JP3176979U - 車両用コンソールボックス装置 - Google Patents
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Abstract
【構成】ボックス本体に少なくとも物入れボックス部と電源ボックス部とを設け、前記電源ボックス部に蓋体を開閉自在に設けるとともにこの蓋体の表面にデザインを設けた車両用コンソールボックス装置において、前記デザインをブラックホールパネルによって構成した車両用コンソールボックス装置である。
【効果】コンソール電源部の蓋体の表面に、光による奥行感のある立体的なデザインを施すことができる。光による演出によって暗い箇所を照らすことができるとともに、コンソール部ひいては車内空間の装飾性を高めることができ、運転者は快適に車両を運転することができる。特にブラックホールパネル(以下「BHパネル」と記す)は光が奥まって見える立体感を示すため、運転の邪魔にならない状態でコンソール部の装飾性を高めることができる。
【選択図】 図2
【効果】コンソール電源部の蓋体の表面に、光による奥行感のある立体的なデザインを施すことができる。光による演出によって暗い箇所を照らすことができるとともに、コンソール部ひいては車内空間の装飾性を高めることができ、運転者は快適に車両を運転することができる。特にブラックホールパネル(以下「BHパネル」と記す)は光が奥まって見える立体感を示すため、運転の邪魔にならない状態でコンソール部の装飾性を高めることができる。
【選択図】 図2
Description
この考案は車両用コンソールボックス装置に関し、自動車の運転席と助手席との間に設置され、運転席周囲の電源コントロール、小物入れとして使用される。
従来におけるこの種のコンソールボックス装置は、ボックス本体に物入れ部とコンソール電源部とを設け、コンソール電源部に蓋体を開閉可能に設置したものであり、前記物入れ部に小銭やドリンクボトルを収納するとともに、前記蓋体を開放してコンセント配電盤を露出し、アクセサリーコンセント(ライター用コンセント、AUX端子用コンセント、USB端子用コンセント等)を使用可能にしていた。
しかしながら、かかる従来の車両用コンソールボックス装置においては小物入れやドリンクホルダーといった機能性を優先し、シンプルかつ目立たないものであったため、コンソール部ひいては車内空間の装飾性を高めにくく、この結果、車両の運転が単調にならざるを得ないという不都合を有した。
この不都合を解消することがこの考案の課題である。
前記課題を達成するために、この考案に係る車両用コンソールボックス装置においては、ボックス本体に少なくとも物入れボックス部と電源ボックス部とを設け、前記電源ボックス部に蓋体を開閉自在に設けるとともにこの蓋体の表面にデザインを設けた車両用コンソールボックス装置において、前記デザインをブラックホールパネルによって構成したものである。
この場合、前記物入れボックス部の内周壁面に、導光チューブを設置し、光源によってこの導光チューブを発光させることができる。
また、前記導光チューブを壁面内に周方向に向かって埋設し、内壁面を介して透光可能とすることができる。
さらに、前記ボックス本体の前端縁又は後端縁に足元照明を設置することができる。
この考案に係る車両用コンソールボックス装置は上記のように構成されているため、即ち、ボックス本体に少なくとも物入れボックス部と電源ボックス部とを設け、前記電源ボックス部に蓋体を開閉自在に設けるとともにこの蓋体の表面にデザインを設けた車両用コンソールボックス装置において、前記デザインをブラックホールパネルによって構成したため、コンソール電源部の蓋体の表面に、光による奥行感のある立体的なデザインを施すことができる。
よって、この考案にかかる車両用コンソールボックス装置を使用すれば、光による演出によって暗い箇所を照らすことができるとともに、コンソール部ひいては車内空間の装飾性を高めることができ、運転者は快適に車両を運転することができる。特にブラックホールパネル(以下「BHパネル」と記す)は光が奥まって見える立体感を示すため、運転の邪魔にならない状態でコンソール部の装飾性を高めることができる。
この場合、前記物入れボックス部の内周壁面に、導光チューブを設置し、光源によってこの導光チューブを発光させれば、物入れボックスの位置の確認がし易くなるとともに、その装飾性も向上する。
また、前記導光チューブを壁面内に周方向に向かって埋設し、内壁面を介して透光可能とすれば導光チューブは内壁面に突出しないため、物入れボックス部への物の出し入れが容易になる。
さらに、前記ボックス本体の前端縁又は後端縁に足元照明を設置すれば、運転席周囲の足元を任意に明るくすることができ、車両用の運転、特に夜間における運転を容易にすることができる。
この考案に係る車両用コンソールボックス装置においては、実施するにあたって下記の構成に最も主要な特徴を有する。
「コンソールボックス本体」は樹脂成形が適している。
「BHパネル」は通常使用販売されているものであり、一対の合わせ鏡の間にLEDを挟み、その光を合わせ鏡の機能によって奥行感(ブラックホール模様)を出すものである。
「導光チューブ」とはアウターチューブ内の内側にリフレクターフィルムを設置し、その内側に導光フィルムを設置し、その内側にエクストラリフレクターフィルムを設置したものであり、通常使用販売されているものである。
「足元照明」としてはLEDを使用する。
「BHパネル」や「導光チューブ」の光をコントロールすることにより、調光やフェードイン・アウト、またLEDをフルカラー(3色)に変えることで発色性を無限に変化させることが可能である。なおこの実施例では光源としてLEDを使用したが全ての場合において、これに限定されるものではなく、全ての発光手段を使用することができる。
以下、この考案の実施例を図面に基づいて説明する。
図1はこの考案に係る車両用コンソールボックス装置の斜視図、図2は同平面図、図3は図2におけるIII-III線断面図、図4は図2におけるIV-IV線断面図である。
図1において、Dは四輪自動車(この考案の「車両」に相当する)の運転席シート、Aは同助手席シートである。Cはコンソールボックス装置であり、運転席シートDと助手席シートAの間に設置されている。また、Rはインパネであり、コンソールボックス装置Cの前方に位置している。
次に図1〜図4に基づいて、前記コンソールボックス装置Cについて詳述する。
図において、10はコンソールボックス本体、11はそのボックス部である。12は裾部であり、前記ボックス部11の周端縁に連設されている。これらのボックス部11及び裾部12は合成樹脂によって一体成形されている。
13は仕切壁であり、前記ボックス部11の底面に一体成形されている。この仕切壁13は上方に延び、前記ボックス部を物入れボックス部20と電源ボックス部30とに区切っている。
前記物入れボックス部20において、21、21、…は小物ボックスであり、前記仕切壁13に沿って配置されている。前記物入れボックス20におけるこの小物ボックス21、21、…以外は大きな物を収容する大物ボックス部22として使用される。また、23は床下収納部、24はその開閉蓋である。
25は口端突条部であり、前記物入れボックス部20における前記大物ボックス部22の内周壁に形成されている。この口端突条部25はU字状(図2において)を示している。26はスロープ部であり前記口端突条部の下端縁に連設されている。このスロープ部26は下方に向かうに従って外側に拡がっている。
Tは導光チューブであり、前記大物ボックス部22におけるスロープ部の内壁面に設置されている。この導光チューブTは発光面を前記スロープ部26に接触した状態で前記大物ボックス部22内をU字状(図2において)に延び、その両端部は前記電源ボックス部30にまで至っている。
27、27はLED(発光部)であり、前記電源ボックス部30内に設置されている。このLED27,27はリフレクター(図示せず)を介して前記導光チューブTに光を導き、導光チューブTを発光させる。なお、前記物入れボックス部(スロープ部26を含む)20は前記導光チューブTの光を通過できる厚さに形成されているため、この光は物入れボックス20の内壁面を光により装飾することができる。
31はコンセント配電盤であり、前記電源ボックス部30内の上部に設置されている。このコンセント配電盤は略水平に位置し、その表面には前記アクセサリーコンセントが設置されている。
32は蓋体であり、前記電源ボックス部30の開口部に開閉可能(図3において矢印方向)に設置されている。この蓋体32を開けることによって前記コンセント配電盤31が露出し、アクセサリーコンセント使用することができる。
PはBHパネルであり、前記蓋体32の表面に貼着されている。このBHパネルPの構造は前記した通りである。
次に、F、Fは足元照明であり前記裾部(コンソールボックス本体10の)12における前部及び後部の下端部に設けられている。この足元照明F、Fは水平方向に延び、前記コンソールボックス本体10の外側の下部を照らし出す。50,50はLEDでありこの足元照明F、Fの光源として使用されている。
前記BHパネルP、前記導光チューブ及び前記足元照明Fの各LEDは制御回路(外部ECV他)60を介して調光等がコントロールされる。なお、この制御回路60は電源ボックス部30内に設置されている。またこの制御回路60の操作部は前記配電盤31に設置されている。
この考案に係る車両用コンソールボックス装置は、光による演出によって暗い箇所を照らすことができるとともに、コンソール部ひいては車内空間の装飾性を高めることができ、運転者は快適に車両を運転することができる。特にブラックホールパネル(以下「BHパネル」と記す)は光が奥まって見える立体感を示すため、運転の邪魔にならない状態でコンソール部の装飾性を高めることができる。産業上の利用可能性は高いものである。
A … 助手席シート
C … コンソールボックス装置
D … 四輪自動車(車両)の運転席シート
F … 足元照明
P … BHパネル
R … インパネ
T … 導光チューブ
10 … コンソールボックス本体、
11 … ボックス部。
12 … 裾部
13 … 仕切壁
20 … 物入れボックス部
21 … 小物ボックス部
22 … 大物ボックス部
23 … 床下収納部
24 … 開閉蓋
25 … 口端突条部
26 … スロープ部
27 … LED(発光部)
30 … 電源ボックス部
31 … コンセント配電盤
32 … 蓋体
50 … LED
60 … 制御回路
C … コンソールボックス装置
D … 四輪自動車(車両)の運転席シート
F … 足元照明
P … BHパネル
R … インパネ
T … 導光チューブ
10 … コンソールボックス本体、
11 … ボックス部。
12 … 裾部
13 … 仕切壁
20 … 物入れボックス部
21 … 小物ボックス部
22 … 大物ボックス部
23 … 床下収納部
24 … 開閉蓋
25 … 口端突条部
26 … スロープ部
27 … LED(発光部)
30 … 電源ボックス部
31 … コンセント配電盤
32 … 蓋体
50 … LED
60 … 制御回路
Claims (4)
- ボックス本体に少なくとも物入れボックス部と電源ボックス部とを設け、前記電源ボックス部に蓋体を開閉自在に設けるとともにこの蓋体の表面にデザインを設けた車両用コンソールボックス装置において、前記デザインをブラックホールパネルによって構成したことを特徴とする車両コンソールボックス装置。
- 前記物入れボックス部の内周壁面に、導光チューブを設置し、光源によってこの導光チューブを発光させることを特徴とする請求項1の車両コンソールボックス装置。
- 前記導光チューブを壁面内に周方向に向かって埋設し、内壁面を介して透光可能としたことを特徴する請求項2の車両コンソールボックス装置。
- 前記ボックス本体の前端縁又は後端縁に足元照明を設置したことを特徴とする請求項1、請求項2又は請求項3の車両コンソールボックス装置。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2012002556U JP3176979U (ja) | 2012-04-27 | 2012-04-27 | 車両用コンソールボックス装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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Family Applications (1)
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2012
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