JP3178031U - 結束用ロープ - Google Patents

Abstract

【課題】新聞紙等を容易に結束することができる結束用ロープを提供する。
【解決手段】結束物を縛る結束用ロープであって、８字状になるよう結び目を作ると共に８字状を形成する２つの輪は、ほぼ同一の円周長さであり、更に少なくとも一方輪の円周上であって、２つの輪の交点の対象の位置に縛り部を設ける。
【選択図】図１

Description

本願は、ポリエチレン製のロープを用いた書籍、雑誌、新聞等の結束物を十文字に縛る結束用ロープに関する．

従来、多くは書籍、雑誌、新聞等の結束物を縛る場合は、１本のロープを十文字にかけてバンドやロープの両端を縛って結束していた。
特に結束物の下面においてロープの交差部は固定されないため、縛ったロープがずれて結束が不安定になる事があった、更に十文字の交点を固定したクロス状梱包バンド（特許文献１参照）、結束ひも及び結束方法（特許文献２参照）が知られている。

実用新案登録第３０８４１９２ 公報 特開２０１２−３０８９０号 公報

バンドやロープで縛る際に手にかかる力はかなり大きく、また、結束に要する時間もかかっていた、更には、結束物の上下面のほぼ中央に結び目が来るように結束物を縛るので、縛られたロープがずれて結束が不安定になるという事はない、書籍、雑誌、新聞等の結束物を再生資源として提供する場合、ビニール紐は再生資源として使えないためその紐を取り除く必要がある。

本願は、請求項１に記載した通り、結束物を縛る結束用ロープであって、８字状になるように結び目を作ると共に８字状を形成する２つの輪はほぼ同一の円周長さであり、更に少なくとも一方輪の円周上であって、２つの輪の交点の対象の位置に縛り部を設けたことを特徴とする結束用ロープである。

本願によれば、書籍、雑誌、新聞等の結束する場合の困難性や、時間を抑えることが出来ると共に、また、ポリエチレン製のロープを素材として使用したので、書籍、雑誌、新聞等を再生資源として提供する場合、取り除く必要のない結束用ロープとしたので作業能率も向上する。

結束用ロープの斜視図である。 結束用ロープの上に結束物を載せて縛る準備に入る状態を示す平面図である。 結束物を縛る直前の状態を示す斜視図である。

以下、本考案を図面に基づいて詳細に述べる。

図１は本考案の代表的な結束用ロープ１を示す斜視図である、この結束用ロープ１は、素材の材質を限定するものではないが、特にポリエチレン製のロープを素材として使用すると書籍、雑誌、新聞等の結束物５を再生資源として提供する場合、結束用ロープ１を取り除く必要はないので好都合である。
最初にこの結束用ロープ１の作り方を説明する。所定の長さの１本のロープを２つ折りにし、ロープの両端に形成される縛り部４，４となる長さ分を残して結び目３を作る。またこの状態で大きな輪となったロープは８字状となるように、結び目３を作る、この２つからなる輪２，２の大きさは、ほぼ同じ円周となるように結び目３を形成する、なお、この例では、１本のロープで説明したが２本のロープを用いて８字状にしても良い。

図２は結束用ロープ１の上に結束物５を載せて縛る準備に入る状態を示す平面図である、この例では、結束物５である新聞紙を２つ折にして幅２７ｃｍ、長さ４１ｃｍ、高さ２０ｃｍに重ねた、この新聞紙を縛るために、１本のロープを用いて一つの輪２の円周長さが１０８ｃｍである輪２，２を２つ作り８字状にした、そしてロープの交点であると対称となる位置にはロープの両端に形成される縛り部４，４を結び目３により形成した。上記の通り作成した結束用ロープ１の８字状の交点である結び目３上に新聞紙を載せて８字状の２つの輪２，２を上面で引き寄せる。

引き寄せられた８字状の２つの輪２，２は、図３に示すように一方の輪２に形成された縛り部４のロープを相手側の輪２の中をくぐらせて新聞紙の束の上面において縛り、２つの輪２，２を連結することで結束が完了する。このように結束することで簡単に新聞紙を縛ることができ、縛られた新聞紙は、状下面のほぼ中央部の結び目３、３によりずれることなく結束状態が保たれる。

１ 結束用ロープ
２ 輪
３ 結び目
４ 縛り部
５ 結束物

Claims (1)

1. 結束物を縛る結束用ロープであって、８字状になるよう結び目を作ると共に８字状を形成する２つの輪は、ほぼ同一の円周長さであり、更に少なくとも一方輪の円周上であって、２つの輪の交点の対象の位置に縛り部を設けたことを特徴とする結束用ロープ。

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