JP5819885B2 - アスファルト混合物用シート、アスファルト混合物の養生方法及び運搬方法 - Google Patents

アスファルト混合物用シート、アスファルト混合物の養生方法及び運搬方法 Download PDF

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本発明は、アスファルト混合物の温度低下を抑制するアスファルト混合物用シート、及びこれを用いたアスファルト混合物の養生方法並びに運搬方法に関するものである。
従来より、アスファルトと骨材とからなるアスファルト混合物が用いられている。このアスファルト混合物は、必要な密度を得るために高い温度で転圧することが必要であることから、アスファルト混合物の品質確保には温度管理が重要なファクターとなっていた。そのため、特に運搬時には、アスファルト混合物の温度低下の対策が必要であった。
このような問題を解決すべく、従前より、例えば特許文献1に開示されたような技術がある。この特許文献1に開示された技術は、アスファルト混合物の表面に被覆されるアスファルト混合物用シートであり、ターポリン生地からなるシートとポリエステル帆布からなるシートを重ね合わせ、該2枚のシートの間にこの2枚のシートより幅の狭いポリプロピレンからなるシートを2枚挟んで4枚の積層シートとしたものである。そして、アスファルト混合物を工事現場に運搬する際、荷台上に積み込まれたアスファルト混合物の表面にこのアスファルト混合物用シートを被せて保温した状態で運搬する。
実用新案登録第3175500号
しかしながら、上述した特許文献1に開示されたアスファルト混合物用シートでは、その保温性が十分でなく、長時間及び長距離の運搬はできなかった。この場合に、十分な保温性を確保するために、上記シートを複数枚重ねることも考えられる。ところが、シートが複数枚になると、アスファルト混合物を覆う際の手間が増える上に、未使用時には畳んで収納したり搬送することから、そのスペースが嵩張ることから利便性に欠けるという問題がある。
そこで、本発明は、上記のような問題を解決するものであり、アスファルト混合物の温度低下を抑制して、長時間(長距離)運搬可能とするとともに、断熱効率を高めて薄型化による省スペースを図ることができるアスファルト混合物用シート、アスファルト混合物用シートを用いたアスファルト混合物の養生方法、及びアスファルト混合物の運搬方法を提供することを解決すべき課題とする。
上記課題を解決するために、本発明は、アスファルト混合物を覆うためのシートであって、内部に空気層を保持し得る複数枚の可撓性材料で形成された保温層と、熱伝導性の低い断熱材の表面に、熱線反射性のフィルム材を貼着してなる熱遮断層と、透水性の低い素材で形成された防水層と、前記保温層の前記アスファルト混合物側の面に、撥油性の素材で形成された防汚層とを備え、前記保温層は、前記熱遮断層の前記アスファルト混合物側に配置され、前記熱遮断層は、前記フィルム材が前記保温層側に位置されるように配置され、前記防水層は、前記熱遮断層を覆うように配置され、前記防水層は、当該アスファルト混合物用シートの上面から、外縁部の下面にわたって配置されるとともに、前記防汚層は、当該アスファルト混合物用シートで前記アスファルト混合物を覆った際に、前記アスファルト混合物の表面に接触可能となっており、前記外縁部では、前記上面と前記下面との間に、前記各層の外縁部が挟持されることによって、固定されていることを特徴とする。
このような本発明によれば、熱遮断層のアスファルト混合物側に保温層が配置され、この保温層は、内部に熱遮断効果のある空気層を有しているので、高い保温性を有する。また、その保温層の上部には、断熱材と、熱線反射性のフィルム材からなる熱遮断層が配置されており、熱遮断層では、フィルム部材が保温層側に配置されているので、断熱材によって外気を遮断することで、外気温の影響を受け難くするとともに、フィルム材によって内部熱を内方へ反射させて、より保温効果を高めることができる。さらに、熱遮断層を覆うように防水層が配置されているので、気密性を高めて、風雨などの水分がシート内部へ浸透するのを防止し、温度低下を抑制できる。
このように保温性、熱遮断性、及び防水性の順でシートを形成させているので、アスファルト混合物の温度低下を抑制することができ、アスファルト混合物の品質を維持するとともに、運搬可能な距離(時間)を増大させることができる。また、本発明によれば、アスファルト混合物の温度低下を抑制することができるため、従来よりも出荷温度を抑えて出荷することができ、その結果、合材工場の燃料使用量を低減することが可能となり、二酸化炭素の削減にも貢献できる。ここで、「アスファルト混合物」とは、粗骨材、細骨材、及びアスファルトを所定の割合で加熱して混合した混合物が挙げられる。
上記発明において、保温層のアスファルト混合物側の面には、撥油性の素材で形成された防汚層をさらに備えている。このため、撥油性の素材で形成された防汚層によって、アスファルト混合物に接触する部分を保護することができ、アスファルト混合物からシートの保温層内部に水分が浸入されることを防止でき、保温効果を確保することができる。
上記発明において、防水層は、当該アスファルト混合物用シートの上面から、外縁部の下面にわたって配置され、外縁部では、上面と下面との間に、各層の外縁部が挟持されることによって、固定されている。このため、アスファルト混合物用シートの各層は、防水層の外縁部によって挟持されているので、アスファルト混合物用シートの熱が外部に放熱されることを防止でき、保温性を高めることができる。
なお、上記発明において、前記防水層は撥水加工され、前記防汚層の前記アスファルト混合物側の面には導電性を高める物質がコーティングされていることが好ましい。
また、上記発明において、前記保温層が、前記熱遮断層の前記アスファルト混合物側に配置され、前記防汚層が、アスファルト混合物の表面と接するように配置され、前記保温層の外縁部分が、前記防水層の外縁部によって下面まで挟持されることにより、前記保温層が外気と接触しないように配置されていることが好ましい。
上記アスファルト混合物用シートは、以下のような他の発明である、アスファルト混合物の養生方法及びアスファルト混合物の運搬方法に用いることができる。すなわち、養生方法の発明では、アスファルト混合物用シートを用いたアスファルト混合物の養生方法であって、加熱された状態のアスファルト混合物の表面上に、前記防汚層を介して、保温層が位置されるように、アスファルト混合物用シートでアスファルト混合物を覆うことを特徴とする。
このような本発明によれば、アスファルト混合物の表面にアスファルト混合物用シートを覆うので、アスファルト混合物の温度低下を抑制することができ、その結果、アスファルト混合物の品質を維持するとともに、運搬可能な距離(時間)を増大させることができる。
上記発明において、アスファルト混合物の表面に吸水性の素材で形成された吸水層を配置し、この吸水層を覆うようにしてアスファルト混合物用シートでアスファルト混合物を覆うことが好ましい。この場合には、アスファルト混合物と当該アスファルト混合物用シートとの間に発生した水分を吸収させることができるため、よりアスファルト混合物の品質を確保することができる。
また、運搬方法の発明は、アスファルト混合物用シートを用いたアスファルト混合物の運搬方法であって、移動可能な車体の荷台に、加熱された状態のアスファルト混合物を積載し、加熱された状態のアスファルト混合物の表面上に、前記防汚層を介して、保温層が位置されるように、アスファルト混合物用シートでアスファルト混合物を覆うことを特徴とする。
このような本発明によれば、荷台に載せたアスファルト混合物の表面にアスファルト混合物用シートを覆うので、アスファルト混合物の温度低下を抑制することができるため、アスファルト混合物の品質を維持するとともに、運搬可能な距離(時間)を増大させることができる。
上記発明において、アスファルト混合物の表面に吸水性の素材で形成された吸水層を配置し、この吸水層を覆うようにしてアスファルト混合物用シートでアスファルト混合物を覆うことが好ましい。この場合には、アスファルト混合物と当該アスファルト混合物用シートとの間に発生した水分を吸収させることができるため、よりアスファルト混合物の品質を確保することができる。
上記発明において、荷台の内側面と、荷台内に積載されたアスファルト混合物との間に、保温用パネルを介在させることが好ましい。この場合には、保温用パネルを介在させることで、アスファルト混合物の熱が熱伝導率の高い荷台の金属部材を通じて放熱されることを防止できるため、アスファルト混合物の温度低下を抑制することができる。その結果、アスファルト混合物の品質を維持するとともに、運搬可能な距離(時間)を増大させることができる。
以上述べたように、この発明によれば、アスファルト混合物の温度低下を抑制することができるため、アスファルト混合物の品質を維持するとともに、運搬可能な距離(時間)を増大させることができる。
実施形態に係るアスファルト混合物用シートの全体構成を示す斜視図である。 (a)は、実施形態に係るアスファルト混合物用シートの一部を切り欠いて示す斜視図であり、(b)は、実施形態に係るアスファルト混合物用シートの断面を側面より示す模式図である。 実施形態に係るアスファルト混合物用シートの固定状態を示す側部断面図である。 実施形態に係るアスファルト混合物にアスファルト混合物用シートを被せた状態を示す側部断面図である。 (a)は、実施形態に係る車体にアスファルト混合物を積載した状態を示す側部模式図であり、同図(b)は、上面図である。 実施形態に係る荷台に形成された保温用パネルを示す断面図である。 実施例に係るアスファルト混合物の養生状態を示す側部断面図である。 実施例に係るアスファルト混合物用シート及び他のアスファルト混合物用シートを用いたアスファルト混合物の温度変化を示すグラフである。
以下に添付図面を参照して、本発明に係るアスファルト混合物用シート、アスファルト混合物の養生方法、及びアスファルト混合物の運搬方法の実施形態を詳細に説明する。図1は、本実施形態に係るアスファルト混合物用シート1の全体構成を示す斜視図であり、図2(a)は、本実施形態に係るアスファルト混合物用シート1の一部を切り欠いて示す斜視図であり、同図(b)はその断面を示す模式図である。また、図3は、本実施形態に係るアスファルト混合物用シート1の固定状態を示す側部断面図である。
(アスファルト混合物用シート)
本実施形態に係るアスファルト混合物用シート1は、アスファルト混合物2の養生や運搬に際し、アスファルト混合物2を覆うためのシート部材であり、図1及び図2に示すように、本実施形態では、上面側の防水層10と、熱遮断層20と、下面に位置する保温層30とを重ね合わせて、外縁部13において縫合糸23で縫い合わせて構成されている。なお、シート周縁の外縁部13には、表裏に貫通する穴24が複数開けられている。
防水層10は、透水性の低い素材で形成され、外部から水分が浸透することを防止するシート部材であり、本実施形態では、防水層10として、防水又は撥水された綿繊維が材料として用いられている。なお、防水層は、防水性又は撥水性を有していればよく、ナイロン繊維やポリエステル繊維、ポリアミド繊維などの合成繊維、アセテート繊維などの半合成繊維、麻や羊毛のような天然繊維を単独で又は2種以上を混合して、織物や編物、不織布等、特に限定することなく用いることができる。また、防水加工、撥水加工の処理についても、各素材に適した処理であればよく、特に限定されるものではない。
熱遮断層20は、内部に設置されたアスファルト混合物2と外気とを遮断するシート部材であり、本実施形態では、熱伝導性の低い断熱材21の表面に、熱線反射性のフィルム材22を貼着して形成されている。本実施形態において、断熱材21は、断熱性を有するポリウレタンが材料として用いられている。また、フィルム材22は、アルミニウム箔が材料として用いられる。そして、このような熱遮断層20は、フィルム材22が保温層30側に配置されるようになっている。
なお、断熱材21としては、断熱性を有していればよく、例えば、グラスウール系やロックウール系に代表される繊維系断熱材、ポリスチレン、フェノールに代表されるプラスチック系断熱材、綿布などの利用も可能である。断熱材21の厚さは特に限定はないが、好ましくは1μm程度が好ましい。また、フィルム材22としては、熱線反射性を有していればよく、例えば、銀、金、銅、ロジウム、ニッケル、白金などの利用も可能である。
保温層30は、ポリエステル繊維などの可撓性材料で形成され、アスファルト混合物の熱を保温するシート部材であり、本実施形態では、一対の防汚層31,34の間に、内部層32,33が配置され、さらに、図2に示すように、保温層30内部に空気層35〜37が保持されるように形成されている。
本実施形態において、防汚層31は、保温層30の熱遮断層20側の面に形成されており、300デニールの繊維で基布が形成され、その基布に防水加工及びテフロン(登録商標)加工、若しくはフッ素加工等がされて、防水性、撥水性、撥油性、防汚性、及び防シミ性を有している。
一方、防汚層34は、保温層30のアスファルト混合物2側の面に形成され、150デニールの繊維で基布が形成され、その基布に防水加工及びテフロン(登録商標)加工、若しくはフッ素加工等がされて防水性、撥水性、撥油性、防汚性、及び防シミ性を有するとともに、導電性を高める物質がコーティングされて帯電性を有している。
内部層32,33は、ポリエステル繊維をフェルト状に形成したシート部材であり、耐熱性及び保温性を有している。なお、本実施形態において、内部層32,33は、密度150g/mであり、厚さ1.5mmtとなっている。
そして、防汚層31,34及び、内部層32,33との間には、熱伝導率の低い空気層35〜37が形成されている。具体的には、防汚層31と内部層32との間には空気層35が形成され、内部層32と内部層33との間には空気層36が形成され、内部層33、防汚層34との間には空気層37が形成されている。これらのような熱伝導率の低い空気層35〜37を3層形成させることで、保温層30の保温性を高めることができるようになっている。
また、このようなアスファルト混合物用シート1では、図3に示すように、防水層10は、当該アスファルト混合物用シート1の上面11から、外縁部13の下面12にわたって配置されており、外縁部13では、上面11と下面12との間に、各層の外縁部が挟持されている。そして、本実施形態では、上面11と下面12との間を縫合糸23によって縫着しており、各層の外縁部は固定される。また、本実施形態において、アスファルト混合物用シート1は、音波キルト加工処理が施されており、内側部分についても所定間隔で各層が接着されている。
なお、本実施形態において、保温層30は,ポリエステル繊維を材料として用いたが、これに限定するものではなく、各層の機能を有していればよく、各層を構成する構成繊維として、例えば天然繊維や合成繊維、及びこのような繊維の混紡に由来する布、不織布などを用いることができ、織物や編物などの構造とすることができる。天然繊維として、例えば綿、羊毛、絹、亜麻などを用いることができる。また合成繊維として、例えばナイロン、ポリアミド、アクリル、オレフィン、アラミド、ニトリル、スパンデックス、ビニルポリマー、またこのような繊維やポリマーの混成体などを用いることができる。
そして、このような構成からなるアスファルト混合物用シート1でアスファルト混合物2を被覆する場合、保温層30が、熱遮断層20のアスファルト混合物2側に配置され、熱遮断層20は、フィルム材22が保温層30側に向けられるように配置され、防水層10は、熱遮断層20を覆うように配置される。これにより、撥油性を有する防汚層34が、アスファルト混合物2の表面と接するようになる。また、保温層30の外縁部分は、防水層10の外縁部13によって下面まで挟持されているため、保温層30は外気と接触しないように配置されることとなる。なお、このようなアスファルト混合物用シート1の厚みは、種々変更可能であるが、アスファルト混合物2を積み下ろしが容易になるように軽量であって、折り畳みや丸めることができるように7mm程度が好適である。
(アスファルト混合物の養生方法)
上述したアスファルト混合物用シート1を用いて、本発明のアスファルト混合物2の養生方法を実施することができる。図4は、本実施形態に係るアスファルト混合物2にアスファルト混合物用シート1を養生した状態を示す側部断面図である。
図4に示すように、混練され加熱された状態のアスファルト混合物2の表面上に、保温層30が位置されるように、アスファルト混合物用シート1でアスファルト混合物2を覆う。この際、アスファルト混合物2の表面に、例えば、麻などの吸水性を有する素材で形成された吸水層41,42を2枚を配置し、この吸水層41,42を覆うようにしてアスファルト混合物用シート1でアスファルト混合物2を覆うようにしている。
(アスファルト混合物の運搬方法)
上述したアスファルト混合物用シート1を用いて、本発明のアスファルト混合物2の運搬方法を実施することができる。図5(a)は、実施形態に係る車体にアスファルト混合物を積載した状態を示す側部模式図であり、同図(b)は、上面図である。また、図6は、本実施形態に係る荷台に形成された保温用パネルを示す断面図である。
先ず、アスファルト混合物2の運搬方法を説明する前に、運搬用車両の一例である車5について説明する。車5は、移動可能な車体50と、車体50の後側に設けられ、加熱された状態のアスファルト混合物2を積載する荷台51と、荷台51に設けられる保温用パネル52とを備えて構成される。車体50の前側には運転キャビン54が設けられ、運転キャビン54の下部の車体前部及び車体後部には左右一対の前輪55及び後輪56が配設されている。このような車5は、図示しないエンジンからの動力を受けて回転駆動可能に構成されている。
保温用パネル52は、本実施形態においては、図5(b)に示すように、荷台51の運転キャビン54側の内側面51bと、両側側の内側面51a,51cとの3面に形成され、荷台51の内側面51a〜51cと、当該荷台51内に積載されたアスファルト混合物2との間に介在させられる。
この保温用パネル52は、グラスウール等の保温性又は断熱性を有する板状の部材であり、図6に示すように、荷台51の内側面と、ベニア板などの木材又は鉄板等の金属部材からなるあて材8とによって押させ、さらにクランプ7であて材8を介して締め付けられることで固定されている。なお、保温用パネル52は、グラスウールを素材としたが、本発明は、これに限定するものではなく、保温性又は断熱性を有すればよく、例えば、ロックウール系に代表される繊維系断熱材、ポリウレタン系やポリスチレン系、フェノール系に代表されるプラスチック系断熱材、綿布などの利用も可能である。
また、保温用パネル52の厚みは、アスファルト混合物2の熱が放熱されることを防止できればよく、種々変更可能であるが、本実施形態では、25mm程度となっている。
また、アスファルト混合物用シート1の上部には、複数の押圧部材6が配置される。押圧部材6は、アスファルト混合物用シート1の位置ずれを防止する部材であり、本実施形態では、所定の重さを有するゴム部材が用いられる。ゴム部材としては、天然ゴムのほか、ポリブタジエン系、ニトリル系、クロロプレン系の合成ゴムを用いることでき、また、押圧部材6は、例えば、銅などの金属部材を用いてもよい。
このように構成された車体50にアスファルト混合物2を積載させて運搬するには、移動可能な車体50の荷台51に、加熱された状態のアスファルト混合物2を積載する。そして、加熱された状態のアスファルト混合物2の表面上に、保温層30が位置されるように、アスファルト混合物用シート1でアスファルト混合物2を覆う。この際、アスファルト混合物2の表面に吸水層41,42を2枚配置し、この吸水層41,42を覆うようにしてアスファルト混合物用シート1を配置させる。その後、図5(b)に示すように、アスファルト混合物用シート1の上に押圧部材6を配置させて、シート1が運搬時の風で位置がズレることを防止している。また、この際、アスファルト混合物用シート1の穴24に紐部材を通して荷台51と結んで固定してもよい。
(作用・効果)
このような実施形態によれば、加熱された状態のアスファルト混合物2の表面上に、保温層30が位置されるように配置させるので、先ず、内部に熱遮断効果のある空気層35〜37を有する保温層30によって、アスファルト混合物2を保温する。そして、その保温層30の上部には、フィルム材22が保温層30側に配置されているので、フィルム材22の熱性反射性によって内部熱を逃がし難くしている。また、熱遮断層20の断熱材21によって外気を遮断しているので、外気温の影響を受け難くしている。これにより、より保温効果を高めることができる。さらに、熱遮断層20を覆うように防水層10が配置されているので、シート内部への水分の浸透を防止して、気密性を高めている。
このように保温性、熱遮断性、及び防水性の順でシートを形成させているので、アスファルト混合物2の温度低下を抑制することができ、アスファルト混合物2の品質を維持するとともに、運搬可能な距離(時間)を増大させることができる。また、本実施形態によれば、アスファルト混合物2の温度低下を抑制することができるため、従来よりも出荷温度を抑えて出荷することができ、その結果、合材工場の燃料使用量を低減することが可能となる。具体的には、出荷温度を押さえることで、燃料使用量を1トン当たり0.2L低減でき、CO排出量を年間約150t削減することができる。
特に、本実施形態において、保温層30のアスファルト混合物2側の面には、撥油性の素材で形成された防汚層34が配置されるように被覆させるので、アスファルト混合物2に接触する部分を保護することができるとともに、アスファルト混合物2からシートの保温層内部に水分が浸入されることを防止できる。また、保温層30の外縁部分は、防水層10の外縁部13によって下面まで挟持されているため、保温層30は外気と接触しないように配置されるため、保温効果を確保することができる。
また、本実施形態において、アスファルト混合物用シート1の各層10,20,30は、防水層10の外縁部13によって挟持されているので、アスファルト混合物用シートの熱が外部に放熱されることを防止できるため、保温性を高めることができる。
また、このようなアスファルト混合物用シート1は、厚みが7mm程度と薄いため、折り畳み又は丸めることができ、アスファルト混合物の積み込みや積み下ろしの作業が煩雑になることや、保管場所の確保が困難となることなく、操作性及び作業性を図ることができる。
また、本実施形態では、加熱された状態のアスファルト混合物2の表面上に、保温層30が位置されるように、アスファルト混合物用シート1でアスファルト混合物を覆うことで、アスファルト混合物の養生方法及びアスファルト混合物の運搬方法を実施できるので、アスファルト混合物2の品質を維持するとともに、運搬可能な距離(時間)を増大させることができる。
ここで、養生時及び運搬時においては、アスファルト混合物2の表面に吸水層41,42を二枚配置し、この吸水層41,42を覆うようにしてアスファルト混合物用シート1でアスファルト混合物2を覆っているので、アスファルト混合物2とアスファルト混合物用シート1との間に発生した水分を吸収させることができるため、よりアスファルト混合物2の品質を維持することができる。また、運搬時において、荷台51の荷台の内側面51〜51cと、荷台51内に積載されたアスファルト混合物2との間には、保温用パネル52を介在させているので、アスファルト混合物2の熱が熱伝導率の高い荷台51の金属部材を通じて放熱されることを防止できるため、アスファルト混合物2の温度低下を抑制することができる。その結果、より運搬可能な距離(時間)を増大させることができる。
次いで、本発明の実施例について以下に説明する。
(1)実施例1
先ず、アスファルト混合物用シート1の養生方法の室内における保温性能試験について説明する。図7は、本実施例1に係るアスファルト混合物2の養生状態を示す側部断面図であり、図8は、実施例に係るアスファルト混合物用シート1及び他のアスファルト混合物用シート1を用いたアスファルト混合物2の温度変化を示すグラフである。本実施例1における保温性能試験では、本発明の構成を備える供試体(長さ5.30m×幅1.27m)と、不織布に両面樹脂ライニングした既製の保温シートA(5.50m×1.27m)と、ポリエステル系樹脂に塩化ビニルがコーティングされた市販の防炎シートBとの比較を行った。
また、使用されるアスファルト混合物2としては、密粒度アスファルト混合物を各60Kg用意し、160℃に予熱した高温乾燥炉にて加熱養生を行ったものを使用する。
そして、図7に示すように、加熱養生をした密粒度アスファルト混合物2を、ダンプ荷台51を想定して、断熱材91上に配置された鉄板92上に配置し、麻シートである吸水層41,42を2枚と各種シートを1枚かけ、保温シート表面に温度計を設置するとともに、アスファルト混合物2内部に温度計を差し込む。そして、温度測定は内部温度が100℃を下回るまで、30分間隔でアスファルト混合物2の内部温度とアスファルト混合物用シート1表面温度を測定して比較を行った。
このような条件で行われた試験結果を図8に示す。図8は、本実施例1に係るアスファルト混合物2内部温度と、上面温度の経過時間毎の温度変化を示したグラフである。表1は、アスファルト混合物2内部温度110℃到達時の経過時間と各シート上面の測定温度を示す表である。
図8及び表1に示すように、本発明のアスファルト混合物用シート1は、比較対照とした既製シートA及びBよりも、混合物の内部温度が110℃まで低下する時間が235分と一番長く、高い保温効果を示した。
また、温度勾配で比較すると、本発明のアスファルト混合物用シート1は0.21℃/minとなり、シートAは0.26℃/minとなり、防炎シートは0.28℃/minとなり、アスファルト混合物用シート1が他の既製シートA及びBより値が小さいことから、長時間運搬時の優位性が検証された。
さらに、図8に示すようにアスファルト混合物用シート1は、シート上面に設置した熱電対による温度測定結果より、各経過時間毎の表面温度が一番低い結果が得られ、高い断熱効果が検証された。
(2)実施例2
次いで、アスファルト混合物用シート1の運搬方法の保温性能試験について説明する。本実施例2における保温性試験では、荷台51に積載したアスファルト混合物2に、先ず、2枚の吸水層41,42を被せ、その上から本発明の構成を備えるアスファルト混合物用シート1で覆った。また、この際、荷台51の内側面51〜51cと、荷台51内に積載されたアスファルト混合物2との間に、保温用パネル52を介在させているとともに、アスファルト混合物用シート1の上面には、押圧部材6を配置した。そして、気温21℃の条件で、所定の現場位置まで244分運搬した。
その結果、アスファルト混合物2の内部温度は、出荷時温度は176℃で、現場到着時の温度は171℃であった。運搬時間約4時間の低下温度が約5℃という良好な結果が得られ、高い保温効果が検証された。
このように、本実施例1及び2によって、室内試験と室外とで検証を行った。その結果、室内試験では、既製のものよりも1.2倍程度の保温時間があり、既製のシートA及びBよりも高い保温性能を持つことが確認された。また、室外試験では、約4時間の運搬での温度低下が5℃であり、長時間のアスファルト混合物運搬にも適用し得ることが確認できた。
これにより、本発明は、アスファルト混合物2の温度低下を抑制することができるため、アスファルト混合物2の品質を維持するとともに、運搬可能な距離(時間)を増大させることができることが検証された。
A,B…既製シート
1…アスファルト混合物用シート
2…アスファルト混合物
5…車
6…押圧部材
7…クランプ
8…あて材
10…防水層
20…熱遮断層
21…断熱材
22…フィルム材
23…縫合糸
24…穴
30…保温層
31,34…防汚層
32,33…内部層
35〜37…空気層
41,42…吸水層
50…車体
51…荷台
51a〜51c…内側面
52…保温用パネル
54…運転キャビン
55…前輪
56…後輪
91…断熱材
92…鉄板

Claims (8)

  1. アスファルト混合物を覆うためのシートであって、
    内部に空気層を保持し得る複数枚の可撓性材料で形成された保温層と、
    熱伝導性の低い断熱材の表面に、熱線反射性のフィルム材を貼着してなる熱遮断層と、
    透水性の低い素材で形成された防水層と
    前記保温層の前記アスファルト混合物側の面に、撥油性の素材で形成された防汚層と
    を備え、
    前記保温層は、前記熱遮断層の前記アスファルト混合物側に配置され、
    前記熱遮断層は、前記フィルム材が前記保温層側に位置されるように配置され、
    前記防水層は、前記熱遮断層を覆うように配置され
    前記防水層は、当該アスファルト混合物用シートの上面から、外縁部の下面にわたって配置されるとともに、前記防汚層は、当該アスファルト混合物用シートで前記アスファルト混合物を覆った際に、前記アスファルト混合物の表面に接触可能となっており、
    前記外縁部では、前記上面と前記下面との間に前記各層の外縁部が挟持され、前記外縁部において縫合糸で縫い合わせられることによって、固定されている
    ことを特徴とするアスファルト混合物用シート。
  2. 前記防水層は撥水加工され、前記防汚層の前記アスファルト混合物側の面には導電性を高める物質がコーティングされていることを特徴とする請求項1に記載のアスファルト混合物用シート。
  3. 前記保温層が、前記熱遮断層の前記アスファルト混合物側に配置され、前記防汚層が、アスファルト混合物の表面と接するように配置され、前記保温層の外縁部分が、前記防水層の外縁部によって下面まで挟持されることにより、前記保温層が外気と接触しないように配置されていることを特徴とする請求項1及び2に記載のアスファルト混合物用シート。
  4. 請求項1乃至請求項3の何れか一つに記載のアスファルト混合物用シートを用いたアスファルト混合物の養生方法であって、
    加熱された状態のアスファルト混合物の表面上に、前記防汚層を介して、前記保温層が位置されるように、前記アスファルト混合物用シートで前記アスファルト混合物を覆う
    ことを特徴とするアスファルト混合物の養生方法。
  5. 前記アスファルト混合物の表面に吸水性の素材で形成された吸水層を配置し、この吸水層を覆うようにして前記アスファルト混合物用シートで前記アスファルト混合物を覆うことを特徴とする請求項4に記載のアスファルト混合物の養生方法。
  6. 請求項1乃至請求項3の何れか一つに記載のアスファルト混合物用シートを用いたアスファルト混合物の運搬方法であって、
    移動可能な車体の荷台に、加熱された状態のアスファルト混合物を積載し、
    前記加熱された状態のアスファルト混合物の表面上に、前記防汚層を介して、前記保温層が位置されるように、前記アスファルト混合物用シートで前記アスファルト混合物を覆う
    ことを特徴とするアスファルト混合物の運搬方法。
  7. 前記アスファルト混合物の表面に吸水性の素材で形成された吸水層を配置し、この吸水層を覆うようにして前記アスファルト混合物用シートで前記アスファルト混合物を覆うことを特徴とする請求項6に記載のアスファルト混合物の運搬方法。
  8. 前記荷台の内側面と、当該荷台内に積載された前記アスファルト混合物との間に、保温用パネルを介在させることを特徴とする請求項6又は7に記載のアスファルト混合物の運搬方法。
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