JP3178000B2 - 芳香族多価アルコールの製造方法 - Google Patents

芳香族多価アルコールの製造方法

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  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、芳香族多価アルコール
の製造方法に関する。芳香族多価アルコ−ルは、ポリエ
ステル及びポリウレタン等の合成樹脂原料、特に耐熱性
を要求される合成樹脂原料として有用な物質である。
【0002】
【従来の技術】脂肪族カルボン酸エステルを接触水素化
分解して対応する脂肪族高級アルコ−ルを製造する技術
は知られており、当該反応の触媒として銅−クロム酸化
物を主体とするいわゆるアドキンス型触媒を用い、高
温、高圧下で反応する方法が一般的である(油脂化学協
会誌、第3巻、第2号、第30〜38頁 (1954))。しかし
ながら、上記の方法をそのまま芳香族多価カルボン酸エ
ステルの水素化分解反応に適用した場合には、目的物で
ある芳香族多価アルコ−ルが更に還元されて芳香族炭化
水素が多量に副生する(J.Am.Chem.Soc.,70,229 (194
8))。
【0003】この副反応を抑制するために、これまでに
各種の触媒系が提案されている(特公昭47-22814号、特
公昭47-35419号、特公昭49-31435号)が、これらの方法
では芳香族多価カルボン酸エステルの転化率が低く、芳
香族多価アルコールの収率が低いのでその改善が望まれ
ていた。ちなみに、上記の提案においては、原料である
芳香族多価カルボン酸エステルを構成するアルコール成
分として炭素数4以下の脂肪族アルコールが挙げられて
いるものの、実施例として具体的に挙げられたものはエ
チルアルコールのみであり、アルコール成分の構造が本
反応に如何に重要な影響を及ぼすかについては認識され
ていなかった。
【0004】かかる欠点を解消する方法として、炭素数
が6以上のアルカンから誘導される1価アルコ−ルと芳
香族多価カルボン酸とのエステルを原料に用いる方法
(特開平1-294645号)が提案されている。しかしなが
ら、この方法では、エステルの転化率、アルコールの選
択性が改善されているものの、まだ満足し得る水準には
達していない。又、エステルのアルコール成分として比
較的高分子量(炭素数6以上)のアルコールを用いてい
ることに起因して原料エステルの重量当たり得られる芳
香族多価アルコールの得量が少ないため、生産性が悪く
なり経済的でないことから、芳香族多価アルコールの工
業的な製造方法としては、尚、改善の余地が認められ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明者らは、芳香族
多価アルコ−ルの収率及び生産性を改善すべく鋭意検討
の結果、原料エステルを構成するアルコ−ル成分の構造
及びその鎖長が反応性に特別な効果を示すことを見い出
した。即ち、分岐構造を有するアルコール成分からなる
芳香族多価カルボン酸エステルを原料とすることによ
り、(1)反応性及び選択性が大幅に改善されること、
(2)かかる効果は、アルコール成分の炭素数が比較的
小さい特定範囲のものにおいて顕著であるため、原料の
重量当たり得られる芳香族多価アルコールの得量が高
く、良好な生産性が達成し得ることを見い出した。本発
明は、かかる知見に基づいて完成するに至ったものであ
る。
【0006】本発明は、原料エステルの良好な転化率及
び選択率を具備するとともに、極めて高い生産性を有す
る芳香族多価アルコールの新規有用な工業的製造方法を
提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係る芳香族多価
アルコールの製造方法は、芳香族多価カルボン酸エステ
ルを触媒の存在下に接触水素化分解して芳香族多価アル
コールを製造するに際し、芳香族多価カルボン酸エステ
ルを構成するアルコール成分として炭素数3〜5を有す
る分岐状の脂肪族1価アルコ−ルを用いることを特徴と
する。
【0008】本発明に係る芳香族多価カルボン酸エステ
ルは、芳香族多価カルボン酸あるいはその酸無水物を酸
成分とし、炭素数が3〜5の分岐を有する脂肪族1価ア
ルコ−ルをアルコール成分として触媒の存在下にエステ
ル化することにより製造される化合物である。尚、かか
る化合物は、芳香族多価カルボン酸エステルと所定のア
ルコ−ルとのエステル交換反応等、公知の方法によって
も製造される。
【0009】本発明に係るアルコ−ル成分としては、1
級、2級及び3級アルコ−ルのいずれでも使用できる
が、エステル化の容易な1級及び2級アルコ−ルがより
好ましい。具体的には、イソプロパノ−ル、1−メチル
−1−プロパノ−ル、イソブタノ−ル(2−メチル−1
−プロパノ−ル)、1−メチル−1−ブタノ−ル、2−
メチル−1−ブタノ−ル、3−メチル−1−ブタノ−
ル、1−エチル−1−プロパノ−ル、2,2−ジメチル
−1−プロパノ−ル、1,2−ジメチル−1−プロパノ
−ル等が例示され、中でもイソプロパノ−ル、イソブタ
ノ−ル、2−メチル−1−ブタノ−ル、3−メチル−1
−ブタノ−ル、2,2−ジメチル−1−プロパノ−ルが
例示される。このアルコール成分は、単独で又は2種以
上を適宜組み合わせて用いられる。
【0010】アルコール成分として直鎖1級アルコ−ル
を用いた場合には、直鎖1級アルコ−ルの炭素数に関係
なくエステルの転化率及びアルコ−ルの選択率が著しく
低く、芳香族多価アルコ−ルの収率が悪い。又、炭素数
が6以上の分岐アルコ−ルを原料アルコールとした場合
には、エステルの転化率及びアルコ−ルの選択率が改善
されるものの充分ではなく、更にかかるアルコール成分
が比較的高分子量であるため目的生成物の得量が低く、
生産性を改善することもできない。
【0011】酸成分である芳香族多価カルボン酸として
は、フタル酸、イソフタル酸、テレフタル酸、1,2,
3−ベンゼントリカルボン酸、1,2,4−ベンゼント
リカルボン酸,1,3,5−ベンゼントリカルボン酸、
1,2,3,4−ベンゼンテトラカルボン酸、1,2,
3,5−ベンゼンテトラカルボン酸、1,2,4,5−
ベンゼンテトラカルボン酸、2,6−ナフタレンジカル
ボン酸、2,7−ナフタレンジカルボン酸、4,4’−
ジフェニルジカルボン酸、4,4’−ジフェニルエ−テ
ルジカルボン酸等が例示される。
【0012】本発明にかかる水素化分解用触媒として
は、公知の水素化分解用触媒が用いられ、好ましい触媒
として、亜鉛、銅、亜鉛−クロム、銅−クロム、亜鉛−
銅−クロム及びこれらの酸化物から選ばれた1種又は2
種以上の混合触媒並びにこれらのモリブデン、タングス
テン、マグネシウム、バリウム、アルミニウム、カルシ
ウム、ジルコニウム、マンガン、ニッケル及びこれらの
酸化物等による変性物が例示される。
【0013】具体的には、亜鉛−クロム−銅酸化物、亜
鉛−クロム−銅−マグネシウム酸化物、亜鉛−クロム−
銅−バリウム酸化物、亜鉛−銅酸化物、亜鉛−銅−マグ
ネシウム酸化物、亜鉛−銅−アルミニウム酸化物、銅−
クロム酸化物、銅−クロム−マグネシウム酸化物、銅−
クロム−バリウム酸化物、銅−クロム−マンガン酸化
物、銅−クロム−バリウム−マンガン酸化物等が好まし
い。
【0014】更に、上記金属及び金属酸化物以外に、ケ
イソウ土、白土、グラファイト等の成形助剤を添加した
触媒や上記の酸化物担体に担体重量が90重量%以下の
範囲で担持させた触媒等が利用できる。
【0015】これらの触媒は、そのまま用いることもで
きるが、使用する前に還元処理等の適当な活性化処理を
した後で反応に供することもできる。
【0016】触媒の形態は、得に限定されず、その反応
形態に応じて粉末状、タブレット状等適宜選択して使用
される。
【0017】水素化分解反応の形態としては、粉末触媒
による回分あるいは連続の懸濁反応及びタブレット触媒
等を用いた固定床反応としても行うことができる。
【0018】水素化分解反応の条件は、原料となる芳香
族多価カルボン酸エステルの種類や触媒の種類によって
適宜選択し得るが、一般的には次のような条件が提示で
きる。
【0019】反応温度は、60〜200℃程度、好まし
くは60〜150℃である。200℃を越えると副反応
が優先し、60℃未満では反応速度が遅くなり実用的で
ない。
【0020】当該反応は、一般に水素分圧が高いほど容
易に進行するが、余り高圧となると特殊な耐圧設備が必
要となって経済的ではなく、実用的には50Kg/cm2
以上、特に100〜300Kg/cm2G程度の水素分圧と
することが好ましい。
【0021】本反応に用いる水素ガスは、必ずしも高純
度である必要はなく、水素化分解反応に影響を与えない
窒素やメタン等が含まれていても良い。
【0022】本反応は溶媒を用いなくても実施できる
が、一般には溶媒を使用することが好ましい。
【0023】溶媒の種類としては、本反応に悪影響を与
えない限り特に限定されず、具体的にはアルコ−ル類、
エ−テル類、炭化水素類等が例示される。特に、イソプ
ロパノ−ル、イソブタノ−ル、メタノ−ル、エタノ−
ル、エチレングリコ−ル、エチレングリコ−ルモノメチ
ルエ−テル等が好ましい。
【0024】かくして得られた反応物は、通常、蒸留に
より製品の芳香族多価アルコ−ルと反応溶媒及び副生す
るアルコ−ルに分離される。副生したアルコ−ルは、精
製された後、芳香族多価カルボン酸とのエステル化反応
に循環再使用される。
【0025】
【実施例】以下に実施例を掲げ、本発明を具体的に説明
する。
【0026】実施例1 電磁式攪拌機を備えた300mlのオ−トクレ−ブに、テ
レフタル酸ジイソブチル12g、イソブタノ−ル48
g、亜鉛−クロム−銅酸化物触媒(酸化亜鉛50重量
%、酸化クロム20重量%、酸化銅30重量%、粉末)
12gを仕込み、系を水素で置換した後、水素で加圧
し、120℃、200Kg/cm2Gで5時間反応した。触
媒を濾別し、溶媒及び副生したイソブタノ−ルを留去し
て反応生成物5.9gを得た。このものの組成をガスク
ロマトグラフィーにより測定したところ、以下のとおり
であり、未反応のテレフタル酸ジイソブチルは検出され
なかった 。 p−メチルベンジルアルコ−ル 5.3% p−キシリレングリコ−ル 93.2% p−ヒドロキシメチル安息香酸イソブチル 0.5% その他 1.0% これよりp−キシリレングリコールの収量は5.5g
(収率92.3%)である。これは、原料エステル1Kg
当たり458gに相当する。
【0027】実施例2 亜鉛−クロム−銅触媒の代わりに、銅−クロム酸化物触
媒(酸化銅49重量%、酸化クロム48重量%、酸化マ
ンガン3重量%、粉末)を用い反応温度を80℃とした
以外は、実施例1と同様にして5.9gの反応生成物を
得た。このものの組成は以下のとおりであり、未反応の
テレフタル酸ジイソブチルは検出されなかった。 p−メチルベンジルアルコ−ル 6.6% p−キシリレングリコ−ル 92.2% p−ヒドロキシメチル安息香酸イソブチル 0.3% その他 0.9% これよりp−キシリレングリコールの収量は5.4g
(収率90.6%)である。これは、原料エステル1Kg
当たり450gに相当する。
【0028】実施例3 テレフタル酸ジイソブチルの代わりに、テレフタル酸ジ
イソプロピルを用い、触媒を亜鉛−銅酸化物触媒(酸化
亜鉛65重量%、酸化銅35重量%、粉末)に代えた以
外は実施例1と同様にして6.5gの反応生成物を得
た。このものの組成は以下のとおりであり、未反応のテ
レフタル酸ジイソプロピルは検出されなかった。 p−メチルベンジルアルコ−ル 7.6% p−キシリレングリコ−ル 91.1% p−ヒドロキシメチル安息香酸イソプロピル 0.1% その他 1.2% これよりp−キシリレングリコールの収量は5.9g
(収率89.1%)である。これは、原料エステル1Kg
当たり492gに相当する。
【0029】実施例4 亜鉛−クロム−銅触媒の代わりに、酸化マグネシウムを
含む銅−クロム酸化物触媒(酸化銅30重量%、酸化ク
ロム10重量%、酸化マグネシウム60重量%、粉末)
を用いた以外は実施例1と同様にして5.9gの反応生
成物を得た。このものの組成は以下のとおりであり、未
反応のテレフタル酸ジイソブチルは検出されなかった。 p−メチルベンジルアルコ−ル 4.6% p−キシリレングリコ−ル 94.2% p−ヒドロキシメチル安息香酸イソブチル 0.5% その他 0.7% これよりp−キシリレングリコールの収量は5.6g
(収率94.0%)である。これは、原料エステル1Kg
当たり467gに相当する。
【0030】実施例5 亜鉛−クロム−銅触媒の代わりに、銅−モリブデン−ア
ルミニウム酸化物触媒(酸化銅30重量%、酸化モリブ
デン20重量%、酸化アルミニウム50重量%、粉末)
を用いた以外は実施例1と同様にして5.8gの反応生
成物を得た。このものの組成は以下のとおりであり、未
反応のテレフタル酸ジイソブチルは検出されなかった。 p−メチルベンジルアルコ−ル 15.2% p−キシリレングリコ−ル 80.6% p−ヒドロキシメチル安息香酸イソブチル 1.2% その他 3.0% これよりp−キシリレングリコールの収量は4.7g
(収率78.9%)である。これは、原料エステル1Kg
当たり392gに相当する。
【0031】比較例1 テレフタル酸ジイソブチルの代わりに、n−ブタノール
(炭素数4の直鎖状アルコール)をアルコール成分とし
て調製されるテレフタル酸ジブチルを用いた以外は、実
施例1と同様にして6.6gの反応生成物を得た。この
ものの組成は以下のとおりであった。 p−メチルベンジルアルコ−ル 18.8% p−キシリレングリコ−ル 16.7% p−ヒドロキシメチル安息香酸ブチル 15.6% テレフタル酸ジブチル 37.6% その他 11.3% これよりp−キシリレングリコールの収量は1.1g
(収率18.5%)である。これは、原料エステル1Kg
当たり92gに相当する。
【0032】比較例2 テレフタル酸ジイソブチルの代わりに、2−エチルヘキ
サノール(炭素数8の分岐状アルコール)をアルコール
成分として調製されるテレフタル酸ジ(2−エチルヘキ
シル)を用いた以外は実施例1と同様にして4.1gの
反応生成物を得た。このものの組成は以下のとおりであ
った。 p−メチルベンジルアルコ−ル 23.4% p−キシリレングリコ−ル 70.4% p−ヒドロキシメチル安息香酸(2−エチルヘキシル) 0.6% テレフタル酸ジ(2−エチルヘキシル) 0.5% その他 5.1% これよりp−キシリレングリコールの収量は2.9g
(収率68.2%)である。これは、原料エステル1Kg
当たり242gに相当する。
【0033】比較例3 テレフタル酸ジイソブチルの代わりに、メタノール(炭
素数1の直鎖状アルコール)をアルコール成分として調
製されるテレフタル酸ジメチルを用いた以外は実施例1
と同様にして11.6gの反応生成物を得た。このもの
の組成は以下のとおりであった。 p−メチルベンジルアルコ−ル 5.3% p−キシリレングリコ−ル 0.6% p−ヒドロキシメチル安息香酸メチル 5.3% テレフタル酸ジメチル 85.5% その他 3.3% これよりp−キシリレングリコールの収量は0.07g
(収率0.8%)である。これは、原料エステル1Kg当
たり6gに相当する。
【0034】
【発明の効果】本発明方法を適用することにより、原料
エステルの良好な転化率及び選択率を具備するととも
に、目的とする芳香族多価アルコールを収率良く、高い
生産性で工業的に製造することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−221330(JP,A) 特公 昭49−31435(JP,B1) 特公 昭49−32188(JP,B1) Soai,K.,et.al.,”M ixed solvents cont aining methanol as useful reaction m edia for unique ch emoselective reduc tions within lithi um borohydride”J.O rg.Chem.,Vol.51,No. 21,1986年,第4000−4005頁 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C07C 29/149 C07C 33/26 CASREACT(STN)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 芳香族多価カルボン酸エステルを触媒の
    存在下に接触水素化分解して芳香族多価アルコールを製
    造するに際し、芳香族多価カルボン酸エステルを構成す
    るアルコール成分として炭素数3〜5を有する分岐状の
    脂肪族1価アルコ−ルを用いることを特徴とする芳香族
    多価アルコ−ルの製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
Soai,K.,et.al.,"Mixed solvents containing methanol as useful reaction media for unique chemoselective reductions within lithium borohydride"J.Org.Chem.,Vol.51,No.21,1986年,第4000−4005頁

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