JP3176868U - 使用寿命を延長できる線形スライドレール - Google Patents

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Abstract

【課題】使用寿命を延長できる線形スライドレールを提供する。
【解決手段】ガイドレール40、スライドブロック50、及び複数の転がり柱ユニット60を包含し、該ガイドレール40とスライドブロック50の間に、複数の転がり柱収容孔502、503が設けられ、各転がり柱収容孔502、503はいずれも二つのV形溝が共同で構成し、各V形溝は二つの斜面を有し、該転がり柱ユニット60の転がり柱はそのうち一つの斜面に対して転がり線接触し、斜面が摩損した後、転がり柱がもう一つの摩損していない斜面を選択して転がり線接触でき、これにより、使用寿命を倍増する効果を達成し、また、該転がり柱の両側端距離中線に、それぞれ長さの異なる第1、第2端面が設けられ、異なる端面を選択して転がり柱収容孔502、503内に嵌め込むことで、転がり柱とV形溝内壁の接触線位置に変動移動を発生させ、これにより、同様に、線形スライドレールの使用寿命を倍増する効果を達成できる。
【選択図】図3

Description

本考案は一種の線形スライドレールに係り、特に一種の、使用寿命を延長できる線形スライドレールを指す。
図1を参照されたい。周知の一種の線形スライドレール20は、ガイドレール21、スライドブロック22及び複数の転がり玉23を有する。該スライドブロック22の下方にはガイドレール21を嵌合するための凹溝221が設けられ、該ガイドレール21の上面及び両側辺にそれぞれ複数の転がり溝211が設けられ、スライドブロック22の内部の、各転がり溝211に対応し隣接する位置に、循環孔222が凹設され、複数の転がり玉23が転がり溝211内に入れられ、さらに対応する循環孔222内に進入し循環を構成し、こうして、該スライドブロック22が該ガイドレール21上で自由に移動する。
このような線形スライドレール20の長所は、ガイドレール21の上面部分にビーズ23が取り付けられて支持部品とされ、有効にスライドブロック22上方からの圧力を受け止めることであり、その欠点は、転がり玉23が点接触を形成する関係で、転がり玉23と転がり溝211の接触面が力を受けて摩損しやすく、使用寿命が長くないことである。
図2を参照されたい。図2に示されるもう一種の周知の線形スライドレール30は、ガイドレール31、スライドブロック32及び複数の転がり柱33を有する。スライドブロック32はスライド自在にガイドレール31上に設けられて線形移動可能で、スライドブロック32の両側辺部分それぞれに、二つの転がり溝321が設けられ、スライドブロック32内部の二つの転がり溝321に対応する側辺部分に、二つの循環孔322が凹設され、転がり柱33が転がり溝321に収容された後、さらに対応する循環孔322内に進入して循環を形成し、こうして、スライドブロック32を順調に移動させる効果を達成する。
このような線形スライドレール30の長所は転がり柱33が転がり部品とされて、転がり柱33と転がり溝321の間が線接触を呈し、転がり柱33の積載能力が転がり玉より強く、有効に機械の大重量を受け止めることができ、使用寿命も比較的長いことである。
ただし、その使用上、尚も不十分なところがあり、それは、一般に線形スライドレール30は長時間の使用の後、或いは、機械に衝突やその他の大きな力の衝撃事故が発生すると、転がり柱33と転がり溝321の接触線が摩損し、一旦転がり溝321に摩損現象が発生すると、全体の機械の精度に厳重な誤差が発生し得て、その場合に、使用者は全体の線形スライドレール30を取り外して交換し、並びに改めて精度を校正しなければならず、相当に時間とコストを消耗し、さらに厳重な場合は全部の機械を廃棄しなければならなくなる。このため、いかに線形スライドレール30の使用寿命を延長するかは、現在にいたるまで、業者が解決しようとする課題となっている。
これにより、本考案の目的は、転がり柱の接触線位置を変更することにより、使用寿命の延長を達成する線形スライドレールを提供することにある。
本考案は使用寿命を延長できる線形スライドレールを提供し、それは、第1の態様において、ガイドレール、スライドブロック、及び複数の転がり柱ユニットを包含し、該ガイドレール上部に外側作用辺が設けられ、該外側作用辺上に複数のV形溝が設けられ、各V形溝はいずれも左斜面と右斜面で構成される。該スライドブロックの下部に該ガイドレールの外側作用辺と対向する内側作用辺が凹設され、該内側作用辺に複数のV形溝が凹設され、該スライドブロックと該ガイドレールのV形溝は相互に対応し且つ共同で複数の転がり柱収容孔を形成し、該スライドブロック内部の各転がり柱収容孔の両側斜角に対応する位置に、それぞれ第1循環孔と第2循環孔が凹設される。複数の該転がり柱ユニットは上述の転がり柱収容孔内に収容され、各該転がり柱ユニットは、複数の円柱形転がり柱を包含し、各該転がり柱の外周は選択的にV形溝のそのうち一つの斜面と転がり線接触し、これら転がり柱はV形溝の斜面の傾斜角度により選択的に第1或いは第2循環孔内に嵌入する。
本考案は第1の態様において、該転がり柱収容孔が二つのV形溝が共同で構成し、各該V形溝がいずれも二つの斜面を有し、転がり柱ユニットの転がり柱をそのうち一つの斜面と転がり線接触させ、転がり柱は使用中の斜面が摩損した後に、もう一つの摩損していない斜面を選択して転がり線接触可能で、これにより、スライドレールの使用寿命を延長できる。
本考案は使用寿命を延長できる線形スライドレールを提供し、それは、第2の態様において、ガイドレール、スライドブロック及び複数の転がり柱ユニットで構成される。そのうち、該ガイドレール上部に外側作用辺が設けられ、該外側作用辺上に複数のV形溝が凹設され、該スライドブロックの下部に該ガイドレールの外側作用辺と対向する内側作用辺が凹設され、該内側作用辺に複数のV形溝が凹設され、該スライドブロックと該ガイドレールのV形溝は相互に対応し且つ共同で複数の転がり柱収容孔を形成し、該転がり柱ユニットがそれぞれ上述の転がり柱収容孔内に収容され、各転がり柱ユニットは複数の円柱形転がり柱を包含し、各該転がり柱の外周はV形溝と転がり線接触して一つの接触線を形成し、各転がり柱の中央に中線が画定され、転がり柱の両端部分に第1端面と第2端面が設けられ、該第1端面と第2端面が設けられ、該第1端面の中線の相対する中線の距離は、該第2端面の相対する中線の距離より長く、該転がり柱は選択的に該第1端面或いは該第2端面を以て該転がり柱収容孔内に収容され、これにより該転がり柱とV形溝の接触線位置に変動を発生する。
本考案は使用寿命を延長できる線形スライドレールを提供し、それは、第2の態様において、該転がり柱の両端部分に、一方が長く一方が短い第1端面と第2端面が設けられ、転がり柱に、該第1端面或いは第2端面を選択させて、転がり柱収容孔内に進入させ、転がり柱とV形溝内壁の接触線位置に変動を発生させ、これにより、線形スライドレールの使用寿命を倍増させる。
本考案は使用寿命を延長できる線形スライドレールを提供し、それは、ガイドレール、スライドブロック、及び複数の転がり柱ユニットを包含し、該ガイドレールとスライドブロックの間に、複数の転がり柱収容孔が設けられ、各転がり柱収容孔はいずれも二つのV形溝が共同で構成し、各V形溝は二つの斜面を有し、該転がり柱ユニットの転がり柱はそのうち一つの斜面に対して転がり線接触し、斜面が摩損した後、転がり柱がもう一つの摩損していない斜面を選択して転がり線接触でき、これにより、使用寿命を倍増する効果を達成し、或いは本考案は、該転がり柱の両側端距離中線に、それぞれ長さの異なる第1、第2端面が設けられ、異なる端面を選択して転がり柱収容孔内に嵌め込むことで、転がり柱とV形溝内壁の接触線位置に変動移動を発生させ、これにより、同様に、線形スライドレールの使用寿命を倍増する効果を達成できる。
周知の線形スライドレールの組合せ断面図である。 別の周知の線形スライドレールの組合せ断面図である。 本考案の使用寿命を延長できる線形スライドレールの第1実施例の組合せ断面図であり、本考案がガイドレール、スライドブロック及び複数の転がり柱ユニットを包含することを説明する。 図3の拡大表示図であり、ガイドレールとスライドブロックの間に、転がり柱を収容する転がり柱収容孔が設けられ、転がり柱収容孔の両側斜角部分に第1循環孔と第2循環孔が設けられ、転がり柱が転がり柱収容孔と第1循環孔内に収容される状況を示す。 上述の好ましい実施例の平面図であり、該転がり柱ユニットの転がり柱が同じ長さの二つの端面を具えていることを示す。 上述の好ましい実施例の使用動作図であり、該転がり柱が転がり柱収容孔及び第2循環孔内に取り付けられた状態を示す。 図6の拡大表示図である。 本考案の第2実施例の組合せ断面図である。 本考案の好ましい実施例の平面図であり、本考案が別の転がり柱構造を使用し、該転がり柱の両端部分に長さの異なる第1端面と第2端面が設けられたことを示す。 本考案の好ましい実施例の使用動作図であり、該転がり柱の第1端面が下方の転がり柱収容孔内に嵌め込まれた状態を示す。 本考案の好ましい実施例の使用動作図であり、該転がり柱の第2端面が下方の転がり柱収容孔内に嵌め込まれた状態を示す。 本考案の第3実施例の組合せ断面図である。 本考案の好ましい実施例の使用動作図であり、該転がり柱が第1端面を以て上方の転がり柱収容孔内に嵌め込まれた状態を示す。 本考案の好ましい実施例の使用動作図であり、該転がり柱が第2端面を以て上方の転がり柱収容孔内に嵌め込まれた状態を示す。
本考案の技術内容、構造特徴、達成する目的を詳細に説明するため、以下に実施例を挙げ並びに図面を組み合わせて説明する。
図3及び図4に示されるように、本考案の使用寿命を延長できる線形スライドレールは、その第1実施例において、ガイドレール40、スライドブロック50及び4組の転がり柱ユニット60を包含する。続いて、上述の構成要件の形状及び空間組合せ形態について、以下に詳細に説明する。
該ガイドレール40は、断面が矩形状を呈する長尺状軌道であり、その上部に外側作用辺が設けられ、該外側作用辺は上面41及び、該上面41の両端より下向きに延伸された二つの側辺面42を包含する。該上面41の左右の二カ所に、二つのV形溝43が凹設され、二つのV形溝43にそれぞれ転がり柱ユニット60が取り付けられる。
各V形溝43は左斜面431と右斜面432で構成され、左斜面431と右斜面432の間に、夾角(θ)が形成される。該夾角(θ)の角度は90度より大きく、90度より大きくする目的は、転がり柱ユニット60の転がり柱61がV形溝43のそのうち一つの斜面と接触できるようにし、これにより、転がり柱61の両端面がもう一つの斜面と摩擦接触を発生しないようにし、これにより、別の斜面の精度の完全性を保持することにある。このほか、該ガイドレール40は二つの側辺面42上に二つのV形溝44が凹設されている。
該スライドブロック50の下部にガイドレール40の外側作用辺と対向する内側作用辺が設けられ、該内側作用辺は内側上面51と二つの側辺壁面52を包含する。内側上面51とガイドレール40の上面41は対向状を呈し、二つの側辺壁面52とガイドレール40の側辺面42が対向状を呈する。内側上面51の左右二カ所に凹設されたV形溝53、スライドブロック50とガイドレール40のV形溝53、43は相互に上下に対応し且つ共同で二つの転がり柱収容孔502を形成する。
スライドブロック50内部の各転がり柱収容孔502の左右両側の斜角部分にはそれぞれ第1循環孔54と第2循環孔55が設けられている。このほか、二つの側辺壁面52に二つのV形溝56が凹設され、スライドブロック50とガイドレール40のV形溝56、44が相互に対応し且つ共同で二つの転がり柱収容孔503を画定し、スライドブロック50内部の該転がり柱収容孔503に対応する側辺斜角部分に循環孔57が凹設される。
4組の転がり柱ユニット60は、上述の転がり柱収容孔502、503内に取り付けられ、各一組の転がり柱ユニット60は、複数の円柱形転がり柱61が直列に配列されてなる。図5を参照されたい。本実施例中、該転がり柱61は円柱体構造とされ、その外周に、円弧形に突出状の円弧面611があり、各転がり柱61の中央に、中線Mが画定され、転がり柱61の両端に中線Mより同じ長さ(L)が離れた二つの端面612がある。
図4を参照されたい。該転がり柱61の円弧面611は選択的にV形溝43の左斜面431と転がり線接触し、転がり柱61の端面612と右斜面432は接触せず、間隙Iを保持し、さらに、転がり柱61の左向き或いは右向きの傾斜角度の違いにより、選択的に転がり柱61が第1循環孔54或いは第2循環孔55内に進入して循環を形成する。
以上は、本考案の使用寿命を延長できる線形スライドレールの形状の概要である。続いて、本考案の使用動作及び達成する機能について説明する。
図3、4を共に参照されたい。まず、転がり柱61の円弧面611が選択的にガイドレール40のV形溝43のそのうち一つの斜面と転がり線接触し、V形溝43のもう一つの斜面をアイドル状態となす。さらに転がり柱61の円弧面611の左向き傾斜或いは右向き傾斜の状態により、対応する第1循環孔54或いは第2循環孔55内に進入する。こうして、転がり柱ユニット60の全ての転がり柱61が順調に転がり柱収容孔502内で転がり循環する。
図6、7を参照されたい。転がり柱61が接触するガイドレール40のV形溝43の斜面に摩損が発生すると、転がり柱ユニット60の全ての転がり柱61は全て交換され、交換後の転がり柱61はそれ以上、もとの斜面と接触せず、V形溝43のもう一つの摩損していない斜面と転がり線接触し、さらに、転がり柱61は選択的に対応する第1循環孔54或いは第2循環孔55に挿入される。これにより、転がり柱ユニット60はV形溝43上で全く新しい接触線を以て転がり、これにより、使用寿命を二倍に延長する効果を達成する。
本考案はもう一種の交換手段を有する。図8を参照されたい。本考案の線形スライドレールの第2実施例によると、第1実施例と同様に、ガイドレール40、スライドブロック50及び複数の転がり柱ユニット70で構成される。
該ガイドレール40の側辺面42及び該スライドブロック50の側辺壁面52には二つのV形溝44、56が凹設され、二つのV形溝44、56は相互に対応し且つ共同で二つの転がり柱収容孔503を画定し、転がり柱ユニット70の転がり柱71が収容される。
本実施例の最も特別なところは、該転がり柱ユニット70が使用するのは、第1実施例と異なる転がり柱71構造であることである。図9を参照されたい。該転がり柱71も円柱体構造であり、その外周に、円弧状に突出する円弧面711を具え、各転がり柱71の中央に中線Mが画定され、転がり柱71の両端部分に、第1端面712と第2端面713が設けられ、該第1端面712の中線Mからの距離がL1とされ、該第2端面713の中線Mからの距離がL2とされ、L1はL2よりも長い。
図10、図11を参照されたい。各転がり柱71の外周円弧面711とV形溝44、56内壁が接触し、接触線P1(P2)を形成する。使用者は、転がり柱71に選択的に第1端面712或いは第2端面713を以て、転がり柱収容孔503内に嵌め込むことができ、これにより、転がり柱71にV形溝44、56内壁における接触線P1(P2)位置を変動させることができる。
図10を参照されたい。最初の使用状況において、転がり柱ユニット70の転がり柱71は選択的に、第1端面712を基準として転がり柱収容孔503内に嵌め込まれる。このとき、転がり柱71の外周の円弧面711はV形溝44、56内壁との間に、接触線P1を発生し、さらに、転がり柱71が循環孔57内に進入し、こうして、転がり柱ユニット70の全ての転がり柱71が順調に転がり柱収容孔503内で循環し転がる。
図11を参照されたい。線形スライドレールをある期間使用し、転がり柱71とガイドレール40、スライドブロック50のV形溝44、56内壁のもとの接触線P1に摩損が発生すると、使用者は転がり柱ユニット70の全ての転がり柱71を交換し、交換後の転がり柱71の円弧面711に、V形溝44、56の内壁と別の新たな接触線P2を発生させることができる。こうして、転がり柱ユニット70の全ての転がり柱71は新たな接触線P2位置で転がり、これにより、同様に、線形スライドレールの使用寿命を2倍に延長する効果を達成できる。
図12を参照されたい。本考案は第1実施例と第2実施例の二種類の技術手段を合併し、本考案の第3実施例とすることができ、それは、第1、第2実施例と同様に、ガイドレール40、スライドブロック50及び複数の転がり柱ユニット70を包含する。該ガイドレール40とスライドブロック50の間には、複数の転がり柱収容孔502が設けられ、スライドブロック50内部の、転がり柱収容孔502に対応する左右両側斜角部分に、第1循環孔54と第2循環孔55が設けられる。
図13、図14に示されるように、該転がり柱ユニット70が使用する転がり柱71の両端には一方が長く、一方が短い第1端面712及び第2端面713が設けられ、これにより、本実施例は第1循環孔54、第2循環孔55の設置を利用し、転がり柱71に選択的にV形溝43のそのうち一つの斜面と転がり線接触させて、線形スライドレールに寿命を2倍に延長する効果を達成させる。続いて、さらに該転がり柱71を選択的に第1端面712或いは第2端面713を以て、異なる方向に転がり柱収容孔502内に挿入することで、転がり柱71とV形溝43内壁の接触線P1(P2)位置を変更し、これにより、線形スライドレールの使用寿命をさらに延長することができる。
総合すると、本願の使用寿命を延長できる線形スライドレールは、周知の線形スライドレールの使用寿命が比較的短いという欠点を改善するための技術手段として、ガイドレール40とスライドブロック50の間に転がり柱収容孔502、503を設置し、スライドブロック50内部の各転がり柱収容孔502に対応する左右両側部分に、第1循環孔54と第2循環孔55を設け、転がり柱ユニット60の転がり柱61に選択的に転がり柱収容孔502のそのうち一つの斜面と転がり線接触させ、循環して転がらせ、使用中の斜面に摩損現象が発生した時、転がり柱61に未磨耗のもう一つの斜面を選択させて転がり線接触させ、該ガイドレール40とスライドブロック50を続けて使用可能とし、これにより、使用寿命を2倍に延長する効果を達成する。
このほか、本考案は異なる転がり柱71構造を使用可能で、該転がり柱71の両側端に、中線Mからの距離が異なる第1端面712と第2端面713を設け、異なる長さの端面より一方を選択して転がり柱収容孔502(503)内に嵌め込むことで、転がり柱71の外周円弧面611と転がり柱収容孔502(503)内壁の間の接触線P1(P2)の位置に変動を発生させて、これにより、相容に、使用寿命を2倍に延長する効果を達成する。
且つ、上述の二種類の交換手段は、合併し組み合わせて運用可能であり、本考案はさらに数倍の使用寿命に延長することができる。
上述の技術手段により、本考案は少なくとも線形スライドレールの寿命を2倍に延長でき、本考案は航空工業、自動車工業、金属加工機械及びその他の産業機械上に応用可能であり、これらの機械の使用年限を延長し、これにより、機械の購入コストを有効に節約できる。且つ本考案のガイドレール40は摩損が発生した状況で、ただ転がり柱61、71の接触線位置を変更すればよく、周知の線形スライドレールのように、全体を取り外して並びに交換し新たに校正する必要がなく、このため、本考案の交換作業は周知の技術に較べてスピーディーで便利である。
以上述べたことは、本考案の実施例にすぎず、本考案の実施の範囲を限定するものではなく、本考案の実用新案登録請求の範囲に基づきなし得る同等の変化と修飾は、いずれも本考案の実用新案登録請求範囲のカバーする範囲内に属するものとする。
40 ガイドレール
41 上面
42 側辺面
43 V形溝
431 左斜面
432 右斜面
44 V形溝
50 スライドブロック
502 転がり柱収容孔
503 転がり柱収容孔
51 内側上面
52 側辺壁面
53 V形溝
54 第1循環孔
55 第2循環孔
56 V形溝
57 循環孔
60 転がり柱ユニット
61 転がり柱
611 円弧面
612 端面
70 転がり柱ユニット
71 転がり柱
711 円弧面
712 第1端面
713 第2端面

Claims (5)

  1. 使用寿命を延長できる線形スライドレールにおいて、
    ガイドレールであって、上部に外側作用辺が設けられ、該外側作用辺上に複数のV形溝が設けられ、各V形溝はいずれも左斜面と右斜面で構成された、上記ガイドレールと、
    スライドブロックであって、下部に該ガイドレールの外側作用辺と対向する内側作用辺が凹設され、該内側作用辺に複数のV形溝が凹設され、該スライドブロックと該ガイドレールのV形溝は相互に対応し且つ共同で複数の転がり柱収容孔を形成し、該スライドブロック内部の各転がり柱収容孔の両側斜角に対応する位置に、それぞれ第1循環孔と第2循環孔が凹設された、上記スライドブロックと、
    複数の転がり柱ユニットであって、上述の転がり柱収容孔内に収容され、各該転がり柱ユニットは、複数の円柱形転がり柱を包含し、各該転がり柱の外周は選択的にV形溝のそのうち一つの斜面と転がり線接触し、これら転がり柱はV形溝の斜面の傾斜角度により選択的に第1或いは第2循環孔内に嵌入する、上記複数の転がり柱ユニットと、
    を包含することを特徴とする、使用寿命を延長できる線形スライドレール。
  2. 請求項1記載の使用寿命を延長できる線形スライドレールにおいて、該ガイドレールの外側作用辺は上面と、二つの、該上面の両端より下向きに延伸された側辺面を包含し、該スライドブロックの内側作用辺は内側上面と二つの、該内側上面両端より下向きに延伸された側辺壁面を包含し、該内側上面と該ガイドレールの上面は対向し、二つの該側辺壁面と該ガイドレールの二つの該側辺面は対向し、V形溝が該ガイドレールの上面と該スライドブロックの内側上面に設置されることを特徴とする、使用寿命を延長できる線形スライドレール。
  3. 請求項1記載の使用寿命を延長できる線形スライドレールにおいて、該V形溝の左斜面と右斜面の間に夾角が形成されて、該夾角の角度は90度より大きいことを特徴とする、使用寿命を延長できる線形スライドレール。
  4. 使用寿命を延長できる線形スライドレールにおいて、
    ガイドレールであって、上部に外側作用辺が設けられ、該外側作用辺上に複数のV形溝が凹設された上記ガイドレールと、
    スライドブロックであって、下部に該ガイドレールの外側作用辺と対向する内側作用辺が凹設され、該内側作用辺に複数のV形溝が凹設され、該スライドブロックと該ガイドレールのV形溝は相互に対応し且つ共同で複数の転がり柱収容孔を画定する、上記スライドブロックと、
    複数の転がり柱ユニットであって、それぞれ上述の転がり柱収容孔内に収容され、各転がり柱ユニットは複数の円柱形転がり柱を包含し、各該転がり柱の外周はV形溝と転がり線接触して一つの接触線を形成し、各転がり柱の中央に中線が画定され、転がり柱の両端部分に第1端面と第2端面が設けられ、該第1端面と第2端面が設けられ、該第1端面の中線の相対する中線の距離は、該第2端面の相対する中線の距離より長く、該転がり柱は選択的に該第1端面或いは該第2端面を以て該転がり柱収容孔内に収容され、これにより該転がり柱とV形溝の接触線位置に変動を発生する、上記複数の転がり柱ユニットと、
    を包含することを特徴とする、使用寿命を延長できる線形スライドレール。
  5. 請求項4記載の使用寿命を延長できる線形スライドレールにおいて、該ガイドレールの外側作用辺は上面と、二つの、該上面の両端より下向きに延伸された側辺面を包含し、該スライドブロックの内側作用辺は内側上面と二つの、該内側上面両端より下向きに延伸された側辺壁面を包含し、該内側上面と該ガイドレールの上面は対向し、二つの該側辺壁面と該ガイドレールの二つの該側辺面は対向し、V形溝が該ガイドレールの上面と該スライドブロックの内側上面に設置されることを特徴とする、使用寿命を延長できる線形スライドレール。
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CN107906192A (zh) * 2017-12-18 2018-04-13 泰尔重工股份有限公司 一种传动轴润滑装置
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