JP4755777B2 - 靴擦れ防止用当て材 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は主として、靴擦れが生じた患部に貼着して該靴擦れ部を保護し、靴の摺動運動が靴擦れ部に伝達するのを防止することができる靴擦れ防止用当て材に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
新しい靴を履いた時に、足と靴との馴染み性が悪いと特に足の踵部に靴擦れが発生し易く、痛みが激しくて歩行が困難となる場合がある。そのため、靴擦れが生じると救急用絆創膏を貼着しているが、歩行する毎に靴の内面が踵部に貼着した救急用絆創膏の表面に対して上下方向に摺動し、両者の摩擦力によって救急用絆創膏が靴擦れ部から剥離してその粘着面に貼着している皮膚が傷口に対して滑動し、痛みが一層激しくなるという問題点があった。
【0003】
このため、裏面を貼着面に形成している粘着テープを摩擦係数の低い合成樹脂シートから形成してなる靴擦れ防止用当て材や、貼着面と反対側の粘着テープの表面に平滑なシート片又は平滑薄板を一体に固定してなる靴擦れ防止用当て材が開発され、この当て材を靴擦れ部に貼着してその平滑な表面或いは平滑なシート片や薄板の表面を靴の踵部内面に摺接させることにより、靴の摺動運動が当て材を介して靴擦れ部に伝達するのを防止することが行われている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、当て材の表面を平滑面に形成しても、或いは、当て材の表面に平滑なシート等を積層、接着しておいても、靴の内面が粗面であり、且つ当て材が足と靴の内面間に挟圧されているため、当て材の表面の平滑性が靴の内面との摩擦力の低減に殆ど作用せず、靴の上下方向の摺擦力と当て材に対する該靴の内面の圧接力とによって歩行する毎に当て材が上下方向に動かされることになる。特に、靴擦れは、踵の皮膚の一部が剥がれた状態となっているため、当て材が僅かでも上下移動すると、剥離した皮膚が傷口に対して当て材と一体に上下動し、その都度耐えがたい痛みが発生する。
【0005】
また、当て材が一定の厚みを有しているため、靴の内面が当て材に対する圧接力によって該当て材の上下端面の稜角部に引っ掛かり状態で係止し、当て材の表面側を平滑面に形成しておいても、その平滑面の滑り機能を殆ど発揮させることができず、当て材が靴の上下摺動運動によって捲れが生じて靴擦れが一層激しくなる虞れがあった。
【0006】
本発明の上述したような問題点に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、靴の上下摺動運動を吸収して靴擦れ部側に伝達するのを良好に防止し、優れた靴擦れ防止機能を奏する靴擦れ防止用当て材を提供するにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の靴擦れ防止用当て材は、請求項1に記載したように、裏面を靴擦れ部分に貼着する貼着面に形成している粘着テープからなる当て材主体の表面に、全体が滑性と柔軟性を有する摩擦係数の小さいフィルムよりなる偏平環形状に形成された滑り片を重ね合わせてこの滑り片の内側片部の裏面中央部を上記当て材主体の表面中央部に一体的に固着し、滑り片の外側片部を内側片部上で滑動させるように構成している。
【0008】
また、請求項2に係る発明は、偏平環形状の上記滑り片の内外片部の対向面を滑り面に形成していることを特徴とする。
【0009】
さらに、請求項3に係る発明は、上記偏平環形状に形成された滑り片において、外側片部と内側片部との連設部における一端部を分離させて二つ折り形状に形成していることを特徴とする。
【0010】
なお、上記当て材主体としては、請求項4に記載したように、粘着テープの裏面に設けている粘着層の中央部にパッドを貼着し、このパッドを上記粘着層に剥離可能に貼着した剥離紙によって被覆している絆創膏を採用することができる
【0011】
【作用】
靴擦れが生じている部分、例えば、靴擦れによって炎症を起こしている足の踵に当て材を貼着する際に、貼着面と反対側の面、即ち、当て材の表面側に固定している偏平環形状の滑り片を、その両側開口部を靴の踵部の高さ方向に対して直交する方向に向けた状態にして貼着する。こうして当て材を靴擦れ部に貼着したのち靴を履くと、当て材は足の踵と靴の内面との間にその偏平環形状の滑り片の外側片部の表面を靴の内面に圧接させた状態で介在する。
【0012】
このように足の踵と靴の内面との間に当て材を介在させると、偏平環形状の滑り片の表面摩擦係数が小さいが靴の内面の摩擦係数が大きいので、歩行時に靴と足の踵部とが相対的に上下方向に摺動移動した時に、偏平環形状の滑り片における外側片部がその表面と靴の内面との摩擦力によって上下方向に擦動移動する。
【0013】
一方、偏平環形状の滑り片においては、互いに重ね合わされている外側片部と内側片部との摩擦係数が極めて小さく、実質的に摩擦に対しては縁切り状態となっている。従って、靴が当て材に対して上下方向に摺動すると、滑り片の外側片部が靴と共に内側片部上を一体的に摺動移動する。
【0014】
詳しくは、滑り片が偏平環形状に形成されていてその両側開口部を靴の踵部の高さ方向に対して直交する方向に向けた状態で靴擦れ部に貼着されており、且つ滑り片の内側片部の裏面中央部が当て材の表面中央部に一体的に固着しているので、該滑り片の外側片部が靴の内面との摩擦力によって靴と共に上方に移動すると、内側片部はその下端側においては外側片部側に反転しながら上方に送り出される一方、上端側においては外側片部を該内側片部側に反転させながら引き込み、従って、偏平環形状の滑り片はあたかもキャタピラのような動きを行う。
【0015】
同様に、靴が当て材に対して下方に移動すると、滑り片はその上側においては内側片部を外側片部側に反転させながら送り出し、下側においては外側片部を内側片部側に反転させながら送り込む。そのため、靴の上下摺動運動はこの偏平環形状の滑り片の動きによって吸収されて靴擦れ部に貼着している当て材には伝達されなく、優れた靴擦れ防止機能を発揮するものである。
【0016】
このように滑り片の内側片部と外側片部との摺動によって靴擦れを防止する機能は、滑り片を無端状に連続した偏平環形状に形成しておく以外に、その一端部を分離させた形状、即ち、外側片部と内側片部との連設部における一端部を分離させて二つ折り形状に形成しておいても同様な靴擦れ防止作用を奏することができる。なお、この靴擦れ防止用当て材は、足に靴擦れが生じる前に、生じ易い部分に貼着しておくことによって靴擦れの予防用としても使用することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態を図面について説明すると、図1、図2において、1は当て材主体で、その表面(上面)における中央部にナイロン等の摩擦係数の小さい柔軟性を有するフィルムよりなる偏平な環形状(ループ形状)に形成された滑り片2の裏面(下面)中央部を接着層3によって一体に固着して靴擦れ防止用当て材Aを形成している。
【0018】
当て材主体1は、裏面全面に粘着層12を層着している平面矩形状の粘着テープ11の裏面中央部、即ち、上記粘着層12の中央部にガーゼ等のパッド13を貼着していると共に、外端部を粘着テープ11の粘着層12の両端部にそれぞれ剥離可能に貼着している一対の剥離片14、14の内端部を重ね合わせ状態にしてこれらの剥離片14、14により上記パッド13を被覆している救急用絆創膏からなるものである。
【0019】
上記滑り片2は、外側片部21と内側片部22とを互いに摺動自在に重ね合わせてその両端部を無端状に連設してなる偏平な環形状に形成されてあり、上記当て材主体1の粘着テープ11の表面上に重ね合わされた内側片部22の裏面中央部を上記接着剤3によって粘着テープ11の表面中央部に一体的に固着している。
【0020】
従って、この滑り片2の外側片部21が該滑り片2の両側開口部23、23の開口方向に対して直交する方向に内側片部22上で摺動移動すると、この内側片部22が上記接着剤3を支点として、接着されていない部分における一端側を外側片部21の移動量に等しい長さだけ外側片部21側に反転させながら送り出す一方、この外側片部21は他端部側においてその移動量に等しい長さだけその一部を内側片部22側に反転させながら引き込ませる。即ち、偏平環形状の滑り片2は、当て材主体1の表面上で、偏平環形状を保持したまま、接着剤3を支点としてその両側開口部23、23の開口方向に対して直交する方向にキャタピラと同様な動きでもって摺動移動するものである。
【0021】
なお、この偏平環形状の滑り片2は、全体を滑性と柔軟性を有する摩擦係数の小さいフィルムより形成しておいてもよいが、その内周面、即ち、外側片部21と内側片部22との対向面を滑り面に形成しておいてもよい。例えば、柔軟な布片又はフィルム片の片面に摩擦係数の小さい塗布膜を設け、この塗布膜を内周面側にして互いに対向面を滑り面に形成した外側片部21と内側片部22とからなる偏平環形状の滑り片2に形成してもよい。
【0022】
このように構成した靴擦れ防止用当て材は、使用に際して、まず、その剥離片14、14を粘着テープ11から剥離したのち、図3〜図5に示すように、パッド13を靴擦れが生じた踵の患部に被せるようにして粘着テープ11を貼着する。その際、偏平環形状の滑り片2をその両側端間に連通している開口部23の開口方向を水平方向、即ち、歩行時において上下動する靴Aの踵部Bに対して該踵部Bの高さ方向に直交する方向に向けて粘着テープ11を貼着する。しかるのち靴Aを履くと、当て材がその滑り片2の外側片部21を靴Aの踵部Bの内面に密接させた状態で足の踵表面と靴Aの踵部Bとの間に介在する。
【0023】
この状態にして歩行すると、靴Aが接地面から離れる時には、図6に示すように当て材を貼着している足の踵が靴Aの踵部Bに対して上方に相対移動し、靴Aが歩行面に踏みしめた時には、図7に示すように当て材を貼着している足の踵が靴Aの踵部Bに対して下方に相対移動する。
【0024】
当て材を貼着している足側の踵が靴Aの踵部Bに対して上方に移動すると、図6に示すように当て材主体1の粘着テープ11が足の踵と一体的に上動する一方、方に当て材主体1の表面に取付けている偏平環形状の滑り片2においては、靴Aの踵部Bの内面に圧接している外側片部21が該靴Aの踵部内面との摩擦によって内側片部22上を摺動しながら足に対して相対的に下動する。この際、滑り片2の外側片部21が摩擦係数の小さくても、靴Aの踵部Bの内面に対して多少のスリップを生じさせながら下動する。
【0025】
滑り片2の外側片部21が内側片部22に摺接しながら下動すると、滑り片2の下端部側においては、その下動量と等しい長さ寸法だけ外側片部21の下端部が内側片部22側に折り返されるように反転しながら送り込まれて内外片部21、22との下端折り返し連設部が下方に移動し、上端部側においては、その下動量と等しい長さ寸法だけ内側片部22の上端部が外側片部21側に折り返されるように反転しながら引き出されて内外片部21、22との上端折り返し連設部が下方に移動することになる。
【0026】
同様に、滑り片2の外側片部21が内側片部22に摺接しながら上動すると、滑り片2の上端部側においては、その上動量と等しい長さ寸法だけ外側片部21の上端部が内側片部22側に折り返されるように反転しながら送り込まれて内外片部21、22との上端折り返し連設部が上方に移動し、下端部側においては、その上動量と等しい長さ寸法だけ内側片部22の下端部が外側片部21側に折り返されるように反転しながら引き出されて内外片部21、22との下端折り返し連設部が上方に移動することになる。
【0027】
そして、滑り片2の互いに重合した状態で摺動する外側片部21と内側片部22との対向面は摩擦係数の小さい面に形成されているので、靴Aの踵部Bと共に上下移動する外側片部21の上下摺動運動が内側片部22によって縁切りされて当て材主体1側には伝達されず、従って、当て材主体1は上下方向に妄動したり捲れが生じたりすることはなく、最初に貼着した状態を維持して靴擦れ防止機能を発揮すするのである。
【0028】
上記実施例においては、当て材主体1として粘着テープ11の粘着層12にパッド13を貼着している絆創膏を用いているが、パッド13を貼着することなく、図8、8、図9に示すように、粘着テープ11の粘着層12を単に剥離片14、14によって被覆してなる当て材主体1Aとしておいてもよい。この場合、粘着テープ11の中央部に薬剤層を層着しておくことが望ましい。その他の構成は上記実施例と同様であるので、同一部分には同一符号を付して詳細な説明を省略する。
【0029】
また、上記いずれの実施の形態においても、当て材主体1としての粘着テープ11は矩形状に形成しているが、一般に知られている救急用絆創膏のように長方形状に形成しておいてもよい。図10はその実施の形態を示すもので、裏面に粘着層を設けている長方形状の粘着テープ11’の表面中央部に偏平環形状の滑り片2の内側片部22における裏面(下面)中央部を接着することによって固定している。粘着テープ11’はその粘着層にパッド13を貼着していると共に剥離片14、14によって被覆している。
【0030】
この当て材においては、足の踵に靴擦れが生じた場合、粘着テープ11’をその長さ方向を足首回り方向に向けて靴擦れ部分に貼着することが多いので、上記偏平環形状の滑り片2を、その両側開口端の開口方向を粘着テープ11’の長さ方向に向けて粘着テープ11’の表面に接着、固定しておくことが望ましい。その他の構造及び使用状態は上記実施の形態と同様であるので、同一部分には同一符号を付してその説明を省略する。
【0031】
次に、上記いずれの実施の形態においても、滑り片2を無端状に連続した偏平環形状に形成しているが、図11に示す当て材においては、当て材主体1の表面に取付けている上記滑り片2において、外側片部21と内側片部22との連設部における一端部を全幅に亘って切断、分離して他端部が一体に連設してなる二つ折り形状に形成している。
【0032】
上記実施の形態のように滑り片2を無端状の偏平環形状に形成した場合には、外側片部21と内側片部22の上下屈折連設部を水平方向に向けることなく傾斜させた状態で足の靴擦れ部(踵部)に貼着すると、外側片部21が内側片部22上を上下方向に摺動運動した際に、上下屈折連設部がその摺動運動を制動する作用を奏して、当て材主体1側にその摺動運動が伝達される虞れが生じるが、上記のように外側片部21と内側片部22との連設部における一方の端部を切断、分離して滑り片2を二つ折り形状に形成しておくと、外側片部21と内側片部22との他端側の連設部が、靴Aと足の踵との上下動方向に対して直交することなく傾斜した状態で足の踵部における靴擦れ部に貼着されても、靴Aと足の踵部との相対的な上下運動によってその他端側の連設部が常に上下方向に対して直交する方向に変形しなから順応することになる。
【0033】
従って、滑り片2の向きが多少、変位した状態で当て材主体1が足の踵部に貼着されても、滑り片2の外側片部21が内側片部22上を殆ど抵抗なく摺動移動して当て材主体1側にその摺動運動が伝達するのを確実に防止することができるものである。なお、以上の実施の形態においては、靴擦れが生じた部分に当て材を貼着しているが、新たな靴を履く場合のように、靴擦れが生じる虞れがある時には靴擦れが生じ易い部分に予め、当て材を貼着しておいてもよい。
【0034】
【発明の効果】
以上のように本発明の靴擦れ防止用当て材によれば、請求項1に記載したように、裏面を靴擦れ部分に貼着する貼着面に形成している粘着テープからなる当て材主体の表面に、全体が滑性と柔軟性を有する摩擦係数の小さいフィルムよりなる偏平環形状に形成された滑り片を重ね合わせてこの滑り片の内側片部の裏面中央部を上記当て材主体の表面中央部に一体的に固着し、滑り片の外側片部を内側片部上で滑動させるように構成しているので、偏平環形状の滑り片を、その両側開口部を靴と足との摺動方向に対して直交する方向に向けた状態にして貼着しておくと、靴の内面に圧接している滑り片の外側片部が靴との摩擦力によって歩行時における足に対する靴の相対運動方向に移動しても、この外側片部が滑り片の内側片部上を殆ど摩擦抵抗力が生じさせることなく軽快に滑動して滑り片の内側片部を一体に取付けている当て材主体1側には靴の摺動運動が伝達されず、従って、当て材主体は上下方向に妄動したり捲れが生じたりすることはなく、最初に貼着した状態を維持して靴擦れを確実に防止することができるものである。
【0035】
上記偏平環形状の滑り片としては、請求項2に記載したように、偏平環形状の滑り片の内外片部の対向面を摩擦係数の小さい塗布層の形成等によって滑り面に形成しておいても、上記同様に、外側片部と内側片部とが互いに摩擦抵抗を殆ど生じることなく互いに軽快に摺動することができる。
【0036】
また、請求項3に係る発明によれば、上記偏平環形状の滑り片において、外側片部と内側片部との連設部における一端部を分離させて二つ折り形状に形成しているので、外側片部と内側片部との他端側の連設部が、靴と足の踵との摺動運動方向に対して直交することなく傾斜した状態で足の踵部における靴擦れ部に当て材が貼着されても、靴と足の踵部との相対的な運動によってその他端側の連設部が常にその運動方向に対して直交する方向に変形しなから順応し、滑り片の外側片部が内側片部上を殆ど抵抗なく摺動移動して当て材主体側にその摺動運動が伝達するのを確実に防止することができ、靴擦れを生じさせることなく歩行することができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】当て材の縦断側面図、
【図2】その斜視図、
【図3】足の踵部に貼着した状態の斜視図、
【図4】靴を履いた状態の簡略側面図、
【図5】その踵部の拡大縦断側面図、
【図6】足の踵部が上動した時の滑り片の動きを示す拡大縦断側面図、
【図7】足の踵部が下動した時の滑り片の動きを示す拡大縦断側面図、
【図8】本発明の別な実施の形態を示す縦断側面図、
【図9】その斜視図、
【図10】本発明の更に別な実施の形態を示す簡略斜視図、
【図11】偏平環形状の滑り片の一端部を分離させた実施の形態を示す斜視図。
【符号の説明】
1 当て材主体
2 滑り片
3 接着剤
11 粘着テープ
13 パッド
21 外側片部
22 内側片部
A 靴

Claims (4)

  1. 裏面を靴擦れ部分に貼着する貼着面に形成している粘着テープからなる当て材主体の表面に、全体が滑性と柔軟性を有する摩擦係数の小さいフィルムよりなる偏平環形状に形成された滑り片を重ね合わせてこの滑り片の内側片部の裏面中央部を上記当て材主体の表面中央部に一体的に固着し、滑り片の外側片部を内側片部上で滑動させるように構成していることを特徴とする靴擦れ防止用当て材。
  2. 片面に摩擦係数の小さい滑り面を設けてなる柔軟な布片又はフィルム片によって、対向面を上記滑り面とした外側片部と内側片部とからなる偏平環形状の滑り片を形成し、裏面を靴擦れ部分に貼着する貼着面に形成している粘着テープからなる当て材主体の表面にこの滑り片を重ね合わせてこの滑り片の内側片部の裏面中央部を上記当て材主体の表面中央部に一体的に固着し、滑り片の外側片部の上記滑り面を内側片部の上記滑り面上で滑動させるように構成していることを特徴とする靴擦れ防止用当て材。
  3. 偏平環形状の滑り片において、外側片部と内側片部との連設部における一端部を分離させて二つ折り形状に形成していることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の靴擦れ防止用当て材。
  4. 当て材主体は、粘着テープの裏面に設けている粘着層の中央部にパッドを貼着していると共に、該パッドを上記粘着層に剥離可能に貼着した剥離紙によって被覆している絆創膏であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の靴擦れ防止用当て材。
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