JP4505487B2 - 刃物のグリップ - Google Patents

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Description

本発明は刃物のグリップに関する。
従来、手引き鋸等の鋸におけるグリップとして、鋸本体である鋸身の後部に小さな首部を設けて、この首部に木製等の柄を挿着するものが提供されている。
また鋸本体の後部に設けられた握り手部に、別体として構成されたゴム製等のグリップ体を差し込んで覆うように被嵌するものが提供されている。
更に鋸本体の後部の握り手部に対して、別体として構成された柄やゴム製等のグリップ体をネジ固定するものが提供されている。
一方、特開2006−150577号公報には、金属製の逆U字形鋸ハンドル枠体1の両側に外突起挟着板2を設け、前記鋸ハンドル枠体1の後方または上部から弾性グリップ3を挿入して押圧することで、前記突起挟着板2を介して鋸ハンドル枠体1に挟着するようにした鋸ハンドルの弾性グリップ挟着構造が開示されている。
特開2006−150577号公報
しかしながら、上記従来の小さな首部に柄を挿着するようにしたものは、経年することで、柄が抜け易くなる問題がある。
また上記鋸身の握り手部にゴム製等のグリップ体を差し込んで被嵌するようにしたものは、強固な被嵌状態を確保しようとすればするほど、差込作業に大きな労力を要し、また一旦差し込まれた後は、グリップ体が抜け難く、グリップ体の交換が困難となる問題がある。
また上記鋸身の握り手部に柄やゴムグリップをネジで固定するものは、ネジが部品として必要であり、またネジ固定作業が必要となり、部品コストや作業コストの面で問題があった。
更に上記特許文献1に示すような構造の場合は、特にハンドル枠体1の両側に突起挟着板2を設ける等、構造が非常に複雑で、金型製作を必要としたり溶接等を必要とする等、製造し難いという問題点がある。また前記逆U字形鋸ハンドル枠体1に嵌着した弾性グリップ3を、突起挟着板2を介してハンドル枠体1に挟着させるのに労力を必要とする等、取り付けに時間と労力を要する問題を含んでいる。
そこで本発明は上記従来技術の問題点を解消し、グリップの取り付けが容易で、且つ簡単に抜けることなく、またグリップの着脱が可能で取り替え交換ができ、更にネジ等の部品も不要で、取付作業の短縮が図れ、金型製作面でのコスト低減も図れる刃物のグリップの提供を課題とする。
上記課題を達成するため本発明の刃物のグリップは、刃物本体の握り手部にグリップ体を装着してなる刃物のグリップであって、前記握り手部は長辺となる両側端面に複数の嵌合用突起部を形成すると共に基端である短辺に第2の嵌合用突起部を形成し、前記グリップ体は一側と他側とに分割した分割グリップ体からなり、該分割グリップ体には前記嵌合用突起部を挿入させるための挿入溝を設けて、該挿入溝の奥に前記嵌合用突起部を受け入れるための突起受入部を形成すると共に前記第2の嵌合等突起部を受け入れるための第2の突起受入部を形成し、前記分割グリップ体を前記握り手部の両側から挿入して、前記嵌合用突起部を前記受入部に弾性嵌合させると共に前記第2の嵌合用突起部を前記第2の突起受入部に嵌合させるよう構成したことを第1の特徴としている。
また本発明の刃物のグリップは、上記第1の特徴に加えて、嵌合用突起部は、その突起の外側を少なくとも平坦または内側に湾曲形成して構成したことを第2の特徴としている。
また本発明の刃物のグリップは、上記第1又は第2の特徴に加えて、分割グリップ体は、該分割グリップ体の嵌合によって当接される分割面を凹凸形状に構成したことを第3の特徴としている。
請求項1に記載の刃物のグリップによれば、刃物本体の握り手部にグリップ体を装着してなる刃物のグリップであって、前記握り手部は長辺となる両側端面に複数の嵌合用突起部を形成し、前記グリップ体は一側と他側とに分割した分割グリップ体からなり、該分割グリップ体には前記嵌合用突起部を挿入させるための挿入溝を設けると共に、該挿入溝の奥に前記嵌合用突起部を受け入れるための突起受入部を形成し、前記分割グリップ体を前記握り手部の両側から挿入して、前記嵌合用突起部を前記突起受入部に弾性嵌合させるよう構成したので、
前記握り手部の嵌合用突起部を、前記分割グリップ体の前記挿入溝に挿入し、前記握り手部の両側から手で押圧挿入することによって、前記嵌合用突起部が前記突起受入部に受け入れられると共に、弾性嵌合される。よって大きな労力やネジなどの部材を使わずに、前記握り手部に前記分割グリップ体を容易に取り付けることができる。
また前記分割グリップ体は、挿着する方向に対して直角になる方向、即ち握り手部の軸方向には、前記嵌合用突起部と前記突起受入部との嵌合によって抜けなくなる。一方、両側方向にはやはり弾性嵌合されているので、簡単には抜け難い。そして勿論、使用中は前記分割グリップ体を手で握っているので、グリップ体が前記両側方向に抜けることがない。よって前記分割グリップ体を前記握り手部から簡単には抜けることなく取り付けることができ、前記分割グリップ体を装着した刃物を安定して使用することができる。
また前記分割グリップ体は、前記握り手部の両側から取り付けたときとは逆方向に力を加えることで、前記嵌合用突起部と前記突起受入部との弾性嵌合を外して、刃物本体の握り手部から取り外すことができる。よって使用により消耗する等した分割グリップ体を、取り替えて交換することが可能になる。
また前記分割グリップ体の製作には金型を必要とするが、前記握り手部の前記嵌合用突起部は、握り手部の側端面に形成されるものであるので、切削による形成が可能となる。よって金型製作を必要とする場合等に比較して、十分にコスト面での軽減が図れる。
加えて、請求項1に記載の刃物のグリップによれば、握り手部は、その基端にある短辺に第2の嵌合用突起部を形成し、分割グリップ体には前記第2の嵌合用突起部を受け入れるための第2の突起受入部を形成し、前記第2の嵌合用突起部を前記第2の突起受入部に嵌合させるように構成したので、
握り手部の第2の嵌合用突起部と、分割グリップ体の第2の突起受入部とを嵌合することによって、前記握り手部の嵌合用突起部と前記分割グリップ体の突起受入部との相互の位置決めを行うことが可能となる。これにより前記分割グリップ体を前記握り手部に対して簡単に位置決めして嵌合、装着することが可能となる。
また前記第2の嵌合用突起部と前記第2の突起受入部とが相互に嵌合されることによって、嵌合方向と直角な方向、即ち握り手部の軸方向に対して直角となる方向には抜けなくなる。よって全体として前記分割グリップ体は軸方向に対して直角となる両側方向にも一層、抜け難くすることができる。
請求項2に記載の刃物のグリップによれば、請求項1に記載の構成による作用効果に加えて、嵌合用突起部は、その突起の外側を少なくとも平坦または内側に湾曲形成して構成したので、
前記嵌合用突起部を受け入れる前記突起受入部の外側の肉厚をある程度以上に厚く確保することができる。よって、前記分割グリップ体をスリムに構成しながら、分割グリップ体の肉厚、特に刃物本体の嵌合用突起部が嵌合する突起受入部外側の肉厚を確保して、前記分割グリップ体の強度を確保することができる。
また分割グリップ体の肉厚、特に刃物本体の嵌合用突起部が嵌合する突起受入部外側の肉厚を十分確保することで、前記分割グリップ体を握った際の弾力を確保し、長時間、グリップを握って作業をしても、手が疲れ易くなったり痛くなったりしないようにすることができる。
そして勿論、前記嵌合用突起部の突起の外側を平坦または内側に湾曲構成することで、刃物本体そのものの軽量化、スリム化も図ることができる。
請求項3に記載の刃物のグリップによれば、請求項1又は2に記載の構成による作用効果に加えて、分割グリップ体は、該分割グリップ体の嵌合によって当接される分割面を凹凸形状に構成したので、
前記分割グリップ体は両側から刃物本体の握り手部に嵌合された状態で、前記分割面の凹凸形状により、相互に前後の動きを制止される。よって前記分割グリップ体が前後方向にズレたり、外れたりするのを防止することができる。
以下の図面を参照して、本発明の実施形態に係る刃物のグリップを説明する。
図1は本発明の実施形態に係る刃物のグリップを示す斜視図、図2は本発明の実施形態に係る刃物のグリップの構成を示す分解斜視図、図3は刃物本体の握り手部の部分拡大図、図4は分割グリップ体の内部を示す縦断面図、図5は分割グリップ体の分割面を示す図、図6は刃物本体の握り手部の変形例を示す部分拡大斜視図、図7は刃物本体の握り手部の他の変形例を示す部分拡大斜視図、図8は刃物本体の握り手部の更に他の変形例を示す部分拡大斜視図である。
先ず図1、図2を参照して、本発明の刃物のグリップは、刃物本体100の後部にグリップ体200を装着してなる。
前記刃物本体100は、前部の刃部110と、後部の握り手部120とから構成される。
グリップ体200は、一側と他側とに分割された一対の分割グリップ体210、220からなる。
本実施形態では、前記刃物本体100は鋼鉄製の手引き鋸として示している。
勿論、刃物本体100は、鋸の他、鎌、鉈、包丁、ナイフ等の他の刃物でも同様に構成することができ、使用する材質もそれら刃物に適した材質を用いることができる。
また刃部110は、本実施形態では手引き鋸として、前記刃物本体100の一側に鋸刃として示しているが、両刃鋸の場合は刃物本体100の両側に鋸刃が形成される。勿論、鎌、鉈、包丁、ナイフ等の刃物種類に応じて、それぞれの刃物の刃の形状で構成することができる。
握り手部120は、前記刃物本体100の後部に形成される。この握り手部120は、本実施形態では、刃部110と連続した形に一体形成されている。が、この握り手部120は刃部110と分離可能に結合されるようなものであってもよい。
また握り手部120は、本実施形態では、片刃の手引き鋸として、やや湾曲した形の握り手部120としている。
握り手部120には、長辺となる一側端面120aと他側端面120bとに、それぞれ複数の嵌合用突起部121を形成している。
そして握り手部120は、後端となる基端側の短辺の端面120cに、第2の嵌合用突起部122を形成している。
図2も参照して、嵌合用突起部121は、前記握り手部120の長辺である一側端面120aと他側端面120bとに複数形成している。
前記嵌合用突起部121は、その形成において、例えばレーザを用いた切削、その他の切削加工により行うこととしている。この点において、金型を使用する必要がない。
図3も参照して、嵌合用突起部121は、その突起の外側121aを平坦に、即ち膨出しないようにしている。これによって、刃物本体100の軽量化、スリム化を図ると共に、特に後述する分割グリップ体210、220の前記嵌合用突起部121に対応する肉厚部分が薄くなりすぎないように、その厚みを確保している。
また前記嵌合用突起部121は、その突出基部121bを内側に湾曲させ、突出肩部121cを外側に膨出した形状にしている。このような突出基部121bと突出肩部121cの形状により、後述する分割グリップ体210、220の突起受入部211、221との弾性嵌合が確実に行えるようにしている。
前記第2の嵌合用突起部122は、前記握り手部120の後端である基端側の短辺の端面120cに、前記嵌合用突起部121の突出方向とは略直角方向に突出して構成されている。第2の嵌合用突起部122は少なくとも一対(122、122)で設けられ、それぞれが各分割グリップ体210、220の後述する第2の突起受入部212、222に対応するようにしている。
なお、符号126は、紐等を通すための穴である。
図4、図5も参照して、グリップ体200を構成する前記分割グリップ体210、220は、前記握り手部120の長手方向に沿う一側120aと、他側120bとに分割された一対の分割体からなり、前記一側120aと他側120bの両側から握り手部120に挿入されるように構成される。
グリップ体200を構成する分割グリップ体210、220は、適当な弾性を有するゴム材料、樹脂材料で構成することができる。
各分割グリップ体210、220には、それらの分割面210a、220aの中央に、相互に対向して、挿入溝213、223が設けられている。そしてこの挿入溝213、223の奥に突起受入部211、221がそれぞれ形成されている。
各突起受入部221、221は、前記刃物本体100の握り手部120の嵌合用突起部121に対応して形成されたもので、全体として嵌合用突起部121に対応する数で、それぞれ嵌合用突起部121対応する位置に設けられている。また各突起受入部211、221は嵌合用突起部121と同形状としている。
前記突起受入部211、221は、上記嵌合用突起部121と対応して、その外側211a、221aを平坦、即ち膨出しないようにしている。これによって前記嵌合用突起部121に対応する肉厚部分が薄くなりすぎないように、その厚みを確保している。またこの部分の肉厚を確保することで、分割グリップ体210、220、ひいてはグリップ体200の軽量化、スリム化を図ることが可能となる。
また前記突起受入部211、221は、その受入基部211b、221bを内側に湾曲させ、受入肩部211c、221cを外側に膨出した形状にしている。このような受入基部211b、221bと受入肩部211c、221cの形状により、前記刃物本体100の握り手部120の嵌合用突起部121との弾性嵌合が確実に行える。
なお各突起受入部211、221は、嵌合用突起部121と必ずしも同形状でなくてもよいが、少なくとも嵌合用突起部121と弾性嵌合する形状とする。
前記各分割グリップ体210、220の挿入溝213、223は、分割グリップ体210、220の基端側では、溝が基端に至ることなく終了する構成としている。そして挿入溝213、223の基端側の終端に、前記刃物本体100の握り手部120の第2の嵌合用突起部122に対応する第2の突起受入部212、222を形成している。
各第2の突起受入部212、222の形状は、それぞれ対応する第2の嵌合用突起部122と同形状或いは略同形状として、後述する位置決め効果が十分に発揮できるようにしている。また第2の突起受入部212、222から分割面210a、220a側への溝形状は、第2の嵌合用突起部122がスムーズに第2の突起受入部212、222へ嵌り込むように、滑らかな湾曲形状としている。
第2の突起受入部212、222の突出方向は、前記突起受入部211、221と略直角方向となる。このため第2の突起受入部212、222が第2の嵌合用突起部122と嵌合した状態では、嵌合方向と直角な方向、即ち握り手部120の軸方向に対して直角となる方向には抜けなくなる。よって全体として前記分割グリップ体210、220を両側へ外す方向へは抜け難くなる。
また分割グリップ体210、220の第2の突起受入部212、222を刃物本体100の握り手部120の第2の嵌合用突起部122に嵌合することで、他の複数の突起受入部211、221と、複数の嵌合用突起部121との嵌合の位置決めがなさる。これにより前記分割グリップ体210、220を刃物本体100の前記握り手部120に対して簡単に位置決めして嵌合、装着することが可能となる。
分割グリップ体210、220は、挿入溝213、223の両側の肉厚内に、空洞部214、224を設けることができる。空洞部214、224を設けることで、前記分割グリップ体210、220に握り易い弾力性を持たせると共に、軽量化、省原料化を図ることができる。
分割グリップ体220には、その表面に凹凸模様等の滑り止め手段225を設けることができる。
なお符号226は、紐等を通すために、上記刃物本体100の握り手部120に設けた穴126に対応して設けられた穴である。
各分割グリップ体210、220の分割面210a、220aは、相互に凹凸状態に噛みあって当接するように、それぞれ凹凸形状に形成されている。この凹凸形状の凹、凸の段差は多少傾斜した段差とし、分割グリップ体210、220同士の両側からの合体がスムーズに行えるようにしている。
なお前記挿入溝213、223は、前記握り手部120の板厚より若干細い寸法に構成することができる。これによって分割グリップ体210、220を、その弾力性を利用して、握り手部120に確りと挿入することができ、またその弾性力によって前記握り手部120の表面に密着状態に確実に装着することができる。
上記のような構成により、刃物本体100の握り手部120に対して、その両側から分割グリップ体210、220の挿入溝213、223に挿入し、両側から手で押圧することで、前記嵌合用突起部121が前記突起受入部211、221に受け入れられると共に、弾性嵌合される。よって大きな労力やネジなどの部材を使わずに、前記握り手部120に前記分割グリップ体210、220を容易に取り付けることができる。
また前記分割グリップ体210、220は、挿着する方向に対して直角になる軸方向には、前記嵌合用突起部121と、前記突起受入部211、221との嵌合によって抜けなくなり、一方、両側方向には弾性嵌合されているので簡単には抜け難くなる。
勿論、前記分割グリップ体210、220は、手で握っている状態では、両側方向に抜けることはない。
従って前記分割グリップ体210、220が前記握り手部120から簡単に抜けることはなく、前記分割グリップ体210、220を装着した刃物を安定して使用することができる。
本実施形態では、前記嵌合用突起部121の突起の外側121aを平坦に形成したので、前記嵌合用突起部121に対応する前記突起受入部211、221の部分の肉厚を確保しながら、スリムなグリップを提供することができる。
また前記分割グリップ体210、220は、前記握り手部120の両側から取り付けたときとは逆方向に力を加えることで、前記嵌合用突起部121と前記突起受入部211、221との弾性嵌合を外して取り外すことができる。よって消耗したり破損したりした前記分割グリップ体210、220の取り替えが可能になる。
また前記分割グリップ体210、220の製作には金型を必要とするが、前記握り手部120の嵌合用突起部121の形成には、金型を使うことなく形成することが可能であるので、金型製作におけるコスト面での軽減も可能となる。
図6に変形例を示す。この変形例では、上記実施形態における刃物本体100の握り手部120の嵌合用突起部121の一部の形状が変更されている。
即ち、嵌合用突起部121の外側121aの形状を、平坦よりも更に進んで、内側に湾曲するように形成している。このように嵌合用突起部121の外側121aを内側に湾曲形成することで、対応する分割グリップ体210、220の前記嵌合用突起部121に対応する部分の肉厚を一層十分に確保することができ、スリムで軽量なグリップを提供することができる。
図1〜図5に示す実施形態において説明した部材、要素と同じ機能をもつ部材、要素には同一の符号を付して、説明を省略する。
図7に別の変形例を示す。この変形例は、刃物本体の握り手部320が真っ直ぐで、曲がっていないものを示す。これに伴って、グリップ体を構成する一対の分割グリップ体も真っ直ぐなものとなる。これら握り手部320及び分割グリップ体の各部の構成乃至形状は、図1〜図5に示す実施形態と、前記全体形状が曲がっているか否かを除いて、略同様である。
図7において示す符号は、百の位が1から3に変更されている点を除き、前記図1〜図5に示す実施形態での符号と同じ符号(百の位だけ異なる)は同一の機能を奏する部材、要素を示し、説明を省略する。
図8に更に別の変形例を示す。この変形例は、刃物本体の握り手部420に形成される嵌合用突起部421の幅が、既述の嵌合用突起部121に比べて小さくなっている。代わりに形成される嵌合用突起部421の個数が増えている。他の構成は既述の実施形態における構成と同様である。勿論、この嵌合用突起部421及び第2の嵌合用突起部422に対応した突起受入部、第2の突起受入部を分割グリップ体に形成することになることは言うまでもない。
ところで、嵌合用突起部421、第2の嵌合用突起部422の果たす役割は、既に説明した図1〜図5に示す本実施形態のものと変わるものではない。この変形例は小さな刃物に適していると言える。
本発明の実施形態に係る刃物のグリップを示す斜視図である。 本発明の実施形態に係る刃物のグリップの構成を示す分解斜視図である。 刃物本体の握り手部の部分拡大図である。 分割グリップ体の内部を示す縦断面図である。 分割グリップ体の分割面を示す図である。 刃物本体の握り手部の変形例を示す部分拡大斜視図である。 刃物本体の握り手部の他の変形例を示す部分拡大斜視図である。 刃物本体の握り手部の更に他の変形例を示す部分拡大斜視図である。
符号の説明
100 刃物本体
110 刃部
120 握り手部
120a 一側端面
120b 他側端面
120c 短辺の端面
121 嵌合用突起部
121a 外側
121b 突出基部
121c 突出肩部
122 第2の嵌合用突起部
126 穴
200 グリップ体
210 分割グリップ体
210a 分割面
211 突起受入部
211a 外側
211b 受入基部
211c 受入肩部
212 第2の突起受入部
213 挿入溝
214 空洞部
220 分割グリップ体
220a 分割面
221 突起受入部
221a 外側
221b 受入基部
221c 受入肩部
222 第2の突起受入部
223 挿入溝
224 空洞部
225 滑り止め手段
226 穴
320 握り手部
320a 一側端面
320b 他側端面
320c 短辺の端面
321 嵌合用突起部
321a 外側
321b 突出基部
321c 突出肩部
322 第2の嵌合用突起部
326 穴
420 握り手部
421 嵌合用突起部
422 第2の嵌合用突起部

Claims (3)

  1. 刃物本体の握り手部にグリップ体を装着してなる刃物のグリップであって、前記握り手部は長辺となる両側端面に複数の嵌合用突起部を形成すると共に基端である短辺に第2の嵌合用突起部を形成し、前記グリップ体は一側と他側とに分割した分割グリップ体からなり、該分割グリップ体には前記嵌合用突起部を挿入させるための挿入溝を設けて、該挿入溝の奥に前記嵌合用突起部を受け入れるための突起受入部を形成すると共に前記第2の嵌合等突起部を受け入れるための第2の突起受入部を形成し、前記分割グリップ体を前記握り手部の両側から挿入して、前記嵌合用突起部を前記受入部に弾性嵌合させると共に前記第2の嵌合用突起部を前記第2の突起受入部に嵌合させるよう構成したことを特徴とする刃物のグリップ。
  2. 嵌合用突起部は、その突起の外側を少なくとも平坦または内側に湾曲形成して構成したことを特徴とする請求項1に記載の刃物のグリップ。
  3. 分割グリップ体は、該分割グリップ体の嵌合によって当接される分割面を凹凸形状に構成したことを特徴とする請求項1又は2に記載の刃物のグリップ。
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