の歯ブラシでは、使用者が当該歯ブラシをペングリップにて保持する際における操作性を向上することができる。具体的には、上記の歯ブラシをペングリップにて保持した上で当該歯ブラシを操作する場合、第2領域を親指と人差し指との間の指間膜上から離すとともに第3領域における中間背面を人差し指の基節上に乗せた状態で、基材を周方向に回動させる。上記の歯ブラシでは、第3領域の径方向における断面において、中間背面の曲率が左側背面および右側背面の曲率よりも大きいため、第3領域における中間背面を基点として基材を容易に回動させることができる。これにより、上記の歯ブラシをペングリップにて保持する際における操作性を向上することができる。
前記腹面は、前記幅方向における中間に位置する中間腹面と、当該幅方向において前記中間腹面の左右にそれぞれ位置する左側腹面および右側腹面と、を有し、前記第1領域の前記径方向における断面において、前記中間腹面の曲率が前記左側腹面および前記右側腹面の曲率よりも小さいことが好ましい。
上記の歯ブラシは、ペングリップおよびパームグリップの双方の握り方にて安定して保持することができる。具体的には、上記の歯ブラシをペングリップまたはパームグリップのいずれかの握り方にて保持する場合、親指の末節を第1領域における中間腹面上に配置する。上記の歯ブラシでは、第1領域の径方向における断面において中間腹面の曲率が左側背面および右側背面の曲率よりも小さいため、当該中間腹面と親指との接触面積を大きくすることができる。これにより、ペングリップおよびパームグリップの双方の握り方にて上記の歯ブラシをより安定して保持することができる。
また、上記の歯ブラシでは、第1領域の径方向における断面において中間腹面の左右に当該中間腹面よりも曲率の大きい左側腹面および右側腹面が存在するため、例えば中間腹面が略平面である場合であっても、基材を容易に回転させることができ、これにより当該歯ブラシの操作性が低下することを抑止できる。
前記基材は、合成樹脂材料からなる基部と、エラストマーからなるとともに前記基部上に設けられるエラストマー部と、を有し、前記第1領域の前記径方向における断面において、前記エラストマー部の表面は、前記中間背面、前記左側背面、および前記右側背面を含んでいることが好ましい。
上記の歯ブラシは、エラストマー部の表面が第1領域における中間背面、左側背面、および右側背面を含んでいるため、以下のとおりペングリップおよびパームグリップの双方の握り方にてより安定して保持することができる。
まず、上記の歯ブラシをペングリップにて保持する場合、人差し指を第1領域における右側背面上に配置するとともに、中指を第1領域における左側背面上に配置することによって、人差し指および中指がエラストマー部の表面に接し、これにより当該人差し指および中指が第1領域上において滑ることを抑止できる。
一方、上記の歯ブラシをパームグリップにて保持する場合、人差し指を左側背面、中間背面、および右側背面上に配置することによって、人差し指がエラストマー部の表面に接し、これにより当該人差し指が第1領域上において滑ることを抑止できる。
前記第3領域の前記径方向における断面において、前記エラストマー部の表面は、前記中間背面を含んでいることが好ましい。
上記の歯ブラシでは、当該歯ブラシをペングリップにて保持した上で操作する場合に、当該歯ブラシを安定して保持しつつ基材を容易に回動させることができる。具体的には、上記の歯ブラシをペングリップにて保持した上で操作する場合、第3領域における中間背面を人差し指上に乗せることにより、当該人差し指がエラストマー部の表面に接し、これにより当該歯ブラシを安定して保持することができる。また、人差し指がエラストマー部の表面に接することにより、当該人差し指と第3領域における中間背面との相対位置がずれることが抑止されるため、当該中間背面を基点として基材を容易に回動させることができる。
前記第1領域の前記径方向における断面において、前記第1領域の表面が前記基部の表面と前記エラストマー部の表面とで構成されており、前記基部の表面が前記左側背面および前記右側背面を含んでいることが好ましい。
上記の歯ブラシでは、基部の表面が第1領域における左側背面および右側背面を含んでいるため、当該歯ブラシをペングリップにて保持する場合に、人差し指あるいは中指の一部を基部の表面上に配置することができる。ここで、歯ブラシをペングリップにて保持しつつ操作する場合、使用者は、当該歯ブラシを操作しやすいように人差し指あるいは中指の配置を微調整する。上記の歯ブラシでは、左側背面および右側背面の全てがエラストマー部の表面に含まれている場合に比べて、基部の表面に沿わせて人差し指あるいは中指の配置をスムーズに調節することができる。このため、上記の歯ブラシの操作性が向上する。
前記歯ブラシの重心は、前記第1領域に位置することが好ましい。
上記の歯ブラシでは、当該歯ブラシの重心が位置する第1領域を各指によって保持するため、特に当該歯ブラシをペングリップで保持する場合における操作性が向上する。
本発明によれば、ペングリップおよびパームグリップの双方の握り方にて安定して保持することができる歯ブラシが提供される。
本実施形態に係る歯ブラシを示す概略斜視図である。 本実施形態に係る歯ブラシの基材を示す概略腹面図である。 本実施形態に係る歯ブラシの基材を示す概略背面図である。 図2に示したI−I線断面図である。 図2に示したII−II線断面図である。 図2に示したIII−III線断面図である。 本実施形態に係る歯ブラシがパームグリップにて保持される際の概略図である。 本実施形態に係る歯ブラシがペングリップにて保持される際に、第3領域における背面が親指と人差し指との指間膜上に配置される場合の概略図である。 本実施形態に係る歯ブラシがペングリップにて保持される際に、第2領域における背面が人差し指の基節上に配置される場合の概略図である。
以下、本発明の一実施形態について、図面を参照しながら説明する。但し、以下で参照する各図は、説明の便宜上、本発明の一実施形態の構成部のうち、本実施形態を説明するために必要な主要部を簡略化して示したものである。したがって、本発明に係る歯ブラシは、本明細書が参照する各図に示されていない任意の構成部を備え得る。
図1は、本実施形態に係る歯ブラシX1を示す。歯ブラシX1は、複数の毛束100と、基材2と、を備えている。
各毛束100は、互いに束ねられた複数本の毛材110を有している。
基材2は、当該基材2の長さ方向において連続する植毛部3、連結部4、およびハンドル部5を有している。
植毛部3には、各毛束100が植え付けられている。植毛部3は、土台部分、および当該土台部分に設けられた複数の植毛穴を有している。各毛束100は、前記各植毛穴にそれぞれ植え付けられている。
連結部4は、植毛部3に連続しており、当該植毛部3とハンドル部5とを連結する。
ハンドル部5は、歯ブラシX1のうち使用者に保持される部位である。ハンドル部5は、連結部4に連続している。
ここで、図1に加えて図2および図3を参照しつつ、基材2の詳細な構成について説明する。
基材2は、腹面21および背面22を有している。
腹面21は、図2に示すように、植毛部3の植毛穴に対して各毛束100が植え付けられる側に位置する基材2の表面を指す。換言すれば、腹面21は、植毛部3のうち植毛穴が設けられている面側から基材2を平面視した際に視認される当該基材2の表面である。
背面22は、図3に示すように、腹面21の反対側に位置する基材2の表面を指す。換言すれば、背面22は、植毛部3のうち植毛穴が設けられていない面側から基材2を平面視した際に視認される当該基材2の表面である。
ハンドル部5は、基材2の径方向における当該ハンドル部5の断面積が基材2の長さ方向において増減するように構成されている。これにより、ハンドル部5は、第1極大部51、第2極大部52、および極小部53を有している。
第1極大部51は、ハンドル部5のうち基材2の径方向における当該ハンドル部5の断面積が極大値となる部位である。
第2極大部52は、第1極大部51よりも連結部4から遠い側において、ハンドル部5のうち基材2の径方向における当該ハンドル部5の断面積が極大値となる部位である。
極小部53は、第1極大部51と第2極大部52との間において、ハンドル部5のうち基材2の径方向における当該ハンドル部5の断面積が極小値となる部位である。
本実施形態では、ハンドル部5は、基材2の長さ方向において、互いに離間した二つの極大部51,52の間に極小部53を有し、径方向における断面形状が滑らかに連続している。これにより、ハンドル部5が瓢箪型をなしている。
ハンドル部5は、基材2の長さ方向において、第1領域54、第2領域55、および第3領域56を有している。
第1領域54は、第1極大部51を含んでいる。本実施形態では、第1領域54は、ハンドル部5のうち基材2の長さ方向において第3領域56よりも連結部4側に位置する領域を指す。歯ブラシX1の重心は、第1領域54に位置している。
第2領域55は、第2極大部52を含んでいる。本実施形態では、第2領域55は、ハンドル部5のうち基材2の長さ方向において第3領域56よりも連結部4から遠い側に位置する領域を指す。また、本実施形態では、第2領域55のうち基材2の長さ方向において第2極大部52よりも第1極大部51から遠い側に位置する部位は、当該第2極大部52から遠ざかるにつれて径方向における断面積が小さくなっている。
第3領域56は、極小部53を含んでいる。本実施形態では、第3領域56は、基材2の長さ方向において、極小部53から当該極小部53と第1極大部51との離間距離の三分の一までの部位と、極小部53から当該極小部53と第2極大部52との離間距離の三分の一までの部位と、を合わせた領域を指す。
ここで、図4は、ハンドル部5を基材2の径方向に断面視した場合における第1領域54の断面形状を示している。図4の断面は、第1領域54のうち第1極大部51の断面である。
図4に示すように、背面22は、中間背面22a、左側背面22b、および右側背面22cを有している。
中間背面22aは、背面22のうち基材2の幅方向における中間に位置する面である。中間背面22aは、第1領域54の断面にて、基材2の厚み方向における腹面21の反対側に突出している。本実施形態では、中間背面22aは、第1領域54の断面にて、滑らかな曲面である。
左側背面22bは、基材2の幅方向において中間背面22aの左側に位置する面である。左側背面22bは、第1領域54の断面にて、基材2の周方向において中間背面22aに連続している。ここで、第1領域54の断面にて、左側背面22bの曲率は、中間背面22aの曲率よりも小さい。本実施形態では、第1領域54の断面における左側背面22bは、略平面である。このため、第1領域54の断面における左側背面22bの曲率は、限りなく0に近い値となる。
右側背面22cは、基材2の幅方向において中間背面22aの右側に位置する面である。右側背面22cは、第1領域54の断面にて、基材2の周方向において中間背面22aに連続している。ここで、第1領域54の断面にて、右側背面22cの曲率は、中間背面22aの曲率よりも小さい。本実施形態では、第1領域54の断面における右側背面22cは、左側背面22bと同様に略平面である。このため、第1領域54の断面における右側背面22cの曲率は、限りなく0に近い値となる。
図4に示すように、腹面21は、中間腹面21a、左側腹面21b、および右側腹面21cを有している。
中間腹面21aは、腹面21のうち基材2の幅方向における中間に位置する面である。中間腹面21aは、第1領域54の断面にて、基材2の厚み方向において中間背面22aの反対側に位置している。
左側腹面21bは基材2の幅方向において中間腹面21aの左側に位置する面である。左側腹面21bは、第1領域54の断面にて、基材2の周方向において中間腹面21aに連続している。
右側腹面21cは、基材2の幅方向において中間腹面21aの右側に位置する面である。右側腹面21cは、第1領域54の断面にて、基材2の周方向において中間腹面21aに連続している。
ここで、第1領域54の断面にて、中間腹面21aの曲率は、右側腹面21cおよび左側腹面21bよりも小さい。本実施形態では、第1領域54の断面における中間腹面21aは、略平面である。このため、第1領域54の断面における中間腹面21aの曲率は、限りなく0に近い値となる。
図5は、ハンドル部5を基材2の径方向に断面視した場合における第3領域56の断面形状を示している。図5の断面は、第3領域56のうち極小部53の断面である。
第3領域56の断面における中間背面22aは、第1領域54の断面における中間背面22aと同様に基材2の厚み方向における腹面21の反対側に突出している。本実施形態では、第3領域56の断面における中間背面22aは、滑らかな曲面である。
第3領域56の断面における左側背面22bは、第1領域54の断面における中間背面22aと同様に基材2の周方向において中間背面22aに連続している。
第3領域56の断面における右側背面22cは、第1領域54の断面における中間背面22aと同様に基材2の周方向において中間背面22aに連続している。
ここで、第3領域56の断面において、中間背面22aの曲率は、左側背面22bおよび右側背面22cの曲率よりも大きい。本実施形態では、第3領域56の断面における左側背面22bおよび右側背面22cは、略平面である。このため、第3領域56の断面における左側背面22bおよび右側背面22cの曲率は、限りなく0に近い値となる。
図5に示すように、基材2の径方向における第3領域56の断面にて、腹面21は、基材2の厚み方向における中間背面22aの反対側に突出している。本実施形態では、第3領域56の断面における腹面21は、第1領域54の断面における腹面21とは異なり、互いに曲率の異なる中間腹面21aと左右側腹面21b,21cとの区別がなく、全体に亘って曲率が略同一の円弧状をなしている。
図6は、ハンドル部5を基材2の径方向に断面視した場合における第2領域55の断面形状を示している。図6の断面は、第2領域55のうち第2極大部52の断面である。
図6に示すように、第2領域55の断面における背面22の曲率は、第1領域54の断面における中間背面22aの曲率よりも小さい。また、第2領域55の断面における背面22の曲率は、第3領域56の断面における中間背面22aの曲率よりも小さい。本実施形態では、第2領域55の断面における背面22は、第1領域54の断面における背面22とは異なり、互いに曲率の異なる中間背面22aと左右側背面22b,22cとの区別がなく、全体に亘って曲率が略同一の円弧状をなしている。
ここで、基材2は、基部2Aおよびエラストマー部2Bを有している。
基部2Aは、基材2のうち合成樹脂材料によって形成された部位である。本実施形態では、基材2のうち植毛部3および連結部4が基部2Aのみによって構成されているとともに、基材2のうちハンドル部5が基部2Aおよびエラストマー部2Bによって構成されている。
エラストマー部2Bは、基材2のうちエラストマーによって形成された部位である。エラストマー部2Bは、ハンドル部5における基部2Aの表面の一部に取り付けられている。本実施形態では、エラストマー部2Bは、基部2Aとは異なる色を有している。
図4に示すように、第1領域54の断面において、エラストマー部2Bの表面は、中間腹面21aと、中間背面22aと、左側背面22bおよび右側背面22cの一部と、を含んでいる。具体的に、第1領域54の断面において、エラストマー部2Bは、背面22のうち左側背面22bの一部、中間背面22a、および右側背面22cの一部を連続的に構成する部位と、腹面21のうち中間腹面21aを構成する部位と、を有している。また、第1領域54の断面において、基部2Aの表面は、左側腹面21bと、右側腹面21cと、左側背面22bおよび右側背面22cの残部と、を含んでいる。このように、第1領域54の断面において、当該第1領域54の周方向における表面は、エラストマー部2Bの表面と基部2Aの表面とによって構成されている。
図5に示すように、第3領域56の断面において、エラストマー部2Bの表面は、中間背面22aと、左側背面22bおよび右側背面22cの一部と、を含んでいる。具体的に、第3領域56の断面において、エラストマー部2Bは、背面22のうち左側背面22bの一部、中間背面22a、および右側背面22cの一部を連続的に構成する部位を有している。第3領域56の断面において背面22を構成するエラストマー部2Bは、第1領域54の断面において背面22を構成するエラストマー部2Bと連続している。基材2の幅方向において、第3領域56の断面における背面22を構成するエラストマー部2Bの幅は、第1領域54の断面における背面22を構成するエラストマー部2Bの幅よりも小さい。また、第3領域56の断面において、基部2Aの表面は、腹面21と、左側背面22bおよび右側背面22cの残部と、を含んでいる。このように、第3領域56の断面において、当該第3領域56の周方向における表面は、エラストマー部2Bの表面と基部2Aの表面とによって構成されている。
図6に示すように、第2極大部52の断面において、エラストマー部2Bの表面は、背面22を含んでいる。第2極大部52の断面において背面22を構成するエラストマー部2Bは、第3領域56の断面において背面22を構成するエラストマー部2Bと連続している。また、第2極大部52の断面において、基部2Aの表面は、腹面21を含んでいる。このように、第2極大部52の断面において、当該第2極大部52の周方向における表面は、エラストマー部2Bの表面と基部2Aの表面とによって構成されている。
なお、第2領域55のうち、基材2の長さ方向において第2極大部52よりも第3領域56から遠い側に位置する末端部分には、当該末端部分の全周に亘ってエラストマー部2Bが設けられている。すなわち、前記末端部分の断面において、当該末端部分の周方向における表面は、エラストマー部2Bの表面のみによって構成されている。
次に、使用者が歯ブラシX1をパームグリップおよびペングリップにて保持する場合における当該歯ブラシX1の握り方について説明する。
まず、図7は、使用者がパームグリップにて歯ブラシX1を保持する場合における当該歯ブラシX1と使用者の手とを示す。使用者は、基材2の長さ方向に沿って親指を第1領域54の腹面21上に配置するとともに、ハンドル部5を周方向に取り囲むように人差し指、中指、薬指、および小指によって当該ハンドル部5を握ることにより、歯ブラシX1をパームグリップにて保持することができる。具体的には、歯ブラシX1をパームグリップにて保持する場合、使用者は、親指の末節を第1領域54における中間腹面21a上に配置する。また、人差し指の末節を第1領域54における左側背面22b上に配置するとともに、人差し指の中節を第1領域54における右側背面22c上に配置する。そして、第3領域56を周方向に取り囲むように中指を配置するとともに、第2領域55を周方向に取り囲むように薬指および小指を配置する。このようにして、使用者は、歯ブラシX1をパームグリップにて保持することができる。
なお、歯ブラシX1をパームグリップにて保持する場合、使用者は、人差し指の中節を左側背面22b上に配置するとともに、人差し指の基節を右側背面22c上に配置してもよい。
一方、図8は、使用者がペングリップにて歯ブラシX1を保持する場合における当該歯ブラシX1と使用者の手とを示す。使用者は、親指、人差し指、および中指によって第1領域54を支持するとともに、第2領域55を親指と人差し指との間の指間膜上に乗せることにより、歯ブラシX1をペングリップにて保持することができる。具体的には、歯ブラシX1をペングリップにて保持する場合、使用者は、親指の末節を第1領域54における中間腹面21a上に配置する。また、人差し指の末節を第1領域54における右側背面22c上に配置するとともに、中指の末節あるいは第1関節を第1領域54における左側背面22b上に配置する。これにより、親指、人差し指、および中指によって第1領域54を3方向から支持する。そして、第2領域55における背面22を親指と人差し指との間の指間膜上に乗せる。このようにして、使用者は、歯ブラシX1をペングリップにて保持することができる。
ここで、図9は、使用者が歯ブラシX1をペングリップにて保持した上で当該歯ブラシX1を操作する場合における歯ブラシX1と使用者の手とを示す。歯ブラシX1をペングリップにて保持する使用者は、図8に示す状態において指間膜上から第2領域55の背面22を離し、第3領域56における中間背面22aを人差し指の基節上に乗せた状態で、基材2を周方向に回動させることにより、当該歯ブラシX1を操作することができる。
以上のように、本実施形態に係る歯ブラシX1は、ハンドル部5が第1領域54、第2領域55、および第3領域56を有しており、基材2の径方向における第1領域54の断面において中間背面22aが腹面21の反対側に突出し且つ左側背面22bおよび右側背面22cの曲率が中間背面22aの曲率よりも小さいため、以下のとおりペングリップおよびパームグリップの双方の握り方にて安定して保持することができる。
まず、歯ブラシX1をパームグリップにて保持する場合、基材2の径方向における第1領域54の断面において、中間背面22aの曲率が左側背面22bおよび右側背面22cの曲率よりも大きいため、当該中間背面22aが人差し指の末節と中節とを繋ぐ第1関節に沿うように位置し、これにより人差し指と第1領域54との相対位置がずれることを抑止できる。また、第3領域56が第1極大部51および第2極大部52よりも断面積が小さい極小部53を含んでいるため、当該第3領域56を周方向に取り囲む中指が第1領域54側または第2領域55側にずれることを抑止できる。これにより、歯ブラシX1がパームグリップにて安定して保持される。
なお、歯ブラシX1では、第2領域55のうち第2極大部52よりも第1極大部51から遠い側に位置する末端部分は、当該第2極大部52から遠ざかるにつれて径方向における断面積が小さくなっているため、当該末端部分を周方向に取り囲むように小指を配置しやすく、これにより当該歯ブラシX1をパームグリップにてより安定して保持することができる。
一方、歯ブラシX1をペングリップにて保持する場合、基材2の径方向における第1領域54の断面において、左側背面22bおよび右側背面22cの曲率が中間背面22aの曲率よりも小さいため、人差し指および中指に対する第1領域54の接触面積を大きくすることができ、これにより人差し指および中指と第1領域54との相対位置がずれることを抑止できる。また、第2領域55が極小部53よりも断面積が大きい第2極大部52を含んでいるため、第2領域55と、親指と人差し指との間の指間膜と、の接触面積を大きくすることができ、これにより前記指間膜と第2領域55との相対位置がずれることを抑止できる。これにより、歯ブラシX1がペングリップにて安定して保持される。
さらに、歯ブラシX1は、第2領域55の径方向の断面における背面22の曲率が第1領域54の径方向の断面における中間背面22aの曲率よりも小さいため、以下のとおりペングリップおよびパームグリップの双方の握り方にてより安定して保持することができる。
まず、上記の歯ブラシX1をパームグリップにて保持する場合、第2領域55の径方向の断面における背面22の曲率が第1領域54の径方向の断面における中間背面22aの曲率よりも小さいため、薬指を第2領域55における背面22に緩やかに沿うように配置することができる。これにより、歯ブラシX1がパームグリップにてより安定して保持される。
一方、歯ブラシX1をペングリップにて保持する場合、第2領域55の径方向の断面における背面22の曲率が第1領域54の径方向の断面における中間背面22aの曲率よりも小さいため、当該第2領域55の背面22を人差し指と親指との間において緩やかな円弧を描く指間膜に沿うように配置することができる。これにより、歯ブラシX1がペングリップにてより安定して保持される。
さらに、歯ブラシX1では、第3領域56の径方向における断面において、中間背面22aが基材2の厚み方向において腹面21の反対側に突出し且つ中間背面22aの曲率が左側背面22bおよび右側背面22cの曲率よりも大きいため、使用者が当該歯ブラシX1をペングリップにて保持する際における操作性を向上することができる。具体的には、歯ブラシX1をペングリップにて保持した上で操作する場合、人差し指の基節上に乗せた第3領域56の中間背面22aを基点として基材2を回動させることになるが、歯ブラシX1では、第3領域56の断面において中間背面22aの曲率が左側背面22bおよび右側背面22cの曲率よりも大きいため、基材2を容易に回動させることができる。
さらに、歯ブラシX1では、第3領域56において中間背面22aと左側背面22bおよび右側背面22cとの境界が、角とはならず曲面により形成されていることが好ましく、これによって、基材2をより回動させやすくなる。
さらに、歯ブラシX1は、第1領域54の径方向における断面において、中間腹面21aの曲率が左側腹面21bおよび右側腹面21cの曲率よりも小さいため、ペングリップおよびパームグリップの双方の握り方にてより安定して保持することができる。具体的には、歯ブラシX1では、第1領域54の断面において中間腹面21aの曲率が左側腹面21bおよび右側腹面21cの曲率よりも小さいため、ペングリップおよびパームグリップの双方の握り方にて親指と第1領域54の中間腹面21aとの接触面積を大きくすることができ、これにより当該歯ブラシX1をより安定して保持することができる。
また、歯ブラシX1では、第1領域54の径方向における断面において中間腹面21aの左右に当該中間腹面21aよりも曲率の大きい左側腹面21bおよび右側腹面21cが存在するため、中間腹面21aが略平面である場合であっても基材2を容易に回動させることができ、これにより当歯ブラシX1の操作性が低下することを抑止できる。
さらに、歯ブラシX1は、第1領域54の径方向における断面において、エラストマー部2Bの表面が中間背面22a、左側背面22b、および右側背面22cを含んでいるため、以下のとおりペングリップおよびパームグリップの双方の握り方にてより安定して保持することができる。
まず、歯ブラシX1をパームグリップにて保持する場合、第1領域54において、人差し指を左側背面22b、中間背面22a、および右側背面22c上に配置することによって、人差し指がエラストマー部2Bの表面に接し、これにより当該人差し指が第1領域54上において滑ることを抑止できる。
一方、歯ブラシX1をペングリップにて保持する場合、第1領域54において、人差し指を右側背面22c上に配置するとともに、中指を左側背面22b上に配置することによって、人差し指および中指がエラストマー部2Bの表面に接し、これにより当該人差し指および中指が第1領域54上において滑ることを抑止できる。
さらに、歯ブラシX1では、第3領域56の径方向における断面において、エラストマー部2Bの表面が中間背面22aを含んでいるため、当該歯ブラシX1をペングリップにて安定して保持しつつ操作することができる。具体的には、歯ブラシX1をペングリップにて保持した上で操作する場合、人差し指の基節上に第3領域56の中間背面22aを乗せることにより、人差し指の基節とエラストマー部2Bの表面とが接し、これにより歯ブラシX1を安定して保持することができる。また、人差し指の基節がエラストマー部2Bの表面に接することにより、当該人差し指の基節と第3領域56の中間背面22aとの相対位置がずれることが抑止されるため、当該中間背面22aを基点として基材を容易に回動させることができる。
さらに、歯ブラシX1では、第1領域54の径方向における断面において、基部2Aの表面が左側背面22bおよび右側背面22cを含んでいるため、当該歯ブラシX1の操作性を向上することができる。具体的には、第1領域54の断面において、左側背面22bおよび右側背面22cは、基部2Aおよびエラストマー部2Bの双方の表面によって構成されているため、当該エラストマー部2Bの表面によって各指と第1領域54との相対位置がずれることを抑止しつつも、基部2Aの表面上において各指の位置を基部2Aの表面に沿わせてスムーズに調節することができ、これにより当該歯ブラシX1の操作性を向上することができる。
さらに、歯ブラシX1では、当該歯ブラシX1の重心が第1領域54に位置しており、使用者が当該第1領域54を各指によって保持しつつ操作するため、第1領域54を中心として歯ブラシX1を動かしやすく、これにより当該歯ブラシX1を特にペングリップで保持する場合における操作性が向上する。
さらに、歯ブラシX1は、第1領域54の径方向における断面において、腹面21のうち中間腹面21aがエラストマー部2Bの表面に含まれるとともに左右側腹面21b,21cが基部2Aの表面に含まれており、当該エラストマー部2Bと基部2Aとが異なる色を有しているため、ペングリップおよびパームグリップの双方の握り方にて容易に保持することができる。具体的には、歯ブラシX1では、ペングリップまたはパームグリップにて当該歯ブラシX1を保持するに際して、親指の末節を配置する第1領域54の中間腹面21aを認識しやすく、これにより当該歯ブラシX1をペングリップおよびパームグリップの双方の握り方にて容易に保持することができる。
以上説明した本実施形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記の実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
X1 歯ブラシ
2 基材
2A 基部
2B エラストマー部
21 腹面
21a 中間腹面
21b 左側腹面
21c 右側腹面
22 背面
22a 中間背面
22b 左側背面
22c 右側背面
3 植毛部
4 連結部
5 ハンドル部
51 第1極大部
52 第2極大部
53 極小部
54 第1領域
55 第2領域
56 第3領域
100 毛束
110 毛材

Claims (6)

  1. 複数本の毛材を有する毛束と、
    前記毛束が植え付けられる植毛部、使用者によって保持されるハンドル部、および前記植毛部と前記ハンドル部とを連結する連結部を有する基材と、を備える歯ブラシであって、
    前記基材は、前記植毛部に対して前記毛束が植え付けられる側に位置する腹面と、前記腹面の反対側に位置する背面と、を有し、
    前記ハンドル部は、前記基材の径方向における当該ハンドル部の断面積が前記基材の長さ方向において増減するように構成されるとともに、前記断面積が極大値となる第1極大部を含む第1領域と、前記第1極大部よりも前記植毛部から遠い側において前記断面積が極大値となる第2極大部を含む第2領域と、前記第1極大部と前記第2極大部との間において前記断面積が極小値となる極小部を含むとともに前記第1領域と前記第2領域との間であって前記極小部を挟んで前記基材の長さ方向の両側に位置する第3領域と、を有し、
    前記背面は、前記基材の幅方向における中間に位置する中間背面と、当該幅方向において前記中間背面の左右にそれぞれ位置する左側背面および右側背面と、を有し、
    前記第1領域の前記径方向における断面において、前記中間背面が前記基材の厚み方向において前記腹面の反対側に突出し且つ前記左側背面および前記右側背面の曲率が前記中間背面の曲率よりも小さく、
    前記第2領域の前記径方向の断面における前記背面の曲率は、前記第1領域の前記径方向の断面における前記中間背面の曲率よりも小さい円弧状をなし、
    前記第3領域の前記径方向における断面において、前記中間背面が前記基材の厚み方向において前記腹面の反対側に突出し且つ前記中間背面の曲率が前記左側背面および前記右側背面の曲率よりも大きい、歯ブラシ。
  2. 前記腹面は、前記幅方向における中間に位置する中間腹面と、当該幅方向において前記中間腹面の左右にそれぞれ位置する左側腹面および右側腹面と、を有し、
    前記第1領域の前記径方向における断面において、前記中間腹面の曲率が前記左側腹面および前記右側腹面の曲率よりも小さい、請求項1に記載の歯ブラシ。
  3. 前記基材は、合成樹脂材料からなる基部と、エラストマーからなるとともに前記基部上に設けられるエラストマー部と、を有し、
    前記第1領域の前記径方向における断面において、前記エラストマー部の表面は、前記中間背面、前記左側背面、および前記右側背面を含んでいる、請求項1または2に記載の歯ブラシ。
  4. 前記第3領域の前記径方向における断面において、前記エラストマー部の表面は、前記中間背面を含んでいる、請求項に記載の歯ブラシ。
  5. 前記第1領域の前記径方向における断面において、前記第1領域の表面が前記基部の表面と前記エラストマー部の表面とで構成されており、前記基部の表面が前記左側背面および前記右側背面を含んでいる、請求項4に記載の歯ブラシ。
  6. 前記歯ブラシの重心は、前記第1領域に位置する、請求項1〜のいずれか一項に記載の歯ブラシ。
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