JP3177360B2 - 薄膜トランジスタの製造方法及び薄膜トランジスタ - Google Patents

薄膜トランジスタの製造方法及び薄膜トランジスタ

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JP3177360B2 JP28364393A JP28364393A JP3177360B2 JP 3177360 B2 JP3177360 B2 JP 3177360B2 JP 28364393 A JP28364393 A JP 28364393A JP 28364393 A JP28364393 A JP 28364393A JP 3177360 B2 JP3177360 B2 JP 3177360B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、液晶表示装置の駆動等
に用いることのできる薄膜トランジスタの製造方法及び
薄膜トランジスタに関するものであり、特にオフセット
ゲート構造や、LDD(Lightly Doped
Drain)構造の薄膜トランジスタの製造方法及び薄
膜トランジスタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】薄膜トランジスタにおいてオフ電流を低
減してトランジスタ特性の高性能化を図るためには、チ
ャネル部のドレイン端に集中する電界強度を低減すれば
よいことがわかっている。このため、複数の薄膜トラン
ジスタを直列に配置したマルチゲート構造が採用されて
いる。しかしながら、マルチゲート構造をアクティブマ
トリクス型液晶表示装置のスイッチング素子として用い
る場合には、開口率の低下を伴う。そこで、最近では、
オフセットゲート構造やLDD構造の薄膜トランジスタ
が用いられるようになってきている。LDD構造の薄膜
トランジスタは、例えば特開平2−98143号公報及
び特開平3−101271号公報等に開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うなLDD構造やオフセットゲート構造の薄膜トランジ
スタは、バイアステスト(B−T処理)により特性が大
きく劣化してしまう傾向があり、信頼性に劣るという問
題があった。
【0004】また、LDD構造やオフセットゲート構造
の薄膜トランジスタにおいて、さらにオン電流を高めて
初期特性の良好な薄膜トランジスタにすることが要望さ
れている。
【0005】本発明の目的は、オンとオフとの比(オン
/オフ)が大きく、初期特性に優れ、かつ信頼性に優れ
た薄膜トランジスタを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明の
薄膜トランジスタの製造方法は、ドーピングにより半導
体膜にソース領域及びドレイン領域がそれぞれ形成され
ており、ソース領域とドレイン領域との間のチャネル領
域の上方にゲート絶縁膜を介してゲート電極が形成され
ている薄膜トランジスタの製造方法であり、半導体膜の
チャネル領域上に前記ゲート絶縁膜を形成する工程と、
ゲート絶縁膜上に該ゲート絶縁膜よりも幅の狭いゲート
電極を形成する工程と、ゲート電極並びに半導体膜のソ
ース領域及びドレイン領域となる部分に不純物をドープ
する工程と、ゲート電極からはみ出た前記ゲート絶縁膜
の領域を所定の深さまで除去する工程とを備えることを
特徴としている。
【0007】請求項2に記載の薄膜トランジスタは、請
求項1に記載の発明の製造方法により製造することがで
きる薄膜トランジスタであり、ソース領域、チャネル領
域及びドレイン領域が形成された半導体活性層と、半導
体活性層のチャネル領域上に形成されるゲート絶縁膜
と、ゲート絶縁膜上に該ゲート絶縁膜よりも幅が狭くな
るように形成されるゲート電極とを備え、ゲート電極か
らはみ出た前記ゲート絶縁膜のダメージ領域が除去され
ることにより、ゲート絶縁膜に段差部が形成されている
ことを特徴としている。
【0008】
【0009】請求項3に記載の薄膜トランジスタは、請
求項2に記載の発明の特徴を備えており、ソース領域、
チャネル領域及びドレイン領域が形成された半導体活性
層と、半導体活性層のチャネル領域上に形成されるゲー
ト絶縁膜と、ゲート絶縁膜上に該ゲート絶縁膜よりも幅
が狭くなるように形成されるゲート電極と、ゲート絶縁
膜を構成する材料より高い誘電率を有する材料から形成
され、半導体活性層、ゲート絶縁膜及びゲート電極上を
覆うように設けられる保護絶縁膜とを備え、ゲート電極
からはみ出たゲート絶縁膜のダメージ領域が除去される
ことによりゲート絶縁膜に段差部が形成され、該段差部
上を前記保護絶縁膜が被覆していることを特徴としてい
る。
【0010】
【作用】本発明者らは、LDD構造やオフセットゲート
構造の薄膜トランジスタがバイアステストにより特性が
大きく劣化する原因について鋭意検討した結果、薄膜ト
ランジスタの製造工程においてイオンシャワー法等によ
り不純物をドープする際、ゲート電極からはみ出たゲー
ト絶縁膜の領域がダメージを受け、この領域がナトリウ
ムや水分等により汚染されやすくなり、特性が劣化する
ことを見いだした。
【0011】請求項1に記載の発明の製造方法では、不
純物をドープした後、この不純物のドープ等によりダメ
ージを受けたゲート絶縁膜の領域、すなわちゲート電極
からはみ出たゲート絶縁膜の領域をエッチング等で所定
の深さまで除去し、このダメージ部分を取り除いてい
る。このため、水分等により汚染されにくくなり、信頼
性を高めることができる。
【0012】請求項1に記載の発明及び請求項2に記載
の発明においてゲート電極からはみ出たゲート絶縁膜の
領域を除去する深さは,製造工程においてゲート絶縁膜
のダメージがどの程度の深さまで生じているかにより異
なるが、一般には100Å〜500Å程度の深さで除去
される。
【0013】
【0014】請求項3に記載の発明に従う薄膜トランジ
スタは、ゲート電極からはみ出たゲート絶縁膜のダメー
ジ領域が除去されることによりゲート絶縁膜により段差
部か形成されており、かつこの段差部の上に、ゲート絶
縁膜より高い誘電率を有する保護絶縁膜が存在してい
る。従って、水分等により汚染されやすいダメージ領域
が除去されており、請求項1及び2に記載の発明と同様
に高い信頼性を有するとともに、高い誘電率の保護絶縁
膜がゲート絶縁膜の段差部上に存在しているのでゲート
電界がドレイン端に集中せず分散し、初期特性が向上す
る。
【0015】
【実施例】図2は、薄膜トランジスタの製造工程を示す
断面図である。図2(a)を参照して、ガラス基板等の
絶縁性透明基板1の上に多結晶シリコン等からなる半導
体膜2を形成する。多結晶シリコンはCVD法等により
形成し、これを島状にパターニングして形成することが
できる。また非晶質シリコンをCVD法等により形成し
た後、これをアニールすることにより多結晶化してもよ
い。次に、図2(b)を参照して、半導体膜2を熱酸化
するか、半導体膜2上にCVD法等によりデポジション
してSiO2 からなるゲート絶縁膜3を形成する。
【0016】次に図2(c)を参照して、ゲート絶縁膜
3上に多結晶シリコン等からなるゲート電極4を形成す
る。次に図2(d)を参照して、ゲート電極4の幅より
も広い幅を有するようにゲート絶縁膜3の不要部分をエ
ッチングする。これにより、ゲート絶縁膜3上にゲート
絶縁膜3より幅の狭いゲート電極4が形成されたことに
なる。
【0017】次に、図2(e)を参照して、イオンシャ
ワー法等によりイオンビームを照射し、半導体膜のドレ
イン領域2a及びソース領域2cと、ゲート電極4に不
純物をドープした後、熱処理して活性化する。また、必
要に応じて水素プラズマ処理を行う。
【0018】以上のようにして不純物や水素がゲート電
極4と半導体活性層のドレイン領域2a及びソース領域
2cに導入されるが、この際、ゲート電極4からはみ出
たゲート絶縁膜3の領域3a,3bの部分も不純物ドー
プ及び水素プラズマ処理の影響を受け、ダメージを受け
る。
【0019】図1は、請求項1に記載の発明に従い、図
2(e)に示すゲート絶縁膜3のはみ出し領域3a,3
bをエッチング等により除去し、段差部5,6を形成し
た状態を示す断面図である。本実施例においてゲート絶
縁膜3の厚みは1000Å〜1500Åであり、はみ出
しの領域3a,3bを100Å〜500Åの深さでエッ
チングで除去することにより、段差部5,6を形成して
いる。
【0020】図3は、図1に示すような段差部5,6を
形成した後、ゲート電極4、ゲート絶縁膜3、及び半導
体膜のドレイン領域2a及びソース領域2cの上を覆う
ように保護絶縁膜7を形成し、保護絶縁膜7形成後、ド
レイン領域2a及びソース領域2cの上方にコンタクト
ホール7a,7bを形成した状態を示している。請求項
3及び請求項4に記載の発明に従えば、この保護絶縁膜
7として、ゲート絶縁膜3よりも高い誘電率を有するも
のが用いられる。本実施例では、ゲート絶縁膜3を酸化
シリコンから形成しているので、酸化シリコンの誘電率
よりも高い窒化シリコン、酸化窒化シリコン、酸化タン
タル等が保護絶縁膜7の形成材料として用いられる。
【0021】図4は、図2(e)に示す工程の次に、ゲ
ート電極4からはみ出したゲート絶縁膜3の領域3a,
3bをエッチングせずに、保護絶縁膜7を形成させた実
施例を示している。請求項3に記載の発明に従えば、ゲ
ート絶縁膜3よりも高い誘電率を有する材料を用いて保
護絶縁膜7を形成する。本実施例ではゲート絶縁膜3と
して酸化シリコンが用いられているので、例えば窒化シ
リコン等から保護絶縁膜7を形成する。
【0022】図5は、薄膜トランジスタの保護絶縁膜の
材料として種々の誘電率εを有する材料を用い、バイア
ステストした後のオン電流を示す図である。図5におい
て、実線は図3に示すような構造、すなわちゲート絶縁
膜のはみ出し領域をエッチングし段差部が形成されてい
る構造の薄膜トランジスタにおける値を示しており、点
線は図4に示すような構造、すなわち段差部が形成され
ていない構造の薄膜トランジスタの値を示している。ま
た図5において、一点鎖線は酸化シリコン膜の誘電率の
値を示している。図5から明らかなように、保護絶縁膜
の誘電率εが酸化シリコン膜の誘電率よりも高くなれ
ば、バイアステスト後のオン電流が大きくなり、信頼性
が向上する。
【0023】次に、以下のような実施例1〜4及び比較
例1,2の薄膜トランジスタについて初期特性及び信頼
性を評価し、その結果を表1にまとめて示した。
【0024】実施例1 図1に示すような構造であり、ゲート絶縁膜3に段差部
5,6が形成されており、保護絶縁膜を有しない構造の
もの。
【0025】実施例2 図3に示すような構造であり、ゲート絶縁膜3に段差部
5,6が形成されており、保護絶縁膜7としてSiO2
が形成されている構造のもの。
【0026】実施例3 図4に示すような構造であり、ゲート絶縁膜3に段差部
が形成されておらず、保護絶縁膜7としてゲート絶縁膜
3より高い誘電率を有するSiNX が形成された構造の
もの。
【0027】実施例4 図3に示すような構造であり、ゲート絶縁膜3に段差部
5,6が形成されており、保護絶縁膜7としてゲート絶
縁膜3より高い誘電率を有するSiNX が形成された構
造のもの。
【0028】比較例1 図2(e)に示すような構造であり、ゲート絶縁膜3の
はみ出し領域3a,3bはエッチング除去されず、保護
絶縁膜を有していない構造のもの。
【0029】比較例2 図4に示すような構造であり、ゲート絶縁膜3のはみ出
し領域3a,3bはエッチング除去されず、保護絶縁膜
7としてゲート絶縁膜3と同じ材料であるSiO2 膜が
形成された構造のもの。
【0030】
【表1】
【0031】実施例1及び比較例1は、保護絶縁膜を有
さず、段差部が形成されたものと形成されていないもの
である。また実施例2と比較例2は、保護絶縁膜として
SiO2 膜が形成されており、段差部が形成されたもの
と形成されていないものである。これらの実施例と比較
例の比較から、ゲート絶縁膜のはみ出したダメージ部分
をエッチング除去し段差部を形成することにより、著し
く信頼性の高まることがわかる。
【0032】また実施例3及び実施例4は保護絶縁膜と
してゲート絶縁膜よりも高い誘電率を有するSiNX
形成されており、保護絶縁膜としてSiO2 膜が形成さ
れている比較例2及び実施例2に比べ、信頼性が向上す
ると共に初期特性も良好になっていることがわかる。
【0033】以上のことから明らかなように、請求項1
に記載の発明及び請求項2に記載の発明に従い、ゲート
電極からはみ出したゲート絶縁膜のダメージ部分を除去
することにより、信頼性を著しく向上させることができ
る。また請求項3に記載の発明に従い、ゲート絶縁膜よ
りも高い誘電率を有する保護絶縁膜を形成することによ
り、信頼性を向上させることができると共に、初期特性
を良好なものにすることができる。また請求項4に記載
の発明に従い、ゲート電極からはみ出したゲート絶縁膜
のダメージ部分を除去すると共に、ゲート絶縁膜よりも
高い誘電率を有する材料を用いて保護絶縁膜を形成する
ことにより、さらに初期特性及び信頼性を向上させるこ
とができる。
【0034】図6は、ゲート絶縁膜のはみ出し領域に段
差部を形成しかつ保護絶縁膜としてゲート絶縁膜よりも
高い誘電率を有する絶縁膜を形成した薄膜トランジスタ
を、液晶表示装置のスイッチング素子として用いた例を
示す断面図である。図6を参照して、保護絶縁膜7に形
成されたコンタクトホール7bに達するようにITOな
どからなる表示電極8が保護絶縁膜7上に形成されてお
り、コンタクトホール7b内で表示電極8はソース領域
2cと電気的に接続されている。このコンタクトホール
7b内には、さらに金属から形成されたソース電極11
が表示電極8を覆うように形成されている。
【0035】コンタクトホール7a内には金属から形成
されたドレイン電極10が形成されており、ドレイン領
域2aと電気的に接続されている。また表示電極8の下
方には保護絶縁膜7を介して補助容量電極9が形成され
ている。その他の構成は図3に示す実施例と同様である
ので、同一の参照番号を付することにより説明を省略す
る。
【0036】上記実施例では、オフセットゲート構造の
薄膜トランジスタに本発明を適用した例を示している
が、本発明はオフセットゲート構造の薄膜トランジスタ
のみに限定されるものではなく、ゲート電極からはみ出
したゲート絶縁膜の領域の下方にLDD領域が形成され
たLDD構造等の薄膜トランジスタにも適用されるもの
である。
【0037】
【発明の効果】請求項1に記載の発明及び請求項2に記
載の発明に従えば、ゲート電極からはみ出したゲート絶
縁膜の領域が所定の深さまで除去される。このため不純
物のドーピング等によりダメージを受けたゲート絶縁膜
の領域が除去されるので、従来信頼性低下の原因となっ
ていた水分等による汚染の発生を抑制することができ、
信頼性を向上させることができる。
【0038】
【0039】請求項3に記載の発明に従えば、請求項1
に記載の発明及び請求項2に記載の発明と同様に段差部
が形成されると共にゲート絶縁膜より高い誘電率を有す
る保護絶縁膜が設けられる。このため、信頼性を著しく
向上させることができると共に、初期特性を良好なもの
にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1に記載の発明及び請求項2に記載の発
明に従う一実施例を示す断面図。
【図2】薄膜トランジスタを製造する工程を示す断面
図。
【図3】請求項4に記載の発明に従う一実施例を示す断
面図。
【図4】請求項3に記載の発明に従う一実施例を示す断
面図。
【図5】保護絶縁膜の誘電率εとバイアステスト後のオ
ン電流との関係を示す図。
【図6】請求項4に記載の発明に従う一実施例の薄膜ト
ランジスタを液晶表示装置のスイッチング素子として用
いた例を示す断面図。
【符号の説明】
1…透明基板 2…半導体活性層 2a…ドレイン領域 2b…チャネル領域 2c…ソース領域 3…ゲート絶縁膜 3a,3b…ゲート絶縁膜のはみ出し領域 4…ゲート電極 5,6…ゲート絶縁膜の段差部 7…保護絶縁膜 8…表示電極 9…補助容量電極 10…ドレイン電極 11…ソース電極

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ドーピングにより半導体膜にソース領域
    及びドレイン領域がそれぞれ形成されており、ソース領
    域とドレイン領域との間のチャネル領域の上方にゲート
    絶縁膜を介してゲート電極が形成されている薄膜トラン
    ジスタの製造方法であって、 前記半導体膜のチャネル領域上に前記ゲート絶縁膜を形
    成する工程と、 前記ゲート絶縁膜上に該ゲート絶縁膜よりも幅の狭いゲ
    ート電極を形成する工程と、 前記ゲート電極並びに半導体膜のソース領域及びドレイ
    ン領域となる部分に不純物をドープする工程と、 前記ゲート電極からはみ出た前記ゲート絶縁膜の領域を
    所定の深さまで除去する工程とを備える、薄膜トランジ
    スタの製造方法。
  2. 【請求項2】 ソース領域、チャネル領域及びドレイン
    領域が形成された半導体活性層と、 前記半導体活性層のチャネル領域上に形成されるゲート
    絶縁膜と、 前記ゲート絶縁膜上に該ゲート絶縁膜よりも幅が狭くな
    るように形成されるゲート電極とを備え、 前記ゲート電極からはみ出た前記ゲート絶縁膜のダメー
    ジ領域が除去されることにより、前記ゲート絶縁部に段
    差部が形成されている、薄膜トランジスタ。
  3. 【請求項3】 ソース領域、チャネル領域及びドレイン
    領域が形成された半導体活性層と、 前記半導体活性層のチャネル領域上に形成されるゲート
    絶縁膜と、 前記ゲート絶縁膜上に該ゲート絶縁膜よりも幅が狭くな
    るように形成されるゲート電極と、 前記ゲート絶縁膜を構成する材料より高い誘電率を有す
    る材料から形成され、前記半導体活性層、ゲート絶縁膜
    及びゲート電極上を覆うように設けられる保護絶縁膜と
    を備え、 前記ゲート電極からはみ出た前記ゲート絶縁膜のダメー
    ジ領域が除去されることにより、前記ゲート絶縁膜に段
    差部が形成され、該段差部上を前記保護絶縁膜が被覆し
    ている、薄膜トランジスタ。
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