JP3175629U - 仮設足場用締め金具付支柱 - Google Patents

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Abstract

【課題】建築現場の仮設用足場を立設する際に使用する足場支柱の単管の外周に所定間隔を設けて締め金具を支持する各種形状の受止突起部を固定し、手摺及び筋違い等を設けた締め金具を単管の外周に回動又は昇降自在とした仮設足場用締め金具付支柱を提供する。
【解決手段】足場支柱1の外周に受止突起部2を固定し、且つ該足場支柱を回動又は昇降する締め金具3には、固定部5と可動部6との間に受止突起部が上下する隙間部を設ける。該固定部には、係止用の凹嵌部8と取付片9、10に手摺部11と筋違い13、14を取付け、他端には、隣接の足場支柱に設けた手摺部を係合する係止開口部7を形成する。
【選択図】図1

Description

本考案は、建築現場の仮設用の足場支柱に昇降自在なクランプに手摺及び筋違いを取付けて昇降自在に所定位置に固定使用する単管ブラケット足場であって、安全に作業が出来るようにした仮設足場用締め金具付支柱に関するものである。
従来この種の仮設足場の組立作業及び解体作業においては、パイプ支柱に対して取付金具を順次取付け、取付金具に手摺及び筋違い等の部材をクロスさせて順次上階に届く位置から組立てながら枠組していたので、作業が複雑で時間が掛かり、且つ各種部材等の墜落及び作業者の転落等が多く発生すると云う現状である。
従来の技術に於ける仮設足場の組立手順では、先に述べた如く、毎回支柱に対して取付金具を固定した後に、手摺及び筋違いを支柱の受金具に順次取付けて下方から吊上げて組立て位置を決定するために、作業が大変に面倒で複雑なため、手間と時間が掛かるものであった。
本考案は、従来の複雑で危険な作業であり、且つ面倒な手間で効率的でない、組立作業を解決したものであって、その主たる目的とするところは、足場支柱の外周に所定間隔を設けて固定した受止突起部に対して、回動する昇降自在の手摺及び筋違いを取付けてある締め金具を受止支持し、安全確実で強固に組立てられる仮設足場用締め金具付支柱を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本考案の仮設足場用締め金具付支柱において、仮設足場用の足場支柱は、上下に接続され、外周には所定の間隔を設けて、各種形状の受止突起部を数段に固定する。該足場支柱の外周に回動と昇降自在に作動する締め金具を巻着する。
該締め金具には、固定部と相対する可動部とで形成される。
また、該固定部と可動部との間に隙間部を形成し、且つ該固定部の一端に手摺部と筋違いを取付けると共に、他端には、可動部との間に係止凹部を形成し、隣接する足場支柱に設けた締め金具の手摺を嵌合して連接するものである。
本考案は、以上の如く構成されているので、足場支柱に受止突起部を所定間隔に固定してあるので、締め金具の固定部に設けた凹嵌部は、受止突起部に嵌合係止され安定にして支持固定される効果と、該締め金具を上下に摺動する場合には、凹嵌部を受止突起部より上方に外して回動して自由に固定の位置まで昇降できる効果がある。
そして、該締め金具の固定部の取付長片には、先端に手摺部、掛止金具及び筋違いを装着してあるので、作業板に乗った時に手摺が取付けてあるので、安全であると共に、該締め金具の取付作業と同時に組立作業が出来たので大変に便利である効果もある。
また、該締め金具を回動することによって、該受止突起部は、締め金具本体の固定部と可動部との間に設けた隙間部の空間内を自由に昇降し、該締め金具を離脱する操作がない便利な効果もある。
また、該締め金具の固定部の取付長片に設けた手摺部及び筋違いは、隣接の足場支柱の係止凹部との連結が極めて容易で連結出来る便利な効果もある。
本考案の足場支柱に締め金具本体を取付けた一部欠除した斜面図である。 本考案の締め金具本体の可動部を開放している状態の平面図である。 同じく本考案の締め金具本体を足場支柱に係止された状態の一部欠除した斜面図である。
上記のように構成されている足場用の支柱に取付けた昇降自在と回動自在の締め金具は、現場に多数運搬され、足場支柱を順次上方に接続し、該足場支柱の取付位置に設けた受止突起部の該締め金具に設けた係止用の凹嵌部を嵌合支持させるものである。
次に、足場支柱に設けた受止突起部より該締め金具を上下に高さを移動する場合は、足場支柱の受止突起部より該締め金具を上方に持ち上げて係合を外し、図2の状態に示す如く回動して該受止突起部を締め金具に設けた隙間部に位置して自由に上下の所定位置に昇降出来るようしたものである。
本考案の実施例について図面を参照して説明すると、図1において、足場支柱(1)は、断面形状が管状体であって、上下に接続するように形成され、外周の縦方向に所定間隔を設けて、各種形状の受止突起部(2)(2)を取着形成してある。
該足場支柱(1)には、外周に回動したり昇降自在に作動する締め金具(3)を巻着してある。
該締め金具(3)には、一方の固定する固定部(5)と、他方が開放状態となる可動部(6)とで形成され、且つ該固定部(5)と該可動部(6)との間に隙間部(4)を設け、該隙間部(4)は、該足場支柱(1)に設けてある受止突起部(2)が回動によって上下に自由自在に昇降するために形成されている。
次に、図1及び図2に示す該固定部(5)には、下部に該足場支柱(1)に取付けた該受止突起部(2)が嵌合自在となる凹嵌部(8)を形成する。
また、該固定部(5)には、一端の取付長片(9)に手摺部(11)及び掛止金具(12)を介して筋違い(14)を連結する。
さらに、該可動部(6)は、該締め金具(3)と回動軸(15)によって開放自在に螺着させると共に、隣接する足場支柱(1)に取付けられている締め金具(3)の手摺部(11)に取付けられている掛止金具(12)が嵌合する係止開口部(7)を形成してある。
また、図2と図3に示す如く、該可動部(6)の先端の取付短片(10)の先端に締付螺子(16)等を取付け、該締付螺子(16)は、該固定部(5)の該取付長片(9)に設けた螺子部(17)等に螺合自在に締着されている。
1 足場支柱
2 受止突起部
3 締め金具
4 隙間部
5 固定部
6 可動部
7 係止開口部
8 凹嵌部
9 取付長片
10 取付短片
11 手摺部
12 掛止金具
13、14 筋違い
15 回動軸
16 締付螺子
17 螺子部

Claims (1)

  1. 仮設足場用の足場支柱(1)には、縦方向の外周に所定間隔を設けて、各種形状の受止突起部(2)を形成し、該足場支柱(1)には、外周に回動及び昇降自在な締め金具(3)を巻着し、該締め金具(3)には、取付長片(9)を設けた固定部(5)と可動部(6)との間に受止突起部(2)が昇降する隙間部(4)を形成し、該固定部(5)には、下部に凹嵌部(8)を設けると共に、該取付長片(9)には、一端に手摺部(11)及び掛止金具(12)を介して、筋違い(14)を連接し、且つ該固定部(5)の他端には、隣接する足場支柱(1)の締め金具(3)の手摺部(11)を係合する係止凹部(7)を形成した事を特徴とする仮設足場用締め金具付支柱。
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