JP3179324U - 土落とし具 - Google Patents

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Abstract

【課題】使い勝手がよく、かつ土が農具の面に強固に付着している場合でも簡単に土落としが可能な土落とし具を提供する。
【解決手段】平面視して長方形の薄い金属板製の刃部と、刃部の元部に固定され、かつ刃部の幅方向に長いグリップとを備えた土落とし具であって、刃部は、その表面がグリップの刃部連結面を基準にして10°〜30°傾斜し、刃部はその全長にわたって幅方向の中央部分が凹んだ形状で、かつ刃部の先端がV字形状または円弧形状に切欠されている。
【選択図】図1

Description

この考案は土落とし具、詳しくは鍬やスコップなどの農具に付着した土(泥)を落とすための土落とし具に関する。
鍬などを用いて田畑を耕せば刃先に土が付着し、その付着した土を放置すれば刃先が錆びるため、使用後、土落としが行われている。その際に使用される土落とし具として、例えば特許文献1に開示された「土の掻き落し具本体(以下、掻き落し具)」が知られている。これは、トラクターや耕運機といった農業機械、あるいはパワーショベルなどの土木機械の表面に付着した土を掻き落すもので、薄い矩形状の鋼板からなり、その先端を機械の表面に押し付けた際に鋼板が撓むことで、付着した土が効果的に掻き落される。使用に際しては、1メートル程度の長さの柄の先端部に、この掻き落し具の元部を固定する。
意匠登録第1439587号公報
しかしながら、特許文献1の「掻き落し具」は、このように農業機械や土木機械の表面に付着した土を掻き落すものであり、しかも長い棒状の柄を、その長さ方向を鋼板の長さ方向と一致させて、掻き落し具の元部に固定して使用しなければならなかった。そのため、鍬の刃部に付着した土を掻き落とす際、持ち手が定まらずに使い勝手が悪かった。
また、かたい土が鍬の刃部の面に付着している場合、掻き落し具の鋼板の撓み易さが災いし、鋼板の先端をその土のかたまりと刃部の面との隙間にうまく押し込めず、かたい土の表面を鋼板がすべって掻き落せないことが多々あった。
この考案は、使い勝手がよく、かつ土が農具の面に強固に付着している場合でも簡単に土落としが可能な土落とし具を提供することを目的としている。
請求項1に記載の考案は、平面視して矩形状の薄い金属板からなり、かつ農具に付着した土を掻き落とす刃部と、該刃部の元部に刃部固定面を面接触させて固定され、かつ長さが該刃部の幅と同一であるとともに、長さ方向が該刃部の幅方向に向いたグリップとを備えた土落とし具であって、前記刃部は、前記グリップの刃部固定面を基準として10°〜30°傾斜し、かつ該刃部は、その全長にわたって幅方向の中央部分が凹んだ形状で、かつ該刃部の先端はV字形状または円弧形状に切欠されている土落とし具である。
ここでいう農具としては、例えば鍬、スコップ、鋤、鎌などを採用することができる。
刃部を構成する金属板としては、例えばステンレス板、鉄板、アルミニウム合金板などを採用することができる。金属板の厚さは0.5〜3mm、好ましくは1〜2mmである。刃部の平面視した形状(矩形状)には台形状を含む。
ここでいう「グリップの刃部固定面」とは、刃部の元部にグリップを固定した際の、グリップにおける刃部の元部との接触面である。刃部の表面の傾斜角度は、この刃部固定面(刃部の元部の表面)を基準とした傾きである。
刃部の傾斜角度が10°未満では、グリップに対する刃部の傾斜が小さくて土落とし時に農具を大きく傾けなければ作業がしにくい。また、30°を超えれば、グリップに対する刃部の傾斜角度が大きくなり過ぎてしまい、土落とし時にグリップから刃部に加えられた力のロスが大きい。
グリップの素材としては、例えば各種の木材、各種のプラスチック、各種の金属、各種のセラミックスなどを採用することができる。グリップには、作業者が握り易いように所定形状の凹みを形成したり、所定形状の溝を形成してもよい。
グリップの形状は限定されない。例えば丸棒、角棒などでもよい。
ここでいう「刃部は、その全長にわたって幅方向の中央部分が凹んだ形状である」とは、例えば刃部をその幅方向に2分割する仮想直線を中心にして、この刃部をV字状に屈曲させた形状などをいう。なお、そのV字の内側の角度は、刃部の先端から元部側の端に向かって徐々に180°(平面)に近づくようにした方が、掻き取った土の刃部からの剥ぎ落ちが円滑となるため好ましい。
刃部の先端の切欠形状は、平面視してV字形状でも、円弧形状でもよい。
刃部の元部の付近には指掛け穴を形成してもよい。指掛け穴の形状は限定されない。例えば、平面視して円形、楕円形、三角形以上の多角でもよい。指掛け穴の形成数は1つでも2つ以上でもよい。
請求項1に記載の考案によれば、グリップとして長さが刃部の幅と同一で、かつ長さ方向を刃部の幅方向(横)に向けたものを採用したため、従来のように長い棒状の柄が不要となり、農具に付着した土(泥を含む)を掻き落とす際の持ち手が定まり易い。しかも、使用者がグリップを握る際、グリップが横向きで従来品に比べて短いため、様々な持ち手で握ることができる。これにより、従来品に比べて土落とし具の使い勝手が良くなる。
また、刃部の表面がグリップの刃部固定面を基準にして10°〜30°だけ傾斜している。これにより、土落とし時、農具を大きく傾けなくても土を円滑に掻き落すために必要な、農具の土付着面と刃部との接触角(30°〜60°)を得ることができる。しかも、土落としを行う際にグリップから刃部に加えられた力のロスも小さい。
また、刃部は、その全長にわたって幅方向の中央部分が凹んだ形状であるため、傾斜した刃部の面に沿って、掻き落した土がグリップの方向へ移動する際に、刃部からの土の剥がれが円滑になる。
さらに、土落とし具の刃部の先端を、平面視してV字形状または円弧形状としたため、土のかたまりが農具の面に強固に付着している場合であっても、刃部の先端のうち、切欠により尖った部分が、土のかたまりと農具の面との隙間にまず刺し込まれ、引き続きグリップから刃部に加えれた力が、この刺し込まれた部分に集中して作用する。その結果、このようにかたい土が付着している場合であっても、従来に比べて小さな力で農具から土を剥ぎ落とすことができる。
この考案の実施例1に係る土落とし具の斜視図である。 この考案の実施例1に係る土落とし具の側面図である。 この考案の実施例1に係る土落とし具の使用状態を示す斜視図である。 この考案の実施例1に係る土落とし具の別の握り方での使用状態を示す斜視図である。
以下、この考案の実施例を具体的に説明する。ここでは、説明の都合上、図中のX1方向を前方向、X2方向を後ろ方向、Y1方向を左方向、Y2方向を右方向、Z1方向を上方向、Z2方向を下方向とする。
図1〜図3において、10はこの考案の実施例1に係る土落とし具で、この土落とし具10は、平面視して徐々に先細りしたX1−X2方向に長い矩形状の薄い厚さ1mmのステンレス板(金属板)からなり、かつ鍬(農具)11に付着した土を掻き落とす刃部12と、この刃部12の元部(Y2側の部分)12aの表面(上面)12bに固定され、かつ長さが刃部12の幅と同一であるとともに、長さ方向(Y1−Y2方向)が刃部12の幅方向(Y1−Y2方向)に向いたグリップ13とを備えたものである。
刃部12は、グリップ13が固定される元部(X2側の端部)12a除き、その全長にわたって幅方向(Y1−Y2方向)の中央部分(中間部分)が凹んだ形状となっている。具体的には、刃部12をその幅方向に2分割する中心線(仮想直線)aを中心にして、この刃部12をV字状に屈曲させた形状をいう。このとき、V字の内側の角度は、刃部12の先端12cから元部側の端に向かって徐々に平面に近づくように刃部12を屈曲加工している。そのため、掻き取った土の刃部12の表面12bからの剥離が円滑となる。
また、刃部12の先端12cは、平面視して略V字形状に切欠されている。さらに、この刃部(刃部12のうち、元部12aを除く部分)12は、その表面12bが、グリップ13の刃部固定面13a、すなわちグリップ13のうちの刃部12の元部12aに固定される裏面(さらに言い換えれば元部12aの表面12b)を基準として、30°傾斜している。刃部12の元部付近のうち、刃部12の幅方向の中間部には、長さ方向(X1−X2方向)が刃部12の長さ方向(X1−X2方向)に向いた長孔形状の指掛け穴14が1つだけ形成されている。この指掛け穴14は、成人男性の親指が掛止可能なサイズである。また、刃部12のうち、その長さ方向の中間部から先端部の領域には、平面視してサイコロの「五の目」と同一の配列で、合計5つの小径な貫通孔15が形成されている。各貫通孔15を形成することで、剥ぎ取った土のかたまりが刃部12の表面12bに付着しにくくなる。なお、これらの指掛け穴14および貫通孔15は、それぞれ必ずしも設ける必要はない。
グリップ13は、その長さ方向に直交する断面が、刃部12の長さ方向に長い略矩形状を有した短尺な角材である。グリップ13は、その刃部固定面13aが刃部12の元部12aの表面12bに接着剤を介してしっかりと面接触状態で固定されている。グリップ13の長さ方向(Y1−Y2方向)の中間部のうち、刃部12の先端側の部分には、グリップ13を握り易くする円弧形状の凹部13bが形成されている。さらに、グリップ13での刃部12の先端側の端面は、上方へ向かって徐々に突出する傾斜面となっている。これにより、図2の二点鎖線に示すように、グリップ13の上方へ傾斜した先端部に指を掛け、土を落とすことができる。
この土落とし具10は、ズボンのベルトに掛けられる図3に示す木製の吊りケース20に、出し入れ可能に収納される。吊りケース20は、正面視して上方へ向かうほど徐々に先細りとなった略弾頭型のベルト吊り板21と、ベルト吊り板21の長さ方向の中間部に横架された門形の掛止枠22とを有している。吊りケース20への土落とし具10の吊下げ時には、刃部12を下に向けて掛止枠22の内部空間に差し込み、これを掛止枠22に掛止する。
次に、図3および図4を参照して、この考案の実施例1に係る土落とし具10による鍬11の刃先に付着した土を除去する方法を説明する。
図3に示すように、鍬11に付着した土を落とす際には、吊りケース20から土落とし具10を引き抜き、例えば腕と手首を真っ直ぐにして左手でグリップ13をつかむ。このとき、親指を凹部13bに掛けるとともに、中指を刃部12の裏側から指掛け穴14に引っかける。この状態を維持して、鍬11の刃先に付着した土を掻き落とす。また、図4に示すように、手首を直角に曲げ、中指を指掛け穴14に深く差し入れてグリップ13を握り、鍬11の刃先に付着した土を掻き落としてもよい。
このように、グリップ13として、長さが刃部12の幅と同一で、かつ長さ方向を刃部12の幅方向に向けたものを採用したため、従来のように長い棒状の柄が不要となり、鍬11に付着した土を掻き落とす際の持ち手が定まり易い。しかも、使用者がグリップ13を握る際、グリップ13が横向きで従来品に比べて短いため、様々な持ち手で握ることができる。さらに、刃部12のグリップ付近に指掛け穴14が形成されているため、指掛け穴14に中指や人差し指などを掛けられることで、グリップ13を様々な持ち方で強く握ることができる(例えば、図2)。その結果、従来品に比べて土落とし具10の使い勝手がよくなり、土落としの作業性が高まる。
また、刃部12の表面12bが、グリップ13の刃部固定面13aを基準にして30°だけ傾斜しているため、土落とし時、鍬11を少しだけ傾ければ土を円滑に掻き落す際に必要な、鍬11の土付着面と刃部12との接触角(30°〜60°)が得られる。その結果、土落としの作業姿勢として、鍬12を地面に固定し易くなり、土落としが容易となる。しかも、土落とし時にグリップ13から刃部12に加えられた力のロスも小さい。
さらに、刃部12を、その全長にわたって幅方向の中央部分が凹んだ形状としたため、傾斜した刃部12の表面12bに沿って、掻き落した土がX2方向へ移動するとき、この表面12bからの土の剥がれが円滑になる。
さらに、刃部12の先端12cを平面視してV字形状にカットしたため、土のかたまりが鍬11の面に強固に付着しても、まず刃部12の先端12cのうち、切欠により尖った両端部分12dが土のかたまりと鍬11の刃先との隙間に刺し込まれ、さらにグリップ13から刃部12に加えられた力が、この尖った両端部分12dに集中して作用する。その結果、かたい土が鍬11の刃先に付着している場合であっても、従来に比べて小さな力で鍬11から土を剥ぎ落とすことができる。
この考案の土落とし具は、例えば農作業で使用される鍬や鋤、スコップなどに付着した土を除去する技術として有用である。
10 土落とし具、
11 鍬(農具)、
12 刃部、
12a 元部、
12b 表面、
13 グリップ、
13a 刃部固定面、
14 指掛け穴。

Claims (1)

  1. 平面視して矩形状の薄い金属板からなり、かつ農具に付着した土を掻き落とす刃部と、
    該刃部の元部に刃部固定面を面接触させて固定され、かつ長さが該刃部の幅と同一であるとともに、長さ方向が該刃部の幅方向に向いたグリップとを備えた土落とし具であって、
    前記刃部は、前記グリップの刃部固定面を基準として10°〜30°傾斜し、かつ該刃部は、その全長にわたって幅方向の中央部分が凹んだ形状で、かつ該刃部の先端はV字形状または円弧形状に切欠されている土落とし具。
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