JP3176139U - 靴擦れ防止具 - Google Patents
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Abstract
【課題】貼付ける位置がずれないように仮止めして正確に位置決めした状態で靴の後端部内面に貼付けることができる、取扱い性及び靴擦れ防止効果に優れた靴擦れ防止具を提供する。
【解決手段】靴擦れ防止用の弾性パッド層2の裏面に粘着層3が形成され、この粘着層3が剥離紙4で被覆された靴擦れ防止具1であって、剥離紙4の適所、望ましくは中央部付近に切取り部4aが形成された構成の靴擦れ防止具とする。切取り部4aを切取って粘着層3を一部露出させ、靴の後端部内面に靴擦れ防止具1を仮止めして位置決めし、残りの剥離紙4を剥離して靴擦れ防止具1の弾性パッド2全体を靴の後端部裏面に貼付けて靴擦れを防止する。
【選択図】図3
【解決手段】靴擦れ防止用の弾性パッド層2の裏面に粘着層3が形成され、この粘着層3が剥離紙4で被覆された靴擦れ防止具1であって、剥離紙4の適所、望ましくは中央部付近に切取り部4aが形成された構成の靴擦れ防止具とする。切取り部4aを切取って粘着層3を一部露出させ、靴の後端部内面に靴擦れ防止具1を仮止めして位置決めし、残りの剥離紙4を剥離して靴擦れ防止具1の弾性パッド2全体を靴の後端部裏面に貼付けて靴擦れを防止する。
【選択図】図3
Description
本考案は、靴に貼付けて使用する靴擦れ防止具に関し、更に詳しくは、貼付ける位置がずれないように仮止めして正確に貼付けることができる靴擦れ防止具に関する。
従来より、足の踵等に貼付ける靴擦れ防止材として、粘着シートの粘着面に、柔軟なリングパッドとその内側の柔軟な弾性パッドを設けたもの(特許文献1)や、裏面中央部にパッドを貼着した粘着テープの表面に、偏平環状に形成した滑り片を接着したもの(特許文献2)などが提案されている。けれども、足の踵等に貼付ける靴擦れ防止材は、粘着シートや粘着テープによって皮膚がかぶれる心配がある。
これに対し、靴の後端部内面(踵と接する後端部内面)に貼付ける靴擦れ防止具として、弾性パッド層の裏面に粘着層を形成し、この粘着層を剥離紙で被覆したものが開発されている。
この靴擦れ防止具は、剥離紙を剥がして粘着層の粘着力で靴の後端部内面に貼付けられ、弾性パッド層によって足の踵の靴擦れを軽減、防止するものであるため、皮膚がかぶれる心配はないが、以下のような問題があった。
即ち、上記の靴擦れ防止具は、剥離紙を剥がして靴の後端部内面に貼付けるとき、貼付ける位置がずれないように仮止めして正確に位置を決めることができないため、貼付ける位置がずれる場合が多く、位置ずれした状態で一度貼付けてしまうと、靴擦れ防止具を剥がして適正な位置に再度貼付けることが困難であった。この靴擦れ防止具は上記のように取扱い性が悪く、適正な位置に貼付けることが容易でないため、位置ずれによって満足な靴擦れ防止効果を発揮できない場合が多いという問題があった。
本考案は上記の問題に対処すべくなされたもので、その解決しようとする課題は、貼付ける位置がずれないように仮止めして正確に位置決めした状態で靴の後端部内面に貼付けることができる、取扱い性及び靴擦れ防止効果に優れた靴擦れ防止具を提供することにある。
上記課題を解決するため、本考案に係る靴擦れ防止具は、靴擦れ防止用の弾性パッド層の裏面に粘着層が形成され、この粘着層が剥離紙で被覆された靴擦れ防止具であって、上記剥離紙の適所に切取り部が形成されていることを特徴とするものである。
本考案の靴擦れ防止具においては、上記切取り部が上記剥離紙の中央部付近に設けられていることが好ましく、具体的には、上記剥離紙の中央部付近に2本の切取り線が間隔をあけて並設され、この2本の切取り線の間の領域が上記切取り部になっていることが好ましい。そして、上記弾性パッド層の表面に柔軟な膨出部が形成されているのも好ましい。
本考案の靴擦れ防止具のように剥離紙の適所に切取り部が形成されていると、靴の後端部内面に貼付ける際に、先ず、切取り部を切取って粘着層を一部露出させ、この粘着層の露出部分によって靴擦れ防止具を靴の後端部内面に仮止めして位置がずれないように正確に位置決めを行い、その状態で残りの剥離紙を剥がして靴擦れ防止具の弾性パッド層全体を粘着層の粘着力で脱落しないように靴の後端部内面に確実に貼付けることができる。このように、本考案の靴擦れ防止具は位置決めがし易く、取扱い性に優れ、貼付ける位置がずれることがないので、弾性パッド層によって靴擦れを効果的に防止することができる。
そして、上記切取り部が剥離紙の中央部付近に設けられていると、切取り部を切取って靴擦れ防止具を靴の後端部内面に仮止めする際に、左右のバランスを保って靴擦れ防止具の中央部付近を仮止めできるので、位置決めがし易くなる。
また、剥離紙の中央部付近に2本の切取り線が間隔をあけて並設され、この2本の切取り線の間の領域が上記切取り部になっていると、仮止めする際に2本の切取り線に沿って切取り部を簡単に切取ることができるので、取扱い性が一層向上する。
また、弾性パッド層の表面に柔軟な膨出部が形成されていると、この膨出部がスペーサの役目を果たして、足の踵と靴の後端部内面との直接的な擦れを防ぐため、優れた靴擦れ防止効果が発揮される。
以下、図面を参照して本考案に係る靴擦れ防止具の実施形態を説明する。但し、本考案はかかる実施形態のみに限定されるものではない。
この実施形態の靴擦れ防止具1は、図3に示すように、靴擦れ防止用の弾性パッド層2の裏面に粘着層3が形成され、この粘着層3が剥離紙4で被覆された三層積層構造の防止具であって、図1に示すように、靴擦れ防止具1の左右両側端1a,1aが円弧状に形成され、かつ、中央部付近1dの上下方向の幅が狭くなるように下端1bが上端1c側に凹入した横長の正面形状を有している。
靴擦れ防止用の弾性パッド層2は、柔軟でクッション性に優れた樹脂発泡体やゴム発泡体や樹脂繊維集合体などからなる層であって、図1、図3に示すように、弾性パッド層2の左右両側縁部2a、2a、上縁部2c、下縁部2b、及び、中央部付近2dは、エンボス加工により圧縮されて薄肉化されており、圧縮されない左右の領域が柔軟なクッション性に富む左右の膨出部2e、2eとなっている。この膨出部2e、2eの厚さは特に限定されないが、良好な靴擦れ防止効果が得られるように、2〜6mm程度の厚さに設定することが好ましい。
弾性パッド層2の裏面に形成される粘着層3は、ウレタン系、アクリル系その他の公知の粘着剤で形成された層であって、その厚さは特に限定されないが、靴の後端部内面に対する十分な粘着強度が得られるように0.1〜1mm程度の厚さとすることが好ましい。
粘着層3を被覆する剥離紙4は、剥離性に優れたフッ素系樹脂シートや、表面をフッ素系樹脂等で剥離処理した紙などからなるものであって、図2、図3に示すように、この剥離紙4の中央部付近には切取り部4aが形成されている。この切取り部4aは、剥離紙4の中央部付近に2本の縦方向の切取り線5、5を間隔をあけて並設することにより、この2本の切取り線5、5の間の領域を切取り部4aとしたものであって、この実施形態では、切取り線5としてミシン目線を設けているが、切断線(直線状の切り目)や、切取りの容易なV溝線を設けてもよい。
この切取り部4aは、必ずしも剥離紙4の中央部付近に形成する必要がなく、剥離紙4の切取りやすい適所に形成すればよいが、この実施形態のように剥離紙4の中央部付近に切取り部4aを形成すると、切取り部4aを切取って靴擦れ防止具1を靴の後端部内面に仮止めする際に、左右のバランスを保って靴擦れ防止具1の中央部付近を仮止めできるので、位置決めがし易くなる利点がある。
以上のような構成の靴擦れ防止具1は、図5に示すように靴6の後端部6aの内面に貼付ける際、先ず、剥離紙4の切取り部4aを2本の切取り線(ミシン目線)5、5に沿って切取ることにより、図4に示すように粘着層3の中央部付近3aを露出させる。
そして、この露出させた粘着層3の中央部付近3aを靴6の後端部6aの内面に粘着させて靴擦れ防止具1を仮止めすると共に、靴擦れ防止具1の位置がずれないように正確に位置決めを行い、その状態で残りの剥離紙4を剥がして、図5に示すように靴擦れ防止具1の弾性パッド層2全体を粘着層3の粘着力で靴6の後端部6aの内面に脱落しないように貼付ける。
このように貼付けると、弾性パッド層2の表面の柔軟な膨出部2e、2eが足の踵の両側にソフトに接触してスペーサの役目を果たし、足の踵と靴6の後端部6aの内面との直接的な擦れを防ぐため、優れた靴擦れ防止効果が発揮される。
本発明の靴擦れ防止具1は、上記のように位置決めが容易で取扱い性に優れ、貼付ける位置がずれることなく、弾性パッド層2の膨出部2e、2eによって靴擦れを効果的に防止できるので、極めて有用なものである。
1 靴擦れ防止具
2 弾性パッド層
2e 膨出部
3 粘着層
4 剥離紙
4a 切取り部
5 切取り線
6 靴
6a 靴の後端部
2 弾性パッド層
2e 膨出部
3 粘着層
4 剥離紙
4a 切取り部
5 切取り線
6 靴
6a 靴の後端部
Claims (4)
- 靴擦れ防止用の弾性パッド層の裏面に粘着層が形成され、この粘着層が剥離紙で被覆された靴擦れ防止具であって、上記剥離紙の適所に切取り部が設けられていることを特徴とする靴擦れ防止具。
- 上記切取り部が上記剥離紙の中央部付近に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の靴擦れ防止具。
- 上記剥離紙の中央部付近に2本の切取り線が間隔をあけて並設され、この2本の切取り線の間の領域が上記切取り部になっていることを特徴とする請求項2に記載の靴擦れ防止具。
- 上記弾性パッド層の表面に柔軟な膨出部が形成されていることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の靴擦れ防止具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012001763U JP3176139U (ja) | 2012-03-28 | 2012-03-28 | 靴擦れ防止具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012001763U JP3176139U (ja) | 2012-03-28 | 2012-03-28 | 靴擦れ防止具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3176139U true JP3176139U (ja) | 2012-06-14 |
Family
ID=48003112
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2012001763U Expired - Lifetime JP3176139U (ja) | 2012-03-28 | 2012-03-28 | 靴擦れ防止具 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3176139U (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2014101683A1 (zh) * | 2012-12-31 | 2014-07-03 | 东莞市蓝蕙日用品科技有限公司 | 一种鞋贴及其制造方法及其用途 |
CN103908039A (zh) * | 2012-12-31 | 2014-07-09 | 东莞市蓝蕙日用品科技有限公司 | 一种鞋贴及其制造方法及其用途 |
JP2018175634A (ja) * | 2017-04-19 | 2018-11-15 | アイシン精機株式会社 | 枕 |
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2012
- 2012-03-28 JP JP2012001763U patent/JP3176139U/ja not_active Expired - Lifetime
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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