JP3177420U - スプリットリング - Google Patents

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Abstract

【課題】疑似餌と釣り糸とのあいだに介装されるスプリットリングを、ワイヤ材で形成される第一、第二リング部により構成するにあたり、釣り糸が絡み難く、切れにくい構成とする。
【解決手段】第二リング部3の周回り方向一部を外径側に突出させ、スプリットリング1に、同形に形成され、第一、第二リング部2、3が互いに密着する同形部SRと、異形に形成され、第三リング3が第二リング部2より外径側に突出して互いに径方向に離間する異形部DRとを形成するとともに、ワイヤ材の巻始め端1bと巻終わり端1cとを同形部SRにおいて近接対向せしめて、釣り糸4が結着される異形部DRの周回り方向両側の同形部SRを第一、第二リング部2、3が密着して、釣り糸4の移動を阻止する移動阻止部とする。
【選択図】図1

Description

本考案は、魚釣り用の疑似餌と釣り糸とのあいだに介装されるスプリットリングの技術分野に関するものである。
一般に、魚釣り用の疑似餌のアイに釣り糸を連結する場合に、疑似餌の自由な動きが実現するよう、疑似餌のアイにリング状のスプリットリングを連結し、該スプリットリングに釣り糸を結着するようにしている。この場合に、釣り糸や疑似餌は複雑に動くことが要求されることから、単純なリング状のスプリットリングに釣り糸を結着するとともに疑似餌のアイを連結した場合に、疑似餌が複雑に移動することによりアイが釣り糸に絡まったりすることがあるばかりでなく、スプリットリングのワイヤ切断部に釣り糸の結着部が移動して、結着部が切断部に擦れて切断したり、スプリットリングから外れてしまうような不具合が発生することがある。
そこで、リング状部を大径部と小径部とが形成された瓢箪形状にしたもの(特許文献1)や、リング状部を8の字状に折曲形成したもの(特許文献2)が提案され、これによって疑似餌のアイが結着部と干渉したり結着部がワイヤ切断部に移動したりしないようにしたものが提唱されている。
特開平10−28492号公報 特開平10−276640号公報
しかしながら、前記特許文献1のものは、アイ連結部と釣り糸結着部とのあいだに遮るものがないため、疑似餌の動きによっては釣り糸とアイとが干渉してしまうだけでなく、結着部がワイヤ材の切断部に移動してしまい、当初の目的が果せない惧れがある。また、特許文献2のものは、単に8の字状に折曲する構成であるため、疑似餌の複雑な動きがあった場合等において、結着部がワイヤ材の点状の交差部を不意に擦り抜けてアイ連結側に移動し、当初の目的が果せなくなることが考えられ、そしてこれらの傾向は、大物釣りになるほど顕著になり、何れのものも充分に当初の目的を達成できない惧れがあって問題があり、ここに本考案の解決すべき課題がある。
本考案は、上記の如き実情に鑑みこれらの課題を解決することを目的として創作されたものであって、請求項1の考案は、疑似餌のアイと釣り糸とのあいだに介装されるスプリットリングを、ワイヤ材を重ね巻きして巻線方向に隣接する第一、第二リング部により構成するにあたり、第一、第二何れか一方のリング部の周回り方向一部を外側に突出させて、スプリットリングに、互いに同形に形成され、ワイヤ材の巻始め端と巻終わり端とが対向する状態で第一、第二リング部が互いに密着していて前記アイが貫通する同形部と、異形に形成され、一方のリング部が他方のリング部より外側に突出することで互いに離間していて釣り糸が一方のリング部に緊縛される異形部とを形成するとともに、同形部の異形部に移行する部位を、第一、第二リング部とが互いに密着していて一方のリング部に緊縛した釣り糸が同形部側に移動するのを阻止する移動阻止部に構成したことを特徴とするスプリットリングである。
請求項2の考案は、ワイヤ材の巻始め端と巻終わり端との対向部位を、同形部の異形部に対向する部位に対して周回り方向に偏倚させたことを特徴とする請求項1に記載のスプリットリングである。
請求項3の考案は、ワイヤ材の巻始め端と巻終わり端との対向部位は、スプリットリングを異形部が上、同形部が下となる上下姿勢としたときの最下端位置に対して左右何れか一方に近接する位置に偏倚していることを特徴とする請求項1または2記載のスプリットリングである。
請求項4の発明は、スプリットリングを異形部が上、同形部が下となる上下姿勢とし、巻始め端が他方のリング部にあり巻終り端が一方のリング部にあるものとしたとき、スプリットリングの重ね巻きは、巻始め端から他方のリング部の上側円弧部を経て下側円弧部に至ったものが一方のリング部に至り、該一方のリング部の上側円弧部を経て下側円弧部に至って巻終り端となるように巻かれていることを特徴とする請求項1〜3の何れか1記載のスプリットリングである。
請求項5の発明は、他方のリング部には、巻始め端部位を内径側に折り曲げた折曲片が形成されていることを特徴とする請求項1〜4の何れか1記載のスプリットリングである。
請求項1の考案とすることにより、移動阻止部が異形部に結着された釣り糸の異形部からの移動を防止して、釣り糸と同形部に連結された疑似餌とが複雑な動きをしても、釣り糸が疑似餌に絡み付くことがないばかりでなく、釣り糸がワイヤ材の切断面に擦られて切断することが防止される。
請求項2の考案とすることにより、疑似餌の複雑な動きを損なうことがないようにできる。
請求項3の考案とすることにより、ワイヤ材の巻始め端と巻終わり端との対向部位が、疑似餌の複雑な動きを損なうことがないものでありながら、釣り糸が緊縛される異形部から遠くなって疑似餌が複雑な動きをしても釣り糸が巻始め端と巻終わり端との対向部位に絡み付いてしまうことを回避できる。
請求項4の考案とすることにより、アイを取付ける場合に、アイを巻始め端から第一リング部2を引き回すだけで取付けることができる。
請求項5の考案とすることにより、プライヤーを用いなくてもアイを通す作業が簡単にできる。
図1(A)、(B)、(C)はそれぞれスプリットリングの正面図、側面図、背面図であり、図1(D)はスプリットリングの使用状態を説明する斜視図である。 図2(A)、(B)、(C)はそれぞれ第二の実施の形態のスプリットリングの正面図、側面図、背面図である。 図3(A)、(B)、(C)はそれぞれ第三の実施の形態のスプリットリングの正面図、側面図、背面図である。
以下、本考案の第一の実施の形態について、図面に基づいて説明する。
図面において、1は本考案が実施されたスプリットリングであって、該スプリットリング1は、ワイヤ材を円形状に曲げ加工して二重の重ね巻きにすることにより形成される第一、第二リング部2、3により構成されている。
これら第一、第二リング部2、3は、先行して巻かれる第一リング部2に、後行して巻かれる第二リング部3を密着させるように重ね巻きすることにより形成されている。これら第一、第二リング部2、3は、本実施の形態では、先行して巻かれる第一リング部2(本発明の他方のリング部に相当する)は真円状に形成される一方、後行して巻かれる第二リング部3(本発明の一方のリング部に相当する)は周回り方向一部が外径側に突出して形成されており、第一リング部2と同形となって第一リング部2に密着する第二密着片部3aと、第二リング部3の周回り方向の一部に対し、第一リング部2より大径となって外径側に略半円状に突出して、第一リング部2とは径方向に離間する第二離間片部3bとが形成されている。これによって、スプリットリング1には、第二リング部3の第二密着片部3aと、これに密着する第一リング部2の第一密着片部2aとにより同形部SRが形成されるとともに、第二リング部3の周回り方向の一部に形成される第二離間片部3bと、これに径方向所定間隙を存して対向する第一リング部2の第一離間片部2bとにより異形部DRが形成されている。
そして、本実施の形態の第二離間片部3bは、前述したように略半円形状に突出しており、同形部SRを構成する第二密着片部3aから曲げ部3cを介して形成されている。そして、第二離間片部3bの基端部同士(曲げ部3c同士)の周回り方向の対向間隔は同形部SRにおける直径よりも幅狭に形成され、これによって、スプリットリング1は、第二リング部2の周回り方向の半分以上(大半)が第二密着片部3aに密着する同形部SRに形成されている。そして、スプリットリング1は、異形部DRの外径側に位置する部位である第二離間片部3bに釣り糸4が緊縛(結着)され、同形部SRに疑似餌5のアイ5aが連結されるように構成されている。
また、スプリットリング1は、ワイヤ材で一続きに重ね巻きする際に、第一、第二リング部2、3のあいだとなる部位にクランク部1aが折曲形成されており、図1(B)に示すように、クランク部1aは、スプリットリング1を異形部DRが上、同形部SRが下となる上下姿勢としたときの最下端位置に対して左右何れか一方に近接する位置に偏倚しており、このクランク部1aを介して左側に第一リング部2が位置し、右側に第二リング部3が位置するように形成されている。そして、ワイヤ材の巻始め端1bと巻終わり端1cとは、クランク部1aにおいて近接するように巻かれ、各端1b、1c同士が近接対向状となっているが、このとき、クランク部1a、巻始め端1b、さらに、巻終わり端1cとは同形部SRに位置するように設定されている。
さらに、前記クランク部1aは、異形部DRの外径側に突出する第二離間片部3bの周回り方向一方(図1(A)において図面向かって右側)の基端部である曲げ部3cの近傍に位置することにより、異形部DR側に偏寄するようにして形成されているが、このとき、前記一方側の曲げ部3cとクランク部1aとのあいだには所定間隙Lが形成されている。これによって、一方の曲げ部3cに続く第二密着片部3aには巻始め端1b側の第一密着片部2aが所定間隙Lに相当する長さにおいて密着しているとともに、他方の曲げ部3cに続く第二密着片部3aには第一密着片部2aが半周近くに亘って密着するように構成されている。これによって、異形部DRの第二離間片部3bに続く周回り方向両側の同形部SRにおいて、第二密着片部3aに第一密着片部2aが密着する状態となっており、該密着部位が、第二離間片部3bに結着された釣り糸4が第二離間片部3bから第二密着片部3a側に移動するのを阻止する移動阻止部として機能するように構成されている。
また、同形部SRは第一リング部2の半分以上、本実施の形態では第一リング部2の大半(大部分)が第二密着片部3aに密着する部位となっているが、同形部SRに位置するクランク部1aは、異形部DRに径方向に対向する部位に対して偏倚するように形成されており、これによって、第一、第二密着片部2a、3a同士が密着する部位が、異形部DR(釣り糸4が結着される部位)に径方向に対向する部位を中心として周回り方向両側に設けられて、疑似餌5のアイ5aがクランク部1aに落ち込むことなく円滑に移動できる範囲(回転範囲、回転角度)を広く確保できるように構成されている。
そしてこのように構成されたスプリットリング1の重ね巻きは、異形部DRが上、同形部SRが下となる上下姿勢とし、巻始め端1bが第一リング部2にあり巻終り端1cが第二リング部3にあるものとしたとき、巻始め端1bから第一リング部2の上側円弧部を経て下側円弧部に至ったものが第二リング部3に至り、該第二リング部3の上側円弧部を経て下側円弧部に至って巻終り端1cとなるように巻かれている。
叙述の如く構成された本考案の第一の実施の形態において、スプリットリング1は重ね巻きされる第一、第二リング部2、3のうち、第二リング部3の周回り方向の一部が外径側に突出しており、スプリットリング1に、同形に形成され、第一、第二リング部2、3の密着片部2a、3a同士が互いに密着する同形部SRと、異形に形成され、第二リング部3の離間片部3bが第一リング部2の離間片部2bより外径側に突出して互いに径方向に離間する異形部DRとが形成されている。そして、スプリットリング1を用いて疑似餌5と釣り糸4とを連結する場合では、疑似餌5のアイ5aをスプリットリング1の巻始めまたは巻終わりの各端1bまたは1cとクランク部1aとのあいだから組込んで同形部SRに連結する一方、異形部DRの外径側に突出する第二離間片部3bに釣り糸4を結着するが、この場合に、スプリットリング1は、ワイヤ材の巻始め端1bと巻終わり端1cとが異形部DRから離れた同形部SRにおいて近接対向しており、釣り糸4が結着される異形部DRの周回り方向両側には、密着状態の第一、第二密着片部2a、3aにより構成される同形部SRが移動阻止部として位置しており、釣り糸4が第二離間片部3bから第二密着片部3a側(同形部SR側)に移動するのが阻止される。この結果、異形部DRの第二離間片部3bに結着された釣り糸4や同形部SRに連結した疑似餌5が、大物釣りで複雑に、かつ、大きく動いたとしても、釣り糸4が異形部DRから同形部SR側に移動するのが防止されて、釣り糸4の結着部が疑似餌5のアイ5aに近づいて、釣り糸4が疑似餌5に絡み付いてしまうような不具合を確実に防止できるばかりでなく、釣り糸4がワイヤ材の巻始め端1bと巻終わり端1cの切断面に擦られて切断してしまうようなことが確実に防止される。
さらに、スプリットリング1は、第一リング部2の少なくとも半部が同形部SRに形成されているとともに、同形部SRに位置するワイヤ材の巻き始め端1bと巻終わり端1cとは、異形部DRに径方向に対向する部位に対して偏倚して近接対向しているので、同形部SRにおいて段差のない第一、第二密着片部2a、3aが密着する部位が周回り方向に長く確保されて疑似餌5の複雑な動きを損なうことがない。
そのうえ、スプリットリング1の巻き始め端1bと巻き終わり端1cとの対向位置が、第二リング部3の異形部DRから遠い位置にあるため、疑似餌が複雑な動きをしたときに釣り糸4が巻き始め、巻き終わり端1b、1cに絡みつくことを可及的に回避できるとともに、異形部DRを上、同形部SRを下となる姿勢としたときの最下端位置に近傍する位置に偏倚しているため、疑似餌を垂下させた自然状態でアイ5aが巻き始め、巻き終わり端1b、1cに入り込んで複雑な動きが阻止されてしまうことも回避できる。
しかもスプリットリング1の重ね巻きは、異形部DRが上、同形部SRが下となる上下姿勢とし、巻始め端1bが第一リング部2にあり巻終わり端1cが第二リング部3にあるものとしたとき、巻始め端1bから第一リング部2の上側円弧部を経て下側円弧部に至ったものが第二リング部3に至り、該第二リング部3の上側円弧部を経て下側円弧部に至って巻終り端1cとなるように巻かれているため、アイを取付ける場合に、アイを巻始め端から第一リング部2を引き回すだけで異形部DRを経ることなく取付けることができ、第二リング部3に釣り糸が結ばれた状態であっても疑似餌の着脱ができることになって都合が良い。
尚、本考案は前記実施の形態に限定されないことは勿論であって、図2に示す第二の実施の形態のようにすることもできる。
前記第二の実施の形態において、スプリットリング6は、第一の実施の形態と同様に、ワイヤ材を巻方向に隣接して二重に重ね巻きした第一、第二リング部7、8により構成されている。このものは、第一、第二リング部7、8の両者を何れも長円とし、第一の実施の形態に形成のクランク部がない状態で巻かれている。このものは第二リング部8が第一リング部7に対して周回り方向一部に湾曲状に膨出する大径部が形成されている。そして、スプリットリング6の第一、第二リング部7、8は少なくとも半部が同形となり、これら同形となる第一、第二密着片部7a、8aが互いに密着して同形部SRを構成しており、異形となる第一、第二離間片部7b、8bが互いに径方向に離間して異形部DRを構成している。このように構成されたスプリットリング6において、異形部DRの外径側に位置する第二離間片部8bに釣り糸4が結着され、同形部SRに疑似餌5のアイ5aを連結されるが、ワイヤ材の巻始め端6bと巻終わり端6cとを同形部SRに位置して形成することにより、異形部DRの周回り方向両端部に、互いに密着する第一、第二密着片部7a、8aにより構成される移動阻止部が形成されている。この結果、第一の実施の形態と同様に、釣り糸4が同形部SR側に移動するのが阻止されて、釣り糸4と疑似餌5との絡み付きが防止されるうえ、釣り糸4がワイヤ材の切断面(巻始め、巻終わりの各端6b、6c)に擦られて切断するのを防止することができる。
さらに本考案は、図3に示す第三の実施の形態のようにしても実施することができる。
前記第三の実施の形態において、スプリットリング9は、第一、第二の実施の形態と同様に、ワイヤ材を巻方向に隣接して二重に重ね巻きした第一、第二リング部10、11により構成されている。このものは、第一リング部10を真円とし、第二リング部11を長円とし、第二の実施の形態のようにクランク部のない状態で巻かれている。このものは第二リング部11が第一リング部10に対して周回り方向一部に湾曲状に膨出する大径部が形成されている。そして、スプリットリング9の第一、第二リング部10、11は少なくとも半部が同形となり、これら同形となる第一、第二密着片部10a、11aが互いに密着して同形部SRを構成しており、異形となる第一、第二離間片部10b、11bが互いに径方向に離間して異形部DRを構成している。前記同形部SRには巻始め端9b、巻終り端9cが形成されるが、巻始め端9bは、巻終り端9cとの対向位置から異形部DR側に偏倚した位置で内径側に折り曲げられた折曲片9dの先端に形成されている。
このように構成されたスプリットリング9において、異形部DRの外径側に位置する第二離間片部11bに釣り糸4が結着され、同形部SRに疑似餌5のアイ5aが連結されるが、ワイヤ材の巻始め端10cと巻終り端10dとを同形部SRに位置して形成することにより、異形部DRの周回り方向両端部に、互いに密着する第一、第二密着片部10a、11aにより構成される移動阻止部が形成されている。この結果、第一、第二の実施の形態と同様に、釣り糸4が同形部SR側に移動するのが阻止されて、釣り糸4と疑似餌5との絡み付きが防止されるうえ、釣り糸4がワイヤ材の切断面に擦られて切断するのを防止することができる。
またこのものでは、折曲片9dがワイヤ材の巻き終り端9cではなく、巻始め端9bに形成されているので、アイ5aを通す際に、該アイ5aを、この折曲片9dに通す状態で密着片部に無理移動させることで異形部DRを経ないで同形部SRに通す作業をすることができ、この結果、スプリットリング用のプライヤーを用いないでのアイ通し作業が簡単にできることになる。なお、大物用として太いワイヤ材を用いるほど大きな弾発力が作用するため、プライヤーを用いないでのアイの無理移動による通し作業が難しくなる。
尚、本考案は、前記実施の形態に限定されるものでないことは勿論であり、特に前記各実施の形態において、ワイヤ材の巻き始め端、巻き終わり端の位置は便宜上記載したものであって、逆側から巻き始めてもよいことは勿論である。
本考案は、釣り糸と疑似餌を連結するためのスプリットリングとしての利用可能性がある。
1 スプリットリング
1a クランク部
1b 巻始め端
2 第一リング部
2a 第一密着片部
2b 第一離間片部
3 第二リング部
3a 第一密着片部
3b 第二離間片部
4 釣り糸
5 疑似餌
DR 異形部
SR 同形部

Claims (5)

  1. 疑似餌のアイと釣り糸とのあいだに介装されるスプリットリングを、ワイヤ材を重ね巻きして巻線方向に隣接する第一、第二リング部により構成するにあたり、第一、第二何れか一方のリング部の周回り方向一部を外側に突出させて、スプリットリングに、互いに同形に形成され、ワイヤ材の巻始め端と巻終わり端とが対向する状態で第一、第二リング部が互いに密着していて前記アイが貫通する同形部と、異形に形成され、一方のリング部が他方のリング部より外側に突出することで互いに離間していて釣り糸が一方のリング部に緊縛される異形部とを形成するとともに、同形部の異形部に移行する部位を、第一、第二リング部とが互いに密着していて一方のリング部に緊縛した釣り糸が同形部側に移動するのを阻止する移動阻止部に構成したことを特徴とするスプリットリング。
  2. ワイヤ材の巻始め端と巻終わり端との対向部位を、同形部の異形部に対向する部位に対して周回り方向に偏倚させたことを特徴とする請求項1に記載のスプリットリング。
  3. ワイヤ材の巻始め端と巻終わり端との対向部位は、スプリットリングを異形部が上、同形部が下となる上下姿勢としたときの最下端位置に対して左右何れか一方に近接する位置に偏倚していることを特徴とする請求項1または2記載のスプリットリング。
  4. スプリットリングを異形部が上、同形部が下となる上下姿勢とし、巻始め端が他方のリング部にあり巻終り端が一方のリング部にあるものとしたとき、スプリットリングの重ね巻きは、巻始め端から他方のリング部の上側円弧部を経て下側円弧部に至ったものが一方のリング部に至り、該一方のリング部の上側円弧部を経て下側円弧部に至って巻終り端となるように巻かれていることを特徴とする請求項1〜3の何れか1記載のスプリットリング。
  5. 他方のリング部には、巻始め端部位を内径側に折り曲げた折曲片が形成されていることを特徴とする請求項1〜4の何れか1記載のスプリットリング。
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