JP3178643B2 - 貝の自動選別機 - Google Patents

貝の自動選別機

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JP3178643B2 JP31584194A JP31584194A JP3178643B2 JP 3178643 B2 JP3178643 B2 JP 3178643B2 JP 31584194 A JP31584194 A JP 31584194A JP 31584194 A JP31584194 A JP 31584194A JP 3178643 B2 JP3178643 B2 JP 3178643B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は例えば帆立貝を外径寸法
の大きさ別(サイズ別)に選別するのに利用される貝等
の自動選別機に関し、特に、貝を選別するシューターに
貝を供給するためのホッパーの改良に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】帆立貝Aは養殖時或は出荷時にサイズ別
に選別する必要がある。この選別は以前は人手により行
なわれていた。具体的には網目の大きさが異なるふるい
を幾つか用意しておき、大きな網目の振るいから次第に
小さな網目の振るいで帆立貝を選別して数種類のサイズ
に選別するというものであった。この選別方法では作業
能率が悪く、また選別を行う作業者にとって労力負担が
大きかった。
【0003】そこで、本件出願人は先に図10及び図1
1に示す自動選別機を開発した。そのうち図11に示す
自動選別機は実用新案登録出願(実願平4−9093
9、実開平6−46489)し、また、実用化もした。
これらの選別機は緩やかな下り傾斜のシュータBを上下
に3段設け、このうち最上段のシュータBには比較的大
きな選別穴Cを、2段目のシュータBにはそれよりも少
し小さな選別穴Cを夫々形成し、3段目のシュータBに
は選別穴Cを設けないものである。また、2段目のシュ
ータBの下端部を弾力のあるウレタン製の支持棒Dによ
りフレームKに取り付け、3段目のシュータBの底面に
アームEを連結し、そのアームEをモータMで回動させ
ることによりシュータBがその長手方向に往復振動する
ようにしてある。
【0004】図10に示す自動選別機はホッパーFを最
上段のシュータBの延長線上後方に設けてある。この自
動選別機ではホッパーFに貝Aを入れるとその貝Aは最
上段のシュータBに送り出され、シュータB内を滑り落
ちて出口側下方に設置されているボックスGに滑落し、
滑り落ちる途中にシュータBの選別穴Cより小さな貝A
はその選別穴Cから2段目のシュータBの上へ落下し、
2段目のシュータBを滑落してその先の下方に設置され
た2番目のボックスHに落下する。この場合も2段目の
シュータBの選別穴Cより小さな貝Aは滑り落ちる途中
でその選別穴Cから最下段のシュータBへ落下し、その
先の下方に置かれたボックスIに落下し、各ボックス
G、H、Iに貝Aが大きさ別に収容されるようにしてあ
る。
【0005】図11に示す自動選別機では、ホッパーF
を最上段のシュータBの上方に同シュータBの傾斜と逆
向き傾斜にして架設し、ホッパーFの下端(出口)側の
底面を回転自在なローラOの上にスライド可能なる様に
乗せて支持し、上端部を細長板状の連結子Pの上端に回
動可能に連結してある。連結子Pはその下端部を最上段
のシュータBに連結し、中間部より稍上方をフレームの
幅方向両側に対向させて立設した三角板状の支持片Q間
に回転可能に設けてある回転軸Rに取付けてある。これ
により最上段のシュータBが前後方向に往復移動する
と、それにつれて連結子Pの下端部が同方向に移動し、
連結子Pの上端側が回転軸Rと共に回動して最上段のシ
ュータBと反対方向に首振りし、更に、ホッパーFがそ
の前後方向に往復移動し、この往復移動によりホッパー
F内の貝Aを振動させてシュータBの上に落下させるよ
うにしてある。
【0006】図11においてホッパーFから最上段のシ
ュータBに落下した貝Aは、シュータBの上を滑り落ち
ながら、その先の下方に設置されているボックスGに落
下する。また、滑り落ちる途中にシュータBの選別穴C
より小さな貝Aはその選別穴Cから2段目のシュータB
へ落下し、2段目のシュータBを滑り落ちてその先の下
方に設置された2番目のボックスHに落下する。この場
合も2段目のシュータBの選別穴Cより小さな貝Aは滑
り落ちる途中でその選別穴Cから最下段のシュータBへ
落下し、同シュータBからその先の下方に設置されたボ
ックスIに落下し、各ボックスG、H、Iに貝Aが大き
さ別に収容されるようにしてある。
【0007】図11のホッパーFは上方開口の箱の先端
に出口Sが形成され、貝Aを供給する上端側から貝Aを
送り出す下端側になるにつれて次第にホッパーF内が深
くなるように形成されている。また、出口Sには貝Aが
一気に落ちないようにするストッパーTが設けられてい
る。このストッパーTは出口Sよりやや広い幅の金属板
を出口Sの先方に隙間を設けて取り付けてなる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】図10の自動選別機は
それなりに十分良く機能するが、ホッパーFが振動しな
いため、ホッパーF内の貝がシュータBに滑り落ちにく
い。このため、ホッパーF内の貝を人手により送り出さ
なければならず、手間がかかる。また、ホッパーF内の
貝Aの量が少なくなって貝の流れが悪くなると、作業者
が手で貝を送り出して流れを良くしなければならないと
いう面倒もあった。このために作業者がホッパーFの傍
から離れることができず、作業員が専属に一人必要にな
るという難点があった。
【0009】図11の自動選別機はそれなりに十分良く
機能するが、しいて挙げれば次の様な難点があった。(1) ホッパーF内に投入された多くの貝がホッパーF
内で重なり合っているため、重なり合ったまま、シュー
タBに滑り落ちることがある。このため貝Aがシュータ
Bの全面に分散されにくくなり、本来であればシュータ
Bを滑り落ちる途中に選別穴Cから落下するはずの大き
さの貝が、重なっている下の貝Aの上を滑り落ちてシュ
ータBの出口から出てしまい、選別穴Cから落ちないこ
とがあり、サイズの異なる貝Aが混入して選別精度が低
下する。(2) ホッパーF内に投入された多くの貝が重なり合っ
て、ホッパーFの出口に詰まってシュータBに落下しな
いことがある。貝が出口に詰まると後から送られる貝が
次から次へと出口に詰まって出口から滑り落ちなくな
る。ホッパーFが振動するものの場合は、ホッパーFの
出口に詰まっている多くの貝の間の隙間に、後から振動
されながら送られてくる貝が入り込んで貝同士が絡み合
て貝がばらけにくくなり、ホッパーFの出口から益々
滑り落ちにくくなる。(3) ホッパーの容量を多くするためにホッパーの横幅
をシュータの横幅より広くする場合があるが、その場合
は、ホッパーの出口の横幅もシュータの横幅より広くな
り、その出口から滑り落ちる貝がシュータの横にこぼれ
てしまう。そこで、ホッパーの横幅をシュータの横幅よ
り広くした場合はホッパーの出口の横幅を絞ってシュー
タの横幅と同じか、それよりもやや狭くして、出口から
滑り落ちる貝がシュータの横にこぼれないようにしてあ
る。しかし、このようにすると貝がホッパーの出口の幅
方向中央部に集まり易くなり、そこから貝がまとまって
シュータBの上に落下し、貝AがシュータBの全面に分
散されず、重なり合ってシュータBの上を搬送される。
この場合も、本来であればシュータBを滑り落ちる途中
に選別穴Cから落下するはずの大きさの貝が、重なって
いる下の貝Aの上を滑ってシュータBの出口から出てし
まい、選別穴Cから落ちないことがあり、選別精度が低
下する。(4) 貝AがシュータBにまとまって落下してシュータ
Bに詰まった場合、それに気が付かないとシュータBに
後から送られてくる貝AがシュータBから溢れて外に落
下することがあり、選別作業が難航する。(5) 前記(1)(3)の様に貝がホッパーFの出口
に詰まると、詰まった貝を作業者が手で取り除いて流れ
を良くしたり、送り出したりしなければならず面倒であ
った。(6) 貝AをホッパーFからシュータBの全面に均等に
落下させて選別し易くするためには、ホッパーF内に貝
を少しずつ投入するか、シュータBへ貝を少しづつ送り
出すことが考えられるが、これでは作業能率が悪くな
る。(7) 前記諸問題を解決するため、本件出願人は図11
に示す様に、出口Sの先方にストッパーTを取り付け
て、そのストッパーTが邪魔をして貝Aがまって出口
Sから落下しないようにする方法を開発した。しかし、
これではホッパーF内に多くの貝Aを供給すると、貝A
がホッパーFの上方から出口Sまで一気に流れて出口S
に集中し、貝Aが出口Sに詰まって落下しなくなること
があり、選別効率が低下する。(8) ホッパーF内の貝Aを分散させにくい場合は、ホ
ッパーFからシュータBへの貝Aの供給やシュータBの
振動を一旦停止させてから貝Aを分散させなければなら
ず、作業能率が著しく低下する。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の目的は貝がホッ
パーの出口に詰まってシュータへ落ちにくくなったり、
シュータへまって供給されたりすることがなく、ホッ
パー内でまった多数枚の貝をばらけさせて、また、ホ
ッパーの出口の幅方向全域に分散させてその全域から一
枚づつ、ほぼ均等量づつシュータに滑り落ちるようにし
て、スムースに、効率良く、精度の高い選別ができる貝
の自動選別機を提供することにある。
【0011】本発明の請求項1の貝の自動選別機は、図
1に示すように選別穴2が多数形成されたシュータ1に
ホッパー4から貝3を供給し、シュータ1を振動させて
選別穴2より小さな貝3を同選別穴2から振るい落しな
がら貝3をシュータ1の出口側に送り出す貝の自動選別
装置において、前記ホッパー4は振動可能であり、前記
ホッパー4の内側出口側に、シュータ1に送り出す貝3
ホッパー4内において同ホッパー4の幅方向に分散
させる整流体5をホッパー4の底より上方に突出す
る様に設け、整流体5の高さをホッパー4内で重なった
り、詰まったりしている複数枚の貝の高さよりも高くし
て、ホッパー4内の重なったり、詰まったりしている
が整流体5に当たると共にホッパー4の振動により振動
されて、重なりや詰まりが分散されてホッパー4の出口
から落下するようにしたものである。
【0012】本発明の請求項2の貝の自動選別機は、図
1に示すように整流体5が棒状、パイプ状であり、その
整流体5をホッパー4に縦向きにして配置したものであ
る。
【0013】本発明の請求項3の貝の自動選別機は、図
1に示すように棒状、パイプ状の整流体5をホッパー4
に縦向きにして所望間隔で複数本配置したものである。
【0015】
【作用】本発明の請求項1の貝の自動選別機では、ホッ
パー4内にシュータ1に送り出す貝3をホッパー4内に
おいて同ホッパー4の幅方向に分散させる整流体5を設
け、整流体5の高さをホッパー4内で重なったり、
ったりしている複数枚の貝の高さよりも高くしたので、
ホッパー4に供給された貝3がホッパー4内を滑り落ち
る間に整流体5に当たってホッパー4内において整流体
5の横方向に分散され、重なったり、まったりしてい
る貝3がばらけてホッパーの出口の幅方向全域に分散さ
れ、同出口からシュータ1の幅方向全域に一枚づつ、ほ
ぼ均等量づつ落下する。ホッパー4が振動するのでホッ
パー4内の貝3がホッパー4の途中で溜ったりすること
なく、ホッパー4の出口から落下し易くなる。
【0016】本発明の請求項2の貝の自動選別機では、
棒状、パイプ状の整流体5をホッパー4内に縦向きにし
て配置してなるので、重なったり、まったりしていた
貝3がホッパー4内においてホッパーの出口の幅方向全
域に分散され、同出口からシュータ1の幅方向全域に一
枚づつ、ほぼ均等量づつ落下する。
【0017】本発明の請求項3の貝の自動選別機は、棒
状、パイプ状の整流体5をホッパー4内に縦向きにして
所望間隔で複数本配置してなるので、貝3が複数本の整
流体5に当たってより一層ばらけたり、分散したりし易
くなり、しかも、整流体5間に間隔を設けてあるので、
貝3の流れが阻害されることもない。
【0019】
【実施例1】本発明の貝の自動選別機の第1の実施例を
図1、2に基づいて詳細に説明する。図1、図2の10
は金属製のフレーム、1は金属或はプラスチック製のシ
ュータである。シュータ1は上方開口の幅の広い樋状に
形成されたシュータケース70の内側に、選別穴2があ
けられた振動板6を上下に間隔を設けて3段に設けてな
る。シュータケース70は金属製のフレーム10に図
1、図2のように前下がりに傾斜させて揺動可能に取り
付けてある。具体的には2段目のシュータ1の下端部を
弾力性のあるウレタン製の支持棒11を介して、金属パ
イプ製のフレーム10の前方部分に取り付け、シュータ
ケース70の上端部に回転軸受20を取り付け、その回
転軸受20にスイングアーム13の上部アーム14を取
り付けることにより、シュータケース70の上端部をフ
レーム10の後方部分に取り付けてある。
【0020】シュータケース70及び3段のシュータ1
はいずれも出口側に向けて下り傾斜に配置してある。最
上段のシュータ1と2段目のシュータ1とは同じ長さに
してあり、最下段のシュータ1はそれらよりも短くして
ある。最上段のシュータ1の先には補助板44が連結さ
れており、最上段のシュータ1には中サイズより小さな
貝3を振るい落とすことができる径の選別穴2が多数形
成され、2段目のシュータ1にはそれよりも小サイズの
貝3を振るい落とすことができる径の選別穴2が多数形
成されており、3段目のシュータ1には選別穴が開けら
れていない。
【0021】各シュータ1の先端の下方には夫々のシュ
ータ1から滑落する貝3を収容するためのボックス15
を設置してある。また、本実施例では2段目のシュータ
1の先端側下部に補助滑り台16を取り付け、各シュー
タ1の先端から落下する貝3や、途中の選別穴2から落
下する貝3が決めれられたボックス15内にそれぞれ入
るようにしてある。
【0022】前記のスイングアーム13の上部及び上部
アーム14の下部は、フレーム10に回動可能に取り付
けられている中心軸12に取り付けられている。このス
イングアーム13の下端17には駆動装置18のクラン
クロッド19が連結されている。クランクロッド19は
駆動装置18内のモータの回転運動をクランク機構によ
り往復運動に変換して、例えば毎分350回前後往復す
るようにしてある。このクランクロッド19がスイング
アーム13の下端17を押したり引いたりすると、同ス
イングアーム13が中心軸12を中心にして回動し、そ
れに伴ってスイングアーム13の上部アーム14に回転
軸受20を介して連結したシュータケース70が前後に
往復振動し、その振動に伴ってシュータ1が前後に往復
振動するようにしてある。この場合、スイングアーム1
3が中心軸12を中心にして回動することによりシュー
タ1が多少ではあるが上下にも振動する。
【0023】そして、図1、2の4は本発明の特徴とす
るホッパーであり、これは選別する帆立貝3をシュータ
1に供給するためのものである。このホッパー4は金属
板を加工して形成されており、最上段のシュータ1の上
方に同シュータ1と傾斜を逆向きにして滑り台のように
架設し、更に、図2に明示する様にホッパー4の下端
(出口)側の底面を樹脂製の回転自在な支持バー30の
上に乗せてフレーム10の上面の上に支持し、またホッ
パー4の上端部を細長板状の連結子32の上端に回動可
能に連結してある。連結子32はその下端部がシュータ
1に連結され、中間部より稍上方がフレーム10の幅方
向両側に対向させて立設した三角板状の支持片33間に
回転可能に設けた軸31に取付けられている。これによ
りシュータ1が前後に往復振動すると共に上下に往復振
動すると、それにつれて連結子32の下端部が同方向に
往復移動し、連結子32の上端側が軸31と共に回動し
てシュータ1と反対方向(前後方向)に首振りし、これ
によりホッパー4がその前後方向に(シュータ1とは逆
方向に)往復振動すると共に上下方向にも往復振動する
ようにしてある。なお、図示されていないが、前記ホッ
パー4は最上段のシュータ1の上方に配置し、しかも同
シュータ1に固定して取り付けてもよく、この場合は同
ホッパー4がシュータ1と全く同じ方向へ振動すること
になる。
【0024】図1〜図3のホッパー4には整流体5を上
方に突出するように設けてある。この整流体5はホッパ
ー4内の貝3をシュータ1上に送り出すときに、重なっ
ている複数枚の貝3をホッパー4の幅方向に分散させた
り、まっている多数枚の貝3を一枚ずつにばらけさせ
たりするためのものである。整流体5は高さをホッパー
4の周壁の高さとほぼ同じ高さにして、重なったり、
まったりしている複数枚の貝よりも高くなるようにして
ある。このように高くすることにより、ホッパー4内の
貝がシュータ1の上に滑り落ちるときに、重なり合って
いる下から上までの複数枚の貝を確実に分散させること
ができ、また、まっている下から上までの複数枚の貝
3を確実にばらけさせることができるようにしてある。
この整流体5には例えば金属製、プラスチック製等の丸
パイプが使用され、それをシュータ1の出口側に縦向き
にして所望間隔で複数本配置してなる。整流体5の形
状、本数、配列位置等は図示したものに限らず、それ以
外のものであってもよい。例えば形状は丸棒、三角棒、
六角棒とか、それら形状のパイプ等でも良く、太さも選
別する貝3の大きさに適したものを使用し、配列も横一
列に並べる等してもよい。
【0025】ホッパー4の出口の先方には図3(b)
(c)に示す様に、貝3が一気に滑り落ちないようにす
るためのストッパー4aが設けられている。このストッ
パー4aはホッパー4の出口よりやや広い幅の金属板を
出口の先方に隙間を設けて取り付けてなる。
【0026】図2の29はシャワー用パイプであり、こ
れはホッパー4からシュータ1へ送り出す貝3を洗浄す
るためのものであり、樹脂パイプの下部にその長手方向
に沿って多数開けて、そこから水、塩水を噴射できるよ
うにしてある。
【0027】
【実施例2】本発明の貝の自動選別機の第2の実施例を
図4、5に基づいて詳細に説明する。この実施例はホッ
パー4の出口付近に整流体5を設けることにおいて図1
〜図3に示すものと同じであり、図1〜図3に示すもの
と異なるのはシュータ1の構造である。即ち、図1、2
のシュータ1は前後に往復移動するだけであるが、図
4、5に示すものはシュータ1の振動板6を前後及び上
下に自由に振動できるようにしたことである。そのため
図4、5に示すものは3段のシュータ1のうち最上段及
び2段目のシュータ1は、上方開口の幅の広い樋状に形
成されたシュータケース70の幅方向両側にガイドレー
ル40を対向させて取り付け、両レール40の支持面5
0上に両レール40間の幅より多少幅の狭い振動板6を
乗せて振動板6を左右に振動可能とし、同振動板6の幅
方向両縁41の上に振動板6との間に隙間をあけて細長
の規制部材42を配置して、振動板6をその隙間の範囲
内で上下方向にも振動可能とし、更に、振動板6の長さ
をガイドレール40の長さより少し短くし、また各ガイ
ドレール40の長手方向下端にはダイス状のストッパー
43を上方に突出するように取り付け、長手方向上端に
はボルト式のストッパー45を上方に突出するように取
り付けて、前後方向に振動する振動板6がガイドレール
40からその前後方向に抜け出さない様にしてある。
【0028】1段目と2段目のシュータ1の下側部分に
は1枚の平らな金属製の補助板44を振動板6より1段
下に低くして取り付けて、振動板6から滑落してきた貝
3が金属製の補助板44に案内された外部に排出される
ようにしてある。
【0029】最上段のシュータ1の振動板6の選別穴2
は中サイズより小さな貝3をふるい落とすことができる
ような直径とし、2段目のシュータ1の振動板6の選別
穴2は小サイズの帆立貝3をふるい落とすことができる
ような直径とした。これらの振動板6は前記ガイドレー
ル40の上端に取り付けたストッパー45を取り外すこ
とで容易にシュータ1の上方から引き出せるようになっ
ており、所望の直径の選別穴2を開けた振動板6と交換
できるようにしてある。
【0030】図4、5の自動選別機では駆動装置18内
のモータの回転運動がクランク機構によりクランクロッ
ド19の往復運動に変換され、この往復運動によりスイ
ングアーム13が中心軸12を中心にして回動し、それ
に伴ってスイングアーム13の上部アーム14に回転軸
受20を介して連結したシュータケース70とそれと一
体のガイドレール40とが前後に往復振動すると共に上
下に回動もする。また、このとき振動板6がガイドレー
ル40の上で前後に往復移動すると共に上下にも振動す
る。
【0031】前記の様にガイドレール40が前後に往復
振動すると共に上下に回動すると、シュータケース70
に取り付けられている連結子32(図5)の下端部が同
方向に往復移動し、連結子32の上端側が軸31と共に
回動してシュータ1と反対方向(前後方向)に首振り
し、これに伴ってホッパー4がその前後方向に(シュー
タ1とは逆方向に)往復振動すると共に上下方向にも往
復振動する。この振動により選別された貝3は各シュー
タ1の先端下方に配置されたボックス15に落下する。
【0032】図4、5のホッパー5は図1〜図3に示す
ホッパーと同じ構造のものであり、図1〜図3の場合と
同様にしてシュータ1に取り付けられて、それらと同様
に振動するようにしてある。
【0033】
【実施例3】本発明の貝の自動選別機の第3の実施例を
図6〜図8に基づいて詳細に説明する。この実施例はホ
ッパー4の出口付近に整流体5を設けることにおいて図
1〜図3に示すものと同じであり、シュータ1は図4、
5に示すものと同じく振動板6がガイドレール40の上
で前後(図8の上下への矢印方向)に往復移動すると共
に上下(図8の左右の矢印方向)にも振動する。図4、
5に示すものと異なるのはシュータ1へのホッパー4の
連結構造である。
【0034】図6〜図8に示すものはホッパー4を最上
段のシュータ1の上に同シュータ1と逆向きに傾斜させ
て架設し、同ホッパー4の下端側(出口側)底面をフレ
ーム10の幅方向に設けられた樹脂製の回転自在な支持
バー30の上に乗せて支持し、ホッパー4の上端側(貝
を供給する側)の底面に取り付けた支持板52を第1連
結子53に取り付け、この第1連結子53を上部連結子
56に取り付けてある。この上部連結子56はフレーム
10の幅方向両側に対向させて立設した支持片54間に
回動可能に架設されている回動軸55の上方に設けてあ
る。
【0035】また、回動軸55の下方に延びる下部連結
子57の下端部を第2連結子58の一端に回動可能に連
結し、第2連結子58の他端をシュータ1の幅方向両側
のガイドレール40間に設けられた固定体59に連結し
てある。第2連結子58は下部連結子57と固定体59
との間の長さに合わせて長さをナット60の回転により
調節可能として、下部連結子57と固定体59とを連結
し易くしてある。このような連結構造にすることによ
り、シュータ1が前後方向に往復移動すると下部連結子
57が回動軸55を中心として往復回動し、それに伴っ
て上部連結子56及び第1連結子53がシュータ1と逆
方向に往復移動し、ホッパー4もシュータ1と逆方向に
往復移動すると共に上下方向にも往復振動する。この振
動により選別された貝3は各シュータ1の先端下方に配
置されたボックス15に落下するようにしてある。
【0036】実施例1〜3のホッパー4はいずれも、底
面出口が幅方向に一直線に真直になっているが、ホッパ
ー4の底面出口は図9に示す様に幅方向中央部を幅方向
両端側よりも内側に凹陥させてもよい。このようにする
と貝3がホッパー4の幅方向に一段と広がり易くなる。
図9ではホッパー4の底面出口を直線的に凹陥させてあ
るが、曲線的に湾曲させてもよい。
【0037】
【発明の効果】本発明の請求項1の貝の自動選別機は次
の様な効果がある。(1) ホッパー4内にシュータ1に送り出す貝3をホッ
パー4内において同ホッパー4の幅方向に分散させる整
流体5を上方に突出するように設け、整流体5の高さを
ホッパー4内で重なったり、まったりしている複数枚
の貝の高さよりも高くしたので、ホッパー4に供給され
た貝3がホッパー4内を滑り落ちる間に整流体5に当た
って整流体5の横方向に分散され、重なったり、まっ
たりしていた貝3がばらけてホッパー4の出口の幅方向
全域に分散され、シュータ1の幅方向全域に一枚づつ、
ほぼ均等量づつ落下する。このため、シュータ1の上を
貝3が重なり合って流れることが殆ど無くなり、貝3が
確実に選別され、選別精度、選別能率が向上する。ま
た、ホッパー4が振動するのでホッパー4内に供給され
た貝3がホッパー4内で分散し、整流体5による分散と
の相乗効果により、貝3がより一層スムースに流れる。
しかも、ホッパー4が振動して、ホッパー4の振動によ
りホッパー4内で多数の貝が絡まり合ってまることが
なく、一枚づつばらけ易くなり、ホッパーの幅方向全域
に分散される。(2) シュータ1上の貝3を人手により分散させる必要
がないので作業者の負担が軽くなる。(3) 構造が簡潔なため実用化が容易であり、安価に製
作することもできる。
【0038】本発明の請求項2の貝の自動選別機では次
の様な効果がある。即ち、棒状、パイプ状の整流体5を
ホッパー4に縦向きにして配置してなるので、ホッパー
内で重なったり、まったりしていた貝3がホッパー4
内においてばらけてホッパーの出口の幅方向全域に分散
され、シュータ1の幅方向全域に一枚づつ、ほぼ均等量
づつ落下する。
【0039】本発明の請求項3の貝の自動選別機は次の
様な効果がある。即ち、棒状、パイプ状の整流体5をホ
ッパー4に縦向きにして所望間隔で複数本配置してなる
ので、貝3が複数本の整流体5に当たってより一層ばら
けたり、分散したりし易くなり、しかも、整流体5の間
に間隔を設けてあるので、貝3の流れが阻害されること
もなく、シュータ1の幅方向全域に一枚づつ、ほぼ均等
量づつ落下する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の貝の自動選別機の第1の実施例を示す
斜視図。
【図2】本発明の貝の自動選別機の第1の実施例を示す
縦断側面図。
【図3】本発明の貝の自動選別機におけるホッパーの実
施例を示すものであり、(a)は斜視図、(b)は側面
図、(c)は平面図である。
【図4】本発明の貝の自動選別機の第2の実施例を示す
斜視図。
【図5】本発明の貝の自動選別機の第2の実施例を示す
縦断側面図。
【図6】本発明の貝の自動選別機の第3の実施例を示す
斜視図。
【図7】本発明の貝の自動選別機の第3の実施例を示す
背面側の斜視図。
【図8】本発明の貝の自動選別機の第3の実施例を示す
縦断側面図。
【図9】本発明の貝の自動選別機におけるホッパーの他
の実施例を示す平面図。
【図10】従来の貝の自動選別機の一例を示す縦断側面
図。
【図11】従来の貝の自動選別機の他の例を示す断面
図。
【符号の説明】
1 シュータ 2 選別穴 3 貝 4 ホッパー 5 整流体

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】選別穴(2)が多数形成されたシュータ
    (1)にホッパー(4)から貝(3)を供給し、シュー
    タ(1)を振動させて選別穴(2)より小さな貝(3)
    を同選別穴(2)から振るい落しながら貝(3)をシュ
    ータ(1)の出口側に送り出す貝の自動選別装置におい
    て、前記ホッパー(4)は振動可能であり、前記ホッパ
    ー(4)の内側出口側に、シュータ(1)に送り出す貝
    (3)をホッパー(4)内において同ホッパー(4)
    の幅方向に分散させる整流体(5)を、ホッパー(4)
    の底面より上方に突出する様に設け、整流体(5)の高
    さをホッパー(4)内で重なったり、詰まったりしてい
    る複数枚の貝の高さよりも高くして、ホッパー(4)内
    の重なったり、詰まったりしている貝が整流体(5)に
    当たると共にホッパー(4)の振動により振動されて、
    重なりや詰まりが分散されてホッパー(4)の出口から
    落下することを特徴とする貝の自動選別機。
  2. 【請求項2】整流体(5)が棒状、パイプ状であり、そ
    の整流体(5)をホッパー(4)に縦向きに配置してな
    ることを特徴とする請求項1記載の貝の自動選別機。
  3. 【請求項3】棒状、パイプ状の複数本の整流体(5)を
    ホッパー(4)に縦向きにして所望間隔で配置したこと
    を特徴とする請求項1又は請求項2記載の貝の自動選別
    機。
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