JP3177638B2 - サブマージアーク溶接用溶融型フラックス - Google Patents

サブマージアーク溶接用溶融型フラックス

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州司郎 長島
昌志 浅野
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、鋼管のスパイラル
製管での内面傾斜多電極サブマージアーク溶接に使用さ
れるサブマージアーク溶接用溶融型フラックスに関す
る。
【0002】
【従来の技術】スパイラル鋼管の製造では、スパイラル
状に成形される帯鋼の突き合わせ部が多電極サブマージ
アーク溶接により接合される。このスパイラル製管溶接
や鋼管の円周溶接では、上り坂や下り坂の位置で溶接を
行う必要があるために、アンダーカットやビート中央部
の中凹みといった溶接欠陥が本質的に生じやすいという
欠点がある。特に、スパイラル製管溶接では、溶接プー
ル内の溶融スラグや溶融金属が溶接線に沿ってある角度
をもって流動するために、これらの溶接欠陥が発生しや
すい。
【0003】図1はスパイラル製管溶接(内面溶接)で
のビード形状を示す断面図であり、(a)はビード形状
を表すパラメータ、(b)は溶接欠陥の種類、(c)は
実際の健全・不健全なビードを示す。スパイラル製管溶
接では、上述した理由により、オーバーラップやアンダ
ーカットが発生しやすく(c−1)、内面溶接ではコー
ンケーブと呼ばれる中凹みが大きくなりやすい(c−
3)。この傾向は、溶接速度が速くなるほど顕著とな
り、特に内面溶接ではコーンケーブが深くなり、場合に
よっては母材よりも低くなるアンダービードとなるた
め、溶接速度には限界があった。
【0004】これらの溶接欠陥を防止する方法として、
従来は溶接条件や溶接位置のコントロール、更にはフラ
ックス成分としてTiO2 、CaF2 、Al2 3 、M
nOを適量添加することが行われてきた。例えば、特公
平1−31995号公報に記載された2電極サブマージ
アーク溶接法では、これらのフラックス成分量を総合的
に管理することにより、溶接欠陥の発生を抑えて高速化
が図られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら従来技術
では、例えば厚さ9mmのスパイラル製管に使用される
2電極サブマージアーク溶接の場合、4.0m/分以上
の溶接速度ではコーンケーブが大きくなったり、アンダ
ーカットやオーバーラップが発生するため、これ以上の
高速化は困難であった。この理由は溶融スラグの高温物
性としての凝固速度がコントロールされていないことに
よる。
【0006】即ち、従来技術でも、溶融スラグの粘度は
フラックス成分により一応コントロールされている。こ
の粘度は溶接欠陥の発生を抑えるためには、基本的には
高いほうがよい。しかし、溶融スラグの粘度を上昇させ
るために例えばSiO2 を多くすると、溶融スラグの凝
固速度が遅くなり、その流動状態が長時間続くことか
ら、所謂ガラス化現象が起き、その結果、溶融スラグの
粘度が高くても溶融金属の垂れ落ちが発生し、ビードの
中凹みが大きくなる。またアンダーカットやオーバーラ
ップも発生しやすくなる。
【0007】ただし、溶融スラグの凝固速度が速すぎる
場合は、ポックマークやピンホール、スラグ巻き込みと
いった欠陥が発生しやすくなる。
【0008】本発明の目的は、溶融スラグの高温物性と
しての粘度及び凝固速度を総合的に管理することによ
り、溶融スラグの流動性を厳密にコントロールし、合わ
せて優れた溶接作業性を確保することにより、高速溶接
での溶接ビードの健全性を確保して、溶接速度の大幅向
上を可能にするサブマージアーク溶接用溶融型フラック
スを提供することある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明者らは高速溶接時におけるビード形状とフラ
ックス組成、溶融スラグの高温物性との関係を総合的に
調査し、高速溶接に最適なこれらの関係を検討した。特
に、円周溶接やスパイラル製管溶接におけるサブマージ
アーク溶接において重要なことは、溶融金属の流動を如
何に安定化し、溶接欠陥のない健全な溶接部を得るかに
ある。
【0010】上記検討の結果、本発明者らは溶融スラグ
の高温物性(特に粘度及び凝固速度)がビード形状に大
きな影響を与え、内面溶接におけるコーンケーブの抑制
に対しては、フラックス組成としてTiO2 とZrO2
を複合添加することにより、大きな効果が得られること
を見い出した。
【0011】図2はスラグの粘性特性がビード形状に及
ぼす影響を示すスラグの粘性曲線図である。A,B,
F,Iは後述する実施例で使用されたフラックス番号に
対応する。溶接はスパイラル製管溶接(内面溶接)にお
ける傾斜姿勢での2電極サブマージアーク溶接であり、
溶接速度は4.5m/分という高速である。
【0012】フラックスBを使用した場合は、溶融スラ
グの粘性は低く、且つ凝固速度も遅い。その結果、ビー
ド形状は、コーンケーブが深く、且つアンダーカット及
びオーバーラップが生じたものとなる。更に、溶接線方
向でビード表面が凸凹となるハンピングビードとなる。
フラックスAを使用した場合は、溶融スラグの粘度は高
い。しかし、凝固速度は依然として遅い。その結果、ハ
ンピングビードは生じないものの、コーンケーブは深
く、且つアンダーカット及びオーバーラップを生じる。
【0013】これらに対し、フラックスIを使用した場
合は、溶融スラグの粘度はA,Bの中間程度であるが、
凝固速度は速い。その結果、ビード形状はコーンケーブ
が浅く、且つアンダーカットもオーバーラップも生じな
い良好なものとなった。ただし、凝固速度が速くても、
フラックスFを使用した場合のように、粘度が極端に上
がると、顕著なハンピングビードが生じる。
【0014】一方、図3はフラックス成分がスラグの粘
性特性に及ぼす影響を示すスラグの粘性曲線図である。
前述したように、高SiO2 系のフラックスは溶融スラ
グの凝固速度を遅くする。中SiO2 系でTiO2 を加
えた場合は、中SiO2 系であるにもかかわらず、高S
iO2 系より高い粘度が得られる。しかし、フラックス
Iを使用した場合のような凝固速度の速い理想的な粘性
特性は未だ得られない。そこで、TiO2 とZrO2
複合添加を行うと、溶融スラグの粘性が更に上がると同
時に、その凝固速度が急激に高まり、その結果、理想的
な粘性特性が得られる。
【0015】このように、高速溶接で健全なビードを得
るためには、溶融スラグの粘度管理と合わせて凝固速度
の管理が重要であり、このためにはTiO2 とZrO2
の複合添加が有効となる。ただし、健全なビードは溶融
スラグの高温物性の管理だけでは得られず、スラグ剥離
性に代表される溶接作業性についても高い性能が要求さ
れる。しかし、ZrO2 はこの溶接作業性の確保にも有
効であり、その添加により高速溶接でも健全なビードが
得られることになる。
【0016】スラグの粘性特性は、図3に示される通
り、基本的には低粘性状態から高粘性状態へ移行するも
のとなり、その結果、二つの粘性曲線を組み合わせたも
のとなる。ここで、低粘性状態での粘性曲線の接線と高
粘性状態での粘性曲線の接線との交点におけるスラグ温
度を溶融スラグの凝固温度と定義すると、この凝固温度
は溶融スラグの凝固速度に対応するものとなる。
【0017】本発明者らは上記検討の結果、溶融スラグ
の高温物性としては、1300℃における粘度0.5〜
10ポイズ、凝固温度1100〜1400℃が好適なこ
とを見い出した。
【0018】本発明のサブマージアーク溶接用溶融型フ
ラックスは、上記知見に基づいて開発されたものであ
り、重量%でSiO2 :30〜50%、TiO2 :5〜
25%、MnO:5〜25%、Al2 3 :10%以
下、MgO:2〜10%、CaO:5〜20%、CaF
2 :2〜10%、ZrO2 :0.5〜10%を含み、且
つTiO2 +ZrO2 =10〜25%を満足し、残部が
主として不可避的不純物からなるものである。
【0019】このフラックスは、溶融スラグの高温物性
として1300℃における粘度0.5〜10ポイズ、凝
固温度1100〜1400℃を満足する。この粘度が低
すぎるとコーンケーブが大きくなってアンダービードを
生じ、ビード表面の凹凸が顕著となる。逆に高すぎると
アンダーカットが生じやすくなる。また、凝固温度が低
すぎるとアンダーカットとオーバーラップが発生し、高
すぎると不連続なハンピングビードを生じる。
【0020】本発明のサブマージアーク溶接用溶融型フ
ラックスは、鋼管のスパイラル製管溶接(内面溶接)に
おける傾斜姿勢での多電極サブマージアーク溶接に使用
される
【0021】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施形態を説明す
る。
【0022】本発明のサブマージアーク溶接用溶融型フ
ラックスでは、その成分組成が上記のように限定され
る。その限定理由は以下の通りである。
【0023】SiO2 :30〜50% SiO2 はフラックスの主成分であり、ガラス化を促進
すると共に、溶接アーク雰囲気中で溶鋼と反応して脱酸
作用を行う。一部は溶鋼中にSiとして留まる。SiO
2 が30%未満の場合、結晶化が生じやすく、スラグが
急速に固化してアーク熱により溶融した溶鋼の流動を抑
え、ビードが凸型となる。高速溶接の場合はハンピング
ビードとなりやすい。またSiO2 が50%を超える
と、スラグの粘性が高くなり、逆に凝固速度が遅く(凝
固温度が低く)なって、アンダーカットやハンピングビ
ードを生じやすい。
【0024】従って、SiO2 量は30〜50%とし
た。好ましくは32〜45%であり、更に好ましくは3
3〜40%である。32〜45%では高速溶接における
溶接ビードの形状が良好である。33〜40%では溶接
速度が従来の約2倍に相当する約6.0m/分の高速溶
接の場合も良好なビード形状が得られる。
【0025】MnO:5〜25% MnOもフラックスの主成分の一つである。これは溶接
時に一部が溶鋼と反応して脱酸作用を行う。一部はMn
として溶接金属中に留まる。このMnOはスラグの粘度
を下げ、凝固速度(凝固温度)を低下させる作用を有す
る。更に溶接ビード形状を滑らかにする作用も有する。
MnOが5%未満の場合は、溶接ビードが凸気味とな
り、アンダーカットやハンピングビードを生じる。また
25%を超えると、溶融スラグの粘度及び凝固速度(凝
固温度)が低下して、傾斜溶接の際に溶鋼が流動し、そ
の結果、ビード中央部が凹み、特に高速溶接時にはアン
ダーカットが生じる。
【0026】従って、MnO量は5〜25%とした。好
ましくは10〜20%であり、高速溶接のときは12〜
18%が特に好ましい。
【0027】CaO:5〜20% CaOは塩基性成分であり、フラックスの塩基度を調整
し、溶融スラグの粘度及び凝固速度(凝固温度)を高く
する作用がある。CaOが5%未満の場合は、CaOの
塩基度調整成分としての効果がなく、その結果、溶融ス
ラグは極端な酸性タイプとなって、溶接金属の酸素含有
量を高くし、その靱性を低下させる。また20%を超え
ると、フラックスの塩基度が高くなって、スラグの凝固
速度が速くなり、溶鋼の流動性が劣化する。
【0028】従って、CaO量は5〜20%とした。高
速溶接と溶接金属の靱性の点からは10〜20%が好ま
しい。
【0029】CaF2 :2〜10% CaF2 はスラグの粘度を低下させる効果が大きく、少
量でもスラグの粘度及び融点を低下させる。また溶接金
属の酸素量を低減し、靱性を向上させる作用がある。2
%未満ではこの効果を期待できない。10%を超えると
スラグの粘度が低くなりすぎて、高速溶接の際にコーン
ケーブが大きくなり、場合によっては溶接ビードの中央
部が母材より低くなるアンダービードを生じ、好ましく
ない。またスラグの剥離性も損なわれ、溶接作業性が劣
化する。従って、CaF2 量は2〜10%とした。
【0030】Al2 3 :10%以下 Al2 3 はフラックスの軟化温度を上昇させると共に
スラグの粘度を高める作用がある。10%を超えると粘
度及び凝固速度(凝固温度)が高くなりすぎてポックマ
ークが発生する。またビード形状も凸型になり、ビード
中央部が盛り上がった形となり、ビード外観を悪くす
る。従って、Al2 3 量は10%以下に制限し、0で
もよい。
【0031】MgO:2〜10% MgOは少量添加によって、ビード形状を整える効果が
ある。特にスパイラル製管溶接のように溶接金属の流動
が考えられる場合は非常に効果を期待できる。しかし、
10%を超えるとポックマークが発生し、一方2%未満
では効果を期待できない。従って、MgO量は2〜10
%とした。
【0032】TiO2 :5〜25% TiO2 は本発明での重要成分であり、スラグの粘度を
高めると共にスラグの凝固速度を著しく速める作用があ
る。スパイラル製管溶接のように溶接金属の流動が考え
られる場合はビード形状を整えるのに非常に大きな効果
を期待できる。しかし、25%を超えるとスラグの剥離
性が劣化し、逆にビード形状が悪化する。このため、T
iO2 の添加に依存するだけでは、4m/分以上の高速
溶接では良好なビード形状は得られない。一方、5%未
満ではビード形状を整える効果を期待できない。従っ
て、TiO2 量は5〜25%とした。好ましくは10〜
25%である。
【0033】ZrO2 :0.5〜10% ZrO2 はTiO2 と共に本発明での重要成分である。
ZrO2 はTiO2 と同様の作用を有しているが、その
効果はTiO2 よりも顕著であり、少量の添加でビード
形状を整える効果を有している。しかも、スラグの剥離
性の向上にも効果がある。このため、TiO2 と組み合
わせて添加することにより、4m/分以上の高速溶接で
も良好なビード形状が得られる。ZrO2 が1%未満の
場合はその効果を期待できない。また10%を超えると
溶接が不安定となり、ハンピングビードを生じる。
【0034】従って、ZrO2 量は0.5〜10%とし
た。好ましくは1〜5%である。なおTiO2 を添加せ
ず、ZrO2 の添加にのみ依存した場合は、必要な粘度
を確保しようとした場合、凝固速度が速くなりすぎ、ハ
ンピングビードが生じる。
【0035】TiO2 +ZrO2 =10〜25% 上述したように、TiO2 とZrO2 は複合添加される
ことにより、高速溶接でビード形状を整えるのに相乗的
効果を発揮する。合計量が10%未満ではその効果を期
待できず、25%を超えると溶接が不安定となり、ハン
ピングビードを生じる。従って、この合計量を10〜2
5%とした。
【0036】
【実施例】次に、本発明の実施例を示し、比較例と対比
することにより、その効果を明らかにする。
【0037】図4に示すスパイラル製管での内面傾斜2
電極サブマージアーク溶接を用いてフラックスの比較試
験を行った。製管条件は外径800mm、肉厚9mmで
ある。溶接条件を表1に示す。溶接速度は4.5m/分
である。また、使用したフラックスは表2に示す12種
類である。各フラックスを使用したときの溶融スラグの
高温物性及び溶接作業性を表3に示し、各溶接で得られ
たビード形状の調査結果を表4に示す。
【0038】
【表1】
【0039】
【表2】
【0040】
【表3】
【0041】
【表4】
【0042】
【表5】
【0043】表3,4から分かるように、本発明の成分
条件を満足するフラックスの使用により、溶融スラグの
高温物性として1300℃における粘度0.5〜10ポ
イズ、凝固温度1100〜1400℃が満足され、且つ
スラグ剥離性も優れる。その結果、スパイラル製管での
内面傾斜溶接であり、しかも4.5m/分という高速溶
接であるにもかかわらず、溶接ビード形状は健全なもの
となる。
【0044】表5は上記の2電極サブマージアーク溶接
で限界溶接速度を調査した結果を示す。板厚は先の9m
mと、これより厚い16mmとした。本発明の成分条件
を満足するフラックスの使用により、厚さ9mmのスパ
イラル製管に使用される2電極サブマージアーク溶接の
場合で4.0m/分以上の溶接速度が得られ、厚さ16
mmの場合でも2.5m/分以上の溶接速度が得られ
る。
【0045】
【発明の効果】以上に説明した通り、本発明のサブマー
ジアーク溶接用溶融型フラックスは、高速溶接でのコー
ンケーブやアンダーカット、オーバーラップ、スラグ巻
き込み等の発生を効果的に抑え、健全な溶接品質を得る
ことにより、厚さ9mmのスパイラル製管に使用される
2電極サブマージアーク溶接において4.0m/分以上
の高速溶接を可能にする。
【図面の簡単な説明】
【図1】スパイラル製管溶接(内面溶接)でのビード形
状を示す断面図であり、(a)はビード形状を表すパラ
メータ、(b)は溶接欠陥の種類、(c)は実際の健全
・不健全なビードを示す。
【図2】スラグの粘性特性がビード形状に及ぼす影響を
示すスラグの粘性曲線図である。
【図3】フラックス成分がスラグの粘性特性に及ぼす影
響を示すスラグの粘性曲線図である。
【図4】実施例で用いたスパイラル製管溶接(内面傾斜
2電極サブマージアーク溶接)の説明図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 長島 州司郎 兵庫県尼崎市扶桑町1番17号 住金溶接 工業株式会社内 (72)発明者 浅野 昌志 大阪府堺市出島西町2番地 住金大径鋼 管株式会社内 (72)発明者 田元 明 大阪府堺市出島西町2番地 住金大径鋼 管株式会社内 (56)参考文献 特開 昭59−10496(JP,A) 特開 平4−238694(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B23K 35/362 310

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鋼管のスパイラル製管での内面傾斜多電
    極サブマージアーク溶接に使用されるサブマージアーク
    溶接用溶融型フラックスであって、重量%でSiO2
    30〜50%、TiO2 :5〜25%、MnO:5〜2
    5%、Al23 :10%以下、MgO:2〜10%、
    CaO:5〜20%、CaF2 :2〜10%、Zr
    2 :0.5〜10%を含み、且つTiO2 +ZrO2
    =10〜25%を満足し、残部が主として不可避的不純
    物からなると共に、溶接熱により溶融したスラグの高温
    物性として、1300℃における粘度:0.5〜10ポ
    イズ、溶融スラグの凝固温度:1100〜1400℃を
    満足するサブマージアーク溶接用溶融型フラックス。
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