JP3175500U - アスファルト保温シート - Google Patents

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Abstract

【課題】アスファルト合材を工場より現場へ運搬の際、配送中にアスファルト合材の温度の低下を防ぐために使用する、トラックの荷台を覆うシートを提供する。
【解決手段】シート1は保温シートの最上層となるものでありターポリン生地として防水性を保つ。又このシートをシルバー色とすることで耐候性を向上させる。シート2はポリエステル帆布である。耐油性に優れアスファルト合材に直接あたってもシートが溶けない為、最下層シートとして用いる。シート3はポリプロピレン製スパンボンドである。吸水性がなく断熱効果があり又シート3を2枚とし、3重の空気層を作り保温効果を高める。シート1とシート2の長辺、を熱溶着しシート3の2枚をこの溶着部に接着しない理由は、保温シート1の内部で空気が自由に行き渡り、均一な量の空気層7を作る為である。
【選択図】図2

Description

アスファルト合材を工場より現場に配送の際、アスファルト合材の温度の低下を防ぐ目的でトラックの荷台を覆うシートに関する。
従来、保温性に優れていて、アスファルトの付着の少ないアスファルト搬送用合材カバーとして、ポリエステル長繊維あるいはポリエステル紡績糸からなる基布の少なくとも片面がシリコン樹脂等の耐熱性樹脂で被覆されているシートの樹脂被覆面を外側にして該シートを2枚重ね、中間にポリエステル繊維からなる長繊維不織布を挟んで縫製するシートが知られていた。(例えば特許文献1参照)
特開平10−60812号公報
現状、アスファルト合材を現場に配送の際、アスファルト合材の温度の低下を防ぐ為トラックの荷台にシートを2枚掛けたりフェルト生地のシートを下に敷き上に通常トラックシートを掛けていたりシリコン製のシートを使用したりさまざまな手法にて温度の低下を防止していたが60分配送した場合温度の低下が激しくそのため、アスファルト合材が硬くなり、現場作業に支障があるためアスファルト合材の温度の低下を抑え軽量で使用しやすいシートが要望されていた。
シート2枚掛けの場合、シート掛け作業が非常に手間で温度の低下もありあまり保温性に適していない。
下地にフェルト生地を使用した場合、2枚掛けよりは保温性があるがフェルト生地が水を吸い込む為、雨天時には使用が困難となり、又フェルト生地に水を吸い込んだ場合その水によってアスファルト合材の温度の低下が著しく見られる。シリコン製シートを使用した場合シートの自重が非常に重たく又、価格も非常に高いため使用に適していない。
この考案は請求項1に記載した通りいずれも長方形であるターポリン生地からなるシート(1)とポリエステル帆布からなるシート(2)を重ね合わせ、該2枚のシートの間にこの2枚のシートよりも巾の狭いポリプロピレンからなるシート(3)を2枚はさんで4枚の積層シートとし長辺の2辺はシート(1)とシート(2)を熱溶着し、短辺の一方のは4枚の積層シートを縫着し他方の辺は縫着又は熱溶着のいずれかとしたことを特徴とするアスファルト用保温シートである。この考案にかかるターポリン生地は防水シートであって、保温するためのアスファルト合材に覆いかぶせて用いる場合、上方にくるシートである。このため防水性と共に保温効果をあげるためシルバー色にすると良い。
又、アスファルト合材に接するシートにはポリエステル帆布を用いており、この帆布は防水性、耐油製に優れアスファルト合材に直接あたっても溶けないシートである。
ポリプロピレン製シートはスパンボンドと呼ばれるシートであり、シート(1)とシート(2)の間に十分な空気層を作る為に2枚挟んだ。
以上のような構成とすることにより、次のような効果が得られた。
4重構造にすることにより空気の層が3段出来さらに保温性が高まる。
上面をターポリンシートにすることにより防水性のほかに外部に熱が漏れにくくシートを上から触っても大丈夫な表面温度になり熱が逃げない分エコ対策にもつながる。
4重構造の割にシートの厚みもあまりかさばらずシートの自重もトラックシート2枚に比べ軽量で非常に使用しやすい。アスファルト合材配送用シートは合材の付着や高温のため劣化が非常に激しく高額なシートを使用しても約1年ぐらいしか使用できず問題となっていたが本考案のシートは価格面も他社製品に比べ約6割程度の価格で販売ができる。
本考案のアスファルト保温シートの平面図。 図1の断面図を示す。(1)はA-A線断面図。(2)はB-B線断面図。
以下、図面に基づいて、実施例を説明する。
図1は本考案のアスファルト保温シートを上から見た平面図である。このシートの最上層にターポリン生地シルバー色からなるシート1であり、大きさは,10ton車仕様で巾2300mm、長さ5300mmとした、最下層のポリエステル帆布からなるシート2は、シート(1)と同じ大きさとし厚みは,0,58mmとした。この2枚のシートの間に巾2100mm長さ5300mm、のポリプロピレン製スパンボンドからなるシート(3)を挟んで積層した。
この4枚のシートを前側巾方向の一方の短辺は、ミシン縫製しミシン穴より中に入った空気の抜け口を作りミシン縫製(6)とした。このミシン縫製(6)は図1のA-A線断面図として、拡大したものが図2(1)である。長さ方向と他方の短辺である巾後側は図2(2)の断面図と同じように熱溶着し空気の漏れを最小限に抑え図2により4枚のシートは各シートの間に適当な空気層(7)が形成され、さらに保温効果があがった。尚、この実施例では、短辺の内、一辺を熱溶着としたが、短辺は2辺ともミシン縫製でも良い。
本考案の保温シート1と比較例としての保温シートの効果について測温テストを行った。表1の測定結果に基づいて説明する。本考案シートは前記シートを用いた。比較例1として他社製品下地フェルト生地、上面トラック用シートを用いた。比較例2としてトラック用シートの2枚掛けシートを用いた。平成24年1月18日(気温10℃)神奈川県株式会社NIPPO大和合材工場より実施、計測器はコンパクトサーモロガーAM−8000(安立計器株式会社製)を用いた。
測温条件は、トラックの荷台に積んだアスファルト合材の上にそれぞれ保温シートをかぶせて、トラックの荷台の前後、左右の6ヵ所の合材の上から5cmの深さに温度計を挿入した。そして、測温開始時と60分後の測温終了時の温度を記録した。その結果を表1に示す。
Figure 0003175500

注)単位は℃、少数点以下は四捨五入した。
表1の結果から、測定開始温度から60分後の測定終了時の間に下降する温度は、本考案シート1は平均降温(a−b)が10℃であるのに対し、比較例1及び比較例2のそれは15℃、17℃と大きく温度が下がっていることがわかる。また、トラック荷台の6ヵ所における温度巾の差は本考案シート1は4℃であるが、比較例1及び比較例2のそれは9℃、18℃となっている。
この温度巾の差は、すなわち6ヵ所の内いずれかに極端に温度の下がる個所があることを意味するもので有り、アスファルト合材の硬化が起き、作業性を悪くする原因となっている。尚、短辺の2辺とも縫着した本考案シート1についても前記と同じ測温テストを行ったが上記実施例の本考案シート1の結果と殆んど同じであった。
本考案のアスファルト保温シート1の構成について説明する。
シート(1)は保温シートの最上層となるものでありターポリン生地とすることで防水性の効果がある。又このシートをシルバー色とすることで耐候性の効果がある。シート(2)はポリエステル帆布である。耐油性に優れアスファルト合材に直接あたってもシートが溶けない為、最下層シートとして用いる。シート(3)はポリプロピレン製スパンボンドである。吸水性がなく断熱効果があり又シート(3)を2枚としたのは3重の空気層を作り保温効果を高める目的。
シート(1)とシート(2)の長辺、を熱溶着しシート(3)の2枚をこの溶着部に接着しない理由は,保温シート1の内部で空気が自由に行き渡り、均一な量の空気層7を作る為である。
更に短辺前部の一辺をシートを4枚重ねてミシンで縫製し他の一辺をミシン縫製又は,シート(1)とシート(2)を熱溶着するかのいずれかとしたのは適当な空気層をシート(1)内に維持する為である。
トラック運搬業界において活用できるものである。
1 保温シート
2 シート(1)
3 シート(2)
4 シート(3)
5 熱溶着
6 ミシン縫製
7 空気層

Claims (1)

  1. いずれも長方形であるターポリン生地からなるシート(1)とポリエステル帆布からなるシート(2)を重ね合わせ、該2枚のシートの間にこの2枚のシートより巾の狭いポリプロピレンからなるシート(3)を2枚はさんで4枚の積層シートとし、長辺の2辺はシート(1)とシート(2)を熱溶着し、短辺の1方の辺は4枚の積層シートを縫着し他方の辺は縫着又は,熱溶着のいずれかとしたことを特徴とする保温シート。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP5629040B1 (ja) * 2013-06-20 2014-11-19 フタバ産商株式会社 保温シート、トラック荷台用シート、および保温ケース
JP2015000480A (ja) * 2013-06-13 2015-01-05 株式会社ガイアートT・K アスファルト混合物用シート、アスファルト混合物の養生方法及び運搬方法

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