JP3179279U - アンカー後仕舞い構造 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】コンクリート構造体1の表面に穿設したアンカー挿入穴2内に、アンカー3を打ち込んで固定した後のアンカー後仕舞い構造であって、前記アンカー挿入穴2は、該挿入穴2内に打ち込んだアンカー3の長さよりも深く形成されており、該挿入穴2内に打ち込まれたアンカー3の後端部に形成された雌ねじ部312に雄ねじを螺合させて、雄ねじ頭部を前記アンカー挿入穴2内に収容するとともに、前記雄ねじと前記アンカー挿入穴2との隙間をシール材5でシールして、前記アンカー挿入穴2を塞ぐ。
【選択図】図1
Description
修繕作業の安全性を考慮すると、足場は強固かつ確実に固定する必要があるため、アンカーを打ち込む穴は建築物の外壁に多数開けられる。100戸程度のマンションの外壁面全体に足場を組むためには、一般的に600ヶ所程度の穴が必要である。しかし、穴開けは全てが成功するわけではないので、通常、1回の修繕作業で700〜800個程度の穴を開けることになる。
(1)コンクリート構造体の表面に穿設したアンカー挿入穴内に、アンカーを打ち込んで固定した後のアンカー後仕舞い構造であって、前記アンカー挿入穴は、該挿入穴内に打ち込んだアンカーの長さよりも深く形成されており、該挿入穴内に打ち込まれたアンカーの後端部に形成された雌ねじ部に雄ねじを螺合させて、雄ねじ頭部を前記アンカー挿入穴内に収容するとともに、前記雄ねじと前記アンカー挿入穴との隙間をシール材でシールして、前記アンカー挿入穴を塞ぐ、ことを特徴とするアンカー後仕舞い構造。
(2)前記雄ねじ頭部に、前記コンクリート構造体の表面と同色の塗装が施されている、(1)に記載の後仕舞い構造。
(3)前記雄ねじが皿ねじであり、該皿ねじの頭部が、前記コンクリート構造体の表面と略面一になるように、前記アンカー挿入穴内に収容されている、(1)または(2)に記載の後仕舞い構造。
(4)前記シール材が、硬化型弾性シーリング材またはゴム特性パッキンである、(1)〜(3)のいずれかに記載の後仕舞い構造。
本考案に係るアンカー後仕舞い構造は、コンクリート構造体1の表面に穿設されたアンカー挿入穴2が、この挿入穴2に打ち込まれたアンカー3の長さよりも深く形成されており、挿入穴2内に打ち込まれたアンカー3の後端部(アンカー後端部311)に形成された雌ねじ部312に、雄ねじとして皿ねじ4が螺合されており、皿ねじ4の頭部をアンカー挿入穴2内に収容するとともに、皿ねじ4とアンカー挿入穴2との隙間がシール材5でシールされ、アンカー挿入穴2が塞がれている。
このような面取り加工を行う際、挿入穴2の周縁部が欠けやすい。したがって、一般的な面取り刃よりも、ダイヤモンド面取り刃などをディスクグライダーに取り付けて、面取り加工を行うのが好ましい。
アンカー3は、通常、アンカー本体部31および拡開くさび32を備えている。アンカー本体部31の先端部には、複数本のスリット314を有する拡開部313が形成されている。スリット314は軸方向に形成されており、好ましくは4本程度形成されている。一方、アンカー後端部311の内周面(軸心孔)には、雌ねじ部312が形成されている。
拡開くさび32は、アンカー本体部31における拡開部313の内部(軸心部)に圧入可能なテーパ形状を有しており、アンカー本体部31から遠ざかるにつれて径が大きくなっている。
なお、必要に応じて、コンクリート構造体1の表面と異なる色の塗装を施してもよい。
パッキンを使用する場合、雄ねじ(皿ねじ4)にリング状のパッキンを挿通した状態で、アンカー後端部311に形成された雌ねじ部312に雄ねじ(皿ねじ4)を螺合させればよい。
このようなシール材5を用いることによって、アンカー3が大気(酸素)や水と接触しにくくなり、アンカー3の劣化・腐食を防止することができる。
まず、図3(A)に示すように、ドリルなどを用いて、コンクリート構造体1の表面にアンカー挿入穴2を穿設する。アンカー挿入穴2の大きさは、使用するアンカー3の大きさに合わせて設計される。穿設されたアンカー挿入穴2の内部に存在するコンクリートの切り粉を、ブロアー、吸塵機などを用いて除去する。
アンカー3の挿入後、図3(C)に示すように、打ち込み棒6を用いて、アンカー3を打ち込む。すなわち、打ち込み棒6の頭部をハンマーなどで叩いて、アンカー挿入穴2の底部(深部)に当接された拡開くさび32を、スリット314が形成された拡開部313の内部(軸心部)に圧入させることにより、アンカー本体部31の拡開部313を径方向に拡開させてアンカー挿入穴2の内周面に圧接させ、アンカー3を固定させる。
次いで、図3(D)に示すように、アンカー後端部311に形成された雌ねじ部312に、足場控え7を固定するためのねじ8を螺合することによって、足場控え7をアンカー3に固定する。
さらに、図1に示すアンカー後仕舞い構造のように、雄ねじとして皿ねじ4を用いて、皿ねじの頭部がコンクリート構造体1の表面と略面一になるように、雄ねじ頭部がアンカー挿入穴2に収容されると、コンクリート構造体1の表面に形成された穴が目立ちにくくなり、より美観も損なわれにくくなる。
一方、本考案のアンカー後仕舞い構造を採用すると、タイルの張り替えは不要で、例えば、皿ねじ4を締めるだけであり(必要に応じて、タイルと同色の塗料を皿ねじ4の頭部に塗布してもよい)、足場解体の時間ロスもなくなる。
2 アンカー挿入穴
3 アンカー
31 アンカー本体部
311 アンカー後端部
312 雌ねじ部
313 拡開部
314 スリット
32 拡開くさび
4 皿ねじ
5 シール材
51 ゴム特性パッキン
6 打ち込み棒
7 足場控え
8 ボルト
Claims (4)
- コンクリート構造体の表面に穿設したアンカー挿入穴内に、アンカーを打ち込んで固定した後のアンカー後仕舞い構造であって、
前記アンカー挿入穴は、該挿入穴内に打ち込んだアンカーの長さよりも深く形成されており、
該挿入穴内に打ち込まれたアンカーの後端部に形成された雌ねじ部に雄ねじを螺合させて、雄ねじ頭部を前記アンカー挿入穴内に収容するとともに、前記雄ねじと前記アンカー挿入穴との隙間をシール材でシールして、前記アンカー挿入穴を塞ぐ、
ことを特徴とするアンカー後仕舞い構造。 - 前記雄ねじ頭部に、前記コンクリート構造体の表面と同色の塗装が施されている、請求項1に記載の後仕舞い構造。
- 前記雄ねじが皿ねじであり、該皿ねじの頭部が、前記コンクリート構造体の表面と略面一になるように、前記アンカー挿入穴内に収容されている、請求項1または2に記載の後仕舞い構造。
- 前記シール材が、硬化型弾性シーリング材またはゴム特性パッキンである、請求項1〜3のいずれかに記載の後仕舞い構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2012004909U JP3179279U (ja) | 2012-08-10 | 2012-08-10 | アンカー後仕舞い構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2012004909U JP3179279U (ja) | 2012-08-10 | 2012-08-10 | アンカー後仕舞い構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP3179279U true JP3179279U (ja) | 2012-10-25 |
Family
ID=48005962
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2012004909U Expired - Lifetime JP3179279U (ja) | 2012-08-10 | 2012-08-10 | アンカー後仕舞い構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3179279U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5485466B1 (ja) * | 2013-10-25 | 2014-05-07 | 旭産商株式会社 | 金属系アンカーおよび構造物の耐震補強工法 |
-
2012
- 2012-08-10 JP JP2012004909U patent/JP3179279U/ja not_active Expired - Lifetime
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP5485466B1 (ja) * | 2013-10-25 | 2014-05-07 | 旭産商株式会社 | 金属系アンカーおよび構造物の耐震補強工法 |
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