JP3177897U - 車椅子用室内クレーン - Google Patents

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Abstract

【課題】自動車の車室内に取り付けられて車椅子を昇降して積み降ろしを行うことが可能な車椅子用室内クレーンを提供する。
【解決手段】自動車の車室内壁に取り付けられるか又は車室内壁近傍に固定支持されるブラケット2と、ブラケット2によって回動自在に支持される折り畳み式のアーム3と、折り畳み式アーム3の先端部に設けられた吊り上げ部4と、吊り上げ部4により巻き取られる又は繰り出される牽引部材5と、牽引部材5の先端に取り付けられる車椅子への引っ掛け部材6とを備え、第3者の補助無しで運転者は車椅子の車内への格納及び車外から路上への設置が可能である。
【選択図】図1

Description

本考案は、自動車の車体内に取り付けられて車椅子を昇降して積み降ろしを行う車椅子用室内クレーンに関する。
身体障害者用運転装置を装備した自動車が従来より普及している。この場合、車椅子から自動車の運転席に身体障害者が移動した後の車椅子の処理が問題となり、第3者の補助無しで車椅子を自動車内に積み込み可能であることが望ましい。
本考案はこうした状況を認識してなされたものであり、その目的は、自動車の車室内に取り付けられて車椅子を昇降して積み降ろしを行うことが可能な車椅子用室内クレーンを提供することにある。
本考案のある態様は、車椅子用室内クレーンである。この車椅子用室内クレーンは、自動車の車室内壁に取り付けられるか又は車室内壁近傍に固定支持されるブラケットと、
前記ブラケットによって回動自在に支持され、かつ後部乗降口より外部に引出自在な折り畳み式のアームと、
前記折り畳み式アームの先端部に設けられた吊り上げ部と、
前記吊り上げ部により巻き取られる又は繰り出される牽引部材と、
前記牽引部材の先端に取り付けられる車椅子への引っ掛け部材とを備える。
前記態様において、前記折り畳み式アームは、前記ブラケットで回動自在に支持される第1のアーム部と、前記第1のアーム部に回動自在に連結される第2のアーム部とからなり、前記第2のアーム部の先端部に前記吊り上げ部が設けられているとよい。
前記態様において、前記折り畳み式アームを折り畳んだ状態で保持するロック機構が設けられているとよい。
前記態様において、前記ブラケットが運転席ドアで開閉される前部乗降口と後部スライドドアで開閉される後部乗降口との間のセンターピラーに取り付けられているとよい。
前記態様において、前記ブラケットが運転席ドアで開閉される前部乗降口と後部スライドドアで開閉される後部乗降口との間のセンターピラーの近傍に固定支持されているとよい。
なお、以上の構成要素の任意の組合せもまた、本考案の態様として有効である。
本考案に係る車椅子用室内クレーンによれば、自動車の車室内に取り付けられて車椅子を昇降して積み降ろしを行うことができる。つまり、運転者は車椅子から運転席に移動後、第3者の補助を受けずに車椅子用室内クレーンを利用して車椅子を車室内に引き上げることができる。また、運転者は運転席において車椅子用室内クレーンを操作して、第3者の補助を受けずに車椅子を車室内から路上に降ろすことができ、路上に降ろした車椅子に運転席から移動することが可能である。
本考案に係る車椅子用室内クレーンの実施の形態を示す分解斜視図。 前記車椅子用室内クレーンを車室内に取り付けた状態であって、車室内側より見た斜視図。 前記車椅子用室内クレーンを車外よりみた動作説明図。 前記車椅子用室内クレーンの折り畳み式アームを折り畳み状態に係止するロック機構の斜視図。 前記ロック機構の分解斜視図。
以下、図面を参照しながら本考案の好適な実施の形態を詳述する。なお、各図面に示される同一または同等の構成要素、部材等には同一の符号を付し、適宜重複した説明は省略する。また、実施の形態は考案を限定するものではなく例示であり、実施の形態に記述されるすべての特徴やその組み合わせは必ずしも考案の本質的なものであるとは限らない。
図1乃至図3において、車椅子用室内クレーン1は、図3の自動車20の車室25内壁に取り付けられるブラケット2と、ブラケット2によって回動自在に支持される折り畳み式のアーム3と、折り畳み式アーム3の先端部に設けられた吊り上げ部4と、吊り上げ部4により巻き取られる又は繰り出される牽引部材5(ベルト、ロープ、チェーン等)と、牽引部材5の先端に取り付けられる車椅子への引っ掛け部材(フック)6とを備えている。
自動車20は後部乗降口32を開閉する後部ドアがスライドドア22であり、図2、図3のようにブラケット2が運転席ドア(図示省略)で開閉される前部乗降口31と後部スライドドア22で開閉される後部乗降口32との間のセンターピラー21に取り付けられている。
折り畳み式アーム3は、ブラケット2にピン7等で取り付けられて回動自在に支持される第1のアーム部3aと、第1のアーム部3aにボルト8(又はピン等)で回動自在に連結される第2のアーム部3bとからなり、第2のアーム部3bの先端部に吊り上げ部4が設けられている。折り畳み式のアーム3には、折り畳んだ状態で保持するロック機構11が付加されている。
図4及び図5はロック機構11を示す。ロック機構11は吊り上げ部4の第1のアーム部3aに対面する側に取付金具12で固定された係止ピン13と、車室25内壁側に固定される取付板14に枢着された(回転自在に取り付けられた)フック15とを有している。フック15はスプリング16で係止ピン13に引っ掛かる向きに付勢されており、かつ取付板14に形成されたストッパ14aで回動範囲が規制されている。フック15には操作つまみ17が先端に設けられた操作ロッド18が溶接等で固着されている。取付板14やフック15の大部分は保護カバー19で囲まれており、取付板14は保護カバー19とともに車室25の内壁側に固定されている。
そして、図4の矢印Pのように吊り上げ部4を移動させて折り畳み式のアーム3を折り畳み、フック15の先端斜面に係止ピン13を押し当てれば、フック15は一旦後退した後に仮想線のように係止ピン13に引っ掛かり、ロック状態となる。
ロック状態の解除は、操作つまみ17を矢印Q方向に操作し、スプリング16の弾性力に抗してフック15を係止ピン13から後退する向きに回動させることで行うことができる。
吊り上げ部4は自動車20のバッテリーを電源として駆動されるモータを内蔵しており、延長コード9を介して吊り上げ部4に接続された操作スイッチ10でモータが正回転又は逆回転する。具体的には、操作スイッチ10の上昇(UP)ボタン10aを押している間はモータは正回転してベルト、ロープ、チェーン等の牽引部材5を巻き取り、下降(DN)ボタン10bを押している間はモータは逆回転して牽引部材5を繰り出す。
図3を用いて車椅子用室内クレーン1の動作説明を行う。使用する車椅子は幅が狭くなるように折り畳める構造とする。
車椅子上の運転者が自動車20の前部ドア及び後部スライドドア22を開き、車椅子40から前部乗降口31を経て自動車20の運転席23に移動した後、図2のように折り畳まれて車室25内に収容されている折り畳み式のアーム3のロックを外し(ロック機構11の係止ピン13からフック15を外し)、第1のアーム部3aと第2のアーム部3bを図3のように略一直線に伸ばし、吊り上げ部4を後部乗降口32から車外に移動させる。それから、図1の操作スイッチ10の下降(DN)ボタン10bを押して吊り上げ部4から牽引部材5を繰り出し、折り畳まれた引っ掛け部材6を車椅子40に引っ掛け可能な位置に下げ、引っ掛け部材6を車椅子40に引っ掛ける。
その後、図1の操作スイッチ10の上昇(UP)ボタン10aを押して牽引部材5を巻き取り、車椅子40を後部座席24の高さまで吊り上げ、第1のアーム部3aと第2のアーム部3bを図2のように折り畳むことで、車椅子40を後部乗降口32を経て車室25内に格納し、後部スライドドア22を閉める(自動車20の自動開閉機能を利用して運転席の運転者が行う)。そして、第1のアーム部3aと第2のアーム部3bをロック機構11で折り畳み状態にロックする(ロック機構11の係止ピン13をフック15で係止する)。
運転席23の運転者が車椅子40上に座る動作は、上記の逆で、折り畳まれた車椅子40を車内に格納した状態から、折り畳み式のアーム3のロックを外し、第1のアーム部3aと第2のアーム部3bを略一直線に伸ばして後部乗降口32から車椅子40を車外に出し、図1の操作スイッチ10の下降(DN)ボタン10bを押して吊り上げ部4から牽引部材5を繰り出して車椅子40を路上に降ろす。その後、引っ掛け部材6を車椅子40から外してから牽引部材5を必要に応じて巻き取り、第1のアーム部3aと第2のアーム部3bを折り畳んで車室25内に格納してロック機構11で折り畳み状態にロックする。
本実施の形態によれば、下記の通りの効果を奏することができる。
(1) 運転者は車椅子40から運転席23に移動後、第3者の補助を受けずに車椅子用室内クレーン1を利用して車椅子40を車室内に吊り上げて格納することができる。また、運転者は運転席23において車椅子用室内クレーン1を操作して、第3者の補助を受けずに車椅子40を車室内から路上に降ろすことができ、路上に降ろした車椅子40に運転席から移動することが可能である。
(2) 車椅子用室内クレーン1を装着するための自動車20側の加工はブラケット2の取付加工のみであり、自動車20の改造費用が少なくて済む。
以上、実施の形態を例に本考案を説明したが、実施の形態の各構成要素には請求項に記載の範囲で種々の変形が可能であることは当業者に理解されるところである。以下、変形例について触れる。
車椅子用室内クレーン1のブラケット2を自動車の車室内壁(センターピラー内側)に直接取り付けることが困難な場合、車室内壁(センターピラー内側)近傍を通るように支柱を車室内に立設し、この支柱にブラケット2を固定一体化した構造も可能である。
1 車椅子用室内クレーン
2 ブラケット
3 折り畳み式のアーム
3a 第1のアーム部
3b 第2のアーム部
4 吊り上げ部
5 牽引部材
10 操作スイッチ
11 ロック機構
20 自動車
40 車椅子

Claims (5)

  1. 自動車の車室内壁に取り付けられるか又は車室内壁近傍に固定支持されるブラケットと、
    前記ブラケットによって回動自在に支持され、かつ後部乗降口より外部に引出自在な折り畳み式のアームと、
    前記折り畳み式アームの先端部に設けられた吊り上げ部と、
    前記吊り上げ部により巻き取られる又は繰り出される牽引部材と、
    前記牽引部材の先端に取り付けられる車椅子への引っ掛け部材とを備える車椅子用室内クレーン。
  2. 前記折り畳み式アームは、前記ブラケットで回動自在に支持される第1のアーム部と、前記第1のアーム部に回動自在に連結される第2のアーム部とからなり、前記第2のアーム部の先端部に前記吊り上げ部が設けられている、請求項1記載の車椅子用室内クレーン。
  3. 前記折り畳み式アームを折り畳んだ状態で保持するロック機構が設けられている、請求項1又は2記載の車椅子用室内クレーン。
  4. 前記ブラケットが運転席ドアで開閉される前部乗降口と後部スライドドアで開閉される後部乗降口との間のセンターピラーに取り付けられている、請求項1,2又は3記載の車椅子用室内クレーン。
  5. 前記ブラケットが運転席ドアで開閉される前部乗降口と後部スライドドアで開閉される後部乗降口との間のセンターピラーの近傍に固定支持されている、請求項1,2又は3記載の車椅子用室内クレーン。
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