JP3177215U - 開閉式バルコニー用パーティションの取付構造 - Google Patents

開閉式バルコニー用パーティションの取付構造 Download PDF

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Abstract

【課題】一人でも安全かつ容易に開閉可能な開閉式バルコニー用パーティションの取付構造を提供する。
【解決手段】開閉式バルコニー用パーティションの取付構造は、集合住宅のバルコニーの建物躯体壁11と手摺壁12との間に設置される。また、パーティション2は、上枠2a、下枠2b、左右一対の左縦枠2c、右縦枠2dを備えた開口部を有する枠体、およびこの開口部を塞ぐ固定面材2fからなる。さらに、一端が右縦枠2dに、他端が建物躯体壁11にそれぞれ取り付けられ、パーティション2を開閉するためのトルクヒンジ4と、手摺壁12に取付られた取付ベース部材7と、この取付ベース部材7に回動可能に取付けられ、取付ベース部材7から前記枠体側に回動した状態でパーティション2に掛止してパーティション2の回動を阻止する掛止部材6とを備えた、パーティション2を開閉可能にロックするための固定金具と、を備える。
【選択図】図1

Description

本考案は、マンション等の集合住宅のバルコニーに隣家との間仕切りや目隠し等として用いられる開閉式バルコニー用パーティションの取付構造に関する。
マンション等の集合住宅のバルコニーに隣家との間仕切りや目隠し等として用いられる回動開閉可能な全面開閉パーティションの取付構造として、特許文献1には、図9に示すように、左縦枠101a、右縦枠101b、上枠101c、下枠101d及び中桟101eからなる金属製の周枠101と、この周枠101に嵌め込まれたボード本体102,103とによって構成された全面開閉パーティション100の左縦枠101aを蝶番104によってベランダ等の手摺り105側に枢着し、右縦枠101bに取り付けた固定具106によって右縦枠101bを建物躯体壁107側に着脱可能に固定し、この固定具106を建物躯体壁107から取り外して右縦枠101bの固定を解放することによって、左縦枠101aの蝶番104を中心に回動開閉可能とし、全面開閉パーティション100は左縦枠101aを蝶番104の取付板に対して手摺り側に近づく方向にスライド可能に取り付けてなる全面開閉パーティションの取付構造が開示されている。
しかしながら、全面開閉パーティション100をスライドなどさせて、全面開閉パーティション100を安全に開閉するには、複数の作業員が必要であるなど手間がかかる。
特開2002−364064号公報
そこで、本考案の課題は、一人でも安全かつ容易に開閉可能な開閉式バルコニー用パーティションの取付構造を提供することにある。
本考案者は、上記課題を解決すべく鋭意検討を重ねた結果、上記課題を解決する手段を見出し、本考案を完成するに至った。
すなわち、本考案は、以下の構成からなる。
(1)集合住宅のバルコニーの建物躯体壁と手摺壁との間に設置された開閉式バルコニー用パーティションの取付構造であって、上枠、下枠、左右一対の縦枠を少なくとも備えた開口部を有する枠体、および前記開口部を塞ぐ固定面材からなるパーティションと、一端が前記左右の縦枠の一方に、他端が建物躯体壁および手摺壁のいずれか一方にそれぞれ取り付けられ、前記パーティションを開閉するためのトルクヒンジと、前記建物躯体壁および手摺壁の他方に取付られた取付ベース部材と、この取付ベース部材に回動可能に取付けられ、取付ベース部材から前記枠体側に回動した状態で前記パーティションに掛止して前記パーティションの回動を阻止する掛止部材とを備えた、前記パーティションを開閉可能にロックするための固定金具と、を備えることを特徴とする開閉式バルコニー用パーティションの取付構造。
(2)前記固定金具は、前記掛止部材を前記パーティションの掛止状態で固定保持するためのイタズラ防止螺子を備えた前記(1)に記載の開閉式バルコニー用パーティションの取付構造。
(3)前記パーティションの側面に一部が固定され、他の部位が前記パーティションから隔間をもって離隔した押え板と、両端が前記パーティションの両側から突出した引き抜き片を有する板体の片面に、前記パーティションを両側から挟着し、かつパーティションの開閉方向への力で割れて前記板体から分離する突片を有する引き抜き割れ板とを備え、前記板体の中央部が前記押え板と前記パーティションとの隙間に挿入され、前記掛止部材に載置された前記(1)に記載の開閉式バルコニー用パーティションの取付構造。
(4)前記パーティションが開くと作動する警報手段を備えた前記(1)〜(3)のいずれかに記載の開閉式バルコニー用パーティションの取付構造。
本考案によれば、一人でも安全かつ容易にパーティションを開閉できる。
(a)は、本考案の開閉式バルコニー用パーティションの取付構造の一実施形態であるパーティション取付構造1のパーティション2を閉じた状態を示す正面図であり、(b)は、引き抜き割れ板10を取り除いて、パーティション2を正面手前側に開いた状態のパーティション取付構造1を示す正面図である。 (a)は取付金具3の正面図であり、(b)は(a)中のX方向からみた取付金具3の側面図であり、(c)は(a)中のY方向からみた取付金具3の側面図である。 (a)は掛止部材6を下げた状態の固定金具5の正面図であり、(b)は(a)中のX方向からみた掛止部材6を下げた状態の固定金具5の側面図であり、(c)は(a)中のY方向からみた掛止部材6を下げた状態の固定金具5の側面図である。 (a)は掛止部材6を上げた状態の固定金具5の正面図であり、(b)は(a)中のX方向からみた掛止部材6を上げた状態の固定金具5の上面図であり、(c)は(a)中のY方向からみた掛止部材6を上げた状態の固定金具5の側面図である。 (a)は押え板9の正面図であり、(b)は(a)中のX方向からみた押え板9の側面図であり、(c)は(a)中のY方向からみた押え板9の側面図である。 (a)は引き抜き割れ板10の正面図であり、(b)は(a)中のX方向からみた引き抜き割れ板10の側面図であり、(c)は(a)中のY方向からみた引き抜き割れ板10の側面図である。 (a)は、固定金具5、押え板9および引き抜き割れ板10を、左縦枠2c,手摺12に設置したパーティションロック機構の一使用態様を示す正面図であり、(b)は(a)中のX方向からみたこのパーティションロック機構を示す上面図であり、(c)は(a)中のY方向からみたこのパーティションロック機構を示す側面図(左縦枠2cを除く。)である。 掛止部材6による左縦枠2cの掛止を解除した図7に示すパーティションロック機構の一使用態様を示す正面図である。 従来の回動開閉可能なパーティションの取付構造の概略正面図である。
以下、本考案の開閉式バルコニー用パーティションの取付構造の一実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、本考案の開閉式バルコニー用パーティションの取付構造は、低層ないし中層マンションに好適に設置される。
<パーティション取付構造1>
図1(a)は、本考案の開閉式バルコニー用パーティションの取付構造の一実施形態であるパーティション取付構造1のパーティション2を閉じた状態を示す正面図であり、図1(b)は、引き抜き割れ板10を取り除いて、パーティション2を正面手前側に開いた状態のパーティション取付構造1を示す正面図である。
パーティション取付構造1は、図1(a)に示すように、上枠2a、下枠2b、左右一対の左縦枠2cおよび右縦枠2dを含み、左縦枠2cおよび右縦枠2dに架設した中桟2eによって開口部を有する枠体、並びにこの枠体の開口部に嵌め込まれた固定面材2fからなるパーティション2と、取付金具3と、トルクヒンジ4と、掛止部材6および取付ベース部材7からなる固定金具5と、押え板9と、引き抜き割れ板10とから構成される。
取付金具3は、建物躯体壁11に固定されている。
パーティション2と取付金具3とは、一端が右縦枠2dに、他方が取付金具3にそれぞれ取り付けられたトルクヒンジ4により接続されている。これにより、図1(b)に示すように、掛止部材6がパーティション2を掛止しない状態にすることで、パーティション2は右縦枠2dを回動中心として正面手前側に片開き可能となる。
取付ベース部材7は、図1(a)に示すように、手摺12に固定されている。
押え板9は、図1(a)に示すように、パーティション2の左縦枠2cの側面に一部が固定され、押え板9と左縦枠2cとの隙間に挿入され、掛止部材6に載置された引き抜き割れ板10を制止させている。
このように、パーティション取付構造1は、集合住宅のバルコニーの建物躯体壁11と手摺壁12との間に設置されている。
(取付金具3)
図2(a)は取付金具3の正面図であり、図2(b)は図2(a)中のX方向からみた取付金具3の側面図であり、図2(c)は図2(a)中のY方向からみた取付金具3の側面図である。
取付金具3は、図2に示すように建物躯体壁11と当接する壁当接部3aと、トルクヒンジ4と当接するヒンジ当接部3bとを有するL字型金具であり、取付金具3を公知の螺子と建物躯体壁11とで挟着固定させるための建物躯体壁取付用穴3cと、取付金具3を公知の螺子とトルクヒンジ4とで挟着固定させるためのトルクヒンジ取付用穴3dとを有する。
なお、パーティション取付構造1では、取付金具3を用いたが、本考案ではこれに限定されず、取付金具3を用いなくてもよいし、取付金具を手摺12に固定させる場合は、物躯体壁取付用穴3cに代えて、手摺取付に適した取付穴を有する取付金具を適宜選択すればよい。
(トルクヒンジ4)
トルクヒンジ4としては、市販のものを用いることができ、例えば、タキゲン製造(株)製の「B−1209−1」などが挙げられる。
パーティション取付構造1では、パーティション2が正面手前側に片開きするようにトルクヒンジ4を設置したが、パーティション2が正面奥側に片開きするようにトルクヒンジ4を設置してもよい。なお、例えば、壁面と蝶番軸心までの寸法が33mmである場合、右縦枠2dのパーティション2の開閉方向の厚みを30mm以下とすればパーティション2を両開きすることができ、パーティション2が両開きするようにしてもよい。
(固定金具5)
図3(a)は掛止部材6を下げた状態の固定金具5の正面図であり、図3(b)は図3(a)中のX方向からみた掛止部材6を下げた状態の固定金具5の側面図であり、図3(c)は図3(a)中のY方向からみた掛止部材6を下げた状態の固定金具5の側面図である。図4(a)は掛止部材6を上げた状態の固定金具5の正面図であり、図4(b)は図4(a)中のX方向からみた掛止部材6を上げた状態の固定金具5の側面図であり、図4(c)は図4(a)中のY方向からみた掛止部材6を上げた状態の固定金具5の側面図である。
固定金具5は、掛止部材6と取付ベース部材7とが連結螺子8により連結され、図3、図4に示すように、掛止部材6が連結螺子8を支点として上下方向に略90℃回動可能である。
掛止部材6は、図3、4に示すように、取付ベース部材7と連結可能な掛止部材本体部6aと、パーティション2を挟み込んで掛止する掛止部6bと、掛止部材6を回動させる際に把持できるフランジ部6cとを有する。掛止部6bの間隔Aは、パーティション2を挟み込んで掛止できる間隔であれば特に限定されない。また、例えば、掛止部6bに、一定の強度を保持しながら、軽量化することを目的として、肉抜き穴を設けてもよい。
取付ベース部材7は、溝形の本体に、取付ベース部材7を公知の螺子と手摺壁12とで挟着固定させるための取付穴7aと、螺子を螺子の軸と掛止部材本体部6aとが当接するまで螺入させて掛止部材6の回動動作を制御し、パーティション2をロックするための螺子孔7bと、螺子を螺着させて螺子を常備するための螺子孔7cと、図4(a)に示すように、固定金具5の掛止部材6を上げた状態にした際にフランジ部6cの一部が収まり、掛止部材6を上げた状態で保持できる固定溝7dとを有する。
螺子孔7b,7cに螺入する螺子としては、特に限定されないが、通常のプラスドライバやマイナスドライバ以外の異形溝を有し、専用工具以外では嵌入できない溝を頭部に有するイタズラ防止螺子が好ましい。これにより、例えば、補修工事を施工期間中の夜間や休日などの作業休止中は、イタズラ防止螺子を螺子孔7bに螺入してパーティション2をロックし、作業再開時に螺子孔7bからイタズラ防止螺子を抜いてパーティション2のロックを解除し、作業中は螺子孔7cに螺着させておくことで、補修工事を作業休止中の防犯対策を容易にすることができ、補修工事の施工効率を向上させることができる。また、補修工事の施工終了後に、イタズラ防止螺子を螺子孔7cに螺着させておけば、イタズラ防止螺子の紛失を防ぐことができ、次回の補修工事の施工の際もイタズラ防止螺子を利用できる。
(押え板9)
図5(a)は押え板9の正面図であり、図5(b)は図5(a)中のX方向からみた押え板9の側面図であり、図5(c)は図5(a)中のY方向からみた押え板9の側面図である。
押え板9は、図5に示すように、パーティション2の縦枠2cの側面に固定される押え板本体部9aと、板本体部9aがパーティション2の縦枠2cの側面に固定された際に縦枠2cとの間に隙間Bを形成する押止部9bと、押え板9を公知の螺子からなる取付螺子と左縦枠2cとで挟着固定させるための取付穴9cとを有する。隙間Bは、図1(a)に示すように、引き抜き割れ板10を制止できれば、特に限定されない。
(引き抜き割れ板10)
図6(a)は引き抜き割れ板10の正面図であり、図6(b)は図6(a)中のX方向からみた引き抜き割れ板10の側面図であり、図6(c)は図6(a)中のY方向からみた引き抜き割れ板10の側面図である。
引き抜き割れ板10は、図6に示すように、引き抜き片部10aを有する板体本体10bと、この板体本体10bの片面に設けられた突片部10cと、この突片部10cに設けられ、パーティション2を両側から挟着する挟着部10dと、パーティション2の開閉方向への力で突片部10cを板体本体10bから分離しやすくする切欠溝10eと、指穴10fとを有する。幅Cは、パーティション2を両側から挟着できる幅であれば特に限定されない。
引き抜き割れ板10の材質としては、例えば、アクリル樹脂などが挙げられる。
図7(a)は、固定金具5、押え板9および引き抜き割れ板10を、左縦枠2c,手摺壁12に設置したパーティションロック機構の一使用態様を示す正面図であり、図7(b)は図7(a)中のX方向からみたこのパーティションロック機構を示す上面図であり、図7(c)は図7(a)中のY方向からみたこのパーティションロック機構を示す側面図(左縦枠2cを除く。)である。図8は、掛止部材6による左縦枠2cの掛止を解除したパーティションロック機構の一使用態様を示す正面図である。
なお、図7(a)、(c)では、引き抜き割れ板10が掛止部材6に載置していない状態であるが、本考案では、引き抜き割れ板10が掛止部材6に載置した状態となる場合もあり、以下、引き抜き割れ板10が掛止部材6に載置した状態となる場合についてのドアロック機構の主な使用態様について説明するが、本考案はこれに限定されるものではない。
(ドアロック機構の第1の使用態様)
パーティション2をロック状態とするには、掛止部材6を下げてパーティション2を掛止した後、引き抜き割れ板10を掛止部材6に載置させ、図7(c)に示すように、板体本体10bが押止部9bに押止されるように押え板9を取付螺子13と左縦枠2cとで挟着固定させて、板体10aの中央部が押え板9とパーティション2との隙間に挿入されるようにして引き抜き割れ板10を設置すればよい。これにより、掛止部材6の回動動作が制御され、掛止部材6がパーティション2を掛止した状態、すなわちパーティション2がロックされた状態でパーティション2は保持される。なお、図7に示すドアロック機構では、取付ベース部材7の螺子孔7bにイタズラ防止螺子14が螺着されているが、この使用態様では、螺子孔7bにはイタズラ防止螺子14は螺着されず、螺子孔7cのみにイタズラ防止螺子14が螺着される。
このパーティション2のロック状態を解除するには、例えば、パーティション2の両側から突出している引き抜き片部10aの指穴10fに指をかけてパーティション2の開閉方向への引っ張ることで、切欠溝10eから突片部10cを折損させて、すなわち板体本体10bから突片部10cを分離させて、引き抜き割れ板10を抜き出し、掛止部材6を回動させて、パーティション2が掛止部材6に掛止されている状態を解けばよい。
このようなパーティションロック機構とすることで、普段はパーティション2をロックした状態にしておき、例えば、火災などの緊急を要する不測の事態時では、固定面材2fを破壊する力のない人でも、螺子のパーティション2のロック状態を迅速かつ容易に解除し、安全に隣家へ避難することができ、また、バルコニーの補修工事の際に、バルコニーを安全かつ容易に作業用通路とすることができるため、補修工事の施工効率を向上させることができる。
(ドアロック機構の第2の使用態様)
パーティション2をロック状態とするには、掛止部材6を下げてパーティション2を掛止した後、取付ベース部材7の螺子孔7bに、イタズラ防止螺子14を、イタズラ防止螺子14の螺子の軸と掛止部材本体部6aとが当接するように螺入すればよい。これにより、掛止部材6の回動動作が制御され、掛止部材6がパーティション2を掛止した状態、すなわちパーティション2がロックされた状態でパーティション2は保持される。なお、図6に示すドアロック機構では、引き抜き割れ板10を用いているが、この使用態様では、引き抜き割れ板10を用いない。
このパーティション2のロック状態を解除するには、例えば、イタズラ防止螺子14をイタズラ防止螺子14の螺子の軸と掛止部材本体部6aとが当接しなくなるまで、すなわち掛止部材6が回動可能となるまで緩め、掛止部材6を回動させて、パーティション2が掛止部材6に掛止されている状態を解けばよい。
このようなドアロック機構の使用態様とすることで、普段はパーティション2をロックした状態にしておき、バルコニーの補修工事の際に、バルコニーを安全かつ容易に作業用通路とすることができるため、補修工事の施工効率を向上させることができる。
また、パーティション取付構造1は、図示はしていないが、防犯の観点から、パーティション2が開くと作動するゼンマイベルなどの公知の警報手段を備えていてよい。
(固定面材2f)
固定面材2fとしては、火災等不測の事態に備えて破壊し易い材質であればよく、例えば、ケイ酸カルシウム板などが挙げられる。
従来の固定型パーティションが設置された低層ないし中層マンションのバルコニーの補修工事等を行う際、通常、補修工事の初期工程で、マンションの外壁に仮足場を組んで固定型パーティションを取り外し、仮足場が撤去された補修工事の最終工程で、固定型パーティションを現状回復することになる。この固定型パーティションを取り外したり、取り付けたりする際、固定型パーティションの両側に作業員を配置する必要があり、上記初期工程では、作業員をバルコニーと仮足場上に配置することになるが、仮足場が撤去された上記最終工程においては、一方の作業員はバルコニーの手摺上に乗り移る必要があり、危険な作業であった。
そこで、従来の固定型パーティションの代わりに上述したようなパーティション取付構造を採用することで、片側からパーティション2の固定が可能となり、安全にバルコニーの補修工事等を行うことができる。
1 パーティションの取付構造
2 パーティション
3 取付金具
4 トルクヒンジ
5 固定金具
9 押え板
10 引き抜き割れ板
11、107 建物躯体壁
12、105 手摺
13 取付螺子
14 イタズラ防止螺子
100 全面開閉パーティション
101 枠体
102、103 ボード本体
104 ヒンジ
106 固定具

Claims (4)

  1. 集合住宅のバルコニーの建物躯体壁と手摺壁との間に設置された開閉式バルコニー用パーティションの取付構造であって、
    上枠、下枠、左右一対の縦枠を少なくとも備えた開口部を有する枠体、および前記開口部を塞ぐ固定面材からなるパーティションと、
    一端が前記左右の縦枠の一方に、他端が建物躯体壁および手摺壁のいずれか一方にそれぞれ取り付けられ、前記パーティションを開閉するためのトルクヒンジと、
    前記建物躯体壁および手摺壁の他方に取付られた取付ベース部材と、この取付ベース部材に回動可能に取付けられ、取付ベース部材から前記枠体側に回動した状態で前記パーティションに掛止して前記パーティションの回動を阻止する掛止部材とを備えた、前記パーティションを開閉可能にロックするための固定金具と、を備えることを特徴とする開閉式バルコニー用パーティションの取付構造。
  2. 前記固定金具は、前記掛止部材を前記パーティションの掛止状態で固定保持するためのイタズラ防止螺子を備えた請求項1に記載の開閉式バルコニー用パーティションの取付構造。
  3. 前記パーティションの側面に一部が固定され、他の部位が前記パーティションから隔間をもって離隔した押え板と、両端が前記パーティションの両側から突出した引き抜き片を有する板体の片面に、前記パーティションを両側から挟着し、かつパーティションの開閉方向への力で割れて前記板体から分離する突片を有する引き抜き割れ板とを備え、前記板体の中央部が前記押え板と前記パーティションとの隙間に挿入され、前記掛止部材に載置された請求項1に記載の開閉式バルコニー用パーティションの取付構造。
  4. 前記パーティションが開くと作動する警報手段を備えた請求項1〜3のいずれかに記載の開閉式バルコニー用パーティションの取付構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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