JP3178981B2 - 自動販売機の展示装置 - Google Patents

自動販売機の展示装置

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JP3178981B2
JP3178981B2 JP01322595A JP1322595A JP3178981B2 JP 3178981 B2 JP3178981 B2 JP 3178981B2 JP 01322595 A JP01322595 A JP 01322595A JP 1322595 A JP1322595 A JP 1322595A JP 3178981 B2 JP3178981 B2 JP 3178981B2
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  • Control Of Vending Devices And Auxiliary Devices For Vending Devices (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は自動販売機の展示装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】一般に自動販売機においては、接客面で
ある前面に扉体が自動販売機本体に対して回動自在に取
り付けられ、この扉体に商品銘柄の銘板やサンプル表示
板などの展示部品が配設されている。この展示部品は販
売商品の変更などに伴って交換されるが、従来はこの展
示部品をビスなどの固定部品で固定していたため、展示
部品の交換に手間がかかっていた。
【0003】これに対処するものとして、扉体の接客面
において展示台を左右に延設し、商品銘柄の銘板やサン
プル表示板などの展示部品を展示ユニットに内装し、こ
の展示ユニットを前記展示台に後方から前方に向けてス
ライドさせて嵌入させることが考えられる。この展示装
置の構造によれば、展示ユニットがスライド自在である
ため、展示ユニットの交換をあまり手間をかけずに行う
ことができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな構成の展示装置によれば、扉体を開け閉めした場合
や扉体に外部から衝撃が与えられた場合に、展示ユニッ
トが展示台からずれてしまい、展示ユニットが展示台か
ら脱落したり、展示ユニットと展示台との間に大きな隙
間を生じて見栄えが悪くなったりすることが考えられ
る。
【0005】本発明は上記課題を解決するもので、展示
ユニットなどの展示部品を容易に交換することができな
がら、展示ユニットが展示台からずれてしまうことを防
止するとができる自動販売機の展示装置を提供すること
を目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記問題を解決するため
に本発明は、接客面において左右に延設された展示台
と、商品銘柄の銘板やサンプル表示板などの展示部品が
内装され、前記展示台に後方から前方に向けてスライド
させて嵌入される展示ユニットと、展示台の両側方に配
設された側板間における展示ユニットの後方位置にわた
ってその両端部で回動自在に支持され、凸状に屈曲され
た形状に形成されてこの凸状部が、展示台に嵌入された
展示ユニットの後面に当接して展示ユニットの後方への
移動を規制するストッパー体と、ストッパー体の端部に
形成されて展示台の後方に配設される背板に係合してス
トッパー体の回動を規制する回動規制部とを備えたもの
である。
【0007】
【作用】上記構成によれば、ストッパー体の凸状部を展
示ユニットの後面に当接させた状態で、展示台の後方に
背板を配設することにより、ストッパー体の回動規制部
が背板に係合してストッパー体の回動が規制されるた
め、展示ユニットの後方への移動が確実に規制され、扉
体を開け閉めした場合や扉体に外部から衝撃が与えられ
た場合でも、展示ユニットが展示台からずれることが防
止される。
【0008】また、扉体を開けて背板を取り外し、スト
ッパー体を回動させてストッパー体の凸状部を展示ユニ
ットの後面から離反させることにより、展示ユニットは
位置規制するものがなくなってスライド自在となるた
め、展示ユニットを後方にスライドさせて展示台より容
易に取り外すことができ、この状態で展示部品を手間を
かけずに交換することができる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1〜図3に示すように、接客面である前面には
扉体1が自動販売機本体に対して回動自在に取り付けら
れている。この扉体1の内部には、両側部に側板2が配
設され、これらの側板2間にわたって、左右に延設され
た展示台3が上下に複数段配設されている。展示台3に
は、前側に窪む複数の凹部3a(図4参照)が形成さ
れ、各凹部3a内に展示ユニット4が後方から前方に向
けてスライドさせて嵌入させるようになっている。
【0010】なお、図2に示すように、扉体1には展示
ユニット4に対応して押釦10が設けられ、展示ユニッ
ト4の前方には透明カバー13が配設されている。図
1,図5に示すように、展示ユニット4は、透明材料で
形成されたサンプルカバー5とサンプルホルダ6との間
に、半透明材料などからなり商品銘柄や販売金額などが
記入されているメニューカード7と、プラスチック製の
サンプル券8と、商品銘柄が記入された商品名シート9
とが内装されるようになっている。
【0011】サンプルカバー5は平面視した断面形状が
その後方側が開放された形状とされて前面上部側が後方
に若干湾曲されている。そして、底部下面には外側方に
コ字状に突出する突条爪5aが形成され、このサンプル
カバー5の突条爪5aと底部との間の凹部5bに展示台
3の凹部3aの周壁部が挿入されるようにスライドされ
ながら嵌入される。また、サンプルカバー5の底部は前
方に延出され、この前方延出部5cの中央から下方に係
止爪5dが突出されている。そして、サンプルカバー5
を展示台3の凹部3a内にスライドさせながら嵌入して
いくと、係止爪5dが、展示台3に形成された孔部3b
に係合してサンプルカバー5を位置決めするようになっ
ている。
【0012】サンプルホルダ6は、底面部6aの前辺か
ら斜め後方に傾斜して立設する傾斜面部6bと、この傾
斜面部6bの上辺より上方に立設する鉛直面部6cとを
有し、この傾斜面部6bと鉛直面部6cとに沿うような
形状のメニューカード7が差し込まれる。サンプルホル
ダ6には、鉛直面部6cの両側部より前方に突出された
第1の爪部6dと、傾斜面部6bの上部両側部より前方
に突出された第2の爪部6eと、傾斜面部6bの下部両
側部より前方に突出された第3の爪部6fと、傾斜面部
6bの底部中央より前方に突出された突出受け部6gと
が形成され、メニューカード7は第1〜第3の爪部6d
〜6fにより側方から挟持されるとともに、突出受け部
6gにより下方から受けられる。そして、メニューカー
ド7が差し込まれた状態で第1の爪部6dにより商品名
シート9が鉛直面部6c上で挟持されるようになってい
るとともに、第2の爪部6eおよび第3の爪部6fによ
りサンプル券8が傾斜面部6b上で挟持されるようにな
っている。ここで、第3の爪部6fの下部には受け部6
hが形成され、この受け部6hによりサンプル券8が下
方より受けられるようになっている。
【0013】また、図5に示すように、サンプルホルダ
6には、底面部6aと傾斜面部6bとの接続箇所の両側
部に凹溝6jが形成され、サンプルカバー5の底部内面
において前後に延設された突条5eにサンプルホルダ6
の凹溝6jが嵌入するようにサンプルカバー5内にサン
プルホルダ6が後方から前方にスライドされながら挿入
される。ここで、突条5eはその下方に形成された突条
爪5aよりも前方から短めに形成され、サンプルカバー
5内にサンプルホルダ6を挿入する際に、サンプルホル
ダ6の底面部6aがまず突条爪5aに案内されて容易に
挿入できるようになっている。
【0014】また、サンプルホルダ6の底面部6aは後
端部に幅広部6kが形成され、サンプルカバー5にサン
プルホルダ6を完全に挿入することにより、サンプルホ
ルダ6が若干押し広げられてサンプルカバー5が展示台
3に密接するようになっている。
【0015】さらに、サンプルホルダ6の底面部6aか
ら傾斜面部6bの下部背面にかけて補強リブ6m,6
n,6pが形成されているとともに、底面部6aの後縁
中央には下方に延びる下延部6qが形成され、これらの
底面部6a,補強リブ6n,下延部6qを持つことによ
りサンプルホルダ6のサンプルカバー5に対する挿入引
出動作を容易に行えるようになっている。
【0016】図1〜図6に示すように、側板2における
展示ユニット4の後方位置間には、金属棒などからなる
ストッパー体11が配設され、このストッパー体11は
その両端部で側板2に回動自在に支持されている。スト
ッパー体11の側板2間の箇所は、凸状に屈曲された形
状に形成されて、この凸状部11aが、展示台3に嵌入
された展示ユニット4の底面部6a,補強リブ6n,下
延部6qの各後面箇所に当接するようになっている。ま
た、ストッパー体11における側板2より突出した箇所
の一端は屈曲されて、この屈曲された回動規制部11b
が展示台3の後方に配設される背板12に係合自在とさ
れ、図1における実線に示す姿勢において、ストッパー
体11の回動規制部11bが背板12に係合してストッ
パー体11の回動を規制するようになっている。
【0017】なお、展示ユニット4が配置される箇所よ
り後方上部および後方下部にはそれぞれ蛍光灯13が配
設されている。ここで、サンプルホルダ6は底面部6a
から上方に向かうにつれて後方に傾斜され、この傾斜面
部6bから鉛直面部6cが立設された形状であるため、
展示ユニット4に内装されたメニューカード7の表示内
容が後方より浮き上がるように照明されるとともに、プ
ラスチック製のサンプル券8および商品銘柄が記入され
た商品名シート9もサンプルカバー5の反射光などによ
り良好に照射される。
【0018】上記構成において、図1で実線で示すよう
に、ストッパー体11の凸状部11aを展示ユニット4
の底面部6a,補強リブ6n,下延部6qの各後面箇所
に当接させた状態で、展示台3の後方に背板12を配設
することにより、ストッパー体11の回動規制部11b
が背板12に係合してストッパー体11の回動が規制さ
れる。したがって、展示ユニット4の後方への移動が確
実に規制され、扉体1を開け閉めした場合や扉体1に外
部から衝撃が与えられた場合でも、展示ユニット4が展
示台3からずれることが防止され、見栄えが悪くなるこ
とは防止される。
【0019】また、メニューカード7などを交換する際
には、扉体1を開けた状態で背板12を取り外し、図1
で仮想線で示すように、ストッパー体12を手前(後方
側)に回動させてストッパー体11の凸状部11aを展
示ユニット4の後面から離反させる。これにより、展示
ユニット4およびサンプルホルダ6は位置規制するもの
がなくなってスライド自在となるため、展示ユニット4
またはサンプルホルダ6を後方にスライドさせて展示台
3より容易に取り外すことができ、この状態でメニュー
カード7などを手間をかけずに交換することができる。
【0020】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、展示台に
展示ユニットを後方から前方に向けてスライドさせて嵌
入させ、展示台の両側方に配設された側板における展示
ユニットの後方位置間にわたってストッパー体をその両
端部で回動自在に支持させて配設し、このストッパー体
に凸状部を形成し、この凸状部により、展示ユニットの
後方への移動を規制するとともに、ストッパー体の端部
に回動規制部を形成して、この回動規制部によりストッ
パー体の回動を規制することにより、扉体を開け閉めし
た場合や扉体に外部から衝撃が与えられた場合でも、展
示ユニットが展示台からずれることが防止され、見栄え
が悪くなることが防止される。また、扉体を開けて背板
を取り外し、ストッパー体を回動させてストッパー体の
凸状部を展示ユニットの後面から離反させることによ
り、展示ユニットなどを後方にスライドさせて展示台よ
り容易に取り外すことができ、この状態で展示部品を手
間をかけずに交換することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例にかかる自動販売機の展示装
置の側面図である。
【図2】同自動販売機を斜め前方より見た斜視図であ
る。
【図3】同自動販売機の展示装置の要部斜視図である。
【図4】同展示装置の分解斜視図である。
【図5】同展示装置の展示ユニットの分解斜視図であ
る。
【図6】同展示装置の背面図である。
【符号の説明】
1 扉体 2 側板 3 展示台 4 展示ユニット 5 サンプルカバー 5a 突条爪 5d 係止爪 5e 底面部 6 サンプルホルダ 6a 底面部 6b 傾斜面部 6c 鉛直面部 6d 第1の爪部 6e 第2の爪部 6f 第3の爪部 6g 突出受け部 6h 受け部 6j 凹溝 6k 幅広部 7 メニューカード 8 サンプル券 9 商品名シート 11 ストッパー体 11a 凸状部 11b 回動規制部 12 背板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G07F 5/00 - 9/10

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 接客面において左右に延設された展示台
    と、商品銘柄の銘板やサンプル表示板などの展示部品が
    内装され、前記展示台に後方から前方に向けてスライド
    させて嵌入される展示ユニットと、展示台の両側方に配
    設された側板間における展示ユニットの後方位置にわた
    ってその両端部で回動自在に支持され、凸状に屈曲され
    た形状に形成されてこの凸状部が、展示台に嵌入された
    展示ユニットの後面に当接して展示ユニットの後方への
    移動を規制するストッパー体と、ストッパー体の端部に
    形成されて展示台の後方に配設される背板に係合してス
    トッパー体の回動を規制する回動規制部とを備えた自動
    販売機の展示装置。
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