JP3178369B2 - Cvケーブル用接続部の施工方法 - Google Patents
Cvケーブル用接続部の施工方法Info
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Description
を接続するために設けられるCVケーブル用接続部の施
工方法に関するものである。
電力ケーブル)同士の接続は、モールド式やプレハブ式
と呼ばれる方法により行われており、これらの方法は、
すべてCVケーブルの端部を接続箱内等の容器に導入
し、その容器内で、CVケーブルの端部を加工してケー
ブル導体を取出し、一方のケーブル導体の先端と他方の
ケーブル導体の先端とを突き合わせ、その付き合わせた
部分の周りに導体スリーブを設けて電気的に接続して、
さらにその導体スリーブの周りに絶縁体処理を施すもの
である。
複数の部品を組み立ててCVケーブル用接続部を施工す
ることにより、容易に行えるようにしている。このプレ
ハブ式のCVケーブル用接続部を、図3(a)〜(d)
に示す。
ブ式CVケーブル用接続部10は、導体スリーブとして
導体接続管8を用い、その導体接続管8に形成する絶縁
体としてエポキシユニット5とゴムモールドストレスコ
ーン8とを用い、さらにCVケーブルと絶縁体とを固定
する固定手段として、押し金具6とその押し金具6をC
Vケーブルの周りに固定するためのスプリングユニット
7とが用いられる。
用接続部10を施工するに際しては、ケーブルの端部を
ケーブル処理してケーブル導体9cを露出させた後、両
方のCVケーブル9の周りに、図3(a)に示すよう
に、スプリングユニット7、押し金具6、及びゴムモー
ルドストレスコーン2の順にこれらの部品を挿入する。
最後に一方のCVケーブル9にエポキシユニット5を挿
入すると共に、他方のCVケーブル9のケーブル導体9
cの周りに、導体接続管8を挿入する。
体接続管8を接続すべき位置に配置した後、導体接続管
8を圧縮してそれぞれのケーブル導体(図示されていな
い)と接続する。尚、この時、エポキシユニット5の端
面が導体圧縮作業で支障のない位置まで挿入しておく必
要がある。圧縮接続の後、図3(c)に示すように、エ
ポキシユニット5を導体接続管8の位置まで移動して戻
し、図3(d)に示すように、エポキシユニット5にゴ
ムモールドストレスコーン2,2と押し金具6を挿入す
る。そして、スプリングユニット7で押し金具6をケー
ブル9の周りに固定することにより、エポキシユニット
5を導体接続管8上に固定し、CVケーブル用接続部1
0の施工を完了する。
モールド式やプレハブ式のCVケーブル用接続部10
は、ケーブル導体9c同士を筒体状の導体接続管8で接
続するので、その導体接続管8内にケーブル導体9cを
挿入するためには、ケーブル導体9cを圧縮接続するに
先立って、導体接続管8をCVケーブル9の長手方向に
挿入しておく必要があり、更にプレハブ式にあっては、
エポキシユニット5も、筒体状に形成されていることか
ら、CVケーブル9の長手方向に挿入しておく必要があ
る。この挿入作業のため、CVケーブル用接続部10を
施工するためには、これら導体接続管8やエポキシユニ
ット5を長手方向に移動しなければならず、そのCVケ
ーブル用接続部10の移動距離の分大きなスペースを必
要としてしまうという問題があった。
ンパクト化のためには、新たな発想による接続施工法の
発明が求められていた。
接続部をコンパクトに組み立てられるCVケーブル用接
続部の施工方法を提供することにある。
に提供する本発明の第一の手段は、絶縁体スリーブ内に
導体スリーブが挿入された接続本体部内に、その両側か
らそれぞれケーブル導体の先端を挿入して電気的に接続
するCVケーブル用接続部の施工方法において、当該一
方のCVケーブルの導体の先端に上記導体スリーブを取
り付け、この導体スリーブを含む接続本体部を接続すべ
きCVケーブルの接続中心位置に配置しておき、他方の
CVケーブルにそのケーブルの曲げ半径を変えるための
ケーブル曲げ装置を取り付け、そのケーブル曲げ装置に
よりCVケーブルの曲げ半径を小さく制御してケーブル
導体の先端を上記導体スリーブ内に臨むように接続本体
部から見て後方にずらした後、上記ケーブル曲げ装置に
よりケーブル曲げ半径を大きく制御してケーブル導体の
先端を接続本体部側に移動して上記導体スリーブ内に挿
入してケーブル導体を電気的に接続する方法である。
本発明の第二の手段として、絶縁体スリーブ内に導体ス
リーブが挿入された接続本体部内に、その両側からそれ
ぞれケーブル導体の先端を挿入して電気的に接続するC
Vケーブル用接続部の施工方法において、当該接続本体
部を接続すべきCVケーブルの接続中心位置に配置して
おき、両方のCVケーブルにそのケーブルの曲げ半径を
変えるためのケーブル曲げ装置を取り付け、そのケーブ
ル曲げ装置によりそれぞれのCVケーブルの曲げ半径を
小さく制御してケーブル導体の先端を上記導体スリーブ
内に臨むように接続本体部から見て後方にずらした後、
上記ケーブル曲げ装置によりケーブル曲げ半径を大きく
制御して両方のケーブル導体の先端を接続本体部側に移
動して上記導体スリーブ内に挿入してケーブル導体を電
気的に接続する方法を提供する。
接続本体部とケーブルとの間にオフセット間隔が形成さ
れ、CVケーブル用接続部を施工する際に、接続本体部
がケーブルの長手方向に移動せず、CVケーブル用接続
部の施工をコンパクト化できる。
を添付図面を用いて説明する。
ーブル用接続部の側面図を示す。
ケーブル用接続部40は、接続本体部30と、ゴムモー
ルドストレスコーン13と、接続すべきCVケーブル1
6,16と接続本体部30とを固定する固定手段とから
主に構成されており、図1(b)に示すように、接続本
体部30を固定する固定金具22とケーブル導体を案内
するケーブルガイド24とを備えた作業架台20と、ケ
ーブルオフセットぶ17oに取り付けられたCVケーブ
ル17の曲げ半径を変えるためのケーブル曲げ装置1
8,18とにより施工される。
うに絶縁体スリーブ11内にストッパー11sで位置決
めされた導体スリーブとしての導体接続管12が挿入さ
れて構成されている。また、図示していないが、導体接
続管12内にケーブル導体の先端を挿入して固定できる
ように、導体接続管12の開口端とケーブル導体との間
には一対の接触子15からなる接続ユニットが設けられ
ている。具体的には、導体接続管12の開口端には、マ
ルチコンタクトやチューリップコンタクト等の接触子1
5が設けられ、また、ケーブル曲げ装置18を用いて接
続する側のCVケーブル17の端部にも接触子12sが
設けられている。これにより、導体接続管12内にケー
ブル導体の端部を挿入することで、これらを電気的に接
続することができるようになっている。
られ、このスプリングユニット14は、スプリングによ
りCVケーブル16,17の外周に圧接して、CVケー
ブル16,17の所望の位置に固定できるようになって
いる。
に、その作業架台20上に固定される固定金具22と、
作業架台20上に形成された案内溝(図示していない)
を介して摺動自在なケーブルガイド24とから構成され
ている。案内溝は、固定金具22が接続本体部30を所
定の位置に固定しながら、ケーブルガイド24がCVケ
ーブル17のケーブル導体の先端を接続本体部30内に
案内する方向に形成されており、固定金具22に対して
ケーブルガイド24を近接離間することで、接続本体部
30内にケーブル導体の端部が挿脱するようになってい
る。
20を用いて接続する方のCVケーブル17に二つ設け
られており、各々二本の支持部材18c,18cでCV
ケーブル17を支持しながら、押しつけ部材18pをC
Vケーブル17に押しつけて、ケーブルオフセット部1
7oの曲げ半径を変化できるように構成されている。
法を説明する。
しては、CVケーブル16,17の端部をケーブル処理
してケーブル導体(図示されていない)の先端を露出さ
せると共に、CVケーブル16,17をスプリングユニ
ット14,14、ゴムモールドストレスコーン13,1
3の順に挿通し、一方のCVケーブル16のケーブル導
体の先端に導体接続管12を取り付け、他方のCVケー
ブル17のケーブル導体の先端に接触子15を取り付け
る。そして、導体接続管12を絶縁体スリーブ11内に
嵌入した後、ゴムモールドストレスコーン13とスプリ
ングユニット14を取り付けて、接続本体部30とCV
ケーブル16とを固定する。この接続本体部30を、予
め両方のCVケーブル16,17の間に設置した作業架
台20上の接続中心となる位置に設置した固定金具22
に取り付けると共に、他方のCVケーブル17にケーブ
ル曲げ装置18を取り付ける。その後、図1(b)に示
したように、CVケーブル17の曲げ半径が小さくなる
ように制御して接触子15を、接続本体部30から見て
後方にバックさせて接続本体部30内に臨むように移動
させて、CVケーブル17の先端付近をケーブルガイド
24に取り付ける。この際、ケーブル導体と接続本体部
30との間にオフセット間隔が形成される。そして、図
1(c)に示すように、ケーブルオフセット部17oの
ケーブル曲げ半径を大きくして接触子15を接続本体部
30内に挿入する。この時、接触子15は、ケーブルガ
イド24により自動的に位置合せされる。さらに接触子
15を挿入して、接続本体部30と接続する。これによ
り、接続本体部30をCVケーブルの長手方向に移動す
ること無く、CVケーブル同士を接続できる。そして、
図1(d)に示すように、ゴムモールドストレスコーン
13とスプリングユニット14を取り付けて、接続本体
部30とCVケーブル17とを固定することにより、C
Vケーブル用接続部30の施工を完了する。
フセット部17oのケーブル曲げ半径をケーブル曲げ装
置18で制御することにより、接続本体部30を正規位
置(接続すべきCVケーブルの位置)から移動しないで
CVケーブル用接続部40を組立てできる施工法とな
る。これにより、CVケーブル用接続部40を施工する
際に、そのCVケーブル用接続部40の大きさよりも大
きなスペースを必要とせず、CVケーブル用接続部をコ
ンパクトに組み立てることができる。
ーブル用接続部の施工方法の実施例を図2に示す。
6に接続する前に、接続本体部30を所望の接続位置に
配置する場合の、CVケーブル用接続部40の施工方法
を示したものである。
を始めに所望の接続位置に配置する場合には、2本のC
Vケーブルの両方にケーブル曲げ装置18,18を設
け、また、導体接続管12の両側に接続ユニットを設け
る。
工するに際しては、上述した図1の方法と同様に、CV
ケーブル16,17の端部をケーブル処理してケーブル
導体(図示されていない)の先端を露出させると共に、
CVケーブル16,17をスプリングユニット14,1
4、ゴムモールドストレスコーン13,13の順に挿通
する。また、接続本体部30の設置は、図1の方法とは
異なり、導体接続管12を予め絶縁体スリーブ11内に
挿入した後、この接続本体部30を所望の接続位置に設
置する。そして、CVケーブル16,17のケーブル導
体の先端にそれぞれ接触子15を取り付けると共に、C
Vケーブル16,17にケーブル曲げ装置18,18を
取り付ける。その後、図2(b)に示したように、CV
ケーブル17の曲げ半径が小さくなるように制御して接
触子15を、接続本体部30から見て後方にバックさせ
て接続本体部30内に臨むように移動させて、CVケー
ブル17の先端付近をケーブルガイド34に取り付け
る。そして、図2(c)に示すように、ケーブルオフセ
ット部17oのケーブル曲げ半径を大きくして接触子1
5を接続本体部30内に挿入する。最後に、図2(d)
に示すように、ゴムモールドストレスコーン13とスプ
リングユニット14を取り付けて、接続本体部30とC
Vケーブル16,17とを固定してCVケーブル用接続
部40の施工を完了する。
いる場合であっても、本方法を適用してCVケーブル用
接続部40を施工でき、CVケーブル用接続部をコンパ
クトに組み立てることができる。
及び第二の手段は、筒体状の接続本体部30を移動せず
にCVケーブル用接続部を施工できるので、CVケーブ
ル用接続部の寸法を縮小化できる。このことから、作業
スペースが狭いマンホール等での接続作業に最適であ
る。
置(接続すべき位置への位置合せ)が容易になるので、
施工工程が簡略化され、CVケーブル用接続部40を構
成する部品の組立てが容易になる。
げ装置18,18を、CVケーブル16,17に二つ取
り付けたが、ケーブルオフセット部のケーブル曲げ半径
を制御して接続本体部30の外側にケーブル導体の先端
を移動できれば、ケーブル曲 げ装置の取付数は、これに
限定されないことは勿論である。
ための部品を移動させずにCVケーブル用接続部を施工
できるので、CVケーブル用接続部の寸法縮小化ができ
る。
易になるので、施工工程が簡略化され、CVケーブル用
接続部を構成する部品の組立て(施工)が容易になる。
により、作業スペースが狭いマンホール等での接続作業
性を向上できる。
部の施工方法を説明するための側面である。
部の施工方法を説明するための側面図である。
方法を説明するための側面図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 絶縁体スリーブ内に導体スリーブが挿入
された接続本体部内に、その両側からそれぞれケーブル
導体の先端を挿入して電気的に接続するCVケーブル用
接続部の施工方法において、当該一方のCVケーブルの
導体の先端に上記導体スリーブを取り付け、この導体ス
リーブを含む接続本体部を接続すべきCVケーブルの接
続中心位置に配置しておき、他方のCVケーブルにその
ケーブルの曲げ半径を変えるためのケーブル曲げ装置を
取り付け、そのケーブル曲げ装置によりCVケーブルの
曲げ半径を小さく制御してケーブル導体の先端を上記導
体スリーブ内に臨むように接続本体部から見て後方にず
らした後、上記ケーブル曲げ装置によりケーブル曲げ半
径を大きく制御してケーブル導体の先端を接続本体部側
に移動して上記導体スリーブ内に挿入してケーブル導体
を電気的に接続することを特徴とするCVケーブル用接
続部の施工方法。 - 【請求項2】 絶縁体スリーブ内に導体スリーブが挿入
された接続本体部内に、その両側からそれぞれケーブル
導体の先端を挿入して電気的に接続するCVケーブル用
接続部の施工方法において、当該接続本体部を接続すべ
きCVケーブルの接続中心位置に配置しておき、両方の
CVケーブルにそのケーブルの曲げ半径を変えるための
ケーブル曲げ装置を取り付け、そのケーブル曲げ装置に
よりそれぞれのCVケーブルの曲げ半径を小さく制御し
てケーブル導体の先端を上記導体スリーブ内に臨むよう
に接続本体部から見て後方にずらした後、上記ケーブル
曲げ装置によりケーブル曲げ半径を大きく制御して両方
のケーブル導体の先端を接続本体部側に移動して上記導
体スリーブ内に挿入してケーブル導体を電気的に接続す
ることを特徴とするCVケーブル用接続部の施工方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP08957997A JP3178369B2 (ja) | 1997-04-08 | 1997-04-08 | Cvケーブル用接続部の施工方法 |
Applications Claiming Priority (1)
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JPH10285739A JPH10285739A (ja) | 1998-10-23 |
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ID=13974714
Family Applications (1)
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JP08957997A Expired - Fee Related JP3178369B2 (ja) | 1997-04-08 | 1997-04-08 | Cvケーブル用接続部の施工方法 |
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Families Citing this family (1)
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---|---|---|---|---|
CN105071307B (zh) * | 2015-07-30 | 2018-04-27 | 国网山东省电力公司菏泽供电公司 | 一种辅助接线的装置及采用该装置进行接线的方法 |
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