JP2008280744A - 回り縁部のコーナー接合部材、および、その構造並びに回り縁部のコーナー接合部材の取り付け方法。 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】回り縁部のコーナー接合部材は、建物の外壁をなすサイディングと、窓枠等の取付部材との間に使用される回り縁部のコーナー接合部材で、回り縁部のサイディング端部覆い板体の外側面を覆うカバー部材1と、このカバー部材1の裏面に取り付けられて前記サイディング端部覆い板体の内側面に当接する受け部材2とからなり、前記カバー部材1と受け部材2との間に、サイディング端部覆い板体を受入挟持できる間隙20、21を有している。
【選択図】図1
Description
このJチャンネル部材は、窓枠取り付け部材の周囲に配置し固定する場合や、縦方向および横方向に配置したJチャンネル部材が直交する場合には、隙間や変形が生じ易く見栄えも悪く施工に手間がかかる。
この発明では、窓枠等の取付部材のコーナー部で、交差状に取付けられたJチャンネル部材のサイディング覆い板体の内側に基板を挿入配置し、この基板にカバー部材をあてがい、基板の突部とカバー部材の突部とを嵌合させるだけで、Jチャンネル部材の交差部への取付け固定ができるという効果が得られたが、施工後にJチャンネル部材に生じた反り等の変形や風圧が原因で、基板の突部とカバー部材の突部の嵌合が外れ、回り縁部のコーナー部材がJチャンネル部材から抜け易いという不都合が生じた。
また、施工時に高所で、基板の突部とカバー部材の突部とを位置合わせして嵌合させるのは容易でなく、施工しずらいという問題も生じた。
また、本発明の回り縁部のコーナー接合部材構造は、前記カバー部材の裏面に設けられた中空突部を受け部材の取付孔に嵌め入れ、さらに、ストッパーピンを前記中空突部に嵌入することによって、カバー部材に受け部材が取り付けられる構造である。
図1は、本発明に係る回り縁部のコーナー接合部材の一例を示す裏側からの斜視図であり、図2は、図1に示すコーナー接合部材のカバー部材の平面図であり、図3は、図1に示すコーナー接合部材の受け部材の平面図である。図4は、図1に示すコーナー接合部材の組立手順を示す模式的な説明図であり、図5は、図2に示すカバー部材の中空突部の模式的な拡大横断面図である。図6は、図1に示すコーナー接合部材の使用例を示す模式的な部分斜視図である。
また、中空突部8の中空部の筒状内周面には、図5に示すように、間隔をあけて周方向に突起15が設けられている。
基台7の中央には、カバー部材1の中空突部8に係着するための取付孔16が設けられている。
間隔20、21をあけて保持できるように、基台7の底面から上方の側面より縦横二方向へ延びる構造となっている(図6参照)。
上記間隔20、21は、サイディング端部覆い板体26、26'の厚みとほぼ同じ大きさに形成される。
また、受け部材2の板状体13、14の上面には、長手方向のほぼ中央線上に強度性を向上させるための板状リブ23、24が形成されている。
カバー部材1と受け部材2は、ストッパーピン17を使用して一体化される。即ち、受け部材2の基台7に形成された取付孔16に、カバー部材1の中空突部8を嵌め入れた後、ストッパーピン17を前記中空突部8の中空部に嵌入して、受け部材2をカバー部材1に取り付ける。
カバー部材1への受け部材2の取り付けは、受け部材2の取付孔16にカバー部材1の中空突部8の切頭円錐形の係着部10の頭部をあてがい押すと、中空突部8に設けられたスリット12により分割された中空突部8の各周面が、受け部材2の取付孔16の内周面に押されて集束状に縮小して、取付孔16に係着部10が押し込まれる。
さらに、係着部10を取付孔16内に強く押し込むと、係着部10が取付孔16を貫通し、受け部材2の基台7の上面に突出する。
その際、カバー部材1上に受け部材2の基台7の外周に沿うように設けられた突条9により、受け部材2は、カバー部材1上に固定され、カバー部材1の板体3、4と受け部材の板状体13、14とは、略平行に、サイディング端部覆い板体を受入挟持できる間隔20、21をあけて保持される。
ストッパーピン17を中空突部8の中空部内に嵌入していくと、ストッパーピン17の楔作用で、中空突部8に設けられたスリット12により分割された中空突部8の各周面が、受け部材2の取付孔16の内周面を押圧していくため、カバー部材1と受け部材2の取り付けが強固になるとともに、嵌入限界に達した時点でストッパーピン17の係止溝18に、中空突部8の中空部の内周面に設けられた突起15が嵌るようになっている。
そのため、カバー部材1に受け部材2を取り付けた後に、ストッパーピン17が抜けて、カバー部材1から受け部材2が外れることがなくなる。
また、用途に応じて紫外線吸収剤、衝撃改質材、安定剤、着色剤等の添加剤を加えることもできる。特に屋外での使用があるため紫外線吸収剤、衝撃改質材を添加することが良い。
まず、Jチャンネル部材25の一方のサイディング端部覆い板体26の端部に、カバー部材1と受け部材2の一方の間隙20をあてがい、Jチャンネル部材25のサイディング端部覆い板体26の端部を、前記間隙20へ矢印方向に嵌入する。
次いで、Jチャンネル部材25'のサイディング端部覆い板体26'の端部を、前記コーナー接合部材のカバー部材1と受け部材2の間隙21にあてがい、そのまま矢印方向に嵌入して取り付ける。
以上により、カバー部材1と受け部材2とは、交差するJチャンネル部材25、25'のサイディング覆い板体26、26'の双方を挟持した状態で嵌合して、窓枠等の取付部材のコーナー部をカバーするように取付け固定され、施工後に、Jチャンネル部材の伸縮、反り等による変形や風圧によってコーナー部材が外れることのない強度性が得られる。
そのため、施工時間の短縮と、コストの削減を図ることができ、見栄えの良い取付けが実現できる。
2 受け部材
3、4 カバー部材の板体
5 カバー部材の係止辺
6 カバー部材の側板
7 受け部材の基台
8 中空突部
9 突条
10 カバー部材の中空突部の係着部
11 中空突部の基部
12 中空突部のスリット
13、14 受け部材の板状体
15 突起
16 基台の取付孔
17 ストッパーピン
18 係止溝
20、21 受け部材とカバー部材の間隙
23、24 板状リブ
25、25' Jチャンネル部材
26、26' Jチャンネル部材のサイディング端部覆い板体
27、27' Jチャンネル部材の底面
31 受け部材
51 カバー材
Claims (3)
- 建物の外壁をなすサイディングと、窓枠等の取付部材との間に使用される回り縁部のコーナー接合部材であって、回り縁部のサイディング端部覆い板体の外側面を覆うカバー部材と、このカバー部材の裏面に取り付けられて前記サイディング端部覆い板体の内側面に当接する受け部材とからなり、前記カバー部材と前記受け部材との間に、前記サイディング端部覆い板体を受入挟持できる間隙を有していることを特徴とする回り縁部のコーナー接合部材。
- 前記カバー部材の裏面に設けられた中空突部を、受け部材の取付孔に嵌め入れ、さらに、ストッパーピンを前記中空突部に嵌入することによって、カバー部材に受け部材が取り付けられる構造を有することを特徴とする請求項1に記載の回り縁部のコーナー接合部材構造。
- 請求項1に記載の回り縁部のコーナー接合部材を用い、
回り縁部のサイディング端部覆い板体の端部に、前記コーナー接合部材のカバー部材と前記受け部材との一方の間隙をあてがい、前記サイディング端部覆い板体の端部を前記間隙に嵌入した後、別の回り縁部のサイディング端部覆い板体の端部を、前記コーナー接合部材のカバー部材と前記受け部材との他方の間隙にあてがい、前記サイディング端部覆い板体の端部を前記他方の間隙に嵌入して、二本の回り縁部の接合部をカバーすることを特徴とする回り縁部のコーナー接合部材の取り付け方法。
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JP2021042605A (ja) * | 2019-09-12 | 2021-03-18 | 旭トステム外装株式会社 | サイディング用取付具のコーナー部材 |
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