JP2015089427A - 鼻拡張器 - Google Patents
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Abstract
【課題】簡単な方法で弾性力を増加することによって、鼻の拡張機能を改善し、弾性力の増加により生じる剥がれやすさに対応した剥離しづらい鼻拡張器を提供することを目的とする。【解決手段】左右の鼻孔の外側組織に渡って掛け渡し可能な長さを有する支持基材と、支持基材の表面に設けられた弾性部材とからなる鼻拡張器であって、弾性部材の表面の中央付近に長手方向に延長する凹部を設けた鼻拡張器である。また、支持基材は、下端部の形状が、上端部より長さが短く、且つ上端部より幅が広いことを特徴とする。【選択図】図2
Description
本発明は、呼吸時において、鼻孔の外側組織が内側に引き込まれることによって、鼻孔が縮むことを防止する鼻拡張器に関するものである。
従来から、鼻孔を拡張する鼻拡張器として、鼻梁を跨いで左右の鼻孔の外側組織に渡って掛け渡し可能な長さを有する支持基材と、支持基材の表面に設けられた弾性力を有する弾性部材と、支持基材の裏面に設けられ人体に接着するための接着部材とで構成されたものが提案されている。
これらの鼻拡張器は、一枚の扁平なシート状に形成され、使用時において、鼻梁に沿って弧状に変形して接着された際、弾性部材が弧状から平らな状態に戻ろうとする弾性力によって鼻孔の外側組織が持ち上げられ、鼻孔の拡張状態を維持し、鼻孔が縮むことを防止する。鼻孔を拡張することにより、口呼吸を防止することや、いびきを防止する効果を得ることができる。
特許文献1に記載の鼻拡張器は、弾性部材裏面の左右両端部に複数の切り込みを設けており、切り込みによって弾性力を低減させ、人体から剥がれにくい鼻拡張器を提供している。
特許文献2に記載の鼻拡張器は、支持基材、弾性部材の左右両端から中央に向かってスロットを設け、2つの上側弾性枝部と2つの下側弾性枝部を形成し、上側弾性枝部は、下側弾性枝部より長さが短いことを特徴とする。上側弾性枝部は、鼻の左右の外側軟骨に作用し、鼻梁に対して上側方向への弾性力をもたらす。下側弾性枝部は、鼻の左右の鼻翼軟骨に作用し、鼻梁に対して外側方向への弾性力をもたらす。上下の弾性枝部により、鼻の部位ごとに適した方向の弾性力が得られ、鼻の拡張機能を改善した鼻拡張器を提供している。
しかしながら、特許文献1の形態では、弾性力の低減により、鼻拡張器本体を剥がれにくくしたものの、弾性力の低減により、鼻の拡張機能自体を制限させるものであり、十分な拡張を得られるものでは無かった。
また、特許文献2の形態では、上側弾性枝部より下側弾性枝部の方が長く形成されているため、下側弾性枝部が鼻孔の外側組織の範囲を超えて鼻翼の付け根にまで接着される場合がある。鼻翼の付け根は人体にとって会話時等の口の動きが生じた際に可動域となるため、動きが生じやすく、鼻拡張器が人体から剥がれる原因の一つとなっていた。
本発明は、このような点に鑑みなされたもので、簡単な方法で弾性力を増加することによって、鼻の拡張機能を改善し、弾性力の増加により生じる剥がれやすさに対応した剥離しづらい鼻拡張器を提供することを目的とする。
本発明の請求項1の発明にあっては、左右の鼻孔の外側組織に渡って掛け渡し可能な長さを有する支持基材と、支持基材の表面に設けられた弾性部材とからなる鼻拡張器であって、弾性部材の表面の中央付近に長手方向に延長する凹部を設けたことを特徴とする。
また、請求項2の発明にあっては、請求項1の発明において、支持基材は、下端部の形状が、上端部より長さが短く、且つ上端部より幅が広いことを特徴とする。
また、請求項3の発明にあっては、請求項1又は2の発明において、支持基材は、下端部の中央に鼻係止部が設けられたことを特徴とする。
また、請求項4の発明にあっては、請求項1乃至3の何れかに記載の発明において、鼻係止部は、中間部付近において、弾性部材に向かって凹形状に形成されたものであることを特徴とする。
また、請求項5の発明にあっては、請求項1乃至4の何れかに記載の発明において、鼻拡張器は、上下方向の目印が設けられたことを特徴とする。
上述した本発明によれば、弾性部材に設けられた凹部によって弾性力(復元力)を増加させ、鼻の拡張機能を改善し、所定の下端形状により鼻孔の外側組織に対し効果的に接着されるため、可動域まで及ぶ恐れが無く、剥がれやすさが生じることの無い鼻拡張器を構成することができる。
以下、本発明の実施形態につき、添付図面を参考にして説明する。
図1、図2、図3に示すように1は鼻拡張器本体であり、鼻拡張器1は、鼻梁を跨いで左右の鼻孔の外側組織に渡って掛け渡し可能な長さを有する支持基材2と、支持基材2の表面に設けられた弾性力を有する弾性部材3と、支持基材2の裏面に設けられ人体に接着するための接着部材4と、支持基材2と同形状で、支持基材2及び弾性部材3を覆うようにして設けられた表面部材5とからなる。鼻拡張器1の底面には、不使用時に接着部材4を保護するための剥離紙6が設けられている。
支持基材2は、鼻梁を跨いで左右の鼻孔の外側組織に渡って掛け渡し可能な長さを有する。支持基材2の左右両端には、それぞれ左右の鼻孔の外側組織に接する左端部21、右端部22を有する。また、鼻梁に接する部分には、中間部23を有する。
左右端部21、22の幅は、中間部23の幅より広く形成される。左右端部21、22の幅を広く形成することにより、鼻孔の外側組織に対する接着面積が広がり、より広範囲に渡り鼻孔の外側組織を持ち上げて鼻孔を拡張することができる。
支持基材2は、可撓性の部材で構成される。本実施形態においては、ポリエチレン(Polyethylene)が使用されるが、これに限定されるものでは無い。なお、本実施形態においては、支持基材2は透明性の部材で構成される。透明にすることで着用時に鼻拡張器を視認しづらくなり、存在感を低減させる効果がある。但し、これに限定されるものでは無く、不透明性の部材で構成されてもよい。
支持基材2の表面には、支持基材2の左右両端に渡って帯状に形成された弾性部材3が設けられる。弾性部材3の幅は、中間部23の最小の幅より狭くなるよう構成される。本実施形態においては、弾性部材3の幅は7mm、中間部23の最小の幅は8.3mmで構成される。
支持基材2は、弾性部材3を境にして上下非対称形状の上端部24、下端部25を有する。下端部25の長さは、上端部24の長さより短く構成され、下端部25の幅は上端部24の幅より長く構成される。また、下端部25は、中間部23付近において弾性部材3に向かって凹形状に形成された鼻係止部26を有する。
支持基材2の形状によれば、下端部25の長さが、上端部24の長さより短く構成されているため、会話時等において可動域となる鼻翼の付け根にまで拡張器本体1が及ぶことがなく、剥がれが生じることがない。また、下端部25の幅が、上端部24の幅より、広く構成されているため、鼻孔の外側組織に対して接着面積を広く取ることができる。
鼻係止部26は凹形状に形成されているため、拡張器本体1を鼻の鼻背にあてがうことができ、接着位置の目安とすることができる。また、前記の通り、上下非対称の形状に構成されるため、鼻拡張器本体1の上下を誤ることを防止できる。
弾性部材3は、帯状に形成され、平らな状態から弧状に変形した時、平らな状態に戻ろうとする弾性力を有する。本実施形態においては、弾性部材3は厚み0.26mmのポリエチレンテレフタレート(Polyethylene terephthalate)が使用され、透明性の部材で構成されるが、これに限定されるものでは無い。
弾性部材3は、表面中央に長手方向に伸びる凹部31を有する。図4に示すように凹部31は長手方向に対して中央に向かって傾斜に構成される。
凹部31により、平らな状態を維持する剛性が増加するため、弧状に変形した時の弾性力(復元力)を増加させることができる。
鼻拡張器1の底面には、本体1を人体に接着するための接着部材4が全面に渡って設けられる。
接着部材4は、アクリル酸系接着剤で構成されるが、これに限定されるものではない。
鼻拡張器本体1の表面には、支持基材2と同形状、同材質で構成された表面部材5が設けられる。表面部材5が支持基材2及び弾性部材3を覆うように設けられることによって、表面部材と支持基材の間に設けられた弾性部材3が、自らの弾性力によって支持基材2から剥がれることを防止する。
接着部材4の底面には、不使用時において接着部材4を保護するため、全面に渡って、剥離紙6が設けられる。使用の際は、剥離紙6を鼻拡張器本体1から取り外して使用する。
支持基材2、弾性部材3、表面部材5、剥離紙6には、鼻拡張器1の上下を誤ることを防止するための目印を設けることができる。
次に、本発明の鼻拡張器の使用について、図5を参考にして説明する。
まず、鼻拡張器本体1を、鼻梁に沿って弧状に折り曲げ、左右両端部21、22が各鼻孔の外側組織に接する位置に接着する。
その際、鼻係止部26は鼻背の形に沿って、凹形状に形成されているため、拡張器本体1を鼻の鼻背にあてがうことができ、接着位置の目安とすることができる。
弾性部材3の弾性力によって、弾性部材3及び拡張器本体1が平らな状態に戻ろうとすることで、鼻孔の外側組織に接着された左右両端部21、22が持ち上がり、鼻孔が拡張される。
弾性部材3に設けられた凹部31により、弾性力(復元力)が増加されており、鼻孔を十分に拡張することができる。
下端部25の長さが、上端部24の長さより短く構成されているため、会話時等において可動域となる鼻翼の付け根にまで拡張器本体1が及ぶことがなく、また、下端部25の幅が、上端部24の幅より、長く構成されているため、鼻孔の外側組織に対して接着面積を広く取ることができ、剥がれにくい構成となっている。
1 鼻拡張器本体
2 支持基材
3 弾性部材
4 接着部材
5 表面部材
6 剥離紙
21 左端部
22 右端部
23 中間部
24 上端部
25 下端部
26 鼻係止部
31 凹部
2 支持基材
3 弾性部材
4 接着部材
5 表面部材
6 剥離紙
21 左端部
22 右端部
23 中間部
24 上端部
25 下端部
26 鼻係止部
31 凹部
Claims (5)
- 左右の鼻孔の外側組織に渡って掛け渡し可能な長さを有する支持基材と、前記支持基材の表面に設けられた弾性部材とからなる鼻拡張器であって、前記弾性部材の表面の中央付近に長手方向に延長する凹部を設けたことを特徴とする鼻拡張器。
- 前記支持基材は、前記下端部の形状が、前記上端部より長さが短く、且つ前記上端部より幅が広いことを特徴とする請求項1に記載の鼻拡張器。
- 前記支持基材は、前記下端部の中央に鼻係止部が設けられたことを特徴とする請求項1又は2に記載の鼻拡張器。
- 前記鼻係止部は、中間部付近において、前記弾性部材に向かって凹形状に形成されたことを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の鼻拡張器。
- 前記鼻拡張器は、上下方向の目印が設けられたことを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載の鼻拡張器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013229930A JP2015089427A (ja) | 2013-11-06 | 2013-11-06 | 鼻拡張器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013229930A JP2015089427A (ja) | 2013-11-06 | 2013-11-06 | 鼻拡張器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2015089427A true JP2015089427A (ja) | 2015-05-11 |
Family
ID=53193238
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2013229930A Pending JP2015089427A (ja) | 2013-11-06 | 2013-11-06 | 鼻拡張器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2015089427A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
USD857887S1 (en) * | 2012-04-03 | 2019-08-27 | Corbett Lair Inc. | Nasal dilator |
USD858762S1 (en) * | 2013-05-24 | 2019-09-03 | Corbett Lair Inc. | Nasal dilator |
-
2013
- 2013-11-06 JP JP2013229930A patent/JP2015089427A/ja active Pending
Cited By (2)
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USD857887S1 (en) * | 2012-04-03 | 2019-08-27 | Corbett Lair Inc. | Nasal dilator |
USD858762S1 (en) * | 2013-05-24 | 2019-09-03 | Corbett Lair Inc. | Nasal dilator |
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RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
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