JP3178383B2 - 同期型半導体論理回路 - Google Patents

同期型半導体論理回路

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JP3178383B2
JP3178383B2 JP25164397A JP25164397A JP3178383B2 JP 3178383 B2 JP3178383 B2 JP 3178383B2 JP 25164397 A JP25164397 A JP 25164397A JP 25164397 A JP25164397 A JP 25164397A JP 3178383 B2 JP3178383 B2 JP 3178383B2
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一男 金谷
博昭 南部
枢 山崎
誠 花輪
昇 益田
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高速化と使い易さ
を図った半導体論理回路に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体論理回路の従来例として、モトロ
ーラ社の米国特許(USP5,291,076及びUS
P5,373,203)に記載されている回路や、Neil
H. E.Weste & Kamran Eshraghian著、”CMOS VLSI設計
の原理”(富沢・松山監訳、丸善、昭和63年8月30
日発行)の144頁〜145頁に記載されているクロッ
ク同期型カスケード電圧スイッチ論理回路(Cascade Vo
ltage Switch logic :CVSL)(以下、クロックドCVSLと
いう)が知られている。図3にその回路を示している。
【0003】このクロックドCVSLは、最少化された論理
木をもつ真およびその相補入力で動作する2個のドミノ
ゲートと同じである。この形の論理がドミノ論理に優る
点は、単純に、任意の論理式を生成でき、完全な論理フ
ァミリを構成できる点である。また、CMOS論理回路やパ
ストランジスタ論理回路より高速な点である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、これらの優位
性は、相補入力で動作することからくる、余分な配線や
有効面積、及び、2線式論理(double rail logic)に
つきものの複雑さを代償とすることで実現されている。
【0005】本発明が解決しようとする課題は、2線式
論理よりも単純で、使い易く、かつCMOS論理回路やパス
トランジスタ論理回路より高速な半導体論理回路を提供
することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題は、第1の電位
と第1の結節点との間に設けられ信号(φ)に応じて上
記第1の結節点を第2の電位にチャージする第1の負荷
(Z2)と、上記第1の電位と第2の結節点との間に設け
られ上記信号に応じて上記第2の結節点を第3の電位に
チャージする第2の負荷(Z1)と、上記第1の結節点及
び上記第2の結節点と第3の結節点との間に設けられた
スイッチ回路(SW)と、上記第1の結節点と第3の結節
点との間に設けられ入力信号に応じて上記第1の結節点
と上記第3の結節点とを電気的に接続する論理回路(N
B)と、ソース・ドレイン経路が上記第2の結節点と上
記第3の結節点との間に形成され、ゲートが上記第1の
結節点と接続された参照用電界効果トランジスタ(QN
B)と、上記第3の結節点と第4の電位との間に設けら
れ上記信号に応じて上記スイッチ回路を駆動する駆動回
路(DV)とを有する半導体回路において、上記駆動回路
(DV)が、その出力を上記第3の結節点に接続したイン
バータ回路で構成される半導体回路により達成される。
【0007】
【発明の実施の形態】図1に本発明の第1の実施例を示
す。nMOS論理ブロックNBは、複数の入力信号IN1〜INm
をゲートで受ける並列接続された複数のnMOSトランジ
スタQN1〜QNmで構成されている。並列接続とは、複数の
nMOSトランジスタQN1〜QNmのソース同士およびドレイ
ン同士を接続したものである。全ソースが接続されてい
る出力側をソース側出力とし、全ドレインが接続されて
いる出力側をドレイン側出力とする。該ソース側出力と
参照用nMOSトランジスタQNBのソースがソースカップル
接続されてスイッチ部SWを構成している。また、駆動部
DVの駆動用nMOSトランジスタQN11のドレインが上記ス
イッチ部SWのソースカップル部分に接続されている。ま
た、負荷部Z1のプリチャージ用pMOSトランジスタQP1の
ドレインが上記参照用nMOSトランジスタQNBのドレイン
に接続され、一方、負荷部Z2のプリチャージ用pMOSト
ランジスタQP1のドレインが上記nMOS論理ブロックNBの
ドレイン側出力に接続されている。又、負荷部Z1と負荷
部Z2のプリチャージ用のpMOSトランジスタのソースが
電源電圧12に接続される。そして、各負荷部Z1,Z2の
プリチャージ用pMOSトランジスタQP1のゲートと、上記
駆動部DVの駆動用nMOSトランジスタQN11のゲートが共
に信号(例えばクロック信号)φで駆動されている。ま
た、上記参照用nMOSトランジスタQNBのドレイン部Q
と、上記nMOS論理ブロックNBのドレイン側出力/Qは、
本同期型半導体論理回路の出力であり、出力Qが論理和
出力(OR側出力)で、出力/Qが否定論理和出力(NO
R側出力)である。更に、参照用nMOSトランジスタQNB
のゲート部が、負荷部Z2のプリチャージ用pMOSトランジ
スタQP1のドレインと接続されている。
【0008】次に、図1の回路図、及び図2の真理値を
示す図を用いて回路動作を説明する。図2に示すよう
に、クロック信号φが低電位(以下Lレベル)の時、結
節点10および結節点11を電源12で充電するプリチ
ャージ期間であり、入力信号IN1〜INmの値に関係なく、
NOR出力およびOR出力が一定の値になる期間である。ま
た、高電位(以下Hレベル)の時は、入力信号IN1〜INm
の値に応じてNOR出力およびOR出力の値が定る評価期間
である。ケース1は評価期間の時、入力信号IN1〜INmの
全てがLレベルのケースであり、ケース2は評価期間の
時、入力信号IN1〜INmの内の1つ以上がHレベルのケー
スを示している。
【0009】まず、クロック信号φがLレベルでプリチ
ャージ期間の時は、負荷部Z1,Z2のプリチャージ用pMOS
トランジスタQP1が導通であり出力部(結節点10及び
結節点11)をHレベルに充電するため、OR側出力
Q、NOR側出力/Qが共にHレベルである。すなわち、
入力信号IN1〜INmの状態に無関係に両出力はHレベルで
ある。次にこの状態からクロック信号φがLレベルから
Hレベルに換わり、評価期間に推移する場合を説明す
る。この時、入力信号IN1〜INmの全てがLレベルのケー
ス(ケース1)では、入力トランジスタQN1〜QNmが非導
通であり、このため、結節点11はHレベルのままであ
り、この結果、参照用nMOSトランジスタQNBのゲートはH
であり、参照用nMOSトランジスタQNBが導通であるた
め、OR側出力Qが放電されてLレベル、NOR側出力/
Qが放電されずHレベルである。一方、入力信号IN1〜IN
mの内の1つ以上がHレベルのケース(ケース2)で
は、OR側出力QがHレベル、NOR側出力/QがLレベ
ルである。例えば、入力信号IN1がHレベルとすると、
最初は入力トランジスタQN1と参照用nMOSトランジスタ
QNBが共に導通であるが、入力トランジスタQN1が導通で
あることによりNOR側出力/Q、すなわち参照用nMOS
トランジスタQNBのゲート電位が放電されて急速にLレ
ベルになるため、参照用nMOSトランジスタQNBが急速に
非導通となり、OR側出力Qが放電されずHレベルを保
持する。
【0010】尚、この回路をデコード回路として用いる
場合は、OR側出力Qをデコード回路の出力に選び、入
力信号IN1〜INmの全てがLレベルでOR側出力QがLレ
ベルになる時(ケース1)を選択状態として用いる。こ
のOR側出力が当該回路から出力されるとこの信号を受
けた回路(図示しない)が選択されたことになる。一
方、入力信号IN1〜INmの内の1つ以上がHレベルでOR
側出力QがHレベルになる時(ケース2)を非選択状態
として用いる。この場合、OR側出力を受けた回路(図
示しない)は選択されなかったことになる。
【0011】この様に本実施例によれば、nMOS論理ブロ
ックNBのドレイン側出力を、参照用nMOSトランジスタの
ゲートに入力するための信号線を有するため、相補入力
を必要とせず、2線式論理につきものの複雑さ、及び使
い勝手の悪さが無い。また、入力数が幾つであってもn
MOSトランジスタの縦積み段数が、駆動用nMOSトランジ
スタQN11と入力トランジスタの2段(或いは、駆動用n
MOSトランジスタQN11と参照用nMOSトランジスタQNBの
2段)であるため、例えば入力数が2つ以上で縦積み段
数が2段以上となるCMOS論理回路やパストランジスタ論
理回路より基本的に高速である。
【0012】見方を変えれば、本実施例は、スイッチ部
は、論理回路への入力の数に関係なくnMOSトランジスタ
の段数が2段(駆動用nMOSトランジスタQN11と入力ト
ランジスタの2段となり、或いは、駆動用nMOSトラン
ジスタQN11と参照用nMOSトランジスタQNBの2段)であ
り、出力信号の極性を両極性得ることができ、この際に
前記論理回路への入力には相補入力を必要としない同期
型半導体回路ということもできる。
【0013】次に他の実施例を図4に第2の実施例とし
て示す。本実施例は図1に示す第1の実施例と比べ、n
MOS論理ブロックNBのみが異なる。本実施例のnMOS論理
ブロックNBは、1つ、或いは複数の入力信号IN1〜INmを
ゲートで受ける1つ、或いは縦列接続された複数のnMO
SトランジスタQN1〜QNmで構成されている。ここで、縦
列接続とは、複数のnMOSトランジスタQN1〜QNmのそれ
ぞれが、自トランジスタのドレインと次トランジスタの
ソースが接続される形で接続される状態をいう。本実施
例の場合、出力Qが論理積出力(AND側出力)で、出
力/Qが否定論理積出力(NAND側出力)である。
【0014】次に、図4の回路図、及び図5の真理値を
示す図を用いて回路動作を説明する。図5に示すよう
に、クロック信号φがLレベルの時、プリチャージ期間
であり、Hレベルの時、評価期間である。ケース1は評
価期間の時、入力信号IN1〜INmの内の1つ以上がLレベ
ルのケースであり、ケース2は評価期間の時、入力信号
IN1〜INmの全てがHレベルのケースを示している。
【0015】まず、クロック信号φがLレベルでプリチ
ャージ期間の時は、第1の実施例と同様の理由で、AN
D側出力Q、NAND側出力/Qが共にHレベルである。
すなわち、入力信号IN1〜INmの状態に無関係に両出力は
Hレベルである。次にこの状態からクロック信号φがL
レベルからHレベルに換わり、評価期間に推移した場合
を説明する。この時、入力信号IN1〜INmの内の1つ以上
がLレベルのケース(ケース1)では、AND側出力Q
がLレベル、NAND側出力/QがHレベルである。例え
ば、入力信号IN1がLレベルの場合は入力トランジスタQ
N1が非導通で、NAND側出力/QがHレベルのままであ
るから、参照用nMOSトランジスタQNBのゲートには
Hレベルの信号が加わり、参照用nMOSトランジスタQNB
が導通であるため、AND側出力Qが放電されてLレベ
ル、NAND側出力/Qが放電されずHレベルである。一
方、入力信号IN1〜INmの全てがHレベルのケース(ケー
ス2)では、最初は入力トランジスタQN1〜QNmと参照用
nMOSトランジスタQNBが共に導通である。しかし、入力
トランジスタQN1〜QNmが導通であることによりNAND
側出力/Q、すなわち参照用nMOSトランジスタQNBのゲー
ト電位が放電されて急速にLレベルになり、参照用nMO
SトランジスタQNBが急速に非導通となるため、AND側
出力Qが放電されずHレベルを保持する。尚、図4に示
すように縦列接続された複数の入力用nMOSトランジス
タQN1〜QNmを用いる場合は、参照用nMOSトランジスタQ
NBも縦列接続された複数のnMOSトランジスタQNB1〜QNB
mで構成する方が入力側と参照側のMOSトランジスタのし
きい値電圧を補償できるため動作的に望ましい。
【0016】尚、この回路をデコード回路として用いる
場合は、NAND側出力/Qをデコード回路の出力に選
び、入力信号IN1〜INmの全てがHレベルでNAND側出
力/QがLレベルになる時(ケース2)を選択状態として
用い、入力信号IN1〜INmの内の1つ以上がLレベルでN
AND側出力/QがHレベルになる時(ケース1)を非選
択状態として用いる。本実施例も、第1の実施例と同
様、相補入力を必要としないため2線式論理につきもの
の複雑さ、及び使い勝手の悪さが無い。
【0017】次に他の実施例を図6に第3の実施例とし
て示す。本実施例は図1に示す第1の実施例と比べ、負
荷部Z1,Z2の構成が異なる。本実施例では各負荷部は、
プリチャージ用pMOSトランジスタQP1と、プルアップ用
pMOSトランジスタQP2を有し、該プリチャージ用pMOS
トランジスタQP1とプルアップ用pMOSトランジスタQP2
のソースとソースが接続されているソース部と、ドレイ
ンとドレインが接続されているドレイン部がある。ま
た、負荷部Z1のプルアップ用pMOSトランジスタQP2のゲ
ートが、他方の負荷部Z2のドレイン部に接続され、一
方、負荷部Z2のプルアップ用pMOSトランジスタQP2のゲ
ートが、他方の負荷部Z1のドレイン部に交差接続されて
いる。また、負荷部Z1のドレイン部が前記参照用nMOS
トランジスタQNBのドレイン部に接続され、負荷部Z2の
ドレイン部が前記nMOS論理ブロックNBのドレイン側出
力に接続されている。そして、負荷部Z2のドレイン部が
参照用nMOSトランジスタQNBのゲートに接続される。ま
た、各負荷部Z1,Z2のプリチャージ用pMOSトランジスタ
QP1のゲートがクロック信号φで駆動されている。すな
わち、本実施例は図1に示す第1の実施例と比べ、負荷
部に互いのゲートが他方の負荷部のドレイン部に交差接
続されたプルアップ用pMOSトランジスタQP2が追加され
ている構成である。
【0018】このプルアップ用pMOSトランジスタQP2の
役割について説明する。本実施例の基本的動作は図1に
示す第1の実施例と同じであるため、図2の真理値を示
す図を用いて説明する。前述のように、図2に示すケー
ス1ではOR側出力QがLレベル、NOR側出力/QがH
レベルである。また、ケース2ではOR側出力QがHレ
ベル、NOR側出力/QがLレベルである。このNOR側
出力とOR側出力の結果は、第1の実施例も本実施例も
同様である。しかし、ケース1及びケース2におけるH
レベルが、第1の実施例の場合、フローティング状態で
あるのに対し、本実施例の場合、フローティング状態で
無いことが利点である。すなわち本実施例の場合、例え
ばOR側出力QがLレベルとすると負荷部Z2のプルアッ
プ用pMOSトランジスタQP2が導通となり、NOR側出力
/QをHレベルに充電する。一方、NOR側出力/QがLレ
ベルとすると負荷部Z1のプルアップ用pMOSトランジス
タQP2が導通となり、OR側出力QをHレベルに充電す
る。このため、フローティング状態を防止することがで
きる。この様に、プルアップ用pMOSトランジスタQP2の
役割は、評価期間におけるOR側出力Q、及びNOR側
出力/QのHレベルのフローティング防止である。
【0019】次に他の実施例を図7に第4の実施例とし
て示す。本実施例は図1に示す第1の実施例と比べ、駆
動部DVの構成が異なる。本実施例では駆動部DVが、nMO
SトランジスタQN11とpMOSトランジスタQP11から成るCM
OSインバータで構成されており、該インバータの出力が
前記スイッチ部SW内のソースカップル部分に接続され、
該インバータの入力がクロック信号φで駆動される。す
なわち、本実施例は図1に示す第1の実施例と比べ、駆
動部DVにpMOSトランジスタQP11が追加された構成であ
る。
【0020】このpMOSトランジスタQP11の役割につい
て説明する。本実施例の場合も基本的動作は図1に示す
第1の実施例と同じであるため、図2の真理値を示す図
を用いて説明する。前述のように、図2に示す評価期間
のケース1ではOR側出力QがLレベル、NOR側出力/
QがHレベルである。また、nMOS論理ブロックNBのソー
ス側出力と参照用nMOSトランジスタQNBのソースがソー
スカップル接続されているソースカップル部はLレベル
であり、参照用nMOSトランジスタQNBが非導通状態であ
る。この状態の後、クロック信号φがHレベルからLレ
ベルに換わり、プリチャージ期間に推移する場合のOR
側出力Qの挙動を第1の実施例と比較して説明する。
【0021】第1の実施例の場合も本実施例の場合も、
負荷部Z1のプリチャージ用pMOSトランジスタQP1が非導
通から導通状態になるため、OR側出力Qが充電されて
LレベルからHレベルに推移し始める。この時、第1の
実施例の場合、参照用nMOSトランジスタQNBのソースと
ドレイン間の電位差が大きくなることと、もともとゲー
ト電位がHレベルであることから、参照用nMOSトラン
ジスタQNBが導通状態になり始める。このためソースカ
ップル部の容量性負荷が見え始め、OR側出力QはLレ
ベルからHレベルに高速に推移するのを妨げられる。こ
れに対し、本実施例の場合、OR側出力Qが充電されて
LレベルからHレベルに推移し始めると同時に、駆動部
DVのpMOSトランジスタQP11が導通状態になるため、ソ
ースカップル部が充電されてLレベルからHレベルに推
移し始める。このため参照用nMOSトランジスタQNBのソ
ースとドレイン間の電位差が大きくならず、参照用nMO
SトランジスタQNBが導通状態にならないため、ソースカ
ップル部の容量性負荷が見えない。このため、OR側出
力Qは第1の実施例の場合より、LレベルからHレベル
に高速に推移することができる。
【0022】次に他の実施例を図8に第5の実施例とし
て示す。本実施例は図1に示す第1の実施例と比べ、参
照用nMOSトランジスタQNBのゲート駆動方法のみが異な
る。本実施例では、参照用nMOSトランジスタQNBのゲー
トを任意の参照電圧VBBで駆動している。この参照電圧V
BBは任意の電圧で良いが、入力電圧のHレベルとLレベ
ルの中間に設定するのが安定動作上望ましい。この場
合、参照用nMOSトランジスタQNBのゲート電圧と入力の
Lレベルとの差は、{(Hレベル/2)−Lレベル}であ
る(但し、L=0レベルの場合)。一般には、参照用n
MOSトランジスタQNBのゲート電圧と入力のLレベルとの
差は、{(Hレベル+Lレベル)/2−Lレベル}とな
る。これに対し、第1の実施例の場合、(Hレベル−L
レベル)であり本実施例より大きい。本回路は、図3に
示すCVSL回路の複数の相補入力を、1つのVBB入力
とすることができる。
【0023】次に他の実施例を図9に第6の実施例とし
て示す。本実施例は図1に示す第1の実施例と比べ、ス
イッチ部SWがpMOS論理ブロックPBと参照用pMOSトラン
ジスタQPBで構成されている点、及び参照用pMOSトラン
ジスタQPBのゲートが任意の参照電圧VBBで駆動されてい
る点が異なる。本実施例は、図4に示す第2の実施例と
論理動作が同様であり、出力Qが論理積出力(AND側
出力)で、出力/Qが否定論理積出力(NAND側出力)
である。但し、第2の実施例は入力トランジスタの縦積
み段数が入力数と同じであるのに対し、本実施例では入
力数が幾つであっても入力トランジスタの縦積み段数が
1段であるため、本実施例の方が動作が高速である。
【0024】以上説明の実施例は、プリチャージ期間の
出力レベルがHレベルであるが、次にプリチャージ期間
の出力レベルがLレベルである実施例について述べる。
この様な実施例は、前記第1〜第6の実施例で示した前
記スイッチ部SW、駆動部DV、負荷部Z1,Z2を構成するnM
OSトランジスタをpMOSトランジスタで、pMOSトランジ
スタをnMOSトランジスタで構成し、電源電圧の高電位
側と低電位側を置き換えて駆動する構成となる。この方
法で例えば第1の実施例を構成し直した例を図10に第
7の実施例として示す。また、図11は、図10に関す
る真理値を示す。図に示すように出力Qが論理積出力
(AND側出力)で、出力/Qが否定論理積出力(NAN
D側出力)である。本実施例の場合、プリチャージ期間
はクロック信号φがHレベルの時であり、負荷部Z1,Z2
のnMOSトランジスタQN1Bが導通となるため、入力信号I
N1〜INmの状態に無関係に両出力はLレベルである。ま
た、評価期間はクロック信号φがLレベルの時であり、
入力信号IN1〜INmの内の1つ以上がLレベルのケース
(ケース1)では、AND側出力QがLレベル、NAN
D側出力/QがHレベルである。例えば入力信号IN1がL
レベルの場合、最初は入力トランジスタQP31と参照用p
MOSトランジスタQPBが共に導通であるが、入力トランジ
スタQP31が導通であることによりNAND側出力/Q、す
なわち参照用pMOSトランジスタQPBのゲート電位が充電
されて急速にHレベルになり、参照用pMOSトランシ゛スタQPB
が急速に非導通となるため、AND側出力Qが充電され
ずLレベルを保持する。一方、入力信号IN1〜INmの全て
がHレベルのケース(ケース2)では、入力トランジス
タQP31〜QP3mが非導通で、参照用pMOSトランジスタQPB
が導通であるため、AND側出力Qが充電されてHレベ
ル、NAND側出力/Qが充電されずLレベルである。
【0025】この回路をデコード回路として用いる場合
は、AND側出力Qをデコード回路の出力に選び、入力
信号IN1〜INmの全てがHレベルでAND側出力QがHレ
ベルになる時(ケース2)を選択状態として用い、入力
信号IN1〜INmの内の1つ以上がLレベルでAND側出力
QがLレベルになる時(ケース1)を非選択状態として
用いる。以上、プリチャージ期間の出力レベルがLレベ
ルである実施例を例えば第1の実施例を構成し直した例
について述べた。これは、説明は省くが前記第2〜第6
の実施例についても同様である。
【0026】次に、図12に本発明の第8の実施例を示
す。この実施例は、フリップフロップからフリップフロ
ップへの信号伝達回路において、受信側のクロック信号
が立ち下がる前に次のサイクルで取り込むべき信号が届
いてしまうために本来あるべき信号が消えてしまう現象
(いわゆるレーシング)を防止するための回路である。
図12において、901は本発明の回路、902は送信側のフ
リップフロップ、903及び904はゲート回路群、905は受
信側のフリップフロップである。902及び905のフリップ
フロップは、クロックφがハイレベルの間はその時に入
力されている信号がそのまま出力され、クロックφがロ
ーレベルになるとその直前までの出力信号を保持するよ
うに構成された(いわゆるレベルセンス型)フリップフ
ロップである。従って、ゲート回路群904の遅延時間が
短い場合には、その出力950を受信側のフリップフロッ
プ905の入力953に直接接続するとレーシングが起きる恐
れがある。従来はこれを防ぐために、受信側のフリップ
フロップ905をクロックφが立ち上がる瞬間にのみ入力
信号を取り込むような構成(いわゆるマスタスレーブ型
やエッジトリガ型)にしたり、または、950と953の間に
クロックφと逆の極性のクロック/φで動作するレベル
センス型のフリップフロップを挿入するのが一般的であ
る。しかしこれらの方法は、いずれもレベルセンス型の
フリップフロップ1個分に相当する物量の増加を伴う
(MOSトランジスタレベルで10個程度)。本発明の
第8の実施例は、図12に示すように950と953の間に本
発明の第1〜7のいずれかの実施例の回路901を挿入
し、その部分をクロックφと逆の極性のクロック/φで
動作させるような構成になっている。この回路は、クロ
ックφがハイレベルの間(すなわち、フリップフロップ
905がレーシングを起こし得る状態の間)はその逆の極
性のクロック/φはローレベルであるため、951および95
2が共にハイレベルとなって953にはフリップフロップ90
5の出力と同じ信号が加えられる。従って、レーシング
は防止される。図12の回路901のMOSトランジス
タ数は5個程度であり、従来のフリップフロップ1個分
のMOSトランジスタ数と比べてハード量を減らすこと
ができる。また、この回路では、901の部分に本発明の
第1〜7のいずれかの実施例の回路を使うので、この部
分にゲート回路群904の論理機能の一部を分担させるこ
ともできる。
【0027】次に、図1に示す第1の実施例を例とし
て、評価期間中に入力レベルが変化した場合の出力動作
について説明する。図13にその動作説明図を示す。ク
ロックφがプリチャージレベルから評価レベルになると
(A点、B点)その時の入力レベルに応じて出力レベルは
前述したように図2の真理値で示すレベルとなる。その
後、評価期間中に入力レベルがHからLに変化した場合
(C点)では出力レベルに変化はない。これは、評価期
間開始時に入力がHレベルであると入力用トランジスタQ
N1〜QNmのドレイン部(NOR出力)がLレベルとなるため
である。すなわち、この場合、入力用トランジスタQNl
〜QNmが非導通状態となり入力の変化に応答しないため
である。一方、評価期間中に入力レベルがLからHに変化
した場合(D点)では出力レベルはHからLに変化する
(図中破線)。これは、評価期間開始時に入力がLレベ
ルであると入力用トランジスタQNl〜QNmのドレイン部
(NOR出力)がHレベルとなるためである。すなわち、こ
の場合、入力用トランジスタQN1〜QNmが導通可能状態と
なり入力の変化に応答するためである。
【0028】次に、評価期間中に入力レベルが変化した
場合でも出力レベルが変化しない実施例について述べ
る。図14に第9の実施例として示す。これは図1に示
す第1の実施例の回路にフイードバック用トランジスタ
(QNFL、QNFR)を設けた回路構成となっている。負荷部
Z1とQNFRのドレインが接続され(OR出力部)、QNFRのソ
ースと参照用トランジスタQNBのドレインが接続されて
いる。一方、負荷部Z2とQNFLのドレインが接続され(NO
R出力部)、QNFLのソースとnMOS論理ブロックNBのドレ
イン部が接続されている。また、OR出力部がQNFLのゲー
トに接続され、他方のNOR出力部がQNFRのゲート及び参
照用トランジスタQNBのゲートに接続されている。その
他は第1の実施例と同構成である。本実施例の動作を図
13の動作説明図で説明する。評価期間中に入力レベルが
HからLに変化した場合(C点)では出力レベルは変化し
ない。これは、評価期間開始時に入力がHレベルである
とOR出力がHレベルとなるためこれをゲートで受けてい
るトランジスタQNFLは導通状態となり、入力用トランジ
スタQN1〜QNmのドレイン部がNOR出力と同じLレベルとな
るためである。すなわち、この場合、入力用トランジス
タQN1〜QNmが非導通状態となり入力の変化に応答しない
ためである。一方、評価期間中に入力レベルがLからHに
変化した場合(D点)も出力レベルは変化しない(図中
実線)。これは、評価期間開始時に入力がLレベルであ
るとOR出力がLレベルとなるためこれをゲートで受けて
いるトランジスタQNFLが非導通状態となるためである。
すなわち、この場合、入力用トランジスタQN1〜QNmが導
通・非導通いずれの状態であってもNOR出力レベルは入
力の変化に応答しない。
【0029】以上、第1の実施例にフィードバック用ト
ランジスタ(QNFL、QNFR)を設けた場合について説明し
たが、第2〜第7の実施例においても、本実施例の場合
と同様にフィードバック用トランジスタ(QNFL、QNFR)
を設けることにより同様の効果が得られる。ただし、第
7の実施例ではフイードバック用トランジスタはpM0Sト
ランジスタを用いる。
【0030】以上、同期型の半導体論理回路の実施例に
ついて説明してきたが、上述の実施例の負荷部及び駆動
部には、それぞれ独立した信号φ1、φ2を入力しても上
述した実施例と同様の効果を有する半導体論理回路を得
ることができる。また、負荷部及び駆動部を抵抗などで
構成した半導体論理回路も同様である。
【0031】次に、図15に本発明の第10の実施例を
示す。本実施例では、この同期型半導体論理回路を半導
体メモリ、或は半導体集積回路のアドレスデコーダ回路
に適用する例を示す。図15において、101はアドレ
スバッファ、201はデコーダであり共に本発明の回
路、N1〜N3はインバータ、A1,Amはアドレス入力、XB1〜
/XBmはバッファ出力線、XPD1〜XPDnはデコーダ出力線で
ある。アドレスバッファ101はクロックφ1で駆動さ
れ、デコーダ201はクロックφ2で駆動される。φ
1、φ2がLレベル(プリチャージ期間)の時、全アド
レスバッファ、及び全デコーダの出力(OR及びNO
R)は、Hレベルに充電される。従って、インバータN1
〜N3を介して全バッファの出力線XB1〜/XBm、及び全デ
コーダ出力線XPD1〜XPDnはLレベルとなる。一方、φ
1、φ2がHレベル(評価期間)の時、アドレスバッフ
ァ及びデコーダは活性化され、アドレス入力の電位レベ
ルに基づいてバッファ出力線XB1〜/XBmは、H及びLレ
ベルとなる。そして、Lレベルのバッファ出力線のみを
入力とするデコーダ(1個)のOR出力がLレベルとな
り、インバータを介して1本のデコーダ出力線がHレベ
ルとなり選択される。尚、クロックφ2を入力するタイ
ミングとしては、誤動作を防止するためにバッファ出力
線に信号が現れた後にLレベルからHレベルに変化させ
るタイミングである必要がある。本実施例によれば、ア
ドレスバッファ101によりアドレス入力に基づくOR
及びNOR出力を同位相で得られることと、デコーダ2
01は入力が多数でもnMOSトランジスタの縦積み段数が
2段であることにより、高速動作が可能である。また、
パルス幅の短い期間を評価期間、パルス幅の広い期間を
プリチャージ期間とするクロックφ1及びφ2を用いる
ことにより、サイクル時間の短縮に効果がある。これ
は、アドレスバッファとデコード回路の出力信号幅を狭
くすることができるためである。以上により、高速なア
ドレスデコード回路が得られる。尚、本実施例ではアド
レスバッファ及びデコーダの内、両方が本発明の同期型
半導体論理回路である例で説明した。しかし、バッファ
とデコーダの内、一方が本発明の同期型半導体論理回路
で、他方が一般に用いられているダイナミックCMOS
論理回路、或はCMOS及びBiCMOSの論理和回路
及び論理積回路及び否定回路で構成されてもよい。但
し、前者の方が動作が高速である。
【0032】一方、バッファとデコーダが一般に用いら
れているダイナミックCMOS論理回路、或は、CMO
S及びBiCMOSの論理和回路及び論理積回路及び否
定回路で構成されている場合でも、バッファとデコーダ
に前述のようにクロックφ1及びφ2を用いるならば、
前述のようにサイクル時間の短縮に効果がある。但し、
前者の方が高速である。
【0033】次に、図16に本発明の第11の実施例を
示す。本実施例は冗長ワード線、或は冗長ビット線を選
択するための冗長用アドレスデコーダ回路に適用した例
を示す。回路構成は、第10の実施例(図15)に30
1、302のパストランジスタ回路が付加された構成で
ある。301は、インバータN4で駆動されるpMOSトラン
ジスタQPPとnMOSトランジスタQNPから成る2組のパスト
ランジスタ回路で構成されており、バッファ出力線の信
号をデコーダの入力に伝送する回路である。例えば、ア
ドレスバッファの出力線(XB1,/XB1)のどちらの信号を
デコーダに伝送するかを、冗長アドレス信号RA1で制御
する。他のアドレス信号Amと冗長信号RAmの関係も同様
である。従って、アドレス信号A1,Amが救済すべきアド
レスとなった時に、全パストランジスタ回路の出力にL
レベルが伝送されるように冗長アドレス信号RA1,RAmを
セットしておく。この場合、冗長用デコーダ201が選
択され、冗長用デコーダ線RXPDがHレベルとなる。ここ
で、冗長用デコーダの入力タイミングは、前記第10の
実施例の場合よりパストランジスタ回路301を経由す
る分だけ遅れ、入力とクロックφ2とのタイミングマー
ジンが減少することは明らかである。このため、クロッ
クφ2は1組のパストランジスタ回路302を経由さ
せ、クロックφ2Bとして冗長用デコーダを活性化して
いる。302が301のダミー回路である場合、冗長用
デコーダ入力とクロックφ2Bのタイミングマージン
は、前記第10の実施例の場合と同等となり動作が安定
になる。以上、本実施例においても前記第10の実施例
と同様に高速なアドレスデコーダ回路が得られる。
【0034】次に、図17に本発明の第12の実施例を
示す。本実施例は、前記の冗長用デコーダ201に、救
済するか否かの機能を付加した実施例である。図16に
示す冗長用デコーダ201にnMOSトランジスタQNRを入
力用トランジスタQN1〜QNmと並列に接続した構成であ
る。救済する時は、トランジスタQNRのゲート電位RAXを
Lレベルに制御する。この時、冗長用デコーダ線RXPDは
入力IN1〜INmが救済すべきアドレスの場合、選択のHレ
ベルとなり、救済すべきアドレスでない場合、非選択の
Lレベルとなる。一方、救済しない時は、トランジスタ
QNRのゲート電位RAXをHレベルに制御する。この時、冗
長用デコーダ線RXPDは入力IN1〜INmに無関係に常に非選
択のLレベルとなる。この結果、次段の回路が不必要に
動作することを防止でき、消費電力が低減される。
【0035】次に、図18に本発明の第13の実施例を
示す。本実施例は、複数の入力信号の中から1つの信号
を取出すセレクタ回路を示す。202は本発明の論理回
路、303はパストランジスタQPPおよびQNPとインバー
タN5とフローティング防止用トランジスタQNSから成る
パストランジスタ回路であり、S1はセレクタ信号であ
る。本実施例では、該パストランジスタ回路が複数設け
られ、その各出力が本発明の論理回路202の各入力に
接続されている構成を示している。該パストランジスタ
回路の動作を説明する。セレクタ信号S1がLレベルの場
合、パストランジスタQPP及びQNPは非導通となるため、
入力信号IN1が出力OUT1へ伝播されない。さらに、フロ
ーティング防止用トランジスタQNSは、インバータN5を
介してHレベルに駆動されるため導通となり、出力OUT1
はLレベルに保たれる。一方、セレクタ信号S1がHレベ
ルの場合、フローティング防止用トランジスタQNSは、
インバータN5を介してLレベルに駆動されるため非導通
となり、さらにパストランジスタQPP及びQNPは導通とな
るため、入力信号IN1が出力OUT1へ伝播される。従っ
て、S1〜Smの各セレクタ信号で制御される複数のパスト
ランジスタの内、例えば、セレクタ信号S1のみがHレベ
ルで他のセレクタ信号の全てがLレベルの場合、論理回
路202の出力(OR及びNOR)には、セレクタ信号S1で
得られるパストランジスタ回路の出力OUT1に対応する出
力が得られる。論理回路202の活性化信号Snは毎サイ
クル入力されるクロック信号、或は活性化する時のみ入
力されるセレクタ信号のいずれでもよい。また、論理回
路202は一般の論理回路、或は論理積回路、或はセン
ス回路でもよいが、前述の様に、論理回路202は入力
が多数でもnMOSトランジスタの縦積み段数が2段の構成
であるため、高速なセレクタ回路が得られる。
【0036】上記実施例は、MOSを使った回路を例に
挙げたが、他の構造(ショットキー型やジャンクション
型)のFET(電界効果トランジスタ:Field Effect T
ransister)を用いてもかまわない。なお、MOSトラ
ンジスタを用いた場合、その絶縁膜により、ゲート入力
の直流分を無くすことができる。
【0037】
【発明の効果】本実施例によれば図1、図4〜図10に
示す第1〜第7の実施例に示すスイッチ部SWと、負荷部
Z1、Z2と、駆動部DVを各々組み合わせて用いることによ
り、相補入力が不要で2線式論理につきものの複雑さ、
及び、使い勝手の悪さが無く、また、入力数が幾つであ
ってもMOSトランジスタの縦積み段数が、駆動用MOSトラ
ンジスタと入力トランジスタの2段(或いは、駆動用MO
Sトランジスタと参照用MOSトランジスタの2段)である
ため、例えば入力数が2つ以上で縦積み段数が2段以上
となるCMOS論理回路やパストランジスタ論理回路より基
本的に高速な半導体論理回路を得ることができる。
【0038】図19は、(A)(B)(C)が従来技術
の論理回路を、(D)が本願発明の論理回路を示す。図
20に示すように、図19の(D)で示される本願発明
の回路構成は、nMOS縦積み段数が2段でよく、入力
容量が小さく、出力極性が両極性を得ることができ、相
補入力が不要ということで、高速動作が可能であり使い
やすい論理回路といえる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す図である。
【図2】本発明の第1の実施例の真理値を示す図であ
る。
【図3】従来例を示す図である。
【図4】本発明の第2の実施例を示す図である。
【図5】本発明の第2の実施例の真理値を示す図であ
る。
【図6】本発明の第3の実施例を示す図である。
【図7】本発明の第4の実施例を示す図である。
【図8】本発明の第5の実施例を示す図である。
【図9】本発明の第6の実施例を示す図である。
【図10】本発明の第7の実施例を示す図である。
【図11】本発明の第7の実施例の真理値を示す図であ
る。
【図12】本発明の第8の実施例を示す図である。
【図13】本発明の第1の実施例の動作説明図である。
【図14】本発明の第9の実施例を示す図である。
【図15】本発明の第10の実施例を示す図である。
【図16】本発明の第11の実施例を示す図である。
【図17】本発明の第12の実施例を示す図である。
【図18】本発明の第13の実施例を示す図である。
【図19】(A)は従来のスタティックCMOSを用い
た論理回路、(B)は従来のダイナミックCMOSを用
いた論理回路、(C)は従来のダイナミックCVSLを
用いた論理回路、(D)は本発明を用いた論理回路を示
す図である。
【図20】図20は、図19の(A)、(B)、
(C)、(D)の論理回路の比較図である。
【符号の簡単な説明】
φ クロック信号、 IN1〜INm 入力、 Q,/Q 出力、 VBB 参照電位、 NB nMOS論理ブロック、 SW スイッチ部、 Z1,Z2 負荷部、 DV 駆動部、 QN1〜QNm 入力用nMOSトランジスタ、 QNB 参照用nMOSトランジスタ、 QN11 駆動用nMOSトランジスタ、 QP1 プリチャージ用pMOSトランジスタ、 QP2,QP11 プルアップ用pMOSトランジスタ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 花輪 誠 東京都国分寺市東恋ケ窪一丁目280番地 株式会社日立製作所中央研究所内 (72)発明者 益田 昇 東京都国分寺市東恋ケ窪一丁目280番地 株式会社日立製作所中央研究所内 (72)発明者 金子 憲二 東京都小平市上水本町五丁目20番1号 株式会社日立製作所半導体事業部内 (72)発明者 楠 武志 千葉県茂原市早野3681番地 日立デバイ スエンジニアリング株式会社内 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H03K 19/096

Claims (25)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一方の電源電位と第1の結節点との間に設
    けられ制御信号で駆動される第1の負荷と、 該一方の電源電位と第2の結節点との間に設けられ該制
    御信号で駆動される第2の負荷と、 上記第1の結節点と第3の結節点との間に設けられ、複
    数の入力信号に応じて上記第1の結節点と上記第3の結
    節点とを電気的に接続する論理回路と、 ソース・ドレイン経路が上記第2の結節点と上記第3の
    結節点との間に設けられ、ゲートが上記第1の結節点に
    接続される参照用電界効果トランジスタと、及び、 上記第3の結節点と他方の電源電位との間に設けられ上
    記制御信号に応じて上記論理回路と上記参照用電界効果
    トランジスタとを駆動する駆動回路と、 を有する半導体論理回路であって、 上記駆動回路は、その出力が上記第3の結節点に接続さ
    れるインバータ回路で構成されていることを特徴とする
    半導体論理回路。
  2. 【請求項2】上記第1の負荷は、 ソース・ドレイン経路が上記一方の電源電位と上記第1
    の結節点との間に設けられ、ゲートが上記制御信号に接
    続される第1のプリチャージ用電界効果トランジスタ
    と、及び、 ソース・ドレイン経路が上記一方の電源電位と上記第1
    の結節点との間に設けられ、ゲートが上記第2の結節点
    に接続される第1のプルアップ用電界効果トランジスタ
    と、を有し、 上記第2の負荷は、 ソース・ドレイン経路が上記一方の電源電位と上記第2
    の結節点との間に設けられ、ゲートが上記制御信号に接
    続される第2のプリチャージ用電界効果トランジスタ
    と、及び、 ソース・ドレイン経路が上記一方の電源電位と上記第2
    の結節点との間に設けられ、ゲートが上記第1の結節点
    に接続される第2のプルアップ用電界効果トランジスタ
    と、 を有する請求項1記載の半導体論理回路。
  3. 【請求項3】一方の電源電位と第1の結節点との間に設
    けられ制御信号で駆動される第1の負荷と、 上記一方の電源電位と第2の結節点との間に設けられ上
    記制御信号で駆動される第2の負荷と、 上記第1の結節点と第3の結節点との間に設けられ複数
    の入力信号に応じて上記第1の結節点と上記第3の結節
    点とを電気的に接続する論理回路と、 ソース・ドレイン経路が上記第2の結節点と上記第3の
    結節点との間に設けられ、ゲートが上記第1の結節点に
    接続される参照用電界効果トランジスタと、 上記第3の結節点と他方の電源電位との間に設けられ上
    記制御信号に応じて上記論理回路と上記参照用電界効果
    トランジスタとを駆動する駆動回路と、 ソース・ドレイン経路が上記第1の結節点と上記論理回
    路との間に設けられ、ゲートが上記第2の結節点に接続
    される第1の帰還用電界効果トランジスタと、 ソース・ドレイン経路が上記第2の結節点と上記参照用
    電界効果トランジスタとの間に設けられ、ゲートが上記
    第1の結節点に接続される第2の帰還用電界効果トラン
    ジスタと、 を有することを特徴とする半導体論理回路。
  4. 【請求項4】上記第1の負荷は、 ソース・ドレイン経路が上記一方の電源電位と上記第1
    の結節点との間に設けられ、ゲートが上記制御信号に接
    続される第1のプリチャージ用電界効果トランジスタ
    と、及び、 ソース・ドレイン経路が上記一方の電源電位と上記第1
    の結節点との間に設けられ、ゲートが上記第2の結節点
    に接続される第1のプルアップ用電界効果トランジスタ
    と、を有し、 上記第2の負荷は、 ソース・ドレイン経路が上記一方の電源電位と上記第2
    の結節点との間に設けられ、ゲートが上記制御信号に接
    続される第2のプリチャージ用電界効果トランジスタ
    と、及び、 ソース・ドレイン経路が上記一方の電源電位と上記第2
    の結節点との間に設けられ、ゲートが上記第1の結節点
    に接続される第2のプルアップ用電界効果トランジスタ
    と、 を有する請求項3記載の半導体論理回路。
  5. 【請求項5】上記入力信号は、第1の入力信号と第2の
    入力信号とを有し、 上記論理回路は、該第1の入力信号をゲートで受ける第
    1の電界効果トランジスタと、該第2の入力信号をゲー
    トで受ける第2の電界効果トランジスタとを有し、 上記第1の電界効果トランジスタのソース及びドレイン
    が、上記第2の電界効果トランジスタのソース及びドレ
    インに各々接続されて並列接続される、 請求項3記載の半導体論理回路。
  6. 【請求項6】一方の電源電位と第1の結節点との間に設
    けられ制御信号で駆動される第1の負荷と、 該一方の電源電位と第2の結節点との間に設けられ上記
    制御信号で駆動される第2の負荷と、 上記第1の結節点と第3の結節点との間に設けられ複数
    の入力信号に応じて上記第1の結節点と上記第3の結節
    点とを電気的に接続する論理回路と、 ソース・ドレイン経路が上記第2の結節点と上記第3の
    結節点との間に設けられ、ゲートが上記第1の結節点に
    接続される参照用電界効果トランジスタと、及び、 上記第3の結節点と他方の電源電位との間に設けられ、
    上記制御信号に応じて上記論理回路と上記参照用電界効
    果トランジスタとを駆動する駆動回路と、を有する半導
    体論理回路であって、 上記入力信号は、第1の入力信号と第2の入力信号とを
    有し、 上記論理回路は、上記第1の入力信号をゲートで受ける
    第1の電界効果トランジスタと、上記第2の入力信号を
    ゲートで受ける第2の電界効果トランジスタとを有し、 該第1の電界効果トランジスタのソースが、該第2の電
    界効果トランジスタのドレインに接続されて直列接続さ
    れて成ることを特徴とする半導体論理回路。
  7. 【請求項7】上記第1の負荷は、 ソース・ドレイン経路が上記一方の電源電位と上記第1
    の結節点との間に設けられ、ゲートが上記制御信号に接
    続される第1のプリチャージ用電界効果トランジスタ
    と、 ソース・ドレイン経路が上記一方の電源電位と上記第1
    の結節点との間に設けられ、ゲートが上記第2の結節点
    に接続される第1のプルアップ用電界効果トランジスタ
    とを有し、 上記第2の負荷は、 ソース・ドレイン経路が上記一方の電源電位と上記第2
    の結節点との間に設けられ、ゲートが上記制御信号に接
    続される第2のプリチャージ用電界効果トランジスタ
    と、及び、 ソース・ドレイン経路が上記一方の電源電位と上記第2
    の結節点との間に設けられ、ゲートが上記第1の結節点
    に接続される第2のプルアップ用電界効果トランジスタ
    とを有する、 請求項6記載の半導体論理回路。
  8. 【請求項8】一方の電源電位と第1の結節点との間に設
    けられる第1の負荷と、 該一方の電源電位と第2の結節点との間に設けられる第
    2の負荷と、 上記第1の結節点と第3の結節点との間に設けられ複数
    の入力信号に応じて上記第1の結節点と上記第3の結節
    点とを電気的に接続する論理回路と、 ソース・ドレイン経路が上記第2の結節点と上記第3の
    結節点との間に設けられ、ゲートが上記第1の結節点に
    接続される参照用電界効果トランジスタと、及び、 上記第3の結節点と他方の電源電位との間に設けられ、
    制御信号に応じて上記論理回路と上記参照用電界効果ト
    ランジスタとを駆動する駆動回路と、 を有することを特徴とする半導体論理回路。
  9. 【請求項9】入力信号に基づき真及びその相補信号を出
    力するバッファ回路と、該バッファ回路の出力に基づき
    デコードされるデコーダ回路とを有する半導体集積回路
    であって、 上記バッファ回路、又は上記バッファ回路とデコーダ回
    路の両方が、 以下の(1)〜(5)から構成される半導体論理回路を
    有することを特徴とする半導体集積回路; (1)一方の電源電位と第1の結節点との間に設けられ
    制御信号で駆動される第1の負荷、 (2)該一方の電源電位と第2の結節点との間に設けら
    れ上記制御信号で駆動される第2の負荷、 (3)上記第1の結節点と第3の結節点との間に設けら
    れ複数の入力信号に応じて上記第1の結節点と第3の結
    節点とを電気的に接続する論理回路、 (4)ソース・ドレイン経路が上記第2の結節点と第3
    の結節点との間に設けられ、ゲートが第1の結節点に接
    続される参照用電界効果トランジスタ、及び、 (5)上記第3の結節点と他方の電源電位との間に設け
    られ上記制御信号に応じて上記論理回路と参照用電界効
    果トランジスタとを駆動する駆動回路。
  10. 【請求項10】入力信号に基づき真及びその相補信号を
    出力するバッファ回路と、該バッファ回路の出力に基づ
    きデコードされるデコーダ回路とを有する半導体集積回
    路であって、 上記バッファ回路とデコーダ回路のいずれか一方、又は
    該バッファ回路とデコーダ回路の両方が、以下の(1)
    〜(7)から構成される半導体論理回路を有することを
    特徴とする半導体集積回路; (1)一方の電源電位と第1の結節点との間に設けられ
    制御信号で駆動される第1の負荷、 (2)該一方の電源電位と第2の結節点との間に設けら
    れ上記制御信号で駆動される第2の負荷、 (3)上記第1の結節点と第3の結節点との間に設けら
    れ複数の入力信号に応じて上記第1の結節点と第3の結
    節点とを電気的に接続する論理回路、 (4)ソース・ドレイン経路が上記第2の結節点と第3
    の結節点との間に設けられ、ゲートが第1の結節点に接
    続される参照用電界効果トランジスタ、 (5)上記第3の結節点と他方の電源電位との間に設け
    られ上記制御信号に応じて上記論理回路と参照用電界効
    果トランジスタとを駆動する駆動回路、 (6)ソース・ドレイン経路が上記第1の結節点と論理
    回路との間に設けられ、ゲートが第2の結節点に接続さ
    れる第1の帰還用電界効果トランジスタ、及び、 (7)ソース・ドレイン経路が上記第2の結節点と参照
    用電界効果トランジスタとの間に設けられ、ゲートが上
    記第1の結節点に接続される第2の帰還用電界効果トラ
    ンジスタ。
  11. 【請求項11】上記バッファ回路から真及びその相補信
    号を受け、セレクタ信号により上記真かその相補信号の
    何れかを、上記デコーダ回路へ出力する第1の論理回路
    と、 上記デコーダ回路を活性化する制御信号を出力し該第1
    の論理回路のダミー機能を有するダミー回路と、 のうち何れか一方、又は両方の回路を有する請求項9記
    載の半導体集積回路。
  12. 【請求項12】上記バッファ回路から真及びその相補信
    号を受け、セレクタ信号により上記真かその相補信号の
    何れかを、上記デコーダ回路へ出力する第1の論理回路
    と、 上記デコーダ回路を活性化する制御信号を出力し該第1
    の論理回路のダミー機能を有するダミー回路と、 のうち何れか一方、又は両方の回路を有する請求項10
    記載の半導体集積回路。
  13. 【請求項13】上記バッファ回路は、第1の制御信号で
    プリチャージ状態及び評価状態に制御され、上記デコー
    ダ回路が第2の制御信号でプリチャージ状態及び評価状
    態に制御される請求項9記載の半導体集積回路。
  14. 【請求項14】一方の電源電位と第1の結節点との間に
    設けられ制御信号で駆動される第1の負荷と、 該一方の電源電位と第2の結節点との間に設けられ上記
    制御信号で駆動される第2の負荷と、 上記第1の結節点と第3の結節点との間に設けられ複数
    の入力信号に応じて上記第1の結節点と上記第3の結節
    点とを電気的に接続する論理回路と、 ソース・ドレイン経路が上記第2の結節点と上記第3の
    結節点との間に設けられ、ゲートが上記第1の結節点に
    接続される参照用電界効果トランジスタと、 上記第3の結節点と他方の電源電位との間に設けられ上
    記制御信号に応じて上記論理回路と上記参照用電界効果
    トランジスタとを駆動する駆動回路と、 上記論理回路の入力信号を供給する選択回路とを有し、 該選択回路は、セレクト信号で選択/非選択状態に制御
    され、選択状態では該選択回路の入力信号に基づく信号
    を出力し、非選択状態では該出力された信号を上記他方
    の電源電位又は非選択状態になる直前の電位に保持する
    回路を有することを特徴とする半導体集積回路。
  15. 【請求項15】上記選択回路は、パストランジスタ回
    路、或いはCMOS及びBiCMOSの論理和回路及び
    論理積回路及びセンス回路を有する請求項14記載の半
    導体集積回路。
  16. 【請求項16】一方の電源電位と第1の結節点との間に
    設けられ制御信号で駆動される第1の負荷と、 上記一方の電源電位と第2の結節点との間に設けられ上
    記制御信号で駆動される第2の負荷と、 上記第1の結節点と第3の結節点との間に設けられ複数
    の入力信号に応じて上記第1の結節点と第3の結節点と
    を電気的に接続する論理回路と、 ソース・ドレイン経路が上記第2の結節点と上記第3の
    結節点との間に設けられ、ゲートが上記第1の結節点に
    接続される参照用電界効果トランジスタと、 上記第3の結節点と他方の電源電位との間に設けられ上
    記制御信号に応じて上記論理回路と上記参照用電界効果
    トランジスタとを駆動する駆動回路と、 ソース・ドレイン経路が上記第1の結節点と上記論理回
    路との間に設けられ、ゲートが上記第2の結節点に接続
    される第1の帰還用電界効果トランジスタと、 ソース・ドレイン経路が上記第2の結節点と上記参照用
    電界効果トランジスタとの間に設けられ、ゲートが上記
    第1の結節点に接続される第2の帰還用電界効果トラン
    ジスタと、 上記論理回路の入力信号を供給する選択回路とを有し、 該選択回路は、セレクト信号で選択/非選択状態に制御
    され、選択状態では該選択回路の入力信号に基づき選択
    された信号を出力し、非選択状態では該出力された信号
    を上記他方の電源電位又は非選択状態になる直前の電位
    に保持する回路を有することを特徴とする半導体集積回
    路。
  17. 【請求項17】上記選択回路は、パストランジスタ回
    路、或いはCMOS及びBiCMOSの論理和回路及び
    論理積回路及びセンス回路を有する請求項16記載の半
    導体集積回路。
  18. 【請求項18】上記駆動回路は、その出力が上記第3の
    結節点に接続されるインバータ回路で構成されている請
    求項3記載の半導体論理回路。
  19. 【請求項19】上記電界効果トランジスタが、MOS構
    造の電界効果トランジスタで成る請求項1記載の半導体
    論理回路。
  20. 【請求項20】上記電界効果トランジスタが、MOS構
    造の電界効果トランジスタで成る請求項3記載の半導体
    論理回路。
  21. 【請求項21】一方の電源電位と第1の結節点との間に
    設けられ制御信号で駆動される第1の負荷と、 該一方の電源電位と第2の結節点との間に設けられ上記
    制御信号で駆動される第2の負荷と、 上記第1の結節点と第3の結節点との間に設けられ複数
    の入力信号に応じて上記第1の結節点と上記第3の結節
    点とを電気的に接続する論理回路と、 ソース・ドレイン経路が上記第2の結節点と上記第3の
    結節点との間に設けられ、ゲートが上記第1の結節点に
    接続される参照用電界効果トランジスタと、及び、 上記第3の結節点と他方の電源電位との間に設けられ上
    記制御信号に応じて上記論理回路と上記参照用電界効果
    トランジスタとを駆動する駆動回路と、 を有する半導体論理回路であって、 上記論理回路は、ソース・ドレイン経路が上記第1の結
    節点と上記第3の結節点との間に設けられ、ゲートに上
    記入力信号が接続される1個の電界効果トランジスタを
    有することを特徴とする半導体論理回路。
  22. 【請求項22】上記論理回路は、ソース・ドレイン経路
    が上記第1の帰還用電界効果トランジスタのソースと第
    3の結節点との間に設けられ、ゲートに上記入力信号が
    接続される1個の電界効果トランジスタを有する請求項
    3記載の半導体論理回路。
  23. 【請求項23】上記バッファ回路が第1の制御信号でプ
    リチャージ状態及び評価状態に制御され、上記デコーダ
    回路が第2の制御信号でプリチャージ状態及び評価状態
    に制御される請求項10記載の半導体集積回路。
  24. 【請求項24】上記入力信号は、第1の入力信号と第2
    の入力信号とを有し、 上記論理回路は、上記第1の入力信号をゲートで受ける
    第1の電界効果トランジスタと、上記第2の入力信号を
    ゲートで受ける第2の電界効果トランジスタとを有し、 上記第1の電界効果トランジスタのソースが、第2の電
    界効果トランジスタのドレインに接続されて直列接続さ
    れて成る請求項3記載の半導体論理回路。
  25. 【請求項25】上記入力信号は、第1の入力信号と第2
    の入力信号とを有し上記論理回路は、上記第1の入力信
    号をゲートで受ける第1の電界効果トランジスタと、上
    記第2の入力信号をゲートで受ける第2の電界効果トラ
    ンジスタとを有し、 上記第1の電界効果トランジスタのソース及びドレイン
    が、第2の電界効果トランジスタのソース及びドレイン
    に各々接続されて並列接続される請求項1記載の半導体
    論理回路。
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