JP3175508B2 - 駆動力取り出し機構付き車両のフェイルセーフ装置 - Google Patents

駆動力取り出し機構付き車両のフェイルセーフ装置

Info

Publication number
JP3175508B2
JP3175508B2 JP30252894A JP30252894A JP3175508B2 JP 3175508 B2 JP3175508 B2 JP 3175508B2 JP 30252894 A JP30252894 A JP 30252894A JP 30252894 A JP30252894 A JP 30252894A JP 3175508 B2 JP3175508 B2 JP 3175508B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
engine
vehicle
lever
parking brake
lever member
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP30252894A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH08158899A (ja
Inventor
浩二 高橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Motors Corp
Original Assignee
Mitsubishi Motors Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Motors Corp filed Critical Mitsubishi Motors Corp
Priority to JP30252894A priority Critical patent/JP3175508B2/ja
Publication of JPH08158899A publication Critical patent/JPH08158899A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3175508B2 publication Critical patent/JP3175508B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Output Control And Ontrol Of Special Type Engine (AREA)
  • Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)
  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)
  • Control Of Driving Devices And Active Controlling Of Vehicle (AREA)
  • Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、機械式ウインチをそな
えた車両やミキサ車等の作業車に用いて好適の、駆動力
取り出し機構付き車両のフェイルセーフ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、エンジンの動力をパワーテイ
クオフ機構を介して取り出して、ウインチやポンプ等を
駆動させるような車両があり、例えば消防自動車,クレ
ーン車,ミキサ車等の一般に特殊車両と呼ばれる各種の
作業用自動車に広く採用されている。ここで、パワーテ
イクオフ機構とは、エンジンの回転駆動力を減速してこ
れを取り出す駆動力取り出し機構であって、エンジン出
力を車両の走行用駆動力伝達系(例えば、プロペラシャ
フト等)以外の機構に動力を伝達するものである。
【0003】ところで、近年では、上述したような特殊
車両においても運転を簡便化しドライバの負担を軽減を
図るべく、自動変速機(オートマチックトランスミッシ
ョン、又はA/T)が広く採用されつつある。このよう
なA/Tを搭載した車両において、上述のパワーテイク
オフ機構からの動力を利用して作業を行なう場合につい
て、図8を用いて説明すると、パワーテイクオフ機構の
作動は車両の外側に設けられたコントロールレバー4に
より制御される。
【0004】このコントロールレバー4は、車両のエン
ジンがディーゼルエンジンであれば、リンク機構4Aを
介してエンジンスピードガバナ(エンジン回転制御手
段)5に接続されており、コントロールレバー4が操作
されるとこの操作量に応じてエンジンのガバナ5が調整
され、エンジン回転数が制御されて必要な駆動力が取り
出されるようになっている。
【0005】例えばミキサ車からコンクリートを取り出
すような作業では、ドライバ又は他の作業者は、まずA
/TのシフトレンジをN(ニュートラル)の位置にし
て、パーキングブレーキを作動させ、その後、車外に設
けられたエンジンコントロールレバー4を操作してエン
ジンの出力を調整して、コンクリートを取り出すように
なっている。
【0006】このエンジンコントロールレバー4は、図
中左方向に傾けるとエンジンの出力を増大させることが
できるようになっている。また、このレバー4を図中右
側へ傾けるとエンジンがアイドリング状態となり、作業
を行なわないときや作業終了時はレバーを右側の位置へ
傾けるようになっている。なお、通常、このような大型
車両のA/TにはP(パーキング)レンジは設けられて
おらず、エンジンを作動させた状態で車両を停止させる
場合は、Nレンジにしてパーキングブレーキを作動させ
るようになっている。
【0007】また、このエンジンスピードガバナ5は車
室内のアクセルペダル6とも接続されているが、このア
クセルペダル6の作動とエンジンコントロールレバー4
の作動とは、互いに連動しないように構成されており、
例えば、アクセルペダル6を踏み込んでもこれに応じて
エンジンコントロールレバー4が動いたりすることはな
い。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ようなパワーテイクオフ機構をそなえた車両において、
自動変速機のシフトレンジがNレンジ以外のシフト位置
であるにもかかわらず、これに気がつかずにパーキング
ブレーキを作動させて車両を停止させてしまう場合が考
えられる。
【0009】そして、このような状態でエンジンコント
ロールレバー4を操作すると、エンジンの回転数が上昇
し、この結果、車両の駆動力がパーキングブレーキの制
動力に打ち勝って、車両が動き出してしまうことが考え
られる。ところで、実公平2−32839号公報には、
エンジン周辺の混雑した部位においてレバーを通過させ
るための空間を確保して組立作業及び整備作業を簡単に
できるようにした技術が開示されている。
【0010】しかしながら、上述の技術は、組立作業及
び整備作業を簡単にすることを目的とするものであっ
て、上述のような課題を解決するものではない。本発明
は、このような課題に鑑み創案されたもので、A/Tの
シフトレンジがN(ニュートラル)位置の場合にのみエ
ンジンコントロールを行なえるようにした、駆動力取り
出し機構付き車両のフェイルセーフ装置を提供すること
を目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】このため、請求項1記載
の本発明の駆動力取り出し機構付き車両のフェイルセー
フ装置は、車両のアクセルペダルに連動しエンジンの回
転状態を制御するエンジン回転制御手段と、該車両の変
速段を自動変速しうる自動変速機構と、該エンジンから
車両走行目的以外に回転駆動力を取り出す駆動力取り出
し機構と、該アクセルペダルとは非連動に構成され該エ
ンジン回転制御手段を操作することで該駆動力取り出し
機構の作動を制御するレバー部材とをそなえた車両にお
いて、該自動変速機のシフト位置を検出しうるシフト位
置検出手段と、該レバー部材を該エンジンの出力が最低
となる位置に固定しうるレバー位置固定手段と、該シフ
ト位置検出手段からの検出信号に基づいて該変速機のシ
フト位置がニュートラル以外であると判断すると該レバ
ー位置固定手段を通じて該レバー部材の位置を固定する
制御手段とが設けられていることを特徴としている。
【0012】また、請求項2記載の本発明の駆動力取り
出し機構付き車両のフェイルセーフ装置は、上記請求項
1記載の構成に加えて、該車両にパーキングブレーキが
作動しているとこれを検出しうるパーキングブレーキ検
出手段をそなえ、該制御手段が、該シフト位置検出手段
からの検出信号により該自動変速機のシフト位置がニュ
ートラル以外であるか又はパーキングブレーキ検出手段
からの検出信号によりパーキングブレーキが作動してい
ないと判断されると該レバー位置固定手段により該レバ
ー部材の位置を固定することを特徴としている。
【0013】また、請求項3記載の本発明の駆動力取り
出し機構付き車両のフェイルセーフ装置は、車両のアク
セルペダルに連動しエンジンの回転状態を制御するエン
ジン回転制御手段と、該車両の変速段を自動変速しうる
自動変速機構と、該エンジンから車両走行目的以外に回
転駆動力を取り出す駆動力取り出し機構と、該アクセル
ペダルとは非連動に構成され該エンジン回転制御手段を
操作することで該駆動力取り出し機構の作動を制御する
レバー部材とをそなえた車両において、該自動変速機の
シフト位置を検出しうるシフト位置検出手段と、該レバ
ー部材を操作するとこれを検出しうるレバー部材操作時
検出手段と、該エンジンへの燃料供給を断って該エンジ
ンを停止させるエンジン停止手段と、該シフト位置検出
手段からの検出信号と該レバー部材操作時検出手段から
の検出信号とに基づいて該自動変速機のシフト位置がニ
ュートラル以外であると判断されたときに該レバー部材
の操作が検出されるとエンジン停止手段により該エンジ
ンの作動を停止させる制御手段が設けられていることを
特徴としている。
【0014】さらに、請求項4記載の本発明の駆動力取
り出し機構付き車両のフェイルセーフ装置は、上記請求
項3記載の構成に加えて、該車両にパーキングブレーキ
が作動しているとこれを検出するパーキングブレーキ検
出手段をそなえ、該制御手段が、該シフト位置検出手段
からの検出信号に基づいて該変速機のシフト位置がニュ
ートラル以外であると判断したとき又はパーキングブレ
ーキ検出手段からの検出信号に基づいて該パーキングブ
レーキが作動していないと判断したときに、レバー部材
操作時検出手段により該レバー部材の操作が検出される
と、該エンジン停止手段により該エンジンの作動を停止
させるように構成されていることを特徴としている。
【0015】
【作用】上述の請求項1記載の本発明の駆動力取り出し
機構付き車両のフェイルセーフ装置では、車両の通常走
行時は、アクセルペダルに連動したエンジン回転制御手
段によりエンジンの回転状態が制御され、自動変速機構
により車両の変速段が自動変速される。また、車両の駆
動力取り出し機構を制御して、エンジンから車両走行目
的以外に回転駆動力を取り出す場合は、アクセルペダル
とは非連動に構成されエンジン回転制御手段に接続され
たレバー部材を操作することにより、エンジンが所望の
出力に調整されて必要な駆動力を取り出すことができ
る。
【0016】このとき、制御手段では、シフト位置検出
手段からの検出信号に基づいて自動変速機のシフト位置
がニュートラル以外であると判断すると、レバー位置固
定手段を制御して、レバー部材の位置をエンジンの出力
が最低となる位置に固定する。したがって、自動変速機
のシフト位置がニュートラルの場合のみレバー部材を操
作することができ、それ以外のシフト位置ではレバー部
材の操作ができなくなる。
【0017】上述の請求項2記載の本発明の駆動力取り
出し機構付き車両のフェイルセーフ装置では、制御手段
により、パーキングブレーキ検出手段からの検出信号に
基づいて車両にパーキングブレーキが作動しているかど
うかが検出され、また、シフト位置検出手段からの検出
信号に基づいて自動変速機のシフト位置がニュートラル
かどうかが検出される。そして、この制御手段により、
自動変速機のシフト位置がニュートラル以外であると判
断された場合、又はパーキングブレーキが作動していな
いと判断された場合、レバー位置固定手段がレバー部材
の位置を固定するように制御される。したがって、自動
変速機のシフト位置がニュートラルであって且つパーキ
ングブレーキが作動していなければ、レバー部材を操作
することができないようになる。
【0018】上述の請求項3記載の本発明の駆動力取り
出し機構付き車両のフェイルセーフ装置では、車両の通
常走行時は、アクセルペダルに連動したエンジン回転制
御手段によりエンジンの回転状態が制御され、自動変速
機構により車両の変速段が自動変速される。また、車両
の駆動力取り出し機構を制御して、エンジンから車両走
行目的以外に回転駆動力を取り出す場合は、アクセルペ
ダルとは非連動に構成されエンジン回転制御手段に接続
されたレバー部材を操作することにより、エンジンが所
望の出力に調整されて必要な駆動力を取り出すことがで
きる。
【0019】このとき、制御手段にはシフト位置検出手
段からの検出信号とレバー部材操作時検出手段からの検
出信号とが入力される。そして、制御手段では、これら
の検出信号に基づいて、自動変速機のシフト位置がニュ
ートラル以外のときにレバー部材が操作されたと判断す
ると、エンジン停止手段が制御されてエンジンへの燃料
供給を断ちエンジンの作動を停止させる。これにより、
自動変速機のシフト位置がニュートラルの場合のみレバ
ー部材を介して駆動力取り出し機構から駆動力を取り出
すことができる。
【0020】上述の請求項4記載の本発明の駆動力取り
出し機構付き車両のフェイルセーフ装置では、制御手段
により、パーキングブレーキ検出手段からの検出信号に
基づいて車両にパーキングブレーキが作動しているかど
うかが検出され、また、シフト位置検出手段からの検出
信号に基づいて自動変速機のシフト位置がニュートラル
かどうかが検出される。そして、制御手段により自動変
速機のシフト位置がニュートラル以外であると判断され
た場合、又はパーキングブレーキが作動していないと判
断された場合のいずれかの場合に、駆動力取り出し機構
の作動を制御するレバー部材が操作されると、制御手段
はエンジン停止手段を制御してエンジンへの燃料供給を
断ちエンジンの作動を停止させる。これにより、自動変
速機のシフト位置がニュートラルであって、且つパーキ
ングブレーキが作動している場合のみ駆動力取り出し機
構から駆動力を取り出すことができる。
【0021】
【実施例】以下、図面により、本発明の駆動力取り出し
機構付き車両のフェイルセーフ装置について説明する
と、図1〜図3は本発明の第1実施例を示す図であっ
て、図1はその全体構成を示す模式図、図2はその要部
構成を示す模式図であって(a)はその側面図,(b)
はその平面図であって(a)をA矢視方向から見たA矢
視図、図3はその動作を説明するためのフローチャート
である。
【0022】まず、図1に示すように、この車両にはエ
ンジン1からの出力回転の変速を自動的に行なう自動変
速機(オートマチックトランスミッション,A/T)2
が搭載されており、シフトレバー8のシフトレンジ(シ
フト位置)が前進段に設定されると、車速やアクセル開
度、さらにはエンジン1の負荷等のパラメータに応じて
変速段が選択され、適宜変速段の切り換えが行なわれな
がら車両が走行するようになっている。
【0023】また、エンジン1と自動変速機2との間に
は、車両の走行目的以外に、エンジン1から回転駆動力
を取り出す駆動力取り出し機構(以下、パワーテイクオ
フ又はPTOという)3が設けられている。パワーテイ
クオフ機構3は、エンジン1の回転駆動力を減速してこ
れを取り出す駆動力取り出し機構であって、エンジン1
出力を車両の走行用駆動力伝達系(例えば、プロペラシ
ャフト等)以外の機構に動力を伝達するものである。
【0024】なお、本実施例では、パワーテイクオフ3
は、図1に示すように、エンジン1の直後に設けられ、
エンジン1の回転駆動力を図示しない歯車機構やチェー
ン等を介して駆動力出力軸3Aに伝達している。そし
て、エンジン1の回転数(出力)を制御することによ
り、このパワーテイクオフ3の出力を制御することがで
きるようになっており、この出力制御は、図1に示すよ
うな、エンジンコントロールレバー(レバー部材)4に
より行なわれるようになっている。
【0025】このコントロールレバー4は、パワーテイ
クオフ3の作動を車外から制御するためのものであっ
て、後述するレバー位置固定手段7を介して、エンジン
回転制御手段としてのエンジンスピードガバナ(以下、
単にガバナという)5に接続されており、コントロール
レバー4が操作されるとこの操作量に応じてガバナ5が
調整され、エンジン回転数が制御されることによりパワ
ーテイクオフ3から必要な駆動力が得られるようになっ
ている。
【0026】また、このガバナ5は、リンク機構4Aを
介して車室内のアクセルペダル6とも接続されている
が、このアクセルペダル6の作動とエンジンコントロー
ルレバー4の作動とは、互いに連動しないように構成さ
れており、例えば、アクセルペダル6を踏み込んでもこ
れに応じてエンジンコントロールレバー4が動いたりし
ないように構成されている。
【0027】すなわち、図1に示すように、リンク機構
4Aのアクセルレバー41の一端には、アクセルコント
ロールケーブル25が接続されており、このアクセルレ
バー41の他端には、エンジンコントロールレバー4か
らの操作力をガバナ5に伝達するケーブル(ガバナ側ケ
ーブル)14が、接続金具42を介して接続されてい
る。
【0028】この接続金具42には、図示するように、
ケーブル14により操作力が伝達される方向に沿って長
穴42aが形成されており、アクセルレバー41に固定
されたピン41aが長穴42a内を移動可能に設けられ
ている。したがって、ドライバがアクセルペダル6を踏
み込むと、アクセルレバー41が回転して、この回転角
度がガバナ5に伝達されてエンジン出力が調整される
が、アクセルレバー41のピン41aは、接続金具42
内の長穴42aを移動するのみであって、接続金具42
にはアクセルペダル6の踏み込み量が伝達されないよう
になっているのである。
【0029】また、図示はしないが、アクセルコントロ
ールケーブル25とアクセルレバー41との間にも、上
述の接続金具42,ピン41aと同様の構造をそなえる
ことにより、アクセルペダル6とコントロールレバー4
との作動を互いに非連動に構成することができるのであ
る。ところで、上述のレバー位置固定手段7は、ECU
(制御手段)9からの制御信号に基づいて作動するもの
であって、このレバー位置固定手段7に制御信号が伝達
されると、エンジンコントロールレバー4が、エンジン
出力が最低となる位置にロックされて、操作することが
できなくなるようになっている。したがって、このよう
な場合、エンジンコントロールレバー4の操作によりエ
ンジンの回転数が上昇することがなくなるようになって
いる。
【0030】なお、このような場合であっても、アクセ
ルペダル6を操作することができるのは上述した通りで
あって、エンジン1の回転数は、アクセルペダル6の操
作のみによって制御される状態となる。ところで、EC
U9には、自動変速機2のシフトレバー8の位置を検出
しうるシフト位置検出手段(以下、シフトレンジセンサ
という)10と、パーキングブレーキが作動するとこれ
を検出しうるパーキングブレーキ検出手段(以下、パー
キングブレーキセンサという)11とが接続されてい
る。
【0031】このシフトレンジセンサ10は、図1に示
すようにシフトレバー8の近傍に設けられており、シフ
トレバー8のシフト位置に応じた信号を出力するもので
ある。一方、パーキングブレーキセンサ11は、パーキ
ングブレーキレバー12が操作されると、パーキングブ
レーキが作動していると見なしてON信号を出力するも
のであり、両センサ10,11とも従来からのA/T車
には既に広く用いられているものである。
【0032】そして、ECU9では、これらのシフトレ
ンジセンサ10及びパーキングブレーキセンサ11から
の情報に基づいて、シフトレバー8の位置がN(ニュー
トラル)レンジであって、且つパーキングブレーキが作
動していると判断した場合のみレバー位置固定手段7を
開放(フリー)状態に制御し、それ以外の場合はレバー
位置固定手段7を固定(ロック)状態に制御するように
なっている。
【0033】すなわち、このようにレバー位置固定手段
7を制御することにより、エンジン1の作動時にドライ
バがDレンジやRレンジ等のシフト位置のままでパーキ
ングブレーキを作動させて車両を停止させた場合に、コ
ントロールレバー4の操作ができなくなるので、これに
より、コントロールレバー4からの操作によるエンジン
1の回転の上昇を防止することができ、車両が動き出そ
うとするのを防止することができるのである。
【0034】また、シフトレバー8がNレンジであって
も、パーキングブレーキを作動させないで車両を停止さ
せた場合は、上述と同様にコントロールレバー4をロッ
クすることにより、ドライバにパーキングブレーキの不
作動を知らせパーキングブレーキの作動を促すようにな
っているのである。次に、レバー位置固定手段7の具体
的な構成の一例を図2(a),図2(b)を用いて説明
する。
【0035】レバー位置固定手段7はおもにモータ7
1,モータ駆動力伝達用アーム72,ロッカアーム7
3,コネクティングロッド74,操作力伝達レバー77
等から構成されている。モータ71はブラケット78B
に固定されており、ブラケット78Bは図示するよう
に、ボルト79A等によりブラケット78Aと結合され
ている。そして、これらのブラケット78Aとブラケッ
ト78Bとにより、ブラケットアッセンブリ78が構成
されており、ブラケットアッセンブリ78が車体側のフ
レーム15等にボルト79B等により固定されるように
なっている。
【0036】モータ駆動力伝達用アーム72の端部とロ
ッカアーム73の端部とはコネクティングロッド74と
により接続されており、モータ駆動力伝達用アーム72
はモータ71の回転軸72A〔図2(a)参照〕に取り
付けられている。また、ロッカアーム73の他端にはス
トッパ部73Aが形成されており、ロッカアーム73の
回転角度に応じてストッパ部73Aの位置が調整される
ようになっている。
【0037】一方、操作力伝達レバー77は、軸76を
中心として回転可能にブラケット78Aに支持されてい
る。また、この例では、操作力伝達レバー77は、一体
に結合された2つのアーム77A,77Bからなってい
る。これらのアーム77A,77Bには、図1及び図2
(b)に示すように、コントロールレバー4からの操作
力を伝達するためのケーブル(コントロールレバー側ケ
ーブル)13と、この操作力をガバナ5に伝達するため
のケーブル(ガバナ側ケーブル)14とがそれぞれ接続
されている。
【0038】したがって、コントロールレバー4からの
操作力は、ケーブル13を介してアーム77Aに伝達さ
れ、さらにアーム77Aからアーム77B,ケーブル1
4を介してガバナ5に伝達されるようになっている。さ
らに、アーム77Bのケーブル14の接続部と対向する
端部には、ロッカアーム当接部77Cが形成されてお
り、このロッカアーム当接部77Cがロッカアーム73
に当接すると操作力伝達レバー77の動きが規制される
ようになっている。
【0039】したがって、ECU9からの制御信号がモ
ータ71に入力されると、モータ71はこの制御信号に
応じた角度でアーム72を回転させる。そして、この動
きがコネクティングロッド74を介してロッカアーム7
3に伝達される。そして、ロッカアーム73が回転軸7
5を中心に所定角度回転することにより、図2(a)中
の鎖線で示すように、このストッパ部73Aが、操作力
伝達レバー77の動きを規制する位置(ロッカアーム当
接部77Cがロッカアーム73と当接する位置)と、図
2(a)中の実線で示すように、これを許容する位置
(ロッカアーム当接部77Cがロッカアーム73と当接
しない位置)とに切り換えられるのである。
【0040】本発明の第1実施例としての駆動力取り出
し機構付き車両のフェイルセーフ装置は上述のように構
成されているので、例えば図3に示すようなフローチャ
ートにしたがってレバー位置の固定制御が行なわれる。
まず、ステップSA1においてフラグをF=0と設定す
る。次にステップSA2に進んで車両のエンジン1が作
動しているかどうかが判断される。なお、これは図示し
ないエンジン回転数センサからの情報に基づいて判断さ
れる。そして、エンジン1が作動していない場合はリタ
ーンし、エンジン1が回転している場合は、ステップS
A3に進む。
【0041】そして、ステップSA3では、シフトレン
ジセンサ10からの検出情報に基づいて、A/T2のシ
フトレバー8のシフトレンジ(シフトレバー位置)がN
レンジかどうかが判断される。シフトレバー8のシフト
レンジがNレンジの場合は、次にステップ4に進み、パ
ーキングブレーキセンサ11からの情報に基づいてパー
キングブレーキが作動しているかどうかが判断される。
ここで、パーキングブレーキが作動している場合は、Y
ESルートを通ってステップSA5に進む。
【0042】一方、ステップSA3又はステップSA4
の何れかでNOルートを通った場合、即ちA/T2がN
レンジ以外かあるいはパーキングブレーキが作動してい
ない場合は、次にステップSA8に進む。ステップSA
8では、フラグF=1かどうかが判断される。ここでフ
ローチャートを開始して初めてステップSA8に進む場
合は、ステップSA1でF=0と設定されているので、
NOルートを通ってステップSA9に進む。そして、ス
テップSA9では、操作力伝達レバー77をロックする
制御信号が設定され、この信号がモータ71に伝達され
る。そして、これによりモータ71が所定角回転して操
作力伝達レバー77がロックされ、エンジンコントロー
ルレバー4の操作ができなくなる。
【0043】そして、次にステップSA10に進んでフ
ラグをF=1と設定された後、ステップSA2に戻る。
なお、これ以降、フラグF=1でステップSA8に進ん
だ場合は、既にエンジンコントロールレバー4がロック
された状態であると判断して(即ち、モータ71を作動
させる必要がないと判断して)、ステップSA8からY
ESルートを通って、直接ステップSA2に戻る。
【0044】また、上述のステップSA4からステップ
SA5以降に進んだ場合について説明すると、まず、ス
テップSA5においてフラグF=0かどうかが判断され
る。そして、F≠0の場合は、ステップSA6に進み、
モータ71を所定角回転させて操作力伝達レバー77の
ロックを解除する制御信号が設定され、この信号がモー
タ71に伝達される。そして、これにより、操作力伝達
レバー77のロックが解除されてエンジンコントロール
レバー4の操作が可能になる。そして、この後、ステッ
プSA7に進んで、フラグをF=0と設定した後、ステ
ップSA2に戻る。
【0045】つまり、ステップSA4からステップSA
5に進む場合は、A/T2がNレンジであって且つパー
キングブレーキが作動している状態であるので、エンジ
ンコントロールレバー4を操作可能に制御するのであ
る。したがって、ステップSA5においてF≠0と判断
された場合は、それ以前のルーチンでステップSA8以
降のルートを通って、エンジンコントロールレバー4が
ロックされた状態となっていると判断してこれを解除
し、ステップSA5においてF=0と判断された場合
は、エンジンコントロールレバー4が操作可能状態に保
持されていると判断して、再びステップSA2に戻るの
である。
【0046】これにより、エンジン1を作動中にシフト
レンジをNレンジ以外に設定したままで、例えばパーキ
ングブレーキ等により車両を停止させた場合、エンジン
コントロールレバー4がエンジン出力が最低となる位置
にロックされるので、このときに誤ってレバー4を作動
させようとしても、エンジン1の回転が上昇するような
ことがなくなり、車両が動き出そうとすることを防止す
ることができる。
【0047】さらに、シフトレンジがNレンジであって
も、パーキングブレーキが作動していないと、やはりエ
ンジンコントロールレバー4が、エンジン出力が最低と
なる位置にロックされるので、これにより作業者にパー
キングブレーキの作動を促すことができ、安全性が大き
く向上するのである。なお、本実施例では、操作力伝達
アーム77は2つのアーム77A,77Bからなってい
るが、これを一つのアームのみで構成して、このアーム
にコントロールレバー側ケーブル13とガバナ側ケーブ
ル14との両方を接続するようにしてもよい。
【0048】また、上述の第1実施例の変形例として、
モータ71の代わりにソレノイド(電磁弁)を用いて構
成してもよい。すなわち、このソレノイドを駆動力伝達
用アーム72に接続させるか、あるいは直接コネクティ
ングロッド74に接続させるかして、このソレノイドの
作動を制御することにより、操作力伝達レバー77のロ
ックしたりロックを解除したりするように構成してもよ
い。
【0049】なお、本実施例では、A/T2にP(パー
キング)レンジが設けられていない場合について説明し
ているが、このA/T2に、乗用車等と同様のPレンジ
が設けられている場合は、図3に示すフローチャートの
ステップSA3を「シフトレバー位置がNレンジ又はP
レンジか?」と書き替えることによりPレンジをそなえ
たA/Tにも適用することができる。
【0050】次に、本説明の第2実施例について説明す
ると、図4はその構成を示す模式図図5はその変形例の
要部構成を示す模式図であって、(a)はその側面図,
(b)はその正面図である。この第2実施例では、第1
実施例に対してレバー位置固定手段7′の構成のみが異
なっており、これ以外の構成は第1実施例と同様のもの
である。
【0051】すなわち、車両には変速を自動的に行なう
自動変速機が搭載され、また、車両の走行目的以外にエ
ンジンから回転駆動力を取り出すパワーテイクオフが設
けられている。また、この車両には、図4に示すよう
に、パワーテイクオフの作動を車外から制御するための
エンジンコントロールレバー4がそなえられている。こ
のコントロールレバー4はガバナ5に接続されており、
コントロールレバー4が操作されるとこの操作量に応じ
てガバナ5が調整され、エンジン回転数が制御されて必
要な駆動力が得られるようになっている。
【0052】ところで、エンジンコントロールレバー4
は、レバー位置固定手段7′によりロック可能に構成さ
れている。レバー位置固定手段7′は、ECU(制御手
段)9からの制御信号に基づいて作動するものであっ
て、このレバー位置固定手段7に制御信号が伝達される
と、エンジンコントロールレバー4が、エンジン出力が
最低となる位置にロックされて(図4の実線参照)、操
作することができなくなるようになっている。したがっ
て、このような状態の場合、エンジンコントロールレバ
ー4の操作によりエンジンの回転数が上昇することがな
くなるようになっている。
【0053】なお、このような場合であっても、アクセ
ルペダル6を操作することができ、エンジン1の回転数
は、アクセルペダル6の操作のみによって制御される状
態となる。ECU9には、第1実施例と同様に、自動変
速機のシフトレバー8の位置を検出しうるシフトレンジ
センサという10と、パーキングブレーキが作動すると
これを検出しうるパーキングブレーキセンサという11
とが接続されている。
【0054】そして、ECU9では、これらのシフトレ
ンジセンサ10及びパーキングブレーキセンサ11から
の情報に基づいて、シフトレバー8の位置がN(ニュー
トラル)レンジであって、且つパーキングブレーキが作
動していると判断した場合のみレバー位置固定手段7を
開放(フリー)状態に制御し、それ以外の場合はレバー
位置固定手段7を固定(ロック)状態に制御するように
なっている。
【0055】すなわち、このようにレバー位置固定手段
7を制御することにより、エンジン1の作動時にドライ
バがDレンジやRレンジ等のシフト位置のままでパーキ
ングブレーキを作動させて車両を停止させた場合に、コ
ントロールレバー4の操作ができなくなるので、これに
より、コントロールレバー4からの操作によるエンジン
1の回転の上昇を防止することができ、車両が動き出そ
うとするのを防止することができるのである。
【0056】また、シフトレバー8がNレンジであって
も、パーキングブレーキを作動させないで車両を停止さ
せた場合は、上述と同様にコントロールレバー4をロッ
クすることにより、ドライバにパーキングブレーキの不
作動を知らせパーキングブレーキの作動を促すようにな
っているのである。次に、本実施例におけるレバー位置
固定手段7′の具体的な構成の一例を説明すると、図4
に示すように、本実施例では、レバー位置固定手段7′
は主に、フォーク80とソレノイド81とコネクティン
グロッド74Aとにより構成されている。フォーク80
は、エンジンコントロールレバー4を固定するための部
材であって、その中央付近を支点として揺動可能に車両
のフレーム等に取り付けられている。
【0057】また、フォーク80の一端にはコネクティ
ングロッド74Aを介してソレノイド81が接続されて
おり、ソレノイド81のON,OFFに応じてフォーク
80が揺動支点を中心にして所定角度変位するようにな
っている。フォーク80の他端は、図4に示すように、
湾曲した凹部形状に形成されている。そして、この凹部
80Aにより、エンジンコントロールレバー4の下端部
の動きが拘束されるようになっているのである。つま
り、ECU9によりソレノイド81に制御信号が設定さ
れると、ソレノイド81が作動してコネクティングロッ
ド74Aが図中上下方向に移動し、これによりフォーク
80がエンジンコントロールレバー4の位置をロックし
たりフリーにしたりする位置に切り換えられるのであ
る。
【0058】なお、フォーク80の凹部80Aは滑らか
な湾曲面で形成されているので、コントロールレバー4
が図4の仮想線に示すような状態であったとしても、レ
バー位置固定手段7′をロック状態に制御することによ
り、レバー4の下端部は凹部80Aの湾曲面に沿って容
易に移動するので、強制的にレバー4の位置をエンジン
出力が最小となる位置に戻して固定することができるの
である。
【0059】本発明の第2実施例としての駆動力取り出
し機構付き車両のフェイルセーフ装置は上述のように構
成されているので、第1実施例と同様に図3に示すよう
なフローチャートにしたがって制御される。したがっ
て、エンジン1の作動中にシフトレンジをNレンジ以外
に設定したままで、例えばパーキングブレーキ等により
車両を停止させた場合、エンジンコントロールレバー4
がエンジン出力が最低となる位置にロックされるので、
このときに誤ってレバー4を作動させようとしても、エ
ンジン1の回転が上昇するようなことがなくなり、車両
が動き出そうとすることを防止することができる。
【0060】さらに、シフトレンジがNレンジであって
も、パーキングブレーキが作動していないと、やはりエ
ンジンコントロールレバー4が、エンジン出力が最低と
なる位置にロックされるので、これにより作業者にパー
キングブレーキの作動を促すことができ、安全性が大き
く向上するのである。次に、図5(a),図5(b)を
用いて、上述の第2実施例の変形例について説明する
と、この変形例では、レバー位置固定手段7″は、主に
ストッパ部材82とソレノイド83とから構成されてい
る。つまり、図5(a),図5(b)に示すように、レ
バー4の下方にこのレバー4の下端部に当接しうるスト
ッパ部材82を設け、このストッパ部材82をソレノイ
ド83等により可動に構成して、レバー4を固定するよ
うになっている。なお、図中の符号15は車体のフレー
ムである。
【0061】すなわち、ストッパ部材82は、軸82A
を中心に回転可能に取り付けられ、このストッパ部材8
2の一端にはソレノイド83が接続され、他端にはレバ
ー4の下端部に当接しうるストッパ面82Bが形成され
ている。そして、ソレノイド83の作動に応じてストッ
パ部材82が所定角度回転して、図5(b)中に実線で
示すようなレバー4を固定する位置と、図5(b)中に
鎖線で示すようなレバー4を固定しない位置とに切り換
えられるようになっている。
【0062】そして、やはり上述の第1実施例と同様
に、シフトレバーの位置がNレンジであって、且つパー
キングブレーキが作動していると判断した場合のみレバ
ー4をフリーに制御し、それ以外の場合はレバー4をロ
ックするようになっている。したがって、このような変
形例によれば、上述の第1実施例と同様の効果が得られ
るほか、上述したような簡単な構成により低コストで本
発明を実現することができるという効果もある。
【0063】次に、本説明の第3実施例について説明す
ると、図6はその構成を示す模式図、図7はその動作を
説明するためのフローチャートである。図6に示すよう
に、この車両のステアリングコラム27近傍には、スタ
ータスイッチ22やスロットルボタン21が設けられて
いる。このうち、スロットルボタン21はアクセルレバ
ーブラケットアッセンブリ26に設けられたリンク機構
26Aを介してアクセルコントロールケーブル25に接
続されている。
【0064】このケーブル25の先端部は、図6に示す
ように、ガバナ5のスロットルレバー28に接続されて
おり、スロットルボタン21の調整量に応じて、アイド
リング調整を行なうことができるようになっている。ま
た、ケーブル25は、リンク機構26Aを介してアクセ
ルペダル6とも連動するように構成されており、アクセ
ルペダル6の踏込み量に応じてエンジン出力の調整を行
なうことができるようになっている。
【0065】一方、上述のスタータスイッチ22は、ス
トップモータ23と連動するように構成されている。こ
のストップモータ23には、エンジンストップケーブル
24が接続されており、エンジンストップケーブル24
は、ガバナ5のストップレバー29に接続されている。
そして、これらストップモータ23とストップレバー2
9とによりエンジン停止手段17が構成されている。
【0066】ストップレバー29は、エンジンへの燃料
供給をカットしてエンジンを停止させるためのレバーで
あって、スタータスイッチ22がOFFになるとストッ
プモータ23がエンジン始動位置(図中C)からエンジ
ン停止位置(図中B)に切り換えられるようになってい
る。そして、これに伴ってストップレバー29もエンジ
ン始動位置(図中C′)からエンジン停止位置(図中
B′)に切り換えられ、エンジンが停止するようになっ
ている。
【0067】また、これとは逆に、スタータスイッチ2
2がONになると、ストップモータ23がエンジン停止
位置(図中B)からエンジン始動位置(図中C)に切り
換えられる。そして、これによりストップレバー29も
エンジン停止位置(図中B′)からエンジン始動位置
(図中C′)に切り換えられてエンジンが始動するよう
になっている。
【0068】なお、図中の符号30はキャブバックコン
トロール用スロットルレバーであり、このスロットルレ
バー30にはケーブル14リンク機構を介してコントロ
ールレバー4が接続されている。コントロールレバー4
は、主にミキサ車やダンプカー等のパワーテイクオフ機
構をそなえた作業車において、パワーテイクオフの出力
を調整するためレバーであって、例えば運転室(キャ
ブ)の後ろ側や車両の後方に設けられている。
【0069】そして、このコントロールレバー4を操作
することにより、ガバナ5のキャブバックコントロール
用スロットルレバー30が遠隔操作されてエンジンの出
力が調整され、パワーテイクオフの出力が調整されるよ
うになっている。ところで、この第3実施例では、EC
U(制御手段)9がA/Tのシフトレバー8の位置,パ
ーキングブレーキの作動状態及びコントロールレバー4
の操作の有無等を検出して、これらのうち所定の条件が
整うと、上述のストップモータ23を制御してエンジン
を停止させるようになっている。
【0070】すなわち、車両には、自動変速機のシフト
レバー8のシフト位置を検出しうるシフトレンジセンサ
10と、パーキングブレーキが作動するとこれを検出し
うるパーキングブレーキセンサ11と、コントロールレ
バー4が操作されるとこれを検出しうるコントロールレ
バーセンサ(レバー部材操作時検出手段)31とが設け
られている。
【0071】このうち、コントロールレバーセンサ31
は、リンク機構4Aの近傍に設けられたオンオフセンサ
であって、レバー4が操作されていないときにリンク機
構4Aの一部とセンサ31が接触状態となり、また、レ
バー4が操作されると、リンク機構4Aの一部とセンサ
31が接触状態となるように配設されている。そして、
このセンサ31では、リンク機構4Aとの接触状態の差
異からコントロールレバー4の操作の有無を検出するよ
うになっている。
【0072】そして、ECU9では、これらのセンサ1
0,11,31からの情報に基づいて、シフトレバー8
の位置がN(ニュートラル)レンジであって、且つパー
キングブレーキが作動していると判断した場合は、スト
ップモータ23をエンジン始動位置(図中C)に保持す
るように制御されるようになっている。また、これ以外
の場合については、さらにコントロールレバーセンサ3
1からの情報に基づいて制御を行なう。そして、このと
きにコントロールレバー4が操作されたと判断すると、
この場合は、ストップモータ23を作動させてエンジン
を停止させるようになっている。また、コントロールレ
バー4が操作されない場合は、ストップモータ23を作
動させない。
【0073】このようにストップモータ23を制御する
ことにより、エンジンの作動時にドライバがDレンジや
Rレンジ等のシフト位置のままでパーキングブレーキを
作動させて車両を停止させてからコントロールレバー4
を操作すると、ECU9からの制御信号によりエンジン
が停止するように制御されることになる。したがって、
このときコントロールレバー4を操作しても、エンジン
の回転が上昇するようなことがなくなり、車両が動き出
そうとするのを防止することができる。
【0074】また、シフトレバー8がNレンジであって
も、パーキングブレーキを作動させないで車両を停止さ
せてコントロールレバー4を操作すると、上述と同様に
エンジンが停止するので、ドライバにパーキングブレー
キの不作動を知らせパーキングブレーキの作動を促すよ
うになっているのである。本発明の第3実施例としての
駆動力取り出し機構付き車両のフェイルセーフ装置は、
上述のように構成されているので、例えば図6に示すよ
うなフローチャートにしたがって制御される。
【0075】ここで、このフローチャートについて説明
すると、まず、ステップSB1において、エンジンが作
動中かどうかを判断する。そして、エンジンが作動して
いない場合は、NOルートを通ってリターンする。ま
た、エンジンが作動している場合は、ステップSB2に
進んで、シフトレンジセンサ10からの情報に基づい
て、A/Tのシフトレバー8の位置がニュートラルかど
うかを判断する。
【0076】そして、A/Tのシフト位置がニュートラ
ルの場合は、次にステップSB3に進み、パーキングブ
レーキセンサ11からの情報に基づいて、パーキングブ
レーキが作動中かどうかを判断する。このときパーキン
グブレーキが作動中であると判断すると、再びステップ
SB1に戻って上述のルーチンを繰り返す。
【0077】また、ステップSB2又はステップSB3
のうち、少なくともいずれか一方がNOの場合、即ち、
エンジンが作動中でA/Tのシフト位置がニュートラル
以外の場合か、又はエンジンが作動中でパーキングブレ
ーキが作動していない場合は、次にステップSB4に進
む。そして、このステップSB4では、センサ31から
の情報に基づいてコントロールレバー4が操作されたか
どうかが判断される。このときコントロールレバー4が
操作されると、次にステップSB5に進む。
【0078】このステップSB5では、ストップモータ
23をエンジン停止側に作動させる制御信号が設定され
る。そして、この制御信号にしたがってモータ23が作
動して、ストップレバー29がエンジン停止位置に切り
換えられることにより、エンジンが停止する。そして、
この後リターンする。一方、ステップSB4でコントロ
ールレバー4が操作されていないと判断すると、次にス
テップSB1に戻るのである。
【0079】なお、通常走行時は、上述のステップSB
4においてNOルートを通ることになるので、エンジン
が停止するようなことはなく、通常の走行に何ら支障を
きたすことはない。したがって、この第3実施例では、
シフトレバー8の位置がNレンジ以外の場合、又はパー
キングブレーキが作動していない場合に、コントロール
レバー4の操作が検出されるとエンジンが停止するの
で、エンジン1を作動中にシフトレンジをNレンジ以外
に設定したままで、パーキングブレーキ等により車両を
停止させた場合に、誤ってレバー4を作動させてもエン
ジンの回転が上昇することがなく、車両が動き出そうと
することを防止することができる。
【0080】さらに、シフトレンジがNレンジであって
も、パーキングブレーキが作動していないと、やはりエ
ンジンが停止するので、これにより作業者にパーキング
ブレーキの作動を促すことができ、安全性が大きく向上
するのである。また、この第3実施例では上述のような
簡素な構成により、従来の車両に対してコントロールレ
バーセンサ31の追加とECU9のソフトの書き替えの
みで実現することができ、重量増,コスト増をほとんど
招かないという利点もある。
【0081】また、このA/Tに、乗用車等と同様のP
レンジが設けられている場合は、図7に示すフローチャ
ートのステップSB3を「シフトレバー位置がNレンジ
又はPレンジか?」とすることにより、Pレンジをそな
えた自動変速機にも適用することができる。
【0082】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の請求項1
記載の駆動力取り出し機構付き車両のフェイルセーフ装
置によれば、車両のアクセルペダルに連動しエンジンの
回転状態を制御するエンジン回転制御手段と、該車両の
変速段を自動変速しうる自動変速機構と、該エンジンか
ら車両走行目的以外に回転駆動力を取り出す駆動力取り
出し機構と、該アクセルペダルとは非連動に構成され該
エンジン回転制御手段を操作することで該駆動力取り出
し機構の作動を制御するレバー部材とをそなえた車両に
おいて、該自動変速機のシフト位置を検出しうるシフト
位置検出手段と、該レバー部材を該エンジンの出力が最
低となる位置に固定しうるレバー位置固定手段と、該シ
フト位置検出手段からの検出信号に基づいて該変速機の
シフト位置がニュートラル以外であると判断すると該レ
バー位置固定手段を通じて該レバー部材の位置を固定す
る制御手段とが設けられるという構成により、エンジン
作動中にニュートラル以外のシフト位置で停止した場合
に、レバー部材の操作によりエンジンの回転が上昇する
ようなことがなくなり、車両が動き出そうとすることを
防止することができる。
【0083】また、請求項2記載の本発明の駆動力取り
出し機構付き車両のフェイルセーフ装置によれば、上記
請求項1記載の構成に加えて、該車両にパーキングブレ
ーキが作動しているとこれを検出しうるパーキングブレ
ーキ検出手段をそなえ、該制御手段が、該シフト位置検
出手段からの検出信号により該自動変速機のシフト位置
がニュートラル以外であるか又はパーキングブレーキ検
出手段からの検出信号によりパーキングブレーキが作動
していないと判断されると該レバー位置固定手段により
該レバー部材の位置を固定するという構成により、シフ
ト位置がニュートラルであっても、パーキングブレーキ
が作動していないとレバー部材がロックされるので、こ
れにより作業者にパーキングブレーキの作動を促すこと
ができ、安全性が大きく向上する。
【0084】また、請求項3記載の本発明の駆動力取り
出し機構付き車両のフェイルセーフ装置によれば、車両
のアクセルペダルに連動しエンジンの回転状態を制御す
るエンジン回転制御手段と、該車両の変速段を自動変速
しうる自動変速機構と、該エンジンから車両走行目的以
外に回転駆動力を取り出す駆動力取り出し機構と、該ア
クセルペダルとは非連動に構成され該エンジン回転制御
手段を操作することで該駆動力取り出し機構の作動を制
御するレバー部材とをそなえた車両において、該自動変
速機のシフト位置を検出しうるシフト位置検出手段と、
該レバー部材を操作するとこれを検出しうるレバー部材
操作時検出手段と、該エンジンへの燃料供給を断って該
エンジンを停止させるエンジン停止手段と、該シフト位
置検出手段からの検出信号と該レバー部材操作時検出手
段からの検出信号とに基づいて該自動変速機のシフト位
置がニュートラル以外であると判断されたときに該レバ
ー部材の操作が検出されるとエンジン停止手段により該
エンジンの作動を停止させる制御手段が設けられるとい
う構成により、エンジン作動中にニュートラル以外のシ
フト位置で停止した場合に、レバー部材の操作によりエ
ンジンの回転が上昇するようなことがなくなり、車両が
動き出そうとすることを防止することができる。また、
本発明をコスト増,重量増を招くことなく実現すること
ができる。
【0085】さらに、請求項4記載の本発明の駆動力取
り出し機構付き車両のフェイルセーフ装置によれば、上
記請求項3記載の構成に加えて、該車両にパーキングブ
レーキが作動しているとこれを検出するパーキングブレ
ーキ検出手段をそなえ、該制御手段が、該シフト位置検
出手段からの検出信号に基づいて該変速機のシフト位置
がニュートラル以外であると判断したとき又はパーキン
グブレーキ検出手段からの検出信号に基づいて該パーキ
ングブレーキが作動していないと判断したときに、レバ
ー部材操作時検出手段により該レバー部材の操作が検出
されると、該エンジン停止手段により該エンジンの作動
を停止させるように構成されるという構成により、シフ
ト位置がニュートラルであっても、パーキングブレーキ
が作動していないとエンジンが停止するので、これによ
り作業者にパーキングブレーキの作動を促すことがで
き、安全性が大きく向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例としての駆動力取り出し機
構付き車両のフェイルセーフ装置における全体構成を示
す模式図である。
【図2】本発明の第1実施例としての駆動力取り出し機
構付き車両のフェイルセーフ装置における要部構成を示
す模式図であって、(a)はその側面図、(b)はその
平面図であって(a)をA矢視方向から見たA矢視図で
ある。
【図3】本発明の第1実施例としての駆動力取り出し機
構付き車両のフェイルセーフ装置における動作を説明す
るためのフローチャートである。
【図4】本発明の第2実施例としての駆動力取り出し機
構付き車両のフェイルセーフ装置における構成を示す模
式図である。
【図5】本発明の第2実施例の変形例としての駆動力取
り出し機構付き車両のフェイルセーフ装置における要部
構成を示す模式図であって、(a)はその側面図、
(b)はその正面図である。
【図6】本発明の第3実施例としての駆動力取り出し機
構付き車両のフェイルセーフ装置における構成を示す模
式図である。
【図7】本発明の第3実施例としての駆動力取り出し機
構付き車両のフェイルセーフ装置における動作を説明す
るためのフローチャートである。
【図8】従来の駆動力取り出し機構付き車両の要部構成
を示す模式図である。
【符号の説明】
1 エンジン 2 自動変速機(オートマチックトランスミッション,
A/T) 2A プロペラシャフト 3 駆動力取り出し機構としてのパワーテイクオフ 3A 駆動力出力軸 4 レバー部材としてのエンジンコントロールレバー 5 エンジン回転制御手段としてのエンジンスピードガ
バナ 6 アクセルペダル 7,7′,7″ レバー位置固定手段 8 シフトレバー 9 ECU 10 シフト位置検出手段としてのシフトレンジセンサ 11 パーキングブレーキ検出手段としてのパーキング
ブレーキセンサ 12 パーキングブレーキレバー 13 コントロールレバー側ケーブル 14 ガバナ側ケーブル 15 フレーム 16 エンジン停止手段 21 やスロットルボタン 22 スタータスイッチ 23 ストップモータ(又はフューエルカットモータ) 24 エンジンストップケーブル 25 アクセルコントロールケーブル 26 アクセルレバーブラケットアッセンブリ 26A リンク機構 27 ステアリングコラム 28 コントロールレバー 29 ストップレバー 30 キャブバックコントロール用スロットルレバー 31 レバー部材操作時検出手段としてのコントロール
レバーセンサ 41 アクセルレバー 41a ピン 42 接続金具 42a 長穴 71 モータ 72 モータ駆動力伝達用アーム 73 ロッカアーム 73A ストッパ部 74,74A コネクティングロッド 75 回転軸 76 軸 77A,77B アーム 77C ロッカアーム当接部 77 操作力伝達レバー 78 ブラケットアッセンブリ 78A,78B ブラケット 79A,79B ボルト 80 フォーク 80A 凹部 81 ソレノイド 82 ストッパ部材 82A ストッパ部材揺動軸 82B ストッパ面 83 ソレノイド
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI F02D 17/04 F02D 17/04 K 29/00 29/00 C 29/02 29/02 J K 45/00 310 45/00 310M (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F02D 9/00 - 11/10 F02D 29/00 - 29/06 F02D 41/00 - 45/00 395 B60K 41/00 - 41/28

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両のアクセルペダルに連動しエンジン
    の回転状態を制御するエンジン回転制御手段と、 該車両の変速段を自動変速しうる自動変速機構と、 該エンジンから車両走行目的以外に回転駆動力を取り出
    す駆動力取り出し機構と、 該アクセルペダルとは非連動に構成され該エンジン回転
    制御手段を操作することで該駆動力取り出し機構の作動
    を制御するレバー部材とをそなえた車両において、 該自動変速機のシフト位置を検出しうるシフト位置検出
    手段と、 該レバー部材を該エンジンの出力が最低となる位置に固
    定しうるレバー位置固定手段と、 該シフト位置検出手段からの検出信号に基づいて該変速
    機のシフト位置がニュートラル以外であると判断すると
    該レバー位置固定手段を通じて該レバー部材の位置を固
    定する制御手段とが設けられていることを特徴とする、
    駆動力取り出し機構付き車両のフェイルセーフ装置。
  2. 【請求項2】 該車両にパーキングブレーキが作動して
    いるとこれを検出しうるパーキングブレーキ検出手段を
    そなえ、 該制御手段が、該シフト位置検出手段からの検出信号に
    より該自動変速機のシフト位置がニュートラル以外であ
    るか又はパーキングブレーキ検出手段からの検出信号に
    よりパーキングブレーキが作動していないと判断される
    と該レバー位置固定手段により該レバー部材の位置を固
    定することを特徴とする、請求項1記載の駆動力取り出
    し機構付き車両のフェイルセーフ装置。
  3. 【請求項3】 車両のアクセルペダルに連動しエンジン
    の回転状態を制御するエンジン回転制御手段と、 該車両の変速段を自動変速しうる自動変速機構と、 該エンジンから車両走行目的以外に回転駆動力を取り出
    す駆動力取り出し機構と、 該アクセルペダルとは非連動に構成され該エンジン回転
    制御手段を操作することで該駆動力取り出し機構の作動
    を制御するレバー部材とをそなえた車両において、 該自動変速機のシフト位置を検出しうるシフト位置検出
    手段と、 該レバー部材を操作するとこれを検出しうるレバー部材
    操作時検出手段と、 該エンジンへの燃料供給を断って該エンジンを停止させ
    るエンジン停止手段と、 該シフト位置検出手段からの検出信号と該レバー部材操
    作時検出手段からの検出信号とに基づいて該自動変速機
    のシフト位置がニュートラル以外であると判断されたと
    きに該レバー部材の操作が検出されるとエンジン停止手
    段により該エンジンの作動を停止させる制御手段が設け
    られていることを特徴とする、駆動力取り出し機構付き
    車両のフェイルセーフ装置。
  4. 【請求項4】 該車両にパーキングブレーキが作動して
    いるとこれを検出するパーキングブレーキ検出手段をそ
    なえ、 該制御手段が、該シフト位置検出手段からの検出信号に
    基づいて該変速機のシフト位置がニュートラル以外であ
    ると判断したとき又はパーキングブレーキ検出手段から
    の検出信号に基づいて該パーキングブレーキが作動して
    いないと判断したときに、レバー部材操作時検出手段に
    より該レバー部材の操作が検出されると、該エンジン停
    止手段により該エンジンの作動を停止させるように構成
    されていることを特徴とする、請求項3記載の駆動力取
    り出し機構付き車両のフェイルセーフ装置。
JP30252894A 1994-12-06 1994-12-06 駆動力取り出し機構付き車両のフェイルセーフ装置 Expired - Fee Related JP3175508B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30252894A JP3175508B2 (ja) 1994-12-06 1994-12-06 駆動力取り出し機構付き車両のフェイルセーフ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30252894A JP3175508B2 (ja) 1994-12-06 1994-12-06 駆動力取り出し機構付き車両のフェイルセーフ装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH08158899A JPH08158899A (ja) 1996-06-18
JP3175508B2 true JP3175508B2 (ja) 2001-06-11

Family

ID=17910056

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP30252894A Expired - Fee Related JP3175508B2 (ja) 1994-12-06 1994-12-06 駆動力取り出し機構付き車両のフェイルセーフ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3175508B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
RU2267021C1 (ru) * 2004-07-05 2005-12-27 Открытое акционерное общество "ГАЗ" Система управления двигателем
CN101900038B (zh) * 2010-06-14 2013-03-06 王云龙 柴油舷外机紧急停车机构
JP2014121952A (ja) * 2012-12-21 2014-07-03 Hino Motors Ltd 制御装置、車両、および制御方法
CN115992769B (zh) * 2023-03-23 2023-06-23 潍柴动力股份有限公司 基于amt的发动机转速控制方法、装置、车辆及存储介质

Also Published As

Publication number Publication date
JPH08158899A (ja) 1996-06-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7209821B2 (en) Apparatus for controlling run of a car, and car using the apparatus
JP3175508B2 (ja) 駆動力取り出し機構付き車両のフェイルセーフ装置
US5215056A (en) Engine speed control system for a working vehicle
US20020056585A1 (en) Motor vehicle transmission system
JPH11500685A (ja) 制御システム
US10259462B2 (en) Method for coupling a power take-off
EP0323070A2 (en) Integrated engine/clutch control
US5083542A (en) Link mechanism for a vehicular cruise control apparatus
JP3565678B2 (ja) 車両の変速装置
US4602528A (en) Apparatus for controlling transmission gear shift selection
CA2409892A1 (en) Tracked vehicle
JP2007500300A (ja) 車両のエンジンの始動方法
JPH0270950A (ja) 燃料の供給制御装置
JPS61253224A (ja) 自動車用自動変速機
KR100316912B1 (ko) 차량용 반자동 변속기의 중립 제어방법
JPH0736102Y2 (ja) Lc付自動変速機を備えた車両用の内燃機関のスロットル開度制御装置
KR930007340B1 (ko) 자동차의 자동콘트롤 시스템
JPH068903Y2 (ja) 機械式自動変速機の制御装置
JP2589582Y2 (ja) 自動車用自動変速機のギヤセット告知装置
JPH07251646A (ja) 自動車用変速装置
KR200198935Y1 (ko) 자동차용 엔진의 아이들 콘트롤 장치
JPH0573354U (ja) トルクコンバータのロックアップ制御装置
JPH068027U (ja) 自動車のドア用インターロック装置
JPH04134955U (ja) 自動変速機制御装置
JPH0440982Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20010306

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R371 Transfer withdrawn

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R371

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees