JP3177081B2 - キャビンのドア装置 - Google Patents

キャビンのドア装置

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JP3177081B2 JP32472993A JP32472993A JP3177081B2 JP 3177081 B2 JP3177081 B2 JP 3177081B2 JP 32472993 A JP32472993 A JP 32472993A JP 32472993 A JP32472993 A JP 32472993A JP 3177081 B2 JP3177081 B2 JP 3177081B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、トラクタ等の車輌に搭
載されるキャビンのドア装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】トラクタには車体後部にキャビンが搭載
されているものがあり、このキャビンの左右両側にはド
アが開閉自在に備えられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、トラクタに
よる作業中あるいは走行中、キャビンのドアを少し開け
た状態で保持して、キャビン室内に外気を取り入れたい
という要望があり、前記従来のものにあっては、ドアに
はフレーム側に設けたストライカに結合するロック装置
が設けられていて、ドアを閉鎖状態に保持するようにな
っているが、ドアを少し開けた状態で該ドアを保持する
ものがなかった。
【0004】また、ドアを少し開けた状態で保持するの
に別途保持機構を設けたのではコスト高を招く。そこで
本発明は、前記問題点に鑑みて、ドアを少し開けた状態
で保持可能なキャビンのドア装置を提供することを目的
とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明が、前記目的を達
成するために講じた技術的手段は、キャビンフレーム5
の側部にドア14を開閉自在に設け、キャビンフレーム
5側に設けたストライカ20にドア14側に設けたロッ
ク装置19を結合させて、ドア14を閉鎖状態に保持さ
せるようにしたキャビンのドア装置において、前記キャ
ビンフレーム5側に、ドア14を少し開けた状態でロッ
ク装置19と結合してドア14を該状態に保持させる保
持姿勢と、キャビン室内に収容される収容姿勢とに姿勢
変更自在な補助ストライカ26を設け、前記ストライカ
20と補助ストライカ26とを位置調整可能とすると共
に、ストライカ20の位置調整に伴って補助ストライカ
26の位置調整もなされるように構成した点にある。
【0006】また、前記構成に加えて、キャビンフレー
ム5に固定した取付部材21に、ストライカ20が取り
付けられた取付台25と、補助ストライカ26が支持さ
れた支持プレート27とを、ネジ29によって共締めす
るのがよい。
【0007】
【作用】ドア14を少し開けた状態で保持しておくに
は、補助ストライカ26を保持姿勢にし、この補助スト
ライカ26にドア14のロック装置19を結合させる。
また、ドア14を閉鎖状態に保持しておくには、補助ス
トライカ26を収納姿勢にし、ストライカ20にドア1
4のロック装置19を結合させる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図4において、1はトラクタの車体で、エンジン
2,ミッションケース3等を直結して構成され、その後
部にはキャビン4が搭載されている。このキャビン4
は、図5に示す骨格体をなすキャビンフレーム5を有
し、このキャビンフレーム5は前支柱6と後支柱7とそ
れらの間の中間支柱8とを左右両側に有すると共に、こ
れら支柱6,7,8の上端部に溶着された前方開口状の
平面視コ字形の上部主枠材9及び前支柱6の上端部間を
連結する上部前枠材10等を備えている。
【0009】また、キャビンフレーム5の後下部左右両
側には後輪フェンダ11が設けられ、この左右両後輪フ
ェンダ11の上面から前面下端に亘って平面視コ字形の
下部枠材12が固着され、この下部枠材12に後支柱7
及び中間支柱8の下端が溶着されている。また、底部に
は鋼板で構成されたフロアシート13が設けられてい
る。
【0010】左右の前支柱6と中間支柱8及び後輪フェ
ンダ11前面側との間は乗降口とされ、左右乗降口はド
ア14によって、開閉自在に閉塞されている。このドア
14は、乗降口周縁形状に合致した外周部のドアフレー
ム15と、上下中途部に位置してドアフレーム15の前
後部間を連結する中間板16と、この中間板16の上方
及び下方に嵌め込まれたガラス板17等とから構成され
ている。ドアフレーム15の後部は、中間支柱8に、上
下一対のヒンジ18によって上下軸廻りに回動自在に取
り付けられ、中間板16の内面前端側にはキャビンフレ
ーム5側に設けられるストライカ20と結合してドア1
4を閉鎖状態に保持させるロック装置19が設けられて
いる。
【0011】左右前支柱6の上部は上方に向けて後方及
び左右方向内方に傾斜状とされ、下部は鉛直状とされて
おり、各前支柱6下部の鉛直状部分の上端内側には取付
部材21が設けられている。この取付部材21は、図1
乃至図3に示すように、前壁部22と、後壁部23と、
これら前壁部22と後壁部23の左右方向内端を連結す
る側壁部24とからなり、前壁部22と後壁部23の左
右方向外端が前支柱6に溶着されている。
【0012】取付部材21の後壁部23の後面側には、
平面視コ字形のストライカ20を溶着固定した取付台2
5が配置され、後壁部23の前面側には、補助ストライ
カ26が支持される支持プレート27が配置されてい
る。支持プレート27には、上下一対のネジ孔28が形
成され、これらネジ孔28に、取付台25と後壁部23
とを後方から貫通するネジ29が螺合されており、これ
によって後壁部23に取付台25と支持プレート27と
が取付けられている。
【0013】また、後壁部23に形成されるネジ29の
挿通孔30は、左右方向の長孔とされており、ネジ29
を緩めることによってストライカ20の位置を調節でき
るようになっているが、ネジ29は支持プレート27に
形成したネジ孔28に螺合されているので、ストライカ
20の調節に伴って補助ストライカ26も一緒に位置調
節されるようになっている。なお、ストライカ20の位
置調節は上下方向或いは斜め方向に成されるようになっ
ていてもよい。
【0014】支持プレート27の上部は前方に向けて折
曲され、この折曲部31は下方に向けて湾曲状に形成さ
れていて、上面に断面弧状の左右方向の溝32が形成さ
れ、この溝32の左右方向中央部位置に上下方向の貫通
孔33が形成されている。一方、補助ストライカ26は
棒材から形成され、一端側は下方に折曲されて軸部34
とされ、他端側も略直角に折曲されて係合部35とされ
ている。前記軸部34は支持プレート27上部の貫通孔
33に挿通されて、補助ストライカ26が軸部34の上
下軸心廻りに回動自在とされると共に、軸部34の下端
側にはバネ受け36が設けられ、このバネ受け36と支
持プレート27の折曲部31との間にはコイルバネ37
が圧縮状に介在されて、補助ストライカ26が下方に付
勢されている。
【0015】したがって、補助ストライカ26は、支持
プレート27上部の溝32に嵌合する2位置、即ち、キ
ャビン4から突出して係合部35がロック装置19と結
合し、ドア14を少し開けた状態に保持させる保持姿勢
(図1実線参照)と、キャビン4室内のフロントガラス
38内面側に収容される収容姿勢(図1仮想線参照)と
に位置決めされるようになっている。
【0016】補助ストライカ26はドア14を閉めた際
に、ロック装置19との結合のショックによって移動し
ないように、保持姿勢では前支柱6の後面に接当させる
ようにしている。また、補助ストライカ26を姿勢変更
させる際において、補助ストライカ26をコイルバネ3
7の付勢力に抗して上方に引き上げるようにしてもよい
が、折曲部31の基端側上面が弧状であり又溝32も弧
状であるので、補助ストライカ26を軸部34廻りに回
動させれば、補助ストライカ26の基部が溝32から離
脱する。
【0017】ドア14の中間板16前部には、図2に示
すように、アウトサイドハンドル39が設けられてい
る。このアウトサイドハンドル39は、左右方向外方側
の把手部40と、この把手部40内面から中間板16を
貫通するように左右方向内方側に突出された前後一対の
アーム部41とから成り、各アーム部41上部の左右方
向外方側が、中間板16側に枢軸42を介して、前後軸
心廻り回動自在に支持されている。
【0018】図6及び図7にも示すように、前側のアー
ム部41の上端側前部にはロッド継手43が前後軸心廻
り回動自在に枢着され、後側のアーム部41の上端側前
部にはコントロールロッド44の後端側が枢着されてい
る。前記ロッド継手43には、操作ロッド45が連結さ
れている。即ち、操作ロッド45の上部にはオネジ部4
6が形成され、ロッド継手43は、図8に示すように、
アーム部41に枢着された固定側47と、この固定側4
7に近接自在に支持されると共に結合可能とされた可動
側48とからなり、それらにそれぞれメネジ部49が形
成され、操作ロッド45のオネジ部46をロッド継手4
3の固定側47のメネジ部49と可動側のメネジ部49
とで挟み込むことで、操作ロッド45がロッド継手43
に上下位置調整自在に連結されている。
【0019】操作ロッド45の中途部には、L字形に形
成された掛合ロッド50が固着され、この掛合ロッド5
0はコントロールロッド44の前端側に上方から掛合さ
れている。また、コントロールロッド44の前端側は、
ストライカ20等に掛合されるロック装置19のラッチ
のストライカ20等との掛合を解除させるレリーズレバ
ーに連動連結されており、アウトサイドハンドル39の
把持部40を上方に引き上げることで、アーム部41を
介して操作ロッド45が引き下げられると共に、コント
ロールロッド44が引き下げられてラッチのストライカ
20等との掛合が解除されるようになっている。
【0020】前記構成では、組付けの際、コントロール
ロッド44の一端側をアーム部41に挿通し、その後操
作ロッド45の掛合ロッド50をコントロールロッド4
4の前端側に掛合し、その後操作ロッド45の上部をロ
ッド継手43に連結することによって、組付けが簡単に
なされる。図9はミッションケース3から突出する軸5
1の支持構造を示しており、ミッションケース3の支持
筒部52に軸51を回転自在に支持するベアリング53
が内嵌されると共に、このベアリング53の外方側に外
方からゴム等の弾性体からなるオイルシール53が内嵌
されている。このオイルシール53の嵌合部分の内周面
55には断面三角形状の周溝56が形成されていて、ミ
ッションケース3内からオイルシール53に圧力が作用
した場合に、前記周溝56にオイルシール53の外周側
がくい込んで抜止め作用を奏するようになっている。な
お、この構造はミッションケース3に外壁に形成した孔
をゴム栓で閉塞する部分にも効果的に使用できる。
【0021】キャビンフレーム5の中間支柱8は、図1
0に示すように、板材から左右方向内方側に開放状に形
成されており、前壁部57の下部及び後壁部58の上下
部にそれぞれ補強プレート59が配置され、補強プレー
ト59は上部主枠材9、下部枠材12及び中間支柱8の
前後壁部57,58に溶着されている。これは、図11
に示すように、キャビンフレーム5の上部に曲げ荷重W
を加えた際に、中間支柱8が仮想線で示すようにS字状
に屈曲して、c部の溶接部分に割れが発生すると共に、
d部に座屈が生ずるので、これを補強するためである。
【0022】
【発明の効果】本発明によれば、キャビンフレーム5側
に設けた補助ストライカ26を保持姿勢にし、この補助
ストライカ26にドア14のロック装置19を結合させ
ることで、ドア14を少し開けた状態に保持させること
ができ、ドア14を閉鎖状態に保持すべくロック装置1
9をストライカ20に結合させる際には、補助ストライ
カ26をキャビン室内に収容することができる。
【0023】ドア14を少し開けた状態に保持させるの
に、ロック装置19に結合する補助ストライカ26を設
けているので、ロック装置19及び該ロック装置19を
解除操作するインサイドハンドル等を利用でき、安価で
ある。また、ストライカ20と補助ストライカ26とを
位置調整可能とすると共に、ストライカ20の位置調整
に伴って補助ストライカ26の位置調整もなされるよう
に構成することにより、ストライカ20をロック装置1
9に対して位置調整すると補助ストライカ26も一緒に
位置調整されるので、補助ストライカ26の位置調整が
不要であり、至便である。
【0024】また、前記構成に加えて、キャビンフレー
ム5に固定した取付部材21に、ストライカ20が取り
付けられた取付台25と、補助ストライカ26が支持さ
れた支持プレート27とを、ネジ29によって共締めす
ることにより、ストライカ20の位置調整に補助ストラ
イカ26の位置調整を連動させる構造を、簡単に構成で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】要部の平面断面図である。
【図2】図1のa−a線矢示断面図である。
【図3】図1のb−b線矢示断面図である。
【図4】キャビン付トラクタの側面図である。
【図5】キャビンフレームの斜視図である。
【図6】ドアロック機構の斜視図である。
【図7】ドアロック機構の一部分を示す側面図である。
【図8】ロッド継手の平面図である。
【図9】軸支持構造の断面図である。
【図10】中間支柱の補強構造を示す斜視図である。
【図11】荷重試験による中間支柱の変形を示す背面図
である。
【符号の説明】
5 キャビンフレーム 14 ドア 19 ロック装置 20 ストライカ 26 補助ストライカ

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 キャビンフレーム(5)の側部にドア
    (14)を開閉自在に設け、キャビンフレーム(5)側
    に設けたストライカ(20)にドア(14)側に設けた
    ロック装置(19)を結合させて、ドア(14)を閉鎖
    状態に保持させるようにしたキャビンのドア装置におい
    て、 前記キャビンフレーム(5)側に、ドア(14)を少し
    開けた状態でロック装置(19)と結合してドア(1
    4)を該状態に保持させる保持姿勢と、キャビン室内に
    収容される収容姿勢とに姿勢変更自在な補助ストライカ
    (26)を設け、前記ストライカ(20)と補助ストラ
    イカ(26)とを位置調整可能とすると共に、ストライ
    カ(20)の位置調整に伴って補助ストライカ(26)
    の位置調整もなされるように構成したことを特徴とする
    キャビンのドア装置。
  2. 【請求項2】 キャビンフレーム(5)に固定した取付
    部材(21)に、ストライカ(20)が取り付けられた
    取付台(25)と、補助ストライカ(26)が支持され
    た支持プレート(27)とを、ネジ(29)によって共
    締めしたことを特徴とする請求項1に記載のキャビンの
    ドア装置。
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US7988210B2 (en) * 2006-10-20 2011-08-02 Kubota Corporation Cabin door device

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